2005年08月28日

【Caltrain】サンフランシスコの対岸へ

これまでサンフランシスコとサンノゼを結んでいる通勤鉄道カルトレイン
(Caltrain)が,今度はサンフランシスコ半島から海を渡って対岸まで,
早ければ2010年にも運転されることになりそうです.

現在の計画ではイーストベイのユニオンシティ(Union City)から,朝のラッ
シュ時に6本の列車が運転され,サンフランシスコ湾を渡ってレッドウッド
(Redwood)でCaltrainに合流し,うち3本は南下してサンノゼへ,残る3本は
サンフランシスコ空港そばのミルブラエ(Millbrae),又はサンフランシスコ
まで行きます.夕方の通勤時間帯にはその逆ルートです.
東岸のユニオンシティ(Union City)駅ではBARTと連絡するほか,途中駅では
Amtrakなどとも連絡できるようになります.

サンフランシスコ湾を渡るのは,BARTのようにトンネルではなく橋になりま
すが,新設ではありません.既に橋は架けられていて,しかもそれは1909年
にサンフランシスコ湾に架けられた最初の橋なのです.
参考 Walk Around a Restored Marsh

上記サイトなどによれば,Southern Pacific鉄道の貨物列車がその橋を長く
使っていましたが,オークランド港の台頭から1980年代に貨物列車の運行が
廃止され,橋はそのまま放置されていました.1990年代(後半?)には火事で
橋の西側?を失っています.
そのDumbarton鉄道橋には,途中2か所に旋回橋の部分があります.これは湾
を航行する船舶のためで,1か所は湾の水深の一番深い東側に,もう1か所は
東岸に渡りきった後の湿地帯の中にあります.
湾に残されているDumbarton鉄道橋の旋回部分の画像は,BayRail Alliance
サイトで見ることができます.
二つ目の旋回橋はMSN. Virtual Eathでしっかり確認可能です.

この橋を使って湾を横断する通勤列車を走らせる構想は10年以上前からあっ
たらしく,貨物列車が廃止されてしばらくたつ1993年(1994年説あり)には,
西岸のサンマテオ郡が権利をSouthern Pacific鉄道から買い取りました.

そこに列車を走らせるためには,橋の前後の取付け部分や,両岸を走る鉄道
線との連絡を改善するための工事もさることながら,まず20年以上使われて
いなかった橋の耐震性を高めて補修しなければなりません.湾の東側にある
旋回橋はより経済的な跳ね上げ橋に変ります.船舶の交通量がそれほど多く
ないことから,普段は橋が架かった状態で固定され,船が通る時だけ跳ね
上げられることになるでしょう.もう一方の湿地帯の中の旋回橋はそのまま
新しく作り直される予定です.

すでに資金は調達されていて,環境に対する影響の調査もほぼ終了している
ことから,何事も起きなければプロジェクトは次のステップ,着工へと進み
ます.2006年着工2010年完成で,Caltrainによる運行となる予定です.

参考記事
Commuter train over Dumbarton will connect Peninsula, East Bay
(San Francisco Examinerのニュースへのリンク)
posted by NeiTech at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 米国ベイエリア このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/6323813

この記事へのトラックバック