2008年07月05日

【ミュンヘン】バッテリートラム2009年春に

昨日最後にミュンヘンのバリオバーン(Variobahn)の話題を出したあと,
ビルト(Bild)紙と同じタブロイド新聞のAbendzeitung紙が,違う切り口で
バリオバーンの記事を出していました.MVGが導入する4本のうち1本で,
バッテリー稼動の試験走行を2009年春から行うというものです.
MVG: Münchner Verkehrsgesellschaft mbH

ミュンヘンには,街中にある公園としては世界最大級と言われる英国庭園
(Englischer Garten)があります.ここを横断する路線の必要性が叫ばれ
ながらも,実に百年以上実現していません.最近も,電車を通すことで
建設される架線が景観を汚すという理由から,英国庭園の横断線計画は
前途が絶望視されていました.
2006/3/17 市電路線を巡る百年論争

しかし,近年は性能向上が著しいバッテリー技術により,架線を張らずに
路面電車を走らせる構想が浮上し,退役させる旧型車両の置換え用として
発注していたヴァリオバーンに白羽の矢が立ったのでした.
2006/7/22 英国庭園の横断は架線レスで?

MVGのヴァリオバーンは,当初は3本のみの導入,オプション19本という
契約でしたが,後に最初は4本に増えます.この4本目がバッテリー走行の
試運転に供用される模様です.

技術的な詳細は不明ですが,高性能バッテリーは屋根上に搭載され,発電
ブレーキで充電されます.架線を張れない区間は約1キロで,うち900mが
英国庭園内になるようです.初期試験も1キロになり,そこで技術的にも
経済的にも問題ないとなれば,英国庭園の横断路線計画の是非が,再び
議論されることになるそうです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
04. Jul. 2008 Akku-Tram kommt 2009
(Abendzeitung ニュースへのリンク)

Englischer Gartenのイメージ:
Creative Commonsの条件に基づき,参考画像を貼り付けておきます
Linienverkehr by maxi_pienzenauer (flickr)
Linienverkehr
Taken on January 12, 2007

バッテリー試験以外にも,ミュンヘン向けのバリオバーンの記事は次の
ようなものが出ていました.(昨日紹介した分をここに再掲しています)
04.07.2008 Hier rollt Münchens neue Flüster-Tram
(Bild.de ニュースへのリンク)
03.07.2008 Schrauben an der neuen Tram
(Merkur Online ニュースへのリンク)

今回ミュンヘン向けのバリオバーンの記事が相次いだのは,MVGの代表が
シュタットラー・レール(Stadler Pankow GmbH)のベルリン工場を訪れ,
4本に1080万ユーロを投じる製造中の車両を視察したからのようです.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
posted by NeiTech at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | ドイツ II このエントリーを含むはてなブックマーク
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【ミュンヘン】Variobahn 10本追加発注へ
Excerpt: シュタットラー・レール(Stadler Rail)製の低床車の話題が,もう一つ あります.2004年からの四年間で,利用客が10%増えているミュンヘンの 市電から,Variobahnを追加で10本受注..
Weblog: 海外LRTニュース・ひろい読み
Tracked: 2008-09-03 19:00
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