ノルトライン=ヴェストファーレン州の州都デュッセルドルフとその周辺
に,シュタットバーン(ライトレール)や路面電車,バスなどを運行する
Rheinbahnは,地下と地上の両方を走れる低床車の第一号を公開しました.
これまで地上を走る路面電車(Straßenbahn)には,1996年から70%の部分
低床車(NF6)や,2000年以降は100%低床のコンビーノの派生バージョン
(NF10とNF8)を投入してきましたが,一部に地下区間があり,路線系統
番号にUが付くシュタットバーン(Stadtbahn)には,低床車が導入されて
きませんでした.
今回第一号がお目見えしたのは,車両番号が3301,形式名はNF8Uと呼ばれ
ます.形式名は,8軸の低床車(NF:Niederflur)と,Uは地下対応という
意味なのでしょう.
シーメンスとの契約では,確定15本,オプション61本で,計76本分の
価格は,1億7500万ユーロです.
Neue Stadtbahnen Flach durch den Tunnel
(Rheinische Post ニュースへのリンク)
この記事では,これで高床車両用ホームが不要になると報じています.
hässlichen Hochbahnsteigeという表現を使っていますが,hässlichには
醜いとか不恰好という意味がありますので,高床ホームは,そんな風に
とらえられていたのでしょうか.
ただし,今回は1本だけですし,秋からデュッセルドルフで走行試験が
開始されるということで,ホームを実際に不要にできるのは,まだまだ
先の話になりそうです.
Rheinbahnでも,すでに車両一覧の中に,今回のNF8Uを入れています.
この一覧は,イラストと本数,導入年,メーカ名,形式名まで記されて
いて,しかも現役車両だけではなく,Linie Dの古典的な車両から,低床
車両のプロトタイプ(VÖV Niederflur Prototyp)まで掲載されていると
いう,なかなかマニアックなつくりです.
Rheinbahn Fahrzeugpark (所有車両一覧)
Silberpfeil II (Niederflur-U-Bahn) 3301
(Rheinbahn 公式サイトへのリンク)
公開された画像やイラストでもわかりますが,コンビーノと同じ銀色を
施され,Silberpfeil 2(シルバーアロー2)という表現も使われます.
3000番台は,地下も走れるシュタットバーン用車両に割り当てられている
のでしょう.現在の車両(GT8SU)は,1970年代前半の導入ですので,
置換えも不思議ではありませんが,NF8Uは,計画中の新しい地下路線,
Wehrhahnlinie用として考えられています.
そのWehrhahn線のことは,最新情報が下記サイトに掲載されています.
Wehrhahn-Linie: Die Weichen sind gestellt
(デュッセルドルフ市 公式サイトへのリンク)
建設コスト4億9440万ユーロとみられる3.4キロの新線は,非常に大雑把な
言い方をすれば,これまでの地下路線と直交する,少々方角的に無理が
ありますが,デュッセルドルフのさしずめ地下鉄東西線のような位置づけ
でしょうか.もちろん,3.4キロだけの運転ではなく,両端の地下出入口
から既存の地上路線が乗り入れてくるのだと思われます.
Stadtbahn-Streckennetz (路線図JPGファイルへのリンクあり)
Wehrhahn-Linie (概要)
(デュッセルドルフ市 公式サイトへのリンク)
ニュースにもNF8Uの小さな画像がありますが,搬送の模様がファンにより
撮影されていて,画像が公開されています.
Düsseldorf - NF8U , 6Bilder
(Straßenbahn-Forum へのリンク)
2006年05月21日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/18171573
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
http://blog.seesaa.jp/tb/18171573
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
