米国では6/01からハリケーンシーズンに入りました.そしてベイエリア
ではスモッグシーズンに突入です.大気状態が連邦政府の定める基準を
超えると予報されると,翌日はスペア・ディ・エア・デー(Spare the
Air Day)と宣言されます.
スペア・ジ・エア・デー(Spare the Air Day)が宣言されると,その日は
車の運転を控えるように当局は呼びかけています.自動車だけではなく
ガソリンエンジンを使うものや,大気汚染につながるものも使用を控える
ようにとしていますが,その一環として公共交通への移行を促すために,
今年も宣言された平日最初の3日間に限り,ベイエリア域内の公共交通
事業者の運賃を終日無料とすることが,ベイエリアの交通行政を司るMTC
により承認されて決定していることは,以前ご紹介してきました.
MTC : Metropolitan Transportation Commission
今年は昨年までの教訓を生かし,参加事業者全てが終日無料とはならなく
なります.BART,Caltrain,ACEといった通勤列車や,全てのフェリー
では,運賃無料対象のSpare the Air Dayでも,午後1時までが運賃不要
となり,その後は通常通り運賃を支払わなければならなくなるのです.
BART : San Francisco Bay Area Rapid Transit District
ACE : Altamont Commuter Express
その他のバス事業者や,鉄道事業者のうちMuniとVTAでは,昨年と同様に
終日運賃不要のままです.
Muni : San Francisco Municipal Railway
VTA : Santa Clara Valley Transportation Authority
一部の鉄道事業者とフェリー事業者が無料化を半日だけとしたことで,
予算が多少浮くことになりますが,それで今年はSpare the Air Dayと
なる平日の最初の4日間で運賃無料化が実施されます.一日の追加です.
しかし,運賃免除の時間を制限する目的は,限られた予算で無料化の日を
多くすることではありませんでした.
昨年は運賃無料がマスコミにも大きく取り上げられ,無料をいいことに
普段何もしていない人が時間つぶしに押しかけて列車やフェリーが大混雑
し,普段からの利用客に多大な迷惑を及ぼしてしまいました.それにより
中には自動車通勤に戻ってしまった人もいたほどで,このような不満を
減らし,逆効果になる事態を回避することこそが狙いです.
BARTは2004年と2005年には朝ラッシュ時だけが無料でした.それが2006年
には終日となりましたが,2007年は午後1時までになります.Caltrain
など他の通勤鉄道やフェリーも,それにならいました.
今年はMTCとArea Air Quality Management District合わせて850万ドルの
予算が組まれています.これが無料化の埋め合わせとして各事業者に配分
されることになり,対象期間は6/01から10/12までです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
May 30, 2007 'Spare the Air' trims will limit free rides
(San Francisco Chronicle ニュースへのリンク)
05/31/2007 More days, fewer hours to spare the air
(Contra Costa Times ニュースへのリンク)
Contra Costa Times紙の記事によれば,参加する交通事業者は昨年より
増えて29になるようです.
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
ベイエリアSpare the Air Dayは運賃無料の関連過去ログ リスト :
2007/1/26 2007年【運賃無料】3日分の予算承認される
2006/8/01 2006年【運賃無料日】その成果と是非
2006/7/18 【運賃無料】予算追加で今年は6日分に
2006/6/29 【運賃無料】軒並み2桁の利用者増加率に
2006/6/23 【運賃無料】今年最初のSpare the Airで
2007年06月02日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/43667092
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
http://blog.seesaa.jp/tb/43667092
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
