今年は米国では中間選挙の年ですが,11月には人を選ぶだけではなく,
同時にさまざなな住民投票が行われます.地区によっては公共交通機関に
関するものもあるでしょう.
ミネソタ州(Minnesota)では,州憲法を修正して,自動車の売上税を道路
や公共交通などに回すようにすべきか,州民に賛否を問います.
現在でも,自動車売上税の54%は道路建設や公共交通機関の整備に回って
いるそうです.そして,残りは立法者の裁量に任されているのですが,
もしも,今回の州憲法修正案が通ると,残りも他の用途には使えなくなる
ため,予算不足に陥るようなことが将来起きても,自動車売上税からの
お金は保証されるというものです.
これにより,ミネアポリスとセントポール間に建設が見込まれるLRTの
セントラルコリドー(Central Corridor)や,ミネソタ州初の通勤列車線
となる,州のニックネームがそのままつけられたNorthstarなどにも,
より多くの資金がいくことになるでしょう.
調査によれば,住民はこの案に好意的です.しかし,いざ投票となると,
一つ問題が浮上しました.投票用紙の文章が複雑すぎるというのです.
住民投票による州憲法修正案の成立は,ミネソタ州では過去数年で211件
のうち,118件だけでした.ただでさえ成立率は高くないのです.
おまけに,投票項目は他にもたくさんあります.平易な文章ならYESに
印をつけても,複雑怪奇な文で内容が理解できないと,警戒心から州民は
NOに印をつけかねません.そうならないよう,今後はキャンペーン活動が
重要になってくるのかもしれません.
投票用紙に記されると思われる,語数55の文章は,APの記事に掲載されて
います.ここでは,その記事があるKARE-11をご紹介しておきます.
8/15/2006 Supporters of November ballot question fear wording
will confuse voters
(KARE-11 ニュースへのリンク)
August 15, 2006 Transportation-funding amendment is clear as mud
(Minneapolis Star Tribune ニュースへのリンク)
2006年08月16日
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