2008年10月10日

【ブザンソン】車両未定のTCSP公開討論会

先日ディジョンの話の中で,ブザンソンと周辺広域圏グラン・ブザンソン
(Grand Besançon)のトラムに触れましたが,来週にも一般公聴会が開催
されるそうで,内容的には新しい情報はないと思われますが,公聴会の
リマインダーも兼ねた,まとめ記事が出ていました.

ブルゴーニュの東隣のフランシュ=コンテ地方の中心地,ブザンソンでも
年々3%の割合で車の交通量が増え続けており,その解決のためにはTCSPが
必要不可欠とされています.
TCSP: Transport en Commun en Site Propre

地下鉄やトラムなどの鉄道だけでなく,専用レーンを走るバスをも指す
TCSPですが,ブザンソンでは,開業目標は2014年,一日の輸送量は3万
5千人から4万5千人を見込む,同市を中心に東西14キロとされる路線の
うち,中心部での路線形態(ループかどうか? )が未定ですし,その車両も
鉄輪のトラムかゴムタイヤのトラムなのか,またはBRTなのかどうかも,
正式には決まっていない模様です.
BRT: Bus Rapid Transit

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
09.10.2008 Le TCSP de Besançon sur les rails de la concertation
(MaCommune.info ニュースへのリンク)

大規模公共事業に欠かせないDUP(公益宣言)を出せるようにするため,
来春には手続きを行う予定だそうですが,DUP(土地収用が可能になる行政
手続き)には,有益とされる公共事業かどうかの審査を受け,さらに公開
討論を踏まえる必要があります.
DUP: la déclaration d'utilité publique

その公開対話は,ブザンソンに限った話ではありませんが,多くの人が
参加できるようにとの配慮からか,平日の夜間に開催されます.
Concertation préalable : TCSP, un nouveau transport en commun
(Grand Besançon 公式サイトへのリンク)

ブザンソンは市内人口が11万6千,広域圏まで含めて22万強です.
ディジョンより一回り人口の上では規模が小さいのですが,同程度の人口
規模の都市圏が,TCSPに何を選んだかを研究したブログがありました.
29 septembre 2008 les projets de TCSP des agglo moyennes
(Association les Vaîtes ブログへのリンク)

これまでの通例では,人口20万人以上がトラム導入の目安だったとし,
ブザンソンよりやや人口の多い,ルマン,ブレスト(未開業)では鉄輪式の
トラム,クレルモンフェランはゴムタイヤ式トラムを採用,南仏ニームの
都市圏(l'agglomération de Nîmes-Métropole)ではBRTを選んだことを,
紹介しています.

このブログによれば,ゴムタイヤ式トラムを採用した街では,軌道面の溝
=車輪の轍が急速に成長して,ナンシーでは4年間で2cmになったことや,
カーンでは,すりへり防止のため? 特殊なタール(bitumeux)を敷いたら,
通常のタールより平らではなくなり,乗り心地が悪化したとのことです.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
posted by NeiTech at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | フランス II このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/107872965
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

【ブザンソン】圧倒的多数でTCSPはトラムに
Excerpt: 議員投票では圧倒的多数で鉄軌道トラムが選ばれ,ルートなども 決まりました
Weblog: 海外LRTニュース・ひろい読み
Tracked: 2008-12-23 12:00
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。