2008年04月12日

【シアトル】海岸沿いの電車は再開が遠のく?

シアトル(Seattle)でストリートカー(streetcar)と言えば,今や昨年12月
開業のサウスレイクユニオン(South Lake Union)線が思い浮かぶように
なりましたが,2005年11月までは,メルボルンから購入した旧型電車が,
1982年からウォーターフロント地区を走っていました.

港湾沿いに走る路線の北の終端にあった車庫の敷地が,シアトル美術館の
オリンピック彫刻公園(Seattle Art Museum's Olympic Sculpture Park)
の一部として必要とされたため,代わりの車庫が完成するまでの間の,
暫定的な運休との説明が当時され,車体の塗装を真似たバスが路面電車
代行して走るようになりました.
しかしその後,新しい車庫の建設予定地の開発が思うように進んでいない
ことが発覚,電車による運転再開が危ぶまれていました.

そしてとうとう,今度は再開は10年後か永遠にないかもしれないことを
示唆する記事が出てしまいました.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
April 11, 2008 Waterfront streetcar: Is it gone for good?
(Seattle Times ニュースへのリンク)

問題は新しい車庫予定地(Pioneer Square)の開発問題です.この遅れで,
新車庫は考えられる最も早い時期でも2010年までは完成しないとされて
います.そして,2012年には港湾沿いに走る1950年代完成の高架道路を
改造する工事が始まることになっています.ウォーターフロント線は,
その高架道の下を走っていたのです.
George Benson Waterfront Streetcar Line Metro Route 99
(King County Metro Transit 公式サイトへのリンク)

老朽化した高架道(Alaskan Way Viaduct)の改造工事が終わるのは2018年
とされていて,工事中は電車は電車が走れません.そこで10年後という
見通しまで出てきたという次第です.

走っていた1920年代製の車両は,ダウンタウン南にあるMetro Transitの
倉庫に保管されているそうですが,売却もありえそうです.

新式の部分低床車が投入されているサウスレイクユニオン(South Lake
Union)のほうは,開業から4か月近くになります.今月初めには軌道に
車体がはみ出していた小型トラックに路面電車が衝突して破損するという
こともあったようです.その際の記事によれば,それまで軽微な衝突は
3件だったとありました.
April 2, 2008 South Lake Union accident takes red streetcar out
of service
(Seattle Times ニュースへのリンク)

少々古いものになりますが,関連する過去ログリスト:
2006/11/19 バス代行からの復帰に暗雲(2)
2006/7/01 バス代行からの復帰に暗雲
2005/10/09 車庫没収で路面電車運休に
2005/8/06 ウォーターフロントをゆく路面電車しばしのお別れ?

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
posted by NeiTech at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | 米国北西部2 このエントリーを含むはてなブックマーク
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