2006年04月11日

【スマートカード】ツインシティ いまだ未解決

2003年に予定されながら,技術的な不具合で導入が延び延びになっていた
ミネソタ州Metro Transitのスマートカード(Go-To card)は,今年第二
四半期にも完全導入しようとしている現在の計画が,また遅れることに
なるかもしれません.
Go-To card (Metro Transit 公式サイトへのリンク)

Metro Transitは,ミネアポリスとセントポールのツインシティと周辺の
7つの郡で,バスとLRTを運営する事業者で,LRTはHiawatha Lineです.
また,ミネアポリスとセントポールをLRTかBRTで結ぶ計画もあります.

Go-To cardは,日本でもお馴染みの,リチャージ(再入金)可能な非接触式
ICカードのプリペイドカードで,開発はサンディエゴに拠点をおくCubic
Transportation Systemsが担当し,本来なら,2003年8月には全米初と
なる導入が予定されていたのですが,同じ会社によるワシントンDCの
カード名 SmarTripに先を越されたほか,シカゴにも先行され,今では
ボストンも段階的に導入を行なっている最中です.

ライトレールのHiawatha Line(ハイアワサ ライン)開業前に導入が予定
されていたわけで,ライトレールのホームには運賃引落し機が設置されて
いるようですが,まだ本格稼動していないことになります.

導入が大幅に遅れているのは,カードがMetro Transitの要求を満たして
いないためで,業を煮やしたMetro Transit側は,先月下旬に先週末を
期限とする最後通牒をCubic社に送っていました.43か所に及ぶ問題点を
解決する手段を示せというものです.
場合によっては法廷沙汰になる可能性もありましたが,とりあえず誠意
ある回答が寄せられたのか,どうやらそれは回避されるようです.
Transit card talks continue
(Pioneer Pressのニュースへのリンク)

43点ある問題箇所を,どうやって解決するのか十日以内に示すよう書面が
Metro TransitからCubic社に送られたことを知らせる報道.
Transit fare card hobbled by kinks
(3/29付け Pioneer Pressのニュースへのリンク)

Transit 'Smart Card' still isn't making the grade
What isn't working
(4/03付け Minneapolis-St. Paul Star Tribuneのニュースへのリンク)

これまでにも従業員など身内で実験を重ねているわけですが,下段の記事
では,そこで浮かび上がった43ある問題点のうちのいくつかを紹介して
います.それによれば,このようなことが問題になっています.
* 運賃引落しの場所(路線名)と日時を正確に記録できない
* カード残高照会や,使用記録の照会に時間が掛かりすぎる
* 切符検査用携帯端末が上手く機能しない,バッテリーが一日持たない

同じ会社の同じ機能のカードのはずなのに,ワシントンDCでは導入されて
いるのが不思議です.
posted by NeiTech at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 米国中部 このエントリーを含むはてなブックマーク
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