ベルリンの西隣にある,ブランデンブルク州の州都ポツダムを走る路面
電車は,シーメンスのコンビーノ(Combino)をいち早く導入しました.
しかし,例の車体強度疑惑の問題により,発注を途中で取消したため,
車両19本分が旧型車両の置換え用として足りない状態です.
今回ベルリンが210本という大量の路面電車を購入することを決めたのを
受けて,ポツダムでは共同購入を目論んでいるようです.単独で発注する
より安くあげられるのが狙いです.
しかし,軌間は同じ標準軌で問題ないものの,車体幅がひっかかります.
ベルリンが2.4mを採用したのに対して,ポツダムではタトラ車が2.2m,
コンビーノでも2.3mなのです.
そこでポツダム市電を運営するVerkehrsbetrieb Potsdam GmbH (ViP)
では,2.4m幅の車両が通行できるか,改修の必要があるか,28.9km全線で
調べることにしたそうです.
ベルリンの購入価格,1本270万ユーロを元に計算すると,ポツダムでは
新車19本を5130万ユーロで手にすることができます.
軌道の改良が必要になっても,千万ユーロの範囲に収まるだろうと,ViP
では考えています.
なお,車体幅は2.40m対応だけではなく,2.65mへの対応の可否とコストを
調査します.車体幅2.65mの車両が通れるようになれば,市電区間だけ
でなく,ドイツ鉄道の本線へ乗入れ可能な車両を走らせることも可能に
なるからだそうです.どこかに渡り線を設ければ,ベルリン中央駅から
ポツダム市内まで直通で行けるようになるかもしれません.
Potsdam prüft Umbau des Tram-Netzes
Halbes Tram-Netz breit genug für Berliner Bahn
(Potsdamer Zeitungsverlags ニュースへのリンク)
後から出た記事(下段)によれば,タイトルの通り,2004年以降改良工事が
行なわれた半分の路線で,2.4m幅車両の走行は可能だそうです.
ベルリンの新車に関しては,ここでFlexityという名前も出されました
が,ボンバルディア(Bombardier)自身は,まだ何も表明していません.
しかし,下記ニュースによれば,何度も閉鎖がささやかれるブランデン
ブルク州Hennigsdorfの同社工場で,最終組立て工程だけでも行ないたい
ということが記されているほか,Flexityファミリーでも新モデルとして
扱われるのか,Flexity Berlinという名称まで出てきました.
Die BVG kauft für 570 Millionen Euro ein // Neue Straßenbahnen
sollen bei Bombardier in Hennigsdorf gefertigt werden
(Tagesspiegel ニュースへのリンク)
関連記事 : 【ベルリン】市電の新型車両導入決定
2006年06月15日
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