可能エネルギー(Renewable Energy)という言葉があります.太陽光や,
風力,地熱,水力,バイオマス,波力,潮力などが,そのエネルギー源
ですが,その中でダムによる大規模な水力を除いた,環境にもやさしい
エネルギーを,英語ではグリーンエネルギー(Green Energy)と呼んでいる
そうです.グリーンエネルギーと呼ばれるには,もちろんその資源が再生
可能であることと同時に,汚染物質を一切排出しないことが条件です.
このグリーンエネルギーで,ドイツでは初めて路面電車を動かしている
街が,大学都市として知られるヘッセン州ダルムシュタットです.ドイツ
語でグリーンエネルギーは,Ökostromと呼びます,辞書にない合成語
のようですのが,日本語に直訳するとエコロジー電流でしょう.
2005年8月にドイツ初 グリーンエネルギーで走るトラムとして紹介した
際には,路面電車の一編成がグリーンエネルギーで駆動すると一旦書き
ましたが,その後それは温室ガスの削減を目指してラッピングしただけと
訂正していました.ところが次の記事を読んだ限りでは,どうもその電車
だけは,汚染物質を一切出さずに発電された電気により走れる,特殊な?
車両なのかもしれません.
ダルムシュタットの路面電車で,グリーンエネルギー利用により,年間
257トンの温室ガス(CO2)を削減できるそうです.
Ökostrom ist schon bald billiger
Darmstädter Unternehmen ist der größte Anbieter im Rhein-Main-Gebiet
(Wiesbadener Kurierのニュースへのリンク)
記事にはダルムシュタット市に必要な電力の32%を,水力,風力,バイオ
マスで得ていると書かれていて,記事の画像はダルムシュタット中央駅の
パークアンドライド駐車場とのことですが,その屋根に取付けたソーラー
パネルによる太陽光発電も,一役買っているのでしょう.
最初はシステム全体がグリーンエネルギーによる電気の供給を受けている
だけかとも思いました.しかし路面電車だけではなく,バスも登場して
います.この記事は,グリーンエネルギー利用に掛かるコストが安くなる
ことを,ラインマイン地区で最大の利用があるダルムシュタットを例に
取り上げたもののようですので,残念ながら電車のことには詳しく触れら
れていません.
グリーンエネルギー駆動?の連接バス (ルイーゼン広場)
グリーンエネルギー駆動?のトラム (ダルムシュタット中央駅前)
記事の中でグリーンの塗装にオレンジのストライプとありますが,恐らく
この車両のことでしょう.
ところでダルムシュタットには,急行運転の系統があります.停車する
電停をかなり絞った独立した系統として運転されていて,ラッシュ時だけ
ではなく,日中も走っています.
途中での追い抜きがあるわけではありませんので,何分か前に出た先行
電車が遅れると,途中でダンゴ状態になってしまうこともありますが,
基本的には中心部の手前で追いつくように時間が組まれています.
停まらない電停では,さすがに減速して通過していました.
運転系統図と,側面の方向幕.目立つようにオレンジ色です.
