2006年06月14日

【LA】オレンジラインはLRTでも良かった?

LAでバス専用道を走るBRT(bus rapid transit)のオレンジラインは,昨年
10月末より営業を開始していますが,15年後に見込んでいた利用者数に,
わずか7ヶ月間で達成していたことが明らかになりました.それだけ利用
者数が予想を超えてあったということで,初期の段階の調査でも,20%の
利用者は新たに公共交通機関を利用した人だったことが判明していて,
ガソリン代が値上げしたことで,自動車通勤に掛かる費用が増えている
ことが,利用者数を押し上げているようです.

MTA全体でみても,通勤鉄道が昨年比18%の増加,バスは10%の利用者数
増加となっていますが,BRTオレンジラインは,開業以来31%の伸びを示し
ています.(オレンジラインの伸び率が何を対象にしているかは不明)
MTAでは,すでにバスを4台増やしていました.
MTA : Los Angeles County Metropolitan Transportation Authority(Metro)

3億3300万ドルを掛けた14マイルの専用道路を走るバス・ラピッド・ トラ
ンジットは,利用者数が一日2万2千人に達しようとしていて,今後3万人
や4万人にもなると見られ,8億9800万ドル掛けたライトレールのゴールド
ラインよりも,人数が多くなると考えられています.これは嬉しい悲鳴を
通り越し,供給不足の問題になってきます.

これを解決するためには,運転間隔を短縮するか,バスの定員を増やす
か,あるいはLRT化が考えられます.
運転間隔は,現在3分間隔のバスの運転を,20秒間隔で運転する必要が
ありますが,運転本数が増えれば,それだけ事故の可能性も高くなること
でしょう.やはり,BRTではなく,LRTで建設しておけば良かったのにと
いうことになってきますが,BRTがオレンジラインで選択されたのは,
LRTでは建設費用が掛かり過ぎるからでした.バスは専用道を走ります
ので,今からLRT化も不可能ではないかもしれませんが,その間の代替
手段が必要ですし,費用も余計に掛かりそうです.

MTAではこのまま増加が続くのかどうか,今のところ状況を見極めている
ようですが,同時にバス製造メーカーと,より収容力のある車種の件で,
話をし始めているとのことです.
Orange Line heads toward overcapacity
(Los Angeles Daily News ニュースへのリンク)

LA オレンジライン 関連過去ログ :
2005/10/20 オレンジライン開業秒読み
2005/10/29 平面交差のバス専用道
2005/11/24 BRTオレンジラインは成功?
2005/12/03 BRTオレンジラインは事故多発?
2006/2/13 BRTオレンジラインを防音
posted by NeiTech at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | 米国南西部 このエントリーを含むはてなブックマーク
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