2007年12月31日

【スペイン】2007年12月後半の話題から

12月後半に伝えられていたスペインの記事の中からダイジェスト版です.

まずは,セビリアのメトロ(Metro de Sevilla).2008年9月30日開業が
伝えられていましたが,2008年夏頃から試運転が開始できる予定で,その
2か月か3か月後,つまり秋には開業できる見込みであることが明らかに
なりましたが,日付は白紙のようです.

セビリャは街中で地下を走るメトロ1号線(Línea 1)を現在建設中です.
地上のメトロセントロ(Metro_Centro)に使われているCAF製100%低床車が
投入されることになっています.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
28.12.2007 La Junta mantiene el otoño para el inicio de la línea 1
(Diario de Sevilla ニュースへのリンク)

そのメトロセントロ(Metrocentro)は,12/21から1/06まで,一部の日を
除いて24時間運転を行っているそうです.地下鉄でこの時期に終夜運転を
行うのは珍しくありませんが,メトロセントロは純然たる路面電車です.
時期の長さでも珍しいかもしれません.12/24だけ例外で午前2時(12/25)
に運転を終了しているはずです.運転間隔は他の深夜運転される特定の
路線バスと同じで,深夜は30分間隔(週末は20分間隔)だとか.

次は,セビリアからAVEでマドリッドに向かい,十数分で終点アトーチャ
駅に到着というところで,進行方向左手の車窓に忽然と現れる高層マン
ション群の建つ,マドリッドの衛星都市パルラ(Parla)の話題です.
市内を循環する予定の路面電車が2007年5月に開業,その翌月に営業を
開始して,9月には高速鉄道からも見える高層マンションが立ち並ぶ地区
まで延伸されたTranvía de Parlaは,開業以来の半年で百万人を輸送し,
一日平均1万2千人に達しているそうです.

新興住宅地で高層マンションが立ち並ぶParla Este地区では,1万2千を
超える住居が出来るそうで,83%は何らかの公的な奨励金を受けている?
ようです.
発表にあるわけではありませんが,Parla Esteはまだまだ建設途上で,
予測をやや下回る2007年の数字は,ほんの序の口なのかもしれません.

パルラのようなトランビア(tranvía)=路面電車/トラムは,スペインでは
30以上の街で導入が検討されていると,パルラ市の発表にあります.
27-12-2007 El tranvía de Parla ha sido utilizado ya por un millón
y medio de viajeros

(Ayuntamiento de Parla パルラ市 公式サイトへのリンク)
27-12-2007 Un millón y medio de personas han utilizado el tranvía
de Parla

(Madridiario ニュースへのリンク)

パルラ関連過去ログ:
2007/11/06 【パルラ】トラム環状化は2008年初頭ほか
2007/9/10 9/08 【マドリード】【バルセロナ】路線延長
2007/6/06 【マドリード】パルラのトラム営業開始ほか
2007/5/07 【マドリード】郊外のパルラでトラム開業

左は,パルラの環状路線完成に向け最後に残った立体交差部分を見通す,
2007年末現在の終点(停留所は手前で,ここは電車が折り返すだけ)で,
右は,沿線には高層住宅の工事中のところもまだ多い,2007年9月に延長
されたParla Esteでのひとコマ.
Tranvia_de_Parla4.jpg Tranvia_de_Parla5.jpg

12月はスペインでも地域によって都市交通のストライキがありましたが,
本土を離れたカナリア諸島のテネリフェで2007年開業したTranvía de
Tenerifeでも決行され,ストライキは7日間続きました.
スト中も,サービス・ミニマム(servicios mínimos)として通常の45%に
減便されて運行されましたが,平均34%の利用者数が減ったとの報告が
あります.スト中に4日間あった平日では,通常なら一日平均4万5千人が
3万人に,3日間あった土休日は,同2万5千人が16500人少々に減ったとの
ことです.

28 De Diciembre de 2007 La huelga de los trabajadores del tranvía
mermó un 34% el número de usuarios

(El Día ニュースへのリンク)
ストライキで減便することを伝える公式案内:
Comunicado de Metropolitano de Tenerife Servicios mínimos del tranvía
(MTSA 公式サイトへのリンク)
MTSA: Metropolitano de Tenerife SA

【テネリフェ】関連過去ログ:
2007/7/19 40日間で百万人輸送達成
2007/6/03 ライトレール 6/02開業

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2007年12月30日

【SPRINTER】開業(旅客営業は1/13から)ほか

カルフォルニア州ロサンゼルス以南の最近の話題をいくつか.

貨物線を旅客鉄道に転用し,米国では珍しいディーゼルカーを走らせる
SPRINTERと命名された路線が,12/28開業式を迎えました.もっとも,
当日は式典と関係者など招待客だけを乗せた列車が走っただけで,一般
旅客が利用できる営業開始は1月になってからです.

場所は,ロサンゼルスとサンディエゴの間にあり,双方とコミューター
レール(ディーゼル機関車牽引の客車列車による通勤列車)で結ばれる,
太平洋岸に面した人口17万余のOceanside市から,内陸に向かって東の
同14万人余のEscondido市までの,約22マイル(約35キロ)の区間です.
そこを,ドイツ(シーメンス)製Desiroモデルのディーゼルカーが,53分を
かけて早朝4時台から夜は20時台まで,毎時30分間隔で走ります.夜は
早く,21時台に始発駅を出る列車はありません.

元々この計画は遅れていて,10月にも12月開業が危ぶまれていると紹介
していました.
過去ログ: 2007/10/05 【サンディエゴ】SPRINTER 12月開業も危い?

その後,11月の段階で開業式は12/28でも旅客営業は1/13になることが
明らかにされていました.全線通した通常速度での試運転の開始時期が,
大幅に遅れた影響を受けました.2008/1/13まで乗れないことが判明した
11月下旬の時点でも,まだ開始されていなかったのです.

併走するハイウェイの混雑緩和目的に計画が立てられてから二十年以上を
要し,1990年代当時の予算から最終的には八倍近い4億7700万ドルが投じ
られました.訴訟問題や環境問題への対応,物資と人件費の高騰などが
理由として挙げられています.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
December 29, 2007 Oceanside-to-Escondido VIP ride goes smoothly
(San Diego Union Tribune ニュースへのリンク)
December 29, 2007 San Diego County light rail line christened
(Los Angeles Times ニュースへのリンク)
SPRINTERの詳細を記した記事は,数日前に出ていました.
December 24, 2007 Sprinter is finally ready to connect coast, inland
(San Diego Union Tribune ニュースへのリンク)

運営は,サンディエゴからのコミューターレールCOASTERと同じNCTDで,
運行はVeolia Transportationとなっています.
SPRINTER - Introduction
地図と時刻表へのリンク - Schedules & Maps
(NCTD 公式サイトへのリンク)
NCTD: North County Transit District
このSPRINTERは,ライトレールに分類されています.NCTDではそのように
記していますし,各メディアや英語版Wikipediaでも同様です.

一方,ロサンゼルスで現在建設中のライトレール,ゴールドラインでは
路面走行区間の商店主らが工事により打撃を受けていることを,先日の
LAタイムス紙が伝えていました.

2009年開通を目指して,イーストロサンゼルス市(East Los Angeles)に
向けた路線は,一部に地下区間があることから3年前に着工していました
が,路上を走る今回取り上げられた区間の着手は,1年前でした.
15ブロックに及ぶ沿線には129の商店があり,このうち115店がMTAからの
援助を受けています.それでも工事で人が寄り付かなくなった現状には
苦情の声をあげ,これまでなかったほどの人を連れてくるライトレールが
走り出すまで,地域が生き残れるか不安なようです.
December 27, 2007 Gold Line work upsets East L.A. merchants
(Los Angeles Times ニュースへのリンク)

最後は都市交通ではありませんが,アナハイム(Anaheim)からディズニー
ランド(Disneyland)のモノレール新車の話題が届いています.
12/20に,1959年の初代から数えて五代目?になるMark VIIが,園内に搬入
されたことが報じられていました.運転開始は2008年2月末だそうです.
December 20, 2007 New monorail arrives at Disneyland
(Orange County Register ニュースへのリンク)
December 20, 2007 Disneyland's New Monorail
(MousePlanet ニュースへのリンク)
どちらも画像が豊富に掲載されています.

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2007年12月29日

【ウィーン】発ブラチスラバ行きトラム?!

ウィーンはオーストリア国内でも東端にあり,隣接するスロバキアでは
首都ブラチスラヴァ(Bratislava)が同国内の西端にあって,ドナウ川も
流れる両市の間は意外に近いものです.鉄道や都市間バスが1時間前後で
結んでいる他,ブラチスラバの空港(BTS / LZIB)を,括弧つきながらも
ウィーンと記している格安運賃が売り物の航空会社もあるほどです.

スロバキア(Slovakia)も,2007年12月からはシェンゲン協定(Schengen
Agreement)により,協定加盟国との間の国境通過の手続きが簡素化され
ました.空港は2008年3月まで待たなければなりませんが,陸上と水上の
国境では,すでに旅券の提示なしでオーストリアとの間を出入できること
になっているはずで,従来にも増して人の往来が多くなることでしょう.

そのウィーンとブラチスラヴァの鉄道輸送に,ウィーン近郊のバーデン
(Baden)への鉄道を早くから走らせていた,Badner BahnことWLBが興味を
示しているという話題が出てきました.市電(Wiener Linien)の軌道を
使って,オペラ座の前まで電車を乗り入れている会社です.
WLB: Wiener Lokalbahnen
WLBは株式会社で,大半の株はウィーン市が所有しています.

WLBでは現在Wolfsthalまで走っているSバーン(S7)と同じルートを使い,
Wolfsthal(S7の終点)から,ブラチスラヴァ近郊Petržalkaまでの7キロを
整備することを考えています.これはÖBBが走らせている両都市間の経路
とは異なります.大戦後にWolfsthal - Petržalkaの軌道は撤去されて,
以降はそのままなのだそうで,その部分だけで,7千万ユーロは掛かると
見積もられています.

ブラチスラヴァ側は,空港へ乗り入れを考えているようですが,注目は
ウィーン側のターミナルです.今のバーデンへの路線のように,オペラ座
前のような中心部から発着させたいと,WLBでは考えているそうです.
この構想を取り上げた記事は,ウィーンとブラチスラバ間をトラムが走る
というように紹介し,ライトレール(原文もLight Rail)プロジェクトと
呼んでいます.

2012年末か2013年の実現を目指しますが,それには新たに60本の車両が
必要とされ,ウィーン市内のトラム路線網に乗り入れるには,交直両用で
なければなりません.1本あたり300万ユーロとみられます.

空港連絡はウィーン側でも検討されていています.S7がウィーン国際空港
(Flughafen Wien-Schwechat / VIE / LOWW)の地下にある駅も通っている
からです.ブラチスラバからのトラムが,ウィーン空港を経由して同市
市内で市電路線網に乗り入れできれば,中心部と直結してトラムトレイン
のようで便利になるでしょう.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
26.12.2007 Badner Bahn wird Bratislava anfahren
(Wirtschafts Blatt ニュースへのリンク)
27.12.2007 Badner Bahn will nach Bratislava
(Kurier ニュースへのリンク)
Reise Österreich Mit Straßenbahn nach Bratislava: Wiener
Lokalbahnen prüfen Verlängerung der S7

(News Networld ニュースへのリンク)

Kurier紙の記事にあるInfografikをクリックすると,ウィーン側の起点が
オペラ座前(=Karlsplatz)になっている地図を見ることができます.

ウィーンの街中でULFとすれ違うWLBの電車:
Wien8_WLB.jpg

ただしこの話,必ずしも全てのメディアが取り上げているわけではなく,
鉄道関係の情報や意見が交わされる現地の掲示板では,クリスマスで酒を
飲み過ぎたのではないかというタイトルのスレッドがありました.この
数日間に既に10ページ目まで進んでいます.
Was zu viel Alkohol über Weihnachten anrichten kann: Badner Bahn
nach Bratislava
(Eisenbahnforum Österreich へのリンク)

その他,今月はオーストリアのシーメンスが,ウクライナのキエフ(Kiev
/ Київ)向けの路面電車車両を,2011年までの納入で100両受注する
だろうという話がありました.正式契約はまだですが,2008年秋には2本
から5本程度の車両を製作する模様で,詳しいことは不明です.
13. Dezember 2007 Straßenbahn-Großauftrag in Kiew
(APA)の記事 (derStandard.at ニュースへのリンク)

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2007年12月28日

【ジュネーブ】トラム新線一部開通後の不便

スイスのフランス語圏にあるジュネーブ(Genève)では,12/08にトラムの
新しい区間が開通していました.TCMCと呼ばれる新路線の一部です.
TCMC: Tramway Cornavin-Meyrin-CERN

今回は,スイス国鉄(SBB-CFF-FFS)のコルナヴァン駅(Gare Cornavin)から
Avanchetsまでの3.6キロの区間に,トラム14系統(新設)と16系統が乗り
入れて,Avanchetsが新しい発着地です.ジュネーブでは,ドイツ語圏の
街で多くみられるように,同じ路線を複数の系統が共用しています.

TCMCは,その名の通りメイラン(Meyrin)地区やCERN(欧州素粒子物理学
研究所,欧州合同原子核研究機構)を目指す路線で,メイラン(Meyrin)
までが二年後の2009年12月に,三年後の2010年12月にCERNまで延長される
予定で,その後も国境を越えてフランス領内まで延長の話が出ています.

Gare Cornavin - Avanchets間の3.6キロは,二年の工期と1億5千万スイス
フランが費やされました.両端を含めて8つの停留所を持ち,同区間を
電車は約11分で結びます.路線バスでは輸送量不足に陥っていました.
軌道は通りの中央分離帯の中に敷かれ,百本を超える植樹や,自転車道も
同時に整備されているそうです.

その新しい区間で,苦情を取り上げた記事が最近ありました.
苦情は,トラムがAvanchetsまでのため,コルナバン駅などから同地区を
越えてMeyrinなどに向かう時には,平行路線で唯一残った路線バス29番を
利用するか,巨大ショッピングセンターからも少し離れたAvanchetsで,
トラムとバスを乗り継ぐ必要がある不便を訴えています.
また,バス2本がトラム1本になった(運転本数のこと?)で,ラッシュ時の
混雑は解消されていないといったものです.
一方,工事中には大変な思いをしたServette地区の商店は,工事前ほど
顧客が戻ってきているわけではないものの,ひとまず歓迎ムードとか.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
TPGダイヤ改正の公式発表:
Le 9 Décembre 2007 : Les Grands Changements du Réseau
PDFファイル版路線図などは,右のページからリンクあり: Plans
(Transports Publics Genevois 公式サイトへのリンク)
ジュネーブ州からの発表:
11.12.2007 Inauguration du tram Cornavin-Meyrin-CERN (TCMC)
(Canton de Genève ニュースへのリンク)

TCMC計画全体像など: way-tram.ch tram meyrin
このページのle projectに,TCMCの路線図があります.
(Etat de Genève ジュネーブ州のサイトへのリンク)

苦難は続くと題した記事が最近出ていました.
26 Décembre 2007 Tram: le calvaire continue pour les Meyrinois
(Tribune de Genève ニュースへのリンク)

TCMCが目指すCERNのサイトには,英語で簡単な情報が載っています.
上は,CERNへの公共交通での行き方が変わったことを案内するもので,
下は,延長工事で道路工事が2008年2月からMeyrin地区で開始されると
案内するもの.
07-12-2007 Change of public transport services for CERN
17 December 2007 Trams and roadworks on the route de Meyrin
(CERN Publications ニュースへのリンク)

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2007年12月27日

【リスボン】メトロ路線延長の話題二件

テージョ(タホ)川(Rio Tejo / El Tajo / Tagus)の南岸にあり,リスボン
対岸にあたるアルマダ市(Almada)や,近郊のセイシャル市(Seixal)などを
結ぶライトレール規格の路線MSTが,12/15に路線を延長させていました.
改良型コンビーノ(Combino Plus / Combino Supra)が投入されています
が,呼称はメトロで,新聞の見出しもMetroとなっています.
MST : Metropolitano Ligeiro da Margem Sul do Tejo
(Sul do Tejo Metro)
MTS : Metro Transportes do Sul (運行事業者名)

延長開業したのは,第一期計画の全通時に3系統(Linha 3)となる路線の
一部で,すでに今春に開業していたCova da Piedadeから,Pragalを経て
Universidadeまで至る4キロほどの区間です.
途中のPragal駅は,リスボンと連絡する近郊電車(Fertagus)との乗換えが
可能で,開業していたCorroios駅に続き,2つ目の接続駅になります.
この区間には,8千万ユーロが投じられました.
終点のUniversidadeには,リスボン新大学の科学技術関連の学部があり,
約七千人の学生が通っているそうです.
Faculdade de Ciências e Tecnologia da Universidade Nova de Lisboa

この区間の主な利用客は学生と考えられ,今は学校の休みに入っている
ため,この時期は利用があまり見込めないと思われていましたが,開業
直後の賑わいは別としても,最初に迎えた週末も混雑していたなどと,
予想以上に利用されているのではないかとの報道がありました.ただし,
具体的な数字は来月末になるまで判りません.

3系統(Linha 3)は,完成するとT字型の路線網となる第一次計画の中で
東西を結ぶ路線になり,12/15にはその西側が開通したことになります.
残る東側は工事が大幅に遅れていて,アルマダ市のテージョ川に突き出す
先端部のCacilhasまで到達するのは,翌年11/27予定とも記事に記されて
いました.計画は3年遅れていて,その分の代償を入れると,投資総額は
3億9千万ユーロになるそうです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
26 de Dezembro de 2007 Mais utentes utilizam novo troço do metro
(Jornal de Notícias ニュースへのリンク)

MST計画概要 : Metropolitano Sul do Tejo
路線図: Planta do Traçado Geral no concelho de Almada
(Câmara Municipal de Almada のサイトへのリンク)

MSTを運行するMTSのサイトにある延長開業のニュース:
2007-12-14 Metro Sul do tejo com Ligação à Universidade
系統図: Rede
(MTS 公式サイトへのリンク)

一方,対岸のリスボンに目を向けると,12/19にリスポンメトロが2駅分の
路線を延長させていました.こちらは本格的な地下鉄です.
ブルーライン(Linha Azul)のBaixa-Chiadoから,Terreiro do Paçoを経て
Santa Apolóniaまでの2キロ強が延長されました.新しく終点となった
サンタ・アポローニア(Santa Apolónia)は,ポルトガル鉄道CPとの乗換え
駅になり,CPの長距離列車が発着しながらも,これまで中心部からやや
離れて不便だった,同駅の交通の便が改善された模様です.
CP: Caminhos de Ferro Portugueses

リスボンメトロ(Metropolitano de Lisboa)の公式発表:
20-12-2007 Novas estações Terreiro do Paço e Santa Apolónia
英語版の路線図: Network diagram
今回の延長区間は,画面上では一番下にあたります.
(Metropolitano de Lisboa 公式サイトへのリンク)

着工から十年,費用も当初金額から比べて4割以上も高くなり,3億ユーロ
近くになってしまったそうです.
2007-12-18 Metro finalmente em Santa Apolónia
(Correio da Manhã ニュースへのリンク)

関連過去ログ:
2007/9/15 【リスボン近郊】利用不振と12/15延伸予定
2007/4/27 【リスボン近郊】ライトレール一部開業へ
2006/11/13 【リスボン近郊】アルマダ市のライトレール

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2007年12月26日

【シアトル】通販大手が市電沿線へ本社移転

通信販売サイト運営のアマゾン・ドット・コム(Amazon.com, Inc.)は,
本社移転計画を休暇シーズンに入る直前の先週発表していました.
シアトル市を出ることなく,同市南東部のビーコン・ヒル(Beacon Hill)
地区から,同じ市内北部のサウス・レイク・ユニオン(South Lake Union)
地区へ引っ越すというもので,移転は2010年半ばからの予定とか.

I-5号線とI-90号線が交差するビーコン・ヒル地区北端で,元は海軍病院
だったPacific Medical Centerの建物内に,今は本拠地を構えています.
そこからの移転を決めた重要な理由に,サウス・レイク・ユニオン地区が
公共交通に恵まれているからということがあります.
サウス・レイク・ユニオンへの移転で,従業員の協調(原語: employee
collaboration)と生産性を高められ,従来以上に顧客に優れたサービスを
提供できると期待されています.

言うまでもなく,サウスレイクユニオンは今月中旬から市電(South Lake
Union Streetcar)が走り始めていますし,その市電は,路線バスが集結
するバストンネル(Metro Transit Tunnel)があり,ライトレールが2009年
から走る,ウェストレイクセンター(Westlake Center)から出発します.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
公式発表: Dec.21.07 Amazon.com Plans Move to South Lake Union
(Amazon.com ニュースリリースへのリンク)
地元では大々的に報道されていました.地図入りの記事を紹介します.
December 21, 2007 Amazon to set up shop in South Lake Union
(Seattle Post Intelligencer ニュースへのリンク)

ところで,シアトルの中心部を南北に縦貫する路線バス専用のトンネル,
Seattle Transit Tunnel(Metro Transit Tunnel)が,今は一時的に不通に
なっています.今年9/24に2年越しの工事を終え,再開したばかりです.

事の発端は,トンネルを管理するコンピュータの不具合が発見されて,
12/17(月)に閉鎖されてからでした.翌日には再開されますが,12/19(水)
には再び閉鎖されました.二度目の閉鎖が長引くことを受けての報道:
December 20, 2007 Downtown bus-tunnel closure to continue through
Friday
(The Seattle Times ニュースへのリンク)

土休日は元々トンネルは使われていませんが,今日までその状態が続き,
12/19以降は,トンネル経由の路線バスは全て地上を走行しています.

このトンネルは,今はキング郡のMetro Transitの運行する路線バスが
大半ですが,ライトレールを走れるようにした二年掛りの工事や管理は,
ライトレールを運行することになるSound Transitが受け持ち,2009年
には同じトンネルをライトレールも走ることになっています.

休暇明け12/26(水)に再開の話もありましたが,その後Sound Transitは,
問題は解決したとみているものの,トンネルの運用再開は休暇明けの混雑
時期は外したい考えを明らかにして,時期は未定としています.
December 25, 2007 Seattle bus tunnel to remain closed for tests
on computer system
(Seattle Post Intelligencer ニュースへのリンク)

バストンネルの概要や,Metro Transitが走らせる路線バスの情報など,
同事業者のサイトに詳細が掲載されています.
Downtown Seattle Transit Tunnel
(Metro Transit 公式サイトへのリンク)
トップページには,Downtown Seattle Transit Tunnel Closedとの案内が
現時点では表示されています.

関連過去ログ:
2007/12/13 新しい路面電車が12/12開通
2007/9/19 市電が届きバストンネルは再開へ
2007/7/29 バストンネル2年ぶり9/24再開へ

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2007年12月25日

【ボストン】レッドライン末端PCCカーで再開

当初は2006年1月からと言われながら,結局同年6/24から工事のためバス
代行となっていた,ボストンMBTAレッドラインの末端区間が,再び鉄道
車両(PCCカー)による運転を12/22から再開しています.
MBTA: Massachusetts Bay Transportation Authority

AshmontとMattapanの間を結ぶ2.2マイル(約3.54キロ)は,レッドラインに
なっていますが,実態はPCCカー(PCC streetcar)が専用軌道上を走り,
Ashmont以北の地下鉄車両の区間と,運転は分離されていました.
PCC streetcar: Presidents' Conference Committee streetcar
「PCCカー」の項目が日本語版ウィキペディアにあります)
2006年6月から18か月かけて,このAshmontとMattapanの両端駅の改修を
行ったのでした.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
運転再開の公式発表:
12/20/2007 Mattapan Trolley to Re - Open
(MBTA 公式サイトへのリンク)
改修工事の概要(旧来の設備を鳥瞰できる空撮画像や,完成予定図あり):
T-Projects Ashmont Station Renovation
(MBTA 公式サイトへのリンク)

両端駅の改修工事が終了し,トロリー(路面電車)車両による運転が再開
されることと,中間駅の工事は来春まで行われることを伝える記事:
December 20, 2007 Mattapan trolley line to reopen this weekend
(The Boston Globe ニュースへのリンク)
新しい施設の画像も見ることができるファンサイト:
Mattapan High Speed Trolley (Derek Carter氏のサイトへのリンク)

Complete Public Transportation System Map
この上のリンク先にある,System Mapの8番に話題の区間があります.
地下鉄だけの系統図: Subway Map
二股にわかれたレッドライン(Red Line)の西側の中ほどに,Ashmont駅が
位置しています.Ashmont駅は乗換駅の表示になっていますが,その先も
レッドラインを示す赤い線は続いています.
(MBTA 公式サイトへのリンク)

Ashmont駅では,改修前まではPCCカーと地下鉄が平面移動で乗換えできる
構造でしたが,改修後はPCCカーが走る軌道が地下鉄車両の走る半地下に
下ってこなくなり,健常者は階段を上り下りすることになるようです.

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2007年12月24日

【ニューオリンズ】運転再開区間が西端に到達

RTAは,セントチャールズ線(St. Charles line)のうち,路線名の由来と
なったセントチャールズ・アベニューを走る全ての区間を,カナル通り
からRiverbendと呼ばれるところまで,12/23に復旧させました.
カトリーナ(ハリケーン)が2005年8月ニューオリンズを襲い,路面電車も
大きな被害を受けて運休してから2年半近く,被害の少なかった都心側の
最初の区間が運転を再開してからも,一年余りの歳月が必要でした.
RTA: New Orleans Regional Transit Authority

最後まで残るセントチャールズ線の末端の運転再開は2008年春の予定と
変わりありませんが,11/10に同線がガーデン地区(Garden District)に
まで戻ってきた後,セントチャールズ通りがミシシッピ川に突き当たり,
電車はその手前で直角に進路を変える場所までの区間は,予定を早めて
一足先に運転を再開できる見通しとみられていました.
(過去ログ: 2007/11/16 クリスマスプレゼント?!)

今回の運転再開区間の沿線には,テューレーン大学(Tulane University)
やロヨラ大学(Loyola University)のニューオリンズ校のキャンパスに,
オーデュポン公園(Audubon Park)などもあります.
セントチャールズ線は8両の車両により,平日は10分間隔,土休日は15分
間隔で運行されます.
今回伸びた電車運行区間の終点から本来の終点までの区間は,バスで代行
されて乗継料金は不要です.

RTAによれば,カナル線もリバーフロント線も,元はセントチャールズ線
向けの深緑色の車両が,引き続き使われているそうです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
Advisories: Historic Perley Thomas Streetcars Roll to the End of
St. Charles Avenue!
(RTA 公式サイトへのリンク)
運転再開区間がさらに伸びることを伝える記事:
December 22, 2007 St. Charles streetcar route to grow again Sunday
(The Times-Picayune ニュースへのリンク)

被災からこれまでの運転再開までの歩み:
2005/8/29 (Hurricane Katrina 襲来で全面運休に)
* Canal Street Line, Riverfront Line
2005/12/18 被災後初の部分運転再開
2006/4/02 運転再開区間拡大
* St. Charles Avenue Line
2006/12/19 被災後初の部分運転再開(Canal Street - Lee Circle)
2007/11/10 運転再開区間拡大 (Lee Circle - Napoleon Avenue)
2007/12/23 運転再開区間拡大 (Napoleon Avenue - Riverbend)
2008年春再開予定区間: Riverbend - Claiborne Avenue (全線再開へ)

関連過去ログ:
2007/11/16 クリスマスプレゼント?!
2007/9/29 ガーデン地区まで復旧へ

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
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2007年12月23日

【バーミンハム】ミラノの電車が2009年末に?

米国南部アラバマ州バーミンハム(Birmingham)のダウンタウンに,路面
電車を走らせようという提案が明らかになりました.
イギリスのバーミンガムの話ではありませんので,ご注意を.

同市の属するジェファーソン郡(Jefferson County)で公共交通を運行する
組織,BJCTAから発表されたもので,実現の運びとなれば,ミラノから
ビンテージ車両を10両購入し,2009年末には1マイルほどの路線を10分
間隔で走らせているかもしれません.
BJCTA: Birmingham-Jefferson County Transit Authority
現在,バーミンハム市の人口は23万弱で,かつては市内外に路面電車が
走っていたそうですが,それは,この州でバスの座席を白人に譲る譲ら
ないから始まった公民権運動の起きる,はるか前の話です.

今回の提案では,軌道敷設と車庫建設,車両購入を3300万ドルで行おうと
するもので,1億ドルを超える郡全体の路線バス網改善計画には,連邦
から半分近く補助金が出ることになっていますが,市内のみの路面電車は
対象外です.そこで,年8百万ドルある市の事業許可料(原文: business
license fees)を倍増させる案が承認されれば,これを充てることが考え
られています.

ミラノから買おうとしている車両は1920年代製とのことですので,言及
されていませんが,Peter Witt carsなのでしょう.サンフランシスコの
Fラインという前例があります.
今回の提案には,その価格が1両あたり2万5千ドルから3万5千ドルで,
これを改造すると,車種やエアコンを取り付けるなどの内容により幅が
あり,1両あたり20万ドルから80万ドルになるとあります.10両の購入
予定ですが,そのうち4両は予備車になるとか.
ルートなど詳細が決まるのは2008年2月,ミラノへ車両買い付けに出発
するのが2008年6月末日,着工は2008年11月1日と,提案は細かい日程まで
決めています.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
December 20, 2007 Downtown Birmingham streetcar line proposed
for 2009
(The Birmingham News ニュースへのリンク)
December 20, 2007 Local News Street Cars
(CBS 42 News ニュースへのリンク)
CBS 42 Newsのサイトには,提案内容をパワーポイントで読めるPPT形式の
ファイルもアップロードされていて,記事の最後にリンクがあります.

TRANSIT PLANとタイトルの付いた22ページには,かつてバーミンハムを
走っていた車両の写真が4点(ページ)あり,続いて最近の米国での導入
事例,今後の日程,路面電車だけでなくTRANSIT PLAN全体の各種数字が
並んだあと,最後に経済効果が記されています.公共交通1ドルあたりに
3ドルから9ドルの幅で,平均すると6ドルの見返りがあるのだそうです.

なお,ミラノでは新たに路線を延長したり,低床車の信頼性が欠けると
いう理由から,製造から80年近くが経つPeter Witt carsを,今後も数年
現役で使うとATMが発表したばかりか,塗装をオリジナルのものに戻して
いるという未確認情報もあります.
ATM: Azienda Trasporti Milanesi

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2007年12月22日

【ニース】【ルマン】開業一ヶ月後の状況

先月11月,フランスで新たに二つの街でトラム(tramway)が開業してから
ひと月が経過しようとしています.
開業前後には華々しかった報道も今は影をひそめ,情報はあまり得られて
いませんが,ルマン(Le Mans)では一日約5万人の利用があると,英国の
不動産関連のサイトが伝えています.トラム沿線では,1500戸の住宅が
新築中ともあります.

一方,ニース(Nice)では3週間半が経過した時点での問題点を洗い出した
無料紙Metroの記事をウェブサイトで読むことができ,路線のほぼ中心に
なるマセナ広場の停留所(La station Masséna)では,一日3万5千5百人の
利用があると報じていました.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
18th Dec 2007 French Transport Revolution
(Homes Worldwide ニュースへのリンク)
20-12-2007 Le tramway trouve sa place dans la ville
(Metro France ニュースへのリンク)

Metroによれば,他の都市では当たり前の一日二回ある朝夕のピークが,
ニースのトラムには見られず,こぶが一つのラクダに例えられています.
19時ごろまでがピークになるようですが,これはクリスマスシーズンで
時期的に買い物客が多いことや,年齢層の高さによるものと,記事の中で
識者が分析していました.
また,現在T1の全区間(Las Planas - Pont Michel)所要時間が平均42分の
ところを,30分にすべき(する予定?)とか,現在所有20本のうち16本で
運用されているところを,1本増やして平日日中7分間隔から6分間隔に
すべき(する予定?)ともあります.

公式の時刻表によれば,Las Planas - Masséna間が21分,Pont Michel -
Masséna間で26分とあり,合計すると47分になっています.
Horaires Ligne T1: Las Planas - Pont Michel
(Ligne d'azur 公式サイトへのリンク)
Ligne d'azur: transports en commun de l'agglomération Nice Côte d'Azur
始発駅の朝8時台をみても,前半は14分間隔の出発となっています.

今月中旬に乗車する機会がありましたが,確かに今のままでは体感的にも
遅く感じます.これは速度の問題というよりも,信号機との連動の問題
で,赤信号はボタン操作で短縮できますが,流れとしての制御がなされて
いないようで,極端な場合は信号機のある交差点ごとに停車するという
状況でした.これは開業直後の他の都市でも見られることなので,周囲が
慣れ次第.改善されていくものなのかもしれません.

ニースのトラムでは,バッテリー走行が注目されています.ゴムタイヤ式
トラムでは先例がありますが,鉄レール式トラムでは世界初の営業運行
でしょう.Saft製Ni-MH(ニッケル水素)バッテリパックが各トラムの屋根
上に搭載され,架線のない区間も自走できるようになっています.

このバッテリ走行区間に関しては,ウェブ上にはあまり資料がないよう
ですが,停留所名では次の区間になります.
* Masséna と Opéra - Vieille Ville の間 約440m
+ Opéra - Vieille Ville と Cathédrale - Vieille Ville の間は架線あり
* Cathédrale - Vieille Ville と Garibaldi の間 約470m
途中320mほど750V直流電流の架線下走行を挟んでいます.
距離に関しては,少々異なる数字も見られますが,いずれにしても架線
なしの区間は,それぞれ500m未満です.下にリンクを紹介する業界紙の
記事によれば,車内で空調を効かせた状態でも,加速度0.5 m/s2で時速
30キロまで出せるそうです.
アルストムのサイトによれば,バッテリーは温度差の激しくない状況で
使われていれば,最低でも5年の寿命があるとか.リサイクルも可能な
ようです.

22 Oct 2007 Nice: Trams return to the Côte d'Azur
(Railway Gazette へのリンク)
The battery, autonomous on-board system
(Alstom 公式サイトへのリンク)

ここからは見たまま情報になりますが,運転台にはバッテリ残量を示す
表示があり,架線なしの区間一回走行で容量の10%少々を消費している
ことが見てとれます.途中に挟まれている給電区間で2%前後を回復し,
次のバッテリー走行で再び10%少々を消費.二つの区間を走り終えると
残量は概ね80%になっていました.残量計は目測で75%ぐらいまで緑色の
地色があり,それ以下は黄色と赤になっています.

今はクリスマス向けの電飾も見所の一つ(La station Masséna):
Nice_Massena1.jpg

架線のないマセナ広場(Place Masséna)を走るトラム:
Nice_Massena3.jpg Nice_Massena4.jpg

まだまだ工事たけなわのガリバルディ広場(Place Garibaldi):
Nice_Garibaldi.jpg
工事が終わるのは2008年3月ごろと言われています.

折りたたまれたパンタグラフのところにバッテリが搭載されています.
Nice_Massena2.jpg
マセナ広場には,クリスマス市がたっていました.

【ニース】関連 最近の過去ログ:
2007/11/27 トラム開業二日で18万人が体験
2007/11/10 【フランス】2007年11月トラム開通ラッシュ
2007/7/22 バッテリー区間でも試運転開始

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2007年12月21日

【チューリッヒ】市電関連2007年12月の話題

Microsoft Virtual Earthで,チューリッヒもバードアイ(Bird's Eye)で
観覧できるようになったことにちなみ,12月に入ってからのチューリッヒ
市電や,その他の関連記事を拾い上げてみました.

まず今月初めに,VBZが運行する市電に現在導入が進められている,100%
低床車コブラ(Cobra-Tram)ことBe 5/6形式が,14本追加発注されました.
VBZ: Verkehrsbetriebe Zürich

オリジナル設計で,チューリッヒにしか走っていないコブラ(Cobra-Tram)
は,量産先行車を含む74本がこれまで発注されていて,12月上旬の時点で
44本が営業運行に投入され,45本目が車庫に居ます.これに新たに14本が
加わる形で,建設が進むGlattalbahnや,これから着手するTram Zürich-
Westへの投入が予定され,2009年6月から2010年3月の間に納入されること
になっています.
車両メーカの統廃合で,今は台車はアルストム製,残りはボンバルディア
製ということになり,記事により金額が少し異なるのですが,その価格は
14本で6千万スイスフランとのことです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
04.12.2007 VBZ ordert 14 weitere Cobra-Trams
(Limmattalonline ニュースへのリンク)
04.12.07 Zürich kriegt 14 weitere Cobras
(20minuten ニュースへのリンク)

100%低床車と言えば,アルストムのCitadisやボンバルディアのFlexity,
シーメンスのCombinoなどで市場はほぼ占められているのが現状ですが,
これら既製品をチューリッヒが導入しなかったのは,早くからスイスの
国内メーカが研究開発を進めていた技術があったり,「VBZ Be 5/6」の
項目で日本語版のウィキペディアも説明しているように,既存インフラに
適合する規格がレディメイドの低床車になかったからとされています.

複雑に入り組む路線の中,各方面からの路線が発着するハブ的な存在の
停留所は三角形の島式ホームのようになり,多方向からの線路が交差する
関係で乗り場は長さを変えられず,かと言って車両を短くしたのでは,
地下鉄がなくトラムが市内移動の主役と言えるチューリッヒでは,輸送に
不安が残るため,ちょうどよい長さに収まるように設計する必要があった
というのが,後者のことだと思われます.

Bellevue (Windows Live Local bird's eye へのリンク)
うまく表示されない時は,ブラウザ上で2D modeのBird's eyeに切替えて
みてください.

例えば,ここではコブラが三辺いずれにも停車します.

バードアイ画像からでは判りませんが,丸みを帯びた三角形の屋根の下
には,右下の画像でも少し見えるように,カフェもあります.
VBZ_Cobra-Tram1.jpg VBZ_Cobra-Tram2.jpg

そのコブラが重点的に投入される路線の一つに,11系統があります.
2006年12月に第一期区間が開通した,いずれはチューリッヒのクローテン
国際空港(Flughafen Zürich-Kloten)まで延長される,グラッタル鉄道
(Glattalbahn)に乗り入れる路線です.グラッタルとは,グラット川の
谷あいという意味になります.
そのGlattalbahnの区間では,他の路線から比べると,利用数の伸びが
振るわないという記事がありました.
7. Dezember 2007 Die Glattalbahn fährt der Entwicklung in Auzelg
voraus
(Tages-Anzeiger ニュースへのリンク)

簡単な地図も掲載されている,Glattalbahn紹介ページ
Glattalbahn: Das Projekt in Kürze
路線図へのリンクのあるページ: Liniennetz
(VBG 公式サイトへのリンク)
VBG: Verkehrsbetriebe Glattal

もう一つのコブラ投入が予定されている計画線,Tram Zürich-West関連の
記事も出ています.新路線が既存路線から分岐するEscher-Wyss-Platzの
話で,Nagelhaus(Nail house / 钉子户)のことですが,これは今春も中国の
重慶で話題になっていた,権利を主張して開発にも立ち退かない人たちの
ことで,記事の内容をよく読みこなせていませんが,似たようなことが,
Escher-Wyss-Platzでも起きているということかもしれません.
10. Dezember 2007 «Nagelhaus» für Zürcher Escher-Wyss-Platz
(Neue Zürcher Zeitung ニュースへのリンク)
10. Dezember 2007 Zürich: Escher-Wyss-Platz wird zum Nagelhaus
(Kantone Online ニュースへのリンク)

Escher-Wyss-Platz (Windows Live Local bird's eye へのリンク)
うまく表示されない時は,ブラウザ上で2D modeのBird's eyeに切替えて
みてください.

橋から続く連続立体交差の高架橋があるため,問題の?建物そのものは
見えません.高架橋に見える屋根は,トロリーバスなどが発着するバス停
で,そばにはトラムの車庫も見えますが,肝心のトラム停留所は高架橋の
下にあるため,これも見えません.
着工はまだ先ですが,新路線Tram Zürich-Westは,ここから分岐します.

最近の話題としては,動物園へ行く路線(6系統など)を,現在の終点から
更に動物園入口近くまで寄せようとする試みが,失敗に終わった話が出て
います.延長に7千人の署名が集まっていたそうですが,現在のZoo電停
から入口まで,300m歩くことは受け入れられているので,建設費2700万
スイスフラン(当初見積りは1400万スイスフラン)を投じる価値がないと,
チューリヒ州は判断しました.
20. Dezember 2007 Regierung gegen Tram zum Zoo
(Tages-Anzeiger Online ニュースへのリンク)
20.12.2007 Tramlinienverlängerung zum Zoo abgelehnt
(Limmattalonline.ch ニュースへのリンク)
現在の終点を俯瞰するバードアイ画像: Zürich, Zoo
(Windows Live Local bird's eye へのリンク)
うまく表示されない時は,ブラウザ上で2D modeのBird's eyeに切替えて
みてください.


車両関係では,サッカーの欧州選手権(UEFA Euro 2008)が,2008年6月に
スイスとオーストリアで共催されるのにあわせ,スポンサー関連の全面
塗装電車が,市内にお目見えしてきています.

最後は,人手不足に悩むVBZが,2008年採用予定の四十数名のバス運転手
のうち,何名かをドイツに求めるという話です.ドイツの中でも失業率の
高い東部や北部が対象となるようです.トラムの運転手も同数程度採用
予定ですが,こちらは,ドイツ対象地域にトラムが走る街が少ないため,
考えられていない模様です.
20. Dezember 2007 VBZ suchen deutsche Buschauffeure
(Tages-Anzeiger Online ニュースへのリンク)

最近の過去ログ: 2007/11/13 着工延期の要請退けられる

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2007年12月20日

【クレフェルト】ボンバルディア低床車導入へ

ノルトライン=ヴェストファーレン州で,デュッセルドルフにもほど近い
人口約24万人のクレーフェルト(Krefeld)には,路線延長で47キロになる
路面電車が走っていますが,車齢が30年を超えている車両もあり,この度
4500万ユーロを投じて19本の100%低床車を導入することになりました.
クレフェルトと言えばシーメンスの工場があり,営業車両は全てDÜWAG製
ですが,ボンバルディア社のFlexity Outlookが選ばれています.

2007年だけでFlexity Outlookは,スペインのバレンシアとアリカンテで
路線網拡大用に購入した車両が運行に就き,フランスのマルセイユでは,
生まれ変わったトラムが全面的に同車種を採用して夏に開業しています.
そして,オーストリアのインスブルックでの営業運用開始が,Flexity
Outlookにおける2008年の始まりになりそうです.
ドイツでは,アウグスブルクの決定に次ぐ2例目となりました.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
18. Dezember 2007 Krefeld ordert Straßenbahnen bei Bombardier
(Der Mobilitätsmanager ニュースへのリンク)
(18.12.2007) Krefeld bestellt Bombardier-Straßenbahnen
( Eurailpress ニュースへのリンク)
これら第一報が出たあと,次の記事では詳細が掲載されました.
19.12.2007 Bombardier baut die Bahn
(RP Online ニュースへのリンク)

2009年9月から導入が始まり,041系統と044系統に投入される予定とか.
Linien 041 (Tönisvorst - Krefeld Fischeln)
Linien 044 (Krefeld Linn Rheinhafen - Krefeld Hüls)
車両長30m,車体幅2.30mの両運転台仕様になるようで,座席定員52名に
立ち席定員は106名です.

製造は主にザクセン州バウツェン(Bautzen)や,オーストリアのウィーン
にあるボンバルディアの工場で行われますが,電製品はデュッセルドルフ
(Düsseldorf)に本拠を構えるVossloh Kiepe GmbHが担い,車体はジーゲン
(Siegen)で製作されるため,地元ノルトライン=ヴェストファーレン州で
三分の一が製造される計算になるそうです.ボンバルディアは,発表で
そのことを強調していました.州からは,全体の30%を補う補助金が出る
模様です.

PDFファイル版の系統図へのリンクがあるページ: Liniennetzplan
(SWK Bus & Bahn 公式サイトへのリンク)
SWK Mobil GmbH (SWK: Stadtwerke Krefeld)

路線ごとの使用車種なども記されているファンサイトのページ:
Straßen- und Stadtbahnlinien in Krefeld
(www. Tram-Krefeld.de へのリンク)
ここには,GIFファイル版の系統図や配線図へのリンクもあります.

クレーフェルトは現時点では掲載されていませんが,これまでに導入を
決めたり,すでに走り始めている街ごとの詳細も確認できる,メーカの
英語版のページ:
FLEXITY Outlook (Bombardier 公式サイトへのリンク)

この発注には,シーメンスやアルストムも競合していました.
SWKは,今月初めにボンバルディアが受注したことを両社に告げますが,
2週間たっても異議が出なかったので,発表の運びとなったそうです.

普段は,ボンバルディアと書いているBombardier Transportationは,
本社をベルリンに構えますが,同社が属するボンバルディア・グループは
カナダのケベック州モントリオールを拠点としています.このため社内の
公用語としてフランス語も使われます.先日も,ボンバルディアは地元
モントリオールで,通勤輸送用二階建て客車を受注しました.

カナダでは,トロントで路面電車車両の大量発注が予定されています.
204本の旧型車両置換えを皮切りに,オプションとして路線拡大に向けた
480本も計画され,総数684本という数の低床車発注です.これは,一つの
市が発注する規模としてはカナダ史上最大とも言われています.

先日,トロントで公共交通機関を運行するTTCは,2011年にはお目見え
することが期待される204本の低床車は,カナダで製造される(労働力と
部品)割合は,25%が求められると発表していました.
TTC: Toronto Transit Commission
これは米国の連邦政府が定めるバイ・アメリカ(Buy America)ポリシーの
米国内生産割合条件60%から比べるとかなり低率で,カナダに生産拠点を
持たない企業にも門戸を開く形となりました.
2007/12/18 TTC puts the call out for new streetcars
(Toronto Community News (insidetoronto.com) ニュースへのリンク)
この他にも多数の記事があります.


TTCは,2006年に公開入札を行わず大量の地下鉄車両をボンバルディアに
発注していて,それが厳しい非難を招きました.今回それを避ける狙いも
あるようです.米国並みの国内生産率にしなかったのは,カナダで60%は
非現実的で,たとえボンバルディアでも製造工程の多くは欧州内で行う
だろうからとしています.
ボンバルディア以外にトロントの低床車納入に名乗りを挙げているのは,
コンビーノを売り込むシーメンス,チェコのシュコダ(Skoda)と,最近に
なってドイツからVossloh Kiepeも加わっています.

ここで今日二度目の登場となるVossloh Kiepeですが,カナダの企業と
連携して,TTCに部分低床車を売り込もうとしているのでした.
TTCの技術者らは,部分低床より100%低床のほうが,車内の乗客の流れも
良くなり,段差に足をとられつまづく心配もなく,部分低床車より揺れが
ひどいとか,脱線しやすいこともないと考えています.

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2007年12月19日

【スペイン】2007年12月前半の話題あれこれ

バルセロナへのAVE乗り入れ工事に端を発する地下水問題で,42日間に
及び近郊電車(セルカニアス)と中長距離列車のダイヤを乱していた問題が
12月に入り漸く解消,そのバルセロナへのAVE到達は来春になるものの,
他の高速鉄道は間もなく相次いで開業するなど,大型案件の多いスペイン
ですが,ライトレール関係も健闘しています.

まず,アンダルシア州で積極的に計画が進められているという,業界誌の
英語の記事がありました.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
05 Dec 2007 More light rail for Andalucía
(Railway Gazette ニュースへのリンク)

上の記事で取り上げられているセビリアのメトロセントロは,利用者数が
期待されていた一日2万5千人から3万人という数字に至らず,1万人から
1万4千人で推移していると記した記事がありました.
5 de diciembre La deuda de Tussam superaba los 40 millones antes
del tranvía

(Diario de Sevilla ニュースへのリンク)
このサイトから記事は既に削除されていますが,タイトルを検索すれば,
検索サイトによってはキャッシュに残っているかもしれません.元々は
メトロセントロを運行する会社の負債金額の話でした.


しかし,12/07には2万5千人が利用したらしく,今後クリスマスにかけて
一日3万人近くの利用も予測されています.
13 de diciembre de 2007 Más autobuses y seguridad en el plan
especial de Navidad

(ABC Sevilla ニュースへのリンク)

左は,市のウェブカメラでお馴染みのセビリャ市庁舎があるプラサヌエバ
(Plaza Nueva)で,夕暮れ時に電車を待つ人たち.
右は大聖堂前の通りで,平日でも夜8時を過ぎても人通りが絶えません.
季節柄,露店で焼く栗の煙が漂うなか,メトロセントロは自動車の乗り
入れを原則禁止した通りを,曲線などもあって,時速10キロ程度の低速
ですが,歩行者や自転車に注意しながらゆっくりと進みます.
Sevilla_Plaza-Nueva.jpg Sevilla_Catedral.jpg

スペインでは各地にトラム復活の話がありますが,鉄のレールではなく,
ゴムタイヤ式のトラムを考えている街もあります.
北西部カスティーリャ・レオン州ブルゴス(Burgos)では,トランスロール
(Translohr)が検討されている模様です.
8 de diciembre de 2007 El Consistorio busca fondos europeos que
alivien el millonario coste del tranvía

(jovencb.net へのリンク)
ここでは,本サイトでは既に削除されてしまった,Diario de Burgos紙に
掲載された記事を掲載しているのですが,挿入されている画像が何故か
バレンシアのトラムに化けています.


人口17万余のブルゴスでは,12キロの路線が計画されています.記事には
1キロあたり1千万ユーロで合計1億2千ユーロは街には大きな負担とか,
人口がブルゴスと同程度で路線延長14キロのトランスロールを導入した
フランスのクレルモン=フェランでは,EUから2千万ユーロの資金を調達
した?というようなことが書かれています.

ゴムタイヤに話が波及したところで,バレンシアから北へ約72キロほどの
距離にある,カステリョン・デ・ラ・プラナ(Castellón de la Plana)
では,トロリーバスを使ったBRTの1号線が,2008年2月に開業予定です.
11.12.07 El primer tramo de la línea 1 del TVRCas estará terminado
en febrero de 2008

(Valéncia hui ニュースへのリンク)
下の記事によれば,試験的に無料で旅客運行を行っているようです.
18.12.07 El bus eléctrico que completará el TVRCas ya circula en
pruebas por el centro de Castellón

(Las Provincias ニュースへのリンク)
TVRCas: Transporte de Vía Reservada de Castellón

最後は,そのバレンシア州の沖合いに浮かぶマヨルカ島からです.
今年4月に開業したマヨルカ島パルマのメトロ(地下鉄)は,大雨による
駅構内浸水が度重なり,9月中旬から改修のため長期運休を余儀なくされ
ていますが,運転再開は早くて2008年4月とする報道がありました.
05/12/2007 El metro de Palma no se podrá reabrir, como mínimo,
hasta abril de 2008

(La vanguardia ニュースへのリンク)

そのパルマ(Palma de Mallorca)でも,トラムの計画があります.今後
4年以内の実現を目指してパルマ市が動いていて,スイスのバーゼルと,
フランスのオルレアンを,担当者が調査してきたとか.
パルマでは初期段階で年間1500万人(一日4万人強)の利用が見込まれて
います.ちなみにチューリッヒでは,同1億1800万人(一日32万人強)と
いう数字も,記事には掲載されていました.
12 de Diciembre de 2007 El Ayuntamiento asegura que Palma tendrá
tranvía en cuatro años

(Libertad Balear ニュースへのリンク)

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2007年12月13日

【シアトル】新しい路面電車が12/12開通

既報の通り,シアトルで部分低床車を導入した新しい路面電車がデビュー
しました.12/12(水)12:15にVIPを乗せた第一号電車が,ウェストレイク
センター(Westlake Center)の停留所を出発して,サウスレイクユニオン
地区を目指しました.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
December 12, 2007 For better or worse, streetcars are back
(Seattle Post Intelligencer ニュースへのリンク)
December 13, 2007 To tune of "Love Train," streetcar goes on a roll
(Seattle Times ニュースへのリンク)

沿線に本社のあるシアトルタイムス紙が,利用方法やデータなどの数字も
掲載しています.それによれば,1.3マイル(約2.1キロ)の路線は2台口で
運行され,15分間隔になるそうです.
December 10, 2007 Streetcar user's guide
(Seattle Times ニュースへのリンク)
12月中は無料で利用できますが,その後はピーク時間帯が運転$1.50,
それ以外は同$1.25となります.ピーク時間帯とは,月曜から金曜の朝
6時から9時までと,夕方は15時から18時までです.
券売機が車両の中ほどにあるとありますので,停留所には設けていない
のかもしれません.

計画に要した5210万ドルのうち半分は,沿線からの税収によるものです.
初年度には年間33万人(35万人とも)の利用が見込まれる市電の開通で,
沿線の百近い小売店は増収を期待していますが,シアトル市はもとより,
先輩格のポートランドやタコマでも,沿線への投資は別として,沿線の
小売店が実際どれだけ増収になったか,具体的な数字は出ていません.
もっとも,タコマは終日運賃無料ですし,ポートランドは路線の大部分が
無料ゾーンに含まれています.
December 11, 2007 Streetcar expected to boost retail business
(Seattle Post Intelligencer ニュースへのリンク)

沿線への投資額については,新しい公共交通機関の開業で1ドルの公金
投入につき,平均して6ドルの民間資本からの投資があるという,APTAの
報告が出ているそうです.これはノーフォークのライトレールの話で出て
いました.
APTA: American Public Transportation Association

関連 過去ログ:
2007/12/10 【米国】2007年12月09日までの話題
2007/10/28 市電が八週間の試運転を開始

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
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2007年12月10日

【米国】2007年12月09日までの話題

ダイジェスト版になりますが,
まず南東部のバージニア州ノーフォーク市(Norfolk)で,ライトレールの
建設工事が,12/08(土)に着工されました.開業は2010年の予定です.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
December 9, 2007 The Tide is rising, fans of light rail say
(The Virginian-Pilot ニュースへのリンク)
December 9, 2007 Officials break ground on Norfolk's light rail
(WVEC-TV Norfolk ニュースへのリンク)

早くも経済効果があらわれているとか.
December 6, 2007 Norfolk says light rail's benefits already
rolling in
(The Virginian-Pilot ニュースへのリンク)

直近の関連過去ログ:
2007/10/02 資金調達目処がたち着工へ

同じ南東部のシャーロットでは,先月開業のライトレールで,運賃徴収が
開始された直後の月曜(11/26)には,一日平均の利用者数予測9100人を
下回ったものの,次第に数字が上がってきているようです.
Dec. 09, 2007 Light-rail ridership high in 1st week
(The Charlotte Observer ニュースへのリンク)

直近の関連過去ログ:
2007/11/28 【シャーロット】週末二日で十万人が体験

一方,北東部のシアトルでは,12/12に新しい路面電車が開業します.
ウォーターフロント地区の路線ではなく,サウスレイクユニオン地区を
部分低床車が走ります.
Seattle Streetcar: South Lake Union Line
Streetcar Inauguration Ceremony Opening Day December 12th 2007
(Seattle Streetcar 公式サイトへのリンク)

それに先立ちシアトル市では,他に5つの路線計画を検討中であることが
明らかにされました.
December 7, 2007 South Lake Union streetcar could be just the
beginning
(Seattle Post Intelligencer ニュースへのリンク)
December 6, 2007 More streetcar lines? Report mentions 5 potential
routes
(Seattle Times ニュースへのリンク)

直近の関連過去ログ:
2007/10/28 【シアトル】市電が八週間の試運転を開始

日付は順序が前後しますが,最後にアリゾナ州フェニックスで,12/03に
ライトレール車両が本線上の試運転を開始したそうです.車両は,近畿
車輛製で,2008年末の開業が予定されています.
Dec. 3, 2007 Test run for light-rail trains starts today
(The Arizona Republic ニュースへのリンク)

直近の関連過去ログ:
2007/2/22 【フェニックス】LRT衝突事故への対策(2)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
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