2007年02月26日

【BART】SFO延長時の提携が終了に

ベイエリアで高速通勤電車を運行するBARTと,サンフランシスコの南に
あたるサンマテオ郡で,公共交通機関を運営するSamTransとの間の,
計画浮上から17年に及ぶ提携関係が,終焉を迎えることになりそうです.
BART : Bay Area Rapid Transit
SamTrans : San Mateo County Transit District

両者は共同で,BARTのサンフランシスコ国際空港(SFO)への乗入れを,
2003年に果たしました.空港からサンフランシスコのダウンタウンのみ
ならず,対岸のオークランドまで,鉄道で直結する効果は大きかったはず
ですが,折りしもドットコム不況と2001年のテロの影響で,利用者数は,
予想を大きく下回っていました.

開業前には一日6万人の利用があるとも想定され,運賃収入だけで収支が
あうのではないかとされていましたが,フタを開けてみると3万人程度の
利用に留まり,SamTransは,利益を得るどころか,予想もしていなかった
損失負担を強いられていくことになります.

その後,SamTransは経費節減のため,BARTの運転本数を開業当初の半分に
まで減らし,需要に応じて編成長を加減できるBARTの機動性を利用して,
SFOまで行く,Colma駅以南への電車の編成を,短くしていきました.
一時期は,土日に途中駅の閉鎖まで検討していたほどです.
そして,損失の負担に上限額を設けようとするに至って,パートナーの
BARTの我慢も,限界に達したようです.

最終的にはMTCの承認が必要ですが,これが通れば,今後はColma駅以南の
路線もBARTが単独で運営していくことになり,不便になる一方だったこの
区間(Colma-Millbrae間)が,利用者を増やしていくことを目標にして,
改善される可能性が出てきました.まずは,BARTでは利用者の声に耳を
傾けていくことになるそうです.
MTC : Metropolitan Transportation Commission

BARTは,2003年に開通したColma-Millbrae間の営業損失を,今後は単独で
負担していくことになりますが,新しい合意により,カルフォルニア州が
公共交通事業者に近代化のために拠出するProposition 1B基金?のうち,
SamTransが受け取る分のなかから3200万ドルや,サン・マテオ郡の売上税
から,資金を得ていくことになります.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
Friday Feb 23 BART agrees to end pact with SamTrans
(San Mateo Daily News へのリンク) 記事はContra Costa Times配信

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
posted by NeiTech at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 米国ベイエリア このエントリーを含むはてなブックマーク
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