2005年09月04日

【ウィーン】路上の配給電車走り出す

ウィーン市内を網羅している路面電車上を走る貨物列車が,8/31から運転を
開始したようです.車両自体は5月にお披露目されていて,すでに鉄道雑誌
などでも紹介されていたと思います.

ドイツのドレスデン,スイスのチューリッヒに次ぐ,3都市目の路面貨物列車
になるのでしょうか.ドレスデンではフォルクスワーゲンの工場に出入する
本格的な貨物輸送で,チューリッヒはゴミ収集と聞いていますが,ウィーン
での目的は,市内にちらばった車庫を結んで部品交換や供給などを行うため
のようです.路面電車の車庫だけでもウィーンでは市内に十か所以上はあり
ますから,その間でのやりとりも頻繁にあるのでしょう.さしずめ配給電車
のような感じです.
これまでトラックで行っていたものを路面電車に移行するわけですが,あれ
ほど路面電車が発達しているウィーンで,今までトラックが配給していた
ほうが,むしろ不思議なくらいです.

GüterBimと呼ばれる貨物路面電車は,小型電気機関車と貨車の組合わせ
からなり,13トンの貨物まで搭載できるようです.貨車の方は19mの車長が
ありますので,最新型ULFの短い方の全長24.2mにも迫る長さです.それだけ
長いと曲線通過などが気になるところですが,いくつかの制限があるものの
Uバーン(地下鉄)の路線を含め市内全線に乗入れ可能なようなことが性能表に
記されています.(原文がドイツ語なので間違っているかもしれません)
公式サイトにあるPDFファイル Technische Details

運転日は月水金だけで時間は9時から14時までに限られています.5月の段階
では夜間に運転されるように紹介されていましたが,変更されたようです.
日中ですので旅客輸送の妨げにならないよう配慮されるとのこと.

wikipedia ドイツ語版での説明 GüterBim
(URLにウムラウトが含まれています)
これによれば市内での貨物鉄道輸送は50年振りのようです.

画像は公式サイト(gueterbim.at)のほか,Das Straßenbahnjournal
あります.特に後者はファンのサイトですので,興味深い画像のほか,順に
クリックしていくと5月にウィーン市内をデモンストレーション走行した際の
ルートも載っています.

参考記事
Wiener Linien starten GüterBim
(oesterreich.ORFのニュースへのリンク)
Die GüterBim ist auf Schiene
(Viena Onlineのニュースへのリンク)
Straßenbahn will Lkw ersetzen
(Die Presse.comのニュースへのリンク)
posted by NeiTech at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | オーストリア このエントリーを含むはてなブックマーク
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【ウィーン】低床車ULFが2007年には全線に
Excerpt: ウィーン市電(路面電車)では2007年中に全路線に超低床 車両のULFを投入したいとしています.
Weblog: 海外LRTニュース・ひろい読み
Tracked: 2005-09-24 12:00