2006年12月18日

【索道】米国都市輸送での採用例

かつては鉄道の拠点として栄え,現在ユタ州で四番目に大きな街である
オグデン(Ogden)という街で,街の中心部と,東の山上にある州立大学
(Weber State University)を結ぶ,4マイル(約6.4キロ)のゴンドラが検討
されています.この市長の提案に対して,市議会では北米で都市輸送に
採用されたゴンドラ又はロープウェイの研究を行いました.その結果が,
ニュースサイトからPDFファイルで入手できます.

研究対象は7例あり,現役は3例ですが,うち1例は南米コロンビアです.
また,1例はコロラド州のスキーリゾート地テルアライド(Telluride)の
もので,実質的に都市内輸送で活躍中なのは,有名なニューヨーク市の
ルーズベルト島(Roosevelt Island)の,ルーズベルトアイランド・トラム
ウェイ(Roosevelt Island Tramway)だけでした.
あとの3例は計画中のもので,そのうちの1例は,こちらでも最近何度か
紹介している,オレゴン州ポートランドのPortland Aerial Tramです.
当初の予算を大幅に超過して話題になっているこのロープウェイは,先日
より招待客を乗せた試運転が開始されました.
2例はいずれも東海岸で,ボルチモアのゴンドラと,フィラデルフィアと
対岸のカムデンを結ぶロープウェイの計画です.
後者は,デラウェア川の両岸に広がるウォーターフロント再開発の一環と
して着工までされていますが,現時点では中断しているようです.
最後に残った1例は,ニューオリンズで1984年にワールドフェアが開催
された時だけ運行されたものですが,これは大失敗の例として取り上げ
られていました.
都市輸送ではないテルアライドの例が紹介されたのは,人口3千5百人の
街で,スキーリゾート地とはいえ年間2百万人以上を輸送したことが,
成功例としてみられているのと,オグデンの計画には,隣接のリゾート地
への輸送も考えられているからのようです.

なお,英語でトラム(tram / aerial tramway)と呼ばれるのは,日本では
いわゆる交走式の索道,ロープウェイのことで,これに対してゴンドラ
(gondola / gondola lift)は,同じ索道でも搬器が3つ以上あるものを
指しています.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
12/15/2006 Gondolas big fun or big flops, Ogden study finds
(The Salt Lake Tribune ニュースへのリンク)
Thursday, December 14, 2006 Urban gondola/tram comparison
Read the comparison (PDFファイル)
(Standard-Examiner ニュースへのリンク)

オグデン周辺とソルトレイクシティの位置関係もわかる地図 :
Weber State University Locations Map
(ウェバー州立大学 公式サイトへのリンク)

オグデンのゴンドラ計画 :
Monday, August 28, 2006 Ogden's Proposed Gondola/Resort
(Ogden City 公式サイトへのリンク)

ちょっと違うのもありますが,米国以外の例と画像も見られます.
Aerial Tramways in big cities
(SkyscraperCity 掲示板へのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
posted by NeiTech at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 米国中部 このエントリーを含むはてなブックマーク
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