2009年02月16日

【Combino】Rheinbahn 2009年末に改造完了へ

シーメンスの100%低床車コンビーノ(Combino)は,設計時の想定を超える
大きな力が曲線通過時にかかり,アルミニウム製の車体に損害を与える
ことがボルトの破損で判明,その後は世界各地に納入された車両が,順次
シーメンスの工場で改修を受けています.

すでに所有する全コンビーノが改修済みとなった街があるなかで,工場に
ほど近いデュッセルドルフでは現在改修が行われていて,ラインバーン
(Rheinbahn)が所有しているコンビーノの仲間51本全ては,2009年内にも
終える予定ですが,今回その工程がメディアに一部公開されたらしく,
記事が出ていました.

Rheinbahnとシーメンスは,2007年9月に契約交渉をまとめ,Silberpfeile
(銀の矢)とも呼ばれるNF10形式36本とNF8形式15本,2004年以前に製造
されたこれら計51本の改修が決まり,クレーフェルト イェルディンゲン
(Krefeld-Uerdingen)工場で現在作業が行われています.なお,2006年
製造でシュタットバーン向けになるNF8Uの15本は,対象外です.

コンビーノの仲間とは言え,NF10もNF8もオリジナルのコンビーノとは
形状が異なるように構造も若干異なりますが,1本につき最大で480か所の
結合部分の取替えが必要とされています.

シーメンスは世界中のコンビーノ475本の改造費用として予算5億ユーロを
確保しています.新車なら1本あたり約230万ユーロとされ,その半分近い
金額を1本あたりに投じていることになります.

改造はアルミ車体関連の交換だけでなく,全ての側壁? の交換もあること
から1本あたり80日を要し,2千人いる工場従業員のうち300人が担当して
いるそうですが,その多くはDuewag時代からの熟練工だとか.

この工場では,コンビーノの改造が終わった時点で人員整理を検討中と,
2008年夏には伝えられていました.その続報は確認していません.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
11. Februar 2009 Rheinbahn: So saniert Siemens die Straßenbahnen
(Westdeutsche Zeitung ニュースへのリンク)
12.02.2009 Siemens saniert Rheinbahnen
(RP ONLINE ニュースへのリンク)

Westdeutsche Zeitungの記事では,問題になったAlu-Grip結合や,より
頑強なボルト結合に取り替えた後の画像なども見ることが出来ます.

Dusseldorf NF10 2021 by Matthew Black (flickr)
Creative Commonsの条件に基づき,参考画像を貼り付けておきます
Dusseldorf NF10 2021
Taken on June 9, 2008

【Combino】関連ログ: 2007/3/14 バーゼル全面改修車の営業復帰ほか

内容が間違っていたりリンク切れがありましたら,ご容赦ください.
posted by NeiTech at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドイツ II このエントリーを含むはてなブックマーク
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