アルストム(Alstom)のトラムトレイン(Tram-Train),レギオシタディス
(RegioCitadis)は,オランダのハーグ(Den Haag/The Hague)では2006年に
正味1ヶ月しか旅客営業を行なえませんでしたが,2004年に導入している
ドイツのカッセル(Kassel)を中心としたヘッセン州北部(Nordhessischen)
地域では,特に大きな問題もなく運行されているようです.
2006年9月に現地を視察され,その後も調査研究を行なっている人から,
同年12/10のダイヤ改正でのレギオシタディスの動向についてお知らせを
いただきました.
カッセル近郊で通勤鉄道を運営するRBKは,レギオシタディスを使った
レギオトラム(RegioTram)のRT4系統を,12/10ダイヤ改正から開設して
います.これは新線ではなく,インフラ会社DB Netz AGの既存路線上を,
Kurhessenbahn(クーァ ヘッセン鉄道)が運行?するDB Regioブランドの
列車とともに走ります.
RBK : Regionalbahn Kassel
RT4系統は,カッセル中央駅(Kassel Hauptbahnhof)から西を目指して,
途中のObervellmar駅からは電化されていない区間に入り,Weimarを経て
Wolfhagen駅まで結ぶ路線です.なお,この乗入れを契機に,Wolfhagen
駅も自動信号化されました.
現時点では,カッセル側は中央駅発着となりますが,2007年夏になれば,
現在建設中の中央駅の地下路線が開通し,中央駅を通ってそのまま路面
電車の走るカッセルの市内線まで乗入れする予定です.
非電化区間があるため,10本だけのレギオシタディスのハイブリッド版
(Dieselhybridfahrzeugen)の限定運用になります.ハイブリッドですが,
カッセル中央駅とObervellmar駅間は交流電化のため,ここは架線下DC
(ディーゼルカー)状態です.
この車両は,ディーゼル運転と直流電化区間での電気運転の2方式の間で
ハイブリッド可能ですが,交流電化区間では電気運転できません.本領を
発揮するのは,中央駅(Kassel Hbf)の地下スルー区間が完成して,直流
電化の市内線へ直通する時になります.
一方で12/10の冬ダイヤ改正では,レギオトラム(RegioTram)のRT2系統が
大幅縮小となりました.これまでも朝夕3往復のみでしたが,朝の上り
カッセル方面への片道1本だけになります.この系統はカッセル市内線の
トラム4系統と重複していて,唯一途中のKaufungenで貨物線にバイパス
することによる快速運転が売りでした.この貨物線が非電化のために,
2006年1月からレギオシタディスのハイブリッド車が初めて営業運行を
行い,こちらは実際に動力切替えも実施されていました.
2006/1/07 ハイブリッド トラム運転開始ほか
2006/1/31 ハイブリッド レギオトラム早くもダウン?
RT2のハイブリット車による運用自体は,元々デモンストレーション的な
要素があるとも言われていて,快速運転でも短縮時間は数分程度である
こともあり,RT4系統の運転開始を契機に1本を除き撤退したとも考えられ
ますが,背景には連邦政府からの補助金削減という問題もありました.
2006/7/09 予算削減でRegioTramに打撃
1994年に行なわれたドイツ鉄道(DB)の改革により,地域内の鉄道輸送は
これまでの連邦政府から,州へ権限が委譲されました.財政的な責任も
州が負うことになりますが,連邦政府から州にRegionalisierungsmittel
(地域への権限委譲資金)と呼ばれる補助金が,毎年数十億ユーロ単位で
交付されることになります.
各州はこれを元手に州内の鉄道輸送に投資し,各地で新しい会社が設立
されました.これらの会社がDB Regioとは別に列車を運行することにより
競争原理も働いて,十年間はうまく機能していました.
ところが,連邦政府の財政が火の車に陥り,その赤字額がユーロ導入を
定めたマーストリヒト条約(欧州連合条約)の条件にあわなくなるため,
そのツケはRegionalisierungsmittelの減額という形で支払われます.
連邦からの補助金が減らされると,州内の地域鉄道で運賃値上げや運転
本数削減が懸念されます.これを防ぐために連邦は一部を補填しますし,
付加価値税が2007年からドイツでは16%から19%に引き上げられ,その増税
分は州にも流れることになりますが,それでも以前より資金が減ること
には変わりないようです.
この部分はかなり端折っていますし,誤りがあるかもしれませんので,
本格的に調べたいかたは,下のリンク先などもご参照ください.
結局,ヘッセン州北部の公共交通機関を統括し,共通運賃をしくNVVは,
12/10ダイヤ改正と同時に,平均5.8%の運賃値上げを行いました.
NVV : Nordhessischen Verkehrsverbund (北部ヘッセン交通連合)
また,7/09付けの過去ログの追記に記したように,RT3の運転区間短縮も
実施されました.カッセル中央駅からHofgeismarか,一つ先Hofgeismar
Hümmeまでの運転がほとんどで,当初運転されていたWarburgまでは廃止
こそ免れたものの,数便に減ります.もっとも,WarburgにはDB Regioが
運行するRE(R3系統)がカッセルから走っていますので,通学を除き著しく
不便になることはないようです.
その他に,RegioTramではありませんが,HLBが運行するR39系統が補助金
削減の影響で減便されます.その一方で,新会社による運転も開始されて
います.前述のHLBとハンブルグのHHAが出資するcantusが新たに参入し,
シュタットラー レール(Stadler Rail)製の新型近郊電車モデル,FLIRTを
カッセルからゲッティンゲン(Göttingen)やフルダ(Fulda)などへ向かう,
4つの系統(R1,R5,R6,R7)に投入しています.
HLB : Hessische Landesbahn GmbH
HHA : Hamburger Hochbahn AG
cantus : cantus Verkehrsgesellschaft mbH
FLIRT : Flinker Leichter Innovativer Regional-Triebzug の頭文字
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
Schienenverkehrsplan 2006 (系統図 - JPGファイル)
Linienübersicht RegioTram (系統別運転区間と時刻表へのリンク)
(NVV 公式サイトへのリンク)
FLIRTが走る区間 : Streckennetz (系統図と時刻表へのリンク)
(cantus 公式サイトへのリンク)
鉄道とバスの運転本数削減で,通学が大変になったという記事 :
27.12.2006 Schüler bleiben manchmal stehen
(HNA.de ニュースへのリンク)
HLBが運行するR39系統(Kassel - Bad Wildungen間)が,ダイヤ改正で平日
4往復だけに削減されることを伝える記事 :
30.11.2006 Nur vier Züge am Tag
(HNA.de ニュースへのリンク)
ヘッセン州(NVVとRMV)における地域鉄道への補助金の削減 :
20.09.2006 Zuschuss trotz Kürzungen beim NVV
(BahnInfo へのリンク)
補助金削減が地域内鉄道輸送の復興を脅かすとする専門誌の記事 :
September 2006 Funding cutbacks threaten regional revival
(Railway Gazette ニュースへのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
2006年12月31日
2006年12月30日
【ハーグ】HTMは脱線可能性を事前認識?
16億ユーロが投じられたランドシュタットレール(RandstadRail)を最初に
取り上げた時,これほどまでこのトラムトレインをここに書くことになる
とは,想像していませんでした.
デンハーグ(Den Haag)と,ズーテルメール(Zoetermeer)やロッテルダム
(Rotterdam)を結ぶランドシュタットレールは,ハーグ郊外のNootdorp駅
からロッテルダムのRotterdam Hofplein駅までを除き,依然としてバス
代行が続いています.この路線のために50本導入したレギオシタディス
(RegioCitadis)による運転再開は,2007年春とみられています.
ここまでの経緯は,文末にリストを載せた過去ログもご覧ください.
先日,長期運休の引き金となった11月下旬に発生した脱線の調査報告が,
1/10か1/11に行なえるようになると,HTMと,1月から民営化?されるRETが
発表していました.
HTM : HTM Personenvervoer
(ハーグの公共交通で,前身は,Haagsche Tramweg-Maatschappij)
RET : Rotterdamse Elektrische Tram (ロッテルダムの公共交通)
脱線原因は,その報告が公開されるまで推測の域を出ませんが,前回の
ご紹介のあとも,曲線区間でのカントが問題視されているという報道が
出ていました.カント(verkanting)とは,言うまでもなくカーブでの外側
レールを内側のレールよりも高く敷設することで,これにより遠心力の
影響を抑え,車両の走行安定性と乗り心地を高めるものです.
報道ではカント自体に問題があったわけではなく,カント量なども基準の
範疇であるものの,レギオシタディスのほうがそれに対応できなかった,
これまで全く問題なかったHTMトラム車両とは,動きが異なっていたと
いうようなことが記されています.ここで前回指摘されていた,レールと
接する車輪の輪郭,踏面形状の問題につながってくるのかもしれません.
しかも,レギオシタディスが脱線した,デンハーグ中央駅(Den Haag
Centraal)とTernoot駅の間には,その危険性があることを,HTMは事前に
認識していたというのです.
営業開始は準備不足だったのではないかとの指摘を否定した上で,日本
なら感覚を疑われるような発言を,HTMの責任者が行なったことを記した
記事が一つありました.それは,脱線の可能性はカントのある問題の曲線
上を,低速で通過した時だけ高くなるもので,その場所で徐行する理由は
なく,仮に低速で脱線したとしても,低速なのでけが人は出ず安全という
ようなことです.
発言内容はさておき,曲線の低速走行で脱線と言えば,各車輪に掛かる
重量が不均等になり軸重抜けという事象が生じ,速度が低く軸重抜けの
時間が長引いたため脱線したとされるケースが,日本で発生しています.
両者を結びつけるのは短絡的ですし,台車構造も全く異なるでしょう.
どの車輪が脱線したのかさえ不明ですが,HTMのトラムは連接台車がある
のに対して,レギオシタディスには一般の鉄道車両のように中間車体に
台車が2つあり,合計8つの車輪があります.
さらに,HTMトラムとの最大の違いは,低床化を果たすため,中間車体の
台車にある左右の車輪同士は,門型の車軸(portal axles)でつながり,
それぞれは独立して回転します.この台車の設計そのものは,レギオ=
シタディス用に新しくおこされたものですが,構造自体は今では低床式
路面電車に多くみられるものです.
レギオシタディスが脱線した現場は,はっきりとは特定できませんが,
いずれにしても高架線上になります.もしも,軌道を根本から敷き直す
必要が出てくると,相当な時間が掛かるとみられています.
いずれにしても,1月中旬には状況が見えてくるかもしれません.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
1月中旬に脱線原因が報告される予定と告げる記事 :
28 dec 2006 Resultaten onderzoek RandstadRail in januari bekend
(Telegraaf ニュースへのリンク)
問題の場所は脱線の危険性があり,HTMがそれを知っていたとする記事 :
14 december 2006 (=脱線からおよそ2週間後)
RandstadRail-trein vloog uit speciale ‘achtbaanbocht’
(Volkskrant ニュースへのリンク)
14-12-2006 Rust voor RandstadRail
(Algemeen Dagblad ニュースへのリンク)
路面電車と普通鉄道では,車輪と軌道が異なることを,一部図解入りで
説明しているまとめページ :
Verschil tussen trein- en tramspoor
(Wikipedia オランダ語版へのリンク)
オランダの路面電車では,急曲線で一般的に鉄道ではあってはならない
フランジ走行が行なわれていると記されているようです.
様々な言語で解説されることの多いウィキペディアで,この項目は現在
オランダ語だけです.
レギオシタディスの基本データ : (ALSTOM Germany 公式サイト)
RegioTram for RandstadRail (PDFファイル)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
RandstadRail脱線事故以降の過去ログ リスト :
2006/12/09 脱線原因はトラムトレイン特有か?
2006/12/01 ランドシュタットレールまた脱線
2006/11/12 ロッテルダムとメトロで直結
2006/11/04 中央駅で運行開始間もないLRV脱線
RandstadRail 脱線事故以前の過去ログ リスト :
2006-10-28 10/29よりRandstadRail一部運転
2006/09/03 トラムトレイン10月までお預け
2006/8/26 在来線のライトレール化遅れる
取り上げた時,これほどまでこのトラムトレインをここに書くことになる
とは,想像していませんでした.
デンハーグ(Den Haag)と,ズーテルメール(Zoetermeer)やロッテルダム
(Rotterdam)を結ぶランドシュタットレールは,ハーグ郊外のNootdorp駅
からロッテルダムのRotterdam Hofplein駅までを除き,依然としてバス
代行が続いています.この路線のために50本導入したレギオシタディス
(RegioCitadis)による運転再開は,2007年春とみられています.
ここまでの経緯は,文末にリストを載せた過去ログもご覧ください.
先日,長期運休の引き金となった11月下旬に発生した脱線の調査報告が,
1/10か1/11に行なえるようになると,HTMと,1月から民営化?されるRETが
発表していました.
HTM : HTM Personenvervoer
(ハーグの公共交通で,前身は,Haagsche Tramweg-Maatschappij)
RET : Rotterdamse Elektrische Tram (ロッテルダムの公共交通)
脱線原因は,その報告が公開されるまで推測の域を出ませんが,前回の
ご紹介のあとも,曲線区間でのカントが問題視されているという報道が
出ていました.カント(verkanting)とは,言うまでもなくカーブでの外側
レールを内側のレールよりも高く敷設することで,これにより遠心力の
影響を抑え,車両の走行安定性と乗り心地を高めるものです.
報道ではカント自体に問題があったわけではなく,カント量なども基準の
範疇であるものの,レギオシタディスのほうがそれに対応できなかった,
これまで全く問題なかったHTMトラム車両とは,動きが異なっていたと
いうようなことが記されています.ここで前回指摘されていた,レールと
接する車輪の輪郭,踏面形状の問題につながってくるのかもしれません.
しかも,レギオシタディスが脱線した,デンハーグ中央駅(Den Haag
Centraal)とTernoot駅の間には,その危険性があることを,HTMは事前に
認識していたというのです.
営業開始は準備不足だったのではないかとの指摘を否定した上で,日本
なら感覚を疑われるような発言を,HTMの責任者が行なったことを記した
記事が一つありました.それは,脱線の可能性はカントのある問題の曲線
上を,低速で通過した時だけ高くなるもので,その場所で徐行する理由は
なく,仮に低速で脱線したとしても,低速なのでけが人は出ず安全という
ようなことです.
発言内容はさておき,曲線の低速走行で脱線と言えば,各車輪に掛かる
重量が不均等になり軸重抜けという事象が生じ,速度が低く軸重抜けの
時間が長引いたため脱線したとされるケースが,日本で発生しています.
両者を結びつけるのは短絡的ですし,台車構造も全く異なるでしょう.
どの車輪が脱線したのかさえ不明ですが,HTMのトラムは連接台車がある
のに対して,レギオシタディスには一般の鉄道車両のように中間車体に
台車が2つあり,合計8つの車輪があります.
さらに,HTMトラムとの最大の違いは,低床化を果たすため,中間車体の
台車にある左右の車輪同士は,門型の車軸(portal axles)でつながり,
それぞれは独立して回転します.この台車の設計そのものは,レギオ=
シタディス用に新しくおこされたものですが,構造自体は今では低床式
路面電車に多くみられるものです.
レギオシタディスが脱線した現場は,はっきりとは特定できませんが,
いずれにしても高架線上になります.もしも,軌道を根本から敷き直す
必要が出てくると,相当な時間が掛かるとみられています.
いずれにしても,1月中旬には状況が見えてくるかもしれません.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
1月中旬に脱線原因が報告される予定と告げる記事 :
28 dec 2006 Resultaten onderzoek RandstadRail in januari bekend
(Telegraaf ニュースへのリンク)
問題の場所は脱線の危険性があり,HTMがそれを知っていたとする記事 :
14 december 2006 (=脱線からおよそ2週間後)
RandstadRail-trein vloog uit speciale ‘achtbaanbocht’
(Volkskrant ニュースへのリンク)
14-12-2006 Rust voor RandstadRail
(Algemeen Dagblad ニュースへのリンク)
路面電車と普通鉄道では,車輪と軌道が異なることを,一部図解入りで
説明しているまとめページ :
Verschil tussen trein- en tramspoor
(Wikipedia オランダ語版へのリンク)
オランダの路面電車では,急曲線で一般的に鉄道ではあってはならない
フランジ走行が行なわれていると記されているようです.
様々な言語で解説されることの多いウィキペディアで,この項目は現在
オランダ語だけです.
レギオシタディスの基本データ : (ALSTOM Germany 公式サイト)
RegioTram for RandstadRail (PDFファイル)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
RandstadRail脱線事故以降の過去ログ リスト :
2006/12/09 脱線原因はトラムトレイン特有か?
2006/12/01 ランドシュタットレールまた脱線
2006/11/12 ロッテルダムとメトロで直結
2006/11/04 中央駅で運行開始間もないLRV脱線
RandstadRail 脱線事故以前の過去ログ リスト :
2006-10-28 10/29よりRandstadRail一部運転
2006/09/03 トラムトレイン10月までお預け
2006/8/26 在来線のライトレール化遅れる
2006年12月29日
【ワシントンDC】来年は市電も戻ってくる
昨年よりメジャーリーグの球団の一つが,本拠地を首都ワシントンDCに
移して,ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)と名前が改め
られたその球団は,今年から地元のグループがオーナーになっています.
実に33年振りで,ワシントンDCにMLBの球団が戻ってきたわけですが,
今度は更にその前に消え去っていた,トロリー(路面電車)が来年にも街に
戻ってくるという話が話題になっています.
MLB : Major League Baseball
最初のパイロット路線とも言える約2マイル(3キロ強)は,2007年にも開業
する予定です.市が2500万ドルを投じて建設するこの路線は,いずれは
対岸にまで路線を伸ばし,2008年シーズンから使用される予定の新球場,
Nationals Ballparkのそばも通ることになっているそうです.
市の当初の計画では市電は,2007年に開業する,アナコスティア川沿いの
路線(Anacostia line)と,以前にもご紹介しているHストリート沿いの
路線だけでしたが,今では市内の主要な7ルートに,ストリートカーを
走らせたいとしています.
経済発展に弾みをつけ,騒音や公害を減らし,渋滞を緩和させることが
狙いです.ワシントンDCは,ロサンゼルスやサンフランシスコに次いで,
米国で3番目に渋滞の激しい街でした.
地元選出の連邦下院議員は,過半数の議席を得た民主党が,2007年1月
から議会をリードしていくことになるので,今後は全米各地へのライト
レールなどへの資金援助が増えるだろうとみています.
DCの東側を流れるアナコスティア川(Anacostia River)の南東部側は,
生活の苦しい人たちが多く,失業率も16%台になり,全米平均の3倍以上と
なっています.路面電車をこの地域に走らせることで,他の多くの地域で
みられてきた経済効果が起こることを,市は期待しています.
ポートランドでは,市電開通で路線から2ブロックの範囲に,総額で23億
ドルに及ぶ投資がされました.
Anacostia lineの具体的な開業スケジュールなどは,今回の記事では報じ
られていません.
使用する車両は,チェコのInekonグループが製造していますが,ポート
ランドと抱き合わせの発注で,ポートランドへの納入すら大幅に遅れて
いることから,少なくとも車両の面においては,ワシントンDCでも相当な
影響を受けているのでしょう.
関連過去ログ : 2006/12/08 【ポートランド】市電オストラヴァで試運転
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
Dec. 27 Washington Trolleys Go Back on Track in Mass Transit Encore
(Bloomberg ニュースへのリンク)
Saturday, December 02, 2006 Anacostia streetcar update
(Rebuilding Place in the Urban Space ブログへのリンク)
下記DDOT公式サイトでは,2007年晩春とある開業予定が,このブログでは
2007年晩秋となっていました.
上のブログにも車両の絵がありますが,オリジナルと思われる画像は,
下記ページからワンクリックで見ることが出来ます.
* DDOT Streetcar Project Vehicles (車両)
* Proposed Alignments (詳細な路線計画図)
South Capitol Street, SW, and Fifth Sterlingをクリックすると,PDF
ファイル形式でAnacostia Lineの地図を見ることができます.
Great Streets Initiative: H Street, NE, and Benning Road, NEは,
Hストリートを走る計画の別サイトへのリンクになります.
(Government of the District of Columbia 公式サイトへのリンク)
ワシントンDC向け車両,INEKON 12 - TRIOでは,ハイドロニューマチック
サスペンション(hydro-pneumatic suspension),ガスとバネを組み合せた
システムが採用されて,床面の高さを一定に保つそうです.
Low-floor tramway INEKON 12 TRIO
(INEKON GROUP 公式サイトへのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
ワシントンDC 市電,路面電車 関連 過去ログ :
2006/1/24 道路改良工事と同時に軌道を
移して,ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)と名前が改め
られたその球団は,今年から地元のグループがオーナーになっています.
実に33年振りで,ワシントンDCにMLBの球団が戻ってきたわけですが,
今度は更にその前に消え去っていた,トロリー(路面電車)が来年にも街に
戻ってくるという話が話題になっています.
MLB : Major League Baseball
最初のパイロット路線とも言える約2マイル(3キロ強)は,2007年にも開業
する予定です.市が2500万ドルを投じて建設するこの路線は,いずれは
対岸にまで路線を伸ばし,2008年シーズンから使用される予定の新球場,
Nationals Ballparkのそばも通ることになっているそうです.
| 追記 : 2007/1/06 その後の報道によれば,1千万ドルを投じたAnacostia駅から Bolling Air Force Base(空軍基地)までの1.1マイル区間を, 2008年春に開業することを現在目指しているようです. 当初2006年秋開業予定でしたが,土地所有権や契約上の問題 から遅れているようです. January 5, 2007 Streetcars return to D.C. (The Washington Times ニュースへのリンク) |
市の当初の計画では市電は,2007年に開業する,アナコスティア川沿いの
路線(Anacostia line)と,以前にもご紹介しているHストリート沿いの
路線だけでしたが,今では市内の主要な7ルートに,ストリートカーを
走らせたいとしています.
経済発展に弾みをつけ,騒音や公害を減らし,渋滞を緩和させることが
狙いです.ワシントンDCは,ロサンゼルスやサンフランシスコに次いで,
米国で3番目に渋滞の激しい街でした.
地元選出の連邦下院議員は,過半数の議席を得た民主党が,2007年1月
から議会をリードしていくことになるので,今後は全米各地へのライト
レールなどへの資金援助が増えるだろうとみています.
DCの東側を流れるアナコスティア川(Anacostia River)の南東部側は,
生活の苦しい人たちが多く,失業率も16%台になり,全米平均の3倍以上と
なっています.路面電車をこの地域に走らせることで,他の多くの地域で
みられてきた経済効果が起こることを,市は期待しています.
ポートランドでは,市電開通で路線から2ブロックの範囲に,総額で23億
ドルに及ぶ投資がされました.
Anacostia lineの具体的な開業スケジュールなどは,今回の記事では報じ
られていません.
使用する車両は,チェコのInekonグループが製造していますが,ポート
ランドと抱き合わせの発注で,ポートランドへの納入すら大幅に遅れて
いることから,少なくとも車両の面においては,ワシントンDCでも相当な
影響を受けているのでしょう.
関連過去ログ : 2006/12/08 【ポートランド】市電オストラヴァで試運転
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
Dec. 27 Washington Trolleys Go Back on Track in Mass Transit Encore
(Bloomberg ニュースへのリンク)
Saturday, December 02, 2006 Anacostia streetcar update
(Rebuilding Place in the Urban Space ブログへのリンク)
下記DDOT公式サイトでは,2007年晩春とある開業予定が,このブログでは
2007年晩秋となっていました.
上のブログにも車両の絵がありますが,オリジナルと思われる画像は,
下記ページからワンクリックで見ることが出来ます.
* DDOT Streetcar Project Vehicles (車両)
* Proposed Alignments (詳細な路線計画図)
South Capitol Street, SW, and Fifth Sterlingをクリックすると,PDF
ファイル形式でAnacostia Lineの地図を見ることができます.
Great Streets Initiative: H Street, NE, and Benning Road, NEは,
Hストリートを走る計画の別サイトへのリンクになります.
(Government of the District of Columbia 公式サイトへのリンク)
ワシントンDC向け車両,INEKON 12 - TRIOでは,ハイドロニューマチック
サスペンション(hydro-pneumatic suspension),ガスとバネを組み合せた
システムが採用されて,床面の高さを一定に保つそうです.
Low-floor tramway INEKON 12 TRIO
(INEKON GROUP 公式サイトへのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
ワシントンDC 市電,路面電車 関連 過去ログ :
2006/1/24 道路改良工事と同時に軌道を
2006年12月28日
【芝生軌道】テネリフェ島でも採用される
鉄道はレール上しか走れないことが柔軟性を損ない弱点とされますが,
反対に軌道さえしっかりしていれば,周囲は芝生だろうが噴水だろうが
理屈の上では何でもありなわけで,都市の緑化に貢献するだけでなく,
防音効果もあるとされている芝生軌道という,自動車道ではまず不可能な
発想も生まれてくるわけです.
今や欧州のあちこちで見られる芝生軌道の発祥地はどこなのでしょう?
目の覚めるような緑のビロードを思わせる芝生軌道と言えば,フランスの
ストラスブールの,そして最近ではパリのT3路線などの印象も大変強いの
ですが,最初はどこか別の場所で,ひっそりと設置されていたような気が
しないでもありません.
それはさておき,見た目にきれいな芝生を維持していくには大変な経費が
かかりますし,気候にも左右されます.植物ですから,高低温や塩分には
弱いだろうことが,素人でも想像つきます.
南欧にあたるスペインでも,ビルバオやバルセロナなどに,芝生軌道を
見かけることができますが,カナリア諸島テネリフェ(Tenerife)という,
高温多湿と思われる海に囲まれた島に来春開業する予定のライトレール
でも,芝生軌道が採用されることが明らかにされました.
2007年4月に開業予定の12.5キロの路線のうち,8キロに芝生が植えられる
とのことで,総面積はサッカー競技場11個分になるそうです.
その他にも1900本の植樹がなされて,緑地帯は1万3千平方メートルに及ぶ
ようです.そしてこれらの植物に水を与えるため,総延長263キロに及ぶ
パイプが張り巡らされることになります.
植えられる芝は,パスパラム(Paspalum)という品種が採用されます.
日本語版ウィキペディアでは,スズメノヒエというイネ科の草本になる
そうで,テネリフェの発表によれば,パスパラムは高温低温どちらにも
順応し,水の消費量は少なくて済む上に,塩分への耐性が高いとのこと
で,まさに周囲を海に囲まれた南海に浮かぶ島の軌道にはもってこいの
品種のようです.
同じ名前でも幾つか種類があるのかもしれませんが,パスパラムという
芝は,ハワイなどで海沿いのゴルフコースにも採用されています.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
27/12/2006 Metropolitano de Tenerife plantará césped en una
supeficie similar a la ocupada por once campos de fútbol
(MTSA ニュースリリースへのリンク)
MTSA : Metropolitano de Tenerife, S. A.
全く同じ内容が,日付の上では前日に記事の形で公開されています.
26/12/2006 Metropolitano de Tenerife plantará césped en una
superficie similar a la de once campos de fútbol
(Canarias 24 horas ニュースへのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
テネリフェ・ライトレール関連 過去ログ :
2006/11/23 【テネリフェ】スペイン国王LRTに初乗車
2006/10/12 【テネリフェ】ライトレール2007年4月開業へ
芝生軌道の話題を取りあげている過去ログ :
2006/9/01 【リヨン】4本目のトラムはグリーンライン
2006/3/20 【パリ】桜並木を走りそうなトラムT3
2006/3/13 【ボルドー】二期工事と芝生の撤去ほか
反対に軌道さえしっかりしていれば,周囲は芝生だろうが噴水だろうが
理屈の上では何でもありなわけで,都市の緑化に貢献するだけでなく,
防音効果もあるとされている芝生軌道という,自動車道ではまず不可能な
発想も生まれてくるわけです.
今や欧州のあちこちで見られる芝生軌道の発祥地はどこなのでしょう?
目の覚めるような緑のビロードを思わせる芝生軌道と言えば,フランスの
ストラスブールの,そして最近ではパリのT3路線などの印象も大変強いの
ですが,最初はどこか別の場所で,ひっそりと設置されていたような気が
しないでもありません.
それはさておき,見た目にきれいな芝生を維持していくには大変な経費が
かかりますし,気候にも左右されます.植物ですから,高低温や塩分には
弱いだろうことが,素人でも想像つきます.
南欧にあたるスペインでも,ビルバオやバルセロナなどに,芝生軌道を
見かけることができますが,カナリア諸島テネリフェ(Tenerife)という,
高温多湿と思われる海に囲まれた島に来春開業する予定のライトレール
でも,芝生軌道が採用されることが明らかにされました.
2007年4月に開業予定の12.5キロの路線のうち,8キロに芝生が植えられる
とのことで,総面積はサッカー競技場11個分になるそうです.
その他にも1900本の植樹がなされて,緑地帯は1万3千平方メートルに及ぶ
ようです.そしてこれらの植物に水を与えるため,総延長263キロに及ぶ
パイプが張り巡らされることになります.
植えられる芝は,パスパラム(Paspalum)という品種が採用されます.
日本語版ウィキペディアでは,スズメノヒエというイネ科の草本になる
そうで,テネリフェの発表によれば,パスパラムは高温低温どちらにも
順応し,水の消費量は少なくて済む上に,塩分への耐性が高いとのこと
で,まさに周囲を海に囲まれた南海に浮かぶ島の軌道にはもってこいの
品種のようです.
同じ名前でも幾つか種類があるのかもしれませんが,パスパラムという
芝は,ハワイなどで海沿いのゴルフコースにも採用されています.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
27/12/2006 Metropolitano de Tenerife plantará césped en una
supeficie similar a la ocupada por once campos de fútbol
(MTSA ニュースリリースへのリンク)
MTSA : Metropolitano de Tenerife, S. A.
全く同じ内容が,日付の上では前日に記事の形で公開されています.
26/12/2006 Metropolitano de Tenerife plantará césped en una
superficie similar a la de once campos de fútbol
(Canarias 24 horas ニュースへのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
テネリフェ・ライトレール関連 過去ログ :
2006/11/23 【テネリフェ】スペイン国王LRTに初乗車
2006/10/12 【テネリフェ】ライトレール2007年4月開業へ
芝生軌道の話題を取りあげている過去ログ :
2006/9/01 【リヨン】4本目のトラムはグリーンライン
2006/3/20 【パリ】桜並木を走りそうなトラムT3
2006/3/13 【ボルドー】二期工事と芝生の撤去ほか
2006年12月27日
【FGV】バレンシアとアリカンテの新車間近
バレンシア州の州都バレンシア(Valencia)と,同州アリカンテ(Alicante
/ Alacant)のFGVには,来年1月から夏までの間に,低床式の路面電車,
Flexity Outlookモデルが30本納入される予定です.この最初の陸送は,
1/02にベルリンを発つとのことです.
FGV : Ferrocarrils de la Generalitat Valenciana
FGVは,ボンバルディア(Bombardier)と2005年1月に,5車体で32.5m長の
Flexity Outlook30本分の購入として,8100万ユーロの契約を交わして
いました.Flexity Outlookモデルは,ご承知のように従来型の車軸の
ある車輪を使いて100%低床化を図るタイプで,オーストリアのリンツで
最初に導入されたあと,最近ではブリュッセルやマルセイユなどでも採用
されています.
2004年には,ポーランドのウッチ(Łódź / Lodz)で運行しているFLEXITY
Outlook(旧名Cityrunner)を借りて,バレンシアのT4を試験走行させて
いました.
30本のうち,20本がバレンシアに配属されて,建設中のT2やL5の延長?に
加えて,T4の増強にも使用されることになっています.残りの10本は,
アリカンテへ配属されます.これと引換えに,アリカンテで現在使用中の
部分低床車(3800形)は,バレンシアに移籍するようです.
最初の3本はアリカンテに行き,4本目がバレンシア所属になる見込みで,
バレンシアではまずT4路線で試運転が行われます.
この新車が,ヴァンダリズム(Vandalism)防止のため,監視カメラを設置
していることが,記事のタイトルになっていました.
バレンシアのT2は,北部と中心部をまず結び,その後は中心部から東部へ
路線を延ばす計画になっている路線です.中心部では地下を走ります.
北部Orriols地区と中心部の拠点駅Xàtivaの間が第一期区間となり,その
うち2007年前半に最初の区間,Orriols / Torrefiel - Pont de Fust間が
まず開通することになっています.北部からT4とも乗換えが可能になる
Pont de Fustまでの約3キロは,地表を走るため先行させるのでしょう.
このT2に関しては,情報があまり見つかっていません.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
12/26付けの記事では,小さいながらも新車の画像があります.
20 de diciembre de 2006 Valencia y Alicante tendrán 30 nuevos
tranvías en los próximos seis meses
26 de diciembre de 2006 Los nuevos tranvías de la línea T2
tendrán cámaras contra el vandalismo
(Las Provincias ニュースへのリンク)
メーカーのサイトにある車両の詳細 :
FLEXITY Outlook Valencia and Alicante, Spain
(Bombardier 公式サイトへのリンク)
これによれば,南国向けに強力なエアコンを搭載しているほか,車椅子
での乗降を助ける折畳み式の渡し板が格納されています.なお,同タイプ
では初となる,2本連結運転も可能なようです.
車体幅が2.4mですので,この車両,または捻出される車両は,セリビアの
メトロセントロへの貸出しにはピッタリです.しかし,1年半も手放す
ようなことは恐らくしないでしょう.
バレンシアT-2系統の建設現場で,架線が自重で垂れ下がる?事故があり
ましたが,人的な被害はありませんでした.この記事の最後に,3キロの
区間が2007年前半開業予定とあります.
17-Diciembre-2006 Operarios restablecen tramo afectado de
catenaria, que aún no tenía tensión
(Terra España ニュースへのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
FGV 路面電車関連 過去ログ :
2006/10/13 【バレンシア】12年目の路面電車に日本視察団
2006/11/24 【アリカンテ】トラムトレイン運行開始
/ Alacant)のFGVには,来年1月から夏までの間に,低床式の路面電車,
Flexity Outlookモデルが30本納入される予定です.この最初の陸送は,
1/02にベルリンを発つとのことです.
FGV : Ferrocarrils de la Generalitat Valenciana
FGVは,ボンバルディア(Bombardier)と2005年1月に,5車体で32.5m長の
Flexity Outlook30本分の購入として,8100万ユーロの契約を交わして
いました.Flexity Outlookモデルは,ご承知のように従来型の車軸の
ある車輪を使いて100%低床化を図るタイプで,オーストリアのリンツで
最初に導入されたあと,最近ではブリュッセルやマルセイユなどでも採用
されています.
2004年には,ポーランドのウッチ(Łódź / Lodz)で運行しているFLEXITY
Outlook(旧名Cityrunner)を借りて,バレンシアのT4を試験走行させて
いました.
30本のうち,20本がバレンシアに配属されて,建設中のT2やL5の延長?に
加えて,T4の増強にも使用されることになっています.残りの10本は,
アリカンテへ配属されます.これと引換えに,アリカンテで現在使用中の
部分低床車(3800形)は,バレンシアに移籍するようです.
最初の3本はアリカンテに行き,4本目がバレンシア所属になる見込みで,
バレンシアではまずT4路線で試運転が行われます.
この新車が,ヴァンダリズム(Vandalism)防止のため,監視カメラを設置
していることが,記事のタイトルになっていました.
バレンシアのT2は,北部と中心部をまず結び,その後は中心部から東部へ
路線を延ばす計画になっている路線です.中心部では地下を走ります.
北部Orriols地区と中心部の拠点駅Xàtivaの間が第一期区間となり,その
うち2007年前半に最初の区間,Orriols / Torrefiel - Pont de Fust間が
まず開通することになっています.北部からT4とも乗換えが可能になる
Pont de Fustまでの約3キロは,地表を走るため先行させるのでしょう.
このT2に関しては,情報があまり見つかっていません.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
12/26付けの記事では,小さいながらも新車の画像があります.
20 de diciembre de 2006 Valencia y Alicante tendrán 30 nuevos
tranvías en los próximos seis meses
26 de diciembre de 2006 Los nuevos tranvías de la línea T2
tendrán cámaras contra el vandalismo
(Las Provincias ニュースへのリンク)
メーカーのサイトにある車両の詳細 :
FLEXITY Outlook Valencia and Alicante, Spain
(Bombardier 公式サイトへのリンク)
これによれば,南国向けに強力なエアコンを搭載しているほか,車椅子
での乗降を助ける折畳み式の渡し板が格納されています.なお,同タイプ
では初となる,2本連結運転も可能なようです.
車体幅が2.4mですので,この車両,または捻出される車両は,セリビアの
メトロセントロへの貸出しにはピッタリです.しかし,1年半も手放す
ようなことは恐らくしないでしょう.
バレンシアT-2系統の建設現場で,架線が自重で垂れ下がる?事故があり
ましたが,人的な被害はありませんでした.この記事の最後に,3キロの
区間が2007年前半開業予定とあります.
17-Diciembre-2006 Operarios restablecen tramo afectado de
catenaria, que aún no tenía tensión
(Terra España ニュースへのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
FGV 路面電車関連 過去ログ :
2006/10/13 【バレンシア】12年目の路面電車に日本視察団
2006/11/24 【アリカンテ】トラムトレイン運行開始
2006年12月26日
【セビリャ】聖週間には架線取り外し?
アンダルシア州セビリャ(Sevilla/Seville)で建設が進められている路面
電車の,メトロセントロ(Metrocentro).
すでにご紹介しているように,その建設の様子がストリーミング配信で
映像公開されていて,そこで見える範囲では,すでにレールも敷かれて
いることが伺えます.
ストリーミング配信で映像が提供されているページで,下段に映っている
コンスティトゥシオン通り(Avenida de la Constitución)の先のほうは,
ちょうどセビリャ大聖堂(Catedral de Sevilla)の前を通る区間になり
ますが,そこでは軌道敷設はまだ完了していないように見えます.
大聖堂前ではメトロセントロは単線になります.さらに,当面は架線が
張られますが,いずれは大聖堂前では架線を撤去して,電車はバッテリー
走行などにより,架線なしで運転される計画ですが,この件で先日報道が
ありました.新たな情報も少しあります.
まず,暫定開業時の車両の諸元が発表されたようです.4本が導入される
ことになりますが,車体幅は2.4m,全長は30mで,車長は将来の需要増に
備えて40mへ延長できることなどです.
8月にもお伝えしているように,大聖堂前を架線走行する暫定開業では,
電車を何処かから借りてくることになります.セビリャで建設たけなわの
メトロ(都心部では地下を走り,郊外では地上走行のライトレール)車両が
有力視されていると,その時点では書きましたが,すでに一部納入されて
いるCAF製のメトロは車体幅2.65mですので,対象外でした.
電車のレンタル契約として,月間16万ユーロまで予算が組まれています.
借りてくる車両は,総選挙の行われる来年5/27の約一ヶ月前,4/20までに
調達しなければなりません.2/15が期限のようです.
低床車は引く手あまたで,とても貸出しできる余裕のあるところなどない
と思われますが,新線開業=低床車導入という先入観をはずせば(高床車
なら),廃車間近の中古車がどこかにあるのでしょう.
大聖堂前の架線レスは,景観保護だけが理由ではないかもしれません.
下記で紹介の記事には,2008年の聖週間(セマナ・サンタ / Semana Santa
/ Holy Week)が出てきます.
聖週間とは,イースター(復活祭)の前の1週間のことで,キリスト教では
その週に行われる典礼が,非常に重要な位置を占めているそうです.
なかでもセビリャのものは有名らしく,なかでも聖母マリアの悲しみを
表現する彫像を乗せた,パソ(paso)と呼ばれる車輪のない山車のような
台座が街中を通り,その経路にコンスティトゥシオン通りの大聖堂前が
含まれているのです.
この行列が聖週間の間ずっと続くのかどうかわかりませんが,架線がある
場合には,その間は架線を外さなければならないようで,2007年の聖週間
では開業前で問題ありませんが,2008年(イースターは3/23で聖週間は
3月中旬)には,架線の取り外しと行列終了後の再取付けが必要になるの
です.この話は,古くは京都市電を想い起こさせますし,今でも祭りの
時期に同じようなことを行っているところが,日本にもあると聞きます.
果たして,架線レス化が完了しバッテリー走行が可能になっても,行列の
最中に電車を動かせるとは思えず,単に,行列の観覧席設置の邪魔になら
ずに済むとか,架線の付け外し作業を省けるということかもしれません.
架線レスにする区間は,コンスティトゥシオン通りとAlmirantazgoの角
から,同じくAlemanesの角までで,ちょうど大聖堂前の1ブロックです.
とりあえずレンタルしてきた電車は18か月間働いて,その後は購入される
5本の正規車両が代わります.それらはバッテリーなどにより架線なしで
走れる性能を備えていなければなりません.予算は2200万ユーロです.
その他,メトロセントロ計画で影響を受けることが予想され,既に工事の
通行止めなどにより仕事場を追われたタクシー運転手らが,計画中止?を
求めて訴えを起こしていて,その進展も先週報道されていました.詳細は
よくわかりません.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
23 de diciembre de 2006 Monteseirín contrata su foto en el tranvía
(ABC Sevilla ニュースへのリンク)
メトロセントロ・ストリーミング映像配信 : Metrocentro en directo
(Ayuntamiento de Sevilla 公式サイトへのリンク)
ヌエバ広場(Plaza Nueva)のカメラ角度が少し変わりましたが,現在開催
されている彫刻展を,映し出すためかもしれません.
セビリャ メトロの車両諸元 :
SEVILLE LIGHT SUBWAY (CAF 公式サイトへのリンク)
Nov,2001 セビリアの聖週間行事
(AzTak's Web Site へのリンク)
パソ(paso)の行列ルート :
RECORRIDO OFICIAL SEMANA SANTA 2006
(Sevilla Web Info へのリンク)
リンク先で表示される図では,中央にプラサ・ヌエバ(Plaza Nueva)が
緑色で表示され,その上にある市庁舎(Ayuntamiento)の右側にメトロセン
トロが走るコンスティトゥシオン通り(Avenida de la Constitución)が
あります.そして,行列を示す赤い線が曲がったところがセビリャ大聖堂
(Catedral de Sevilla)です.
下記掲示板の投稿#63には,メトロセントロの第一期区間の終点となる
プラサ・ヌエバ(Plaza Nueva)で行われている屋外彫刻展の様子から,
ストリーミング配信のページでは死角になる場所,大聖堂前の工事現場の
画像なども見ることができます.
Seguimiento de las obras de Metrocentro. Sevilla (p4)
(SkyscraperCity 掲示板へのリンク)
工事が終わり,レールが敷かれた以外は元に戻ったコンスティトゥシオン
通り(Avenida de la Constitución)の夜景 :
December 16, 2006 La Nueva Avenida por Javier Almarza
Uploaded by Javier Almarza (flickr)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
セビリャ メトロセントロ(Metro_Centro) 関連過去ログ :
2006/11/10 市電工事ストリーミングビデオに
2006/10/20 市電工事が観光に打撃
2006/9/16 市電建設工事中に遺跡見つかる
2006/8/05 大聖堂前は仮設の架線で
電車の,メトロセントロ(Metrocentro).
すでにご紹介しているように,その建設の様子がストリーミング配信で
映像公開されていて,そこで見える範囲では,すでにレールも敷かれて
いることが伺えます.
ストリーミング配信で映像が提供されているページで,下段に映っている
コンスティトゥシオン通り(Avenida de la Constitución)の先のほうは,
ちょうどセビリャ大聖堂(Catedral de Sevilla)の前を通る区間になり
ますが,そこでは軌道敷設はまだ完了していないように見えます.
大聖堂前ではメトロセントロは単線になります.さらに,当面は架線が
張られますが,いずれは大聖堂前では架線を撤去して,電車はバッテリー
走行などにより,架線なしで運転される計画ですが,この件で先日報道が
ありました.新たな情報も少しあります.
まず,暫定開業時の車両の諸元が発表されたようです.4本が導入される
ことになりますが,車体幅は2.4m,全長は30mで,車長は将来の需要増に
備えて40mへ延長できることなどです.
8月にもお伝えしているように,大聖堂前を架線走行する暫定開業では,
電車を何処かから借りてくることになります.セビリャで建設たけなわの
メトロ(都心部では地下を走り,郊外では地上走行のライトレール)車両が
有力視されていると,その時点では書きましたが,すでに一部納入されて
いるCAF製のメトロは車体幅2.65mですので,対象外でした.
電車のレンタル契約として,月間16万ユーロまで予算が組まれています.
借りてくる車両は,総選挙の行われる来年5/27の約一ヶ月前,4/20までに
調達しなければなりません.2/15が期限のようです.
低床車は引く手あまたで,とても貸出しできる余裕のあるところなどない
と思われますが,新線開業=低床車導入という先入観をはずせば(高床車
なら),廃車間近の中古車がどこかにあるのでしょう.
大聖堂前の架線レスは,景観保護だけが理由ではないかもしれません.
下記で紹介の記事には,2008年の聖週間(セマナ・サンタ / Semana Santa
/ Holy Week)が出てきます.
聖週間とは,イースター(復活祭)の前の1週間のことで,キリスト教では
その週に行われる典礼が,非常に重要な位置を占めているそうです.
なかでもセビリャのものは有名らしく,なかでも聖母マリアの悲しみを
表現する彫像を乗せた,パソ(paso)と呼ばれる車輪のない山車のような
台座が街中を通り,その経路にコンスティトゥシオン通りの大聖堂前が
含まれているのです.
この行列が聖週間の間ずっと続くのかどうかわかりませんが,架線がある
場合には,その間は架線を外さなければならないようで,2007年の聖週間
では開業前で問題ありませんが,2008年(イースターは3/23で聖週間は
3月中旬)には,架線の取り外しと行列終了後の再取付けが必要になるの
です.この話は,古くは京都市電を想い起こさせますし,今でも祭りの
時期に同じようなことを行っているところが,日本にもあると聞きます.
果たして,架線レス化が完了しバッテリー走行が可能になっても,行列の
最中に電車を動かせるとは思えず,単に,行列の観覧席設置の邪魔になら
ずに済むとか,架線の付け外し作業を省けるということかもしれません.
架線レスにする区間は,コンスティトゥシオン通りとAlmirantazgoの角
から,同じくAlemanesの角までで,ちょうど大聖堂前の1ブロックです.
とりあえずレンタルしてきた電車は18か月間働いて,その後は購入される
5本の正規車両が代わります.それらはバッテリーなどにより架線なしで
走れる性能を備えていなければなりません.予算は2200万ユーロです.
その他,メトロセントロ計画で影響を受けることが予想され,既に工事の
通行止めなどにより仕事場を追われたタクシー運転手らが,計画中止?を
求めて訴えを起こしていて,その進展も先週報道されていました.詳細は
よくわかりません.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
23 de diciembre de 2006 Monteseirín contrata su foto en el tranvía
(ABC Sevilla ニュースへのリンク)
メトロセントロ・ストリーミング映像配信 : Metrocentro en directo
(Ayuntamiento de Sevilla 公式サイトへのリンク)
ヌエバ広場(Plaza Nueva)のカメラ角度が少し変わりましたが,現在開催
されている彫刻展を,映し出すためかもしれません.
セビリャ メトロの車両諸元 :
SEVILLE LIGHT SUBWAY (CAF 公式サイトへのリンク)
Nov,2001 セビリアの聖週間行事
(AzTak's Web Site へのリンク)
パソ(paso)の行列ルート :
RECORRIDO OFICIAL SEMANA SANTA 2006
(Sevilla Web Info へのリンク)
リンク先で表示される図では,中央にプラサ・ヌエバ(Plaza Nueva)が
緑色で表示され,その上にある市庁舎(Ayuntamiento)の右側にメトロセン
トロが走るコンスティトゥシオン通り(Avenida de la Constitución)が
あります.そして,行列を示す赤い線が曲がったところがセビリャ大聖堂
(Catedral de Sevilla)です.
下記掲示板の投稿#63には,メトロセントロの第一期区間の終点となる
プラサ・ヌエバ(Plaza Nueva)で行われている屋外彫刻展の様子から,
ストリーミング配信のページでは死角になる場所,大聖堂前の工事現場の
画像なども見ることができます.
Seguimiento de las obras de Metrocentro. Sevilla (p4)
(SkyscraperCity 掲示板へのリンク)
工事が終わり,レールが敷かれた以外は元に戻ったコンスティトゥシオン
通り(Avenida de la Constitución)の夜景 :
December 16, 2006 La Nueva Avenida por Javier Almarza
Uploaded by Javier Almarza (flickr)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
セビリャ メトロセントロ(Metro_Centro) 関連過去ログ :
2006/11/10 市電工事ストリーミングビデオに
2006/10/20 市電工事が観光に打撃
2006/9/16 市電建設工事中に遺跡見つかる
2006/8/05 大聖堂前は仮設の架線で
2006年12月25日
【フェニックス】開通2年前から沿線投資高まる
2008年12月とされる,アリゾナ州フェニックス(Phoenix)のライトレール
開業まであと2年.しかし,まだ2年も先の話ではありますが,既に駅予定
地周辺での大型開発計画が続々と発表されています.
ライトレールが開通すると,沿線への投資意欲は普通でも旺盛になるもの
ですが,Valley Metro Rail(バレーメトロレール)が走るフェニックス
とその周辺の約20マイル(約32キロ)の沿線では,開業2年前のこの段階
からということで,再開発を促すことはライトレールのお家芸と言えど,
これほど早くからという例は米国ではないそうです.これまでのところ,
駅予定地周辺への民間からの投資額総額は,10億ドル以上です.
もちろん,ライトレールの効果だけではないようで,年々悪化する車での
通勤環境や,周辺地域の開発も高値止まりが続いているということも,
これに拍車をかけています.
沿線の開発対象は住宅地だけではなく,オフィス街やホテルなどもあり
ますし,レストラン進出の動きも活発です.さらに,計画にはなかった
場所への新駅追加も,話がすすんでいるそうです.
記事では,投資が早くから起きているのは,デンバーやダラス,ソルト
レイクシティなどの成功例が知れ渡ったためという開発業者の声をとり
あげていました.
しかし,一方でリスクがあることや,地価が上昇することで逆効果になる
可能性があることも,指摘しています.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
Dec. 24, 2006 Light rail spurs rush of private development
(The Arizona Republic ニュースへのリンク)
この他に,今月初めの話になりますが,ヴァレーメトロ向けのLRVが,
神戸港からパナマ運河経由でボルチモア港に運ばれ,そこで陸揚げされた
あと,試験走行が行われる予定だったニュージャージー州ニューアーク
には向かわずに,アリゾナにやってくるという報道がありました.記事の
時点で翌週とのことですので,もう到着していることでしょう.その後は
何も報じられていないようですが,順調なら,車両基地で試走している
かもしれません.
Dec. 1, 2006 1st light-rail train bound for Valley
(The Arizona Republic ニュースへのリンク)
3本目以降のLRVの残り48本の最終組立は,フェニックスのスカイハーバー
国際空港(PHX)の滑走路に近い,車両基地で行われます.製造元の近畿
車輌インターナショナルは,州内のフラッグスタッフや,フェニックス
近郊のバックアイ,あるいは州外のLAで組立を検討していましたが,最終
的にライトレール沿線で行うことで,150万ドルの節約と30人の雇用増に
つながったそうです.
Phoenix near the junction of Loop 202 and Highway 143
(Windows Live Local へのリンク)
リンク先で表示される,中央の黒っぽい四角い建物とその周囲が車両基地
です.このままでは不鮮明ですが,bird's eye viewへ切替えると,ほぼ
完成している様子を眺められます.
公式サイトでは,レール敷設済みの区間や車両基地の様子が伺えます.
Construction Photos (建設中の写真など)
車両基地完成予定は来年はじめ : Construction Schedule
(Valley Metro 公式サイトへのリンク)
また,ライトレールを運行する会社が,ACI(Alternate Concepts Inc.)に
決まったという報道も,今月はじめにありました.
バレーメトロとの5年契約で2700万ドルだそうです.ACIは,ボストンを
拠点とする会社で,地元ボストンでも,MBTAからの委託を受けて,他社と
共同でコミューターレールの運行会社を設立していますし,テキサス州
ヒューストンのライトレール運行も請け負っているそうです.
Dec. 1, 2006 Boston firm awarded contract for light rail
(The Arizona Republic ニュースへのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
フェニックス Valley Metro Rail 関連 過去ログリスト :
2006/10/22 LRV 1ヶ月余のクルーズ中
2006/9/26 ライトレールの警備
2006/8/17 LRTが空港を素通りするワケ
2006/7/11 LRV第一陣落成
2006/5/14 LRT衝突事故への対策
2006/3/07 LRTレール敷設開始ほか
2006/2/27 LRT運賃で経費の三分の一を
2006/1/12 LRT工事期間中の手厚い対策
2005/10/27 LRVモックアップ公開へ
開業まであと2年.しかし,まだ2年も先の話ではありますが,既に駅予定
地周辺での大型開発計画が続々と発表されています.
ライトレールが開通すると,沿線への投資意欲は普通でも旺盛になるもの
ですが,Valley Metro Rail(バレーメトロレール)が走るフェニックス
とその周辺の約20マイル(約32キロ)の沿線では,開業2年前のこの段階
からということで,再開発を促すことはライトレールのお家芸と言えど,
これほど早くからという例は米国ではないそうです.これまでのところ,
駅予定地周辺への民間からの投資額総額は,10億ドル以上です.
もちろん,ライトレールの効果だけではないようで,年々悪化する車での
通勤環境や,周辺地域の開発も高値止まりが続いているということも,
これに拍車をかけています.
沿線の開発対象は住宅地だけではなく,オフィス街やホテルなどもあり
ますし,レストラン進出の動きも活発です.さらに,計画にはなかった
場所への新駅追加も,話がすすんでいるそうです.
記事では,投資が早くから起きているのは,デンバーやダラス,ソルト
レイクシティなどの成功例が知れ渡ったためという開発業者の声をとり
あげていました.
しかし,一方でリスクがあることや,地価が上昇することで逆効果になる
可能性があることも,指摘しています.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
Dec. 24, 2006 Light rail spurs rush of private development
(The Arizona Republic ニュースへのリンク)
この他に,今月初めの話になりますが,ヴァレーメトロ向けのLRVが,
神戸港からパナマ運河経由でボルチモア港に運ばれ,そこで陸揚げされた
あと,試験走行が行われる予定だったニュージャージー州ニューアーク
には向かわずに,アリゾナにやってくるという報道がありました.記事の
時点で翌週とのことですので,もう到着していることでしょう.その後は
何も報じられていないようですが,順調なら,車両基地で試走している
かもしれません.
Dec. 1, 2006 1st light-rail train bound for Valley
(The Arizona Republic ニュースへのリンク)
3本目以降のLRVの残り48本の最終組立は,フェニックスのスカイハーバー
国際空港(PHX)の滑走路に近い,車両基地で行われます.製造元の近畿
車輌インターナショナルは,州内のフラッグスタッフや,フェニックス
近郊のバックアイ,あるいは州外のLAで組立を検討していましたが,最終
的にライトレール沿線で行うことで,150万ドルの節約と30人の雇用増に
つながったそうです.
Phoenix near the junction of Loop 202 and Highway 143
(Windows Live Local へのリンク)
リンク先で表示される,中央の黒っぽい四角い建物とその周囲が車両基地
です.このままでは不鮮明ですが,bird's eye viewへ切替えると,ほぼ
完成している様子を眺められます.
公式サイトでは,レール敷設済みの区間や車両基地の様子が伺えます.
Construction Photos (建設中の写真など)
車両基地完成予定は来年はじめ : Construction Schedule
(Valley Metro 公式サイトへのリンク)
また,ライトレールを運行する会社が,ACI(Alternate Concepts Inc.)に
決まったという報道も,今月はじめにありました.
バレーメトロとの5年契約で2700万ドルだそうです.ACIは,ボストンを
拠点とする会社で,地元ボストンでも,MBTAからの委託を受けて,他社と
共同でコミューターレールの運行会社を設立していますし,テキサス州
ヒューストンのライトレール運行も請け負っているそうです.
Dec. 1, 2006 Boston firm awarded contract for light rail
(The Arizona Republic ニュースへのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
フェニックス Valley Metro Rail 関連 過去ログリスト :
2006/10/22 LRV 1ヶ月余のクルーズ中
2006/9/26 ライトレールの警備
2006/8/17 LRTが空港を素通りするワケ
2006/7/11 LRV第一陣落成
2006/5/14 LRT衝突事故への対策
2006/3/07 LRTレール敷設開始ほか
2006/2/27 LRT運賃で経費の三分の一を
2006/1/12 LRT工事期間中の手厚い対策
2005/10/27 LRVモックアップ公開へ
2006年12月24日
【シカゴ】ピンクライン試用期間の延長ほか
シカゴ(Chicago)のエル(L),高架鉄道に今年6月,従来の系統を建替えて
誕生したピンクライン(Pink Line)の半年間のお試し期間が,終わりに
近づいています.しかし,12/12に開かれた,エルを運行するCTAの役員会
において,試用期間はさらに半年間延長されることになっていました.
CTA : Chicago Transit Authority
CTA公式サイトで最近公開された12月の月例役員会の議事録によれば,
正式にはWest Side/ West Suburban experimentというピンクラインの
運行により,7月と10月では沿線の乗客数が平均7.3%上昇していること,
10月における前年比でも5.3%の上昇がみられるだけでなく,エリア内の
路線バス利用者数も,7月から10月の間で1.1%の上昇がありました.
さらに聞き取り調査でも,80%が満足との結果を得られたそうで,お試し
期間を半年延長して,季節変動などを確認することになったのです.
ピンクラインは,都心ではこれまでブルーラインとして地下路線を走って
いたものが,映画やドラマなどでも度々登場する高架鉄道ループ(The
Loop)に運転が切り替わったことにより,ループを走る他の路線の運転を
平均21秒遅らせてしまっていることが,先週報道で明らかにされます.
ピンクラインはループ路線を,時計回りに一周して折り返すような形を
とるため,時計回りにループを走る,オレンジライン,グリーンラインの
南行電車,ラッシュ時のみのパープルラインが影響を受けました.
特に,シカゴ第二の空港ミッドウェイ(Midway Airport)とループを結ぶ,
オレンジライン(Orange Line)が平均88秒という1分半近い遅れをこうむる
ことになりました.これでも運転開始当初から比べると改善されている
とのことで,最初は4分余計に掛かっていたそうです.
これに対して反時計回りのブラウンライン,グリーンライン北行電車は,
20秒前後運転時分が短縮されています.もっとも,これはピンクラインの
おかげというわけではなく,前方に電車がいる時の停止位置を改善した
ことで,列車指令が電車を誘導しやすくなったことによります.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
Train Schedules (エルの系統図がみやすいページ)
12/20/2006 Board Presentations (議事録 項目別一覧)
West Side Corridor Experiment (PDFファイル)
(CTA 公式サイトへのリンク)
ピンクラインがループを走る他の系統に与えている影響を報じる記事 :
December 18, 2006 Pink Line still gumming up Loop
(Chicago Sun-Times ニュースへのリンク)
上の電車は反時計回りのループ走行を終えて北に向かうブラウンライン,
右の電車は時計回りのループ走行に入るグリーンライン南行でしょう.
ピンクラインは,写っているグリーンライン南行と同じように,画像左手
(西側)からループの時計回り(右手/東側)に入り,ループを一周してきた
あとは,下手(南)から左手(西側)に戻ることになります.下のリンク先に
ある2002年撮影の画像と配線図には,下(南)から左(西側)への渡り線が
ありません.
Tower 18 (過去の写真も交えた詳細な解説)
2002年春の配線図 Loop Elevated Track Map (JPGファイル)
(Chicago "L".org へのリンク)
エル(高架鉄道)は百年以上の歴史がありますが,反面,老朽化した施設
にも悩まされています.運転面でも大きく影響を受けていて,徐行区間が
いたるところにあります.それも,曲線やポイント通過とか工事中だから
ということではなく,老朽化により軌道状態がすぐれないためです.
スローゾーン(Slow Zone)と呼ばれる徐行区間は,公式サイトで制限速度
とともに公開されています.例えば今月の例 :
Slow Zone Update - December 12, 2006 (PDFファイル)
(CTA 公式サイトへのリンク)
予算を組んで古い設備を順に更新しつつありますが,それでも問題が絶え
ないのが現状で,ニュースの見出しだけ見ていても,毎週何らかの問題が
発生していることがわかります.
例えば,先週もループ区間に近い高架線上で,脱線事故がありました.
4両編成のうち後の2両が脱線したというもので,電車通過中にポイントが
何らかの理由で切り替わったことが,原因として有力視されています.
December 20, 2006 L train derails
(Chicago Sun-Times ニュースへのリンク)
オレンジラインのループ行は,グリーンラインと合流した後,Roosevelt
駅の手前にある,折り返し線として設けられている?中線の分岐器の所で
脱線しました.事故現場を含む,2002年春の配線図 :
Green Line South Side Main Line Track Map (JPGファイル)
(Chicago "L".org へのリンク)
事故で現場を含む区間が運休になりましたが,翌朝から運転を再開して
います.その際,暫定的に中線を使ったかもしれません.
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
シカゴのピンクライン関連 過去ログ :
2006/2/16 高架鉄道50年振りの営業運転
誕生したピンクライン(Pink Line)の半年間のお試し期間が,終わりに
近づいています.しかし,12/12に開かれた,エルを運行するCTAの役員会
において,試用期間はさらに半年間延長されることになっていました.
CTA : Chicago Transit Authority
左が以前の路線,右が6月以降の路線

この図ではパープルラインを入れ忘れています.また,
資料を基に独自に構成したもので,正確ではないかもしれません.

この図ではパープルラインを入れ忘れています.また,
資料を基に独自に構成したもので,正確ではないかもしれません.
CTA公式サイトで最近公開された12月の月例役員会の議事録によれば,
正式にはWest Side/ West Suburban experimentというピンクラインの
運行により,7月と10月では沿線の乗客数が平均7.3%上昇していること,
10月における前年比でも5.3%の上昇がみられるだけでなく,エリア内の
路線バス利用者数も,7月から10月の間で1.1%の上昇がありました.
さらに聞き取り調査でも,80%が満足との結果を得られたそうで,お試し
期間を半年延長して,季節変動などを確認することになったのです.
ピンクラインは,都心ではこれまでブルーラインとして地下路線を走って
いたものが,映画やドラマなどでも度々登場する高架鉄道ループ(The
Loop)に運転が切り替わったことにより,ループを走る他の路線の運転を
平均21秒遅らせてしまっていることが,先週報道で明らかにされます.
ピンクラインはループ路線を,時計回りに一周して折り返すような形を
とるため,時計回りにループを走る,オレンジライン,グリーンラインの
南行電車,ラッシュ時のみのパープルラインが影響を受けました.
特に,シカゴ第二の空港ミッドウェイ(Midway Airport)とループを結ぶ,
オレンジライン(Orange Line)が平均88秒という1分半近い遅れをこうむる
ことになりました.これでも運転開始当初から比べると改善されている
とのことで,最初は4分余計に掛かっていたそうです.
これに対して反時計回りのブラウンライン,グリーンライン北行電車は,
20秒前後運転時分が短縮されています.もっとも,これはピンクラインの
おかげというわけではなく,前方に電車がいる時の停止位置を改善した
ことで,列車指令が電車を誘導しやすくなったことによります.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
Train Schedules (エルの系統図がみやすいページ)
12/20/2006 Board Presentations (議事録 項目別一覧)
West Side Corridor Experiment (PDFファイル)
(CTA 公式サイトへのリンク)
ピンクラインがループを走る他の系統に与えている影響を報じる記事 :
December 18, 2006 Pink Line still gumming up Loop
(Chicago Sun-Times ニュースへのリンク)
ピンクラインには,全面ピンクをまとった2両ユニットがあるそうです.
Pink Line train at Kedzie
by Zolk (flickr)

路面電車では珍しくない配線でも,高架鉄道ではここくらい?
CTA Trains at the Loop Nice Track Work!
by Chris&AmyCate (flickr)

ループの北西の角にある,Tower 18ジャンクション
Pink Line train at Kedzie
by Zolk (flickr)

路面電車では珍しくない配線でも,高架鉄道ではここくらい?
CTA Trains at the Loop Nice Track Work!
by Chris&AmyCate (flickr)

ループの北西の角にある,Tower 18ジャンクション
上の電車は反時計回りのループ走行を終えて北に向かうブラウンライン,
右の電車は時計回りのループ走行に入るグリーンライン南行でしょう.
ピンクラインは,写っているグリーンライン南行と同じように,画像左手
(西側)からループの時計回り(右手/東側)に入り,ループを一周してきた
あとは,下手(南)から左手(西側)に戻ることになります.下のリンク先に
ある2002年撮影の画像と配線図には,下(南)から左(西側)への渡り線が
ありません.
Tower 18 (過去の写真も交えた詳細な解説)
2002年春の配線図 Loop Elevated Track Map (JPGファイル)
(Chicago "L".org へのリンク)
エル(高架鉄道)は百年以上の歴史がありますが,反面,老朽化した施設
にも悩まされています.運転面でも大きく影響を受けていて,徐行区間が
いたるところにあります.それも,曲線やポイント通過とか工事中だから
ということではなく,老朽化により軌道状態がすぐれないためです.
スローゾーン(Slow Zone)と呼ばれる徐行区間は,公式サイトで制限速度
とともに公開されています.例えば今月の例 :
Slow Zone Update - December 12, 2006 (PDFファイル)
(CTA 公式サイトへのリンク)
予算を組んで古い設備を順に更新しつつありますが,それでも問題が絶え
ないのが現状で,ニュースの見出しだけ見ていても,毎週何らかの問題が
発生していることがわかります.
例えば,先週もループ区間に近い高架線上で,脱線事故がありました.
4両編成のうち後の2両が脱線したというもので,電車通過中にポイントが
何らかの理由で切り替わったことが,原因として有力視されています.
December 20, 2006 L train derails
(Chicago Sun-Times ニュースへのリンク)
オレンジラインのループ行は,グリーンラインと合流した後,Roosevelt
駅の手前にある,折り返し線として設けられている?中線の分岐器の所で
脱線しました.事故現場を含む,2002年春の配線図 :
Green Line South Side Main Line Track Map (JPGファイル)
(Chicago "L".org へのリンク)
事故で現場を含む区間が運休になりましたが,翌朝から運転を再開して
います.その際,暫定的に中線を使ったかもしれません.
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
シカゴのピンクライン関連 過去ログ :
2006/2/16 高架鉄道50年振りの営業運転
2006年12月23日
【カールスルーエ】中心部の地下化は断念か
カールスルーエ(Karlsruhe)の中心部を走る路面電車を,地下化しようと
する数十年来の構想が,資金不足で危機に瀕しています.
カールスルーエと言えば,トラムトレインなどの成功の手本として広く
知られています.遠方から街の中心部まで,少し離れた中央駅で乗換える
ことなく行き来できる路線が,ここ数年で大幅に増えましたが,一方で
その中心部の路線がボトルネックになっています.歩行者も通行できる
トランジットモール(Fußgängerzone)は,これもカールスルーエの都心の
象徴のようにとらえられているものの,地方からの路線の大半が集中し,
あまりにも電車の本数が多くなって事故の起きない週はないほど,状況が
逼迫していたのでした.
十年近く前,路面を走る電車を地下に移し,トランジットモールを緑地化
して歩行者だけの空間とする計画が発表されますが,反対する人が多く,
市民決定(Bürgerentscheid)で葬り去られてしまいます.
その後,騒音を緩和する方策ともあいまって,2002年にはKombilösung
(コンビネーション打開策?)という計画で賛成多数を得ていました.
計画では,街の中心を東西を走るカイザーシュトラッセ(カイザー通り /
Kaiserstraße)と,マルクトプラッツ(マルクト広場 / Marktplatz)から
T字形を描くようにカールスルーエ中央駅に向かって南に伸びる区間の
Karl-Friedrich-Straßeを走る路面電車を地下化(U-Strab)します.
東西区間の地下化が約3.5キロ,南北は約1.2キロで,これに自動車が走る
道路(Kriegsstraße)の地下化も加わります.
U-Strab : Unterirdische Straßenbahn
U-Strabは,ドイツでは他の都市でも多くみられ,カールスルーエでも
1960年代から検討され,計画が実現されればカイザー通りのトランジット
モールから,電車は消える運命にありました.
5億ユーロと言われる資金のうち,3億ユーロは連邦政府が肩代わりする
ものの,バーデン=ヴュルテンベルク州(Land Baden-Württemberg)と,
カールスルーエ市の調整が難航していることが,ここ数日間で報じられて
いるようです.
公的資金があてにできないため,PPP(Private Public Partnership)の
活用も検討されていますが,市民の反応はと言えば,地元マスコミの調査
結果では,今でも路面電車の地下化が実現すると考えている人は,わずか
20%強に留まることも,明らかにされました.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
バーデン=ヴュルテンベルク州の州都,シュトゥットガルトからの報道 :
21.12.2006 Karlsruher Straßenbahntunnel scheitert am Geld
(Stuttgarter Zeitung ニュースへのリンク)
ご当地カールスルーエでは,連日にわたり報道されています :
Dienstag, 19. Dezember 2006 Wer zahlt nun die Kombi-Lösung?
Donnerstag, 21. Dezember 2006 Der Glaube an die U-Strab schwindet
(ka-news.de ニュースへのリンク)
カールスルーエのU-Strab化計画 概要 :
Kombilösung (2002年9月に採用された計画のまとめページ)
どの区間をトンネル化するかは,下記ページに図が掲載されています :
Linksverkehr (U-Strab) (市電を地下では左側通行にする案)
(Stadtwiki Karlsruheへのリンク)
公式のものではありませんが,地下化した場合の系統図予想 :
Liniennetz des "Mitfalls" der Kombilösung, größer (PNGファイル)
City 2015 / U-Strab Karlsruhe (上記ファイルのリンク元)
(U-Strab-Seiten von Heiko Jacobs へのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
する数十年来の構想が,資金不足で危機に瀕しています.
カールスルーエと言えば,トラムトレインなどの成功の手本として広く
知られています.遠方から街の中心部まで,少し離れた中央駅で乗換える
ことなく行き来できる路線が,ここ数年で大幅に増えましたが,一方で
その中心部の路線がボトルネックになっています.歩行者も通行できる
トランジットモール(Fußgängerzone)は,これもカールスルーエの都心の
象徴のようにとらえられているものの,地方からの路線の大半が集中し,
あまりにも電車の本数が多くなって事故の起きない週はないほど,状況が
逼迫していたのでした.
十年近く前,路面を走る電車を地下に移し,トランジットモールを緑地化
して歩行者だけの空間とする計画が発表されますが,反対する人が多く,
市民決定(Bürgerentscheid)で葬り去られてしまいます.
その後,騒音を緩和する方策ともあいまって,2002年にはKombilösung
(コンビネーション打開策?)という計画で賛成多数を得ていました.
計画では,街の中心を東西を走るカイザーシュトラッセ(カイザー通り /
Kaiserstraße)と,マルクトプラッツ(マルクト広場 / Marktplatz)から
T字形を描くようにカールスルーエ中央駅に向かって南に伸びる区間の
Karl-Friedrich-Straßeを走る路面電車を地下化(U-Strab)します.
東西区間の地下化が約3.5キロ,南北は約1.2キロで,これに自動車が走る
道路(Kriegsstraße)の地下化も加わります.
U-Strab : Unterirdische Straßenbahn
U-Strabは,ドイツでは他の都市でも多くみられ,カールスルーエでも
1960年代から検討され,計画が実現されればカイザー通りのトランジット
モールから,電車は消える運命にありました.
5億ユーロと言われる資金のうち,3億ユーロは連邦政府が肩代わりする
ものの,バーデン=ヴュルテンベルク州(Land Baden-Württemberg)と,
カールスルーエ市の調整が難航していることが,ここ数日間で報じられて
いるようです.
公的資金があてにできないため,PPP(Private Public Partnership)の
活用も検討されていますが,市民の反応はと言えば,地元マスコミの調査
結果では,今でも路面電車の地下化が実現すると考えている人は,わずか
20%強に留まることも,明らかにされました.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
バーデン=ヴュルテンベルク州の州都,シュトゥットガルトからの報道 :
21.12.2006 Karlsruher Straßenbahntunnel scheitert am Geld
(Stuttgarter Zeitung ニュースへのリンク)
ご当地カールスルーエでは,連日にわたり報道されています :
Dienstag, 19. Dezember 2006 Wer zahlt nun die Kombi-Lösung?
Donnerstag, 21. Dezember 2006 Der Glaube an die U-Strab schwindet
(ka-news.de ニュースへのリンク)
カールスルーエのU-Strab化計画 概要 :
Kombilösung (2002年9月に採用された計画のまとめページ)
どの区間をトンネル化するかは,下記ページに図が掲載されています :
Linksverkehr (U-Strab) (市電を地下では左側通行にする案)
(Stadtwiki Karlsruheへのリンク)
公式のものではありませんが,地下化した場合の系統図予想 :
Liniennetz des "Mitfalls" der Kombilösung, größer (PNGファイル)
City 2015 / U-Strab Karlsruhe (上記ファイルのリンク元)
(U-Strab-Seiten von Heiko Jacobs へのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
2006年12月22日
【バーゼル】改修コンビーノの第一号戻る
設計上の問題から,ドイツで改修作業が施されていた,バーゼル(Basel)
交通公社(BVB)のコンビーノ(Combino)が,13ヶ月ぶりに戻ってきます.
ドイツのクレフェルト(Krefeld)にあるシーメンスの工場から,12/22に
BVBのWiesenplatz車庫に到着する見込みです.
BVB : Basler Verkehrs-Betriebe (バーゼル交通会社)
改修を受けるために選ばれた最初の車両310号は,昨年11月からドイツ
入りしていましたが,改修方法がなかなか定まらず,1年以上の時間を
費やしてしまったのでした.
コンビーノは,ドイツへ向かったときと同じようにセミトレーラーで運搬
されますが,そのトレーラーがドイツに迎えに行った12/18には,輸送費
節約もかね,次に改修を受ける317号を積んで行きました.
到着する改修第一号(310)は,いわばプロトタイプと同じため,当面の
間は試験走行が重ねられます.1月にはスイス連邦運輸庁(Bundesamt für
Verkehr)の審査を受け,営業運転に戻るのは3月中旬とみられます.
シーメンスでは2008年秋に予定される,欧州サッカー連盟(UEFA)主催の
EURO2008大会の輸送までに,28本の作業を間に合わせるとしていました
が,実際には作業が完了するのはその後になりそうで,期間中は調整が
図られることになるようです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
BVBの発表があったのは,戻ってくる前日でした.その時点での記事 :
21.12.06 Erster sanierter Combino zurück in Basel
(Basler Zeitung ニュースへのリンク)
同じ内容 : Basel: Tram kommt mit zwei Tagen Verspätung
(20minuten ニュースへのリンク)
11月上旬の時点で12/20着と発表がありましたが,2日遅れが生じたため,
そのことが20minutenの記事タイトルに載せられてしまいました.
Combino-Sanierungをテーマにしたスレッド :
Startseite (Tramforum Basel 掲示板へのリンク)
BVB und BLT-Foren » Spezialthemen » Combino » ...この順でたどる
と,目的のスレッドCombino-Sanierungに到達できます.
コンビーノの到着は現地時間12/22朝9時とのことですので,日本時間の
同日17時以降には,その時の模様などが投稿されるかもしれません.
昨年11月に運び出される時の様子は,下記ページで画像入りのドキュメン
タリータッチで紹介されています.この時点で戻りは3月予定でした.
23.11.2005: Abtransport Be 6/8 310 zur Sanierung
(www .trambilder-basel .ch へのリンク)
もしかしたら,このサイトでまた特集が組まれるかもしれません.左上の
Aktuellをクリックして,トップページを確認してみてください.
BVBで活躍しているコンビーノのデータ :
BVB: Be6/8 301'''-328'' (Combino)
(Tramclub Basel ファンサイトへのリンク)
バーゼルのBVBでは,2001年からコンビーノを導入していましたが,他の
都市と同様に,2004年3月から一ヶ月以上にわたり,コンビーノの運行を
見合わせました.その後は差し迫った危険性がないことがわかり,運転を
再開していますが,シーメンスが謳っていた車両寿命までもたないことが
判明したため,延命工事をシーメンスの工場で受ける必要がありました.
なお,バーゼルではBVBもBLTも,低床車両の増備はコンビーノではなく,
Stadler Rail AG(シュタットラー)の部分低床車,Tango(タンゴ)で進め
られることになっています.
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
バーゼル コンビーノ関連 過去ログ リスト :
2006/9/13 2008年秋に全コンビーノ復帰か
2006/4/05【Combino】バーゼル車の改修に遅れが
2005/11/25 車体改良でコンビーノ旅立つ
交通公社(BVB)のコンビーノ(Combino)が,13ヶ月ぶりに戻ってきます.
ドイツのクレフェルト(Krefeld)にあるシーメンスの工場から,12/22に
BVBのWiesenplatz車庫に到着する見込みです.
BVB : Basler Verkehrs-Betriebe (バーゼル交通会社)
改修を受けるために選ばれた最初の車両310号は,昨年11月からドイツ
入りしていましたが,改修方法がなかなか定まらず,1年以上の時間を
費やしてしまったのでした.
コンビーノは,ドイツへ向かったときと同じようにセミトレーラーで運搬
されますが,そのトレーラーがドイツに迎えに行った12/18には,輸送費
節約もかね,次に改修を受ける317号を積んで行きました.
到着する改修第一号(310)は,いわばプロトタイプと同じため,当面の
間は試験走行が重ねられます.1月にはスイス連邦運輸庁(Bundesamt für
Verkehr)の審査を受け,営業運転に戻るのは3月中旬とみられます.
シーメンスでは2008年秋に予定される,欧州サッカー連盟(UEFA)主催の
EURO2008大会の輸送までに,28本の作業を間に合わせるとしていました
が,実際には作業が完了するのはその後になりそうで,期間中は調整が
図られることになるようです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
BVBの発表があったのは,戻ってくる前日でした.その時点での記事 :
21.12.06 Erster sanierter Combino zurück in Basel
(Basler Zeitung ニュースへのリンク)
同じ内容 : Basel: Tram kommt mit zwei Tagen Verspätung
(20minuten ニュースへのリンク)
11月上旬の時点で12/20着と発表がありましたが,2日遅れが生じたため,
そのことが20minutenの記事タイトルに載せられてしまいました.
Combino-Sanierungをテーマにしたスレッド :
Startseite (Tramforum Basel 掲示板へのリンク)
BVB und BLT-Foren » Spezialthemen » Combino » ...この順でたどる
と,目的のスレッドCombino-Sanierungに到達できます.
コンビーノの到着は現地時間12/22朝9時とのことですので,日本時間の
同日17時以降には,その時の模様などが投稿されるかもしれません.
昨年11月に運び出される時の様子は,下記ページで画像入りのドキュメン
タリータッチで紹介されています.この時点で戻りは3月予定でした.
23.11.2005: Abtransport Be 6/8 310 zur Sanierung
(www .trambilder-basel .ch へのリンク)
もしかしたら,このサイトでまた特集が組まれるかもしれません.左上の
Aktuellをクリックして,トップページを確認してみてください.
BVBで活躍しているコンビーノのデータ :
BVB: Be6/8 301'''-328'' (Combino)
(Tramclub Basel ファンサイトへのリンク)
バーゼルのBVBでは,2001年からコンビーノを導入していましたが,他の
都市と同様に,2004年3月から一ヶ月以上にわたり,コンビーノの運行を
見合わせました.その後は差し迫った危険性がないことがわかり,運転を
再開していますが,シーメンスが謳っていた車両寿命までもたないことが
判明したため,延命工事をシーメンスの工場で受ける必要がありました.
なお,バーゼルではBVBもBLTも,低床車両の増備はコンビーノではなく,
Stadler Rail AG(シュタットラー)の部分低床車,Tango(タンゴ)で進め
られることになっています.
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
バーゼル コンビーノ関連 過去ログ リスト :
2006/9/13 2008年秋に全コンビーノ復帰か
2006/4/05【Combino】バーゼル車の改修に遅れが
2005/11/25 車体改良でコンビーノ旅立つ
2006年12月21日
【モンペリエ】花柄模様のトラムが走る街
パリに路面電車が復活したのと同じ日(12/16)に,フランス南部の地中海
にほど近いモンペリエ(Montpellier)で,路面電車(Tramway)の2号線が
暫定的な営業運転を開始しました.モンペリエでは既にトラムの1号線が
2000年に開通している上に,世界的な大都市パリの影に隠れてしまい,
フランス以外では報道されていないようですが,初めて見る人には冗談に
思えてしまう,極めて印象的なデザインのトラムが走っています.
モンペリエは,中世から学園都市として知られ,2004年には25万人弱が
暮らしていると見積もられています.周辺の都市圏まで含めると,1999年
現在でその数は約46万人にまで膨れ上がります.
そのモンペリエと周辺の公共交通機関を運行するTaMは,2000年7月に路面
電車を開業しました.今やフランスのトラム車両を席巻する,アスルトム
(Alstom)のモジュール式低床型電車シタディス(Citadis)が,最初に導入
された路線になります.
TaM : Transports de l'Agglomération de Montpellier
15,2キロの路線は,順調に利用者数を増やし続け,当初は3車体(全長30m
クラス)だった車両は,5車体(同41mクラス)に増えました.今年に入って
からは,一日の利用者数が13万人を大きく超える記録も打ち立てている
ほどです.利用者数で欧州最大級の路線に成長すると言われるパリのT3
では,開業人気で賑わう土日に12万人を輸送したと伝えられていますが,
その人数をもしのぐものです.
予想を大幅に上回る乗客数は,路線バスとの接続が充実し,パークアンド
ライドが整備されていることなどにより,もたらされているようです.
TaMは,公共交通だけでなく駐車場も運営する,フランスでは珍しい交通
事業者です.
今回開通した2号線は路線長が19.8キロで,これはフランスでは一番の
長さになるそうです.全線乗ると小一時間かかりますが,モンペリエを
含む5つのコミューンを結び,当面は先輩格の1号線の約半分,一日平均
5万2千人が利用するものと見られています.
ここで,ようやくその2号線の車両の話にたどりつきました.2号線の車両
は,部分低床だった1号線とは異なり,100%低床のシタディス(Citadis
302)が採用されます.5車体で約32mの車両には,200人以上が乗車可能
です.こちらも,将来の需要増加に備えて,7車体42mにまで延長できる
ようになっています.もちろん,1号線車両との部品などは,できる限り
共用可能にしたとのことで,これがモジュール式の良いところでしょう.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
これが2号線トラムの電車です.花電車とかイベント用の特別塗装という
わけではなく,2号線を走るトラムは,全てこのデザインなのです.
オレンジを下地にして,緑,黄,赤の三色の花を車体全面にあしらった
トラムは,1号線と同じくElizabeth Garouste氏とMattia Bonetti氏の
コンビがデザインを手掛けています.1号線は青地に白いツバメが飛び
交うもので,これまた一度見たら忘れられないものです.
トラムに描かれた花柄のデザインは,1970年代カルフォルニアのヒッピー
スタイルとも言われているようですが,デザイナーとしては,自由と創造
の理念?を高め,自然や色彩?,太陽などとの絆を広げるために花を使った
そうです.そしてその花びらは,シンプルに,そして熱烈で?南方を思い
起こさせる四色,黄赤緑橙で描かれています.
トラムではあまり用いられない,鮮やかな色使いを施すことで,トラムを
元気印の素(地域活性化の源)にしようとしました.
これが功を奏したようで,賛否両論はあるものの,街に溶け込んでいる
さまは,今回画像の使用を許可してくれた,モンペリエ在住のうふふさん
も,気に入られているとのことです.
青空に舞う白い燕が描かれたトラムや,花柄模様のトラムが似合う街,
モンペリエに興味を持たれましたら,街の歴史や見所も飽きさせずに紹介
してくれる,うふふさんのブログ,フランス!フランス!フランス!も
尋ねてみてください.
2号線は1/08まで仮ダイヤで走り,朝7時から夜10時までの運転ですが,
その後ダイヤ改正が行われ,早朝5時から未明の1時まで走ります.
モンペリエの公共交通を運行する事業者のサイト :
Découvrez la carte dynamique du réseau 2007 (路線図)
La ligne 2 Le projet > Présentation (2号線の情報)
(TaM 公式サイトへのリンク)
モンペリエ郡のサイトでも,トラム2号線開業が報じられています.
La ligne 2 du tramway de Montpellier Agglomération sur les rails
samedi 16 décembre (Montpellier Agglomération へのリンク)
フランスでの報道 :
14-12-2006 Les tramways ont le vent en poupe
(Univers-Nature ニュースへのリンク)
開業前のこの記事では,2年半の工期と4億ユーロを投じてまでトラムを
建設したのは,大気汚染と騒音を軽減することが目的と記しています.
samedi 16 décembre 2006 Le tramway à fleurs de Montpellier fait
carton plein (AP via Yahoo! Actualités ニュースへのリンク)
18/12/2006 Montpellier a inauguré sa deuxième ligne de tramway
(Le Moniteur ニュースへのリンク)
今年4月の時点で公開された花模様の車両と2号線の資料 :
(デザイナーの経歴や意図なども,ここに記されています)
première rame de la ligne 2 (PDFファイル)
(Montpellier Agglomération 公式サイトへのリンク)
ご注意 : PDFファイルを開いた瞬間にも,花柄模様が飛び出してきます.
モンペリエのトラムウェイに関する情報満載のページ(フランス語) :
Infos ligne 2 (2号線の歴史 - 2001年9月から開業日まで)
Infos rames réseau (モンペリエのシタディス情報)
(Tramway de Montpellier ファンサイト?へのリンク)
今年4月のところに,パリのT2(Tram Val de Seine)に導入されたCitadis
302より,モンペリエ向けの車両が高いこと挙げ,違いは花柄のデザイン
だけではないかと,疑問を呈しています.24本発注したモンペリエが1本
あたり約241万ユーロに対して,13本発注のパリT2は約162万ユーロで,
1本につき80万ユーロも価格差があるのです.
また,オレンジ一色で車庫に納入されている様子も撮影されています.
花びらの正体は,広告向けに使われるシールなのかもしれません.
今年4月に花柄のトラムがTaMに納入された時の専門誌の記事(英語) :
May 2006 Montpellier Citadis rolled out
(Railway Gazette へのリンク)
100%低床の2号線と同じ仕様の車両が,1号線にも3本投入されることに
なっています.こちらは,花柄ではなくツバメになるようです.
開業日に撮影された2分少々の映像で,利用者へのインタビューがあり,
動く花柄トラムも垣間見ることができます.
la ligne 2 et vous Posted by Paxou
(Dailymotion へのリンク)
モンペリエでは,2010年末の開通を目指して3号線の計画も進行中です.
さて,今度はどんなデザインになるでしょう.
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
にほど近いモンペリエ(Montpellier)で,路面電車(Tramway)の2号線が
暫定的な営業運転を開始しました.モンペリエでは既にトラムの1号線が
2000年に開通している上に,世界的な大都市パリの影に隠れてしまい,
フランス以外では報道されていないようですが,初めて見る人には冗談に
思えてしまう,極めて印象的なデザインのトラムが走っています.
モンペリエは,中世から学園都市として知られ,2004年には25万人弱が
暮らしていると見積もられています.周辺の都市圏まで含めると,1999年
現在でその数は約46万人にまで膨れ上がります.
そのモンペリエと周辺の公共交通機関を運行するTaMは,2000年7月に路面
電車を開業しました.今やフランスのトラム車両を席巻する,アスルトム
(Alstom)のモジュール式低床型電車シタディス(Citadis)が,最初に導入
された路線になります.
TaM : Transports de l'Agglomération de Montpellier
15,2キロの路線は,順調に利用者数を増やし続け,当初は3車体(全長30m
クラス)だった車両は,5車体(同41mクラス)に増えました.今年に入って
からは,一日の利用者数が13万人を大きく超える記録も打ち立てている
ほどです.利用者数で欧州最大級の路線に成長すると言われるパリのT3
では,開業人気で賑わう土日に12万人を輸送したと伝えられていますが,
その人数をもしのぐものです.
予想を大幅に上回る乗客数は,路線バスとの接続が充実し,パークアンド
ライドが整備されていることなどにより,もたらされているようです.
TaMは,公共交通だけでなく駐車場も運営する,フランスでは珍しい交通
事業者です.
今回開通した2号線は路線長が19.8キロで,これはフランスでは一番の
長さになるそうです.全線乗ると小一時間かかりますが,モンペリエを
含む5つのコミューンを結び,当面は先輩格の1号線の約半分,一日平均
5万2千人が利用するものと見られています.
ここで,ようやくその2号線の車両の話にたどりつきました.2号線の車両
は,部分低床だった1号線とは異なり,100%低床のシタディス(Citadis
302)が採用されます.5車体で約32mの車両には,200人以上が乗車可能
です.こちらも,将来の需要増加に備えて,7車体42mにまで延長できる
ようになっています.もちろん,1号線車両との部品などは,できる限り
共用可能にしたとのことで,これがモジュール式の良いところでしょう.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
これが2号線トラムの電車です.花電車とかイベント用の特別塗装という
わけではなく,2号線を走るトラムは,全てこのデザインなのです.
2006年07月03日 新型トラム by うふふ

無料開放された週末のひとコマ 2006年12月17日 トラム2号線A by うふふ


(フランス!フランス!フランス!フランス留学日記へのリンク)
これら画像の無断転載はご遠慮ください
無料開放された週末のひとコマ 2006年12月17日 トラム2号線A by うふふ
(フランス!フランス!フランス!フランス留学日記へのリンク)
これら画像の無断転載はご遠慮ください
オレンジを下地にして,緑,黄,赤の三色の花を車体全面にあしらった
トラムは,1号線と同じくElizabeth Garouste氏とMattia Bonetti氏の
コンビがデザインを手掛けています.1号線は青地に白いツバメが飛び
交うもので,これまた一度見たら忘れられないものです.
トラムに描かれた花柄のデザインは,1970年代カルフォルニアのヒッピー
スタイルとも言われているようですが,デザイナーとしては,自由と創造
の理念?を高め,自然や色彩?,太陽などとの絆を広げるために花を使った
そうです.そしてその花びらは,シンプルに,そして熱烈で?南方を思い
起こさせる四色,黄赤緑橙で描かれています.
トラムではあまり用いられない,鮮やかな色使いを施すことで,トラムを
元気印の素(地域活性化の源)にしようとしました.
これが功を奏したようで,賛否両論はあるものの,街に溶け込んでいる
さまは,今回画像の使用を許可してくれた,モンペリエ在住のうふふさん
も,気に入られているとのことです.
青空に舞う白い燕が描かれたトラムや,花柄模様のトラムが似合う街,
モンペリエに興味を持たれましたら,街の歴史や見所も飽きさせずに紹介
してくれる,うふふさんのブログ,フランス!フランス!フランス!も
尋ねてみてください.
2号線は1/08まで仮ダイヤで走り,朝7時から夜10時までの運転ですが,
その後ダイヤ改正が行われ,早朝5時から未明の1時まで走ります.
モンペリエの公共交通を運行する事業者のサイト :
Découvrez la carte dynamique du réseau 2007 (路線図)
La ligne 2 Le projet > Présentation (2号線の情報)
(TaM 公式サイトへのリンク)
モンペリエ郡のサイトでも,トラム2号線開業が報じられています.
La ligne 2 du tramway de Montpellier Agglomération sur les rails
samedi 16 décembre (Montpellier Agglomération へのリンク)
フランスでの報道 :
14-12-2006 Les tramways ont le vent en poupe
(Univers-Nature ニュースへのリンク)
開業前のこの記事では,2年半の工期と4億ユーロを投じてまでトラムを
建設したのは,大気汚染と騒音を軽減することが目的と記しています.
samedi 16 décembre 2006 Le tramway à fleurs de Montpellier fait
carton plein (AP via Yahoo! Actualités ニュースへのリンク)
18/12/2006 Montpellier a inauguré sa deuxième ligne de tramway
(Le Moniteur ニュースへのリンク)
今年4月の時点で公開された花模様の車両と2号線の資料 :
(デザイナーの経歴や意図なども,ここに記されています)
première rame de la ligne 2 (PDFファイル)
(Montpellier Agglomération 公式サイトへのリンク)
ご注意 : PDFファイルを開いた瞬間にも,花柄模様が飛び出してきます.
モンペリエのトラムウェイに関する情報満載のページ(フランス語) :
Infos ligne 2 (2号線の歴史 - 2001年9月から開業日まで)
Infos rames réseau (モンペリエのシタディス情報)
(Tramway de Montpellier ファンサイト?へのリンク)
今年4月のところに,パリのT2(Tram Val de Seine)に導入されたCitadis
302より,モンペリエ向けの車両が高いこと挙げ,違いは花柄のデザイン
だけではないかと,疑問を呈しています.24本発注したモンペリエが1本
あたり約241万ユーロに対して,13本発注のパリT2は約162万ユーロで,
1本につき80万ユーロも価格差があるのです.
また,オレンジ一色で車庫に納入されている様子も撮影されています.
花びらの正体は,広告向けに使われるシールなのかもしれません.
今年4月に花柄のトラムがTaMに納入された時の専門誌の記事(英語) :
May 2006 Montpellier Citadis rolled out
(Railway Gazette へのリンク)
100%低床の2号線と同じ仕様の車両が,1号線にも3本投入されることに
なっています.こちらは,花柄ではなくツバメになるようです.
開業日に撮影された2分少々の映像で,利用者へのインタビューがあり,
動く花柄トラムも垣間見ることができます.
la ligne 2 et vous Posted by Paxou
(Dailymotion へのリンク)
モンペリエでは,2010年末の開通を目指して3号線の計画も進行中です.
さて,今度はどんなデザインになるでしょう.
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
2006年12月20日
【ニューオリンズ】セントチャールズ線一部復旧
ニューオリンズ(New Orleans)を走る,現役では世界最古の路面電車,
セントチャールズ線(St. Charles Avenue line)は,ハリケーンによる
被害が甚大で,現在はバスが代行していますが,電車が戻ってきます.
残念ながら,まだ一部分に過ぎませんが,カナル通り(Canal street)と
リーサークル(Lee Circle)間の1.2マイル(約1.93キロ)で,12/19に運転を
再開しました.時間も限定的で,朝9時から夕方6時(18時)までです.
8月の時点で,このCBD(Central Business District)内を年内再開として
いましたから,ここまでは予定通りです.
このあとリーサークルから先は,Napoleon Avenueまで来夏に,そして
RTAでは全線復旧を,多少遅れて2008年晩春か初夏としていて,それまで
バス代行が続きます.
RTA : New Orleans Regional Transit Authority
セントチャールズ線では,ハリケーン・カトリーナの襲来時に辛うじて
浸水を逃れた,Willow Street facility(Carrollton Station)に車両が
置かれていたため,電車は事なきを得ましたが,被災前から修復が必要と
された軌道の損害,特に架線などが大きな被害を受けました.これらを
復旧するのにかかる費用は,1200万ドルと見積もられています.
セントチャールズ線の無事だった35両は,車両が水浸しになり使いものに
ならず,軌道の被害は小さかったキャナルストリート線(Canal Street
line)とリバーフロント線(Riverfront Line)に,貸し出していました.
今回の運転再開では,この深緑の電車の2両が使われます.
架線関係の修復は,現在のところ,560本の架線柱のうち150本以上の
交換が終了していますが,まだまだ先が長いようです.
変電所は,1ヶ所に集約していたものが被害を受けたため,今後は3ヶ所に
分散することになります.ただし,今回はボストンから借りているポータ
ブルのもの(発電所?)をキャナルストリート線と共用,リバーフロント
線は,自前のものが使えるようになり,今は独自に給電されています.
来夏のナポレオン・アベニューまでの復旧時には,分散させる1つ目の
変電所がそばに設けられるのだそうです.
なお,10月の話ですので,すでに雑誌などで紹介されていて重複となる
かもしれませんが,水浸しで使えない新しい赤い車のほうは,連邦政府
から修理の補助金が2160万ドル出ています.1両につき,修理に80万から
百万ドルがかかると言われていましたので,連邦からの金で全車修理が
可能になる見込みです.早ければ来夏には修理完了の第一号がお目見え
する予定で,その後は2ヶ月に1両の割合で戻ってくる計画です.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
公式リリース : 2006-12-18
ST. CHARLES STREETCARS RETURN TO CENTRAL BUSINESS DISTRICT
St. Charles Streetcar Line Update
(RTA公式サイトへのリンク)
運転再開前夜の地元紙の記事 :
Tuesday, December 19, 2006 STREETCAR LURCHES FORWARD
(New Orleans Times-Picayune ニュースへのリンク)
運転再開後には,各地で報道されています.
Reutersの記事では,全線復旧は2007年末になっています.
Historic streetcar rolls through New Orleans again
(Washington Post ニュースへのリンク)
Associated Pressの記事 :
* A bit of New Orleans' iconic streetcar line back in service
* Streetcars roll again on St. Charles line
(KATC3 ニュースへのリンク)
災害復旧絡みで,連邦からの資金も大量に投入されているため,米国連邦
運輸省からもプレスリリースが出ています.
December 19, 2006 Streetcar Service Returns to St. Charles Line,
U.S. Secretary of Transportation Mary Peters Announces
(U.S. Department of Transportation ニュースへのリンク)
被災した路面電車の修理代は,連邦政府が払うことになると伝える記事 :
Wednesday, November 01, 2006 Streetcars getting back on track
(New Orleans Times-Picayune ニュースへのリンク)
緑 : セントチャールズ線(St. Charles Avenue line)
赤 : キャナルストリート線(Canal Street line)
青 : リバーフロント線(Riverfront Line)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
セントチャールズ線 関連 過去ログリスト :
2006/8/06 運賃の収受再開
2006/6/06 路線網大幅縮小は回避
2006/5/29 救援終了後の不安
2006/4/01 路面電車運行の区間延長
2006/2/01 ボストンから助っ人来る
2005/12/21 セントチャールズ線は2006年秋の再開か
2005/12/15 路面電車 2005/12/18営業再開予定
2005/12/13 路面電車 復活に向けた試運転
2005/11/16 電車復帰への道は険しそう
2005/10/06 交通機関に4700万ドル
2005/10/02 セントチャールズ線バス代行で
2005/9/05 路面電車の車庫も浸水か?
(ニューオリンズ関連は,カテゴリを米国中部から南東部に変更しました)
セントチャールズ線(St. Charles Avenue line)は,ハリケーンによる
被害が甚大で,現在はバスが代行していますが,電車が戻ってきます.
残念ながら,まだ一部分に過ぎませんが,カナル通り(Canal street)と
リーサークル(Lee Circle)間の1.2マイル(約1.93キロ)で,12/19に運転を
再開しました.時間も限定的で,朝9時から夕方6時(18時)までです.
8月の時点で,このCBD(Central Business District)内を年内再開として
いましたから,ここまでは予定通りです.
このあとリーサークルから先は,Napoleon Avenueまで来夏に,そして
RTAでは全線復旧を,多少遅れて2008年晩春か初夏としていて,それまで
バス代行が続きます.
RTA : New Orleans Regional Transit Authority
セントチャールズ線では,ハリケーン・カトリーナの襲来時に辛うじて
浸水を逃れた,Willow Street facility(Carrollton Station)に車両が
置かれていたため,電車は事なきを得ましたが,被災前から修復が必要と
された軌道の損害,特に架線などが大きな被害を受けました.これらを
復旧するのにかかる費用は,1200万ドルと見積もられています.
セントチャールズ線の無事だった35両は,車両が水浸しになり使いものに
ならず,軌道の被害は小さかったキャナルストリート線(Canal Street
line)とリバーフロント線(Riverfront Line)に,貸し出していました.
今回の運転再開では,この深緑の電車の2両が使われます.
架線関係の修復は,現在のところ,560本の架線柱のうち150本以上の
交換が終了していますが,まだまだ先が長いようです.
変電所は,1ヶ所に集約していたものが被害を受けたため,今後は3ヶ所に
分散することになります.ただし,今回はボストンから借りているポータ
ブルのもの(発電所?)をキャナルストリート線と共用,リバーフロント
線は,自前のものが使えるようになり,今は独自に給電されています.
来夏のナポレオン・アベニューまでの復旧時には,分散させる1つ目の
変電所がそばに設けられるのだそうです.
なお,10月の話ですので,すでに雑誌などで紹介されていて重複となる
かもしれませんが,水浸しで使えない新しい赤い車のほうは,連邦政府
から修理の補助金が2160万ドル出ています.1両につき,修理に80万から
百万ドルがかかると言われていましたので,連邦からの金で全車修理が
可能になる見込みです.早ければ来夏には修理完了の第一号がお目見え
する予定で,その後は2ヶ月に1両の割合で戻ってくる計画です.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
公式リリース : 2006-12-18
ST. CHARLES STREETCARS RETURN TO CENTRAL BUSINESS DISTRICT
St. Charles Streetcar Line Update
(RTA公式サイトへのリンク)
運転再開前夜の地元紙の記事 :
Tuesday, December 19, 2006 STREETCAR LURCHES FORWARD
(New Orleans Times-Picayune ニュースへのリンク)
運転再開後には,各地で報道されています.
Reutersの記事では,全線復旧は2007年末になっています.
Historic streetcar rolls through New Orleans again
(Washington Post ニュースへのリンク)
Associated Pressの記事 :
* A bit of New Orleans' iconic streetcar line back in service
* Streetcars roll again on St. Charles line
(KATC3 ニュースへのリンク)
災害復旧絡みで,連邦からの資金も大量に投入されているため,米国連邦
運輸省からもプレスリリースが出ています.
December 19, 2006 Streetcar Service Returns to St. Charles Line,
U.S. Secretary of Transportation Mary Peters Announces
(U.S. Department of Transportation ニュースへのリンク)
被災した路面電車の修理代は,連邦政府が払うことになると伝える記事 :
Wednesday, November 01, 2006 Streetcars getting back on track
(New Orleans Times-Picayune ニュースへのリンク)
資料を基に独自に構成したもので,正確ではないかもしれません


緑 : セントチャールズ線(St. Charles Avenue line)
赤 : キャナルストリート線(Canal Street line)
青 : リバーフロント線(Riverfront Line)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
セントチャールズ線 関連 過去ログリスト :
2006/8/06 運賃の収受再開
2006/6/06 路線網大幅縮小は回避
2006/5/29 救援終了後の不安
2006/4/01 路面電車運行の区間延長
2006/2/01 ボストンから助っ人来る
2005/12/21 セントチャールズ線は2006年秋の再開か
2005/12/15 路面電車 2005/12/18営業再開予定
2005/12/13 路面電車 復活に向けた試運転
2005/11/16 電車復帰への道は険しそう
2005/10/06 交通機関に4700万ドル
2005/10/02 セントチャールズ線バス代行で
2005/9/05 路面電車の車庫も浸水か?
(ニューオリンズ関連は,カテゴリを米国中部から南東部に変更しました)
【ニューヨーク】LIRR新線に26億ドル投入決定
ニューヨークのマンハッタンとクイーンズの間を流れるイーストリバー
には,いくつもの橋がかかり,トンネルが掘られています.その中でも
一番新しい,といっても完成は1970年代ですが,その新参のトンネルは
鉄道専用で複線の上下二段構造です.そのうち上段は1989年から地下鉄
Fラインに使用されていますが,下段は空き家のままでした.いわば幻の
トンネルというわけです.
63rd Street Tunnelと呼ばれるトンネルの下段は,ロングアイランドと
マンハッタンを結ぶ通勤鉄道のLIRR,ロングアイランド鉄道が走ることに
なっていました.しかし,70年代の市長により,予算が削減され計画が
棚上げされていたのです.
LIRR : Long Island Rail Road
現在,LIRRは米国最大の旅客鉄道です.一日27万人近い利用者があり,
24万人がマンハッタン側のターミナル,ペンステーション(Pennsylvania
Station)で乗降しています.
ところが,その半分近い10万人余りは,マンハッタンのイーストサイドに
向かう利用者で,LIRRがトンネルで素通りする場所にペンステーション
から地下鉄などで戻るような通勤を強いられてきました.
また,ペンステーションもLIRR専用ではなく,AmtrakやNJ Transitも発着
していて,その枠が限界に達し増発が不可能な状況です.
これらを改善する手段として,East Side Access計画が考えられていま
した.クイーンズでLIRRの現行路線から分岐し,先ほどの幻のトンネルを
使って,現在メトロノース鉄道(Metro-North Railroad)などが乗入れて
いるグランドセントラルターミナル(Grand Central Terminal)駅の下に
乗入れようとする計画です.60年代からの構想でしたが,前述の通り,
最近まで話が進んでいませんでした.
そのEast Side Accessに,連邦政府がFFGAで26億ドルを拠出することが
最終的に決まったという報道がありました.
FFGA : Full Funding Grant Agreement
総工費は63億ドルとみられていますので,まだ37億ドル足りませんが,
当局やニューヨーク州が公債を発行して,資金を調達することになって
いるそうです.
工事はクイーンズ(Queens)側で既に着手されており,このあとも順調に
運べば,完成予定は2013年とされています.これが完成すれば,LIRRは
増発が可能になりますし,利用者はイーストサイド(East Side)に向かう
なら,グランドセントラルターミナル行を選べるようになるのです.
今回,運輸長官がEast Side Accessに26億ドルの補助金を出す書類に署名
しましたが,連邦政府が大量輸送機関に投じる金額としては,過去最高額
だそうです.また,同時に地下鉄新線計画,Second Avenue Subwayにも
7億ドル弱が出されることが決定しました.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
米国連邦運輸省のブリーフィングルームより :
Monday, December 18, 2006 U.S. Transportation Secretary Signs
Record $2.6 Billion Agreement to Fund New Tunnel Network To Give
Long Island Commuters Direct Access to Grand Central Station
(U.S. Department of Transportation ニュースへのリンク)
代表的な報道(この他にも多数あり) :
December 19, 2006 Long Planned, Transit Projects Get U.S. Help
(New York Times ニュースへのリンク)
East Side Access Planned Improvements (計画図あり)
Image Gallery (East Side Accessのイメージ)
(MTA 公式サイトへのリンク)
MTA : Metropolitan Transportation Authority
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
には,いくつもの橋がかかり,トンネルが掘られています.その中でも
一番新しい,といっても完成は1970年代ですが,その新参のトンネルは
鉄道専用で複線の上下二段構造です.そのうち上段は1989年から地下鉄
Fラインに使用されていますが,下段は空き家のままでした.いわば幻の
トンネルというわけです.
63rd Street Tunnelと呼ばれるトンネルの下段は,ロングアイランドと
マンハッタンを結ぶ通勤鉄道のLIRR,ロングアイランド鉄道が走ることに
なっていました.しかし,70年代の市長により,予算が削減され計画が
棚上げされていたのです.
LIRR : Long Island Rail Road
現在,LIRRは米国最大の旅客鉄道です.一日27万人近い利用者があり,
24万人がマンハッタン側のターミナル,ペンステーション(Pennsylvania
Station)で乗降しています.
ところが,その半分近い10万人余りは,マンハッタンのイーストサイドに
向かう利用者で,LIRRがトンネルで素通りする場所にペンステーション
から地下鉄などで戻るような通勤を強いられてきました.
また,ペンステーションもLIRR専用ではなく,AmtrakやNJ Transitも発着
していて,その枠が限界に達し増発が不可能な状況です.
これらを改善する手段として,East Side Access計画が考えられていま
した.クイーンズでLIRRの現行路線から分岐し,先ほどの幻のトンネルを
使って,現在メトロノース鉄道(Metro-North Railroad)などが乗入れて
いるグランドセントラルターミナル(Grand Central Terminal)駅の下に
乗入れようとする計画です.60年代からの構想でしたが,前述の通り,
最近まで話が進んでいませんでした.
そのEast Side Accessに,連邦政府がFFGAで26億ドルを拠出することが
最終的に決まったという報道がありました.
FFGA : Full Funding Grant Agreement
総工費は63億ドルとみられていますので,まだ37億ドル足りませんが,
当局やニューヨーク州が公債を発行して,資金を調達することになって
いるそうです.
工事はクイーンズ(Queens)側で既に着手されており,このあとも順調に
運べば,完成予定は2013年とされています.これが完成すれば,LIRRは
増発が可能になりますし,利用者はイーストサイド(East Side)に向かう
なら,グランドセントラルターミナル行を選べるようになるのです.
今回,運輸長官がEast Side Accessに26億ドルの補助金を出す書類に署名
しましたが,連邦政府が大量輸送機関に投じる金額としては,過去最高額
だそうです.また,同時に地下鉄新線計画,Second Avenue Subwayにも
7億ドル弱が出されることが決定しました.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
米国連邦運輸省のブリーフィングルームより :
Monday, December 18, 2006 U.S. Transportation Secretary Signs
Record $2.6 Billion Agreement to Fund New Tunnel Network To Give
Long Island Commuters Direct Access to Grand Central Station
(U.S. Department of Transportation ニュースへのリンク)
代表的な報道(この他にも多数あり) :
December 19, 2006 Long Planned, Transit Projects Get U.S. Help
(New York Times ニュースへのリンク)
East Side Access Planned Improvements (計画図あり)
Image Gallery (East Side Accessのイメージ)
(MTA 公式サイトへのリンク)
MTA : Metropolitan Transportation Authority
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
2006年12月18日
【索道】米国都市輸送での採用例
かつては鉄道の拠点として栄え,現在ユタ州で四番目に大きな街である
オグデン(Ogden)という街で,街の中心部と,東の山上にある州立大学
(Weber State University)を結ぶ,4マイル(約6.4キロ)のゴンドラが検討
されています.この市長の提案に対して,市議会では北米で都市輸送に
採用されたゴンドラ又はロープウェイの研究を行いました.その結果が,
ニュースサイトからPDFファイルで入手できます.
研究対象は7例あり,現役は3例ですが,うち1例は南米コロンビアです.
また,1例はコロラド州のスキーリゾート地テルアライド(Telluride)の
もので,実質的に都市内輸送で活躍中なのは,有名なニューヨーク市の
ルーズベルト島(Roosevelt Island)の,ルーズベルトアイランド・トラム
ウェイ(Roosevelt Island Tramway)だけでした.
あとの3例は計画中のもので,そのうちの1例は,こちらでも最近何度か
紹介している,オレゴン州ポートランドのPortland Aerial Tramです.
当初の予算を大幅に超過して話題になっているこのロープウェイは,先日
より招待客を乗せた試運転が開始されました.
2例はいずれも東海岸で,ボルチモアのゴンドラと,フィラデルフィアと
対岸のカムデンを結ぶロープウェイの計画です.
後者は,デラウェア川の両岸に広がるウォーターフロント再開発の一環と
して着工までされていますが,現時点では中断しているようです.
最後に残った1例は,ニューオリンズで1984年にワールドフェアが開催
された時だけ運行されたものですが,これは大失敗の例として取り上げ
られていました.
都市輸送ではないテルアライドの例が紹介されたのは,人口3千5百人の
街で,スキーリゾート地とはいえ年間2百万人以上を輸送したことが,
成功例としてみられているのと,オグデンの計画には,隣接のリゾート地
への輸送も考えられているからのようです.
なお,英語でトラム(tram / aerial tramway)と呼ばれるのは,日本では
いわゆる交走式の索道,ロープウェイのことで,これに対してゴンドラ
(gondola / gondola lift)は,同じ索道でも搬器が3つ以上あるものを
指しています.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
12/15/2006 Gondolas big fun or big flops, Ogden study finds
(The Salt Lake Tribune ニュースへのリンク)
Thursday, December 14, 2006 Urban gondola/tram comparison
Read the comparison (PDFファイル)
(Standard-Examiner ニュースへのリンク)
オグデン周辺とソルトレイクシティの位置関係もわかる地図 :
Weber State University Locations Map
(ウェバー州立大学 公式サイトへのリンク)
オグデンのゴンドラ計画 :
Monday, August 28, 2006 Ogden's Proposed Gondola/Resort
(Ogden City 公式サイトへのリンク)
ちょっと違うのもありますが,米国以外の例と画像も見られます.
Aerial Tramways in big cities
(SkyscraperCity 掲示板へのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
オグデン(Ogden)という街で,街の中心部と,東の山上にある州立大学
(Weber State University)を結ぶ,4マイル(約6.4キロ)のゴンドラが検討
されています.この市長の提案に対して,市議会では北米で都市輸送に
採用されたゴンドラ又はロープウェイの研究を行いました.その結果が,
ニュースサイトからPDFファイルで入手できます.
研究対象は7例あり,現役は3例ですが,うち1例は南米コロンビアです.
また,1例はコロラド州のスキーリゾート地テルアライド(Telluride)の
もので,実質的に都市内輸送で活躍中なのは,有名なニューヨーク市の
ルーズベルト島(Roosevelt Island)の,ルーズベルトアイランド・トラム
ウェイ(Roosevelt Island Tramway)だけでした.
あとの3例は計画中のもので,そのうちの1例は,こちらでも最近何度か
紹介している,オレゴン州ポートランドのPortland Aerial Tramです.
当初の予算を大幅に超過して話題になっているこのロープウェイは,先日
より招待客を乗せた試運転が開始されました.
2例はいずれも東海岸で,ボルチモアのゴンドラと,フィラデルフィアと
対岸のカムデンを結ぶロープウェイの計画です.
後者は,デラウェア川の両岸に広がるウォーターフロント再開発の一環と
して着工までされていますが,現時点では中断しているようです.
最後に残った1例は,ニューオリンズで1984年にワールドフェアが開催
された時だけ運行されたものですが,これは大失敗の例として取り上げ
られていました.
都市輸送ではないテルアライドの例が紹介されたのは,人口3千5百人の
街で,スキーリゾート地とはいえ年間2百万人以上を輸送したことが,
成功例としてみられているのと,オグデンの計画には,隣接のリゾート地
への輸送も考えられているからのようです.
なお,英語でトラム(tram / aerial tramway)と呼ばれるのは,日本では
いわゆる交走式の索道,ロープウェイのことで,これに対してゴンドラ
(gondola / gondola lift)は,同じ索道でも搬器が3つ以上あるものを
指しています.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
12/15/2006 Gondolas big fun or big flops, Ogden study finds
(The Salt Lake Tribune ニュースへのリンク)
Thursday, December 14, 2006 Urban gondola/tram comparison
Read the comparison (PDFファイル)
(Standard-Examiner ニュースへのリンク)
オグデン周辺とソルトレイクシティの位置関係もわかる地図 :
Weber State University Locations Map
(ウェバー州立大学 公式サイトへのリンク)
オグデンのゴンドラ計画 :
Monday, August 28, 2006 Ogden's Proposed Gondola/Resort
(Ogden City 公式サイトへのリンク)
ちょっと違うのもありますが,米国以外の例と画像も見られます.
Aerial Tramways in big cities
(SkyscraperCity 掲示板へのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
2006年12月17日
【Schwarzfahrer】リンツの検査員は災難
オーストリアのリンツ(Linz)の路面電車や路線バスなど公共交通機関で,
無賃乗車を摘発する係員の負傷が相次いでいます.
年間150万人とされるリンツの公共交通利用者のうち,切符を持たずに
乗ったり,不正乗車をはたらくSchwarzfahrerは,全体の3%と言われて
います.そして月に2件の割合で,それを摘発する検査員が殴打される
など病院送りになっていて,飲酒機会の増える12月は,既に6件を数える
そうです.
これはリンツに限った話ではないと思われますが,オーストリアではここ
までの例はないらしく,年間利用者数が7億5千万人で,そのうち5%から
6%が不正乗車(Schwarzfahrer)とみられるウィーン(Wien)や,リンツの
ように路面電車が走っているグラーツ(Graz)では,暴力無縁とまで言わ
なくても,件数はリンツより少ないようです.
ちなみに,関係はないと思いますが,リンツでは違反が見つかった時の
罰金は40ユーロ,ウィーンやグラーツでは60ユーロです.
リンツでは,4年前の2002年から切符の所持検査を民間の警備会社に委託
しています.検査員には警官のような拘束権限がありません.
切符の検査にかける時間は月間で3千時間で,年間にして50万から百万の
乗客が,検査を受けていることになるそうです.
先日もドイツのボンで,不正乗車を減らすために,バス乗車を前扉からに
限り,運転手に切符を提示させる方法に,一部の路線で変更する試みを
開始するという話がありました.しかし,ボンの場合でも乗客数が多く,
前からの乗車限定は遅延につながると懸念されているようで,時間を限り
夜間だけ実施するような形になるかもしれません.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
リンツの記事 :
16.12.2006 Faustrecht in Straßenbahn: Schwarzfahrer schlagen
Kontrollore krankenhausreif
(OÖNachrichten ニュースへのリンク)
15. Dezember 2006 Ticket in die Notaufnahme
15. Dezember 2006 Das harte Leben der Schwarzkappler
(derStandard ニュースへのリンク)
ボンの記事 :
07.12.06 Kontrollen in Bussen und Bahnen
(Kölner Stadt-Anzeiger ニュースへのリンク)
06.12.2006 Busfahrgäste müssen demnächst vorne einsteigen
(General-Anzeiger (Bonn) ニュースへのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
不正乗車にまつわる 関連過去ログ一覧 :
2006/4/03 【ウィーン】抜打ちではない切符検査ほか
2006/3/01 【Muni】過半数が無賃乗車?!
2006/2/26 【ロサンゼルス】地下鉄に改札設置か?
2006/2/06 【Schwarzfahrer】ドイツのテューリンゲン州では少数
2006/1/13 【ブラウンシュヴァイク】不正乗車への対応
2005/12/19 【ベルリン】不正乗車と運賃体系と検査員
無賃乗車を摘発する係員の負傷が相次いでいます.
年間150万人とされるリンツの公共交通利用者のうち,切符を持たずに
乗ったり,不正乗車をはたらくSchwarzfahrerは,全体の3%と言われて
います.そして月に2件の割合で,それを摘発する検査員が殴打される
など病院送りになっていて,飲酒機会の増える12月は,既に6件を数える
そうです.
これはリンツに限った話ではないと思われますが,オーストリアではここ
までの例はないらしく,年間利用者数が7億5千万人で,そのうち5%から
6%が不正乗車(Schwarzfahrer)とみられるウィーン(Wien)や,リンツの
ように路面電車が走っているグラーツ(Graz)では,暴力無縁とまで言わ
なくても,件数はリンツより少ないようです.
ちなみに,関係はないと思いますが,リンツでは違反が見つかった時の
罰金は40ユーロ,ウィーンやグラーツでは60ユーロです.
リンツでは,4年前の2002年から切符の所持検査を民間の警備会社に委託
しています.検査員には警官のような拘束権限がありません.
切符の検査にかける時間は月間で3千時間で,年間にして50万から百万の
乗客が,検査を受けていることになるそうです.
先日もドイツのボンで,不正乗車を減らすために,バス乗車を前扉からに
限り,運転手に切符を提示させる方法に,一部の路線で変更する試みを
開始するという話がありました.しかし,ボンの場合でも乗客数が多く,
前からの乗車限定は遅延につながると懸念されているようで,時間を限り
夜間だけ実施するような形になるかもしれません.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
リンツの記事 :
16.12.2006 Faustrecht in Straßenbahn: Schwarzfahrer schlagen
Kontrollore krankenhausreif
(OÖNachrichten ニュースへのリンク)
15. Dezember 2006 Ticket in die Notaufnahme
15. Dezember 2006 Das harte Leben der Schwarzkappler
(derStandard ニュースへのリンク)
ボンの記事 :
07.12.06 Kontrollen in Bussen und Bahnen
(Kölner Stadt-Anzeiger ニュースへのリンク)
06.12.2006 Busfahrgäste müssen demnächst vorne einsteigen
(General-Anzeiger (Bonn) ニュースへのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
不正乗車にまつわる 関連過去ログ一覧 :
2006/4/03 【ウィーン】抜打ちではない切符検査ほか
2006/3/01 【Muni】過半数が無賃乗車?!
2006/2/26 【ロサンゼルス】地下鉄に改札設置か?
2006/2/06 【Schwarzfahrer】ドイツのテューリンゲン州では少数
2006/1/13 【ブラウンシュヴァイク】不正乗車への対応
2005/12/19 【ベルリン】不正乗車と運賃体系と検査員
2006年12月16日
【LRV】シアトル向け プエブロで試験中
シアトル(Seattle)で建設中のライトレール,セントラルリンク(Central
Link light rail line)向けのLRVが,コロラド州プエブロ(Pueblo)にある
TTCIの実験線で試運転を重ねています.
TTCI : Transportation Technology Center Inc.
プエブロ実験線と言えば,鉄道好きの人なら,国の施策として開発中の
軌間可変電車(フリーゲージトレイン / GCT)が,2001年まで高速走行耐久
試験を行なったことで,聞き覚えがあるかもしれません.
TTCIのプエブロ実験線には,高速鉄道車両だけではなく,ライトレール
向け車両向けの実験線(Transit Test Track / TTT)も用意されていて,
シアトルのライトレールを運行するSound Transitから,LRV31本を受注
している近畿車輛インターナショナル(Kinkisharyo International)は,
大阪で製造され11/01に米国に陸揚げされた第一号の走行試験を,そこで
行なっているとの記事がありました.
Sound Transitのライトレール,セントラルリンク(Central Link light
rail line)は,米国では珍しく1500V直流電化が採用されます.
試験走行には1500vDCに対応した場所が必要でしたが,米国にはそれに
適した路線がありません.直流電化は,ライトレールなどでは600vから
750vですし,地下鉄は第三軌条が多いため,やはり同様の規格です.
そこで,プエブロ実験線に白羽の矢が立ったのですが,ここも1000vDC
までの対応でした.しかし,変電所を増設して,これを機に1500Vでも
試験を行なえるようにしたそうです.
シアトルでなぜ1500ボルトが採用されたのか,技術的な詳細は専門書に
譲るとして,簡単に言えば,必要な変電所を建設する余裕がなく,750v
では運転に支障をきたす恐れがあるからでした.
セントラルリンクでは,ピーク時には多数の電車が頻繁に走ることになる
見通しです.しかし,建設費と維持費を抑える必要もあり,それに見合う
ほど変電所を作れません.技術陣は,少ない変電所で多くの電車を走ら
せるために,750vのままでサイリスタ制御?の変電所とか,蓄電装置を
併用することなど検討したようですが,結局1500v電化が最適との判断を
下したようです.
トンネルや高架など,大掛かりな土木工事を現在行なっているセントラル
リンクですが,路面走行区間が半分以上を占め,第三軌条は使えません.
現在,米国で1500ボルトの直流電化で電車が走っているのは,シカゴの
近郊だけのようです.(他にもあったらすみません)
MetraのElectric Lineと,一部路線を共用するNICTDのSouth Shore Line
で,どちらもシカゴのRandolph Street Stationを起点とし,前者(ME)は
シカゴ南部へ,サウスショアラインはイリノイ州を出てインディアナ州を
東に進みます.
Metra : Northeast Illinois Regional Commuter Railroad Corporation
NICTD : Northern Indiana Commuter Transportation District
サウスショア ラインは,起点と終点でタイムゾーンも異なり時差があり
ますので,通勤路線といえども時刻表を見る際には注意が必要です.
また,途中のミシガン シティ(Michigan City)には,道路上を走る併用
軌道の区間(street running section)があったりします.
シアトルの話に戻りますが,米国もLRV製造メーカー間の競争は激しく,
試験予定などが事前に公開されることはなく,下記記事によれば,LRVが
陸送されてプエブロにやって来た時も,サランラップに包まれているよう
だったと言われるほど,厳重だったそうです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
プエブロの地元紙による記事 :
Wednesday December 13, 2006 Seattle light-rail cars tested at TTCI
(Pueblo Chieftain ニュースへのリンク)
シアトルでは報道はなく,Sound Transitの公式サイトにも見当たらない
ようで,LRVは,まだSound Transitに引き渡されていないのかも.
プエブロ実験線の概要 :
TTCI Test Tracks Overview
About AAR Transportation Technology Center
(TTCI 公式サイトへのリンク)
AAR : Association of American Railroads
試験施設の衛星画像 : TTCI Test Tracks
(Google Maps へのリンク)
セントラル・リンクが1500v直流電化を採用した経緯などを記した文献を
紹介するページ.簡単な要約があります.
A step forward or backward?
Sound Transit opts for 1500 VDCtraction electrification
(IEEE Xplore 2.0 へのリンク)
近畿車輛インターナショナルのサイト :
ST Sound Transit
(Kinkisharyo International 公式サイトへのリンク)
セントラルリンク(Central Link light rail line)の概要(路線図など) :
Link Light Rail Projects (Sound Transit 公式サイトへのリンク)
前にも紹介していますが,LRVがシアトルの北,エバレット(Everett)の
港に陸揚げされた時の記事.これによれば,シアトルでの試験走行は来年
からの予定だそうです.
Thursday, November 2, 2006 Sound Transit's first light rail car
arrives in Everett (Everett Herald ニュースへのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
Sound Transit Central Link 車両と試運転関連 過去ログ一覧 :
2006/6/01 LRV試運転区間が完成
2006/5/07 LRV完成と,LRT北進
2005/10/24 Central Link向けLRV建造中
Link light rail line)向けのLRVが,コロラド州プエブロ(Pueblo)にある
TTCIの実験線で試運転を重ねています.
TTCI : Transportation Technology Center Inc.
プエブロ実験線と言えば,鉄道好きの人なら,国の施策として開発中の
軌間可変電車(フリーゲージトレイン / GCT)が,2001年まで高速走行耐久
試験を行なったことで,聞き覚えがあるかもしれません.
TTCIのプエブロ実験線には,高速鉄道車両だけではなく,ライトレール
向け車両向けの実験線(Transit Test Track / TTT)も用意されていて,
シアトルのライトレールを運行するSound Transitから,LRV31本を受注
している近畿車輛インターナショナル(Kinkisharyo International)は,
大阪で製造され11/01に米国に陸揚げされた第一号の走行試験を,そこで
行なっているとの記事がありました.
Sound Transitのライトレール,セントラルリンク(Central Link light
rail line)は,米国では珍しく1500V直流電化が採用されます.
試験走行には1500vDCに対応した場所が必要でしたが,米国にはそれに
適した路線がありません.直流電化は,ライトレールなどでは600vから
750vですし,地下鉄は第三軌条が多いため,やはり同様の規格です.
そこで,プエブロ実験線に白羽の矢が立ったのですが,ここも1000vDC
までの対応でした.しかし,変電所を増設して,これを機に1500Vでも
試験を行なえるようにしたそうです.
シアトルでなぜ1500ボルトが採用されたのか,技術的な詳細は専門書に
譲るとして,簡単に言えば,必要な変電所を建設する余裕がなく,750v
では運転に支障をきたす恐れがあるからでした.
セントラルリンクでは,ピーク時には多数の電車が頻繁に走ることになる
見通しです.しかし,建設費と維持費を抑える必要もあり,それに見合う
ほど変電所を作れません.技術陣は,少ない変電所で多くの電車を走ら
せるために,750vのままでサイリスタ制御?の変電所とか,蓄電装置を
併用することなど検討したようですが,結局1500v電化が最適との判断を
下したようです.
トンネルや高架など,大掛かりな土木工事を現在行なっているセントラル
リンクですが,路面走行区間が半分以上を占め,第三軌条は使えません.
現在,米国で1500ボルトの直流電化で電車が走っているのは,シカゴの
近郊だけのようです.(他にもあったらすみません)
MetraのElectric Lineと,一部路線を共用するNICTDのSouth Shore Line
で,どちらもシカゴのRandolph Street Stationを起点とし,前者(ME)は
シカゴ南部へ,サウスショアラインはイリノイ州を出てインディアナ州を
東に進みます.
Metra : Northeast Illinois Regional Commuter Railroad Corporation
NICTD : Northern Indiana Commuter Transportation District
サウスショア ラインは,起点と終点でタイムゾーンも異なり時差があり
ますので,通勤路線といえども時刻表を見る際には注意が必要です.
また,途中のミシガン シティ(Michigan City)には,道路上を走る併用
軌道の区間(street running section)があったりします.
シアトルの話に戻りますが,米国もLRV製造メーカー間の競争は激しく,
試験予定などが事前に公開されることはなく,下記記事によれば,LRVが
陸送されてプエブロにやって来た時も,サランラップに包まれているよう
だったと言われるほど,厳重だったそうです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
プエブロの地元紙による記事 :
Wednesday December 13, 2006 Seattle light-rail cars tested at TTCI
(Pueblo Chieftain ニュースへのリンク)
シアトルでは報道はなく,Sound Transitの公式サイトにも見当たらない
ようで,LRVは,まだSound Transitに引き渡されていないのかも.
プエブロ実験線の概要 :
TTCI Test Tracks Overview
About AAR Transportation Technology Center
(TTCI 公式サイトへのリンク)
AAR : Association of American Railroads
試験施設の衛星画像 : TTCI Test Tracks
(Google Maps へのリンク)
セントラル・リンクが1500v直流電化を採用した経緯などを記した文献を
紹介するページ.簡単な要約があります.
A step forward or backward?
Sound Transit opts for 1500 VDCtraction electrification
(IEEE Xplore 2.0 へのリンク)
近畿車輛インターナショナルのサイト :
ST Sound Transit
(Kinkisharyo International 公式サイトへのリンク)
セントラルリンク(Central Link light rail line)の概要(路線図など) :
Link Light Rail Projects (Sound Transit 公式サイトへのリンク)
前にも紹介していますが,LRVがシアトルの北,エバレット(Everett)の
港に陸揚げされた時の記事.これによれば,シアトルでの試験走行は来年
からの予定だそうです.
Thursday, November 2, 2006 Sound Transit's first light rail car
arrives in Everett (Everett Herald ニュースへのリンク)
| 追記 : 2006/12/20 LRVは,月曜(12/18)にSound Transitの車庫で公開されたという記事 が,地元シアトルタイムス紙に載りました.記事に内容はほとんど ありませんが,車内と車庫前に顔を出した瞬間の画像があります. Tuesday, December 19, 2006 Here's what will travel those light-rail tracks (Seattle Times ニュースへのリンク) |
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
Sound Transit Central Link 車両と試運転関連 過去ログ一覧 :
2006/6/01 LRV試運転区間が完成
2006/5/07 LRV完成と,LRT北進
2005/10/24 Central Link向けLRV建造中
2006年12月15日
【パリ】市電復活(T3開業)間近で外国も報道
これまで何度も紹介してきたパリ(Paris)のT3が,今週末からいよいよ
営業運転を開始します.予定では,12/16土曜の午後2時から一般に開放
されるようで,この土日には切符なしで乗車しても,罰金はありません.
先月から,旅客営業を行わない運転は開始されていて,その三週間少々の
間に,1度だけ人との接触事故がありましたがケガもなく,順調に運転
されてきたそうです.
パリ市内に路面電車が復活するのは,実に70年振りに近く,今週初めから
報道が目立つようになってきたご当地フランスだけでなく,他の国や他の
言語でも盛んに紹介されはじめています.日本語は確認していませんが,
恐らく時間の問題でしょう.
パリにも路面電車が走り始め,それもチンチン電車ではなく,近代的で
スマートな一度に3百人も運べる電車が,通りの真ん中を堂々と走り,
しかも,交差点の信号も優先的に変えさせて走るということが,これまで
あまり関心のなかった人たちの興味を惹いてくれることを,期待したい
ものです.しかも,この電車を含めたデザイン全般は,RATPのデザイン
マネージャを現在務めている,Yo Kaminagai氏が監修しています.パリの
メトロ(地下鉄)に,系統図の上だけでなく,シンボルマークにもライン
カラーをつけたことでも知られる日本の人だそうです.
今回開通するT3は,一見するとパリ南部の外周部を走るように見えます
が,今でも連接バスが頻繁に走るところでもあり,それがトラムに格上げ
されることで利用者が倍増し,一日平均10万人の利用が予測され,乗車
人員でヨーロッパ最大級のトラム路線になるだろうと言われています.
車体幅を広くとり,立ち席まで含めた定員は300名以上となる7車体の電車
ですが,その割りに座席は78席と少なめです.これは乗車時間が平均10分
程度であるという調査結果を踏まえたものだそうです.これも都心に近い
場所での環状ルートだからこそのものでしょう.
パリでは,都心から放射状に伸びる鉄道はすでに整備されていて,今後は
環状鉄道の整備に着手することになります.郊外から郊外への人の流動が
増加していくなかで,都心を経由せずに移動できる公共交通が求められて
いるのです.T3は,先輩格のT1やT2と共に,その一翼を担います.
そのT1やT2は,厳密にはパリ市内(パリ20区内)を走らないため,これまで
パリ市電とは言い難かったのでした.
沿線には,9つの現代芸術の作品も展示されるようですし,電停の屋根に
組み込まれた照明は,状況に応じて色が変わるようで,これもフランス
ならではのものかもしれません.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
T3には専用の公式サイトがあります.TMSとも呼ばれていました.
Un tram pour tous
開業案内 Inauguration - Tramway des Maréchaux à Paris
(le tramway des Maréchaux à Paris 公式サイトへのリンク)
系統図はRATPのサイトにありますが,どの辺りを走っているのかを知る
には,こちらのページのほうが判りやすいかもしれません.T3には延長
計画があり,それを説明しているページです.今回開通するのは,下記
ページの図の下半分に見えるオレンジ色の線の部分だけです.
Prolongement du tramway des Maréchaux (T3)
(RATP 路線延長計画専用サイトへのリンク)
RATP : Régie autonome des transports parisiens
Tram T3, c'est pour bientôt (T3を入れた系統図)
Bientôt le T3 開業間近を伝えるニュース
Tramway T3 Evolution du réseau bus バス路線改編の案内
Horaires et fréquence de passage 電停名と初電終電時間
(RATP 公式サイトへのリンク)
土曜日には,午前2時台まで電車が走ります.
報道は,まずフランス語の記事から.これらはほんの一部です.
11 Décembre 2006 Le tramway parisien sera inauguré samedi
(Le Figaro ニュースへのリンク)
14/12/2006 Maréchaux : qu'est-ce qui se "tram"?
(TF1 ニュースへのリンク)
最近メニューの一部が日本語されたらしい,フランスからの投稿が多い
映像投稿サイトDailymotionには,T3関連のものが数多くアップロード
されています.最近のなかで優れモノはこれでしょう.各ポイントごとの
工事前と工事中の,そして場所によってはトラムが走っている様子が,
映像で見ることができます.6分少々の映像です.内容はほぼ同じです
ので,どちらか片方を見ればいいでしょう.
13 décembre 2006 Mutations urbaines 2 by Forum_des_images
13 décembre 2006 Mutations urbaines by Forum_des_images
(Dailymotion へのリンク)
工事前が晴れた日の撮影でくっきりしているのに対して,工事中や電車が
走っている場面では曇天が多くなっています.もしかしたら,これは製作
した人たちの気持ちの表れなのかも?
この映像では,イタリア門(ポルト・ディタリ / Porte d'Italie)で,
それまでは交差点で今回トラムが走る通りが下を走る立体交差になって
いたのを,その立体交差部分を埋めて平面交差にした上で,路面電車を
走らせるようにした様子が伺えます.
渋滞の原因になっていた車通勤を減らすため,路面走行のT3は車線を減ら
して車を走りにくくしています.市境を兼ねる環状道路ペリフェリック
(Périférique)が,すぐ外側を通って通過車両をさばいているからこそ
出来たことかもしれません.トラムが走る道路の自動車通行量を,20%
から25%減らすことを,目指しているようです.
下記シュピーゲル紙の記事によれば,沿線の商店やレストランは歓迎して
も,タクシーやトラックの運転手らには,当然T3は不評です.彼らはT3の
ことを,絶えず閉まるドアと呼んでいるそうで,フランス語で何と言う
のかわかりませんが,数分間隔でトラムが走ってくる度に,自分たちの
走りが邪魔されるのを表しているのでしょう.
T3開通にあわせて,記念切手も発行されるようです.
Tout le monde à sa Poste pour le timbre du T3 !
(RATP 公式サイトへのリンク)
自社のシタディス(Citadis)が切手にデザインされたので,車両メーカの
アルストムからも発表が. (ALSTOM Transport へのリンク)
20 Octobre 2006 Un timbre à l’effigie du Tramway des Maréchaux
各言語での報道 :
ドイツ語 : (Kölnische Rundschau ニュースへのリンク)
13.12.06 Paris steigt auf Tram um
シュピーゲル紙では,英語の記事も出していました.
14. Dezember 2006 Vive le Tram!
(Spiegel Online ニュースへのリンク)
Spiegel Onlineの英語版 Streetcars Make a Comeback in Paris
イタリア語 : (Tiscali Europa ニュースへのリンク)
14 dicembre 2006 L'Europa viaggia in tram
スペイン語 : (Prensa Latina ニュースへのリンク)
De vuelta al tranvía en París これはメキシコでの報道ですが,
スペインでも報道されています.
オランダ語 : (Elsevier ニュースへのリンク) ほか多数
14 december 2006 Tram na zeventig jaar terug in Parijs
このほかの言語では確認していません.
最新ではないですが,クリエイティブ・コモンズで利用できる画像から :
ruojnoB ... Bonjour by Gabriel Radic (flickr) Taken on June 19, 2006

Tramway by Pierre Claveirole (flickr) Taken on October 15, 2006

同じ日に,フランス南部のモンペリエ(Montpellier)でも,トラム2号線が
開業します.Montpellier inaugure ce samedi sa 2e ligne de tramway
14-12-2006 Les tramways ont le vent en poupe
(Univers-Nature ニュースへのリンク)
ここでもパリと同様に,大気汚染と騒音の軽減が目的と記されています.
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
パリ市電T3 関連 過去ログ一覧 :
2006/6/09 T3向けCitadis 全車揃う
2006/5/03 T3 試運転区間を徐々に延長
2006/3/20 桜並木を走りそうなトラムT3
2006/1/24 【イルドフランス】2006年はトラム年!?
2005/12/12 T3延長計画の公開討論会ほか (CNDP開催決まる)
2005/10/15 路面電車69年目の復活に向けて発進 (T3で試運転開始)
2005/9/10 68年振りのトラムウェイ(路面電車) (T3向け車両搬入)
営業運転を開始します.予定では,12/16土曜の午後2時から一般に開放
されるようで,この土日には切符なしで乗車しても,罰金はありません.
先月から,旅客営業を行わない運転は開始されていて,その三週間少々の
間に,1度だけ人との接触事故がありましたがケガもなく,順調に運転
されてきたそうです.
パリ市内に路面電車が復活するのは,実に70年振りに近く,今週初めから
報道が目立つようになってきたご当地フランスだけでなく,他の国や他の
言語でも盛んに紹介されはじめています.日本語は確認していませんが,
恐らく時間の問題でしょう.
パリにも路面電車が走り始め,それもチンチン電車ではなく,近代的で
スマートな一度に3百人も運べる電車が,通りの真ん中を堂々と走り,
しかも,交差点の信号も優先的に変えさせて走るということが,これまで
あまり関心のなかった人たちの興味を惹いてくれることを,期待したい
ものです.しかも,この電車を含めたデザイン全般は,RATPのデザイン
マネージャを現在務めている,Yo Kaminagai氏が監修しています.パリの
メトロ(地下鉄)に,系統図の上だけでなく,シンボルマークにもライン
カラーをつけたことでも知られる日本の人だそうです.
今回開通するT3は,一見するとパリ南部の外周部を走るように見えます
が,今でも連接バスが頻繁に走るところでもあり,それがトラムに格上げ
されることで利用者が倍増し,一日平均10万人の利用が予測され,乗車
人員でヨーロッパ最大級のトラム路線になるだろうと言われています.
車体幅を広くとり,立ち席まで含めた定員は300名以上となる7車体の電車
ですが,その割りに座席は78席と少なめです.これは乗車時間が平均10分
程度であるという調査結果を踏まえたものだそうです.これも都心に近い
場所での環状ルートだからこそのものでしょう.
パリでは,都心から放射状に伸びる鉄道はすでに整備されていて,今後は
環状鉄道の整備に着手することになります.郊外から郊外への人の流動が
増加していくなかで,都心を経由せずに移動できる公共交通が求められて
いるのです.T3は,先輩格のT1やT2と共に,その一翼を担います.
そのT1やT2は,厳密にはパリ市内(パリ20区内)を走らないため,これまで
パリ市電とは言い難かったのでした.
沿線には,9つの現代芸術の作品も展示されるようですし,電停の屋根に
組み込まれた照明は,状況に応じて色が変わるようで,これもフランス
ならではのものかもしれません.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
T3には専用の公式サイトがあります.TMSとも呼ばれていました.
Un tram pour tous
開業案内 Inauguration - Tramway des Maréchaux à Paris
(le tramway des Maréchaux à Paris 公式サイトへのリンク)
系統図はRATPのサイトにありますが,どの辺りを走っているのかを知る
には,こちらのページのほうが判りやすいかもしれません.T3には延長
計画があり,それを説明しているページです.今回開通するのは,下記
ページの図の下半分に見えるオレンジ色の線の部分だけです.
Prolongement du tramway des Maréchaux (T3)
(RATP 路線延長計画専用サイトへのリンク)
RATP : Régie autonome des transports parisiens
Tram T3, c'est pour bientôt (T3を入れた系統図)
Bientôt le T3 開業間近を伝えるニュース
Tramway T3 Evolution du réseau bus バス路線改編の案内
Horaires et fréquence de passage 電停名と初電終電時間
(RATP 公式サイトへのリンク)
土曜日には,午前2時台まで電車が走ります.
報道は,まずフランス語の記事から.これらはほんの一部です.
11 Décembre 2006 Le tramway parisien sera inauguré samedi
(Le Figaro ニュースへのリンク)
14/12/2006 Maréchaux : qu'est-ce qui se "tram"?
(TF1 ニュースへのリンク)
最近メニューの一部が日本語されたらしい,フランスからの投稿が多い
映像投稿サイトDailymotionには,T3関連のものが数多くアップロード
されています.最近のなかで優れモノはこれでしょう.各ポイントごとの
工事前と工事中の,そして場所によってはトラムが走っている様子が,
映像で見ることができます.6分少々の映像です.内容はほぼ同じです
ので,どちらか片方を見ればいいでしょう.
13 décembre 2006 Mutations urbaines 2 by Forum_des_images
13 décembre 2006 Mutations urbaines by Forum_des_images
(Dailymotion へのリンク)
工事前が晴れた日の撮影でくっきりしているのに対して,工事中や電車が
走っている場面では曇天が多くなっています.もしかしたら,これは製作
した人たちの気持ちの表れなのかも?
この映像では,イタリア門(ポルト・ディタリ / Porte d'Italie)で,
それまでは交差点で今回トラムが走る通りが下を走る立体交差になって
いたのを,その立体交差部分を埋めて平面交差にした上で,路面電車を
走らせるようにした様子が伺えます.
渋滞の原因になっていた車通勤を減らすため,路面走行のT3は車線を減ら
して車を走りにくくしています.市境を兼ねる環状道路ペリフェリック
(Périférique)が,すぐ外側を通って通過車両をさばいているからこそ
出来たことかもしれません.トラムが走る道路の自動車通行量を,20%
から25%減らすことを,目指しているようです.
下記シュピーゲル紙の記事によれば,沿線の商店やレストランは歓迎して
も,タクシーやトラックの運転手らには,当然T3は不評です.彼らはT3の
ことを,絶えず閉まるドアと呼んでいるそうで,フランス語で何と言う
のかわかりませんが,数分間隔でトラムが走ってくる度に,自分たちの
走りが邪魔されるのを表しているのでしょう.
T3開通にあわせて,記念切手も発行されるようです.
Tout le monde à sa Poste pour le timbre du T3 !
(RATP 公式サイトへのリンク)
自社のシタディス(Citadis)が切手にデザインされたので,車両メーカの
アルストムからも発表が. (ALSTOM Transport へのリンク)
20 Octobre 2006 Un timbre à l’effigie du Tramway des Maréchaux
各言語での報道 :
ドイツ語 : (Kölnische Rundschau ニュースへのリンク)
13.12.06 Paris steigt auf Tram um
シュピーゲル紙では,英語の記事も出していました.
14. Dezember 2006 Vive le Tram!
(Spiegel Online ニュースへのリンク)
Spiegel Onlineの英語版 Streetcars Make a Comeback in Paris
イタリア語 : (Tiscali Europa ニュースへのリンク)
14 dicembre 2006 L'Europa viaggia in tram
スペイン語 : (Prensa Latina ニュースへのリンク)
De vuelta al tranvía en París これはメキシコでの報道ですが,
スペインでも報道されています.
オランダ語 : (Elsevier ニュースへのリンク) ほか多数
14 december 2006 Tram na zeventig jaar terug in Parijs
このほかの言語では確認していません.
最新ではないですが,クリエイティブ・コモンズで利用できる画像から :
ruojnoB ... Bonjour by Gabriel Radic (flickr) Taken on June 19, 2006

Tramway by Pierre Claveirole (flickr) Taken on October 15, 2006

同じ日に,フランス南部のモンペリエ(Montpellier)でも,トラム2号線が
開業します.Montpellier inaugure ce samedi sa 2e ligne de tramway
14-12-2006 Les tramways ont le vent en poupe
(Univers-Nature ニュースへのリンク)
ここでもパリと同様に,大気汚染と騒音の軽減が目的と記されています.
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
パリ市電T3 関連 過去ログ一覧 :
2006/6/09 T3向けCitadis 全車揃う
2006/5/03 T3 試運転区間を徐々に延長
2006/3/20 桜並木を走りそうなトラムT3
2006/1/24 【イルドフランス】2006年はトラム年!?
2005/12/12 T3延長計画の公開討論会ほか (CNDP開催決まる)
2005/10/15 路面電車69年目の復活に向けて発進 (T3で試運転開始)
2005/9/10 68年振りのトラムウェイ(路面電車) (T3向け車両搬入)
2006年12月14日
【デンバー】LRT開業で乗換え不便をRTD謝罪
RTDが先月開業させたばかりのライトレール,サウスイースト・コリドー
(Southeast Corridor)に苦情が寄せられています.
RTD : Regional
(Southeast Corridor)に苦情が寄せられています.
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