2008年03月11日

【米国】公共交通機関利用者増加の立役者?

燃料価格の高騰で,移動手段を自家用車から公共交通に切り替える人が
続出し,公共交通機関の利用者数がうなぎ上りになっていることが報道
されるようになって久しくなります.2007年の数字をまとめたAPTAが発表
した統計が,再びそれを裏付けました.公共交通の利用は前年比2.1%増を
記録し,この半世紀の間で最大となりました.
APTA: American Public Transportation Association

さらにAPTAでは,公共交通機関の種別ごとの増加率を出しています.
それによれば,ライトレールの利用者数増加率が,2007年は6.1%で他の
乗り物を押えてトップになりました.この統計では,ライトレールの中に
近代的なストリートカーや,レトロ感覚の路面電車も含まれます.
そのライトレールの範疇の中でも,ニューオリンズが128.6%,デンバー
66.2%,セントルイス27.0%,フィラデルフィア26.2%,ケノーシャ18.5%
という都市圏ごとの数字もありました.
ケノーシャ(Kenosha)の増加率の高さは興味深いです

ライトレールの次に利用者数の伸び率が高かった種別は,コミューター
レール(Commuter rail)と呼ばれる範疇でした.平均5.5%の伸びを示して
います.地下鉄はその次で3.1%,バスは1.0%でした.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
March 10 , 2008 10.3 Billion Trips Taken On Public Transportation
Ridership In 2007
(APTA 公式サイトへのリンク)

地域によっては,全米平均を大きく上回る増加を示したところもあり,
2009年にライトレールが開業した後の期待が高まります.
March 10, 2008 Sound Transit ridership rose 12.5% in 2007
(Seattle Post Intelligencer ニュースへのリンク)
シアトルを中心とした都市圏では,ハイウェイ経由のエキスプレスバス,
コミューターレイルなどが,増加率を押し上げたようです.特に後者は
収容力が大きく,推測ですが,その増発が効果大だったのかも.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
posted by NeiTech at 19:00 | Comment(1) | TrackBack(0) | 米国北西部2 このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
ケノーシャの増加率が興味深いとのこと。
私、昨年の10月に乗りました。
ケノーシャのStreet Carは、METRAの終点ケノーシャ駅から長円形の路線を反時計周りに駅とミシガン湖岸を結んでおり、車庫前での停車時間を含めて15分ほどで約2マイルの路線を1周するものです。
車両はPCCカーを使用しており、全車が異なる塗色です。私が乗車した車両には車イスリフトが付いていました。
運賃は25セントとクオーターコインで乗車人数を数えるために取っているような値段です。
ここに来るためには、METRAか自動車に乗らなければならないので燃料価格の上昇が乗客増加の理由ではないように思います。
Posted by ケンタ at 2008年03月12日 23:01
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