2008年03月28日

【コロンバス】入場料上乗せで市電を走らせる

市内だけで人口73万を超えるオハイオ州コロンバス(Columbus)で,その
ダウンタウンに導入が検討されている路面電車は,路線規模を当初計画
から縮小させながらも,市長が財源計画を明らかにしました.

2年前から話が出ていた通り,全市が対象となるような増税は行わずに,
沿線から手数料を徴収するという方式です.市長は言葉を選び,税では
なく,利用者手数料(user fee)だと説明しました.

これは,路上の駐車場料金に4%を上乗せするほか,市電が走る予定の沿線
6ブロック,いわゆるベネフィットゾーン(benefit zone)と呼ぶ区画に
ある施設などの入場料などにも,料金の4%を加算するというものです.
たとえば,コンサートや地元チーム(Columbus Blue Jackets)のアイス
ホッケーの試合などが行われるNationwide Arenaとか,野球のマイナー
リーグ3Aの地元チーム(Columbus Clippers)が試合を行うスタジアムも,
入場料に4%の手数料を上乗せする施設の対象です.
昨秋ライトレールが開業したノースカロライナ州シャーロットでは,当初
予想の3割増の利用客数がありますが,観戦客輸送も大きいようです.


これは利用者負担ともとれ,引換えに運賃を無料にするのかと思いきや,
そうではなく運賃は$1か$1.50が想定されている模様です.
その運賃収入と上の手数料収入などをあわせて,同市を南北に貫くHigh
Streetの路上に,2.8マイル(約4.5キロ)の併用軌道を敷くために必要と
される1億3百万ドル($103 million)や,年間運営費(450万ドル)を賄って
いこうとしています.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
March 27, 2008 Mayor proposes ticket surcharge to pay for streetcars
March 27, 2008 'Benefit zone' may finance scaled-back streetcar plan
(The Columbus Dispatch ニュースへのリンク)
二年前の計画から路線を縮小したのは,ハイウェイの分岐部分の再建が
影響しているらしいことが,上記記事から伺えます.

市長の計画に対して辛口の記事も出ています.
Mar 27, 2008 Downtown Streetcars: Who Will Fund The Project?
(NBC 4 WCMH-TV Columbus ニュースへのリンク)

関連過去ログ:
2006/9/08 市電復活の見積り明らかに
2006/8/19 路面電車復活への道を探る

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
posted by NeiTech at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 米国北東部 このエントリーを含むはてなブックマーク
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