シンシナティでは,市の資金源調達計画を市議会は満場一致で承認した
模様ですが,その方法には多少の疑問も残っているようです.
一方で他の街では,市議会が市の路面電車計画に,これ以上の資金を投じ
させないとする法案を可決したところもあります.カルフォルニア州の
セントラルヴァレー(Central Valley)あるフレズノ(Fresno)市です.
ロサンゼルスとサンフランシスコの中間にあるフレズノは,市の人口が
48万余り,20世紀初頭から半ばにかけては,市内や周辺地域に路面電車が
路線を張り巡らせていたそうです.その廃止から70年近くがたちますが,
2000年からその職に就く俳優経験もある市長を中心とする市の運営陣は,
ダウンタウンの再活性化計画を打ちたて,その中心にストリートカーも
盛込んでいました.
フレズノ市のダウンタウンと,市内のタワー・ディストリクト(Tower
District)を結ぶ,約2マイル(約3.2キロ)ほどの路面電車計画は,総額
6000万ドルと見積もられています.
8月にはポートランド市へ視察に訪れ,さらに刺激を受けてきたものの,
フレズノ市を郡都とするフレズノ郡の自治体代表者からなるフレズノ郡の
委員会(Council of Fresno County Governments)に,25万ドルの調査費を
求めて承諾を得たところで,市議会が待ったをかけたのが今週火曜日の
ことでした.
市長側としては,市議会に説明する前に,路面電車の運営費や生み出す
利益などを調査により算出しておき,議会でそれらの質問に答えられる
ようにする意図だったようですが,市議会側はこのやり方が気に入らな
かったとみえます.元々,議会は市長のダウンタウン再活性化計画に反対
だったことも後押ししたのでしょう.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
10/16/07 Downtown streetcar plan hits roadblock
(The Fresno Bee ニュースへのリンク)
市の提唱するダウンタウンの再活性化計画に,なぜ議会が異を唱えている
のかという肝心なことは,よくわかりません.
また,議会で路面電車計画への資金投入を禁じる手段の賛否をはかる票決
では僅差で可決されたことや,市長が拒否権を発動できることなどで,
これで直ちに計画が中止に追い込まれるということでもなさそうです.
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
2007年10月18日
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