交通機関が整備されれば,2016年夏季オリンピックの招致合戦でシカゴが
少しでも有利になることもあって,サークルライン(Circle Line)計画が
急ピッチで進められています.
2002年に計画の全容が明らかにされていますが,具体的なルートだけで
なく,どの輸送機関を用いるか,実に134通りもあった候補の中から,
今年5月の第一次説明会の際には,14にまで絞り込まれていました.
サークルライン(Circle Line)とは,シカゴ郊外からダウンタウンを通る
ことなく,他の地区へ向かうための手段です.ダウンタウンの交通量を
減らすことが目的で,シカゴのループから放射状に延びている鉄道(CTAと
通勤鉄道のMetra)の,ほとんど全ての路線と接続をとります.
CTA : Chicago Transit Authority
Metra : Northeast Illinois Regional Commuter Railroad Corporation
ルートに関しては,5月の段階で6から3に絞り込まれていました.東側に
ミシガン湖が広がるシカゴでは,郊外は西に広がっています.どこまで
西に寄ったところに,サークルラインを通すかが各案の違いでした.
これが今週のCTAによる第二次説明会では,2つになります.
残った候補はAshland Corridorと,Ashland/Ogden Corridorで,下で紹介
する記事では,文字で地名だけによる説明がなされています.大まかな
地図は,CTAからの9/14付け案内にPDFファイルへのリンクがあり,その
中に5月の時に説明されたものが載っています.
どちらもAshlandを通るということは,今年6月より暫定的に走らせている
ピンクライン(Pink Line)の,Paulina Connectorが活用されることになる
のかもしれません.
輸送手段については,速度,駅間隔,輸送力,信頼性などで判断されて,
11あった候補から,5月の段階で通勤電車(Heavy Rail Rapid Transit),
ライトレール(Light Rail Transit),バスラピッドトランジット(Bus
Rapid Transit)の3つが残っていました.LRTとBRTは,いずれも地上走行
となる一方,通勤電車は高架と地下を走ります.今回,このうちライト
レールが外されてしまいました.
Heavy Rail Rapid Transitとは,現在CTAが走らせているL(エル),地下と
高架(ごく一部で地上)を走る電車のことで,機関車牽引のコミューター
レールとは別ものです.
輸送力が並外れて高いことを買われて電車は残りましたが,高架区間は
少なくなるようです.LRTが外れた理由については,コストが高いからと
CTAでは説明しています.
(以下,リンク先は新しいウィンドウで開きます)
Circle Line計画概要 (2002年のもの)
06/26/2002 Loop the Loop - Proposal for new Circle Line
現在の路線図 CTA | System Map - Central/South
09/14/2006 Circle Line Alternatives Analysis Study (説明会の案内)
このページに,5月の説明で使われた,計画図などを載せたPDFファイル
へのリンクがあります.下の方をみてください.
(CTA 公式サイトへのリンク)
CTAより候補が絞られた説明があったことを伝える報道 :
Thursday, September 28, 2006 Rail transportation hot topic
(Medill News Service nwitimes.com ニュースへのリンク)
September 27, 2006 CTA Circle Line down to 2 options
(Chicago Sun-Times ニュースへのリンク)
September 26, 2006 Circle Line choices winnowed down to 2
(Chicago Tribune ニュースへのリンク)
2006年09月28日
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