フランダース)(Vlaanderen / Flandre / Flanders)の地域政府運輸相が,
地域内の在来線3区間に,ライトレールかライトトレイン(lighttrain)の
導入を望んでいるとの記事がありました.
ライト・トレインとは,文字通り軽量車両ということですが,近距離列車
という意味で使われているようです.オランダ語版Wikipediaによれば,
地下鉄車両なども含みますし,電車である必要もなく,車内がコンパート
メントにわかれていない,通勤形車両全般を指すようです.
主要都市間を早く快適に移動できるのは鉄道(ここではインターシティ等)
ですし,都市内移動はトラムやバスが担っています.しかし,やや範囲を
広げた地域内の鉄道輸送が脆弱である現状があり,これを改善するために
考えられている模様です.建設や環境などに携わる会社(Grontmij)の調査
結果も,それを裏付けていました.
検討されている3路線は次の通りで,駅の増設が考えられています.
Spoorlijn 51A/Spoorlijn 66 Zeebrugge-Brugge-Lichtervelde 約36キロ
Spoorlijn 52 Antwerpen-Boom-Puurs 約27キロ
Spoorlijn 58 Gent-Eeklo-Maldegem 約35キロ
記事にもありますが,例えば北海に近いゼーブルッヘ(ゼーブルージュ)
(Zeebrugge / Zeebruges)から州都ブリュッへ(ブルージュ)(Brugge /
Bruges)を経て,リヒターベルデ(Lichtervelde)までの路線では,現在の
8駅から,復活を含めて7駅を途中に増設する構想で,Grontmijの見積もり
では280万ユーロ必要とされています.
アントウェルペン(Antwerp アントワープ)(Antwerpen / Anvers)では,
アントウェルペン(アントワープ)中央駅(Station Antwerpen-Centraal)
への乗入れ復活に際して廃線を活用するなら190万ユーロ,スヘルデ川の
河畔(Scheldekaaien)沿い(=新線?)なら1260万ユーロと,必要額に差が
あります.
ヘント(Gent / Gand / Ghent)からは,Eekloから先を通常の旅客営業線
として復活させる必要があるようで,2300万ユーロと見積もられます.
現在EekloとMaldegemの間は,Stoomcentrum Maldegemという蒸気運転も
行われる保存鉄道となっているそうです.
ここまでは地上設備ですが,実現にはさらに,車両購入費としてライト
レールなら1本300万ユーロ,ライトトレインは同450万ユーロ必要です.
これらの投資を2009年までに決めたいとしているようです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
07/05/2008 Van Brempt wil lichte treinen en snelle trams
(Knack ニュースへのリンク)
6/5/2008 Van Brempt wil Light Rail-verbinding in Brugge
(Stadsomroep Brugge ニュースへのリンク)
Knackの記事は,パリ近郊イルドフランスのT4(トラムトレイン)の画像を
載せています.
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
Michiel1972作のBelgium railroad mapを使い,検討路線を緑色に変え,
駅名を入れてみました.

nl.wikipedia.org/wiki/Afbeelding:Belgium_railroad_map.svg
資料を基に構成しましたが,正確ではないかもしれません.
