2008年01月20日

【フェニックス】建設中のレールに問題発生

参照記事の原文をご覧になったかたは,すでにお気づきと思いますが,
完成目前のライトレールに生じた問題は,レールの裂け目とか破断などと
いう表現はふさわしくなく,隙間が拡大したというものでした.専門家が
冬場には珍しいことではないと発言していることから,つなぎ目部分の
レール端の間が広がったもののようです.
以下は最初の投稿の表現を訂正,新たに報じられた記事を紹介しました.

アリゾナ州フェニックス(Phoenix)を起点として,東隣のテンペ(Tempe)と
メサ(Mesa)を結ぶライトレールは,今年12/27開業を目指し建設が進んで
います.延長約20マイル(約32.2キロ)の路線のうち,91%が完成している
と伝えられるなか,開業予定をも揺るがしかねない問題が浮上していた
ことが明らかになりました.全線の11か所で,敷設済みレールの隙間が
広がりすぎていることが,12月に発見されていたのです.

隙間拡大は,主に軌道敷設と共に設置された排水管近くに発生していて,
最大で7インチ(17.8センチ)に及んでいるそうです.ライトレールは5つの
工区にわかれて建設されていて,そのうち3工区で見つかっていますが,
建設業者は別々です.
夏の厳しい暑さと冬の冷え込みの寒暖の差が激しい土地のため,レールの
伸縮はある程度予想されていたものの,ここまでの拡大は思いもよらず,
Valley Metroでも原因がつかめずにいる模様です.現在ニュージャージー
から専門家を呼び寄せて,調査を行っているとのことでした.
原因究明まで数週間かかりますが,安全を期してレールは取替えられる
ようです.

敷設後に隙間ができることは,ミネアポリスでも起きていたそうです.
しかし,フェニックスほどの幅ではありませんでした.ミネアポリスの
ケースでは,レールの材質に問題があり,同地の厳しい低温が影響した
とされています.

対策に要する経費は臨時費用の中から捻出される見込みですが,これが
設計か建設に起因するものなら,税金からではなく,その責任者に代償
してもらうと,Valley Metroの代表者は発言しています.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
Jan. 16, 2008 Breaks in light rail puzzling officials
(The Arizona Republic ニュースへのリンク)
January 15, 2008 Light rail cracks under investigation
(The Business Journal of Phoenix ニュースへのリンク)
他にも多数の記事が出ていました.

昨年10月と11月時点のものですが,だいぶ姿を現している様子を伺える
画像を,下記リンク先で見ることができます.
Phoenix Metro Light Rail Construction
(SkyscraperCity フォーラムへのリンク)

隙間の生じた画像とともに,他の区間でも生じる可能性を指摘しつつ,
レール敷設後に迎える最初の冬には,隙間が想像以上に広がるのは,よく
あることという話まで紹介されています.厄介なことではあるものの,
深刻なことではないということです.
January 20, 2008 Light-rail officials expect more breaks
(East Valley Tribune ニュースへのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
posted by NeiTech at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 米国中部 このエントリーを含むはてなブックマーク
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