架線なしでも走れる路面電車に関しては,現時点でアルストムが実用化の
面で一歩先んじています.日本でも取り組まれていますが,それはここで
紹介するまでもないでしょう.
隣国フランスのトラムブームと,架線を張らなくてもトラムは走れると
ボルドーで実証されたことなどにも触発され,スペインでも自国の車両
メーカCAFが,架線レス対応車両の開発を行っています.
CAF: Construcciones y Auxiliar de Ferrocarriles
セビリアのメトロセントロに関連する記事の中で,CAFの架線レス電車
開発の話が取り上げられました.実際にはスペインの鉄道雑誌が紹介して
いた模様です.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
24 de marzo de 2008 CAF estudia un sistema que permitiría un
tranvía sin catenarias por su trazado actual
(ABC Sevilla ニュースへのリンク)
これによれば,CAFではボルドーでの実用化を皮切りに,その後フランス
各地で導入が予定され,スペインでもムルシアが導入を考えているAPSと
呼ばれる第三軌条式の地表集電や,燃料電池というような,導入や保守に
多額の資金が必要とされる方式ではなく,次の3つが検討されています.
一つは,セビリアで考えられているバッテリーによる走行です.しかし,
これは走行可能距離が短く,耐用年数も短い?ことが弱点です.
そこで,CAFではフライホイールを二つ目の手段として考えています.
アルストムでもシタディス(Citadis)を使い,ロッテルダムで試験して
います.(記事ではアムステルダムになっています)
フライホイール(原文はvolantes de inercia)方式は,イルン(Irún),
リナレス?(Linares),サラゴサ(Zaragoza)などが検討中なのだとか.
この方法は充電時間が短く,2キロ程度でも架線なしで走れるそうです.
セビリアなら,現在運転されている区間全線の架線を撤去しても大丈夫
だとされていました.
最後の三つ目は,スーパーコンデンサによるものです.バッテリーとの
違いが明確ではありませんが,ドイツ・マンハイムの市電で試験されて
いると書かれています.何処かに紹介されていそうですけど,今回は探す
時間がありませんでした.
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
2008年03月25日
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フライホイールは、重量回転物の慣性の法則を利用。
様は勢いをつけておいて、後は惰力で走る。抵抗でスピードが落ちるので、回転エネルギーを何処かで補給する必要がある。
キャパシタは静電気力を利用して、+ーの電子を引き合わせて貯める。電極間の距離、面積、電極間の絶縁材料等により、貯められる電気量が変化する。電流を流すと電圧が時間に反比例して下がって、来るので、制御機構が複雑になるが、半導体チョッパーなどで、かなり、カバー出来る様になってきています。