フィラデルフィアから,Amtrakのキーストーン(Keystone)という列車で
ハリスバーグに向かう途中,人口5万5千人のランカスター(Lancaster)が
あります.フィラデルフィアから68マイル(約110キロ)の距離です.
この街の中心に,路面電車を復活させようという動きがあり,今年2月に
コンサルタントが,RRTA(周辺のランカスター郡の公共交通を担う)に提示
した市電導入に関する報告で,ランカスターの市長も復活に乗り気のよう
です.ランカスターでは1947年まで路面電車が走っていました.
RRTA : Red Rose Transit Authority
提案路線は,1ブロック離れた通りを南北に行き来するループ線のほか,
今後は,東西のループ線も導入検討の対象になりそうです.現在米国で
運行されている路面電車には,昔風の電車と,近代的な電車の2種類が
ありますが,市長は近代的なほうが好みのようです.
訪問者や旅行客などを運ぶような路線になりますが,観光目的ではなく,
電車導入は市民のためと,市の再活性化を目指すグループの代表は意気
込んでいます.ポートランドのような成功を目指しているのです.
軌道は道路の中央ではなく,右側を走ることになりそうです.これも,
ポートランドストリートカーと同じレイアウトです.
この冬以降,復活への進展は特にありません.それでも,今回の記事の中
には,なかなか面白いことも記されていましたので,紹介します.
人はバスよりも電車に乗る実例です.
シアトルの路面電車が,バスに代行になっていた時期があるそうです.
その途端に利用者数は40%まで落ち込み,代行が終わって電車が復帰する
と,数字が元に戻ったというのです.これこそ,同じ運賃,同じルート
でも,バスより路面電車が好まれる例だとしています.
シアトルで路面電車と言えば,現在運休中のウォーターフロント・スト
リートカー(Waterfront Streetcar)のことでしょう.その時のバス代行は
8ヶ月間だったそうです.いつ頃の話か確認できませんでしたが,この
電車は昨秋から現在もバスで代行されていて,今度は2年間近い期間に
なる予定です.乗車率がどう推移しているのか,気になるところです.
(以下,リンク先は新しいウィンドウで開きます)
Oct 16, 2006 A return to streetcars in city?
(Lancaster Newspapers ニュースへのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
2006年10月17日
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