2007年11月08日

【ベルン】コンビーノ・クラシックを選ぶ

ベルン市で路面電車や路線バスなどを運営するBernmobilは,新設路線や
1970年代からの旧型高床車(Be 8/8)の置き換え用として,車両長40m級の
新車21本を今年7月入札にかけていましたが,応じてきた4社の中から,
シーメンスを選ぶと発表しました.
Bernmobil: Städtische Verkehrsbetriebe Bern

シーメンスがBernmobilに提示していた車両は,コンビーノ・クラシック
(Combino Classic)と呼ばれるタイプで,車両長は42m,車体幅は2.3m,
重量49.7トン(空車)となっています.
価格は21本で約1億スイスフラン(約6500万ユーロ)とのことで,これが
他より経済的だったのが選ばれた理由の一つだったようです.競争相手
には,Flexity Outlook(Bombardier Transportation GmbH),Leoliner
(Raility AG),Tango(Stadler Bussnang AG)がありました.

Bernmobilは,2002年から車長31mのコンビーノ15本を購入しています.
もちろん,これも選択を後押ししたのでしょう.
これらはCombino Advancedと呼ばれるモデルで,2004年に発覚した問題の
影響を受けますが,Basicモデルよりも改修に手の掛からないAdvanced
モデルだったことが幸いし,すでにシーメンスの工場で施される改修を
全ての車両が受けていました.
新しいコンビーノは7車体42m長で,従来のコンビーノより11m長いため,
3割以上も輸送力向上を図れるそうです.

コンビーノクラシック(Combino Classic)は,車体を鋼鉄製に切替えた
コンビーノ・プラス(Combino Plus)(通称Combino Supra)とは異なり,
アルミ車体のまま補強を施し,Wankkopplungと呼ばれる連結方法でカーブ
での衝撃を緩和するなど,乗り心地の向上も図られているようです.
100%低床であることには他のモデルと変わりありませんが,空調導入や
車内の座席配置を変え,前面形状も優雅な装いにすると同時に衝突時の
歩行者や電車運転士への衝撃を少しでも和らげられるようにと,傾斜が
わずかに緩やかな仕上げになっています.

コンビーノ・クラシックは,最初の2本が2009年8月にベルンに引渡され,
残り19本は同年12月から2010年末までに収められる予定です.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
07.11.2007 Beschaffung von Trams: Vergabeentscheid neue Combino-
Generation
(Bernmobil 公式サイトへのリンク)
PPTファイルによる画像へのリンクがあり,内装はうかがえませんが,
外観予想図を見ることができます.

シーメンス社の発表には英語版もあります.
Nov 07, 2007 Siemens to supply 21 Combino trams to Bern
(Siemens Press Center 英語版へのリンク)

スイスで同じくコンビーノを導入していながら,増強はTangoに決めた
バーゼルの地元紙が伝える,ベルンのコンビーノ追加発注記事:
07.11.07 Bern beschafft 21 Combino-Trams für 100 Millionen Franken
(Basler Zeitung ニュースへのリンク)

ベルンのコンビーノ関連 過去ログ:
2007/3/01 コンビーノの改修全車で終了


誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
posted by NeiTech at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | スイス このエントリーを含むはてなブックマーク
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