2005年10月08日

【ハノーファー】Tw2000電車を全系統に?

ニーダーザクセン州ハノーファー(ハノーバー)では,現在シュタットバーン
(Stadtbahn)が交通の主役です.以前は路面電車タイプでしたが,都心部に
狭い路地が多かったこともあり,1970年代後半には都心部を地下化し,都心
の地上区間はドイツ鉄道の中央駅前に僅かに残るだけになりました.
同時に車両も大型化して郊外まで路線を延ばしていきます.地上区間でも
8割以上が専用軌道で,今夏現在の営業キロは123kmに及びます.先月には
最初の地下区間開通30周年記念の電車も走りました.

使われる車両は大別して2種類あり,シュタットバーン化と同時に投入された
緑色のTw 6000形式260両と,エキスポ開催にあわせて1997年から製造された
銀色のTw 2000形式144両です.
後者はSilberpfeile(シルバーアロー)と呼ばれているようです.新しいだけ
あってTw 2000形式にはTw 6000形式より優れた点がいくつもありますが,
乗客へのメリットとしては,車両の長さが短くなったものの床上の車体幅が
広くなり車内に余裕ができた(車椅子用のスペースがある?)ことや,路上の
低いホームからの乗降りも回転式のステップを採用したことにより,段差が
Tw 6000の三段から四段に増えて,より乗降しやすくなったこと,乗り心地が
良いなどがあげられます.

英語のサイトで一番よくハノーファーのシュタットバーンのことがまとめ
られているサイトは,Visit in Hannover
(Andras Bati氏のサイトへのリンク)

路線図と系統ごとの区間,現在の使用車種などは,ドイツ語のWikipediaに
あります.その他にも膨大な情報が集まっています.Stadtbahn Hannover
(ドイツ語 Wikipediaへのリンク)

Tw 2000形式は機能的には全線に対応しているとのことですが,実際には軌道
の間隔が狭いところがあるようで,これまで3,5,7,9,10,17系統には,幅広の
Tw 2000形式が投入されていませんでした.
しかし最近のüstraのプレスリリースに,2006年5月に3系統が延長されるのに
伴って,使用車両の見直しを図るようなことが記されています.ドイツ語の
ため誤訳かもしれませんが,
これまでの方針を変えて,どの路線にもTw 2000
を投入するということかもしれません.
Tw 2000は全体の三分の一の車両数しかありませんし,増備の話もないよう
ですので,これまで優先的に投入されていた路線では乗車機会が落ちてしま
いますが,市民に平等にという意識が働いたのでしょうか.
Kompromiss für den Einsatz der Silberpfeile gefunden
(üstraのニュースリリースへのリンク)
üstra Hannoversche Verkehrsbetriebe AG

最近オーストリアのウィーンでも,低床車両を路線限定から全線へ広げる
方針変換を発表しています.
posted by NeiTech at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドイツ1 このエントリーを含むはてなブックマーク
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