から定期路線が走ることになります.
シカゴの高架鉄道と言えば,「L」(エル)です.現在Lは7系統あり,それ
ぞれ7色の名前で線名を表しています.グリーンラインとブルーラインの
車両回送用にしか使われなくなっていた高架線を使い,ブルーラインの
支線が独立することになりそうです.路線カラーはまだ決まっていません
が,1950年まではその高架橋をシルバーラインが走っていました.
ブルーラインのDouglas支線,54th/Cermak Branchは,昨年1月まで4年に
わたり再生工事が行われていました.それまで高架橋の老朽化などで,
最高速度が時速24キロまでしか出せない区間が半分近くも占めていて,
通常の区間では同88キロですので,所要時間も当然ながら伸びていたの
です.1895年から1912年の間に建造された高架鉄道ですので,これは止む
を得ないでしょう.
余談ながら,Lは第三軌条方式の電車ですが,この支線の末端には地上を
走行する区間もあり,踏切もあるそうです.
その工事では,グリーンラインとブルーラインの連絡線として細々と使わ
れてきた Paulina Connectorも,同様に改修を受けており,今度はその
連絡線を営業用に利用しようという試みです.
現在ブルーラインはダウンタウンを地下鉄(Dearborn Street subway又は
Milwaukee-Dearborn-Congress Subway)で駆け抜けていますが,Paulina
連絡線は,その地下鉄ができる前までは郊外とダウンタウンの有名なLの
ループを結ぶ路線の一部でした.
資料を基に独自に構成したもので,公式のものではありません.

左側が現在のルート,右側が新しいルートです.
新ルートはこの夏より180日間試用されます.最終的にそのルートを継続
するかどうかは,試用期間の最後に決めるそうです.
これまでブルーラインとして走っていたDouglas(または54th/Cermak)支線
は,改修を終えた連絡線を通り,グリーンラインの高架線と合流,ループ
に至ることになります.これまでダウンタウンの地下鉄(地下区間)経由で
オヘア空港まで行っていましたが,ループを回ってそのまま戻るように
なります.下記リンク先の配線図によれば,ループは反時計回りに回る
しかありませんが,今回のChicago Tribune紙によれば,ループでは時計
回り=内回りになるとのことで,下記リンク先にはないポイントが,最近
設置されていると,RAILROAD.NETの掲示板に書き込みがありました.
Current Track Maps (Chicago-L.orgへのリンク)
Blue Line Cermak branch
(RAILROAD.NET Forum Index -> Chicago Transit Authority)
(RAILROAD.NET 掲示板へのリンク)
Douglas支線のスジが他に移ることにより,現ブルーラインの両線の線路
容量に余裕が生まれ,増発による輸送力が図れます.一方割込みを受ける
ほうの,グリーンラインやループの時計回りの線路容量は大丈夫なの
かと心配になりますが,地上走行だけなので問題ないのかもしれません.
あまり参考にはなりませんが,昨年の利用者数は次の通りでした.
ループは時計回りと反時計回りでは同じでないはずですが,資料では
区別していません.
* ブルーライン 地下鉄区間 約720万人
* ブルーライン 地上区間 約736万人 (Forest Park)
* ブルーライン 54th/Cermak支線 約320万人
* グリーンライン 約630万人 (Lake)
* ループ 約1670万人
参考資料 : CTAのレポート(下記リンク)
Ridership Reports for CTA bus and rail services
昨年1月よりCTAではこの計画のヒヤリングを行っていました.その結果
不便になる人への配慮でしょうか,朝夕のラッシュ時に限っては,従来の
ルート(地下鉄経由オヘア空港往復)も若干残すとのことです.
CTA Cermak Branch no longer will be Blue
(Chicago Tribuneのニュースへのリンク)
CTA Board Approves West Side Corridor Service Recommendations
(CTAのニュースリリースへのリンク)
CTA : Chicago Transit Authority
公式路線図 : Central System Map,Downtown System Map
(CTA公式サイトへのリンク)
連絡線分岐の衛星写真 (Google Localへのリンク)
Blue line and Paulina Connector
Green line and Paulina Connector
| 追記 (2006/3/31) : 6/25から半年間試行される新ルートは,ピンクライン(Pink Line) になります.幼稚園から中学2年までの,シカゴの子供たちからの 応募の結果です. Add pink to the CTA's spectrum (3/30付け Chicago Tribuneのニュースへのリンク) Part of CTA's Blue Line to be renamed (3/30付け ABC7Chicago.comのニュースへのリンク) And the Color is…The Pink Line (3/30付けCTA プレスリリースへのリンク) |

(54th / Cermak周辺の写真)
http://world.nycsubway.org/perl/showpix?nsta=251340
最下段にも21-28へのリンクがあり,歩行者の
立ち入りを防ぐための表示が撮影されています.