2006年06月15日

【ポツダム】ベルリン新車購入を契機に

ベルリンの西隣にある,ブランデンブルク州の州都ポツダムを走る路面
電車は,シーメンスのコンビーノ(Combino)をいち早く導入しました.
しかし,例の車体強度疑惑の問題により,発注を途中で取消したため,
車両19本分が旧型車両の置換え用として足りない状態です.

今回ベルリンが210本という大量の路面電車を購入することを決めたのを
受けて,ポツダムでは共同購入を目論んでいるようです.単独で発注する
より安くあげられるのが狙いです.
しかし,軌間は同じ標準軌で問題ないものの,車体幅がひっかかります.
ベルリンが2.4mを採用したのに対して,ポツダムではタトラ車が2.2m,
コンビーノでも2.3mなのです.

そこでポツダム市電を運営するVerkehrsbetrieb Potsdam GmbH (ViP)
では,2.4m幅の車両が通行できるか,改修の必要があるか,28.9km全線で
調べることにしたそうです.

ベルリンの購入価格,1本270万ユーロを元に計算すると,ポツダムでは
新車19本を5130万ユーロで手にすることができます.
軌道の改良が必要になっても,千万ユーロの範囲に収まるだろうと,ViP
では考えています.
なお,車体幅は2.40m対応だけではなく,2.65mへの対応の可否とコストを
調査します.車体幅2.65mの車両が通れるようになれば,市電区間だけ
でなく,ドイツ鉄道の本線へ乗入れ可能な車両を走らせることも可能に
なるからだそうです.どこかに渡り線を設ければ,ベルリン中央駅から
ポツダム市内まで直通で行けるようになるかもしれません.

Potsdam prüft Umbau des Tram-Netzes
Halbes Tram-Netz breit genug für Berliner Bahn
(Potsdamer Zeitungsverlags ニュースへのリンク)
後から出た記事(下段)によれば,タイトルの通り,2004年以降改良工事が
行なわれた半分の路線で,2.4m幅車両の走行は可能だそうです.

ベルリンの新車に関しては,ここでFlexityという名前も出されました
が,ボンバルディア(Bombardier)自身は,まだ何も表明していません.
しかし,下記ニュースによれば,何度も閉鎖がささやかれるブランデン
ブルク州Hennigsdorfの同社工場で,最終組立て工程だけでも行ないたい
ということが記されているほか,Flexityファミリーでも新モデルとして
扱われるのか,Flexity Berlinという名称まで出てきました.
Die BVG kauft für 570 Millionen Euro ein // Neue Straßenbahnen
sollen bei Bombardier in Hennigsdorf gefertigt werden
(Tagesspiegel ニュースへのリンク)

関連記事 : 【ベルリン】市電の新型車両導入決定
posted by NeiTech at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | ドイツ このエントリーを含むはてなブックマーク
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