2007年02月28日

【ウィーン】SchwarzkapplerがSバーンにも

切符の検査員の話が続いてしまいますが,ウィーンでは強化の話です.
来る3/01から,ウィーン(Wien)で地下鉄や市電,バスの車内で切符の所持
検査を行う検査員(Schwarzkappler)が,Sバーン(S-Bahn)に進出します.

ウィーンでは,切符の検査員をSchwarzkapplerと呼んでいます.不正乗車
する人のことを,Schwarzfahrerと呼ぶところからきているのだと思われ
ますが,Kappeは帽子の意味があり,以前ご紹介している,その日の検査
路線を通知するSchwarzkappler-Infoでも,いわゆる鉄道帽がシンボルに
使われています.

Sバーンでも,車内改札が行われていた記憶があるのですが,今回のこの
SchwarzkapplerのSバーンへの進出は,ÖBB(オーストリア連邦鉄道)でも,
年間4万人もの不正乗車人数に頭を抱えているからで,ウィーンで市電や
地下鉄,バスを運行するWiener Linienと,協調を図っていくようです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
27. Februar 2007 (derStandard.at ニュースへのリンク)

Kontrollore der Wiener Linien ab März auch in der S-Bahn

27.02.2007 "Schwarzkappler" in Schnellbahn
(ORF ニュースへのリンク)

その日の検査対象路線名を通知するページ :
Schwarzkappler-Info (derStandard.at ニュースへのリンク)
数字だけが路面電車で,Aが付くのは路線バス,Uが付くのは地下鉄です.
向こう3日間の情報が掲載されていますが,3/01以降でもSバーンの路線は
まだありませんでした.

derStandard.atには,この他にも2月だけで次のような話題もあります.
21. Februar 2007 Gefälschte Fahrscheine in Wiener U-Bahn angeboten
06. Februar 2007 Schwarzfahrer im Nachtbus meist ungestraft
(derStandard.at ニュースへのリンク)
ニセ切符が売られているという話と,深夜バスの車内では,切符検査の
代わりに,2ユーロの切符を販売している?というような話です.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

ウィーンの検査員関連 過去ログ :
2006/4/03 抜打ちではない切符検査ほか
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【Muni】運賃未収の悲惨な状況続く

サンフランシスコ市内でLRTやバスなどを運行する Muniの運賃収受は,
ほとんどザルに近いことを約一年前に紹介していますが,状況はあまり
変わっていないことを伝える記事がありました.
Muni : San Francisco Municipal Railway

運賃の取りこぼしがどれだけあるのか,把握することは簡単ではないかも
しれませんが,一日に70万人の利用者がある中で,非常に限られたデータ
ではあるものの,ライトレールの地下駅で,自動改札機のあるにも関わ
らず,54%から73%が運賃を逃れていたとの調査結果もあり,年間数千万
ドル単位の損出となっていることは,想像に難くありません.

対策として,現在28名の検査員を,64名に増やす話があります.昨年だけ
でも違反切符は1万枚近く切られました.1年前の報道では,検査員は13名
しかいないとされていましたので,それからは増えていますが,昨年の
話では,本来なら今年は50名近くになっているはずでした.

今回の報道は,偽造された定期券(FastPass)も,取り上げています.
この月間パスは$45で,磁気ストライプや,偽造防止のホログラムが付け
られていますが,バスでは運転手に提示するだけで,透明なホルダーに
入れられて,ちらっと見せられるだけでは判別が困難です.
ライトレールの地下区間にある回転式改札口(turnstile)を,飛び越え
たり,くぐったりまでするのは,ニセのパスではこの改札を通れないから
かもしれません.

さらに,運賃箱の故障が放置されていることも,問題にされています.
17年前に製造された運賃箱の,交換部品が不足していることが,修理を
遅らせて結果的に運賃箱故障のまま,バスを運行させているのが現状の
ようです.

7月から始まる新年度では,約1億3800千万ドルの運賃収入が考えられて
いますが,これは,運行予算の22%に留まり,単純に比較できないとされ
ながらも,34.2%と言われる全米平均より,かなり低い数字です.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
Tuesday, February 27, 2007 No fare: cheats on Muni
(San Francisco Chronicle ニュースへのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

Muni 不正乗車関連 過去ログ :
2006/3/01 過半数が無賃乗車?!
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2007年02月27日

【デンバー】ライトレールの検札に目覚める

デンバー(Denver)のRTDが,ライトレールの無賃乗車取締りを,今週から
強化しています.一時的なものではなく,大幅に人数を増やして体制を
強化しました.
RTD : Regional Transportation District of Denver

これまでは10人分の予算しかなく,実際は6人しかいなかった検査員が,
一気に43人にまで増えています.
調査によれば,無賃乗車率は4.8%だったそうで,今回の検査員大幅増で,
これを引き下げることが期待されています.
切符の検査員は,ライトレールの車内や駅を,RTDとの契約でパトロール
する警備会社(Wackenhut Security)に所属します.検査強化に先立ち,
切符やパスの種類を学ぶ訓練を,先週受けていました.

切符の検査を求められた際に,切符を所持していなければ,最初だけは
警告ですみますが,名前をデータベースに登録され,2回目以降は郡の
裁判所まで出頭しなければならなくなります.
RTDは,意図的に無賃乗車しているというより,運賃システムを理解して
いない場合が多いとみているようです.

デンバーのライトレールではゾーン制が採用され,1つのゾーン内だけの
移動や,ゾーンを2つだけまたがる場合の運賃は,$1.50です.これが,
3つのゾーンをまたがる場合には$2.75,4ゾーンでは$3.75になります.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
先週,検査員の訓練が行われていたことを伝える記事 :
February 21, 2007 Light-rail fare checkers start Monday
(Rocky Mountain News ニュースへのリンク)
検査強化初日の報道 :
Feb 26, 2007 RTD Starts Light Rail Fare Enforcement
(CBS4 ニュースへのリンク)
2/26/2007 RTD Light Rail: No more free ride
(9NEWS ニュースへのリンク)

Light Rail Fares (運賃やパス類の案内ページ)
Light Rail Fare Zone Structure (路線図とゾーン / PDFファイル)
Light Rail (RTD 公式サイトへのリンク)

デンバーのライトレールでは,路線がアルファベットで系統づけられて
います.現在はCから始まって,D E F G Hまでありますが,AとBが,なぜ
使われていないのか,下記ページに答えがありました.
Ask!, February 27 RTD has a line on light-rail letters
(Rocky Mountain News ニュースへのリンク)
これによれば,計画中のFasTracksの路線に,温存しているとのこと.
Aラインは,DIA(デンバー国際空港)への路線(East Corridor),
Bラインは,北西方面のBoulderや,Longmontへの路線(Northwest Rail
Corridor)が使うことになっています.これらは,ライトレールでなく,
より大型のコミューターレールでの実現化が有力視されています.

その他も,Iは飛ばしてJ K L Mまで,FasTracksに割当済みのようです.
いつの間にか,FasTracksのサイトがリニューアルされていました.
FasTracks Home (RTD 公式サイトへのリンク)

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不正乗車にまつわる 関連過去ログ一覧 :
2006/12/17 【Schwarzfahrer】リンツの検査員は災難
2006/4/03 【ウィーン】抜打ちではない切符検査ほか
2006/3/01 【Muni】過半数が無賃乗車?!
2006/2/26 【ロサンゼルス】地下鉄に改札設置か?
2006/2/06 【Schwarzfahrer】ドイツのテューリンゲン州では少数
2006/1/13 【ブラウンシュヴァイク】不正乗車への対応
2005/12/19 【ベルリン】不正乗車と運賃体系と検査員

デンバー関連 直近の過去ログ :
2007/2/02 FasTracksのLRT案が脱落か?
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2007年02月26日

【BART】SFO延長時の提携が終了に

ベイエリアで高速通勤電車を運行するBARTと,サンフランシスコの南に
あたるサンマテオ郡で,公共交通機関を運営するSamTransとの間の,
計画浮上から17年に及ぶ提携関係が,終焉を迎えることになりそうです.
BART : Bay Area Rapid Transit
SamTrans : San Mateo County Transit District

両者は共同で,BARTのサンフランシスコ国際空港(SFO)への乗入れを,
2003年に果たしました.空港からサンフランシスコのダウンタウンのみ
ならず,対岸のオークランドまで,鉄道で直結する効果は大きかったはず
ですが,折りしもドットコム不況と2001年のテロの影響で,利用者数は,
予想を大きく下回っていました.

開業前には一日6万人の利用があるとも想定され,運賃収入だけで収支が
あうのではないかとされていましたが,フタを開けてみると3万人程度の
利用に留まり,SamTransは,利益を得るどころか,予想もしていなかった
損失負担を強いられていくことになります.

その後,SamTransは経費節減のため,BARTの運転本数を開業当初の半分に
まで減らし,需要に応じて編成長を加減できるBARTの機動性を利用して,
SFOまで行く,Colma駅以南への電車の編成を,短くしていきました.
一時期は,土日に途中駅の閉鎖まで検討していたほどです.
そして,損失の負担に上限額を設けようとするに至って,パートナーの
BARTの我慢も,限界に達したようです.

最終的にはMTCの承認が必要ですが,これが通れば,今後はColma駅以南の
路線もBARTが単独で運営していくことになり,不便になる一方だったこの
区間(Colma-Millbrae間)が,利用者を増やしていくことを目標にして,
改善される可能性が出てきました.まずは,BARTでは利用者の声に耳を
傾けていくことになるそうです.
MTC : Metropolitan Transportation Commission

BARTは,2003年に開通したColma-Millbrae間の営業損失を,今後は単独で
負担していくことになりますが,新しい合意により,カルフォルニア州が
公共交通事業者に近代化のために拠出するProposition 1B基金?のうち,
SamTransが受け取る分のなかから3200万ドルや,サン・マテオ郡の売上税
から,資金を得ていくことになります.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
Friday Feb 23 BART agrees to end pact with SamTrans
(San Mateo Daily News へのリンク) 記事はContra Costa Times配信

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
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2007年02月25日

【ムルシア】市電実験線に2本目が3月到着

スペイン南東部のムルシア(Murcia)で建設が進められている,距離にして
約1.7キロの路面電車の実験路線に,3/23には2本目の車両が届くことに
なり,その後は先月市内のクルス・ロハ広場(Plaza de la Cruz Roja /
赤十字広場)で公開されていた1本目の車両とともに,2週間かけ試運転が
行なわれることになるそうです.

将来は市内に路線を張り巡らせる計画ですが,当面は,ファン・カルロス
一世通り(Avenida Juan Carlos I)の実験的な短距離の路線から運行を
開始していきます.ここで様々な技術的要素も試されますが,その中には
ファン・カルロス一世通りの新しいロータリー?(nuevas rotondas)を架線
なしにすることも含まれています.架線レスにする手段は,ボルドーで
実用化の道筋がつけられたAPS(地表集電システム)のほか,バッテリー
利用,慣性ホイール利用の,3つの方法が検討されているようです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
試運転が2週間行なわれることになることを伝える記事には,ムルシアの
関係者が視察に訪れた,ボルドーの車両が載っています.
El tranvía funcionará en pruebas durante dos semanas sin pasajeros
(El Faro Murcia ニュースへのリンク)

3月末には,将来の路線網計画と運賃が明らかにされるようです.当面の
間の運賃は,実験線なので無料です.
25 de febrero de 2007 Las tarifas para viajar en el tranvía se
conocerán a finales de marzo
(La Verdad ニュースへのリンク)
こちらも,視察団が訪れたボルドーの画像が掲載されていました.

ムルシアの市長が,今月なかばに実験線(tramo experimental)の開業は,
4月の終わりから5月の初めの間になると,表明していました.
16 de febrero de 2007 El alcalde de Murcia afirma que el "tramo
experimental del tranvía estará operativo a finales de abril"

(La Verdad ニュースへのリンク)

日は前後しますが,先週半ばには,投票で選ばれた電停のデザインも発表
になっています.
El arquitecto de la accesibilidad gana el concurso de marquesinas
del tranvía
(La Opinión de Murcia ニュースへのリンク)
電停デザインの候補は,このページにもありますが,選ばれたのは左上の
1.- EDUARDO ELKOUSS LUSKI 氏によるものです.
MARQUESINAS DEL TRANVÍA DE MURCIA - 19/01/2007
(La Verdad ニュースへのリンク)

これがムルシア市電の公式サイトと思われます.
Tranvía de Murcia (tranvimur へのリンク)
El proyecto : 路線図や沿線の様子など,計画の概要
El material móvil : 車両(シタディス / Citadis 302)の概要

*** ムルシアへの旅行情報 ***

今後も順調なら,ムルシアの運行は,ゴールデンウィークに間に合うかも
しれません.
高速鉄道網が拡充しつつあるスペインでも,ムルシアへの足は,鉄道では
少々時間が掛かりすぎるようです.ムルシアには空港(Aeropuerto de
Murcia-San Javier / MJV)もありますが,アリカンテからの路線バス利用
が,単線非電化の鉄道より本数も多く,便利ではないかと思われます.
何より,話題も豊富なアリカンテ(Alicante)とセットで視察できます.

アリカンテのバスターミナルから,ムルシアのバスターミナルまで,途中
アリカンテ空港経由で,平日なら1時間ごとにバスの便があり,所要も
1時間となっています.運賃は往復で8,75ユーロと出てきました.
詳細は,ALSA (ALSA Grupo へのリンク)へ.
右上のEnglishをクリックして英語表示にしたあと,Routes and timesの
タブをクリック,発着地をALICANTEとMURCIAにすれば,時刻と運賃が出て
きます.

ムルシアのバスステーションは,San Andrésにあります.市電の実験線が
発着するのはPlaza Circularで,その間もバスで移動できると思われます
が,1.5キロ程度なので歩いても行けそうな距離です.
地図 : Mapa lineas urbanas (LATbus へのリンク)
San Andrésは,Plaza Circularの南西の方角にあります.
衛星画像 : from San Andrés to Plaza Circular (Murcia, Spain)
(Google Maps directions へのリンク)

アリカンテのバスステーションは,RENFE駅からも近いようです.
Alicante Estación de Autobuses: Portugal, 17 (Google Maps へのリンク)
トラムが発着するPlaza Puerta del Marは,港に沿って,約1.3キロほど
東になり,上記地図では画面右端のあたりです.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

ムルシアで建設中の路面電車,関連 過去ログ :
2007/1/17 市内でシタディス展示中
2006/11/28 架線レスをAPSで導入を検討中
2006/9/15 2年半は運賃無料の市電10月着工
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2007年02月24日

【ロンドン】ベネズエラとの協定で運賃半額に

英国ロンドン(London)で2003年から導入されている,コンジェスション・
チャージ(Congestion charging),いわゆる渋滞税の適用範囲が,今週
から,西側に面積にしてほぼ倍に拡大されたことは,日本語でも広く報道
されていたと思います.

ことの詳細は,管轄するTransport for Londonの公式サイトや,BBCなど
イギリスの主要メディアによる記事を読まれるといいとして,大西洋を
はさんだ対岸からの発信で,NYタイムスがこんな記事を出していました.
今日はこの記事がベースです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
February 23, 2007 France Enters Fight Over London’s Road Charges
(New York Times ニュースへのリンク)

渋滞税の対象地域にある米国大使館は,2003年以来,実は全く渋滞税を
支払っていません.未払い問題は,ウィキペディアによれば,2005年に
発覚したそうですが,今度は,拡大された渋滞税の適用範囲に大使館が
含まれることになったフランスが,珍しく外交問題で米国と同調する,
つまり渋滞税は支払わないという話で記事は始まっています.
米国大使館の未納金は,これまでに195万ドル相当に及ぶようで,未払い
の理由として,国際協定で税金は免除としているのに対して,ロンドン
市側は,これは税金ではなくサービス対価であり,大使館にも支払義務が
あると主張して譲りませんでした.
フランスをはじめ新たにコンジェスチョン・チャージ対象地域に大使館が
含まれることになった国々が,米国と歩調をあわせて渋滞税を支払わな
ければ,米国はにわかに同盟軍を得た形になりますが,記事によれば,
これまでのロンドン市側とのやりとりから,米国大使館ではこの件では
これ以上首を突っ込みたくないようです.

小さな外交問題にもなりそうな話はさておき,記事の中段では,ロンドン
市長が今週なかばに発表した,25万人の生活保護を受けている市民の公共
交通の運賃を,半額にする計画が出てきます.

この財源は,ロンドン市中を走る約八千台のバスの燃料費の20%相当を,
ベネズエラ(Venezuela)との協定で,ベネズエラ側が負担する,つまり
燃料代金を割引くことから捻り出すというものです.その見返りとして,
ベネズエラは,ロンドンから公共交通機関の運営ノウハウなどを伝授して
もらうことになるというものです.
もっとも,NYタイムス紙には,ロンドンの地下鉄やバスは苦情が絶えない
のにと,しっかり書かれてしまいました.

この契約話も,かなりの数の記事が出ていました.
Tuesday 20 February 2007 (MayorWatch ニュースへのリンク)
Oil Deal Leads to Reduced Bus Fares for 250,000 Londoners
この他にも,Venezuela London transportなどをキーワードにニュース
検索すれば,多数ヒットしてきます.

渋滞税の話に戻りますが,摘要範囲の住民は,登録により渋滞税を一日
8ポンドではなく,その十分の一まで減額できるのですが,その対象者が
今回の拡大で6万人以上になることで,渋滞を10%から15%緩和させると
する市長の公約が,果たせなくなるのではないかと,危惧されています.
特に高級車を乗り回すことも多い,裕福な人たちが住む地域に,範囲が
広がりました.彼らは90%割引された渋滞税で走れるのです.

コンジェスチョン・チャージ(Congestion charging) 摘要範囲拡大 :
* Congestion Charge (BBC 渋滞税のトップページ)
* Western Extension virtual tour (拡大した範囲)
* More buses for west London (バス路線の拡充)
(BBC ニュースへのリンク)

Congestion charging (Transport for London 公式サイトへのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
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2007年02月23日

【タンパ】乗客減が延長案に暗雲もたらす?

フロリダ州タンパ(Tampa)と,市内の歓楽街イボーシティ(Ybor City)を
結ぶ路面電車,TECO Line Streetcarの乗車人数が,はじめて前年度を
割っていたことが,明らかにされました.
これまで,微増ながらも前年度の数字を開業以来3年連続でクリアして
きた乗車人数が,2006年度は2005年度を10%も下回ったというものです.

確かではありませんが,減少した理由は2つ考えられています.
一つには,期間中に開催されたコンベンションの性質が,ビジネス指向の
強いものが多かったからのようです.コンベンション開催件数は,2005年
よりも2件減っているものの,動員人数はほぼ同じとされているなかで,
路面電車の利用が減ったのは,滞在日数に比較的余裕のあるレジャー型の
コンベンションよりも,ハードスケジュールのビジネス型コンベンション
が多かったからではないかというものです.
もう一つは,運賃値上げです.2005年10月に,これまで片道$1.5だった
ものが,同$2に上がっていました.地元の利用に影響を与えたようです.

タンパ市とHARTが,共同で所有するTECO Lineを運営する非営利組織,
Tampa Historic Streetcarの会長は,集計時期の切りかたが悪いとか,
今後は沿線にコンドミニアムが立ち並んで利用者が増えると力説していま
すが,それは,延長案が承認されるかどうかを控えているからでした.
HART : Hillsborough Area Regional Transit

延長計画は,現在の終点Southern Transportation Plazaから,コンベン
ションセンターの横を北上して,Whiting Streetまでの4ブロックほど
ですが,ただでさえ,この路面電車は運賃や広告の収入の割りに,経費が
掛かりすぎると指摘されています.延長案が通るかどうかの大事な時期に
乗客が減っていると知られるのは,痛手になるかもしれません.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
Feb 23, 2007 Streetcar Ridership Decrease Is A First For The System
(The Tampa Tribune ニュースへのリンク)

Ybor Trolley - The Teco Line by hyku (flickr)
Ybor Trolley - The Teco Line
Taken on April 22, 2006

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テコライン ストリートカー 延長関連 過去ログ :
2006/8/11 ストリートカー延長へ動き出す
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2007年02月22日

【Muni】Tラインまだまだ本領発揮せず

サンフランシスコのMuniが,1月より運転させているライトレール新線,
Tサードライン(T-THIRD Metro line)は,いまだ週末の日中だけの運転に
留まっているせいか,ホームの高さを問題にしたリポート以降,あまり
話題になっていないようですが,久しぶりに記事が出ていました.
Muni : San Francisco Municipal Railway

今回は,運転が遅いことと,利用が振るわないことが挙げられています.

1月に開業した週末には,6700人の利用がありましたが,その後は千人
から1500人という状態になっていて,予想を下回っています.
新線区間では運賃が無料とはいえ,週末の日中だけに限られいる上に,
同じサードストリート上を昔から走っているMuniの路線バス(15-Third
bus line)も,現時点では健在ですので,その関係のようです.

一方運転時間は,在来区間側の起点カストロ(Castro)から,新線区間の
終点で市境にも近いサニーデイル(Sunnydale)まで,本来なら43分で運転
するところを,今は54分掛かっているそうです.
これは,新線区間では不慣れのため注意して運転しているということと,
それによって,優先信号システムが逆効果になっていることが原因です.
優先信号(priority signaling)は,電車接近により青信号を延長して,
電車の運行をスムーズにするものですが,ゆっくり走っているために,
延長された時間内に通過できず,機を逸してしまうのです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
Feb 21, 2007 Slow ride time trips up T-Third rail line
(Examiner.com ニュースへのリンク)

* T-THIRD Service (Tラインの概要)
* Third Street Light Rail project (計画概要)
(Muni 公式サイトへのリンク)

もっとも,電車バスを問わず,遅れはMuniでは珍しくなく,2004年には
投票で定時運行率の目標値を85%と定めますが,2006年も70%で達成できて
いなかったことが,明らかにされています.
Tuesday, February 20, 2007 Muni misses on-time goal
(San Francisco Chronicle ニュースへのリンク) 他多数あり
記事には,路線ごとの定時運行率や輸送人員なども紹介されています.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

Muni サードストリート ライトレール 開業前夜からの過去ログ :
2007/1/20 Tライン新線ホーム5センチ高く危険?
2007/1/09 間もなくTラインが暫定開業に
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【フェニックス】LRT衝突事故への対策(2)

アリゾナ州フェニックス(Phoenix)を起点とする,約20マイル(32キロ強)
のライトレールValley Metro Railは,2008年12月に開業予定ですが,
その習熟運転が3月から開始されます.習熟と言っても,LRVのオペレータ
ではなく,自動車のドライバーをライトレールの道路走行に慣れさせる
ためのものです,

ヴァレーメトロレールは,フェニックスのダウンタウンをはじめ,隣接
するテンペ(Tempe),メサ(Mesa)を走りますが,軌道はほとんどが専用線
ではなく,道路上を走ります.これまでの他都市の経験から,併用軌道
での事故は大変多いため,間違っても運転マナーが良いとは言えないこの
フェニックスでは,その対策が事前に色々と講じられてきました.

テキサス州ヒューストンでの,2004年LRT開業直後の事故多発を教訓に,
事故原因の共通点である,自動車の左折や信号無視,歩行者の直前横断
などを防ぐような対策です.
たとえば,右左折専用レーンが強化され,信号機も矢印式のものになり
ます.この方法以外の標識などでは,他都市の経験では無視されることが
多かったのでした.
また,むやみに自動車が軌道を横切れないように,ライトレールの走る
敷地の縁石は,6インチ(15センチ強)高くしています.
その他にも,電車接近で起動する信号機や,専用標識なども設置されま
したし,歩行者が電停へ向かうための道路横断用の信号も,一部に設け
られるようです.

そして,仕上げは一般大衆向けの交通安全キャンペーンで周知徹底を図り
ますが,その第一弾は,フェニックスのWashington Streetで3月下旬にも
開催され,その後は順次沿線に広めていくとのことです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
なかなかよく出来たニュースサイトで,最初のキャンペーンが実施される
予定の場所を示すGoogle Mapsが画面に表示されています.
Feb. 21, 2007 Steering clear of car-light rail crashes
(12 News Phoenix ニュースへのリンク)
その他,近畿車輌製のLRVが公開された際のスライドショーへのリンクも
用意されています.

最終組立工程を終えたLRV第一号が公開されたことを知らせる記事 :
こちらでは,試験走行は4月に1マイルほどの区間で行われるとあります.
February 21, 2007 METRO light rail unveils first assembled vehicle
(East Valley Tribune ニュースへのリンク)

今のところ,ヴァレーメトロレールのサイトには特に案内はありません.
METRO light rail (Valley Metro 公式サイトへのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

Valley Metro Rail(バレーメトロレール)関連 直近の過去ログ :
2006/12/25 開通2年前から沿線投資高まる
フェニックスの事故防止策関連 過去ログ :
2006/5/14 LRT衝突事故への対策
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2007年02月20日

【カッセル】中央駅の工事順調に進む

ドイツのカッセル(Kassel)を中心としたヘッセン州北部(Nordhessischen)
で,トラムトレイン(Tram-Train)のレギオトラム(RegioTram)を,郊外線
から市内線へ直通運転させるための工事が,大詰めを迎えています.

これまでも,専用車両のレギオシタディス(RegioCitadis)を使った列車
が,ドイツ鉄道などの列車に混じり郊外線を走ったりしていましたが,
鉄道と軌道間の直通運転は,カッセル中央駅(Kassel Hauptbahnhof)の
地下スルー化工事が終わるまで,お預けとなっていました.予定では,
2007年夏からとなっていましたので,間もなくです.

工事の状況は,膨大な情報を発信している個人サイトに,刻々と状況が
画像でアップロードされていますので,視覚的には捉えることができます
が,果たしてこれで6月の夏ダイヤ改正時に間に合うのだろうか,という
一抹の不安は残っていました.
しかし,その不安を払拭するかのように,先週,現場責任者が工事は予定
通りに進んでいると述べている記事がありました.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
記事の内容そのものは,Kulturbahnhofとも呼ばれる中央駅の駅舎が,
地下工事のために,仮受け状態になることを記しているのが主です.
その終わりの方の段落に,プロジェクトマネージャの言葉があります.
14.02.2007 Es hat sich nichts bewegt
(HNA Online ニュースへのリンク)

画像情報満載の非公式ページ :
Umbaumaßnahme Kassel Hbf. für die RegioTram
03.02.2007 Bauzustand 03. Februar 2007
12.01.2007 Bauzustand 12. Januar 2007
(www. Tram-Kassel. de へのリンク)
1/12付けでは3ページに,2/03付けは2ページにわたり画像が掲載され,
工事の進捗状況が手に取るように判るでしょう.

2面3線となる半地下の完成予想図など : Der neue Hauptbahnhof
下記画像ファイルは,工事期間中の各種配置図ですが,ホームから駅前
広場までのつながりが,つかみやすいかもしれません.
Übersichtsplan Hauptbahnhof (JPGファイル)
(NVV 公式サイトへのリンク)
NVV : Nordhessischen Verkehrsverbund (北部ヘッセン交通連合)

電源の交直切替えはどこか,配線はどうなるなどの話題も尽きません.
[KS] Baustelle Hbf (Straßenbahn-Forum 掲示板へのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

カッセル RegioTram(レギオトラム)の,直近の過去ログ :
2006/12/31 RegioTram新系統と本数削減
カッセル中央駅の過去ログ :
2005/9/06 トラム-トレインの中央駅を着工
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2007年02月19日

【セビリャ】メトロセントロの車種決定?

アンダルシア州セビリア(Sevilla / Seville)の中心部で建設中の路面
電車,メトロセントロ(Metrocentro)の車両メーカが決まったようです.

なお,以前には車体幅を2400mmと書いてしまいましたが,今回の情報では
2650mmになっています.このため,架線を外す区間でバッテリーによる
走行機能を備えた正式版が導入されるまでの間,先行開業でレンタルする
車両選定において,セビリアで現在建設中のメトロ(都心部では地下を
走り,郊外では地上走行のライトメトロ)向けとして,すでに一部が納入
されている,CAF製の車両も,対象外ではなくなったようです.
以前はメトロ向け車両の一時借用の可能性はないと紹介していました.


2/15が入札期限でしたが,結局メトロセントロの車両発注に応じたのは,
CAFとアルストム(Alstom)の2社だけでした.
先行開業用のレンタル5本と,その後に導入予定のバッテリー搭載の5本
とで,製造元をわけるのかもしれません.その辺りの詳細は記事からは
読み取れませんでした.

車両をレンタルするにあたり,その経費は12か月の場合で190万ユーロ
(1,9 millones de euros),借りる期限を目一杯使う18か月の場合には,
290万ユーロ(2,9 millones de euros)になります.
レンタル車両は,4/20までにセビリャに到着して試運転を開始していなけ
ればならないそうです.

CAFは,セビリャメトロ(Metro de Sevilla)や,同じアンダルシア州の
マラガで建設中のメトロ(Metro de Málaga)向け車両を手掛けています.
同じセビリアですので,メトロ1号線向け車両を,メトロセントロの先行
用に貸出しできれば,それが一番都合良さそうでし,その圧力?もある
ような感じです.
今回の記事の中で,メトロセントロの車両メーカー決定を発表した,同市
市議会の議長によれば,メトロセントロの軌道は国際的な規格で敷設され
ているので,技術的にCAFの車体幅2.65mのメトロ向け車両でも問題ない
とのことでした.
ただし,いざ電車を走らせてみたら,カーブで接触する恐れがあることが
判明した,なんてことにならなければいいのですが.


セビリアのメトロやメトロセントロに関して,一番詳しい非公式サイト
でも,すでにメトロ用車両が先行使用されるような内容のページを設けて
いました.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
メトロセントロの車両メーカーが決まったことを伝える記事 :
16 de febrero de 2007 Las empresas CAF y Alstom optan a fabricar
los trenes del tranvía de Sevilla

(ABC Sevilla ニュースへのリンク)
17-Febrero-2007 El alquiler de los vagones provisionales del
tranvía costará entre dos y tres millones

(Terra España ニュースへのリンク)

このページでは,メトロ用に製造されたCAF製車両が,メトロセントロで
暫定的に使われることを前提に,車両を紹介しています.
Metrocentro -- Metro de Sevilla -- Web no oficial
(Sevilla21 非公式のサイトへのリンク)

最近の工事進捗状況 : (画像豊富)
Seguimiento de las obras de Metrocentro. Sevilla #117 (p6)
Actualizo las fotos de las obras.
(SkyscraperCity 掲示板へのリンク)

なお,営業開始時期に関して,前回は今年6月にという情報がありました
が,9月なのかもしれません.
セビリャで路線バスを運行しているTussamが,メトロセントロ開業に伴い
路線網を再編するという記事が出ていました.その時期が9月です.路線
再編がメトロセントロ開業後に様子をみて9月に行なわれるとも取れます
が,メトロセントロ(Metrocentro)そのものが9月から営業とも取れます.
13 de febrero de 2007 Tussam reordenará sus líneas en septiembre,
con el tranvía
(ABC Sevilla ニュースへのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

セビリア メトロセントロ(Metro_Centro) 関連過去ログ :
2007/2/07 市電6月開業へ
2006/12/26 聖週間には架線取り外し?
2006/11/10 市電工事ストリーミングビデオに
2006/10/20 市電工事が観光に打撃
2006/9/16 市電建設工事中に遺跡見つかる
2006/8/05 大聖堂前は仮設の架線で
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2007年02月18日

【バルセロナ】地下鉄など土曜は終夜運転に

バルセロナ(Barcelona)の地下鉄(Metro)が,今年4/14から10/13の間の
土曜日と一部の祝日で,終夜運転を開始することになりそうです.
対象は,TMBが運行する地下鉄L1号線からL5号線までとL11号線の6路線に
加えて,FGCの運営する通勤鉄道のL6号線からL8号線までです.すでに
路線バスでは深夜バスが走っていますが,トラムでは行なわれません.
TMB : Transports Metropolitans de Barcelona
FGC : Ferrocarrils de la Generalitat de Catalunya

地下鉄の週末終夜運転は,同じスペインのビルバオ(Bilbao)でも例がある
そうですし,ベルリンやコペンハーゲンでも週末には終夜運転が行なわれ
ているとか.しかし,マドリードではまだ行なわれていないようです.
バルセロナでも,今回の試行結果が良好なら,年間を通じて土曜の週末
運転を継続する方針です.

土曜日が選ばれたのは,需要が多いと見込まれているからだけではなく,
土曜深夜の交通事故を減らしたいという意図もあります.週末の交通事故
のうち,60%は土曜の深夜に発生しているとか,零時から朝7時までの事故
発生割合が,金曜は38%なのに,週末は62%という数字も挙がっています.
バスよりも輸送力が高く,運転本数も多い地下鉄や通勤鉄道を終夜運行
することで,車ではなく公共交通機関で出かけてくれることを,期待して
いるのです.運転間隔は,L8を除いて15分間隔です.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
バルセロナ市議会の英語版サイトに情報がありました.
16/02/2007 Barcelona joins the small number of cities in the
world with an all-night underground service

(Barcelona City Council へのリンク)
報道もされています.
17/2/2007 El metro abrirá los sábados toda la noche del 14 de
abril al 13 de octubre
(El Periódico ニュースへのリンク)

路線図 : Barcelona i TMB : Mou-te > Plànols > Xarxa Metro
(TMB 公式サイトへのリンク)

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2007年02月16日

【ボゴタ】BRT導入成功が今度は苦境に?

南米コロンビア(Colombia)の首都ボゴタ(Bogotá)は,都市部だけで人口が
677万を超え,周辺地域も含めた首都圏では,788万人が暮らしています.
この規模の都市なら,地下鉄などの鉄道による交通機関が発達していそう
ですが,この街の公共交通の中心は路線バスです.
余談ながらコロンビアでは,メデリン(Medellín)(人口220万超)にだけ,
地下鉄が走っているそうです.(Metro de Medellín)


そのボゴタの路線バスの主役は,トランスミレニオ(TransMilenio)と呼ば
れるBRT,バスラピッドトランジット(bus rapid transit )で,2000年
暮れに開業しました.

トランスミレニオ(TransMilenio)は,高速道路の中央分離帯に相当する
場所を専用レーンで走り,途中のバス停は全て島式になっていて,この
バス停に入場するためには,改札を通る必要がありますが,非接触式の
ICカード(プリペイド)も導入されています.
専用レーンは路線の約半分で2車線設けられ,バス停では停車する系統と
通過する系統が,交錯することなく通れるようにもなっています.また,
複数の系統が発着できるよう,バス停の長さもたっぷりあります.
この道路中央に設けられた島式のバス停は中心部でもみられ,全線で統一
されているため,使用されているバスは,右側通行でありながら,乗降
ドアは進行方向左側だけにある異色の専用車です.
トランスミレニオ以外の一般の路線バスは,もちろんその逆で進行方向
右側にドアがあり,フィーダーバスの役目を果たします.


トランスミレニオで使用されているバスは,60フィート(約19m)の連接車
で,定員は160名(うち座席48),塗装は真っ赤に統一されています.
低床バスではありませんが,バス停が全て高床式になっているおかげで,
バスの乗降口もそれにあわせた高床でステップが不要になり,段差なく
乗降が可能です.東京の都電と同じ手法が用いられているわけです.

南米のBRTと言えば,ブラジルのクリチバ(Curitiba)が先駆者であり,
有名でもありますが,このボゴタでのBRT導入の成功も,各地へ影響を
及ぼしていると思われ,メキシコシティ(ciudad de México)が2005年に
ほぼ同様の仕組みを持つBRT,メトロバス(Metrobús)を導入しています.
ご存知の通り,メキシコシティでは地下鉄やライトレールも既に走って
いますが,その路線網の補完として導入されたのでした.現在は1系統
だけですが,間もなく2本目も登場しそうです.このほか,最近は中国や
東南アジアでも,導入するケースがみられます.

ボゴタでは,このトランスミレニオが,一時間あたり5万人近くを輸送
しているそうで(この数字は多少誇張があるようですが),下手な地下鉄
より輸送量が多いのが現状です.
建設費は,詳しくデータを参照するまでもなく鉄軌道系交通機関よりも
安いのは明らかです.第一期区間の建設費は,1キロあたりUSドル換算で
590万ドル(1マイルあたり940万ドル)でした.第二期分は,やや高めで
キロあたり1330万ドル(マイルあたり2130万ドル)になるそうです.
ボゴタのはディーゼルエンジン駆動のバスですが,これがクリーンエネル
ギーで走るバスなら,もはやライトレールの出番はなくなってしまうかも
しれません.

それはさておき,ボゴタではその輸送量の多さが問題になってきました.
ラッシュ時以外でもひどい混雑があり,また遅れも多くなり,苦情が年々
増えつつあるようです.
そこで,トランスミレニオ(TransMilenio)だけに頼るのでなく,地下鉄や
路面電車などを組合わせて,多少路線を重複させながら,整備を進める
べきではないかと,専門家らが進言しています.
メキシコシティのメトロブス(Metrobús)でも,混雑は問題になっている
ようです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
トランスミレニオだけではなく,総合的な交通網の整備を求める声 :
Febrero 15 de 2007 - (El Tiempo ニュースへのリンク)
Bogotá requiere de un sistema de transporte integrado y multimodal

利用者の満足度が下がっていることを伝える記事 :
Febrero 13 de 2007 - Con 3,3 sobre 5, usuarios bajaron
calificación del servicio de TransMilenio en Bogotá

(El Tiempo ニュースへのリンク)

公式サイト : TransMilenio (英語版 トップページ)
* TransMilenio - Orgullo Capital (スペイン語版)
* Mapa de Rutas (系統図)
* Galería de Fotos (フォトギャラリー)

米国での導入を検討した英文の報告書 : (詳細データあり)
Bogota Report May 2006 Applicability of Bogotá’s TransMilenio
BRT System to the United States
(86ページに及ぶ.PDFファイル)
(National BRT Institute へのリンク)

TransMilenio by Christopher Kirk (flickr)
TransMilenio
(Taken on July 5, 2006)

タイヤハウスとドアの高さに注目
Flashmob Trasmilenio By niño bomba (flickr)
Flashmob Trasmilenio
(Taken on February 10, 2007)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
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2007年02月15日

【アトランタ】ピーチツリー通り大改造案

ジョージア州アトランタ(Atlanta)では,南北を走る目抜き通りのピーチ
ツリーストリート(Peachtree Street)に,路面電車を復活させる計画が
進行中です.2002年のあるスピーチがきっかけで始まった話は,2006年
始めにはアトランタの市長が特別委員会(タスクフォース)を任命するまで
になり,計画を練らせていました.
昨年夏には,アトランタのミッドタウンやバックヘッド(Buckhead)など,
裕福な人たちが住む地域だけでなく,アトランタの市全体を素晴らしい
ものに変えていくためには,従来の案にはなかった南側への路線延長も
必要との提案もなされています.
そしてこのたび,その特別委員会(Peachtree Corridor Task Force)が,
計画の詳細を明らかにしました.最終的な市長への提言は,今年3月下旬
に予定されています.

計画は,市電復活だけではなく,ピーチツリーストリート(Peachtree
Street)全体を20年計画で大改造するものです.
その内容は,新しく広々とした歩道や自転車用の専用レーン設置,照明
設備の改善,400mごとに小さな公園や広場を設けるほか,道路下のユー
ティリティにも手を加えて改善していきます.そしてもちろん,路上には
南北を縦貫する15マイル(24キロ強)と,ダウンタウン内をループ運転する
4マイル(約6.4キロ強)の路面電車が走ることになるというものです.

見積もられたお値段は,全て含めて10億ドル($1 billion)になりました.
このうち,市電建設分は2路線で4500万ドル($450 million)ですが,電車
開通により沿線で40億ドル($4 billion)相当の新規開発が行われると,
見積もられています.
これまでは,その資金調達方法が明確ではありませんでしたが,今回の
提言で,それも明らかになりました.
10億ドルのうち半分は,沿線を特別税制区域に指定して,特別税を徴収
することにより,賄おうとしています.
これは,ピーチツリーストリート沿いに住宅や商業向けに関わらず資産を
持つ全ての人を対象に,その資産価値に応じて課税することで,税率は
未定ですが,30万ドルのコンドミニアム所有者なら,年間250ドル相当の
増税になるだろうとみられています.
しかし,この案に対しては,今後論議の的になるかもしれないとされて
いますし,これでは説明が不十分とする声も,早くも上がっています.
ダウンタウンとミッドタウン(Midtown),北部のバックヘッド(Buckhead)
は,すでにCIDに指定されていて,営業用不動産所有者らは,その地域
向上のための税金を別に支払っているからです.
CID : community improvement districts

計画は3段階にわけられ,最初はダウンタウン(downtown)とミッドタウン
(Midtown)地区で着手され,その次は北部のバックヘッド(Buckhead)へ
伸ばし,最後はダウンタウン以南,昨年夏に延長が提言された区間です.
市が計画を承認すれば,第一期の着工は2年以内に行えるようです.

また,ピーチツリー(Peachtree)という通りの名前の変更も計画されて
います.ダウンタウン以南の,第三段階で市電がたどりつく南端まで,
ホワイトホール通り(Whitehall Street)に改名するそうです.
通りの名前が変わることで,住所も変更されることになりますが,これ
まで北部の影に隠れて開発が遅れていた南部に,市電を走らせることを
はじめとする改良の手を加え,イメージ刷新を図るためかもしれません.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
路線図などの地図も掲載された,計画の詳細を伝える記事 :
02/14/07 A new Peachtree for $1 billion
(The Atlanta Journal-Constitution ニュースへのリンク)

文面だけですが,同じ内容が関連団体のサイトにも掲載されています.
* Peachtree: The makeover
(Peachtree Corridor Task Force へのリンク)
* Peachtree: The makeover
(Atlanta Streetcar, Inc. へのリンク)

一方,昨年10月に,今回の市電計画案とほぼ同じルートでピーチツリー
ストリートを走る,その名もザ・ピーチ(The Peach)という名前のバス,
公式にはRoute 110の乗車が振るわないとの記事もありました.
同じルートを走ることで,市電復活の成否の試金石になるとみられていま
した.専用塗装の新車まで用意したのに,知名度がまだ低いようです.
02.14.07 'The Peach' could pave way for streetcar
(Creative Loafing Atlanta ニュースへのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

ピーチツリーストリートを走る路面電車計画の関連過去ログ :
2006/7/21 市電計画への試金石
2006/6/16 市電計画路線の延長案
2005/11/23 ピーチツリーストリートに電車を
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【シャーロット】Lynx部分先行開業も視野に

サウスカロライナ州シャーロット(Charlotte)でCATSが建設中のライト
レール,Lynxのブルーライン(Blue Line)は,もしかすると工事の進んで
いる区間だけを先行して開業することになるかもしれません.
CATS : Charlotte Area Transit System

予定では今年11/26に全線開業となっていました.しかし,工事の遅れて
いる区間があり,建設業者にはっぱを掛けていますが,遅れている区間の
完成を待っていたのでは,契約期限の2007年末(12/31)までに営業開始
できない可能性が出てきたため,今週初めに部分開業も検討中という話が
伝わってきました.
今後3か月間,遅れが取り戻せるかどうか様子をみながら,先行開業に
掛かる追加費用に見合う効果があるかどうかなども分析した上で,シャー
ロット市が部分先行開業に踏み切るかどうかを決定することになります.

シャーロット市長は部分開業に懐疑的なようですが,ライトレール開業を
待ちわびているアップタウン(uptown)の事業者などは,このニュースを
歓迎しています.

工事が遅れているのは,南北に約9.3マイル(約15.5キロ)に及ぶブルー
ラインの南半分にあたる,Pineville方面です.先行開業させる場合は,
予定通り建設が進んでいる路線の北半分になることが考えられています.

現時点で4億6270万ドル($462.7 million)に膨れ上がった,このブルー
ラインの建設費の約半分は,連邦(FTA)が賄っています.
FTA : Federal Transit Administration

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
部分開業の可能性が報じられている地元メディアの記事 :
Tuesday, Feb 13, 2007 CATS schedule slipping?
(Charlotte Observer ニュースへのリンク)
2/13/2007 Portion of light rail could open early
(News 14 Carolina ニュースへのリンク)
February 13, 2007 Eyewitness News Learns Parts Of Charlotte's
Light Rail Line Could Open Earlier Than Expected

February 14, 2007 Uptown Charlotte Light Rail May Open Early
(WSOC-TV 9 Charlotte ニュースへのリンク)

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シャーロット ライトレールの遅れ関連 過去ログ :
2006/11/17 2030年大量輸送計画承認
2006/9/29 5年後に決定延期とLRT危機
2006/9/09 LRT設計問題で経費膨れる
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2007年02月14日

【パリ】自動車抑制・公共交通優遇策が明らかに

TGVが時速553キロを達成し,自らの記録を17年ぶりに更新したことで,
フランス中が沸いているかどうかはわかりませんが,パリからの話です.
パリ市長が掲げる,市内の自動車交通量を2020年までに40%削減する案
が,明らかにされていました.パリ市議会では野党の右派などの猛烈な
反対を受けながらも,多数派を背景に条件付きながら承認されて,次の
市長選(2008年)で現市長が敗北さえ喫しなければ,どうやら実施に移さ
れる模様です.

これは,40%の自動車交通量削減と,30%の公共交通機関の供給量増加に
よる首都の置換?計画(PDP : Plan de Déplacements)で,温室効果ガスの
排出を60%まで減らそうとするものです.

鉄道関係の公共交通機関の拡充では,地下鉄路線の延長などに加えて,
実現すれば6本目となるRER路線も検討されています.この6番目のRERは
Esopeという名称で,サン・ラザール(Saint-Lazare)駅とモンパルナス
(Montparnasse)駅を結ぶ路線とのことですが,元はと言えば,UDF(フラ
ンス民主連合)の案だったそうです.また,昨年末に開通したトラム路線
T3の延長案も,もちろんあります.
RER : Réseau express régional (近郊急行鉄道網とも訳されます)

さらに,最低生活水準(seuil de pauvreté)の人や,失業者などには,
公共交通の運賃を免除して無料で利用できるようにするほか,パリ市内の
移動では,自動車や路線バスを抑えて最も速いとも言われる,自転車も
優遇されることになります.自転車用のレーン(pistes cyclables)が,
500キロにもなるようですし,修理拠点などもお目見えしそうです.

これに対して,道路では環状線のpériphériqueで制限速度を下げたり,
バス専用レーンを設けるなど,自動車が走りにくくなるような環境にして
いくものです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
猛烈な反対があるからか,政治絡みの記事も多い中で,公共交通関係の
具体的な案の内容を記していた記事を中心に選んでみました.
Le trafic automobile limité, les transports en commun privilégiés
(Le Figaro ニュースへのリンク)
13/02/2007 Adoption du Plan de Déplacement de Paris
(Batiactu ニュースへのリンク)

一部には,英語による記事も出ています.
13 Feb 2007 Delanoë Reveals Plan To Cut Traffic By 40%
(Paris Link ニュースへのリンク)

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関連する直近の過去ログ :
2007/1/01 【パリ】T3はなぜ路面電車で建設されたか
posted by NeiTech at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | フランス I このエントリーを含むはてなブックマーク

【ハーグ】満身創痍のランドシュタットレール

デン・ハーグ(Den Haag)のランドシュタットレール(RandstadRail)が,
2/12から運転開始という報を聞きつけられ,どうなっているのかという
お問合せをいただきましたので,先月からの状況を,簡単に報告させて
いただきます.

まず,今週から運転開始となったのは,下図にある薄赤の区間です.

RandstadRail_Feb07.png
資料を基に独自に構成したもので,正確ではないかもしれません

ハーグのLoosduinen地区から,ハーグ中央駅(Centraal Station)まで,
HTMによる市電(HTM3系統)で運行されていた区間で,番号を引き継いで
そのままRandstadRail 3(RR3)系統となりました.これまでは,レギオ
シタディス(RegioCitadis)の乗入れ対応工事の関係で,バス代行になって
いたものです.
HTM : HTM Personenvervoer
(ハーグの公共交通で,前身は,Haagsche Tramweg-Maatschappij)

RR3も,最初の予定は1/22に代行バスからレギオシタディスによる運転に
切り替わるはずでした.
しかし,トラブルとは縁が切れないランドシュタットレールの悲しさか,
レギオシタディス乗入れ対応工事が終了した場所で脱線するなど問題が
発生し,今月までずるずると延期されていたのでした.実は,2/12に運転
開始となった翌日の2/13にも,今度はコンピュータートラブルとかで,
遅れが生じるなどの混乱に陥っています.

在来線を転換した区間は,依然運休中です.カント超過だった区間の改修
工事は開始されたようですが,今後,沿線住民らの信頼を回復していく
道のりは,かなり険しいものになるのでしょう.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
先月の時点でのRR3系統運転開始の遅れを伝えていた記事の一つ :
29-01-2007 Aangifte tegen beheerder RandstadRail
(Reformatorisch Dagblad ニュースへのリンク)
RR3系統 運転開始後のトラブルを伝える記事の一つ :
13-02-2007 Computerstoring legt RandstadRail stil
(Trouw ニュースへのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

RandstadRail 関連 直近の過去ログ :
2007/1/13 【RandstadRail】試運転の再開は2月以降に
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2007年02月13日

【フィレンツェ】大聖堂近くは架線レス?

イタリア,トスカーナ州の州都フィレンツェ(Firenze / Florence)には,
かつて市電が走っていたそうです.その後はバスにとって代わられました
が,人口36万余のこの街に,今また,3つの路線からなる路面電車建設
計画があります.そのうちの1号線は着工済みで,当初の予定では今年
2007年開業予定でした.現実には遅れて2009年1月とも言われています.

ルネッサンス期には欧州における文化の中心地という地位にあっただけ
あって,中心部には歴史的な建造物も多い街です.路面電車の導入は,
中心部の交通混雑緩和が目的の一つではありましたが,大聖堂をはじめと
する建物の脇を走ることで,その振動が建物に与える影響を懸念する声も
出ていました.

計画では,市電2号線の軌道がサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
(Santa Maria del Fiore)の,ドゥオーモ(大聖堂 / Duomo)から90mの近く
を走ることになっているほか,隣接する建物のサン・ジョヴァンニ洗礼堂
(Battistero di San Giovanni)からは,わずか7mという近さを走ることに
なっています.

反対派を前に計画を進める側では,振動と言っても,すでに路線バスが
15系統もそばを走っているほか,自動車も通行していることと,市電が
開通した後には,これらが無くなる?ので,心配は無用と主張します.

そこで,文化省に相当する?当局(Ministero per i Beni e le Attività
Culturali)にある委員会(Comitato Tecnico-scientifico per i Beni
Architettonici e Paesaggistici)が,昨日2/12に見解を発表しました.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
大聖堂のそばを走る市電路線計画で論議が起きていると伝える記事 :
7 Feb 2007 (これはスペイン語の記事です)
Polémica en Florencia por nuevo tranvía cercano a la catedral
(Milenio ニュースへのリンク)
実は,オーストリアdiepresse.comが同じような内容の記事をドイツ語で
掲載していたのですが,こちらは既に消去されてしまいました.

2/12に出された委員会の見解は,市電計画に概ね好意的なものでしたが,
いくつか条件が提示されました.
lunedì 12 febbraio 2007 TRAMVIA FIRENZE: PARERE FAVOREVOLE
DA COMITATO DI SETTORE

(AGI - Agenzia Giornalistica Italia ニュースへのリンク)

条件の中には,サン・ジョヴァンニ洗礼堂の近くの電停は止める?こと,
振動防止策を講じることなどに加え,最後に重要なこととして,大聖堂と
洗礼堂の間?は,架線レスにすることとあります.

これに先立つ2/09に,大聖堂のあるドゥオーモ広場(piazza Duomo)では,
架線を張らずに電車を走らせようとする話が出ていました.景観保護の
観点からのようです.バッテリー搭載により,費用が増加することや,
42ある座席数が5%減ることなども伝えられています.

バッテリー搭載による架線レスの話が出ている記事 : 09/02/2007
TRASPORTI:FIRENZE; TRANVIA SENZA PALI ELETTRICI TRATTO DUOMO
(ANSA ニュースへのリンク)
Tramvia. Senza pali elettrici il tratto in piazza Duomo
(inToscana ニュースへのリンク)

フィレンツェの市電計画 : (Comune di Firenze 公式サイトへのリンク)
(トップページ) Tramvia Fiorentina - Progetto Tramvia
(Ansaldobreda製の車両情報) Tram Sirio
(建設中の1号線) Progetto - Linea 1
(2号線の計画) Progetto - Linea 2

2号線計画のページにある,Tavola 19の部分をクリックすると,大聖堂の
近くを通る部分の詳細図がJPGファイルで表示されます.

現場は,恐らくここのことだと思われます.(北向きのバードアイ画像)
piazza Duomo (Windows Live Local bird's eyeへのリンク)

1号線は,フィレンツェの中央駅に相当するSMN駅が起点ですし,2号線が
開通した後は,長距離列車が発着するSMN駅からドゥオーモ広場まで,
電車で移動できるようになりそうです.
SMN : Stazione di Firenze Santa Maria Novella

追記 : 2007/2/14
当局の見解と書きましたが,距離にして300mのバッテリー走行に
よる架線レス化は,どうやら決定のようです.
ドイツの通信社DPAが,記事を配信していました.
13.02.2007 Tram vor dem Dom von Florenz wird gebaut
(Basler Zeitung ニュースへのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
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2007年02月11日

【ニース】半分以上の電停名を公募で

現在トラムを建設中のニース(Nice)では,今年開業する予定の1号線の
21の電停のうち13の名前を,一般から選んでもらうことになりました.
2/10から2/28まで受付中で,インターネットからでも応募できるように
なります.次の8電停に関しては,すでに一般的であることから,名前は
決定済みで,リストの頭の番号は電停の通し番号です.
2. Comte de Falicon
3. Le Ray
6. Borriglione
9. Jean Médecin
10. Masséna
13. Garibaldi
18. Saint-Roch
20. Saint-Charles
この8か所以外の,起終点を含めた13電停が対象です.

用紙には,名前の決まっていない電停が番号で整理されていて,各電停に
ある2-3の候補の中から,どれがふさわしいかを選ぶという形になって
います.自分で勝手に名前を創造することはできませんが,選びやすい
ように,資料には候補の名前の由来も,それぞれ記されています.
元々,通りや広場の名前には,歴史上の人物の名前がつけられていること
も多いため,候補名の由来も,おのずとその分野が多くなります.

例えば,プロバンス鉄道(Chemin de fer de Provence)のニース駅への
最寄となる電停(Station 7)では,次の3つが候補です.
Charles de Gaulle
Libération
Malausséna
いわずと知れたドゴール将軍の名前が現在つけられた広場があるので,
将軍の名前にするのか,それとも,今の名前に変わる前のその場所の旧名
にするのか,19世紀にニース市長だった人物の名前かというようです.

その次の,SNCF駅への最寄電停となるStation 8では,選択肢はこんな
感じになります.
Thiers
Gare Thiers
Gare Centrale
交差する通りに名前がつく,Adolphe Thiers(アドルフ・ティエール)と
いう人は,19世紀にフランス大統領を務めた人物です.その名前だけに
するか,Gare(駅)をつけるか,人物名を外して単に中央駅にするのか,
といった具合です.

応募した人の中から,10名にトラム車両の百分の一モデル(模型)が当たる
そうです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
商工会議所?に相当する組織からの案内 :
Nice Côte d’Azur : l’Agglo invite les habitants à choisir les
noms des futures stations de tramway

資料 Choisissez le nom des stations du tramway (PDFファイル)
(CCI Nice-Côte d'Azur へのリンク)
上記資料の一部を要約した記事も出ています.
7 février 2007 Choisissez les noms des stations du tramway de Nice
(Nice Premium ニュースへのリンク)

Gare de Nice and Avenue Thiers (北向きバードアイ)
(Windows Live Local bird's eye へのリンク)

Station 8 近くの様子
J. Médecin, voie rapide, January 2007 by fraise (flickr)
J. Médecin, voie rapide, January 2007
(Taken on January 21, 2007)

マッセナ広場の様子(突き当たりの先は地中海?)
Tram works, Place Masséna by fraise (flickr)
Tram works, Place Masséna
(Taken on January 28, 2007)

上記報道では,下記サイトで電停名の投票が可能になっているはずです
が,2/11時点ではまだ確認できません.週明けからなのかも.
Tramway de l'Agglomération Nice Côte d'Azur (公式サイト)

ニースで次に建設が予定されている,2号線と3号線の詳細ルートに対する
意見を聞く公聴会が,現在各地で開かれていますが,こちらも公聴会に
行けない人のために,今月末までインターネット経由でも意見を述べる
ことが出来るようになっています.
Concertation publique : (延長案に対する意見を投稿できるページ)
Extension du réseau de tramway et de sites propres bus
(Communauté d'Agglomération Nice Côte d'Azur 公式サイトへのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

ニースのトラム関連 直近の過去ログ :
2007/1/23 【フランス】バードアイでトラム路線探索へ
2007/1/10 トラム2号線の路線詳細の意見交換

** お知らせ **
インターネットでの公募に関連して,フランスのランスでは,電車の前面
デザインを選べると,先月ご紹介していました.その結果が先月末に出て
いたことなどの更新情報を含めて,一部内容を修正したものを下記に再掲
しています. 【ランス】シタディスの前面形状を投票で
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2007年02月10日

【セントポール】ループ案その後

ミネソタ州ミネアポリス(Minneapolis)と,州都セントポール(St. Paul)
を結ぶライトレール計画のセントラルコリドー(Central Corridor)で,
セントポール側の路線を単線ループに変えようとする動きがあったこと
を,昨秋紹介していましたが,どうもそのループ案は劣勢のようです.

発案者の名前をつけてBennett Loopとも呼ばれるループ案は,建設費が
安くなるとも言われていましたが,従来考えられていた計画線より建設費
だけではなく,運営費も高くなるほか,ループ案支持派の予想に反して,
利用者も少ないだろうとする調査報告が,昨年12月に出ていたことが,
今回明らかにされました.
この報告は,セントポール市の属するラムジー郡(Ramsey County)が,
オリジナル案を策定したのと同じ国内有数のコンサルタント会社に,昨秋
4万ドルを投じてつくらせたものです.

特に,ループ化して建設した場合には,計画全体の建設費が10億ドルを
超え,運営費では年間100万ドルを超えてしまうため,連邦予算を獲得
できなくなる恐れがあるようです.
乗車率でもループ案のほうが60%低いと見積もられました.ループ案では
通勤客らにとっては,少し遠回りになり,10分程度乗車時間が長くなり,
ライトレールを降りてから歩く距離も長くなるからです.
ループ案の支持者は,ループ線のほうが通勤客の輸送だけでなく,ダウン
タウンのショーケース的な存在になるはずとしていますが,単線ループ
では,電車が立ち往生してしまった場合に,路線全体が運行不能になる
とも指摘されています.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
ループ案が不利なことを伝える記事 :
Fri, Feb. 09, 2007 St. Paul / Loop would be underused, costly
rail, report says
(Pioneer Press ニュースへのリンク)

12月に出されていた報告書は,Pioneer Pressのサイト内にPDFファイル
として保存され,この記事からリンクが張られています.
42ページにも及ぶその報告の中に,詳細な比較と,オリジナル計画線と
ループ案の路線図などもあります.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

セントポールのセントラルコリドー関連 直近の過去ログ :
2006/10/05 ループ案を検討へ
セントラルコリドーに関する過去ログは,この過去ログ内にあります.
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2007年02月07日

【セビリャ】市電6月開業へ【コルドバ】検討中

アンダルシア州セビリア(Sevilla / Seville)の中心部で建設中の路面
電車,メトロセントロ(Metrocentro)の予定が報じられていました.

2/15が車両貸出し申出の期限で,4/20にはレンタルするその車両が到着
し,その後に試運転が開始される予定で,これらが全て順調にいって6月
はじめに開業できるようです.
今のところ工事の進行は順調のようですが,悪天候など予期しない要素も
あるため,日程は7日から10日程度の余裕がとられているようです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
今回の予定は,この記事だけが報じています.
05.02.2007 (20 minutos ニュースへのリンク)
Metrocentro realizará sus primeros viajes el próximo mes de junio

同じアンダルシア州コルドバ(Córdoba)でも,市議会がそれぞれ南北に
向かう,市電2路線の建設計画を検討することになったそうです.
コルドバでも昔は市電が走っていたようですので,復活することになる
かもしれませんが.EUからの補助金6万ユーロが頼りです.

Martes, 6 de febrero El Ayuntamiento estudia instalar dos líneas
de tranvía con fondos europeos

(El Día de Córdoba ニュースへのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

セビリャ メトロセントロ(Metro_Centro) 関連過去ログ :
2006/12/26 聖週間には架線取り外し?
2006/11/10 市電工事ストリーミングビデオに
2006/10/20 市電工事が観光に打撃
2006/9/16 市電建設工事中に遺跡見つかる
2006/8/05 大聖堂前は仮設の架線で
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2007年02月04日

【ワシントンDC】架線レス路面電車検討か

米国の首都ワシントンDCとその周辺の都市計画を監修している政府機関
NCPCが,アナコスティア川の東岸で,アナコスティア駅(Anacostia)から
Bolling Air Force Base(空軍基地)までの1.1マイル区間(今回の報道では
1.3マイル)を走る路面電車路線(Anacostia line)と,以前にもご紹介して
いるHストリート(H Street)の路面電車向け軌道を含む,Great Streets
計画を承認したという報道がありました.
NCPC : National Capital Planning Commission

その中で,Hストリートの路線は,歴史的に重要なワシントンDCの街中を
走るため,架線集電に代わる方法も研究するように,コロンビア特別区の
運輸省に働きかけているとあります.歴史あるダウンタウン地区では,
いかなるワイヤーも上空に張ることができないと,連邦法に定められて
いるようです.
DDOT : District Department of Transportation

ご承知の方も多いと思いますが,20世紀半ばまでワシントンDCを走って
いた路面電車は,空中架線を使わず,地下に埋め込まれた電線から集電
していた区間がありました.サンフランシスコのケーブルカーのように,
レールの間の道路下に線をはわせて,そこから給電を受ける,Conduit
current collectionと呼ばれるものです.

なお,Hストリートの路線は,今すぐにでも走りそうな感じで紹介されて
いましたが,今回の記事は,早くても開通は5年後になるようです.
アナコスティア線(Anacostia line)のほうは,先月上旬の段階では2008年
春(4月ごろ)に開業予定との報道がありました.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
復活するワシントンDCの路面電車が,昔のように空中には架線を張らない
架線なしになるかもしれないと報じる記事 :
Feb 3, 2007 Streetcar power - overhead or underneath?
(Examiner ニュースへのリンク)

NCPCのリリースでは,この中にストリートカーに関する発表があります
が,架線レスのことには触れていないようです.
February 1, 2007 NCPC Issues Report on Flood and Stormwater Risks
in Washington, D.C.
Commission Also to Review Anacostia Streetcar Line and District
Comprehensive Plan
(NCPC プレスリリースへのリンク)

いにしえのシステムのことは,こちらによくまとまっています.
* Washington streetcars
* Conduit current collection
(Wikipedia 英語版へのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

ワシントンDC 市電,路面電車 関連 過去ログ :
2006/12/29 来年は市電も戻ってくる
2006/1/24 道路改良工事と同時に軌道を
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2007年02月02日

【デンバー】FasTracksのLRT案が脱落か?

コロラド州デンバー(Denver)から,放射状に軌道系交通機関を整備する,
総額47億ドルの12か年計画,FasTracksのなかで,ライトレールが候補に
なっていた路線の一つが,ヘビーレールのコミューターレール(commuter
rail)か,路面走行のストリートカー(streetcar)に変わりそうです.

計画を策定しているデンバー都市圏の公共交通を担うRTDでは,デンバー
から西に11.2マイル(約18キロ)の計画線,ゴールドライン(Gold Line)の
ライトレール案を,貨物線を走る通勤鉄道か,一般道の路面を走る路面
電車の,どちらかを勧めることになったとの報道がありました.今後,
住民らのライトレールを求める声がよほど大きくならない限り,LRTで
建設されることは無さそうです.
RTD : Regional Transportation District

候補だったライトレールが外されたのは,走行する予定だったBNSFの貨物
線上を,基準を満たさないため,走れなくなったためです.以前こちら
でもご紹介していたように,BNSFは,車体強度がヘビーレールのコミュー
ターレールよりも劣るライトレール車両の走行を拒否していました.
BNSF : Burlington Northern Santa Fe
2006/9/07 UPに続きBNSFもライトレール拒否

ライトレールの走行をBNSF線上ではなく,専用軌道を新たに建設するか,
一般道路上を走らせることも,RTDでは検討しましたが,新設は予算の
問題で実現性がなく,一般道路上を走ることも,立ち退きを求めなければ
ならない場所が多く,これも困難と思われたのです.
路面電車なら,車両が小型の分だけ沿線で買収しなければならない場所も
少なく,47億ドルのうち,ゴールドライン向けライトレールとして割り
当てられていた予算4億6200万ドルを,2億9100万ドルまで下げることが
できると考えられ,これが大きな理由となりました.

通勤鉄道は利用者数が一日1万7千人と見積もられ,所要時間は25分程度
になるとみられ,これに対して路面電車案では,同1万3千人,50分程度に
なるとされています.
この比較では通勤鉄道が有利に見えますが,BNSF線を走ることで,沿線
徒歩圏の人口は少なく,一般道路を走る路面電車の半分程度に留まって
います.

通勤鉄道にするか,路面電車にするかは,今後開催する公聴会での反応
なども基にして,今春にも決められる予定です.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
多くの報道がありましたので,代表的なものを一つ.
January 31, 2007 RTD favoring larger commuter cars or streetcars
(Rocky Mountain News ニュースへのリンク)

* FASTRACKS Plans (計画全体像)
* FasTracks Gold Line (路線図と概要)
(RTD 公式サイトへのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

FasTracks ライトレール走行に反対する貨物鉄道 関連過去ログ :
2006/9/07 UPに続きBNSFもライトレール拒否
2005/12/01 空港への鉄道はLRTが不利に
posted by NeiTech at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | 米国中部 I このエントリーを含むはてなブックマーク

2007年02月01日

【ホノルル】市長の鉄道路線案かたまる

ハワイ,オアフ島の大量輸送機関計画のルートに関して,ホノルル市長
(郡長)が構想を発表しました.それとともに,鉄道案が濃厚になります.
ハワイ,オアフ島関連 過去ログ :
2007/1/02 鉄道かバスか2007年中に決める

予想通りバスではなく鉄道が候補で,連邦予算(New Starts)を獲得する
ため,FTAが求めるMOSとして,第一段階とも言える区間は,ワイキキの
西隣りにあるアラモアナ・ショッピングセンター(Ala Moana Center)と,
オアフ第二の都市になることが期待されている,カポレイ地区の東(East
Kapolei)の間になり,途中はホノルル国際空港(HNL)を経由します.
FTA : Federal Transit Administration
MOS : Minimum Operable Segment

この区間,全長20マイル(約32キロ)の専用軌道には,38億ドルとも36億
ドルとも紹介されている費用がかかります.このうちの10億ドル分は連邦
からの補助金をあてにしていて,そのために市長は,先週はワシントンDC
詣でをしてきました.

第一段階のなかでも,7マイル(約11キロ)もしくは10マイル(約16キロ)の
区間が,先行開業する予定です.今後すべてが順調にゆけば,2009年に
着工,先行区間は2012年開業となり,第一区間の全通は2017年になると
みられています.
どこを先行区間にするかは,環境影響調査が出た後に決まるようですが,
少なくとも空港を含めなければ,利用低迷が目に見ていることが指摘され
ています.また,市議会の中には,財政計画に懐疑的な声もあります.
今年から州税の税率が引き上げられていて,それが財源になりますが,
果たして連邦政府が10億ドルを拠出してくれるかどうかも懸念です.

なお,昨年12月にホノルル市議会から全長30マイルの路線の一部として,
お墨付きをもらいながらも,今回市長案のMOSから外れた,カポレイ地区
中心部,ハワイ大学マノア校舎(University of Hawai'i Manoa campus),
ワイキキ,空港を経由することで通らないソルトレイク地区(Salt Lake)
などへの路線は,第二段階になります.

市長のMOS案を,今後は市議会が承認する必要がありますが,市議会の
次回の運輸委員会(Council’s Transportation Committee)は,2/08に
開催される予定です.

鉄道案と言っても,決まっているのはfixed-guideway transit system,
つまり専用軌道の輸送システムというだけで,ライトレールになるのか,
それともモノレールや別の何かか,具体的なシステムの決定は,まだ少し
先になりそうです.
単純な比較はできませんが,1マイルあたり1.8億ドル(1キロあたり1.1億
ドル超)は,高架や既存設備の改良による地下区間があり,14マイルで
24億ドルとみられる,シアトルのリンクライトレール(Link Light Rail)
よりも高額ですし,今や幻となった同市のモノレール計画でも,1マイル
あたり2億ドルを少し下回る程度だったはずです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
ホノルル市郡の公式発表 :
January 30, 2007 Mayor Proposes Transit System's 'First Project'
(City and County of Honolulu ニュースリリースへのリンク)

多くの現地メディアが報じていますので,わかりやすい路線図が掲載され
ている,代表的なものをご紹介します.
Wednesday, January 31, 2007 20 miles of rail by 2017
(The Honolulu Advertiser ニュースへのリンク)
January 31, 2007 Mayor wants 20-mile rail line to Ala Moana
(Honolulu Star-Bulletin ニュースへのリンク)

西側の起点となる予定のイースト カポレイには,今は何もありません.
future site of the Ray and Joan Kroc Community Center
(Google Maps へのリンク)
ここから,Farrington Highway,Kamehameha Highway沿いに,
東へ向かって走ることになるようです.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
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