ようとしているトラム計画の,より詳細な内容が発表されています.
それによれば,走行ルートだけではなく,一部の区間では架線を張らずに
電車を走らせる方針であることも明らかになりました.
トロリーバスや,南部のソチミルコ(Xochimilco)まで延びるライトレール
(Tren Ligero)などを運行するSTEが,トラムも運営するようです.今回は
STEの公式サイトに情報が掲載されています.
STE: Servicio de Transportes Eléctricos de la Ciudad de México
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
Proyectos: Tranvía de la Ciudad de México
(STE 公式サイトへのリンク)
現在STE公式サイトのプロジェクト関連ページは,トラム1号線(Línea 1
"Centro Histórico - Buenavista")の記載になっていて,その最後に,
計画の詳細を記したPDFファイルへのリンクがあります.
今月初めの発表では,中心部を巡る10.8キロのループ上の路線には,途中
28の停留所を設けるとされていましたが,これが32になります.それを
タイトルにした記事が出ています.
16 de julio de 2008 Amplían proyecto de tranvía a 32 estaciones
(El Universal ニュースへのリンク)
ユネスコにより世界遺産にも指定される,中心部の歴史保存地域(Centro
Histórico)のPerímetro Aと指定された区画では,電線類を空中に渡す
ことが禁じられているため,トラム用の架線も不可です.この区域に該当
する全長の半分を超える5.5キロの区間では,架線レスで電車を走らせる
ことになります.
その方法としては,パンタグラフを使わずにレールから給電する方式の
ほかに,停留所で充電する方式も検討されている模様です.
後者が採用された場合に備えて,停留所での充電時間の確保のため,今回
発表された電車運転間隔は3.8分となっているそうですし,充電によって
走る距離を抑えるため,停留所同士の距離は600m以下になるようです.
停留所数を増やすことにしたのは,この影響なのかもしれません.
元記事は有料登録制で参照できませんでしたが,CAFが興味を示している
という記事が,7月上旬に出ていたようです.
STEのページにある全15ページに及ぶPDFファイル版資料の9ページ目に,
き電路線図(Esquema de Alimentación de Alta Tensión)があります.
そこでは架線ありを緑色,架線レス予定区間を青色で表示しています.
次のページ(10ページ)のConfinamientoという図は,専用車線かどうかを
示しているものと思われます.5キロの区間でBRTのような専用レーンを,
復活する市電が走ることになるようです.
13ページでは,他の交通機関との接続がわかる地図を見れます.枠内の
判例にトラムがないので判りにくいですが,トラムは紺色の破線です.
中心部の史跡地区を走る区間は,オープンデッキのダブルデッカーバスで
運転される,定期観光バス(Turibus)とルートがほぼ重なります.
なお,最新情報まではカバーしていませんが,ドイツ語による記事も最近
発見できました.
15. Juli 2008 Mexiko-City bekommt wieder eine Straßenbahn
(DMM ニュースへのリンク)
この記事によれば,トラム開業が予定される2010年は,メキシコにとって
革命百周年記念の年になるのだそうです.
今月初め,ソカロ広場で展示されたミネアポリスの低床車:
Creative Commonsの条件に基づき,参考画像を貼り付けておきます
Tranvia by Gary Denness (flickr)

Taken on July 5, 2008
その他の画像集: Mexico City Tram (Set) by Gary Denness (flickr)
関連ログ:
2008/7/02 ソカロで低床車と計画発表
2008/5/20 中心部横断する市電復活へ
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
