2006年07月08日

【シアトル】路面電車の着工式行なわれる

シアトル(Seattle)中心街の北部に位置し,ユニオン湖の南岸にあたる
サウス・レイク・ユニオン地区(South Lake Union)の再生をかけ,5050万
ドルを投じるストリートカーが着工されました.建設費の半分は,開通に
より土地価格が上昇して利益を享受する地主が負担し,残りは地域と連邦
政府からの補助金,広告からの収入,市所有地の売却益などで賄うことに
なっています.

路線長1.3マイル(2.1km弱)となる路面電車は,2007年秋の開業を目指し
ています.開業後はシアトル市内のバスを走らせているキング郡のメトロ
トランジット(King County Metro Transit)が運営にあたり,年間30万人
から35万人の利用が見込まれていますが,サウスレイクユニオン地区には
2020年までに,2万人分の雇用と,1万7千人分の住居が新たに生まれて
いる予定です.

7/07の昼下がりには,この路面電車の着工式とブロックパーティーが,
上院議員や市長などが参列して行なわれたそうです.
上下線が分かれて部分的に単線区間となるTerry Avenueの,Harrison
Streetと,Republican Streetの間での話です.

Mayor Breaks Ground for South Lake Union Streetcar
(City of Seattle News Advisory へのリンク)
The South Lake Union Streetcar: Construction
Seattle's Center City Streetcar Network
(City of Seattle 公式サイトへのリンク)
下段のリンク先には,シアトル市内にさらに路線を広げる構想と,その
地図が掲載されています.

報道関係では,今のところシアトルタイムス紙が取り上げています.
同紙は本社が路面電車税の対象地域にあり,地主でもあることから,
建設費を出していて,関心が高いのかもしれません.
Seattle breaking ground today for South Lake Union streetcar
Planned streetcar route (詳細な地図)
(Seattle Times ニュースへのリンク)
下段のリンク先の地図は,通りの名前から電停の位置まで出ています.

記事では,オレゴン州ポートランドの市電がモデルになっていることを
盛んに紹介しています.その書き出しも,ポートランドへの羨望の思い
(envy)を鎮める,小さな一歩を着工で踏み出したというほどです.

また,サウスレイクユニオンの電車は新鋭車両が使われるため,運休中の
ウォーターフロントストリートカーよりは早く走れるものの,タコマの
ライトレールのような,きびきびとした走りは出来ないとしています.
理由は,タコマが道路上を走りながらも,大半の軌道敷が自動車の進入
から守られているのに対し,サウスレイクユニオンでは,電車と自動車が
ポートランド市電のように同じ車線を走るからだとしています.

一部には車線を分けるべきという意見もあるようですが,建設が短時間で
済むこと,沿線を分断する影響が少なくて済むこと,短距離なので車線を
分けても時間短縮効果が限られること,そして費用も少なくて済むこと
が,同じ車線を走ることにした理由のようです.

サウスレイクユニオン(South Lake Union) 路面電車関連 過去ログ :
2005/10/05 ストリートカー特別税
2006/3/29 沿線出資の路面電車にGOサイン
posted by NeiTech at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | 米国北西部1 このエントリーを含むはてなブックマーク
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【シアトル】サウスレイクユニオン市電近況
Excerpt: 開業は2007年12月と見られていますが,早くも運営費が見込みより 高くなることが明らかにされました
Weblog: 海外LRTニュース・ひろい読み
Tracked: 2007-05-12 19:00