開始するという発表がありました.例によって,最初の土日は運賃無料と
なるそうで,3/26からは,APSの運行する路線バスと同じ運賃(市内75分間
1ユーロ)が摘要されます. (APS : Azienda Padova Servizi)
3/25の日曜日は,domenica ecologicaとなっていて,これは直訳すれば
環境保護の日曜日(エコロジカル・サンデー)ということで,営業開始に
ふさわしい週末ということになりそうです.
当初予定から2年半近い遅れとなりますが,これまでは旅客を乗せない
状態で,開業後とほぼ同じダイヤの運転が続けられ,2月中旬から車両が
2本追加されて,4本体制で15分間隔の試運転が行なわれていました.
パドヴァのトラム(Metrotram)は,トランスロール(Translohr)を導入して
います.トランスロールは,日本国内にも実験線があり,実物も走って
いますし,フランスのクレルモン=フェランでは,昨年11月に一足早く
開業していますので,物珍しさはないかもしれませんが,バッテリーで
走る架線の張られていない区間もありますし,パドヴァは,ヴェネチア
(ベニス)観光のついでに,日帰りで視察できる好位置にあります.
今回の開通は,既にご紹介の通り,FS駅(Stazione)から,パドヴァの南に
位置し,車庫が設けられるGuizzaまで,バッテリーで走行する架線レス
区間(675m)を含む,1号線(linea Sir 1)の一部です.StazioneとGuizzaの
間は,21分で結ばれます.
FS : Ferrovie dello Stato Spa (イタリアの鉄道会社,元国鉄)
本来なら,3/22に当局の営業認可を獲得してからとなるところですが,
2年以上も待たされた市議会議員?が,日程を組んでしまったようです.
非営業の運転は,昨年10月に開始されていましたが,脱輪事故があり,
そのまま運転を休止していました.対策が施されたあとの今年1月,漸く
試運転は再開されますが,その後も自動車との接触事故や,ポイントでの
脱輪などが続き,3月営業開始の予定も危ぶまれていたところでした.
このまま4週間後には,営業開始を祝う記事を読みたいものです.
営業開始直後の土日(3/24-25)は,トランスロール4本稼動体制での運行と
なりますが,3/26からは,当面は2本だけが運用されます.このため運転
間隔は30分となり,平行する路線バスの8系統も存続されて,利用者は
どちらかを選択するようになります.
その後,5月末にはGuizzaの車庫が完成し,6月からは車両が6本になり,
そのうちの4本が常時運用につくことで,トラムの運転本数が増えていく
ことになるようです.10分間隔の運転が可能になる時点で,8系統の路線
バスは廃止され,将来は車両が14本揃った段階で,最短で4分間隔となる
高頻度運転を行う計画です.これが,バスをトラムに置き換える理由の
一つでした.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
01-03-2007 Il tram in funzione dal 24 marzo
(Padova News ニュースへのリンク)
Venerdì, 2 Marzo 2007 Fissata la storica data del via:
passeggeri a bordo da sabato 24
Venerdì, 2 Marzo 2007 Passeggeri sul tram a partire dal 24 marzo
(Il Gazzettino On Line ニュースへのリンク)
トラム1号線 : Linea tram: tratta Stazione-Guizza
車両諸元 : Caratteristiche tecniche del tram
(Comune di Padova 公式サイトへのリンク)
Linee e orari LINEA 8 (6/10まで有効のバス時刻表ほか)
(APS 公式サイトへのリンク)
バッテリーによる走行と,パンタを上げるシーンが収まっている映像 :
Padova Translohr From grandunion
(YouTube へのリンク)
イタリアもフランスと同様に,バードアイ画像が見られる範囲が広がって
います.パドバでは,軌道敷設が早かったこともあり,確認できます.
上は10月に脱線した現場で,Basilica di Santa Giustinaの近く,下は
中心部にあるPrato della Valleで,この広場の北と西の縁をトラムが
走ります.これらの区間には架線はありません.
* l'angolo tra via Luca Belludi e riviera Businello (西向き)
* Prato della Valle (北向き)
(Windows Live Local bird's eye へのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
パドヴァのメトロトラム=トランスロール 関連過去ログ リスト :
2007/1/12 【Translohr】パドヴァ続報とメストレ情報
2006/11/14 【クレルモン=フェラン】一ヶ月遅れの運転開始
2006/10/21 トランスロールを改良?
2006/10/15 【トランスロール】案内輪逸脱はパドヴァでも
2006/10/09 架線レス区間も試運転開始 (非営業運転開始)
2006/9/12 トランスロール11月に延期 (遅れの原因)
2006/8/03 トランスロール9月運行開始 (幻に..)
*** パドヴァへの足 ***
パドヴァへは,イタリア鉄道の便がいいので,行き方を紹介するまでも
ありませんが,ヴェネツィア・テッセラ空港(ベニス マルコポーロ空港)
(Aeroporto di Venezia-Tessera / Marco Polo International Airport)
からパドヴァへ直行したい時は,わざわざメストレ駅までバスで出ずに,
空港から直通バスの利用が便利かもしれません.平日は30分間隔で運転
される時間帯もあります.
SITAという会社が運行する路線バスの時刻を検索できるページ :
Ricerca degli orari delle corse (SITA)
発着地には,
VENEZIA AEROPORTO TESSERA (ヴェネツィア・テッセラ空港)と,
PADOVA AUTOSTAZIONE (パドヴァ・バスステーション)を選択して,
日付や時間帯を選んだあとは,
corse di ANDATAで,左から右への時刻検索,
corse di RITORNOで,右から左への時刻検索が可能です.
パドヴァのバスターミナルは,イタリア鉄道の駅よりも,やや南にあり,
トラムの軌道まで歩いてすぐの距離と思われます.
Padova Autostazione : piazzale Boschetti (東向き)
(Windows Live Local bird's eye へのリンク)
このバードアイ画像は東向きですので,これを下にずらしていくと(実際
には西に移動すると),すぐに川を渡る橋が見えてきます.この橋の上を
トラムは走っているはずです.
もしも,パドヴァ市内で宿泊される場合には,事前予約制で空港到着口
から,パドヴァ市内の指定の場所(ホテル玄関)まで運んでもらえる,乗合
シャトル便も複数社あるようです.時間は余計に掛かると思いますが,
タクシーより安く一人でも利用でき,一名の場合は25ユーロからです.
実際に利用したわけではありませんし,情報が古いかもしませんので,
利用は各自のご判断でお願します.

