2008年06月03日

【イルドフランス】北近郊線2009年着工へ

中心部と郊外を結ぶ放射状の鉄道線がほぼ整備されたパリでは,中心部を
通らずに郊外同士を結ぶ路線の計画が目白押しです.その中の一つで,
現在貨物列車が走る,Ligne de Grande Ceinture(大ベルト線)に沿って
パリ北部を東西に横断するトラムトレインを走らせる,Tangentielle
Nordと呼ぶ計画を,先週フランスの首相は公共事業として承認したことが
報じられています.

トラム計画でもお馴染みの,このDUPと呼ばれる行政手続きを経ることに
より,土地の収用が可能となり,2009年着工が現実のものとなりました.
最初の区間(Épinay-sur-Seine,Le Bourget間)は2014年,全線は2017年の
開業が予定されています.これだけの時間を要すのは,貨物線の旅客化
ではなく,実質的に線増(横付け)を行うからのようです.
DUP: Déclaration d'utilité publique
公聴会(enquête publique)は,2006年に開催されていました.

約28キロの路線は,駅から750m以内に12万人以上が暮らすほか,放射状に
のびる鉄道を東西に結び,一日15万人の利用が見込まれています.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
01 Juin 2008 Ce RER qui va contourner Paris
(Le Journal du Dimanche ニュースへのリンク)
02/06/2008 La rocade ferrée est lancée en Ile-de-France
(Moniteur-Expert ニュースへのリンク)
03/06/2008 Feu vert pour la Tangentielle Nord
(20 minutes ニュースへのリンク)

路線図: Plan des correspondances
計画線鳥瞰: Survol en 3D
乗換え案内図: Des correspondances avec toutes les lignes du RER
(Tangentielle Nord 公式サイトへのリンク)

トラムトレインは,一度に500名の輸送が可能とされ,今の鉄道車両より
軽量で短いため騒音も少ないと紹介されています.最初は12本が用意され
最終的に38本になる車両の購入費用は,約1億6千万ユーロと見積もられ,
SNCFが保有する模様です.

関連過去ログ: 2006/11/07 貨物線をトラムトレイン?

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
posted by NeiTech at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | フランス II このエントリーを含むはてなブックマーク
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【イルドフランス】新線計画に2億2千万ユーロ
Excerpt: Plan Espoir-Banlieuesという,郊外に希望を与えるという意味になる 政策の詳細が明らかにされました.フランス語でバンリュー(Banlieue) と呼ばれる,郊外の生活環境の改善を目指..
Weblog: 海外LRTニュース・ひろい読み
Tracked: 2008-06-22 12:01
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