2009年07月02日

【ガルベストン】アイク襲来後のトロリー現状

メキシコ湾沿いのガルベストン市(Galveston)は,2008年9月に襲来した
ハリケーン アイク(Ike)の上陸で,高波による浸水の被害を蒙りました.

1988年から運行を開始していたレトロな趣の路面電車(Galveston Island
Trolley)も例外ではなく,ヴィクトリア朝風の建物で観光客が多く集まる
ストランド地区(The Strand)の軌道や,車庫にいた所有車両の4台全てが
塩分を含む水に漬かってしまいました.今回は,その後の現状を伝える
記事が見つかりましたので,紹介しておきます.

ガルベストン アイランド トロリーの車は,ディーゼル発電機を搭載し,
架線の張られていないガルベストンアイランド内の路線を行き来していた
ものですが,浸水で使い物にならなくなった動力系統や車内設備などの
交換には,一台あたり60万ドルが必要とされています.

車両には一台につき20万ドルの保険が掛かっていますが,残りは連邦緊急
事態管理庁(FEMA)とガルベストン市が,負担を分け合わなければならない
ようです.(一台20万ドルずつ?)
FEMA: Federal Emergency Management Agency

この現状では,いずれは運転を再開することにはなるかもしれませんが,
その時期は全く定かでないということのようです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
July 1, 2009 Trolley repairs waiting on insurance, FEMA funds
(The Galveston County Daily News ニュースへのリンク)

この記事によれば,2007年9月から2008年8月までの輸送実績は22,069人,
運賃収入は$11,213だったそうです.
一方,運行にかかる経費は百万ドルで,ガルベストンアイランド内で路線
バスなども運行しているIsland Transitの予算の四分の一を占めます.

アイク襲来前の時点でも,空気輸送のような有様でしたので,いっそ廃止
してしまえという声も当然上がっていたのですが,導入時に連邦政府から
補助金を受けたため,耐用年数まではそう簡単には廃止できませんし,
ガルベストンの回復を目指す委員会は,今後もトロリーを観光資源として
とらえていく模様です.

【カルベストン】関連ログ: 2008/1/06 トロリー季節運行も視野に

同じくハリケーンによる浸水で多大な被害を蒙ったニューオリンズでも,
その余波は続いています.
独立記念日の三連休が明けた7/06からカナルストリート線(Canal Street
streetcar line)は,当分の間はバスで代行運転されるそうです.これは
カトリーナのもたらした水に漬かった地下埋設のフィーダーケーブルの
交換に伴う措置で,代行期間は八週間に及ぶ予定です.
代行バスは道路中央の軌道上を走らないため,その期間中は歩道から乗降
するようにとの注意も出ていました.

内容が間違っていたりリンク切れがありましたら,ご容赦ください.
posted by NeiTech at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 米国南東部 このエントリーを含むはてなブックマーク
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