(Bombardier)ウィーン工場で竣工していました.関係者だけでお披露目が
あった模様です.
ご存知の通り,以前はCityrunnerという名前で,今はFLEXITY Outlookの
Cシリーズと呼ばれる低床車両です.CityrunnerもFLEXITY Outlookも,
どちらも同じ名前で低床化を可能にした技術が異なるモデルが,それぞれ
複数あるため,ややこしい話ですがマルセイユに入るのは,リンツなどに
導入されている,車軸がある小径車輪による台車を持つ車種です.
車輪径は,通常なら600mmから680mmあるのに対して,Cityrunnerでは
560mmか580mmしかありませんが,これが低床化の鍵を握ります.
低床車では,1990年ごろから斬新な技術で車軸のない車輪が数多く使わ
れるなかで,百年以上にわたり採用され続けてきた最も信頼ある方法と
して,従来の鉄道車両と同じように左右の車輪が車軸で結ばれていると
いうことは,低床車両であるにもかかわらず,乗り心地がよく,騒音も
抑えられ,保守も行いやすい車両として,受け入れられているようです.
(残念ながらまだ乗車経験がありません)
フランス語が公用語として使われるボンバルディア(Bombardier)が勢力を
拡大しても,フランスでは新しい路面電車車両には,ほとんどアルストム
(Alstom)のシタディス(Citadis)が独占的に採用され続けているなかで,
経緯はよくわかりませんが,フランス第二の都市マルセイユへのボンバル
ディア社製低床車両の導入は,その一画を崩した形になりました.
しかも,シタディスのお家芸とも言える,都市ごとに変える固有の外観
にも挑戦しています.
マルセイユでは約750万ユーロという,低床車2本分に近い資金をデザイン
に掛け,独自のスタイルを実現させました.マルセイユをイメージさせる
海,海運(maritime)などをコンセプトにしたデザインです.
鉄道雑誌などで,イラストなどはすでに盛んに紹介されていましたが,
その実物をとうとう画像で見ることができます.下記リンク先のPDFファ
イルには2つの画像がありますが,左側は拡大にもたえられる解像度が
あります.
Tramway : sortie de la première rame de pré-série en Autriche
(PDFファイル) (MPM コミュニケへのリンク)
MPM : communauté de communes Marseille Provence Métropole
コミュニケによれば,次は9/26に最初の試運転?(les premiers essais
dynamiques)がウィーンで行なわれます.この9/26には,"Roll Out"と
いう表現も使われています.
マルセイユにこの車両が届くのは年末になるようで,開業は今後も順調に
運ぶと2007年6月前後です.
| 追記 : 2006/9/27 予定通りロールアウトされたようです.その時のものと思われる, 40枚以上の画像を紹介しているところがありました.車内外ともに 手に取るようにわかります. (リンク先は新しいウィンドウで開きます) France, Marseille, modern Tramway (Viennaslide へのリンク) 路面電車史上で,一番薄い座席かもしれません.車両1本あたりの お値段は,220万ユーロとのことです. 26.09.06 Que Vienne le tram à Marseille (20minutes.fr ニュースへのリンク) |
マルセイユ 路面電車関連 過去ログ リスト :
2006/7/15 新トラム運営にVeolia参入へ
2006/2/07 新トラム来春開業は予定通り
