2009年05月25日

【Siemens】ハイブリッドトラム概要解説記事

ポルトガルのリスボン近郊のライトレール路線(MST)で,2008年11月より
すでに実用化に向けた運転が開始されているシーメンスが開発したハイ
ブリットトラムの概要が,ドイツの一般紙,フランクフルター・アルゲ
マイネ新聞(FAZ)のウェブ版技術ページで紹介されていました.
MST: Metro Sul do Tejo
FAZ: Frankfurter Allgemeine Zeitung

このハイブリッド・トラムは,屋根上に搭載した電気二重層コンデンサ
(double-layer capacitor)とバッテリーの組合せにより,架線がなくても
平均時速30キロで26パーミルの坂を登れる性能を持ち,現時点で2.5キロ
までの無架線走行を可能にしています.

Sitras HESと呼ばれるこのシステムは,路面電車の架線レスを可能にする
ばかりでなく,エネルギー消費量を3割ほど削減するほか,変電所の設置
間隔を広く取れるため,建設費や運行経費を節約することも出来るとか.
Sitras HES: hybrid energy storage

次期モデルAvenioなど新型車両へ採用されますが,既存車両への導入も
技術的にみれば容易に可能で,比較的機器収容余地がある車体幅の広い
標準軌(1435mm)の車両に加え,今度はメーターゲージ(1000mm)車両への
搭載に向けた作業にも,先月末から着手した模様です.

しかし,経費の面では電気代のほうが改造費よりも遥かに安いのが現状の
ため,効率が良くより低価格な電気二重層コンデンサの開発が待たれる
ところのようです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
24. Mai 2009 Eine Straßenbahn, die ohne Oberleitung fahren kann
(Frankfurter Allgemeine Zeitung ニュースへのリンク)

【Siemens】関連ログ: 2009/3/31 Avenioモデルと無架線対応策発表

内容が間違っていたりリンク切れがありましたら,ご容赦ください.
posted by NeiTech at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | ドイツ II このエントリーを含むはてなブックマーク
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Excerpt: アルストム(Alstom Transport)とパリのRATPが発表したところによれば, 新技術を搭載した100%低床車シタディス(Citadis)の1本が,パリのトラム 路線T3で,今後一年間の営業..
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Tracked: 2009-07-04 12:01
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