2008年02月26日

【ブリュッセル】ドレスデンCarGoTramに触発

ドイツのドレスデンで2001年から本格的な運転を開始したカーゴトラム
(CarGoTram)は,その成功が他の街にも影響を及ぼしているようですが,
ベルギーのブリュッセルでも市内軌道への導入が検討されていました.
2年前に行われた実現性を探る調査では困難との結果が出た模様ですが,
ここにきて話が再燃しそうな気配です.
実際にドレスデンを訪問してカーゴトラムの運転台に便乗取材したものと
思われる記事もあります.一般客の乗るトラムの間に挟まれ,道を譲り
ながらも,途中は交差点などで停まるだけだったとか,工場内の到着線は
一般人立入禁止となっているらしく,その手前で降ろされたけど,通り
から荷降ろしの様子は伺えたというような話まで出てきます.

紹介されることも多いドレスデンのカーゴトラムですが,高級車製造を
睨んでフォルクスワーゲン社がドレスデン市内に建設した新工場への部品
調達が目的でした.
新工場は別名ガラスの工場(Gläserne Manufaktur)と呼ばれ,建物から
してガラス張りですし,有害物質を出さないのはもちろんのこと,工業
廃液や煙をも出さず,ガラス張りの製造工程が特徴です.ここでは最終
組立工程が行われますが,部品を貯蔵する場所がないため,市の中心部を
はさんで設置された物流センターからの絶え間ない供給が必要でした.
普通ならトラックの出番ですが,市内に路線網を張り巡らせているトラム
に,輸送の白羽の矢が立ったというわけです.90年代後半の話でした.

今回の記事はオランダ語で,解釈に多少の推測も含まれてしまいますが,
費用の面でも作業効率の面でも,実はトラック輸送のほうが,安上がりで
簡単なのだそうです.しかし,カーゴトラムで運ばせることにより,渋滞
知らずでクリーンな環境を住民は手にしているそうです.

翻ってブリュッセルでは,MIVBの運行する市内のトラム路線には,多くの
地下区間も含まれていて,カーゴトラム(vrachttram)の運行には不適当
との調査結果が2年前に出ていたそうです.
MIVB: Maatschappij voor het Intercommunaal Vervoer te Brussel
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
23-02-2008 Ruim baan voor de goederentram
23-02-2008 Inspiratie voor Brussel?
23-02-2008 City Cargo in Amsterdam
(Brusselnieuws ニュースへのリンク)

関連過去ログ:
2007/9/23 【ベルギー】沿岸と首都の各トラム延長計画
2007/3/09 【アムステルダム】カーゴトラム試運転始まる

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
posted by NeiTech at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 欧州(独仏西語圏外) このエントリーを含むはてなブックマーク
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