オランダの運輸長官(Staatssecretaris van Verkeer en Waterstaat)が,
路面電車関連の交通事故を減らす目的で,トラムの最高速度を制限する
べく,オランダの4つの街で路面電車を運行する事業者と協議を行うと
テレビ番組で発言していましたが,対象となるハーグやロッテルダムの
事業者がそれに反論している様子を,メディアが取り上げています.
オランダでは,2002年から2006年までの間に,路面電車の絡む交通事故で
36人が犠牲になっているそうです.けが人も数百人に及ぶのだとか.
速度制限を設ける提案は,それらを少しでも減らしたいというところから
出ています.これまでにも何度か試みられているようですが,実現には
至っていないのでした.
実際にトラムを運行しているHTM(ハーグ)やRET(ロッテルダム)は,平均
時速は20キロ台前半で,時速50キロを出せる場所さえ市内にはほとんど
ないのが現状と反論しています.
その他にはアムステルダムとユトレヒトのトラムが,制限速度導入検討の
対象です.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
17 feb 2008 Gesprek over maximumsnelheid trams
(De Telegraaf ニュースへのリンク)
17 februari 2008 HTM ziet weinig in nieuwe maximumsnelheid trams
Novumの記事 (Elsevier ニュースへのリンク)
17 februari 2008 RET: trage tram niet veiliger
(Algemeen Dagblad ニュースへのリンク)
これを書いている間にも,月曜朝のアムステルダムで,ミニバスと路面
電車が衝突事故を起こし,けが人が出たとの記事が出ました.
ところで話は変わり,先日ミラノで路面電車とバスの痛ましい衝突事故が
あったばかりのイタリアで,トラム計画の是非を巡るフィレンツェ市の
住民投票が2/17実施されました.開票が進むごとリアルタイムで得票数が
表示されるページも,フィレンツェ市の公式サイト内にありました.
それによれば,開票は全て終了したようにみえ,SI(=YES)が過半数を得て
います.しかし,誤訳でなければSIの意味するところは計画撤回への賛成
票だったはず.そのページの表示は,最終的な投票結果ではないとも記さ
れています.
イタリア国内だけはでなく,オランダを含む諸外国でも直前に報道されて
きたフィレンツェ市の投票の行方は,今後の記事の内容次第ですし,先に
日本語の報道も出るかもしれませんが,明日紹介できる見込みです.
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
2008年02月18日
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