パリからケルンを目指して走る高速列車タリスが,ブリュッセルの次に
停車するベルギーのリエージュ(Liège)で,同市の東側で欠けた状態に
なっている環状高速をつなぐ建設計画を中止し,代わりにリエージュや,
その周辺地域内を結ぶトラムやトラムトレインの計画検討を求める署名
運動があるという報道がありました.
リエージュでも1960年代までは路面電車が走っていましたが,人口19万
近い市内の公共交通を今支えているのは,路線バスだけの状態です.
中止を求められている道路建設計画とは,高速道路のA605号線のことで,
ヨーロッパを東西に横断する高速道路E40と,南北を縦貫する同E25を連絡
する13キロほどの路線ですが,このリエージュの東側を走る周回道路が
完成すると,ドイツからルクセンブルクやフランスに至る輸送ルートが
大幅に改善されるということで,リエージュ州を含むワロン地域圏の政府
(Gouvernement wallon)では,4億ユーロの予算をつけて計画の優先度を
高めています.
ベルギーでは連邦制への移行により,南半分のフランス語を公用語とする
地域を中心とするワロン地域圏にも,独自の議会と政府があります.
しかし,そのワロン政府の閣僚でも,設備相を兼ねる財務相がA605計画を
推進しているのに対して,運輸相が自動車以外の交通機関も支持する?と
発言するなど,対立意見もある模様です.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
12/09/2007 Un millier de Liégeois réclament un tram au lieu d'une
autoroute (Le Vif/L'Express ニュースへのリンク)
東側だけが欠けている周回高速道路を完成させる計画の公式サイトで,
地図の掲載されているページ: Présentation 1 Introduction
(la liaison Cerexhe-Heuseux - Beaufays (A605) へのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
2007年09月13日
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