2007年04月30日

【リヨン】SNCFのトラムトレインは西部へ

先週,SNCF(フランス国鉄)がアルストムにトラムトレイン(tram-train)
31本(オプション込みでは200本)を発注するという話がありました.
2007/4/26 【SNCF】トラムトレインをアルストムに発注
SNCF : Société nationale des chemins de fer français

第一弾としてナントと共に2010年から運行される,SNCFリヨン(Lyon)の
トラムトレイン計画に触れた記事を見つけましたので,ご紹介します.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
27.04.2007 L'Ouest lyonnais bientôt desservi par des tram-trains
(20minutes ニュースへのリンク)

記事によれば,SNCFがリヨン圏に投入するトラムトレインは,タイトルに
あるようにリヨン西部の鉄道を整備する計画の一環で,具体的な駅名と
して,Brignais,l'Arbresle,Lozanneが挙がっています.これらは,
リヨン市内のサンポール駅(Saint-Paul)を起点として,途中Tassinまで
3方向とも軌道を共用する非電化単線(一部複線)の路線です.

SNCFの計画では,リヨン西部の3方向からサンポール駅(Saint-Paul)まで
トラムトレインをディーゼル駆動のトレインモードで運行し,そこからは
トラムモードで市内へ入り込み,最終的にはTGVも発着するパールデュ駅
(Part-Dieu)まで乗入れようとするものです.

アルストムの新Citadis Dualisモデルには,ディーゼル機関と直流750v
架線集電のハイブリッド動力版があります.
25 April 2007 Alstom to deliver 31 trainsets of its new Citadis
Dualis model to SNCF, for a total amount of 100 million euros

(Alstom プレスリリース英語版へのリンク)

しかし,サンポール駅(Saint-Paul)からリヨン市内にかけてのトラム路線
という計画はSytralにはなく,サンポールからパールデューへ,そして
更にリヨン東部へと向かうトロリーバスC3路線計画を進めています.
前述の記事によれば,SNCFとSytralの協議がまだ行なわれていないとの
ことですので,当面の間は,サンポール駅(Saint-Paul)から西のトレイン
モードのみの運転なのかもしれません.
Sytral : Syndicat mixte des transports pour le Rhône et
l'agglomération lyonnaise
(リヨン都市圏内の公共交通全般の整備計画を司り,出資を行ないます)

リヨン圏の構想図 : Le développement du réseau
(Sytral 公式サイトへのリンク)
trolleybus C3 と記されたピンク色の線の途中までが,SNCFの描くトラム
トレインのトラムモードの部分になりそうです.

SNCFは,現在使用しているTER車両(trains express régionaux)よりも
軽量で,運行時間も10分は短縮できると考えられるトラムトレイン車両の
導入で,利用者も増加すると考えているようです.

リヨンでのモード切替予定地 : Gare de Saint-Paul (南向き)
トラムトレインの行き先の一つ : Brignais (南向き)
(いずれも,Windows Live Local bird's eye へのリンク)
リンク先をMSインターネットエキスプローラーで開いても,単なる地図
しか表示されない場合には,表示メニュー下のエンコードを日本語以外
(例えば西ヨーロッパ言語など)に変更すると,航空写真に切り替わるかも
しれません.


トラムトレインと関連のあるリヨン都市圏の鉄道をまとめてみました.
Grand_Lyon.png
ABCDはメトロ,T1-T4がトラム(T4は建設中),黒の細線はSNCF在来線で
直流1500v電化区間,茶色は交流電化区間,茶の太線はLGV,黄色の破線は
トロリーバス路線,黒の太線がSNCFがトラムトレインを走らせようとして
いる非電化の路線を,それぞれ表しています.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

リヨン 最近の話題とトラムトレイン関連の過去ログ :
2007/4/16 第四のトラムT4着工される
2006/10/08 空港連絡の急行トラム事業権
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【ムルシア】トラム営業開始は5/02から

昨日,4/29にムルシアで2.2キロほどのトラムが開業しました.もっとも
営業運行を開始し,誰でも乗車できるようになるのは,5/02からです.

開業セレモニーの目玉として,トラムが通るファン・カルロス一世通り
(Avenida Juan Carlos I)で,路面電車と現在欧州記録を持つスペインの
陸上中距離選手が競争した話は,物珍しさもあってか,スペイン国内では
多くのニュースサイトが取り上げています.その結果は,イゲロ フアン
カルロス(Juan Carlos Higuero)選手が僅差で勝った模様です.
2007/4/22 開業イベントで4/29レース実施

実験線と位置づけられている全長2.2キロの昨日開業した路線は,翌年
から2年以内に2つの大学キャンパス(UCAMとUMU)と,新興商業地へ延長が
計画されているとのことで,それまで30か月間は運賃無料です.
また,路面電車沿線の地価が,その将来を見越して上昇していると読める
記事が散見されました.

なお,沿線にあるレジャーセンターのZig Zag(シグ サグ)では,市議会に
週末は未明までのトラム運転延長を要請しています.
終日22:30発までの運転を,木金土に限って午前4時まで運行して欲しい
というものです.これには,若年層の飲酒運転を少しでも防ぎたいという
意図があります.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
市からの正式発表 :
28 de abril de 2007 El tramo 0 de la línea 1 del tranvía abre las
puertas al transporte del Siglo XXI
(PDFファイル)
(Ayuntamiento de Murcia ムルシア市 公式サイトへのリンク)

開業イベントで行なわれたレース結果と2年後の路面電車を伝える記事 :
29-Abril-2007 Campeón Europa 1.500 metros gana al tranvía de
Murcia en carrera inaugural

(Terra España ニュースへのリンク)

トラム沿線の地価が上昇している?という記事 :
26.04.2007 El tranvía revalorizará un 5% las viviendas de la
avenida Juan Carlos I

(20 minutos ニュースへのリンク)
29, ABRIL DE 2007 (La Opinión de Murcia ニュースへのリンク)
El tranvía revaloriza las viviendas de Juan Carlos I


日没直後のトラム起点 (Plaza Circular近くか?)
Desires of streetcar by N4n0 (flickr)
Desires of streetcar
(XMP Date and Time (Original) : 2007-04-29T20:40:13+02:00)

この角度からの画像は見掛けなかったのと,Creative Commonsで非営利と
改変禁止を守れば掲載可能のため,貼り付けてみました.


競争したトラムに乗車していたと思われる人が,膨大な量の画像をアップ
ロードしています.これを見る限り,終端の停留所は,将来容易に複線
対応が可能ながらも,とりあえずどちらも単線で建設されたようです.
どこに設けるか謎だった車庫の所在も明らかになりました.
Threads in Forum : Región de Murcia / Tranvia de Murcia (IV) #413
Inaugurado Tranvia en Murcia 29/04/07 12:00 Horas
(SkyscraperCity フォーラムへのリンク)
映り込んだデジタル温度計は,摂氏25度を示していました.暑そうです.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.


ムルシア関連 過去ログ :
2007/4/22 開業イベントで4/29レース実施
2007/2/25 市電実験線に2本目が3月到着
2007/1/17 市内でシタディス展示中
2006/11/28 架線レスをAPSで導入を検討中
2006/9/15 2年半は運賃無料の市電10月着工
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2007年04月28日

【Sound Transit】ST2最終案まとまり投票へ

今月初めにも紹介していたように,シアトル圏の公共交通の将来を描く
第二次計画,Sound Transit 2の最終案がまとまりました.

リンクライトレール(Link Light Rail)関連 今後の予定
2007/5/24 Sound Transit 役員会がST2最終計画案の承認
2007年夏 ST2を住民投票の対象とする法案化("Roads & Transit")
2007年9月? シアトル中心部のバストンネル再開
2007/11/06 "Roads & Transit"を含む住民投票の実施(米国総選挙)
2008年12月 University Link(University of Washingtonまで)着工
2009年7月 Central LinkがTukwilaまで開業
2009年12月 Central LinkがSeaTac Airportまで開業
2027年末までに? Sound Transit 2 計画の全てが完成

Sound Transit 2の最終案には,セントラルリンクをタコマドームまで
延長することによってタコマリンク(Tacoma Link)と接続させるほか,
ワシントン湖を越えてシアトルから東へ向かう初のライトレールとなる
イーストリンク(East Link)はもちろんのこと,セントラルリンクを北に
延長するユニバーシティリンク(University Link)(未着工)を,更に北に
伸ばすノースリンク(North Link)などの,総延長約50マイル(約80キロ)の
ライトレール拡張計画が含まれます.その距離は,現在建設中の路線の
3倍以上に相当します.

しかし,ノースリンクをエバレット(Everett)まで伸ばすことはやはり
見送られ,イーストリンクはレッドモンド(Redmond)のダウンタウン手前
にあるOverlake Transit Center止りで,そこからレッドモンドのダウン
タウンまでは今後の状況次第ということで,留保されています.

その他には,シアトル市内に路面電車を新設します.
これは現在建設中で今年中に開業予定とされているサウスレイクユニオン
(South Lake Union)路線や,運休中のウォーターフロント線とは異なり,
International District駅,将来セントラルリンクの駅になる予定で,
今は工事閉鎖中のトンネルバスの南側の入口から,今後着工するユニバー
シティリンク線上のCapitol Hill駅の間を結ぶもので,途中First Hillを
通るルートです.
これは,当初ユニバーシティリンク線上に駅を設ける予定だったものが,
トンネル内の駅設置に伴う難工事で予算超過となることから,駅設置を
見送られたFirst Hill地区への代償として建設される路線のようです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
ニュースリリース : April 26, 2007 Sound Transit completes major
transit expansion package for November Roads & Transit vote

計画図 : Mapping the Future -- Sound Transit 2 Draft Package
(Sound Transit 公式サイトへのリンク)
下段のリンク先には,4/26の役員会で承認された計画に基づく Sound
Transit 2の路線網が掲載されています.

これらは,あくまでも道路建設計画と組み合わされた法案として,今年
11月の総選挙時に行なわれる住民投票によって承認されてから,建設に
移されます.

報道では,建設費が物価高騰により当初計画より60億ドル高い230億ドル
になっているものの,世帯あたりの年間負担額($125)は越えないとSound
Transitが言っていることや,当初ライトレールの北への延長はLynnwood
までだったのが,164th Street/Ash Wayまで延長されていることなども
記されています.
April 26, 2007 Sound Transit expansion ballot-bound
(Seattle Post Intelligencer ニュースへのリンク)
April 27, 2007 (Seattle Times ニュースへのリンク)
Sound Transit light-rail, streetcar proposals beefed up

シアトル圏では,ライトレールの最初の路線も2009年まで開業することは
ありません.最初の計画から10年以上遅れていますし,費用も当初見積り
から比べると百億ドル以上も上昇しているそうです.同じツテを踏まない
ように,Sound Transitでは細心の注意を払い,ST2を立案したようです.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

Sound Transit 2 関連 過去ログ :
2007/4/02 【タコマ】セントラルリンクとの接続早まるか
2007/1/15 投票に向け計画煮詰まる
2006/7/17 ST2詳細明らかに
2006/3/10 【シアトル】"Sound Transit 2"一年遅れに
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2007年04月27日

【リスボン近郊】ライトレール一部開業へ

リスボンの南,テージョ(タホ)川(Rio Tejo / El Tajo / Tagus)の対岸に
あるアルマダ市(Almada)と,セイシャル市(Seixal)を結ぶライトレール
(直訳はライトメトロ)(metros ligeiros)のMSTが,遂に4/30開業,翌5/01
より営業運行開始を迎えます.
MST : Metropolitano Ligeiro da Margem Sul do Tejo
(Sul do Tejo Metro)

4/30開業説は今年1月末には報道され,その後は3月上旬にも明らかにされ
ていましたが,その日が間近に迫り,当局の責任者などが開業式典に出席
するというようなことで,漸くニュースに現れました.
3つの系統を持ち,3方向に路線を伸ばすライトレールのMSTは,本来なら
2005年12月には開業していたはずで,1年以上も遅れています.しかも,
今回の開業も3路線全線ではなく,3キロ程度の一部区間に限られます.

4/30に開業する区間は,アルマダ(Almada)市内のCova da Piedadeと,
セイシャル(Seixal)市内のCorroios駅の間で,11分で結ばれるそうです.
Linha 1 Corroios - Cova da Piedade
Corroios駅は,リスボンからの近郊電車(Fertagus)との乗換えが可能で,
リスボンからテージョ川を跨ぐつり橋(4月25日橋 / Ponte 25 de Abril)
を渡って2つ目の駅です.このつり橋は二段構造で,鉄道は下段を走って
います.橋を渡り終えてから最初の駅でもMSTと接続する計画ですが,
その区間の開業は少し先になるようです.
終点となるCorroiosの先に車両基地が建設されていることは,Google
Mapsなどでも確認できます.

5/01からは毎日06:30から22:30の運行で,朝夕ラッシュ時は5分間隔,
その他の時間帯は10分間隔で,コンビーノ・スープラ(Combino Supra)が
走ることになっています.

3つある系統のうち,1号線(Linha 1)の南端部が今回先行開業する形で,
3方向のうちの1つがほぼ完成する格好ですが,2つ目の方向,系統では
1号線の北端になる,アルマダ市のテージョ川に突き出す格好の先端部で
工事が遅れているCacilhasまで到達するのは,2008年まで待たなければ
ならないようです.3つ目の方向,大学のほうへ向かう路線は不明です.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
2007/04/26 Ministro das Obras Públicas inaugura Metro Sul
(Portugal Diário ニュースへのリンク)
26 de Abril de 2007 Almada:Mário Lino inaugura segunda-feira
Metro Sul do Tejo
(Diário Digital ニュースへのリンク)
2007-04-27 15 euros de Corroios à Cova da Piedade
(Correio da Manhã ニュースへのリンク)
この記事タイトルにある15ユーロは,30日間有効パスの金額のようです.
(通常運賃は0.85ユーロ)

MST計画概要 : Metropolitano Sul do Tejo
Percurso das Linhas Fase 1 第一期計画の路線概要
Planta do Traçado Geral no concelho de Almada 路線図
Traçado geral do Metropolitano Ligeiro da Margem Sul do Tejo 構想
(Câmara Municipal de Almada のサイトへのリンク)

MST系統図 : traçado (MTS 公式サイト)
MSTの運営権(concessionária)は,MTSが獲得しています.
MTS : Metro Transportes do Sul

Fertagus : 左側メニューのMapa de Redeに路線図あり
(FERTAGUS 公式サイトへのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

アルマダとセイシャルのライトレール 過去ログ :
2006/11/13 アルマダ市のライトレール
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2007年04月26日

【SNCF】トラムトレインをアルストムに発注

フランス国鉄(SNCF)は,トラムトレイン(tram-train)をアルストムに発注
します.31本で百万ユーロの契約ですが,オプションを含めると全部で
200本にまでなります.
SNCF : Société nationale des chemins de fer français

アルストム(Alstom)社のトラムトレイン(tram-train)としては,すでに
レギオシタディス(RegioCitadis)というブランドがありますが,今度の
車両はCitadis Dualisという呼称が使われています.
シタディス ドゥアリと読むのでしょうか.以前アルストムではCitadis
500という形式のトラムトレインをDualisと呼んでいたようですが,今回
これが新しいブランド名になるのかどうかは不明です.
製造はレギオシタディス(RegioCitadis)とは異なり,フランス国内の同社
ヴァランシエンヌ(Valenciennes)工場で行なわれます.

Citadis Dualisの第一号は2009年には納入され,2010年1月から運転を
開始する予定とのことで,気になるその行き先は,31本のうちの24本は
リヨン(Lyon)周辺に,残り7本がナント(Nantes)周辺です.
オプションとして169本があり,リヨンのローヌアルプ(Rhône-Alpes)と,
ナントのペイ ド ラ ロワール(Pays de la Loire)に加えて,アルザス
(Alsace)と,イルドフランス(l'Ile-de-France)も含まれます.
アルザスのはストラスブール(Strasbourg)向けでしょう.イルドフランス
にはBondy - Aulnay間のT4以外にも計画があり,オプション169本のうち
半数近い83本が2011年から配備される模様です.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
25/04/2007 Alstom poursuit son redressement avec le tram-train
(LExpansion.com ニュースへのリンク)
25/04/2007 Alstom va livrer à la SNCF 31 rames de son nouveau
Citadis Dualis
(Les Infos ニュースへのリンク)
25.04.2007 Alstom prend sa revanche en remportant un gros contrat
de trams-trains
(20Minutesによる AFPニュースへのリンク)
イルドフランス(Ile-de-France)には2011年と伝える記事 :
26.04.2007 Un gros wagon de commandes de trams-trains pour 2011
(20Minutes ニュースへのリンク)

アルストムもSNCFのサイトも,現時点ではこの件に関する情報を発信して
いませんが,下記に新しいCitadis Dualisの想像図と仕様がありました.
25 avril 2007 Un contrat de 1000 bogies pour le nouveau Tram-Train
(Creusot-infos.com ニュースへのリンク)
2010年1月にナントで,同年3月からリヨンで運転開始とあります.
車両寸法は長さが三種類,33m / 42m / 52m,
車幅は二種類,2,40m / 2,65m.
動力源も三種類の組合せがあります.
25 Kv交流と750v直流,
1500v直流と750v直流,
750v直流とディーゼル.
ちなみに,ナント周辺にはSNCFの直流電化区間はありません.トラムは
直流750vで,あとは交流電化と非電化です.リヨン近郊には高速線以外の
交流電化はグルノーブルへ向かう路線のみで,あとはSNCFの1500v直流
電化と,リヨン市内のトラムが750v,あと一部に非電化区間があります.

ル クルーゾ(Le Creusot)は,フランスのブルゴーニュ地方の街です.
ここでもアルストムの仕事を請け負う工場があるようで,記事文面から
台車なのでしょう.新しいCitadis Dualis用の台車とおぼしき画像も掲載
されています.

リヨンでSNCFが絡むトラムトレイン計画というのが実はよくわからないの
ですが,サン テグジュペリ空港(Aéroport Lyon-Saint-Exupéry / LYS)と
パールデュ駅(Gare Part-Dieu)の裏(東口)を結ぶ,LESLYSと呼ばれる計画
のことでしょうか.
LESLYS : Liaison ExpresS LYon Saint-Exupéry
路線概略など : ''LESLYS'', tramway de l'Est
(Rhône département ローヌ県 公式サイトへのリンク)
しかし,LESLYSはRhône Expressとして2009年には開業予定で,時期的に
少し合わないですし,この車両はすでにStadlerが受注しています.
ということは,これ以外の計画なのでしょう.

このLESLYS向け車両の件では,たまたまドイツ発の記事がありました.
ベルリンで製造するそうです.
26.04.2007 Berliner Züge für Frankreich
(Tagesspiegel ニュースへのリンク)
この記事によれば,契約は6本で2500万ユーロ.フランス語版のウィキ
ペディアには,昨年末の時点でStadlerと書き込まれています.

先週末,株式市場向けのニュースで,SNCFがアルストム(Alstom)にトラム
トレイン(tram-train)を31本,オプションとして170本(当時)発注する
という報道が既に流れていました.その時はまだ一社のスクープかリーク
かで情報が錯綜していて,1本あたりで平均325万ユーロとか,400万から
500万ユーロの間と伝えるものまで,記事によりばらつきがありました.
昨日の報道では,オプションを含めて7億2千万ユーロとなり,このうち
アルストムの分は6億5千万ユーロになるようです.

昨年,イルドフランスの近郊電車の発注をボンバルディア(Bombardier)に
奪われたアルストムとしては,これで面目を保ったようで,今回の記事も
そのことを書いていますが,先週末の株式市場向け報道では,この情報で
アルストムの株価が少し上昇したと伝えるものもありました.
20-04-2007 LA COMMANDE DES RAMES TRAM-TRAIN OFFICIALISÉE
(Investir.fr ニュースへのリンク)

パリ近郊で営業中の現在フランスでは唯一のトラムトレインを製造した
シーメンス(Siemens)は,アルザス地方向けに12本を2010年に納入する
予定です.こちらは5300万ユーロで,ミュルーズ(Mulhouse)向けのAvanto
モデルです.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

フランスのトラムトレイン関連 過去ログ :
2006/11/20 【パリ郊外】トラムトレインT4開業
2006/11/07 【イルドフランス】貨物線をトラムトレイン?
2006/10/08 【リヨン】空港連絡の急行トラム事業権
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2007年04月25日

【Talgo】ライトレール車両市場に参入か?

スペインでは路面電車,ライトレールの計画や建設が盛んで,こちらで
取り上げる機会も日増しに多くなっています.
そのライトレール等に投入される車両は,最近のスペインではアルストム
(Alstom)のシタディス(Citadis)モデルが多い情勢です.それでも最近は
地場のCAFの台頭にも目覚しいものがあります.
CAF : Construcciones y Auxiliar de Ferrocarriles

そのスペインでもう一つ,忘れてならない鉄道車両メーカがあります.
タルゴ(Talgo)です.タルゴには軌間可変列車や高速鉄道に加え,最近
では通勤用二階建て客車のイメージもありますが,そのタルゴが今度は
LRV市場に参入しそうな気配で,スペイン国内に留まらず,海外市場も
視野に入れているようです.
Talgo : Tren Articulado Ligero Goicoechea Oriol

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
22 de abril de 2007
Talgo encarrila su nueva etapa hacia los tranvías
(elmundo.es ニュースへのリンク)
日曜の記事で,探した限りではこれだけしか見当たらないため,どれだけ
現実的な話なのかはわかりません.
タルゴは近年の大規模なリストラを終えて,今後は,現在のRenfeからの
発注に依存した体制から脱却したいと考えています.Renfe依存度は約60%
もあります.
Renfe : Red Nacional de los Ferrocarriles Españoles

そこでタルゴが注目したのが,スペイン国内でも今後旺盛な需要が沸き
起こりそうな,路面電車とライトレール向けの車両市場というわけです.
今回の記事の中には,マドリッドの市長候補が路面電車建設を掲げている
ことなども取り上げています.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

関連ログ : 2007/3/07 【マドリード】市長選で市電復活も争点に
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2007年04月24日

【チューリッヒ】バスより市電の利用者が多い

チューリッヒは市内の人口が約37万,周辺地域を含めて109万とされて
いますが,その市内を走る路面電車とトロリーバスを含む路線バスは,
単純計算でも一日あたり81万回以上利用されています.
先週,軌道交通運行開始125周年を迎えたチューリッヒは,現在市電と
バスを運行するVBZが,2006年における同路線利用回数を2億9670万と発表
しました.VBZの管轄外となる郊外へのSバーンは含まない数字です.
2005年と比べても230万回の増加でした.
VBZ : Verkehrsbetriebe Zürich

このうち13路線,延長100キロ以上を市内に張り巡らせているトラムの
利用は,年間1億8680万回に及び,前年比でも150万回の増加です.
その中でもトップの路線は,TriemliとSeebachを結ぶ14番系統でした.
一日7万3千人の利用があり,平日は朝6時台から19時台まで,7分間隔で
運行されています.
トロリーバスは6路線あり,年間5170万人の利用があります.普通の路線
バスは,同3640万人でした.路線バスの伸びは鈍いのですが,深夜バスに
限っては前年比15%の増加をみせているそうです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
23. April 2007 Die VBZ befördern mehr Passagiere
(NZZ Online ニュースへのリンク)
23.04.2007 VBZ haben zugelegt
(Tages-Anzeiger Online ニュースへのリンク)

市内路線図 : Liniennetzplan der Stadt Zürich
(ZVV 公式サイトへのリンク)
ZVV : Zürcher Verkehrsverbund

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

最近のチューリッヒ市電関連 過去ログ :
2007/3/15 コブラ量産車で車輪問題
2006/12/03 Glattalbahn第一期開業
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2007年04月23日

【タンパ】延長承認と通勤輸送転換への難問

フロリダ州タンパ(Tampa)の市議会が,同市内を走る路面電車TECO Line
Streetcarの延長計画を承認したと,先週末に報道がありました.
現終点のSouthern Transportation Plazaからコンベンションセンター横
からFranklin Streetを北上し,Whiting Streetまで4ブロックほど,距離
にして0.3マイル強(約536m)の区間です.

建設費は単線の場合は370万ドル,複線の場合は560万ドルとのことで,
両方記されているところをみると,まだ決まっていないようです.現在
路面電車を運行する事業所のHARTでは,430万ドルの連邦補助金が期待
できると考えていますが,そのためにはHARTの理事と,当然FTAの承認も
必要です.順調に運べば2010年までに開通できるとしています.
HART : Hillsborough Area Regional Transit

TECO Lineは,昨年一年間の利用者が40万人近くでした.乗客は観光客が
65%を占めています.観光施設のそばを走るので目論見どおりですが,
昨年の運賃収入は54万ドルほどで,年間240万ドルとされる運行経費を
賄うには遠く及びません.この数字だけ見れば,規模は全く異なりますが
サンフランシスコMuniと同じくらい全米平均を大きく下回っています.
これを少しでも改善していくため,今後は通勤需要を取り込むことが考え
られています.幸い沿線にはコンドミニアムなどが建設され始め,沿線
人口は今後増加する見込みです.しかし,自動車なら6分のところを,
路面電車では22分(+運行間隔15分)も掛かってしまうため,今後沿線の
人口が増えたからといって,黙っていても利用者が増えるという状況では
ありません.

延長に伴う運行経費の増加は微々たるもので,延長による運賃収入増に
より相殺できると考えられていますが,延長される区間には観光施設は
なく,地元の利用を促進していかなければなりません.しかし,電停には
駐車場を設ける場所もなく,また,現在は午前11時からの運転ですが,
これを通勤に使える時間に変更するのかどうか,問題は山積みです.
延長は,将来タンパ市内をぐるりと回る路面電車網を構築する構想の一環
となっている模様です.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
延長をタンパ市議会が承認する前後に出た記事 :
4/19/2007 Street Car wants to expand and serve commuters
(Tampa Bay's 10 ニュースへのリンク)
Apr 20, 2007 City Finishes Paying Housing Scandal Cost
(The Tampa Tribune ニュースへのリンク)(前半は違う話題の記事です)
April 20, 2007 City okays extension of streetcar line
(St. Petersburg Times ニュースへのリンク)

下記ブログには延伸予定地の画像のほか,将来タンパ市内を循環する市電
計画図などへのリンクがあります.
4/20/2007 City Council Approves Streetcar Extension
(Tampa Rail へのリンク)

Streetcar Map (公式サイトの路線図)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

テコライン ストリートカー 延長関連 過去ログ :
2007/2/23 乗客減が延長案に暗雲もたらす?
2006/8/11 ストリートカー延長へ動き出す
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2007年04月22日

【ムルシア】開業イベントで4/29レース実施

スペインのムルシア(Murcia)では,4/29にいよいよ路面電車の実験線が
開業する予定です.それに先立ち行なわれるイベントが,先日発表されて
いました.ファン・カルロス一世通り(Avenida Juan Carlos I)上で,
トラムと陸上中距離の欧州チャンピオンが,競争するのです.

レースは,街の中心部Plaza CircularからEspinardo地区までのトラムが
走る2キロ区間で行なわれます.
中距離ランナーは,今年行なわれた欧州屋内競技会で金メダルを獲得して
いる選手です.記録は1500mを3分44秒41でした.このまま2キロを走ると
5分を切ります.
一方,アルストム(Alstom)のシタディス 302(Citadis TGA 302)が導入
される路面電車のほうは,性能上は最高時速80キロですが,レースでは
定員272名のところに150名が乗車し,途中2か所の停留所に停車しながら
になるようです.中距離チャンピオンに勝つには時速24キロ必要ですが,
表定速度では時速17キロ,アルストムに言わせればせいぜい同12キロとも
言われていて,どうも路面電車には分が悪いようです.
しかし,中距離チャンピオンも交通信号を守らなければならないことや,
競技場とは違いアスファルト舗装の道路を走るなど不利な点もあって,
どちらが勝利を収めるか,当日になってみないと判らず,大きな関心が
寄せられているようです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
18.04.2007 Higuero correrá contra un tranvía en Murcia
(Marca ニュースへのリンク)
18.04 Juan Carlos Higuero competirá contra un tranvía en Murcia
(20 minutos ニュースへのリンク)
19 de abril de 2007 El campeón de Europa de 1.500 metros 'reta'
al tranvía a una carrera

20 de abril Apuestan por el atleta en su reto contra el tranvía
(La Verdad (Murcia) ニュースへのリンク)

20 minutosの記事では,ランナーとトラムが並んで収まっている画像を
大きく掲載しています.また,別のサイトでは,どちらが勝つかのオン
ライン投票を設けた記事も見かけましたが,数値は伯仲していました.
La Verdad紙は,購読者を対象に先着50名まで,この開業直前に行なわ
れる競争で走る電車に招待するそうです.

開業後の運行時間などは,公式サイトで発表されています.
営業は7:30から22:30までです.朝夕のラッシュ時(8時から10時までと
18時から21時まで)に加えて,日中の14時から16時まででは9分間隔で運転
されますが,それ以外は18分間隔です.
Tranvía de Murcia (Tranvimur 公式サイトへのリンク)

その他に,ムルシアを走る路面電車に関係する話題を二つ紹介します.

トラムがファン・カルロス一世通り(Avenida Juan Carlos I)を走ること
により,通りの4か所に新たにラウンドアバウト(glorieta / rotonda),
厳密には優先権が異なるなどで別物とされますが,いわゆるロータリー
交差点が設けられることになります.起点にあたるPlaza Circular以外は
十字型交差点でした.十字路のラウンドアバウト化は,交通の流れを改善
するためのようです.
ウィキペディアの記載によれば,統計上ラウンドアバウトのほうが安全と
されているそうです.
18 de abril de 2007 El paso del tranvía obliga a habilitar cuatro
glorietas en Juan Carlos I
(La Verdad ニュースへのリンク)

スペインでは今年の総選挙まで一か月余りとなりました.ムルシアでも
首長選挙が行なわれますが,この地方の与党PP(国民党)が計画し,3千万
ユーロを投じた路面電車では交通問題は解消されないとして,対立候補の
PSOE(スペイン社会労働党)が,メトロ建設を公約に掲げたというような
報道も見られます.
21 de abril de 2007 Saura promete construir un metro en Murcia
si gana las elecciones
(La Verdad ニュースへのリンク)


誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

ムルシア 関連 過去ログ :
2007/2/25 市電実験線に2本目が3月到着
2007/1/17 市内でシタディス展示中
2006/11/28 架線レスをAPSで導入を検討中
2006/9/15 2年半は運賃無料の市電10月着工
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2007年04月21日

【アースデー】風で走るライトレールも

明日(4/22)はライトレールが風で走ります.と言っても,もちろん風力
発電での話です.
ミネソタ州ミネアポリス(Minneapolis)などでライトレールを走らせる
メトロトランジット(Metro Transit)は,同州南部にある風力発電所から
電気を購入,4/22はライトレールのハイアワサライン(Hiawatha Line)を
実質的にその電気で運行することにするそうです.
報道によれば,約$700の経費が余分に生じるそうですが,メトロでは十分
価値のあることだとしています.それは,4/22がアースデー(Earth Day)
だからです.

アースデーとは,環境問題への関心を示す行動を起こすための日とされて
います.再生可能エネルギーを使って電車を走らせることで,環境への
配慮を示せるとメトロは考えているのでした.

調べてみると,アースデーに何らかの行動を起こす米国の交通事業者が
他にも幾つかありました.4/22は一日運賃を無料にしたり,環境に配慮
したハイブリッドバスを展示することなどです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
間接的に風力でライトレールを走らせたり,ハイブリッドバスに無料で
乗車できるなど,アースデーの行事を記したミネアポリスの公式案内 :
Transit News Earth Day is Sunday, April 22
(Metro Transit 公式サイトへのリンク)
Hiawatha Line紹介ページへのリンクもあります.

簡単ではありますが報道もされていて,今回利用される,Xcel Energyの
風力発電購入プログラム(Windsource)へのリンクまでありました.
Thursday, 19 Apr 2007 Transit Goes Green
(FOX 9 News ニュースへのリンク)

APTAのサイトには,アースデーに運賃を無料化する事業者などの一覧が
掲載されていました.
April 19, 2007 News Release (APTAへのリンク)
Public Transportation Helps Improve the Environment --
Transit riders make a difference for the environment

APTA : American Public Transportation Association
昨年までも運賃無料化などが行なわれていたかどうか不明ですが,今年は
アースデーが日曜にあたり,平日より無料化による負担が少ないことも,
関係しているかもしれません.

その中では最大規模と思われる,シアトルとその近郊のキング郡の路線
バスでも,4/22日曜日は一日運賃が無料になると案内しています.
Save the earth, ride the bus for free on April 22
(King County Department of Transportation ニュースへのリンク)
Sound TransitのExpress Regional Busも,無料になります.
Celebrate Earth Day Ride Free, Ride Green This Sunday, April 22.
(Sound Transit 公式サイトへのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
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2007年04月20日

【Muni】Tサードの遅れがシステム全体に波及

サンフランシスコのMuniで,通称Tサードライン(T-THIRD Metro line)が
平日のラッシュ時輸送を担うようになって二週目に入りました.しかし,
残念ながら無事に乗り切っているとは言えない状況で,沿線の利用者は
ライトレールの本格運行開始と引換えに廃止された15番の路線バスが,
ラッシュ時だけでも復活されることを願っているような状況だそうです.
Muni : San Francisco Municipal Railway

慢性的な遅れで一時間近く電車が来ないことや,やっと待ち望んだ電車が
来ても,遅れきたせいで車内が混雑している状況に,以前のバスのほうが
良かったと思われているのです.
遅れはTサード(T-THIRD)線内だけに留まりません.Muniメトロ全線に波及
していきます.マーケットストリートの地下区間を共用していることが,
ちょっとした遅れも増幅して他路線の運行に影響を与え,システム全体に
遅れが生じてしまうのです.
特に運行を開始した週(4/09から)は,連日のように記事が出ていました.
その週の最後に二紙で掲載された,論説を紹介しておきます.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
April 13, 2007 Muni roulette
(San Francisco Chronicle のEditorialへのリンク)
Apr 14, 2007 How not to launch a new rail line
(Examiner のEditorialへのリンク)

今週は落ち着いているのか,それとももう話題にならないのか,記事には
なっていないようですが,リアルタイムで電車の位置を確認できる下記
サイトを見ていると,今に始まったことではありませんが,団子運転が
見られる反面,待ち時間が20分以上になっていることもしばしばです.
San Francisco Muni, CA (NextBus Inc. へのリンク)
リンク先ではまだ新しいTサードが標準では表示されないはずですので,
地図の上にあるLinesと記されたボタンをクリックし,表示されるリスト
最下段にあるT-Third Streetのチェックボックスに印をつけると,表示
されるようになります.なお,この夏には路線バスも全線表示可能になる
とのことです.


マーケットストリート地下区間(Market Street Subway)がボトルネックに
なるということで,サードストリート ライトレール計画(Third Street
Light Rail Project)第二期区間として計画が練られている,セントラル
サブウェイ(Central Subway)が,Tサードをカルトレイン(Caltrain)との
乗換えとなる4th and King streetsから中華街へ抜ける形を想定している
ため,Muniのマーケットストリート地下区間の混雑を救済する意味で,
重要性を増すことになるのかもしれません.

遅れが出るのはTサードに限った話ではないはずですが,クロニクル紙の
論説には,Tサードでは安全対策が強化されたおかげで,運転士が遅れを
回復するために安全機能を無効に出来ないため,それが逆効果になって
いると読める部分があります.裏を返せば,他の路線では多少の遅れは
回復できる裏業があるということかもしれません.

その他にもMuniに関する最新の記事を二つ紹介しておきます.

遅れと言えば,中心部以外で併用区間の多いMuniは,違法駐車にも悩ま
されています.そこでサンフランシスコ市では,電車ではありませんが,
路線バスにカメラを装着して,バス専用レーンに違法駐車している車両の
登録番号を撮影し,車両の登録者に罰金を科そうとしています.
Apr 19, 2007 Muni is watching
(Examiner ニュースへのリンク)
駐車違反の摘発に登録番号を使ったり,あとから違反切符を切れるように
するためには,州法の改正も必要になるそうで,その手続きも進められて
います.ちなみに罰金は,$100だそうです.

もう一つ,Muniが運行しているケーブルカーで,40%の割合で運賃支払い
漏れがあることが明らかになりました.乗客が意図的に行っているのでは
なく,ケーブルカーの車掌が運賃を徴収しきれていないというものです.
市の検査官が,今年1月から2月にかけて秘密裏に乗車した42回のうち,
17回で運賃($5)を払うことができず,その検査官だけでなく76名分の運賃
収受漏れまで数えることができたそうです.
April 19, 2007 Large number of cable car passengers riding for free
(San Francisco Chronicle ニュースへのリンク)
Muniは,運賃収入では経費の22%しか賄えず,これは全米平均さえ大きく
下回っています.
ただ,サンフランシスコのケーブルカーの場合,乗車口の決まっている
路線バスとは異なり,事実上何処からでも乗り降りできることや,今回の
調査でも混雑時の運賃収受率が低かったとされていますが,混雑時には
車内の移動に困難を伴うことも,考慮する必要がありそうです.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

Muni サードストリート ライトレール 開業前夜からの過去ログ :
2007/4/06 Tサード正式開業間近に2つの不足
2007/2/22 Tラインまだまだ本領発揮せず
2007/1/20 Tライン新線ホーム5センチ高く危険?
2007/1/09 間もなくTラインが暫定開業に
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2007年04月19日

【ベルギー/カナダ】通勤時の公共交通利用率

ベルギーでは,6割の人が通勤に公共交通機関を利用するものの,4割は
通勤にバスや列車,路面電車などを利用せず,車で通勤していることが,
調査結果により明らかにされたという記事がありました.
公共交通機関は,運行が不定期であることと,乗り場へのアクセスが悪い
ことが,避けられている原因だそうです.
調査結果では,男性より女性のほうが通勤に公共交通を利用する割合が
高いこと,勤務先では大学関係?(universitair diploma)が最も利用され
ていて,その他には政府機関,会計やサービス業などで多いことが判明
したそうです.

実はこの調査,ベルギーだけではなく,世界28か国7万人の被雇用者を
対象にしたもので,調査対象28か国のなかで通勤の際の公共交通機関の
利用度60%のベルギーは,スウェーデンと同位の19位でした.
調査は,世界的な人材派遣会社ケリーサービス(Kelly Services)が実施
しました.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
ベルギーの調査結果を報じるオランダ語の記事 :
04.2007 Belg verkiest auto boven openbaar vervoer
(Carguide ニュースへのリンク)

元のデータが公開されていないかと,ケリーサービスのサイトを探して
みましたが,今のところはカナダで取り上げているだけでした.
Kelly Global Workforce Index : April 2007 - Public Transport
(Kelly Services Canadaニュースリリースへのリンク)

カナダではベルギーより若干順位が高く,通勤時の公共交通利用は64%に
あがり,15位です.
28か国の中で,最も利用率が高いのはインドネシアの93%で,その後には
88%で香港が続きます.逆に公共交通の通勤利用の割合が低い国には,
トルコ(29%),米国(34%)などがあるとのことです.

カナダのサイトでは,カナダ国内での年齢別利用度も掲載されていて,
20歳未満が74%なのに45歳から54歳の世代では61%だったり,運賃が低く
なれば,24歳未満の21%が公共交通の利用を考えるのに対して,45歳以上
では12%足らずであることなども,紹介されています.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
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2007年04月18日

【LA】エクスポライン安全問題で開業遅れも?

ロサンゼルスで建設中のライトレール新線が,思わぬところから待ったが
掛かり,2010年の開通予定がずれ込む可能性も出てきました.

エクスポライン(Exposition Line / Metro Expo Line)は,都心部では
地下鉄レッドラインと乗換えができる7th/Flower (Metro Center)駅を
起点とし,途中までは軌道を同じライトレール仕様のブルーラインと共用
して,その後は西に進路をとり,第一段階ではカルバーシティ(Culver
City)まで建設される路線です.最終的にはサンタモニカ(Santa Monica)
まで延長する計画があります.

持ち上がった問題とは,カルフォルニア州の公共サービス関係の委員会
(Public Utilities Commission)が,ライトレールと自動車や歩行者の
交通事故の多発を懸念していることです.
エクスポラインは,廃線跡を利用して建設されるため,専用軌道になる
ものの,都心側ターミナルを除いて道路と平面交差します.いくつかの
場所で問題があると委員会側では指摘していて,LACMTA(通称 Metro)と
調整に入っていると,LAタイムス紙が明らかにしました.
LACMTA : Los Angeles County Metropolitan Transportation Authority

そのため時間が費やされ,場合によっては設計そのものが見直されて,
一部区間でも高架にすることにでもなるようなら,1千万ドル以上工費が
高くなるのはもちろんのこと,たとえその追加予算を確保できても,環境
への影響調査をやり直さなければならないため,相当な時間が掛かって
しまします.それは,2010年開業から遅れることを意味していました.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
April 17, 2007 Safety issues could delay Exposition Line
(Los Angeles Times ニュースへのリンク)

この記事では,これまでの交通事故件数も掲載されています.
17年前に,やはり平面交差の多いライトレールのブルーラインが開通して
以来,事故で犠牲になった人の数は70名近くに達しています.先週も若い
女性が路上で轢かれるという悲劇が起こっていました.
次に開通したグリーンラインは全線立体交差でしたが,新しく2003年に
開通したゴールドラインは,一部に平面交差が残るためブルーラインの
教訓を活かした結果,事故による犠牲者はいないとのことです.
この教訓とは,遮断機を対向車線側にも設けるというものでした.従来は
進行車線にしか遮断機がなく,これを回り込んで電車が接近する踏切内に
進入し,事故に遭うケースもあったようです.

これは記事にないことで,推測も混じりますが,ゴールドラインの平面
交差区間はわずかな距離です.ゴールドラインの実績は,あまり参考に
ならないかもしれません.今度のエキスポラインでは,廃線跡に平行する
道路があるため,むしろ開業当初は事故が多発していた,オレンジライン
(BRT)の例が参考になるような気がします.

委員会が懸念している場所は3か所あります.いずれも大学や高校の近く
になります.どのあたりに位置しているかは,LAタイムスの記事に地図が
掲載されていますので,現場の航空写真へのリンクを紹介しておきます.
1. Los Angeles Trade Tech College (手前はブルーライン)
2. University of Southern California (USC)
3. Dorsey High School (記事の画像はこの辺か)
(いずれも,Windows Live Local bird's eye へのリンク)
リンク先をMSインターネットエキスプローラーで開いても,単なる地図
しか表示されない場合には,表示メニュー下のエンコードを日本語以外
(例えば西ヨーロッパ言語など)に変更すると,航空写真に切り替わるかも
しれません.


誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

エクスポライン(Exposition Line)関連 過去ログ :
2006/3/22 【ロサンゼルス】第4のLRT着工間近ほか
2005/10/10 【ロサンゼルス】都心から海岸を目指して
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2007年04月17日

【マドリード】メトロ系統図書き換え他

5月末に,2003年からの5か年計画が完了するマドリッドのメトロ(Metro
de Madrid)では,その計画による新しい区間が昨年11月頃から順次開業
していて,ひと月に一区間ぐらいの割合で路線も延びていますし,既存
路線に新駅も開業しています.ここ数年における,路線長と駅数の増加
率において,マドリッドのメトロは注目に値するでしょう.2003年以降で
みても,それまでの3割にあたる80駅が新たに開業して計319駅に達し,
路線は90キロ延長されて322キロになります.
先週,メトロ1号線の北端がメトロ4号線とともにPinar de Chamartínまで
達しました.そのPinar de Chamartín駅は,間もなく開業予定のライト
メトロ1号線(Metro Ligero Línea 1)も接続することになっています.

このように路線網が拡充していくため,これまでの路線図に書き加えて
いくのではなく,路線系統図を全面的に刷新することにしたということ
が,今回報道されていました.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
17-04-2007 Metro de Madrid renueva su plano
(Metro España ニュースへのリンク)
16/04/2007 La Comunidad cambia el plano del metro
(elmundo.es ニュースへのリンク)
16.04.2007 Así es el nuevo mapa de Metro
(20 minutos ニュースへのリンク)
これらの記事によれば,基準は不明ですがマドリッドの地下鉄は,2007年
5月末以降,パリを抜いて(ニューヨーク,モスクワに次ぐ)世界第三位の
規模の地下鉄になるそうです.

これまでの路線図では,実際の位置関係も考慮して斜めの線なども使わ
れていましたが,新しい系統図では横線と縦線だけで表し,あとは直角に
折れ曲がるだけになります.これで距離感はなくなりますが,駅が密集
するところでも見やすくなるといいます.

記事は,試作された系統図がPDFファイルでダウンロードできるように
なっています.
路線ごとのラインカラーは継承されますが,シャトル(R)線を除いても
メトロは全部で12路線あるところに,今回はライトメトロ(Metro Ligero)
3路線が加わることになります.
ライトメトロは3路線共通でピンク色になるそうですが,試作品を見る
限りでは,マゼンダに近い濃いピンク色になっていました.これまでは
ピンク色だったメトロ8号線(バラハス空港へ行く路線)は,少しくすんだ
色になり,鮮やかな紫色だったメトロ9号線は,かなり寝ぼけた紫色に
なっています.もっとも,これが正式なものなのかわかりませんので,
実物はまた違っているかもしれません.
マドリッドのメトロでは,来週から新しい系統図を配布することにして
いるそうです.

現在の路線図は,公式サイトのトップページからもリンクがあります.
Metro de Madrid (公式サイトへのリンク)

先週,メトロ1号線と同4号線が,Pinar de Chamartín駅まで延長された
ことを伝える発表と画像 :
11/04/2007 Las líneas 1 y 4 de Metro se unen en la nueva estación
de Pinar de Chamartín

(Comunidad de Madrid 公式サイトへのリンク)
Pinar de Chamartín駅が開業したことを伝える記事の一つ :
El metro de Pinar de Chamartín llega a Gran Vía en 23 minutos
(20 minutos ニュースへのリンク)
画像には構内に鎮座する昔の路面電車が写っていますが,これは式典用に
持ち込まれたわけではなく,今後も展示される模様です.この車両のプロ
フィールは,下記スペイン語版のウィキペディアが参考になります.
Estación de Pinar de Chamartín Historia del tranvía 477

下のブログでは,メトロリゲロ(Metro ligero)の試運転の様子が大画像で
紹介されていますが,運賃が別建てになるため,メトロとの乗継ぎでも
切符は2回買わなければならないようなことが記されています.
12 de abril.- Pagar dos Metros
(elmundo.es ブログへのリンク)

マドリッドのメトロリゲロ(Metro ligero)は,MLと表記されますが,今回
メトロ1号線と4号線が延伸したPinar de Chamartín駅のほかにも,メトロ
10号線Colonia Jardín駅において,メトロリゲロ2号線と同3号線が接続
することになっています.
(位置関係は上記記事からリンクのあるPDFファイルをご参照ください)
そのメトロ10号線(L10)は,実はメトロリゲロ1号線(ML1)とも接続する
ことになっているため,マドリッドのライトレール視察には,L10は欠か
せない存在かもしれません.ただし,ML1とL10が連絡するLas Tablas駅
は,現時点では未開業です.
系統図によれば,L10では現在の北端Fuencarralの次のTres Olivos駅で,
車両乗換えマークが入っています.Tres Olivosから先は,L9南端部の
ように,運転が分離されるのかもしれません.

更に余談ですが,L10の南端で接続するL12に乗り,Getafe Centralで近郊
電車C4に乗り換えると,マドリッド近郊で今年開業予定の4つ目のライト
レールが走る街,パルラ(Parla)に到着します.

先日より,バルセロナのメトロが週末の終夜運転を開始しています.
市長選を意識したものかもしれませんが,マドリッドも実施しようという
声があがっています.

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マドリッド ライトメトロ関連 過去ログ :
2007/1/29 ライトメトロの完成間近に(2)
2007/1/22 ライトメトロの完成間近に
2007/1/07 間もなくシタディス試運転
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2007年04月16日

【リヨン】第四のトラムT4着工される

先週の金曜には,リヨン(Lyon)第四のトラムウェイとなる,T4の建設が
本格的に着手されました.
昨年6月には予備的な工事が開始されていましたが,正式な着工は軌道の
道床(plate-forme)の建設に取り掛かる,今年4/13となるようです.

今回建設が開始されたのは,T4の第一期区間となる約10キロの路線です.
Jet d'Eau - Mendès France (トラムT2との乗換え)(リヨン8区)から,
Gare de Vénissieux (メトロD線の南端,SNCFとも乗換え可)を経由して,
Cliniques Feyzin まで,全部で18の停留所が設けられます.
沿線から300m以内の人口は3万4千人近くあり,6千人以上が働いていると
されています.

工事は影響を最小限にするため,2.5kmずつに区切られた4工区で進められ
るようです.1億8530万ユーロを投じた工事は2008年末までにほぼ完了の
予定で,着工から2年後,2009年4月には開通する見込みです.
そして,2014年には中心部寄りに路線が延長されて,TGVなどが発着する
SNCF駅のGare Part-Dieuまでたどりつくことになりそうです.
Gare Part-Dieu駅前のトラム路線には,その時に備えて既にポイントが
挿入されています.

なお,沿線では計画の説明や疑問に答えるための場が設けられますが,
会場はどうやらバスを仕立てた移動式になるようです.
Un bus d'information sur T4が,6月上旬までの一定の日の午前と午後,
指定の場所に停車してまわるとのことです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
4/13着工を伝える記事 :
16.04.2007 La ligne de tram T4 sur la voie des grands travaux
(20 minutes ニュースへのリンク)

地図などは下記公式サイトにあります.
Création tramway T4 (Sytral 公式サイトへのリンク)
Sytral : Syndicat mixte des transports pour le Rhône et
l'agglomération lyonnaise
Un bus d'information sur T4 日時案内(PDFファイル)

いつの撮影かわかりませんが,boulevard des Etats-Unisには幅の広い
中央分離帯があり,いつでも軌道を敷設できそうな感じです.
Jet d'Eau - Mendès France et boulevard des Etats-Unis (東向き)
(Windows Live Local bird's eye へのリンク)
上記リンクのバードアイ画像では,T4が走るboulevard des Etats-Unisが
右上に向かって延びています.

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リヨン T4関連 過去ログ :
2006/9/01 4本目のトラムはグリーンライン
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2007年04月15日

【ブラックプール】次はトラム全線で5か月運休

イギリスで最も有名な保養地のブラックプール(Blackpool)には,隣町の
Fleetwoodにも足を伸ばすトラムが走っています.英国で博物館以外では
唯一の生き残り組と言ってもよく,開業から120年以上も走り続けている
だけではなく二階建て電車も走るなど,トラムは観光の目玉にもなって
いますが,今年イルミネーションの季節が終わる時,今度は全線にわたり
5か月間の運休を迎えることになりそうです.

今度はというのも,実は昨年11月から今年復活祭を迎えた先週までも,
一部区間を運休してバスが代行していました,それは軌道更新工事のため
でしたが,1180万ポンドを投じる軌道更新の第二弾は,今年11月初めから
来年のやはりイースターの時期まで行なわれ,今度は全線で運転ができ
なくなるというものです.
期間中は,Blackpool Transportによる代行バスが走る予定で,今年の
例にならうと,2008年の聖週間の木曜3/20までバス代行ということになる
のかもしれません.

今年の聖金曜日4/06に全線での運転が再開したばかりの沿線では,予測
されていた?とはいえ,商業者らが影響を懸念しているようです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
13 April 2007 Trams off tracks for all of winter
(Blackpool Gazette ニュースへのリンク)

英国に本拠をおくLight Rail Transit Associationは,毎月機関紙を発行
しています.その5月号にBlackpool: Classic v Modern; Will gamble
pay off? と題する記事が載るようですが,あいにくオンラインでは読む
ことができません.タイトルから推測するに,試験中の新型車両が1月に
軌道上で炎上した事故に関する話ではないかと思われますが,軌道更新に
関する情報が載っているかもしれません.

今年1月に試験中の新型車両が軌道上で炎上した時の報道 :
25 January 2007 Tram plans on hold after cab fire
(BBC ニュースへのリンク)

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【ブレーメン】今度はトラムに郵便ポスト

ブレーメンBSAGが,この1月から行なっているカフェバーン(Kaffeebahn)
は,車内でサービススタッフがコーヒーマシンで本格的なカプチーノ等を
淹れて販売するものでした.試用期間の3か月が経過しているはずです
が,その後の情報はありません.
BSAG : Bremer Straßenbahn AG
そのBSAGでは,コーヒーの次は全てのトラム車内に郵便ポストを設置した
という話題があります.

郵便ポストとは言っても,ドイツポスト(Deutsche Post)でお馴染みの
黄色いポストではありません.ドイツは一足先に郵便事業は民営化されて
いて,民間からの参入もあります.トラム車内に設けられたポストは,
CITIPOSTという,ハノーファー(Hannover)などニーダーザクセン州などを
拠地にする民間郵便事業者で,同州に囲まれた形のブレーメン州では,
Nordwest-Mail Logistik GmbHという会社が業務を担っているようです.
そのCITIPOSTの青いポストが設置されました.

CITIPOSTは昨年PIN Groupに入り,小規模な地域郵便会社とは一線を画す
ようですが,新規参入のCITIPOSTにとり,毎日18万人が利用するトラムの
車内は,格好の顧客獲得の場になるのでしょう.
車内のポストに投函された郵便物は,18時から20時半の間に収集されて,
CITIPOSTの集配所に運ばれます.そこから配達先へと発送されますが,
これらは全てCITIPOSTのネットワークで賄われます.
料金はドイチェポストよりも安く,切手も別に用意されますが,車内の
ポストに投函された郵便物に,CITIPOSTの切手ではなくドイツポストの
切手が貼ってあったとしても,郵便物はドイツポストに引渡すそうです.
20グラムまでの普通郵便は,ドイツポストは0.55ユーロ(税別?)になる
のに対して,CITIPOSTでは0.45ユーロ(税込0.535ユーロ)です.

CITIPOSTの切手は,4/16からトラムや路線バスを運行するBSAGの案内所
(Kundencenter)でも販売することも発表されていました.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
CITIPOSTとの提携により,車内にポストを設置したという案内と,切手の
販売を開始するという案内.
2. April 2007 CITIPOST Nächster Halt: CITIPOST
14. April 2007 BSAG-Kundencenter werden zur CITIPOST-Agentur
(BSAG 公式サイトへのリンク)

公式発表からかなり遅れましたが,記事にもなりました.上段の記事には
トラム車内に設けられた青いポストの大きな画像も掲載されています.
11. April 2007 Brief-Logistik mit der Straßenbahn
(Verkehrs-Rundschau ニュースへのリンク)
12.04.2007 Citipost-Briefkästen in der Bremer Tram
(PostTip へのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

ブレーメン トラム関連 過去ログ :
2007/1/14 路面電車内でカプチーノ販売
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2007年04月14日

【バレンシア】空港とマリーナを1路線で直結

バレンシア州の州都バレンシア(Valencia)の空の玄関口バレンシア空港
(Aeropuerto de Valencia / Aeropuerto de Manises / VLC)と,伝統ある
国際ヨットレースのアメリカスカップ(America's Cup)や,その前哨戦と
いえるLouis Vuitton Cupが,2007年に開催されるバレンシア港(Puerto
de Valencia)を結ぶメトロバレンシア(Metrovalencia)鉄道路線のうち,
未開業で途切れていた部分が次々と完成し,今月開業していきます.

4/18には最後のピースが完成し,空港から港まで,メトロ5号線で一気に
乗り付けられるようになる予定です.同時にメトロ3号線も,空港駅まで
延長されます.
ところが,系統図をよくみてみると,メトロ5号線には途中で段差がある
ようにみえます.実は,空港からマリーナのすぐ手前で,今月開業した
ばかりのMarítim Serreria駅まではフル規格の地下鉄ですが,Marítim
Serrería駅からアメリカズカップで使われるドックのある港近くのNeptú
までの1.2キロは,路面電車(トラム)になっているのです.

軌道が物理的につながっているかどうかは不明ですが,どちらにしても
架線電圧が異なるために,残念ながら直通運転は行なわれそうにはない
ものの,今月オープンしたMarítim Serrería駅では,地下鉄が発着する
地下ホームの向いでトラムが発着するという,平面乗換えが可能な構造の
ようです.トラムは地下ホームから地上への駆け上がり,その後は路面を
走行してマリーナ方面へ向かいます.
同じ路線名でも,途中で地下鉄から路面電車への乗換があるというのは,
ボストンのレッドラインにも例がありますし,珍しい話でないかもしれま
せんが,地下鉄と路面電車の理想的な乗継ぎを,Marítimo Serreríaの
地下駅で見ることができるのかもしれません.

今月初めには,バレンシアを東西に横断するメトロ5号線が,東の終点を
Marítim Serreríaまで一駅延長しました.その後,週明けの4/16にも,
メトロ5号線の路面電車区間,Marítim Serrería駅から港に近いNeptú
までの営業が開始される予定です.そして4/18にはメトロ5号線の今度は
西側が,空港駅まで延長されるというものです.

トラムには,ボンバルディア(Bombardier)製の新車14本が使われます.
FGVでは5車体32.5m長のFlexity Outlookを30本購入していて,そのうち
20本がバレンシアに配属されることになっています.残りはアリカンテで
使用されます.そのバレンシア向け20本は,メトロ5号線のトラム区間
(T5)や,建設中のT2と既存路線のT4の増強にも使用されるようです.
FGV : Ferrocarrils de la Generalitat Valenciana

さらに,メトロ5号線のトラム区間(T5)と,既存トラム路線の4号線(T4)を
結ぶ路線もあります.T5が走っているのは,T4の海側の終点から距離に
して南に2ブロック程度しか離れていません.
現在T4を開業時1994年から走っている低床車は,Marítim Serrería駅が
ループ構造になっていないため,乗入れできないようです.港側の終点
Neptúにはループ線があって物理的に可能ですが,Marítim Serrería駅
では,両運転台のFlexity Outlookだけが発着するのかもしれません.

なお,今回運行を開始するトラム路線は,現時点ではメトロ5号線となり
ますが,それは決して恒久的にということではないようです.
海岸線に沿ってバレンシア港から北上する,Tranvía de la Costaという
構想があります.この海岸沿いのトラムはT10とも呼ばれますが,今回の
区間はこのT10の路線の一角を成していると記す資料があります.
空港からのメトロ5号線を名乗るのは,今年6月から開催されるアメリカズ
カップ2007(Copa América 2007)関連の輸送のため,空港で降り立った
関係者や観客らを上手く誘導する目的からかもしれません.その前哨戦の
ヨットレース,ルイ・ヴィトン カップ(Louis Vuitton Cup)は,ちょうど
4/16から開催されます.地下駅での乗換えで地下鉄とトラムをリレーする
メトロ5号線で,中心街から港まで15分程度で結ばれることが,役に立つ
ことでしょう.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
来週には空港から港まで40分で結ばれるという記事 :
12 de abril de 2007 El miércoles quedarán conectados en metro el
puerto y el aeropuerto
(Las Provincias ニュースへのリンク)
12 de abril de 2007 Puerto y aeropuerto se conectarán por metro y
tranvía en 40 minutos
(ABC Valencia ニュースへのリンク)
12.04.2007 El tranvía que une Serrería y el puerto dará servicio
a partir de este sábado
(20 minutos ニュースへのリンク)
12/04/2007 (El País ニュースへのリンク)
El metro conectará en 7 días el puerto y aeropuerto de Valencia

Las Provincias のサイトで公開されている映像 :
* Tranvía a la Copa (関係者が試乗するT5)
* La nueva estación de Marítimo Serrería

このリンク先にあるPDFファイル版の地図で,バレンシア市街に張り巡ら
された路線網の全体像を把握できます.
metro valencia download zone/pdf documents
(Metro Valencia 公式サイト)
これらは2007年4月版ということで最新版ですが,T5とT4の連絡線を走る
路線は,T6ということになっています.T6は,T2として今年開業予定と
伝えられているOrriols方面への新線上を走り,その後はT4の路線上を
東進して,T4の終点から再び新線を走ってGrauでT5と合流するようです.

海岸沿いのトラム路線計画 :
Línea T10: Tranvía de la costa (Metro Valencia 公式サイト)
このサイトの情報はやや古いかもしれませんが,左側のメニューにも,
周辺の位置関係を把握できる地図が掲載されたページがあり,参考になる
かもしれません.

T5などを走る100%低床車の情報 :
FLEXITY Outlook Valencia and Alicante, Spain
(Bombardier 公式サイトへのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

バレンシア トラム関連 過去ログ :
2006/12/27 【FGV】バレンシアとアリカンテの新車間近
2006/10/13 12年目の路面電車に日本視察団
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【ベルリン】Flexity Berlin 詳細明らかに

既にドイツ語のその方面の掲示板などで話題沸騰中?ですが,ベルリンの
BVGが導入予定の,次期低床車両の詳細が発表されました.
BVG : Berliner Verkehrsbetriebe

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
13.04.2007 Neues Design bei der Berliner Straßenbahn
(BVG 公式サイト プレスリリースへのリンク)
イラストの段階ではありますが,車内外の様子を画像で見ることもでき
ますし,右のメニューからPDFファイルで資料をダウンロードすることも
可能です.

報道機関も簡潔ですが,さっそく紹介しています.
14.04.2007 Die neue Tram Runde Schnauze und viiiiel Platz
(Berliner Kurier ニュースへのリンク)
14.4.2007 DIE NEUE TRAM HEISST FLEXITY BERLIN
(taz Berlin ニュースへのリンク)

プロトタイムが4本先行導入され,2008年からメトロトラム(MetroTram)の
M2,M4,M5,M10の各路線に投入されるとのことです.以下は,各路線が
どこを走っているかの詳細で,各ページから,全体路線図のPDFファイル
へのリンクも設けられています.
* MetroTramlinie M2
* MetroTramlinie M4
* MetroTramlinie M5
* MetroTramlinie M10
(BVG 公式サイトへのリンク)

4本は,それぞれタイプが異なります.車両の長さが30.8m(5車体)と40m
(7車体)の2種類があり,おのおの両運転台付き(ZRL)と,片運転台のみ
(ERL)の2タイプがあります.終点にループ線のないM10系統などでは,
ZRLのほうが走るのでしょう.車体幅は,現在の車両より10cm幅広になる
2.4mで,これは各タイプ共通です.
報道によれば,4本のお値段は1千万ユーロ.2年間にわたり試験導入を
行なって初期故障を解消した上で,2011年からの量産導入に備えます.
予定通りなら2015年には,タトラ(Tatra)製車両はベルリン市内から一掃
されてしまうのかもしれません.

現在BVGのプレスリリースからダウンロードできるPDFファイルの資料の
うち,Datenblatt Flexity Straßenbahnのほうは,車両諸元が掲載されて
いますが,ほぼ同じ条件での両運転台と片運転台の重量差や,5車体と
7車体の加速度の差などが数値になっていて,興味深いものがあります.

なお,今月初めには,メトロトラムM2系統のAlexanderplatzへの延長計画
(Alex II)が遂に完成し,5/30から営業開始になる記事もありました.
1.2キロの区間に1800万ユーロが掛かったそうですが,一日2万人の利用が
見込まれているとのことです.
04.04.07 Alex II wird eröffnet - als Umleitung
(Neues Deutschland ニュースへのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

BVG 低床車増強計画 関連 過去ログ :
2006/6/13 市電の新型車両導入決定

ベルリン関連 直近過去ログ :
2007/3/22 市の介入でBVGトラム一部存続?
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2007年04月13日

【ドミニカ共和国】第二の都市でトラム建設へ

ドミニカ共和国(República Dominicana / Dominican Republic)の第二の
都市,サンチアゴ(Santiago de los Caballeros)にも,スペイン狭軌鉄道
FEVEなどの手により,路面電車が建設されることになるそうです.
FEVE : Ferrocarriles Metropolitanos de Vías Estrechas de España

カリブ海に位置するドミニカ共和国で,周辺は葉巻の生産地としても知ら
れているサンチアゴ市は,人口約75万とも言われていますが,この街の
東西を横断する路面電車は,住民の移動手段を改善するために建設される
とのことで,着工は今年8月,工事には約1年半を要し,2009年2月には
開業予定です.
なお,この建設計画が市や国の財政を圧迫することはなく,外国からの
投資とコンセッションにより進められるからとの説明がなされています.
サンティアゴ市がトラムを検討中であることは,今年に入ってから報道が
ありました.それが正式に決定したとみていいようです.

区間など路線の詳細は調べがついていませんが,記事によれば全部で12の
停留所が設けられ,電停間隔は620mとのことですので,全長7-8キロほど
なのでしょう.最新式の低床車両が6本ぐらい用意されるようです.

ドミニカ共和国では,首都サント ドミンゴ(Santo Domingo)で,メトロを
建設中です.こちらは市内だけで人口91万強,周辺地域を含めた都市圏
では225万人にもなる大都市で,メトロは地下と高架を走るフル規格の
地下鉄です.アルストム製の車両により2008年2月開業を目指します.
今回サンチアゴのトラム建設を報じる記事に,最後にサントドミンゴの
メトロほど賛否の意見がわかれていないと読める部分がありました.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
英語版の記事 : April, 12 Tramway construction begins next August
in 2nd largest Dominican city

(Dominican Today ニュースへのリンク)

スペイン語(ドミニカ共和国の共用語)による記事 :
12 de Abril, 2007 El tranvía de Santiago va en agosto
(Diario Libre ニュースへのリンク)
11 de abril 2007 Empresa española iniciarían en agosto los
trabajos para al tranvía de Santiago

(El Nuevo Diario ニュースへのリンク)

今年1月には予備調査の結果が市のサイトで公開されていました.
16/01/2007 Estudios preliminares del tranvía fueron concluidos
(サンチアゴ市 公式サイトへのリンク)
これによれば,建設費は不明ながら地下鉄よりは五分の一で済むことや,
トラム開通で影響を受ける,5千人を超える運転手(choferes)らが反対
しているとあります.運転手とは,タクシーとかお抱え運転手のような,
自動車の運転を職業としている人たちのことだと思われます.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
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2007年04月12日

タイムススクエアに電車展示【NY】地下鉄着工

ニューヨークのタイムススクエア(Times Square)に路面電車が展示された
と書くと,42丁目通りの件かと思われたかもしれませんが,その話では
ありません.展示された車両は,かつてニューオリンズを走っていた路面
電車で,観光が基幹産業になっていたニューオリンズに,再び観光客を
誘致するための活動の一環です.

先週末,ニューオリンズ(New Orleans)の観光局(CVB)が,ニューヨークの
タイムススクエアに,ストリートカー(streetcar)を設置する許可を得た
という記事が出ていました.
CVB : New Orleans Convention and Visitors Bureau
その後は続報がなく,その情報を他で見つけることもできなかったのです
が,このほどニューヨークタイムス紙に,月曜(4/09)の夜に路面電車が
運ばれてきたという記事が掲載されました.最初の記事では3日間との
ことでしたので,現時点ではもう居ないかもしれません.

場所は,テレビ局のABCが番組Good Morning Americaを収録するという
タイムススクエアスタジオ(Times Square Studios)の前だそうです.
得られた画像から分析すると,東行きの一方通行となる44丁目通り側に
停車していたと思われます.スタジオは,44丁目通りとブロードウェイの
交差する北西の角にあります.
停車したと言っても,もちろん直に道路に置かれたわけではないようで,
そこまで運んできたフラットベットのトレーラー荷台に載せられたまま,
展示されたのだと思われます.

緑色の車両ですが,現在キャナルストリート線などで運用されている,
カトリーナ以前はセントチャールズ線で活躍していた900番台ではあり
ません.ただでさえ現場では車両不足です.いくら観光客誘致のためとは
いえ,何日も留守にすることはできないのでしょう.
ニューヨークタイムス紙の記事によれば,1922年製でニューオリンズでは
1964年まで現役だったものの,その後は引退してShore Line Trolley
Museumで余生を送っていた850号が,観光大使としてニューヨークまで
やってきたのでした.その850号は,記事によれば,1995年から少しずつ
1948年当時の姿に復元されていたとのことです.製造当時の姿に戻せな
かったのは,部品不足や書面類が逸出してしまったからのようですが,
戦後の姿に戻すにも,部品代だけで10万ドル,人件費は50万ドル以上を
要したとのことです.もっとも,作業の多くはボランティアの手による
ものでした.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
路面電車をタイムススクエアの路上に設置する許可が下りたという記事 :
April 6, 2007 New Orleans Streetcar Heads To Times Square
(WDSU ニュースへのリンク)
その後の詳報 : (The New York Times ニュースへのリンク)
April 11, 2007 No Stella, No Stanley, but a Streetcar Named
Desire Visits New York City

NYタイムスの記事は,トレーラーに搭載されて運ばれるストリートカーの
画像も掲載しています.

flickr に投稿されていた画像 :
a streetcar named desire in times square (by houseofglam)
Streetcar Named Desire (by mayotic Taken on April 10, 2007)

タイムススクエア スタジオのある場所は,こんな感じのところ :
"Times Square" and "Good Morning America" and studio
路面電車が展示された44丁目通りを東向きに眺めると :
Millennium Broadway Hotel New York (東向き)
(Windows Live Local bird's eye へのリンク)
画像付きで紹介しているブログ :
April 11, 2007 GO NOW: New Orleans comes to town

さて,ニューヨークで今日4/12の話題といえば,セカンドアベニューの
地下を走る,Second Avenue Subwayの着工があります.
すでに何日も前から,ウェブサイト上で見るだけでも地元のメディアが
繰り返し取り上げています.構想発表から78年,最後の着工から35年が
経過している地下鉄の再再再..着工(4度目の着工)だけに,話題も多い
のでしょう.関連する記事が,それこそ無数にあります.

2番街の地下鉄の,これまでの着工暦を振り返る記事 :
April 9, 2007 Is That Finally the Sound of a 2nd Ave. Subway?
新線区間では,スクリーンドア(ホームドア)設置を検討中とか.
2nd Ave. Subway Platforms May Get Glass Walls and Sliding Doors
(どちらも,The New York Times ニュースへのリンク)
開通は2013年の予定です.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

ニューヨーク 42丁目通りの件 :
2006/10/26 42丁目ライトレール経済効果10億ドル

ニューオリンズ 路面電車関連 直近の過去ログ :
2006/12/20 【ニューオリンズ】セントチャールズ線一部復旧

地下鉄セカンドアベニュー線(T系統) 関連 過去ログ :
2006/2/09 【ニューヨーク】地下鉄T系統は更に遅れか?
2005/11/10 【ニューヨーク】戦後初の地下鉄新線へ一歩前進
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2007年04月11日

【パルマ】マヨルカ島でフル規格の地下鉄開業

バルセロナの沖合い約2百キロの地中海に浮かぶ,マヨルカ(マリョルカ /
マジョルカ)島にあるパルマ・デ・マリョルカ(Palma de Mallorca)に,
今月フル規格の地下鉄(Metro de Palma de Mallorca)が開業します.
非営業の運転が,本日4/11から開始されているはずで,15日間の非営業
運転を無事終えられれば,4/25から旅客を乗せた運転を開始することに
なっています.

パルマデマジョルカから,UIBとも呼ばれるバレアレス大学(Universidad
de las Islas Baleares)までを結ぶ,メーターゲージの約8キロの路線
ですが,電化方式は1500V直流,途中の一部区間を除いて大半が地下を
走ります.このためATPが装備されているほか,車両も長さ33m,幅2.55m
で,最高時速百キロまで出せるそうです.
ATP : Automatic Train Protection (日本の自動列車制御装置ATCに相当)

マリョルカ島には,やはりメーターゲージ(軌間1000mm)で約63キロほどの
路線を持つ近郊鉄道,SFMがあります.