2005年08月30日

【フィラデルフィア】9/04からPCCカー復活

新車同然の形で再生されたPCCカー(PCC-II)が,現在バスで運行されている
フィラデルフィアの15系統に9/04から再投入されることが,SEPTAのサイトで
発表されていました.13年振りに古巣への復帰です.
長らく路面電車が走っていなかったこともあって,SEPTAのサイトでは軌道を
ふさいで駐車しないよう呼びかけています.
再開に先立ち9/01に,フィラデルフィア動物園前で何かイベントが行われる
という情報もあります.
Trolleys Return to Route 15: Sept. 4
(SEPTAのWhat's Newへのリンク)
プレスリリースには載っていなかったので,気付くのが遅くなりました.


元々1992年のバス転換は一時的なものであり,当初は1997年にもLRTとして
新車で復活する予定でしたが,予算不足などから延び延びとなります.計画
されていたGirard Avenue内の軌道優先権は幻と消え,それまでと同じく左折
車線を共用する形で妥協し,車両もPCCカーの更新という形で予算を浮かした
のでした.(PCCカー=Presidential Conference Committee trolley car)

Philadelphia Trolley TracksのサイトのRoute 15 / Girard Avenue Trolley
よれば,1947年製造のPCCカー18両をPCC-IIに改造した主なポイントは,
空調,
台車新調,
インバータ(IGBT)制御化,
リフト設置による車椅子対応,
Kawasakiカーに準じた運転台コンソール,
などとなっており,15年の延命を図っているそうです.

画像は Trolley Driver's Web Pageに豊富にあります.

SEPTA(Southeastern Pennsylvanian Transportation Authority)が改造を委託
した先は,Brookville Equipmentという鉱山で使われる機関車や車両などを
製造する会社で,ニューオリンズで昨春開業している Regional Transit
Authority(RTA)のキャナルストリート(Canal Street)線の車両も請け負って
いました.Brookville Equipment CorporationのサイトにもPCC-IIの紹介が
少しあります. SEPTA Trolley Cars

【ニューオリンズ】
ハリケーンカトリーナ(Katrina)によるニューオリンズの被害が徐々に明らか
にされていますが,キャナルストリート(Canal Street)では路面電車の軌道
上にパームツリーが倒れているようですし,水没してしまったところもある
でしょう.スーパードームの屋根表層を引き剥がしたほどの強風ですので,
何があっても不思議ではなく,復旧にも時間が掛かりそうです.

WWL-TV, Channel Four のサイトによる8/30現在のキャナルストリート
右側がミシシッピ川の方角で,画像には写っていませんが右側にはリッツ・
カールトンホテル(住所 921 Canal St)がある場所だと思われます.
ここでもかなり悲惨な様相を呈していますが,他の場所ではもっと深刻な
事態となっているようです.
posted by NeiTech at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(2) | 米国北東部 このエントリーを含むはてなブックマーク
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Excerpt: 同じ1992年にバスに取って代わられたトロリーの ルート23系統は,復活への象徴的な存在のレールが 分断されてしまい,実現は遠のきそうです.
Weblog: 海外LRTニュース・ひろい読み
Tracked: 2005-12-14 18:58

【フィラデルフィア】15番トロリー PCCカーII
Excerpt: 15番トロリー PCCカーII の画像
Weblog: 海外LRTニュース・ひろい読み
Tracked: 2005-12-26 18:58