ブダペスト(Budapest)に導入されたコンピーノ(コンビーノ・スープラ)
(Combino Supra)(NF12B)に絡む一連の混乱は,ブダペスト市長がBKVの
最高責任者(CEO)を更迭しようとするほどにまで発展していました.
BKV人事は市議会が行なうこともあり,それが10月の選挙後の混乱?から,
現時点ではBKVのCEOは現職に留まっていますが,今後リストラは避けられ
そうにないという英文の記事があります.
BKV Zrt. : Budapesti Közlekedési Zártkörűen Működő Részvénytársaság
コンビーノのドアが閉まらない不具合で発車不能となり,その度に一日
45万人が利用する路線の路面電車がしばしば遅れることや,コンビーノ
対応用の架線に張り替えてから架線柱が複数倒壊したことなどの問題で,
調査が行なわれていました.8月にはその結果がBKVの諮問委員会にもたら
されますが,諮問委員の抱えていた疑問,即ち,コンビーノ導入に際して
BKVが十分な投資計画が用意していたのかどうか,その計画遂行や調整は
適切に行なわれたのか,業者選定には注意が払われていたかどうかなど
に答えるものではなく,結局は誰に責任があるのか,調査でははっきり
させられなかったそうです.
なお,記事はこれまでの経緯も英語としてはかなり詳しく記しています.
コンビーノの車体問題が発覚したあとも,ブダペストではシーメンスとの
契約を維持したことなど,こちらでも紹介していることもありますが,
中には興味深い話もあります.
たとえば,アルストム(Alstom Transport SA)が,シーメンス(Siemens)
の提示より6.5%も安かったのに採用されなかったこと,後にアルストムは
ハンガリーの当局に異議を申し立てますが,最終的には却下されたことが
あったそうです.
余談ですが,先日ボンバルディアに決まったイルドフランスの通勤電車の
一件でも,アルストムは当局に申し立てをするようです.
その他,旧ADTranzのモデルに変更されてからは,当初今年10月から運転
開始となる予定だったのですが,BKVからの再三の要請で7月からに変更
された経緯もあったとのことです.
ブダペストの路面電車に新車が投入されるのは,実に25年振りのことだ
そうで,40本の契約のうち,現在何本がBKVに納入されているのかは不明
ですが,実働しているのは8本です.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
November 06, 2006 (New World Publishing ニュースへのリンク)
Combino probe results await yet-to-be-formed city council
November 08 2006 (Emerging Markets Economy ニュースへのリンク)
Budapest commuters left stranded by Siemens’ Combino trams
Emerging Markets Economy のオリジナル記事はこちらのようですが,
BBJは登録制で読めませんでした.
06 Nov 2006 (Budapest Business Journal ニュースへのリンク)
Combino probe results await yet-to-be-formed city council
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
ブダペスト コンビーノ・スープラ関連の過去ログ :
2006/9/14 Combinoの近況(2)
2006/8/03 Combinoの近況
2006/2/09 【Combino】ブダペスト向けウィーンで製造中
2006年11月09日
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