メキシコシティ(Mexico City / Ciudad de México)の中心部に導入される
路面電車のBOT契約先を決める国際入札は,当初予定より一月遅れとなる
ものの,今月中に結果が明らかにされ,早ければ2009年1月には着工する
運びでした.
BOT: Build-Operate-Transfer
しかし先日,入札結果の発表を含む計画そのものが,少なくとも半年近く
延期されることが明らかになります.市電の中心街復活計画の中止では
なく延期なのが救いで,延期する理由は,世界的な経済停滞です.
入札開始時には誰も予想もしなかった急速な景気後退の波は,ここまで
押し寄せてきた格好ですが,米国に端を発する経済情勢の悪化がもたらす
リスクを回避し,安定するまで様子見するということらしいです.
入札には,最初は30近い企業が名乗りを挙げていました.それが22にまで
減り,その後も撤退や共同入札に切り替えるなどで,最終的にはABC順に
並べると,次の企業体に絞られていました.
Alstom (Alstom Mexicana, S. A. de C. V.)
Siemens (Siemens, S. A. de C. V.)
Bombardier (Bombardier Transportation México, S. A. de C. V.)
CAF (CAF México, S. A, de C. V.)
Promotora de Desarrollo de América Latina
OHL Concesiones de México
Vassloh Cogiser (Vossloh Cogiger, S. A.)
一時期は日本企業の名前もあったのですが,リストから消えています.
延期となるブエナビスタ(Buenavista)駅と旧市街地(Centro Histórico)を
結ぶ路線計画は,とりあえず2009年春にも再始動となる予定です.
しかし,計画発表当時に目指していた,メキシコ独立革命から二百周年
記念となる2010年9月開業には,間に合いそうにありません.
連邦区政府(GDF)の発表と,それを伝える記事があります.
GDF: Gobierno del Distrito Federal
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
19 de noviembre de 2008 Se pospone el proyecto del Tranvía de la
Ciudad de México (Gobierno del Distrito Federal へのリンク)
20 de Noviembre de 2008 Un tranvía que quedó en deseo
(La Crónica de Hoy ニュースへのリンク)
20 de noviembre de 2008 Posponen proyecto del Tranvía hasta que
situación económica global se estabilice
(El Sol de México ニュースへのリンク)
19 de noviembre de 2008 Declaran desierta licitación de tranvía
por inviabilidad financiera (El Universal ニュースへのリンク)
La Crónica de Hoyの記事に,誤訳かもしれませんが,経済状況次第では
民間委託ではなくGDF直営の可能性もあると,記されていました.
【メキシコシティ】関連ログ:
2008/7/17 トラム一部区間は架線レス
2008/7/02 ソカロで低床車と計画発表
2008/5/20 中心部横断する市電復活へ
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
2008年11月21日
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