今年は11/06が米国では総選挙の日でした.各地で選挙が行われたほか,
数々の項目が住民に是非を問われています.その中には都市交通整備に
関わるものも幾つかありました.
ライトレール建設計画に影響を及ぼすものとしては,シャーロットを擁す
ノースカロライナ州メクレンバーグ郡(Mecklenburg County)と,北西部
ワシントン州のシアトルなど3つ郡の,計二か所で実施されています.
シャーロットでは,1998年にやはり住民投票で認められた交通税の見直し
投票が行われました.売上税の一定額を都市交通の整備に向けることに
反対したグループが,規定の署名を集めて廃止の是非を住民投票に持ち
込んだものです.
同郡の投票時間は,米国東海岸時間で19:30まででした.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
メクレンバーグ郡の公式サイトですが,結果は非公式とされています.
選挙速報: Repeal of the 1/2% Transportation Tax
(Mecklenburg County Board of Elections へのリンク)
上記リンク先では最初のアップデート時から廃止に反対=交通税存続が
全体の7割前後の票を集め,その後も堅調にその割合を維持し,開票率が
20%を超えた,日付が変わる前に存続決定を報じた記事が出ました.
Nov. 06, 2007 Voters decide: Keep transit tax
(The Charlotte Observer ニュースへのリンク)
これで心置きなく地域最初のライトレール,LYNXブルーラインが11/24に
開業を迎えられるでしょう.その後の計画もとりあえず安泰です.
シャーロット 交通税関連 過去ログ:
2007/8/24 トランジット税の是非
2007/7/30 ライトレール開業11/26に
2007/4/09 集まったLRT反対署名の疑問
2007/3/28 LRT計画反対署名にCATS反撃
一方,シアトルを中心とするピュージェット(Puget Sound)地域内の3郡,
キング郡(King County),ピアース郡(Pierce County),スノホミッシュ郡
(Snohomish County)では,Sound Transitが策定したライトレール第二期
路線などを含む公共交通整備計画(Sound Transit 2)と,車線追加などの
道路整備を抱き合わせたRoads and Transit案が,賛否を問われました.
米国太平洋時間20時に締め切られた投票の結果は,出だしから反対票が
55-45ぐらいの割合で絶えずリードしています.
各郡の開票結果 (結果は非公式とされています)
キング郡: Proposition No. 1 - Regional Roads and Transit System
(King County Records, Elections & Licensing Services Division)
ピアース郡: Pierce County Unofficial Election Results
(Pierce County Auditor へのリンク)
スノホミッシュ郡: Snohomish County General Election Results
(Snohomish County へのリンク)
Roads and Transitへの反対票がリードしていると報じる記事:
Nov 6, 2007 Regional voters rejecting roads and transit tax plan
Associated Pressの記事 (KOMO Seattle ニュースへのリンク)
November 7, 2007 Proposition 1: Voters hit the brakes
(Seattle Post Intelligencer ニュースへのリンク)
仮に,Proposition 1(Roads and Transit)への反対多数となっても,現在
建設中のライトレール自体が影響を受けることはありませんし,1996年に
賛成多数を得た税金上乗せは,予定通り2028年末まで維持されるものの,
新たな財源を得られないことから,ライトレールの第二期区間は暗礁に
乗り上げることになります.
Sound Transit 2 関連 過去ログ :
2007/9/28 【Roads and Transit】キング郡トップが反対
2007/8/27 【Roads and Transit】マリナーズなどが賛成
2007/4/28 【Sound Transit】ST2最終案まとまり投票へ
2007/4/02 【タコマ】セントラルリンクとの接続早まるか
2007/1/15 【Sound Transit】投票に向け計画煮詰まる
2006/7/17 【Sound Transit】ST2詳細明らかに
2006/3/10 【シアトル】"Sound Transit 2"一年遅れに
その他,建設計画には直接関与しませんが,運行事業者の経営建て直しに
関係してくる,サンフランシスコ市の憲章修正案が市民投票にかけられて
います.現地時間20時に投票が締め切られ,滑り出しでは賛否が拮抗して
いました.
Municipal Election November 6, 2007 Election Summary
(City and County of San Francisco へのリンク)
こちらも結果は非公式扱いとなりますが,市長選では現職が独走で当確の
ようですので,注目はMEASURE AとMEASURE Hになります.
市内の駐車場を増やすことになるProposition H(上記ではMEASURE H)は,
開票直後には反対票が多い状況でした.
関連過去ログ:
2007/10/21 【サンフランシスコ】Muni改革の修正市憲章
この他に,ユタ州でも北部の3郡でコミューターレール(FrontRunner)延長
計画と道路整備のための売上税の増税是非が問われたほか,二か所で路線
バス拡張の財源として同様の投票がありました.
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
2007年11月07日
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【シャーロット】交通税賛成多数の分析出る
Excerpt: 予想を超える大差で維持されたトランジット税の投票で, どの層が支持したかの分析結果が明らかにされました.
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