2009年06月22日

【ベルガモ】6/10にトラム延長されるも..

ミラノの北東,ベルガモ(Bergamo)から北東に向かう旧鉄道線をトラムに
転換した路線は,4月下旬にアルツァーノ(Alzano Centro)まで暫定開業,
GW直前だったこともあり,日本からも早々に視察に行かれた人もいると
聞いていますが,その後6/10にはトラム1号線は当面の最終目的地である
アルビーノ(Albino)まで,延長開業して総延長は12.5キロに至ります.

9月までは15分間隔で運転されるトラムに,延長開業初日には6千人が利用
したそうですが,数日を待たずして,数多くの苦情が利用者からTEBに
寄せられてしまいました.
TEB: Tramvie Elettriche Bergamasche

内容の大半は,混雑するバスを何とかしろ,接続が悪い?,トラム開業前
と比べるとかえって不便になったということでした.
それまで公共交通は路線バスしかない地域で,トラム開業により関連する
バス路線は再編成されます.ベルガモでも周辺地域を走るATBのバスや,
中距離や都市間バスを担うSABの路線バスなどが対象です.
ATB: Azienda Trasporti Bergamo
SAB: Sab Autoservizi

路線廃止や減便,経由地変更などが利用者に周知徹底されていなかった
こともありますが,バスの混雑は減便によるものらしく,またアルビーノ
より遠方のセリアーナ渓谷(Valle Seriana)とベルガモを結ぶSABのバス
などは,トラム開業後はアルビーノとベルガモ間を高速経由に変更して
ノンストップにしたことなどが,不便になったとの苦情の原因になった
模様です.

対応を求められたTEBは,苦情の対象にもなっていた遅れを改善すべく,
6/22にダイヤを若干修正すると発表しました.
それと同時にTEBは,トラムの果たす役目や,公共交通に投じられる資金
には限りがあるため,トラム路線に並行するバスは整理されるか減便を
余儀なくされるという説明を行っています.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
[18/06/09] Risposta alle sollecitazioni degli utenti in merito a
criticità scaturite nella seconda fase di esercizio

(TEB SpA 公式サイトへのリンク)

ここでトラム(metrotramviario)は,あくまで都市と周辺郊外の公共交通
(TPL)網の一環であり,自動車交通に取って代わるものではなく,それを
補完する乗り物であると,記されています.
TPL: Trasporto pubblico locale
またATBとSABは,郊外路線バス(SAB)を100万台xキロから40万台xキロに,
市内路線バス(ATB)は34万から17万台xキロに縮小するとあります.

トラム延長後,苦情が殺到しダイヤの手直しが行われると伝える記事:
17 giugno 2009 Teb: modifiche per agevolare i passeggeri della
Val Seriana

16 giugno 2009 «Con il tram servizio peggiorato» Lettera di
protesta di 100 pendolari

(L'Eco di Bergamo ニュースへのリンク)
延長開業前夜,並行する路線バスの再編をまとめて紹介していた記事:
09/06/2009 Scatta la seconda fase sulla Bergamo-Albino, dal
10 giugno attivo il nuovo orario.

(IlPendolare Magazine ニュースへのリンク)

延長開業した区間を含めた画像と映像のあるページ:
BERGAMO | Tramvia delle Valli p9
(SkyscraperCity Forum へのリンク)

なお,ラッシュ時に7.5分間隔の運転を開始するのは,今のところ9月から
(冬ダイヤから)を予定しているそうです.

flickr から: Tramvia della Val Seriana
Creative Commonsの条件に基づき,参考画像を貼り付けておきます
TRAM - ITALIA, Bergamo 53 by Ambrosiana Pictures (G)
TRAM - ITALIA, Bergamo 53
Taken on May 2, 2009

【ベルガモ】関連ログ:
2009/4/28 運賃初日は無料開放の十分の一
2009/4/25 アルツァーノまでトラム先行開業

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2009年06月19日

【フィレンツェ】架線レスTramwave採用か?

今月初めにウィーンで開催されていた,国際公共交通連合(UITP)の国際
会議(UITP Vienna 2009)では,アンサルドシステム(Ansaldo STS)も,
架線なしでトラムが走れるシステム(Tramwave)を発表していました.

Tramwaveと呼ばれるシステムは,空中の架線の代わりに地表ケーブルから
集電するもので,詳細は不明なものの接触式のようですし,車両が真上に
いない限り地表ケーブルに通電されないなど,APSとしてはアルストムが
いち早く実用化したものと似ています.
APS: Alimentation par Sol

直流電化750Vまでの路線で対応可能なTramwaveは,元々アンサルドブレダ
(AnsaldoBreda)の低床トラム(Sirio)用として開発されたものでしたが,
他社モデルでも導入できるほか,在来車の改造も可能とのことです.

さて,そのTramwaveが導入される第一号は,今のところフィレンツェの
トラム2号線が有望と思われます.トラム2号線ではサンタマリア・デル・
フィオーレ大聖堂前の広場(Piazza del Duomo)では架線を張らない方針と
しています,それに加えて,そのドゥオーモ広場から停留所で2つ分先の
サン・マルコ広場(Piazza San Marco)内でも,架線なしにする可能性が
あることを,フィレンツェ市が発表していました.

Tramwaveは,バッテリーなどを搭載する方式より経費を抑えられるとも
書かれています.

フィレンツェ市の公式発表と,一般メディアの記事:
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
18/06/2009 Possibile il tram senza fili anche in piazza San Marco
grazie all’alimentazione da terra

(Comune di Firenze 公式サイトへのリンク)
18 Giugno 2009 Il tram senza fili anche in piazza S. Marco
(Il Reporter ニュースへのリンク)

Ansaldo STSが,2009年UITP会議で発表したTramwave(ワイヤレス トラム
システム)の概要は,下記にリンクがあるPDFファイルに記されています.
Vienna UITP 2009 / EXHIBITOR DETAILS / ANSALDO STS
(UITP Vienna 公式サイトへのリンク)
業界専門サイトだけでなく,一般向けメディアでも報じられていました.
2009-06-09 ANSALDO STS: NEW TRAMWAVE POWER SYSTEM PRESENTED
(ANSA ニュース 英語版 へのリンク)

今回の発表は,あくまでも可能性があるというだけで,ドゥオーモ広場も
含めて正式決定ではない模様です.トラム2号線と同3号線の建設用として
して用意された資金が,イタリア中部地震被災地復興に充当されることは
なくなりましたが,依然計画の行方は不透明です.

Ansaldo STSのトラム計画概要: Florence Tram (lines 1, 2 & 3)
(Ansaldo STS - Italy 公式サイトへのリンク)

なお,現在は試運転が行われているトラム1号線の開業は,10月中になる
ということも,今回あわせて発表されました.

【フィレンツェ】(フローレンス)トラム関連ログ:
2009/5/21 トラム1号線と2号線で明暗
2007/2/13 大聖堂近くは架線レス?

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2009年06月16日

【ミラノ】今度は移動クリニックのトラム版

年末年始に期間限定で登場したフィットネスセンター風のウェルフェア
トラムのお次は,車内で無料の健康診断を受けられる,ヘルス・トラム
(Tram della salute)です.

健康という名の電車(Un tram chiamato salute)とも呼ばれるトラムの
車内では,血圧測定をはじめとする循環器系の代謝疾患予防のための各種
診断を無料で受診できます.今週末までの期間限定で,診察はさすがに
走行中ではなく,市内数箇所の停留所で一時間ごとに設けられた停車中に
行われます.

今の時期に実施されるのは,高血圧の市民が多いミラノでは,夏の間に
心臓血管の病気が多発するからだそうです.

当地の保健関連の公的機関と,武田薬品の関連会社,タケダ・イタリア・
ファルマチェウティチ(Takeda Italia Farmaceutici S.p.A.)が,今回の
ヘルストラムに協力しているそうです.

停留所や時間帯は,下記のMilano Webに掲載されています.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
15/06/2009 SALUTE: A MILANO UN TRAM SPECIALE PER TENERE CUORE IN
FORMA
(ANSA ニュースへのリンク)
15/06/2009 UN TRAM CHIAMATO SALUTE
(Milano Web ニュースへのリンク)
15 giugno 2009 La pressione? Si controlla sul tram bianco
(Corriere della Sera ニュースへのリンク)
C6.tvにはニュース映像が掲載されています.
Il 'tram della salute'. Un modo simpatico per invitare i milanesi
ipertesi a curarsi
(C6.tv ニュースへのリンク)

登用されたのは,Peter Witt(または1928年製なのでイタリア語の28を
意味するVentottoと呼ばれる車両)の1702号車ですが,各記事ともtram
biancoと書かれている通り,1702号車はミラノでは異色と言える,車体を
白く塗られているのが特徴です.

【ミラノ】関連ログ: 2008/12/16 1/07までウェルフェア・トラム走る

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2009年05月21日

【フィレンツェ】トラム1号線と2号線で明暗

イタリア南部アブルッツォ州のラクイラ近郊で今年から続いた群発地震
(アブルッツォ・ラーツィオ地震)(terremotati d'Abruzzo)では,4月に
最大の揺れがあり多くの被害が出たと聞きますが,その余波は震源地から
300キロ近く離れたフィレンツェにまで及んでいるようです.

もちろん,イタリア中部地震として日本で紹介されている地震の揺れで,
フィレンツェ市街地にも被害が及んでいるという話ではありません.
メディアが伝えたところによれば,同市で計画中のトラム2号線と3号線の
建設資金として用意されるはずだった1億1600万ユーロが,被災地の復興
資金に充当されることになるかもしれない模様です.

これにより,ただでさえ遅れているトラム2号線と3号線は,更に遅れを
大きくし,早くても2013年まで走ることは無いとまで言われています.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
19-05-09 TRAMVIA: COMUNE, CON DL TERREMOTO A RISCHIO 110 MLN
(ASCA ニュースへのリンク)
20 maggio 2009 I soldi del tram ai terremotati. 110 milioni delle
linee 2 e 3
(La Repubblica Firenze ニュースへのリンク)
20 mag. FIRENZE: COMUNE, SU TRAMVIA MIBAC COMMETTE MOLTI ERRORI
(AGI ニュースへのリンク)
AGI: Agenzia Giornalistica Italia
20 maggio 2009 Ministero: tramvia sospesa Il Comune smentisce tutto
(Corriere della Sera ニュースへのリンク)

さらに追い討ちをかけるように,大聖堂前を通るトラム2号線の設計を
取消す? という発表が,イタリア文化財・文化活動省(MiBAC)の大臣から
出されました.
MiBAC: Ministero per i Beni e le Attività Culturali

20 maggio 2009 Sospesa progettazione esecutiva della linea 2
della tramvia di Firenze
(MiBAC プレスリリースへのリンク)
大聖堂前の通行に関しては,再度計画を練り直さなければならないよう
ですが,これに対してフィレンツェ市側は釈明しているようです.

一方,トラム1号線に関しては,開業予定が9月末のままかどうかは定かで
ありませんが,今度の日曜(5/24)には,西のスカンディッチ(Scandicci)
にある車庫から,イタリア鉄道(FS)のサンタ・マリア・ノヴェッラ(SMN)
駅前まで,時速5キロという非常にゆっくりとした歩みながらも,初めて
となる全線通しの試運転が行われる予定と,発表がありました.

20/05/2009 Domenica 24 maggio il tram arriva in città
(Comune di Firenze 市公式サイトへのリンク)
20 maggio 2009 Domenica 24 il tram debutta in città
(La Nazione ニュースへのリンク)
20 Maggio 2009 Il tram arriva in città!
(Il Reporter ニュースへのリンク)

SMN駅前と折返して戻る途中の停留所では,それぞれ一時間ずつ停車し,
市民にトラムを披露するとか.上記記事に時刻が記されていますので,
5/24フィレンツェにおられるかたは,参考までに.

【フィレンツェ】(フローレンス)トラム関連ログ:
2009/3/16 軌陸車牽引でSirio全線走破
2008/10/03 スカンディッチにSirio到着
2008/2/20 市電計画中止迫る投票結果

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2009年04月28日

【ベルガモ】運賃初日は無料開放の十分の一

ミラノ近郊のベルガモ(Bergamo)で4/24に開業式典を行い,4/25と4/26は
運賃無料で開放された,廃線跡地転用トラム(Tranvia Bergamo-Albino)の
続報が入っています.

それによれば,土日にはあわせて3万4千人近くが利用していたものの,
運賃が必要になった月曜は1500人だったことが明らかにされています.

走り初め時の十分の一程度の人数だったことになりますが,7:30から8時
までのピーク時には手ごたえがあるようです.
ただし,目標とされている9千人から1万4千人の利用があるまでには,
もっと広く知られなければならず,今後1年半から3年近くかかるだろう
として,批判調の記事ではありませんでした.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
27 aprile 2009 Il primo giorno del tram In 1.500 sul nuovo
collegamento

26 aprile 2009 Successo per il Tram delle Valli
(L'Eco di Bergamo ニュースへのリンク)

4/26付けの記事では成功の文字も早々タイトルに載っていました.
4/27付けの記事には,車内外の画像も掲載されています.

これまであまり知られてなかった車内のデザインは,イタリアを代表する
ファッションブランド,クリツィア(Krizia)を創業したマリウッチア・
マンデリ(Mariuccia Mandelli)氏によるものだそうです.車内の様子は,
上で紹介した画像に加えて下の記事にも一点画像が載っています.
27.04.09 Tram Firmato Pininfarina E Krizia
(Sfilate ニュースへのリンク)
ちなみに外観は,ピニンファリーナ(Pininfarina)だとか.

【ベルガモ】関連ログ: 2009/4/25 アルツァーノまでトラム先行開業

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2009年04月25日

【ベルガモ】アルツァーノまでトラム先行開業

ミラノから北東に約40キロ,ロンバルディア平野の端にあたるベルガモ
(Bergamo)で,鉄道線跡地を転用したトラム(Tranvia Bergamo-Albino)が
4/24に開業日を迎えました.

今回開業したのはトラム1号線で,ベルガモの新市街地バッサ(Bergamo
Bassa)にあるFS駅前(Bergamo FS)から,北東の方角にあたるアルビーノ
(Albino)を結ぶ約12.5キロの路線になりますが,まずは途中アルツァーノ
(Alzano Centro)までの先行開業となり,運転間隔もピーク時15分間隔,
その他の時間帯は30分と長めです.

アルツァーノから先のアルビーノまでの開通は今夏,ピーク時7分半間隔
での運転増発は,今秋が予定されています.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
開業に際して配信されたメディア向け資料リスト:
Venerdi 24 Aprile 2009 Pronti, partenza, tramVia! cartella stampa
トラム路線計画地図: La rete
(TEB公式サイトへのリンク)
TEB: Tramvie Elettriche Bergamasche

これまでの経緯もまとめているメディア記事:
24 Aprile 2009 42 anni dopo, un servizio che si riscopre moderno
(Bergamonews ニュースへのリンク)
23 aprile 2009 «Via al tram, servizio ecologico, moderno e per il
cittadino»
(L'Eco di Bergamo ニュースへのリンク)

この週末は運賃無料で開放され,月曜(4/27)から営業運行に入ります.
これら記事によれば,ベルガモのあるブレンバーナ峡谷(Val Brembana)
では42年ぶりのトラム復活となるそうですが,今回の開業に至るまでは,
色々と紆余曲折があった模様です.

関連ログ: 2008/6/07 年内開業に向けSirio2本目届く
この時点で年内開業を目指していた部分が,今回開業したものと思われ
ます.

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2009年03月16日

【フィレンツェ】軌陸車牽引でSirio全線走破

この夏開業が予定されているトラム1号線(linea 1)で,3/15(日)午前中に
Sirioが,フィレンツェ西のスカンディッチ(Scandicci)から,中心部の
ターミナル,サンタ・マリア・ノヴェッラ(SMN)駅前への全長約7.5キロ
を,軌陸車に牽引されて初めて走りました.4時間かかった模様です.
SMN駅: Stazione di Firenze Santa Maria Novella

住民一千人につき自動車が1140台あるとされるフィレンツェにとって,
市内の移動手段を変えていく大きな契機となるトラム導入の第一歩です.

車両や建築限界などを確認する走行は無事に終了し,今後は5月までに
変電所の完成を終え,1号線全線で通電できるようになる予定だそうで,
その頃までには自走するSirioの姿が見られるのでしょう.
現在の開業予定は夏の終わりになっています.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
15 marzo 2009 In città arriva la tramvia E parte la contestazione
(Corriere Fiorentino ニュースへのリンク)
15 marzo 2009 Il tram trainato da Scandicci a Firenze Prova tecnica
fra applausi e proteste
(La Nazione ニュースへのリンク)

先月の時点で,工事はレールや架線が届くのが遅れたため? 工事は三か月
ずれ込んでいること,その時点で開業予定は8月と伝えられていました.
13 febbraio 2009 Il tram arriverà solo a Ferragosto E sui ritardi
adesso è scaricabarile
(Corriere Fiorentino ニュースへのリンク)

なお,今回どの記事も初走行が成功に終わったことだけでなく,約50人の
反対派が最後の区間でデモ行進を行ったことにも触れています.

世界的にも有名で美しいフィレンツェ中心の一角を,32mもの長いモノが
通り過ぎることに反対していて,2008年2月に実施された住民投票では
反対票が数の上では勝っていました.もっとも投票自体は投票率が規定に
達していなかったため,影響力はありません.

近年のフランス全土におけるトラムウェイの復活を,ルネサンス(再生)に
なぞらえることがあるかと思いますが,本家本元のルネッサンス発祥の地
フィレンツェでも,間もなくのようです.

【フィレンツェ】関連ログ:
2008/10/03 スカンディッチにSirio到着
2008/2/20 市電計画中止迫る投票結果

追記: 3/28/2009
開業予定は夏の終わりから,どうやら秋にずれ込みそうです.
この時点で9月末になるとの報道がありました.
27 marzo 2009 Nuovi ritardi per la tramvia, ora si parla di fine
settembre
(La Repubblica ニュースへのリンク)

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2009年01月16日

【ペスカーラ】トロリーバス仕様のPhileas

イタリアのアドリア海沿いのペスカーラ(Pescara)とモンテジルヴァーノ
(Montesilvano)の間を結ぶ,トロリーバスの建設工事が今月上旬に開始
されていました.元は鉄道線だった跡地で,今は歩行者専用となっている
道路上に専用車線を築くもので,工期は24か月とされ,2年後の完成を
目指しています.

このトロリーバスは,磁気式ガイドウェイシステムが使われるPhileasが
導入されます.2007年に英国の建設会社Balfour Beattyが地元のGTMと
2500万ユーロで契約を交わし,8キロの路線建設に6台のPhileasを納入
することになっていました.
GTM: Gestione Trasporti Metropolitani

この当時は,すぐに着工と考えられていたのか,2年後の2009年1月完成
予定になっていましたが,現実はその時期に着工されたことになります.
遅れた経緯はよく判りませんが,着工したことを伝える記事の中にも,
反対派の話が登場します.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
09/01/2009 Consegnati i lavori per la filovia. Previsti intoppi
per il tratto pescarese
(PrimaDaNoi.it ニュースへのリンク)

イタリア語ですが,画像が豊富な投稿で雰囲気が判るページがあります.
PESCARA | Phileas (SkyscraperCity フォーラムへのリンク)
着工前後の記事も,このページにリンクがありますし,直訳すると道路
公園になるstrada parcoの現状を撮影したと思われる画像もあります.

strada parcoは,鉄道線路跡地を転用したそうです.公園と言っても緑が
たくさんあるわけではなく舗装もされていて,いつ自動車が走ってきても
おかしくない,まるで普通の道路のような空間です.
ここに7m幅のトロリーバス専用レーンを設け,途中6キロ区間では曲線を
多用したアーチ状の架線柱が建てられる模様です.

ペスカーラとモンテジルヴァーノ間を走る予定のPhileasも,その最大の
特徴である磁気式ガイドウェイ装置が使われる模様ですが,ハイブリッド
とは言えトロリーバスのモードで走れば,ここが初めてになりそうです.

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2009年01月10日

【メストレ】2009年内の工事完成危ぶまれる

ヴェネツィア(Venezia)(=ベニス / Venice)に向かう橋を渡る手前にある
メストレ(Mestre)で建設中のゴムタイヤ式のトランスロール(Translohr)
導入のトラムは,2009年末に工事が完成する予定でしたが,それを危うく
する三つの要素を,工事を担うPMV SpAの代表が明らかにしています.

工事が進んでいるのは,メストレ中心部からみて南南西にあるMargheraと
東北東のFavaro間で,これはベニスに渡る部分を除いたトラム1号線と
2号線の全線で,路線網を「ト」の字に例えると,ちょうど縦棒の部分に
相当します.

問題を抱えている三つの場所は,一つ目が「ト」の字の縦棒と横棒の交差
する分岐点に近い広場piazzale Cialdiniで,ここで私有地の収用問題が
あり,二つ目も分岐点に近い広場,通称piazza Barche,正式にはpiazza
27 Ottobreで遺跡が発見される? こと,最後の問題箇所はメストレ中心街
からMargheraへ向かうトラム2号線が,イタリア鉄道のメストレ駅と交差
するアンダーパスの工事遅れ? です.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
10 Gennaio 2009 Tre grosse incognite sulla prima corsa del tram
(Gente Veneta ニュースへのリンク)
この記事によれば,トランスロールの車両そのものは,すでに9本車庫に
到着済みで,このあと7月には5本,11月に6本が,届く予定だとか.

イタリア語版ウィキペディアにある,Translohr di Mestre の項目には,
今月の時点で先行開業する14キロ弱の7割に相当する9.6キロで,トランス
ロールに必要な中央軌条の敷設が完了していると,紹介されています.

路線概要: LE LINEE
各種資料ダウンロード: DOWNLOAD
(IL NUOVO TRAM DI MESTRE 公式サイトへのリンク)
路線概要のページから見れる地図は不鮮明ですが,DOWNLOADのページの
下のほうにPERCORSO LINEA TRAMVIARIAという項目があり,そこからの
リンク先にある地図画像のほうが,まだ良いかもしれません.

【メストレ】関連ログ: 2008/8/20 トラム2009年末完成を市長確認

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2009年01月01日

注目したい【2009年】新規開業と新線開通

開業ラッシュと言ってもよかった一昨年2007年に比べると,昨年2008年の
ライトレール新規開業は比較的少数だった印象がありますが,2009年は
どうでしょうか.
新規開業や新線開通が見込まれる中から,注目してみたい街を,まとめて
みました.
記事の出た分に関しては,できるだけ検索して最新の情報に基づいている
つもりですが,読み違えだけでなく記事そのものの誤りもありますし,
その後の状況変化で実際とは時期が異なるケースも考えられます.時期が
外れても,ご容赦ください.
また,全てを網羅している訳ではありません.漏れている場所があります
ことも,ご了承ください.


まずはイタリアから.
ミラノから北東に約40キロ,ロンバルディア平野の端にする【ベルガモ】
(Bergamo)で建設中のトラム(Tramvia delle Valli)は,2008年内にも一部
部分先行開業かとも紹介しましたが,踏切に問題があるようです.下記
記事には,遅くとも2009年夏には営業運転を行いたいとありました.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
20/12/2008 Tram, non consentiti i passaggi a livello
(L'Eco di Bergamo ニュースへのリンク)
前回紹介: 2008/6/07 年内開業に向けSirio2本目届く

その他にイタリアの新規開業では,【フィレンツェ】(Firenze)でトラム
1号線が,やはり夏? にも開業しそうです.
前回紹介: 2008/10/03 スカンディッチにSirio到着

スペインに移動すると,2008年に開業のはずだった【セビリア】のメトロ
1号線(Línea 1 del Metro de Sevilla)があります.工事は休む間もなく
1月いっぱい掛かる見通し? のようで,そうなると開業は2月以降という
ことに??
28 Dic. Metro de Sevilla trabajará ininterrumpidamente hasta el
31 de enero en Puerta de Jerez, San Bernardo y San Juan

(Europa Press ニュースへのリンク)
前回紹介: 2008/12/04 メトロ開業2009年にずれ込む

その他にもスペインでは新線開通が控えています.
【アリカンテ】(Alicante)では,トラム1号線と3号線の地下線が,6月に
一駅だけLucerosまで延長される予定の他,トラム2号線は6月には工事が
完成し,それから試運転が開始され,今年後半には開通予定です.
11-12-2008 La conexión Luceros-Mercado del TRAM estará operativa
en junio de 2009
(Información ニュースへのリンク)
07.12.08 Infraestructuras concluirá todas las obras de la línea 2
del TRAM en junio de 2009
(Las Provincias ニュースへのリンク)
前回紹介: 2008/7/31 【アリカンテ】2009年展望【パルマ】メトロ再開
トラム4号線もサンファン海岸地区のループ線が完成することでしょう.

カナリア諸島【テネリフェ】(Santa Cruz de Tenerife)では,2本目の
トラム路線は2月にも工事が完成し,6月開通予定とか.
03-12-2008 El tranvía comenzará en febrero a recorrer la Línea 2
(La Opinión de Tenerife ニュースへのリンク)
En los primeros meses del año se realizarán las pruebas y ya en junio recogerá pasajeros

フランスでは,北部ドゥエ【Douai】でガイドウェイバスのフィリアス
(Phileas)を使うEvéoleが,トラムウェイとして2009年には開業するはず
です.こちらも,2008年の予定が認可の遅れなどでずれ込んでいました.
前回紹介: 2008/9/15 トラム営業開始は一年後か?

大西洋を渡って米国へ.
注目のトップはジョージア州【サバンナ】(Savannah)です.12月上旬に
旅客を乗せて運転していますが,本格的な営業運転は1月半ばからだそう
で,運賃は無料にはならず往復50セント($0.50)になる模様です.
DECEMBER 16, 2008 Grease is the word
(Connect Savannah ニュースへのリンク)
前回紹介: 2008/12/07 ハイブリッド式トラム デビューへ

一気に米国大陸を横断してしまいますが,
【シアトル】(Seattle)では,夏の開業が予定されています.路線バスと
都心の地下トンネルを共用する区間が注目されます.
前回紹介: 2008/8/17 併用区間でもLRT試運転開始

【ポートランド】(Portland)のWESは,当初予定の2008年秋から遅れて
2月開業予定です.しかし,前回紹介していた頃,実は車両製造メーカが
廃業を宣言していました.この影響があるかどうかは不明です.
WES: Westside Express Service
December 30, 2008 Colorado Railcar to fold
(Metro Magazine ニュースへのリンク)
December 30, 2008 Company behind TriMet WES railcars closes
(The Oregonian ニュースへのリンク)
前回紹介:
2008/12/23 WES車両非難にTriMet応酬
2008/10/02 WES開業2009年2月に延期

ポートランドでは,バスモールを転換して自動車もバスもライトレールも
走るようになる注目のPortland Mall Light Railが,9月にお目見えする
予定です.
5月にも習熟運転が開始され,8/30にはイエローラインがモール区間への
乗り入れを開始,新設のグリーンラインは9/10から運転開始予定になって
います.
Traveling Safely on the Portland Mall
(TriMet 公式サイトへのリンク)
TriMet: Tri-County Metropolitan Transportation District of Oregon
前回紹介: 2008/6/01 スチールブリッジ通行止め

【ロサンゼルス】(Los Angeles)では,ゴールドライン(Gold line)の,
ユニオン駅から先の区間(Eastside Extension)の延長開通は,当初予定の
2009年末より早まり,2009年夏の開通予定になっています.

内容が間違っていたりリンク切れがありましたら,ご容赦ください.
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2008年12月16日

【ミラノ】1/07までウェルフェア・トラム走る

車内の画像が掲載されたページが見つかりましたので,リンク先を最後に追加すると
ともに,内容も一部を修正しました.


この週末は,チューリッヒで中央駅と空港を結ぶトラムが営業運転を開始
したり,ミラノとボローニャを結ぶ高速新線が開通したりと,欧州では
鉄道ダイヤ改正にあわせた話題で持ちきりでした.

先週は降雪とストライキで不自由な目にあった市民も多かったと思われる
ミラノから,クリスマスで車体全面を電飾でいっぱいに飾ったトラムが,
今月末まで午後5時から中心部を走る話を,聞いたかたもおいでかもしれ
ません.しかもそのトラム,1920年代製造のPeter Wittで,三両も用意
されています.年末にミラノを訪れる人の目を楽しませてくれることで
しょう.下記リンク先に,画像が多数紹介されています.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
Merry Xmas by Milan Peter Witt's cars
(SkyscraperCity フォーラムへのリンク)

下の画像は,そのうちの一台,Tram turistico 1847号車です.
Creative Commonsの条件に基づき,参考画像を貼り付けておきます
by .....antonio.....'s photostream (flickr)

Taken on December 7, 2008

クリスマス電車は,国内外でも数多くありますが,コンテストで路面電車
部門というものでもあれば,今年はミラノが一番かもしれません.

さて,路面電車をレストランにしたり,貸し切ってパーティを開催する
ことも可能な車両は,各地にあります.ミラノにもレストラン・トラムが
あるそうですし,月曜の夜にもゴア氏が興した視聴者投稿参加型テレビ
current TVのItalia局が,パーティートラムを走らせたそうです.

しかし,今回取り上げたフィットネスセンターのようなウェルフェア・
トラムというのは,珍しいでしょう.

紹介する記事は,上記クリスマス電飾の電車の画像を載せているように,
そのうちの一両の,外観からは伺い知れない車内は,木製の座席を撤去,
三つの区画に分割しています.

区画の一つには,100%フレッシュジュースなどを中心にしたドリンク
バーがあり,
他の区画では,最新式のインドア用サイクリングマシンが置いてあり,
フィットネスに励むことが出来たり,
専任スタッフからスキンケアやマッサージまで無料で受けられてしまう
というものです.

下の記事に,そのトラムの車内と思しき画像も載っています.ドリンク
バーの画像では,窓枠に電飾が見えていますので,これがクリスマス電車
ということが判ります.
09.12.2008 Un tram chiamato benessere in giro per la città
(Affari Italiani ニュースへのリンク)

イタリア語ですが,ブログでも盛んに紹介されています.
9. Dicembre 2008 A Milano il Tram del Benessere: massaggio relax,
fitness e dieta come in un Centro Benessere Spa fino al 7 Gennaio
2009
(MondoBenessereBlog へのリンク)
09 dicembre 2008 Un tram chiamato benessere
(02blog へのリンク)
14 Dicembre 2008 Milano e il tram della linea benessere
(PuoiViaggiare.com へのリンク)

追記: 2008/12/19
下のリンク先に,車内外の画像が全部で10枚あります.
[18 dicembre 2008] Massaggi e cyclette, al via il tram del fitness
FOTOGALLERIA (La Repubblica Milano.it へのリンク)

車両は,どうやら1847号車のようです.

スポンサーは,GetFIT Clubというイタリア国内にチェーン展開している
フィットネスクラブです.
運転は1/07までで,週末にはミラノ中心部の広場に午後一時間停車する
機会もある模様です.

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2008年12月05日

【ミラノ】チニゼッロ・バルサモへの路線開通

ミラノと,その北北東に位置し,7万3千人が暮らすチニゼッロ・バルサモ
(Cinisello Balsamo)を結ぶライトレール(metrotranvia)が,この週末に
開業します.

トラム11系統の終点Bignamiから北に向かい,チニゼッロ・バルサモの
街に入るまでは道路に沿いつつも車道と分離された軌道が新たに敷かれ,
チニゼッロ・バルサモでは道幅の狭さから自動車を排除した路地なども
通り,ループを成すvia Monte Ortigara(通り)付近に達します.

運転系統としては,ミラノ市内のラゴスタ広場(Piazzale Lagosta)から
ミラノ市内線を走り,チニゼッロ・バルサモに至る全長8.5キロになり
ますが,6700万ユーロを投じ四年の歳月をかけて建設された新線区間は,
Google Mapsでの計測では4キロ少々でした.費用のうち9百万ユーロは,
ロンバルディア州が出したそうです.

このライトレール,Metrotranvia Milano-Cinisello Balsamoは,21本の
35m車で運転されるとありますので,ミラノで7100番台を割り当てられた
Sirio(アンサルド・ブレダ製)と,7000番台のFlexity Outlook Eurotram
(ボンバルディア製)が充当されるのでしょう.どちらも7車体です.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
04-12-2008 Trasporti/ Al via metrotranvia da Milano a Cinisello
Balsamo
(Virgilio Notizie ニュースへのリンク) Apcomの記事
04/12/2008 Mobilità sostenibile: arriva la metrotramvia Milano
Cinisello
(CronacaQui Milano ニュースへのリンク)

公式サイトの路線図(画面右が北): Il percorso
路線データ一覧: I numeri
(Metrotranvia Milano-Cinisello Balsamo へのリンク)

一部は道路から外れるため正確なルートではありませんが,Google Maps
でMetrotranvia Milano-Cinisello Balsamoの路線を表してみました.

大きな地図で見る

Bignami停留所(手前)から,延伸する先を見渡したストリートビュー.
この先で折返しのループ線が分岐し,さらにその先で新しい複線の軌道が
見えてきます.

大きな地図で見る

ここでは,BignamiからGaribaldi FS駅に向けて南下する,自動運転の
メトロ5号線(M5)も,工事中です.

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2008年11月28日

【トラムデザイン】IEDローマ校の学生が優勝

今年5月末に紹介した,イタリアのヨーロッパ・デザイン学院(IED)などの
学生らが対象の,未来(2018年)のイタリアの三都市(ローマ,ミラノ,
トリノ)で走ることを想定したトラムのデザイン・コンテストは,上位
三位までの入賞作品が先週発表されています.
IED: Istituto Europeo di Design

入賞作品のイラストは,サムネイルほどの大きさながら,ウェブサイト
上で見ることが出来るようになっていました.

コンテストのタイトル:
Destinazione 2018. (イタリア語版)
Il trasporto urbano del futuro tra realta' e immaginazione.
Un tram per Milano, Torino, Roma
Destination 2018. (英語版)
Urban transportation of the future,
between reality and imagination. A tram for Milan, Torino and Rome

コンテストに優勝したのは,「Open Tram」という名の,IEDローマ校の
生徒の作品でした.二位は同ミラノ校の生徒による作品名「RIB」で,
三位は同トリノ校の生徒による作品名「Orfeo Tramway」です.
Orfeoとは,ギリシャ神話に登場する吟遊詩人オルフェウス/オルペウス
(Orpheus)のことかもしれません.


これらの作品は,十分の一のサイズの模型などが,トリノで12/28まで
展示されるそうです.

コンテスト主催者からの発表:
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
News Rome: The tramway of the future (英語版)
Le news Milano: I tram del futuro (イタリア語版)
(Istituto Europeo di Design ニュースへのリンク)
20 November 2008 Alstom and IED to award “Open Tram” project
developed by Rome’s IED students

(ALSTOM Transport プレスリリース英語版へのリンク)

12/28まで展示されている会場の案内など.
Torino World Design Capital 2008: Destination 2018 (英語版)
(Torino World Design Capital へのリンク)

英語で書かれた紹介記事もありました.イラストはありません.
26 November 2008 IED Rome wins urban transport design competition
英語版 (DemanioRe ニュースへのリンク)

【トラムデザイン】関連ログ: 2008/5/31 フランスを目指すコンテスト

ご承知の通り日本でも,12/06に開催される「第3回 人と環境にやさしい
交通をめざす全国大会 in 横浜」の企画の一つとして,LRT&BRTデザイン
コンテストが行われるそうです.

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2008年10月07日

【ミラノ】石柱遺跡前のトラム路線が危機?

ミラノのサン・ロレンツォ・マッジョーレ聖堂(Chiesa di San Lorenzo
Maggiore)の前には,ローマ帝国時代の石柱が16本並んで建っています.
(=Colonne di San Lorenzo)
そして,その遺跡の前を,トラム3系統が走っているのですが,道幅の
関係でしょうか,その石柱の前の区間だけは単線です.

停留所名では,Ticinese Molino Delle Armi‎とTicinese Carrobbio‎の
間で,ミラノ南のGratosoglio地区から来るトラム3系統が,Maggioで交差
する環状ルートの内側に入り,トラム2系統などと合流する直前です.

建ち並んだ石柱に沿って走る,この区間が今回話題になりました.石柱の
前のトラム軌道を撤去するよう求める声が,二手から挙がっています.

撤去派の一つは,Italia Nostraと呼ばれる,歴史的建造物などの保護を
唱える非営利の運動組織からでした.彼らは,この路線を完全に撤去し,
トラム3系統は,約500mほど東に離れ,やはり並行して都心部へ向かう,
トラム15系統の軌道を走らせるように求めています.
遺跡保護の観点からは,当局に言わせれば,石柱は鉄筋で強化されている
ため,トラムの振動などで倒壊することはないとのことです.

一方,もう一つの動きとしては,石柱の前を歩行者に開放するよう求めて
いるもので,妥協案としてトラムの通行は日中だけに留めるという話も
出ている模様です.

記事のタイトルは,ミラノが分割という表現を使い,読者の気を引いて
いるようです.いまだに反対意見が出ているフィレンツェの大聖堂前の
ように,街中を二分する論争にまで発展するのかどうかは,判りません.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
06 ottobre 2008 Tram via dalle Colonne, Milano si divide
(Vivimilano ニュースへのリンク)
06 ottobre 2008 Tram alle Colonne si/no: si anima la debacle in
Consiglio Comunale
(02blog.it へのリンク)

トラム3系統は,新しい低床車(SirioやEurotram=Flexity Outlook)が投入
されているMetrotranvieと呼ばれる基幹路線とまではいかないものの,
準・Metrotranvieの扱いで,JumboTramなども投入されています.

Creative Commonsの条件に基づき,参考画像を貼り付けておきます
Colonne di San Lorenzo by Angelo Ribelle (flickr)
Colonne di San Lorenzo
Taken on July 27, 2008

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
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2008年10月03日

【フィレンツェ】スカンディッチにSirio到着

2009年にもフィレンツェの街を走ることになる低床式トラムの第一号が,
フィレンツェ南西の近郊で,トラム1号線の終点にあたるスカンディッチ
(Scandicci)に,到着しました.

トラムは,トスカーナ州ピストイア(Pistoia)から,トレーラーで夜間に
運ばれてきたものです.ピストイアには,フィレンツェ向けの100%低床車
Sirioを製造する,アンサルドブレダ(AnsaldoBreda)の工場があります.

この週末から一週間,スカンディッチの役所前? で展示されるそうです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
2 ottobre 2008 Ecco ‘Sirio’, il convoglio della tramvia Sarà
esposto alla Fiera di Scandicci
(La Nazione ニュースへのリンク)
26 settembre 2008 Tramvia, l'intero convoglio alla fiera di
Scandicci
(La Repubblica ニュースへのリンク)

9/26付けの記事によれば,トラムは展示の後,今月中はトラクターに牽引
されながら? 試験を行う模様です.トラム1号線の工事は続いており,
架線もまだ張られていません.11月には一部の区間で自力走行が可能に
なるとか.

トラム1号線の土木工事が完了する予定の年末までには,5本のSirioが
到着し,その後2009年3月中旬には,フィレンツェ中心部の,サンタ・
マリア・ノヴェッラ(S. M. Novella)駅まで,スカンディッチからSirioが
乗り入れる予定だそうで,試運転は7月末まで続けられる見込みです.

Sirio到着の様子:
02 Ottobre 2008 Ecco Sirio, il primo tram di Firenze
(Il Reporter ニュースへのリンク)

トラム1号線 Linea 1 Scandicci - S. M. Novella 路線図: Il percorso
軌道と車両の解説 La città e la tramvia - Binari e vetture
(Comune di Firenze, tramvia di Firenze 公式サイトへのリンク)

フィレンツェのトラム1号線も,緑に覆われた芝生軌道になる区間が出て
きます.ただし,厳密には芝生ではなく,乾燥に強い多肉植物の一種が
植えられるそうで,セダムの仲間(Sedum lucidum)です.

Creative Commonsの条件に基づき,参考画像を貼り付けておきます
これは実車ではなく,モックアップが展示された時でしょう.
la tramvia by alessio.sgherza (flickr)
la tramvia
Taken on January 5, 2008

軌道敷設工事の様子(2007年12月現在)
tramvia talenti 19-12-2007 by Hari Seldon (flickr)
tramvia talenti 19-12-2007
Taken on December 19, 2007

セダムの仲間(Sedum lucidum)?
Vivaio tramvia by @nnalis@ (flickr)
Vivaio tramvia
Taken on September 14, 2008

なお,議論を巻き起こしている,大聖堂の前をトラム2号線が通ることに
関しては,市が決定済みのはずですし,住民投票も投票率が低く不成立
でしたが,いまだに反対意見が出ているようです.

たとえば下記の記事は,大聖堂前を通らない代案の長所短所について,
書かれているようです.
26 settembre 2008 Il piano B, tramvia lontani dal Duomo
(Corriere Fiorentino ニュースへのリンク)

9月初めには,トラム計画に賛成している人も含めて,四分の三の市民が
大聖堂前のトラム通行は望んでいないと世論調査が示したとする記事まで
ありました.

【フィレンツェ】関連ログ:
2008/5/15 1号線開業は2009年6月末か
2008/2/20 市電計画中止迫る投票結果
2007/10/09 トラム1号線レール敷設開始

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2008年08月20日

【メストレ】トラム2009年末完成を市長確認

ヴェネツィア(Venezia / Venice)の本土側メストレ(Mestre)で建設が進め
られている,ゴムタイヤ式のトランスロール(Translohr)を導入する工事
現場を,ヴェネツィアのカッチャーリ(Massimo Cacciari)市長が関係者ら
とともに視察して,トラムの2009年12月31日完成予定を,改めて表明した
という記事がありました.

道路の軌道(中央ガイドレール)敷設工事に際しては,路面を掘り返して
いますが,埋設されていた水道管などライフラインも,あわせて交換する
ことを,イタリアの自治体の最小単位である沿線のコムーネ(comune)が
決定していたことで,さらなる遅れが危ぶまれていた模様です.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
19 ago. CACCIARI VISITA CANTIERI TRAM, CONSEGNA FINE 2009
(Agenzia Giornalistica Italia ニュースへのリンク)

2009年末の工事完成により,2010年に開業が予定されているのは,トラム
1号線の一部と2号線にあたるMargheraとFavaro間で,当面は本土側だけに
留まります.
路線概要: LE LINEE
(IL NUOVO TRAM DI MESTRE 公式サイトへのリンク)

その先,トラム1号線の一部にあたるベネチア本島への区間は,2011年
という話が一応あるものの,それは橋次第ということになりそうです.

関連ログ: 2007/11/22 トランスロール第一号到着と公開

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2008年06月07日

【ベルガモ】年内開業に向けSirio2本目届く

今日はイタリア語でtramが含まれる記事検索を行うと,ミラノでトラムに
向けてゴム弾を発砲して捕まった兄弟の話ばかりが出てきました.目的は
ビデオに撮影してYouTubeに投稿することだったそうです.

そのミラノから北東に約40キロ離れ,ロンバルディア平野の端にあたる
ベルガモ(Bergamo)に6/04の夜,Sirioの2本目が到着したという記事も
ありました.アンサルドブレーダ(AnsaldoBreda)社の100%低床車モデル
Sirioは,ミラノやナポリ,サッサリなどで活躍中のほか,イタリアでは
フィレンツェも導入予定ですし,国外の採用例ではアテネ,ヨーテボリ
などの他,トルコのカイセリ(Kayseri)で建設中のKayserayがあります.

芸術都市とも音楽のまちとしても知られる人口12万に満たないベルガモ
ですが,公共交通の利用度が低く通勤時間帯の道路混雑も激しいため,
10年前からベルガモ県が公共交通網の整備に乗り出しています.
その一環として古い鉄道線跡を転用する形で,ベルガモの新市街地バッサ
(Bergamo Bassa)にあるFS駅前と,北東に位置するアルビーノ(Albino)を
結ぶ約13キロのトラム1号線を建設中です.

当初2008年10月には開業予定でしたが,車両納入遅れと一部区間の軌道
敷設工事に問題があり,ベルガモとアルツァーノ(Alzano)間の約7キロを
現時点では,どうやら年内に先行開業させる予定としている模様です.

今回は2本目ということですから,既に1本目は到着済みで,その報道は
どうやら見逃していたのですが,3月初めだったようです.4月中旬には
車庫の周辺で試運転も開始されています.14本の契約で残る12本は年内に
納入される予定とか.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
05/06/2008 Tram, arrivata la 2ª carrozza
18/04/2008? Debutto sulle rotaie per il tram delle Valli
07/02/2008 Binari pronti, ma non ci sono i tram
(L'Eco di Bergamo ニュースへのリンク)

駅前の鳥瞰: 3D Piazzale Marconi, Bergamo - Stazione di Bergamo
2D Piazzale Marconi, Bergamo - Stazione di Bergamo
(Windows Live Local bird's eye へのリンク)
画面は西が上で表示され,その画面右下に建設中のトラム軌道と思われる
ものが見えているはずです.画面を右下に移動していくと,バスの車庫の
中を線路が横切ろうとしていることが判ります.

2000年にベルガモ県とベルガモ市により設立された会社のサイトには,
到着済みのSirioや車庫,軌道の様子などの画像が掲載されています.
TEB: Tramvia Elettrica Bergamasca

直訳すると渓谷のトラムになる,Tramvia delle Valliという呼び方も
あるようです.ブレンバーナ峡谷(Val Brembana)がロンバルディア平野
(Pianura Lombarda)に出ようとするところに位置しているからでしょう.

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2008年05月31日

【トラムデザイン】フランスを目指すコンテスト

イタリアでも,近年及び近い将来のフランスに負けない斬新なデザインの
トラムが走ることになるかもしれません.
アルストムのイタリア子会社(Alstom Transport Italia)と,ローマ等を
拠点にもつヨーロッパ・デザイン学院(Istituto Europeo di Design)は,
学生を対象に,イタリア3都市を走る未来のトラムデザインコンテストを
行うそうです.

コンテストにはDestinazione 2018というタイトルがつけられましたが,
これは選ばれた3都市(ローマ,ミラノ,トリノ)で考えられているトラム
計画に合うように,2018年という年が選ばれたからのようです.

予選で3作品が選考されると,それに基づいた十分の一の模型が製作され
ることになっています.それが,この秋に開催されるTorino 2008 World
Design Capitalに出品され,優勝者はパリにあるアルストムのデザインと
スタイルの部門に研修に行けるというのが賞品です.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
27/05/2008 TRASPORTI: IL TRAM DEL 2018, GIOVANI DESIGNER AL LAVORO
(ANSA ニュースへのリンク)
30/05/2008 IL TRAM DEL FUTURO
(Quattroruote ニュースへのリンク)

自動車雑誌Quattroruoteの記事は,フランスのランス(Reims)で計画中の
トラムの画像を載せています.

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2008年05月26日

【カリャリ】ライトメトロ計画の変更案

地中海に浮かぶイタリアのサルディーニャ島に,この3月ライトレールが
開業しました.直訳ではライトメトロ(Metropolitana leggera)となる
部分低床車が走る鉄道が開業したのは,南部のカリャリ(Cagliari)です.
サルディーニャ島では,2006年から島北部のサッサリ(Sassari)で低床車
(Ansaldobreda製Sirio)が走っていますので,これで2番目になります.

カリャリのライトメトロ(Metropolitana leggera di Cagliari)は,軌間
950mmの古い非電化単線鉄道線路を,750V直流電化や一部を複線化する
など再生する形でライトレール仕様に転換したものです.最初の路線は,
カリアリと周辺コムーネ(comune)の一つモンセッラート(Monserrato)間を
結ぶ6.8キロで,1号線とかレッドラインとも呼ばれています.
路線は2006年に完成し,Škoda製の部分低床車06Tモデル6本も搬入され,
2007年にも開業かと伝えられていましたが,少し遅れました.

このカリャリ・ライトメトロには,カリャリ県(Provincia di Cagliari)
内のコムーネ(comune)同士を結ぶ路線計画があります.コムーネとは,
イタリアの自治体の最小単位のことです.県内最大の街はカリアリで人口
16万前後,次はクアルトゥ・サンテーレナ(Quartu Sant'Elena)同7万で,
その他の街は概ね3万から1万人台になります.

このほど,カリャリと周辺コムーネの長が集まり,総額3億5千万ユーロを
投じ,ライトメトロ路線網を2012年までに構築することに同意したことが
明らかにされました.2009年1月には建設工事の入札が行われます.

イタリア語のWikipediaにあるMetropolitana leggera di Cagliariの項目
には,1号線の終点モンセッラートから北西に伸びる,現在建設中の2号線
1.75キロを含む,2008年2月時点の8路線の計画が紹介されています.
その案から多少の変更があり,今回記事では次のようになっています.

グリーンライン(3号線) 8.2キロ
カリャリとコムーネのクアルトゥ・サンテーレナ(Quartu Sant'Elena)
間を結ぶ東西の路線でしたが,1号線(レッドライン)との連絡駅までに
短縮され,カリャリ側は外されました.
ブラウンライン(4号線) 2キロ
本来カリャリとセストゥ(Sestu)を結ぶ計画でしたが,交差するブルー
ラインの南半分の一部に短縮され,カリャリに到達しなくなりました.
ブルーライン(5号線) 7.6キロ
2号線に接続する形で西進,2号線と共にモンセッラート(Monserrato)と
空港(Aeroporto di Cagliari-Elmas / CAG / LIEE)を結ぶ形に.
セラルジウス(Selargius)線 2.5キロ
グリーンラインとモンセッラート(Monserrato)の連絡線で,コムーネの
一つ,セラルジウス(Selargius)を経由する路線.
クアルトゥッチュ(Quartucciu)線 1.3キロ
グリーンラインから分岐しコムーネのクアルトゥッチュ(Quartucciu)を
路線網に組み込む形の路線.
イエローライン 4.8キロ
最初の計画でブラウンラインとしていたものから分離し,ブルーライン
との交差地点から北に伸び,セストゥ(Sestu)に至る路線に.
スカイブルーライン(6号線) 5.5キロ
モンセッラート(Monserrato)から北東に伸び,コムーネのセッティモ・
サン・ピエトロ(Settimo San Pietro)に至る路線.
ポエット(Poetto)線 4.5キロ
グリーンラインからクアルトゥ・サンテーレナ(Quartu Sant'Elena)の
海岸にあるPoettoと呼ばれる砂州を走るループ形状の路線?で,新たに
盛り込まれました.

各コムーネの議会は,今後30日以内に計画を承認する必要があります.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
24 maggio 2008 Il metrotram conquista l'area vasta stralciate
alcune tratte urbane Cagliari rinuncia, Quartu ci guadagna

(Altravoce ニュースへのリンク)
23 maggio 2008 Accordo su Metrocagliari: nel 2012 sino al Poetto
16 maggio 2008 Metrocagliari: Soru, venerdì si firma l'accordo
(Sardegna Oggi ニュースへのリンク)

カリャリのライトメトロ1号線の詳細は,運営するサルディーニャ鉄道の
サイトから得ることができます.
HOME PAGE: Metropolitana leggera di Cagliari
時刻表: Linea 1 Cagliari(Repubblica) - Monserrato(Gottardo) Orario
(Ferrovie della Sardegna 公式サイトへのリンク)
上段のリンク先で現在表示される系統図は,昔の計画に基づいています.

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2008年05月17日

【イタリア】地域交通の水準は欧州で最低

イタリアの通信社ANSAがローマから伝えるところによれば,イタリアの
地域内外の公共交通は欧州で最低とする,コンサルタント会社の発表が
あった模様です.フランス,ドイツ,英国,スウェーデンなどから比べる
と,水準は十年は遅れているとまで評されました.
高コスト,低収入,公共資金への依存度が高い,(自家用車などに比べて)
競争力が不足している,といった点が指摘されています.

まず,高コストでは,キロ当たりの運営費用が欧州平均2.78ユーロなのに
対して,イタリアは同3.60ユーロです.生産性の低さも指摘され,地域
交通の従事者一人につき欧州平均は20キロ利用者が移動できるのに対し,
イタリアでは同18キロに留まるとか.

収入は,キロあたり収入が欧州平均1キロ1.55ユーロなのに,イタリアは
同1.00ユーロです.もっとも,月間パスの料金が欧州平均は40.59ユーロ
なのに対してイタリア平均は25.70ユーロで,10%から15%は欧州よりも
運賃が低価格であることが紹介されています.
しかし,金利と税金控除前の収支が-2.3%と赤字?で,これを補填する
ために投入される公共の助成金は年間40億ユーロになり,一日換算では
1千万ユーロ相当を投入している計算になります.

小さな事業者が林立し,営業範囲が断片化していることも,イタリアの
公共交通の特徴のようです.全土で1200を数え,そのうちの上位5つで
市場のシェアは27%を占めるに過ぎないことも,紹介されていました.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
16/05/2008 TRASPORTI LOCALI: ITALIA FANALINO D'EUROPA, 10 ANNI
INDIETRO
(ANSA ニュースへのリンク)

一方で,ミラノのATMでは,自家用車から公共交通への移行を促す少々
風変わりな広告を出したことを,別の記事が伝えています.
ATM: Azienda Trasporti Milanesi

そこではメトロ(地下鉄)はアニメ風にスポーツカーに仕立て上げられ,
路線バスはSUVに,トラムは多目的バン?(monovolume)になって登場して
います.メトロは移動時間の早さを,バスは経済性を,トラムは快適性を
それぞれ象徴しているようです.
16 maggio 2008 Trasporti pubblici a fumetti e la metro diventa
una F1
(La Repubblica ニュースへのリンク)

Home > Azienda > Le campagne pubblicitarie
(ATM 公式サイトへのリンク)
このページの"LA NUOVA CAMPAGNA ATM" 2008に,ポスターの画像が掲示
されています.サムネイルをクリックすると拡大します.

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2008年05月15日

【フィレンツェ】1号線開業は2009年6月末か

フィレンツェ(Firenze / Florence)のトラム(TramVia)1号線は,昨年10月
から軌道敷設工事が開始されていて,今年の年末までに工事を終える予定
とされていましたが,その後の日程が決まりかかっているようです.

トラム1号線(linea 1)は,フィレンツェ西の郊外にあたるスカンディッチ
(Scandicci)から,SMN駅前までの,全長約7.5キロの路線です.
SMN駅: Stazione di Firenze Santa Maria Novella

まだ,イタリア語でBozzaと呼ばれる仮の段階?ですが,土木工事終了は
今年12/31までに,技術的な作業を2009年2月末までに終えさせて,来年の
3/16には試運転電車を走らせる予定です.そして注目される開業日は,
6/30か7/01になる模様ですが,6/30は最後の車両受領日になっているよう
にも読めます.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
14/05/2008 Tramvia: prime prove della linea uno a marzo 2009.
19 milioni per completare l'opera
(055news ニュースへのリンク)
記事は,建設工事を行っている企業連合と,フィレンツェの公共交通を
運営するATAFの両者の契約を,フィレンツェ当局が受け入れたという形で
報じられました.
ATAF: Azienda Trasporti dell'Area Fiorentina

今回の記事では,トラム1号線の建設費は1億9千万ユーロで,意味不明な
700mのトラム車両?(tramvia)とあわせた金額は2億5千万ユーロとなって,
ほぼ同じ距離のフランスのニース(8.7km)の半分近くで済むということが
紹介されています.

予定されている路線図を含む市電計画の概要: Tramvia Tracciato
(Tramvia Fiorentina 公式サイトへのリンク)

【フィレンツェ】関連過去ログ:
2008/2/20 市電計画中止迫る投票結果
2007/10/09 トラム1号線レール敷設開始

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2008年04月22日

【ローマ】中心部トラム延長に架線レス検討?

ローマのトラム8系統を,現ターミナル(Torre Argentina)から,中心街を
経由してテルミニ駅(Stazione Termini)まで,路線を伸ばす構想が出て
久しいようです.

推進派の環境団体の話によれば,途中のvia Nazionale(通り)などでは,
架線を張らない方法も検討されている模様です.記事にはボルドーの名も
載っていました.
もっとも,延長計画自体が決定ではありませんし,架線なしで走れるよう
にするには,地表集電では延長区間の建設費も上がりますし,今の車両が
対応できないため,新車を購入する必要があるという問題を抱えます.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
9 aprile 2008 Atac-Legambiente: un tram (l'8) chiamato desiderio
(Agenzia Dire ニュースへのリンク)
14 aprile 2008 Legambiente: Un tram 8 chiamato desiderio
(La Nuova Ecologia ニュースへのリンク)
日付は違いますが,内容はほとんど同じです.

英語の記事もあります.架線レスの話は出てきませんが,こちらによれば
先週には延長の可否が決まっていそうです.しかし,イタリア語報道を
含めても,その後は何も情報が見つかっていないところをみると,結果は
見送りだったのかもしれません.
11/04/2008 Tram 8 Termini extension mooted.
(Wanted in Rome ニュースへのリンク)

下記ページの右側にあるLe mappe del trasportoの,Roma centroから
PDFファイルをダウンロードすると,8番系統の終点とテルミニ駅の地図を
見ることができます. Muoversi a Roma » Linee e mappe: bus, metro
(ATAC 公式サイトへのリンク)
ATAC: Azienda Tranvie ed Autobus del Comune

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2008年04月11日

【トリノ】近郊にトラムトレイン試験導入か

トリノなどのあるイタリア北西部ピエモンテ州(Piemonte)は,Fasから
2500万ユーロを用立てて,トラムトレイン3本を購入,二年後?から試験
運行することを決めました.イタリアでは初めての導入になると報じられ
ています.なお,投資額は2千万ユーロとする記事もあります,
Fas: Fondi aree sottoutilizzate (未開発地?への基金)

イタリア初とされるトラムトレインが走るのは,トリノ(Torino / Turin)
の西に位置するトッレ・ペッリチェ(Torre Pellice)へ向かう路線で,
現在はトレニタリア(Trenitalia=FS)が列車を運行しています.
トレニタリアとは,イタリア国鉄が上下分離して民営化した際にできた,
国鉄の列車運行を引き継ぐ会社です.

路線長55キロほどですが,このうちトラムトレインの試験運転が行われる
のは,トッレ・ペッリチェ(Torre Pellice)とピネローロ(Pinerolo)間の
約17キロになり,いわば末端のみの運転ということになります.各地で
さまざまな形態をとるトラムトレインですが,ここでは在来線の車両を
トラム化するスタイルになる模様です.最近の例で言えばパリ近郊のT4が
これに該当するでしょう.

資金のうち2千万ユーロは予備車1本を含む計3本の車両購入にあてられ,
残り5百ユーロは,トラム車両に適応するための地上施設の改良に投じ
られます.(総額を2千万ユーロとする記事は,車両費を1500万ユーロと
書いています)

トラム=トレイン化する理由として,需要がトレニタリア(Trenitalia)で
運行を続けるには小さすぎ,さりとて廃止するには大きすぎるからという
ことが挙げられ,加えてトラム車両の加減速性能の高さ,それによって
可能となる新駅の設置,踏切改善?の可能性などが紹介されています.

いずれ,トリノやカゼッレ・トリネーゼ(Caselle Torinese)へ乗入れする
構想もあるとのことで,そうなった時に試験という冠が取れて,トラム
トレインの本領が発揮されることになるのでしょう.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
9/4/2008 Tram-treno: la rivoluzione comincerà da Pinerolo
(La Stampa ニュースへのリンク)
9 apr. Arrivano i primi tram-treno sulla tratta Pinerolo-Torre Pellice
(Adnkronos/IGN ニュースへのリンク)

ピエモンテ州(Piemonte)は,この他にも2300万ユーロを投じて,トリノ
地方の公共交通を運行しているGTTにトラム車両11本を,トレニタリア
(Trenitalia)には機関車14両を購入させる計画も報じられています.
GTT: Gruppo Torinese Trasporti
08/04/2008 Piemonte, in arrivo 23 mln di euro per implementare
servizio su rotaie
(Help Consumatori ニュースへのリンク)

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2008年04月08日

【ミラノ】北部インターアーバントラム再生へ

かつてミラノ(Milano)一円に広大な路線網を広げながら,後に廃止されて
いった都市間連絡トラム(tram interurbani)の生き残りが,今でもミラノ
北部と,デージオ(Desio)とリンビアーテ(Limbiate)を結んでいます.
今回この2路線のうち,デージオに向かう路線が現代の仕様に合うように
大幅な改良を施され,路線も延長されることが決まった模様です.

経済計画閣僚会議と訳されるCIPEが,3月下旬に最終的な承認をくだし,
2億1400万ユーロとされる,Metrotranvia Milano-Desio-Seregnoの改造
工事と車両購入の総額のうちの60%に相当する1億2853万ユーロを負担する
ことになりました.残りは地元負担になるようです.
CIPE: Comitato Interministeriale per la Programmazione Economica

ミラノとデージオを結ぶ路線(Metrotranvia)は,セレーニョ(Seregno)の
FS駅まで延長されて,14.3キロになります.このうちミラノ(Parco Nord)
からPaderno Dugnano(パデルノ・ドゥニャーノ)までの5.6キロは複線で,
そこから北の8.7キロ区間は単線です.
現在の終点デージオ(Desio Deposito)からセレーニョ(Seregno)までの
延長区間は,廃線跡を利用するようです.

車両も,両運転台付の新車18本が投入されることになります.

予定では,2009年1月末には手続きを終え,同年春には着工し,42か月の
工期ののち,2012年7月の開業を目指しています.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
27 Marzo 2008 Trasporti: Metrotanvia Milano-Desio-Seregno e
prolungamento M1 a Monza Bettola,il Cipe finanzia le opere

(Provincia di Milano 公式サイトへのリンク)

02 aprile 2008 Metrotranvia Milano-Seregno, l'ok del Cipe
ANSAの記事 (Corriere della Sera ニュースへのリンク)

公式サイトではありませんしイタリア語ですが,非常に詳しい情報が提供
されています. METROTRANVIA MILANO-SEREGNO
(TRASPORTI A MILANO E HINTERLAND へのリンク)

情報は2003年で更新が止まっているようですが,英語で読めるサイト:
Milano >> The interurban tramways
(Central Station へのリンク)
走っていた電車の画像も豊富に収容されています.
こちらに掲載されている旧型車は,3月の時点でリンビアーテ(Limbiate)
を朝7時半ごろ出発する,ミラノ側のAfforiへの一往復だけのようです.
折り返しは,Afforiを8時ごろ出発だとか.

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2008年02月19日

【フィレンツェ】市電計画中止迫る投票結果

フィレンツェ(Firenze /Florence)市を二分するとまで言われたトラム
(TramVia)建設計画を巡る議論の末,先の日曜2/17に住民投票が実施され
ました.市電建設計画を中止に追い込みたい一派は,そこで賛成票(Si)を
投じます.

投票日を目前に控え,世界のメディアが注目していました.フィレンツェ
という広く知られた街が舞台であることと同時に,計画を推し進めたい
行政側と,受け継がれてきた歴史を頑なに守りたいとする美術界の大物や
専門家らの対立に見えたからです.
市としては,トラムで慢性的な交通渋滞を緩和させて,経済の発展にも
つなげたいとしているのに対して,美術家らは,歴史的な街並みの中を,
長さ30m超の路面電車が走り抜けるのは見るに耐えないとか,その振動が
彫刻や建物に悪影響を与えるのではないかと懸念を示し,計画に反対して
きました.

投票は路線ごとに行われ,サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂を
はじめとした世界遺産に指定された中心部を走る予定の路線は,53.84%の
票が計画中止賛成を示しました.残るもう一つの路線も,計画中止支持が
51.87%と過半数を占め,これでフィレンツェ市のトラム計画は,行く手を
遮られるのかと思われました.

しかし,投票資格を持つ31万5千人余の市民(人口36万余)のうち,意思を
示したのは12万4千人少々でした.雨が降ったわけでもないのに投票率は
39.35%と振るわず,計画中止を求める声は,その約半分の有権者全体の
20%に過ぎないと解釈されたのです.
投票率が五割に満たず,市は投票結果を強制力なしとみなして,市長は
市電計画を予定通り2010年を目指して推進すると,晴れて発表しました.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
既に開票作業は終了していますが,刻々と票数が刻まれていきました.
Referendum Consultivi Cittadini sulla TRAMVIA del 17 febbraio 2008
(Comune di Firenze 公式サイトへのリンク)

イタリアの通信社ANSAが伝える賛成多数と計画続行の短信:
2008-02-18 Tramvia: Domenici, non ci sono presupposti revoca
2008-02-18 Tramvia: i contrari vincono di misura
(ANSA ニュースへのリンク)

イタリア語で数多くの記事が出ていますが,他の言葉でも盛んに報じられ
ています.まずは英語の記事から.
February 18, 2008 Florence says no to new tramline; city says it
will be built anyway

(International Herald Tribune ニュースへのリンク)
スペインの通信社EFEは,大聖堂前に路面電車を走らせたセビリアを,
フィレンツェ市長が例として挙げたことを含めて伝えています.セビリア
では誰も抵抗していないと市長は紹介したそうですが,実情は度々ここで
紹介している通りです.
18-Febrero-2008 Florencia construirá polémico tranvía a pesar
rechazo ciudadano en referéndum

EFEの記事 (Terra España ニュースへのリンク)
フランスでもAFPが記事を配信しました.添えられた画像は,投票前に
トラム計画反対派が催したイベントの一幕です.
février 18, 2008 Italie/réferendum: les Florentins contre le tram
mais faible participation

AFPの記事 (Google ニュースへのリンク)

フィレンツェでも1959年まで路面電車が走っていたとされていますが,
路線がどこだったのかよく判りませんでした.しかし,ウィーンで出た
ドイツ語の記事により,大聖堂前も走っていたことが確認できました.
下の記事では小さいですが,軌道を撤去する時?の画像が載っています.
19. Februar 2008 Ein Nein zur Bim in Florenz
(Wiener Zeitung ニュースへのリンク)

予定されている路線図を含む市電計画の概要: Tramvia Tracciato
(Tramvia Fiorentina 公式サイトへのリンク)

関連過去ログ:
2008/1/19 トラム計画是非を問う投票
2007/10/09 トラム1号線レール敷設開始

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2008年01月19日

【フィレンツェ】トラム計画是非を問う投票

フィレンツェ(Firenze)のアカデミア美術館(Accademia di Belle Arti
Firenze)に展示されているミケランジェロ(Michelangelo)作のダビデ像
(David)が,今度は移転するしないで論議を引き起こしています.

この移転騒動は,日本でも報道されているかもしれませんが,市の計画
するトラム路線が美術館のすぐそばを走ることから,その振動で彫刻が
重大な損害を蒙るのではと懸念されていて,自主的に移動するのかと思い
きや,もちろんそんなことはなく,これもまた市が進める建設中の音楽
などの文化複合施設に,市が移設を表明したのでした.
その理由は,観光客が中心部に殺到するのを,もはや支えきれない状態に
なってきているため,少しでも名所を分散させたいからというものです.
フィレンツェには,年間1100万人もの観光客が訪れていますが,わずか
1平方キロの区画に集中しているのだそうです.しかし,美術関係者らは
猛反発し,政治家まで巻き込む論争になってしまったようです.

その話はさておき,トラムの話をしますと,2/17に住民投票が行われる
ことになりました.市電計画を続行するのか,それとも取消かどうかが
問われることになる模様です.
投票は計画取消案に対する賛否となるため,市電計画に賛成する人はNoと
投じる必要があります.Si(イエス)と入れてしまうと,計画取消に一票を
入れたことになってしまいます.
1号線はすでに着工されていますので,対象は2号線と3号線のようです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
18.01.2008 Firenze, il 17 febbraio referendum cittadino sul
(inToscana ニュースへのリンク)
17 Gennaio 2008 Tramvia: indetto ufficialmente il referendum per
il 17 febbraio
(Nove da Firenze ニュースへのリンク)

これらの記事は,市の考えを記したものになっています.
トラム建設は,大気汚染と戦うこと,エネルギーを節約すること,自家用
車の使用を制限すること,といった多くの欧州諸都市で実施されている
これら3つを実現するために必要であり,単にトラム建設に賛否を投じる
のではなく,生活感のないミュージアム化(città museo)に陥ることを
防ぎ,受け継がれた遺産を守りつつ,いかに街の発展と近代化を図るかを
考えて欲しいと訴えかけているようです.

ダビデ像の移転騒動は,英語の記事で読むことができます.確認されて
いるだけでも,フランス語,スペイン語の記事がありました.
17 January 2008 Michelangelo's 'David' may move in Florence
makeover
(AFP/Google ニュースへのリンク)
17 January 2008 Has 'David' got too big for Florence?
(Independent ニュースへのリンク)

関連過去ログ: 2007/10/09 トラム1号線レール敷設開始

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2007年11月22日

【メストレ】トランスロール第一号到着と公開

ヴェネツィア(Venezia / Venice)と同じ自治体ながら,本土側にあって
たとえ独立しても不思議ではない人口18万弱の街メストレ(Mestre)で,
2010年にも運転開始を目指すトラム(Tram)の最初の車両が,先週金曜日
(11/16)の深夜に搬入されました.車両はゴムタイヤ式のトランスロール
(Translohr)です.火曜(11/20)には車庫で公開されました.

トランスロールは,ヴェネチアに近いパドヴァでも今年から営業運転を
行っていますが,メストレに到着したのは全長32mとパドヴァより長く,
青のパドヴァに対し塗装は赤ですので,クレルモンフェランと同じように
見えます.ロール社の工場があるストラスブール郊外から,トレーラーで
運ばれてきました.発注本数は全部で20です.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
20 nov. PRESENTATO TRA CONTESTAZIONI IL TRAM DI MESTRE
(Agenzia Giornalistica Italia ニュースへのリンク)
17/11 Accolto dall'assessore ...
(Il Gazzettino ニュースへのリンク)

11/20の公開の際は,一時反対派に式を妨害されたようですが,最後に
ロール社の社長が,どの街でもトラムに反対する人たちがいるものの,
いざトラムが走り出してしまうと応援する側に回るものだと語ったとか.

路線概要: LE LINEE
各種ファイル収容ページ: DOWNLOAD
このページにある,16 Novembre: Arriva il Tram に車両搬入の様子を
収めた6分少々のビデオがあります.トレーラーから車体を路面に下ろす
時は,案内輪がたどれるようにトレーラーと路上の案内軌条をうまく接続
させて,慎重に引き下ろしている様子が伺えます.このあたりは鉄軌道の
トラムとさほど変わりありません.一連の作業が無事に終えた瞬間には,
拍手が沸き起こっていました.
同じページの下のほうにある,Percorso Linea Tramviariaは,地図上に
路線を描いたものと思われ,数枚の画像ファイルに分割されています.
費用内訳: COSTRUZIONE DELLA TRANVIA DI MESTRE
工区: CANTIERI
このページでも路線全体像を見ることができ,将来はベニス本島まで延長
されることになっています.
(IL NUOVO TRAM DI MESTRE 公式サイトへのリンク)

関連過去ログ: 2007/1/12 【Translohr】パドヴァ続報とメストレ情報
この時点では今年3月にも最初の車両が到着と報じられていました.

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2007年10月09日

【フィレンツェ】トラム1号線レール敷設開始

トスカーナの中心都市フィレンツェ(Firenze / Florence)で,路面電車
(TramVia)1号線のレールを敷設する工事が,10/08から開始されました.
建設工事は,2008年12月末までに全て終了する予定だそうです.
また,10/25から10/28まで導入予定と同じ低床車(Ansaldobreda製Sirio)
が,当地で展示される予定とのことです.

この夏,日本でも路面電車建設の賛否を巡り,街が二分されているという
報道がありましたが,9月下旬には市議会で3路線の計画が承認された?
らしく,その論争が再燃している模様です.
また,1982年にフィレンツェの中心市街地を世界遺産に指定したユネスコ
(UNESCO)が,強制力はないものの,この路面電車に否定的な見解を出した
ことで,世界も注目しはじめています.

建設が進んでいるのは,フィレンツェの西にある郊外のスカンディッチ
(Scandicci)から,ローマやミラノからの高速列車が発着するSMN駅前へ,
全長約7.5キロに及ぶトラム1号線です.
SMN駅: Stazione di Firenze Santa Maria Novella
このトラム1号線だけで建設費は2億2600万ユーロと見積もられていて,
3路線の合計では7億ユーロとされていますが,10億ユーロになるとみる
むきもあるようです.

話題の中心はもっぱらトラム2号線で,中心街の北西にあるフィレンツェ
空港(FLR / LIRQ)から,SMN駅前とドゥオーモ広場(Piazza del Duomo)を
経由してLibertàに至る,約9キロの路線です.
ドゥオーモ広場や大聖堂(Santa Maria del Fiore)の近くを通るため,
それらの景観を乱すことと,全長30m超の路面電車が走ることで生じる,
騒音と振動が問題視されていました.
アカデミア美術館(Accademia di Belle Arti Firenze)に展示されている
ミケランジェロ(Michelangelo)作のダビデ像(David)が危機に瀕している
というタイトルで報道した外国メディアもあるほどです.トラム2号線の
軌道は,実際には美術館から1ブロック離れています.

フィレンツェ市やトラム計画を進める会社は,軌道の下には最新の対策を
施すなどして,騒音や振動を軽減すると説明していますし,今でも一日
2千台の路線バスが近くを走っていることも指摘されています.
執拗な反対は,選挙対策の一環ではないかという見方もあるようですが,
この2号線とトラム3号線に関しては,着工も含めて時期未定の状態です.
また,2路線には計画中止を求める署名運動も行われているようです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
少し前の記事もあり,掲載期間終了でリンク切れの際はご容赦ください.

トラム1号線のレール敷設工事が始まったことを伝える記事:
08.10.2007 Tramvia a Firenze, posati i primi binari
(inToscana ニュースへのリンク)

先月の出来事をまとめている記事:
2 ottobre 2007 A Firenze sul tram sale la polemica
(RaiNews24 ニュースへのリンク)

英語によるイギリスでの記事:
October 2, 2007 Florence divided over £500m tram scheme
(The Guardian ニュースへのリンク)
02/10/2007 Florence tram plans 'putting art at risk'
(Daily Telegraph ニュースへのリンク)
ドイツ語によるスイスでの記事:
01.10.07 Michelangelos David von Tram bedroht
SDA/ATSの記事 (20minuten ニュースへのリンク)
スペイン語によるメキシコでの記事:
2 de octubre de 2007 Piden intervención de Unesco contra tranvía
junto a baptisterio de Florencia

EFEの記事 (El Mexicano ニュースへのリンク)

公式サイト トップページ: Tramvia Firenze
08 -10 -2007 Posari questa mattina i primi binari della tramvia
1号線の概要: Progetto - Linea 1
2号線の概要: Progetto - Linea 2
(Tramvia Fiorentina 公式サイトへのリンク)

ドゥオーモ広場(Piazza del Duomo)では架線を張らずに走ることになると
以前紹介していましたが,今回一連の記事の中には,それを取り上げた
ものは見つかりませんでした.
しかし,公式サイトにある今年7/16付けのニュース(Notizie)に,国の
運輸省からバッテリー走行に必要な金額の6割に相当する410万ユーロの
補助金?を,2009年までの3年間に受け取れるとあります.それによれば,
架線を張らずにバッテリーで走る区間は約300mだそうです.

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【フィレンツェ】トラム関連 過去ログ:
2007/2/13 大聖堂近くは架線レス?
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2007年05月08日

【パドヴァ】トランスロール脱線で乗客負傷

先週末の夕方,イタリア鉄道駅(Stazione F.S.)を出たCapolinea sud行の
最終トラム(18:00発)が,駅前交差点を曲がったところでトランスロール
(Translohr)に特有の案内輪が脱輪,その影響で最後尾の車体が遠心力で
軌道からはみ出し,交差点の角に建っていた信号機に衝突して窓ガラスが
大破したため,破片で乗客に負傷者が出た模様です.
やっとの思いで営業を開始させた関係者の衝撃もさることながら,利用者
にも不安が広がっているようです.

パドヴァ(パドバ)(Padova / Padua)でトランスロールが脱線するのは,
3月下旬に営業運行に入ってからは初めてですが,昨年10月と今年2月に
次いでこれで3回目になります.なお,現時点で運行停止などの措置は
とられておらず,通常運転が続けられています.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
脱線の一報とその後の報道 :
6 Maggio 2007 Ennesimo incidente per il tram, ...
8 Maggio 2007 Il convoglio deragliato per un "cubetto"
(Il Gazzettino On Line ニュースへのリンク)

トラムの運転手が警告表示が出ていたのに無視して走行したからという
人為ミス説もあったなかで,今日付けの報道ではcubettoで脱輪という
記事が出てきました.
直訳調になりますが,火成岩の立方体がレールの端にあったからという
のが原因とされています.そこで,前にもあったような対応策ですが,
小石などを除去する装置を各車に取り付けることになったようです.
しかし,軌道上に物を置かれるなど,トラムに対する嫌がらせもあるとの
ことです.

flickrに,画像が投稿されていました.
Tram sbarato by ktulu.it (Taken on May 6, 2007)
photostreamの右側の画像は,トラムが衝突した衝撃で曲がった信号機と
思われます.その画像ではバックにイタリア鉄道の駅舎も見えます.

脱線に関する情報はありませんが,公式サイトでは,現在トップページを
開くと7分近いビデオが流れます.これを見ただけでも乗ってきた気に
なれるくらいの代物で,パンタを下げてバッテリー走行するシーンも収容
されています.
Tram di Padova (APS 公式サイトへのリンク)
APS : Azienda Padova Servizi

先月から,中心部の停留所で無線LANによる高速インターネット接続も
提供されています.6/30まで無料のようですが登録制で,メニューにある
Padova WiFiをクリックすると,詳細をイタリア語で確認できます.

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パドヴァのトランスロール関連 過去ログ リスト :
2007/3/26 ゴムタイヤトラム3/24遂に開業
2007/3/04 トラム3/24営業開始を発表
2007/1/12 【Translohr】パドヴァ続報とメストレ情報
2006/10/21 トランスロールを改良?
2006/10/15 【トランスロール】案内輪逸脱はパドヴァでも
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2007年03月26日

【パドヴァ】ゴムタイヤトラム3/24遂に開業

今年は,イタリアのヴェネト州(Veneto),パドヴァ(パドバ)(Padova /
Padua)に,電気運転による路面電車が走ってから,ちょうど100年目に
あたるそうです.馬車の時代から数えると174年目になるとか.その路面
電車は1954年に廃止されてしまいますが,計画から15年,予定より大幅に
遅れながらも,新しいトラム(Metrotram)が,3/24に遂に開業しました.
今度のトラムは,ゴムタイヤを履いたトランスロール(Translohr)です.
また,一部区間ではパンタグラフを下ろして,バッテリーで走ります.
このトランスロール(Translohr)に車種が決まってからも,5年の歳月が
過ぎていました.

今回の開通は,既にご紹介の通り,街の北側にあるFS駅(Stazione)から,
南のGuizza地区まで,バッテリー走行する架線レス区間(675m)を含んだ,
1号線(linea Sir 1)の一部です.パドヴァには,全部でトラムが3路線,
3号線まで計画があるようですが,1号線以外がどれだけ進展しているの
かは,よくわかりません.
FS : Ferrovie dello Stato Spa (イタリアの鉄道会社,元国鉄)

南端に設けられる車両基地が未完成のため,現在はFS駅近くにある仮説の
車庫を使い,トランスロール4本のち,2本を営業運行に就かせます.
StazioneとGuizzaの起終点間の所要時間は,当初21分強とみられていま
したが,各停留所での時間が20秒で計算されていて,これでは無理との
指摘を受け,停車時分を30秒にし,所要時間は24分になった模様です.
ただし,市のサイトからダウンロードできるブローシャなどには,22分と
記載されています.
所要時間が若干伸びたことと,折返し時間の確保のため,これは運転手が
要求したようですが,2本体制の間は,トラムの運転間隔が35分になって
しまいました.今月初めまでは,30分間隔の計画だったのです.また,
運転時間帯も,朝7時台から夕方6時台までの限定的なものです.

Guizzaの車両基地が完成し,トランスロールの本数を増やせるようになり
次第,運転本数が増やしていく予定です.
先週末の3/22には,無事に当局から認可が下りていました.また,問題が
残っていたらしい分岐器は,開業日までに改修されたようです.

3/25は,環境保護の日曜(domenica ecologica)でした.これは,大気汚染
への対策ととして,10時から18時の間,古い町並みの残る市内中心部への
自動車の乗入れが禁止になる日です.この日はバスに乗る際は,乗車券を
1回買うだけでいいようです.もしも,違反して車を乗り付けると,罰金
74ユーロだとか.
この土日にはトラムは運賃無料で運転されましたが,今日3/26からは,
APSの運行する路線バスと同じ運賃(市内75分間1ユーロ)が必要です.
APS : Azienda Padova Servizi

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
開業案内 Corse gratuite sabato 24 e domenica 25 marzo 2007
3/26からの時刻など (3/21改訂) Tram: biglietti e orario corse
(Comune di Padova 公式サイトへのリンク)

FS駅(Stazione)発 トラム時刻表 2007/3/26現在
6 | 55
7 | 30
8 | 05, 40
9 | 15, 50
10 | 25
11 | 00, 35
12 | 10, 45
13 | 20, 55
14 | 30
15 | 05, 40
16 | 15, 50
17 | 25
18 | 00

地元紙では,大幅に紙面を割いているようです.認可が下りたころから
週末にかけて,主な記事だけを紹介しておきます.
23 Marzo 2007 Tram: è arrivato l'ultimo "ok"
24 Marzo 2007 Ore 11, il tram comincia il suo viaggio
(Il Gazzettino On Line ニュースへのリンク)

開業式典の模様 :
trampadova Metrobus Tram Padova flickr by Andrea Omizzolo

Windows Live Local bird's eyeを参考に,路線図を書いてみました.
Padova_tram1.png
青線が架線集電,緑が架線なしでバッテリー走行しているものと思われる
区間.その他,黒線はFS線,灰色の線は道路を表します.停留所の位置は
推測している場所もかなりあります.正確ではありません.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

パドヴァのメトロトラム=トランスロール 関連過去ログ リスト :
2007/3/04 トラム3/24営業開始を発表
2007/1/12 【Translohr】パドヴァ続報とメストレ情報
2006/11/14 【クレルモン=フェラン】一ヶ月遅れの運転開始
2006/10/21 トランスロールを改良?
2006/10/15 【トランスロール】案内輪逸脱はパドヴァでも
2006/10/09 架線レス区間も試運転開始 (非営業運転開始)
2006/9/12 トランスロール11月に延期 (遅れの原因)
2006/8/03 トランスロール9月運行開始 (幻に..)
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2007年03月04日

【パドヴァ】トラム3/24営業開始を発表

パドヴァ(パドバ)(Padova / Padua)のトラムが,ようやく3/24に営業を
開始するという発表がありました.例によって,最初の土日は運賃無料と
なるそうで,3/26からは,APSの運行する路線バスと同じ運賃(市内75分間
1ユーロ)が摘要されます. (APS : Azienda Padova Servizi)
3/25の日曜日は,domenica ecologicaとなっていて,これは直訳すれば
環境保護の日曜日(エコロジカル・サンデー)ということで,営業開始に
ふさわしい週末ということになりそうです.

当初予定から2年半近い遅れとなりますが,これまでは旅客を乗せない
状態で,開業後とほぼ同じダイヤの運転が続けられ,2月中旬から車両が
2本追加されて,4本体制で15分間隔の試運転が行なわれていました.

パドヴァのトラム(Metrotram)は,トランスロール(Translohr)を導入して
います.トランスロールは,日本国内にも実験線があり,実物も走って
いますし,フランスのクレルモン=フェランでは,昨年11月に一足早く
開業していますので,物珍しさはないかもしれませんが,バッテリーで
走る架線の張られていない区間もありますし,パドヴァは,ヴェネチア
(ベニス)観光のついでに,日帰りで視察できる好位置にあります.

今回の開通は,既にご紹介の通り,FS駅(Stazione)から,パドヴァの南に
位置し,車庫が設けられるGuizzaまで,バッテリーで走行する架線レス
区間(675m)を含む,1号線(linea Sir 1)の一部です.StazioneとGuizzaの
間は,21分で結ばれます.
FS : Ferrovie dello Stato Spa (イタリアの鉄道会社,元国鉄)

本来なら,3/22に当局の営業認可を獲得してからとなるところですが,
2年以上も待たされた市議会議員?が,日程を組んでしまったようです.
非営業の運転は,昨年10月に開始されていましたが,脱輪事故があり,
そのまま運転を休止していました.対策が施されたあとの今年1月,漸く
試運転は再開されますが,その後も自動車との接触事故や,ポイントでの
脱輪などが続き,3月営業開始の予定も危ぶまれていたところでした.
このまま4週間後には,営業開始を祝う記事を読みたいものです.

営業開始直後の土日(3/24-25)は,トランスロール4本稼動体制での運行と
なりますが,3/26からは,当面は2本だけが運用されます.このため運転
間隔は30分となり,平行する路線バスの8系統も存続されて,利用者は
どちらかを選択するようになります.
その後,5月末にはGuizzaの車庫が完成し,6月からは車両が6本になり,
そのうちの4本が常時運用につくことで,トラムの運転本数が増えていく
ことになるようです.10分間隔の運転が可能になる時点で,8系統の路線
バスは廃止され,将来は車両が14本揃った段階で,最短で4分間隔となる
高頻度運転を行う計画です.これが,バスをトラムに置き換える理由の
一つでした.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
01-03-2007 Il tram in funzione dal 24 marzo
(Padova News ニュースへのリンク)
Venerdì, 2 Marzo 2007 Fissata la storica data del via:
passeggeri a bordo da sabato 24

Venerdì, 2 Marzo 2007 Passeggeri sul tram a partire dal 24 marzo
(Il Gazzettino On Line ニュースへのリンク)

トラム1号線 : Linea tram: tratta Stazione-Guizza
車両諸元 : Caratteristiche tecniche del tram
(Comune di Padova 公式サイトへのリンク)

Linee e orari LINEA 8 (6/10まで有効のバス時刻表ほか)
(APS 公式サイトへのリンク)

バッテリーによる走行と,パンタを上げるシーンが収まっている映像 :
Padova Translohr From grandunion
(YouTube へのリンク)

イタリアもフランスと同様に,バードアイ画像が見られる範囲が広がって
います.パドバでは,軌道敷設が早かったこともあり,確認できます.
上は10月に脱線した現場で,Basilica di Santa Giustinaの近く,下は
中心部にあるPrato della Valleで,この広場の北と西の縁をトラムが
走ります.これらの区間には架線はありません.
* l'angolo tra via Luca Belludi e riviera Businello (西向き)
* Prato della Valle (北向き)
(Windows Live Local bird's eye へのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

Tram di Padova
by senza_nick, cinese imbriago (flickr)
Tram di Padova
(Taken on February 1, 2007)

パドヴァのメトロトラム=トランスロール 関連過去ログ リスト :
2007/1/12 【Translohr】パドヴァ続報とメストレ情報
2006/11/14 【クレルモン=フェラン】一ヶ月遅れの運転開始
2006/10/21 トランスロールを改良?
2006/10/15 【トランスロール】案内輪逸脱はパドヴァでも
2006/10/09 架線レス区間も試運転開始 (非営業運転開始)
2006/9/12 トランスロール11月に延期 (遅れの原因)
2006/8/03 トランスロール9月運行開始 (幻に..)

*** パドヴァへの足 ***

パドヴァへは,イタリア鉄道の便がいいので,行き方を紹介するまでも
ありませんが,ヴェネツィア・テッセラ空港(ベニス マルコポーロ空港)
(Aeroporto di Venezia-Tessera / Marco Polo International Airport)
からパドヴァへ直行したい時は,わざわざメストレ駅までバスで出ずに,
空港から直通バスの利用が便利かもしれません.平日は30分間隔で運転
される時間帯もあります.

SITAという会社が運行する路線バスの時刻を検索できるページ :
Ricerca degli orari delle corse (SITA)
発着地には,
VENEZIA AEROPORTO TESSERA (ヴェネツィア・テッセラ空港)と,
PADOVA AUTOSTAZIONE (パドヴァ・バスステーション)を選択して,
日付や時間帯を選んだあとは,
corse di ANDATAで,左から右への時刻検索,
corse di RITORNOで,右から左への時刻検索が可能です.

パドヴァのバスターミナルは,イタリア鉄道の駅よりも,やや南にあり,
トラムの軌道まで歩いてすぐの距離と思われます.
Padova Autostazione : piazzale Boschetti (東向き)
(Windows Live Local bird's eye へのリンク)
このバードアイ画像は東向きですので,これを下にずらしていくと(実際
には西に移動すると),すぐに川を渡る橋が見えてきます.この橋の上を
トラムは走っているはずです.

もしも,パドヴァ市内で宿泊される場合には,事前予約制で空港到着口
から,パドヴァ市内の指定の場所(ホテル玄関)まで運んでもらえる,乗合
シャトル便も複数社あるようです.時間は余計に掛かると思いますが,
タクシーより安く一人でも利用でき,一名の場合は25ユーロからです.

実際に利用したわけではありませんし,情報が古いかもしませんので,
利用は各自のご判断でお願します.

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2007年02月13日

【フィレンツェ】大聖堂近くは架線レス?

イタリア,トスカーナ州の州都フィレンツェ(Firenze / Florence)には,
かつて市電が走っていたそうです.その後はバスにとって代わられました
が,人口36万余のこの街に,今また,3つの路線からなる路面電車建設
計画があります.そのうちの1号線は着工済みで,当初の予定では今年
2007年開業予定でした.現実には遅れて2009年1月とも言われています.

ルネッサンス期には欧州における文化の中心地という地位にあっただけ
あって,中心部には歴史的な建造物も多い街です.路面電車の導入は,
中心部の交通混雑緩和が目的の一つではありましたが,大聖堂をはじめと
する建物の脇を走ることで,その振動が建物に与える影響を懸念する声も
出ていました.

計画では,市電2号線の軌道がサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
(Santa Maria del Fiore)の,ドゥオーモ(大聖堂 / Duomo)から90mの近く
を走ることになっているほか,隣接する建物のサン・ジョヴァンニ洗礼堂
(Battistero di San Giovanni)からは,わずか7mという近さを走ることに
なっています.

反対派を前に計画を進める側では,振動と言っても,すでに路線バスが
15系統もそばを走っているほか,自動車も通行していることと,市電が
開通した後には,これらが無くなる?ので,心配は無用と主張します.

そこで,文化省に相当する?当局(Ministero per i Beni e le Attività
Culturali)にある委員会(Comitato Tecnico-scientifico per i Beni
Architettonici e Paesaggistici)が,昨日2/12に見解を発表しました.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
大聖堂のそばを走る市電路線計画で論議が起きていると伝える記事 :
7 Feb 2007 (これはスペイン語の記事です)
Polémica en Florencia por nuevo tranvía cercano a la catedral
(Milenio ニュースへのリンク)
実は,オーストリアdiepresse.comが同じような内容の記事をドイツ語で
掲載していたのですが,こちらは既に消去されてしまいました.

2/12に出された委員会の見解は,市電計画に概ね好意的なものでしたが,
いくつか条件が提示されました.
lunedì 12 febbraio 2007 TRAMVIA FIRENZE: PARERE FAVOREVOLE
DA COMITATO DI SETTORE

(AGI - Agenzia Giornalistica Italia ニュースへのリンク)

条件の中には,サン・ジョヴァンニ洗礼堂の近くの電停は止める?こと,
振動防止策を講じることなどに加え,最後に重要なこととして,大聖堂と
洗礼堂の間?は,架線レスにすることとあります.

これに先立つ2/09に,大聖堂のあるドゥオーモ広場(piazza Duomo)では,
架線を張らずに電車を走らせようとする話が出ていました.景観保護の
観点からのようです.バッテリー搭載により,費用が増加することや,
42ある座席数が5%減ることなども伝えられています.

バッテリー搭載による架線レスの話が出ている記事 : 09/02/2007
TRASPORTI:FIRENZE; TRANVIA SENZA PALI ELETTRICI TRATTO DUOMO
(ANSA ニュースへのリンク)
Tramvia. Senza pali elettrici il tratto in piazza Duomo
(inToscana ニュースへのリンク)

フィレンツェの市電計画 : (Comune di Firenze 公式サイトへのリンク)
(トップページ) Tramvia Fiorentina - Progetto Tramvia
(Ansaldobreda製の車両情報) Tram Sirio
(建設中の1号線) Progetto - Linea 1
(2号線の計画) Progetto - Linea 2

2号線計画のページにある,Tavola 19の部分をクリックすると,大聖堂の
近くを通る部分の詳細図がJPGファイルで表示されます.

現場は,恐らくここのことだと思われます.(北向きのバードアイ画像)
piazza Duomo (Windows Live Local bird's eyeへのリンク)

1号線は,フィレンツェの中央駅に相当するSMN駅が起点ですし,2号線が
開通した後は,長距離列車が発着するSMN駅からドゥオーモ広場まで,
電車で移動できるようになりそうです.
SMN : Stazione di Firenze Santa Maria Novella

追記 : 2007/2/14
当局の見解と書きましたが,距離にして300mのバッテリー走行に
よる架線レス化は,どうやら決定のようです.
ドイツの通信社DPAが,記事を配信していました.
13.02.2007 Tram vor dem Dom von Florenz wird gebaut
(Basler Zeitung ニュースへのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
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2007年01月12日

【Translohr】パドヴァ続報とメストレ情報

トランスロール(Translohr)の営業運転が足踏み状態だった,イタリアの
パドヴァ(パドバ)(Padova)で,今週初め1/08から,旅客営業を行わない
運行を再開しました.昨年10月に脱輪事故を起こし休止して以来です.
昨年秋と同様に,30日間無事故で運転した後に,旅客を乗せた営業運転を
開始することができ,今のところ2月末から3月はじめになる見通しです.

FSの中央駅(Centrale)からパドヴァの南にあるGuizzaまで,バッテリー
走行になる架線レスの区間(675m)を含む,約6キロの1号線(linea Sir 1)
となるのは,昨年秋と同じで,月曜から土曜までの朝6:45から夜19:08
まで,トランスロール4本を使った仮の運転が行われます.その際には
各電停にも停車してドアも開閉するなど,本番さながらとなりますが,
あくまで乗客は乗せません.
FS : Ferrovie dello Stato Spa (イタリアの鉄道会社,元国鉄)

同じような脱輪事故を起こしながらも,フランスのクレルモン=フェラン
では,昨年11月より営業運行が開始されています.
明暗をわけたのは,推測ですが,やはりパドヴァでは中央のガイドレール
(案内軌条)の設置精度に問題があったのではないでしょうか.最初は,
車線を仕切る鋲(びょう)くらいに考えていたのかもしれません.

前回のようなつまづきもなく,2月末から3月はじめに営業運転が開始され
れば,今秋まではトランスロール4本のうち,1本が予備車に回る3本での
運用となり,一日24便の運行に留まります.この関係もあり,並走する
路線バス(8番)も継続して運転されます.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
パドヴァで仮運転開始前と,開始後の記事 :
07-01-2007 Riprendono le prove del metrotram
(Padova News ニュースへのリンク)
09/01/2007 Tram subito bloccato da tre incidenti
Il Mattino di Padovaの記事をPDFファイルで提供しているもの
(Associazione Commercianti Turismo e Servizi Padova へのリンク)


パドヴァのトラム : (Comune di Padova 公式サイトへのリンク)
Linea tram: tratta Stazione-Guizza (電停のリストなど)
Prove tecniche del tram (1/08現在の仮運行情報)

トラムと同じ区間を走るバスの案内 :
LINEA 8 orario in vigore dal 11.9.2006 al 10.6.2007
(運行を請け負う?会社の Aps Holding 公式サイトへのリンク)

一方,パドヴァから30キロ少々離れた,メストレ-ヴェネツィア(Mestre-
Venezia)へも,トランスロール(Translohr)が今年前半(3月?)にも到着
するとの報道がありました.
メストレのトラム,Tram a Mestreは,2009年の開業予定とされていて,
2009年6月に,まず本土側のFavaroとMargheraの間で,運転が開始される
予定です.

ヴェネチアの本土側,メストレ(Mestre)の車両が,間もなく到着すると
伝えていた記事 : (繋がらないかもしれません)
9 Gennaio 2007 In arrivo le prime carrozze del tram
(Gente Veneta ニュースへのリンク)

公式サイトが見つかりませんが,メストレトラムの路線図やデータが,
まとめられているページ : Venezia (MetroTram へのリンク)

下記には車両の画像が載っていますが,何か違うような気もします.
Il tram a Mestre sarà pronto nel 2009
(Radio Base Popolare Network へのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

パドヴァとクレルモン=フェラン,トランスロール 関連過去ログリスト :
2006/11/14 【クレルモン=フェラン】一ヶ月遅れの運転開始
2006/11/03 【クレルモン=フェラン】11/13営業再開へ
2006/10/21 【パドヴァ】トランスロールを改良?
2006/10/15 【トランスロール】案内輪逸脱はパドヴァでも
2006/10/14 【クレルモン=フェラン】本格開業はお預け?
2006/10/09 【パドヴァ】架線レス区間も試運転開始 (非営業運転開始)
2006/9/12 【パドヴァ】トランスロール11月に延期 (遅れの原因)
2006/8/03 【パドヴァ】トランスロール9月運行開始 (幻に..)
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2006年11月03日

【パドヴァ】改造後の試運転再開か?

今週初め,フランスのストラスブール近郊(Duppigheim)にあるロール社
(Lohr Industrie)の試験線で,イタリアのパドヴァ(パドバ)(Padova /
Padua)で先月脱線した,トランスロール(Translohr)の実証実験が行なわ
れました.その結果,2つの改造を施せば問題ないという結論に達した?
ようで,スノープロウのような排障器を付けたトランスロールが,昨日
パドヴァで試走しているはずです.
結果次第では,軌道を道路に戻す?というような発言もあるかのように
読める記事もありました.誤訳の可能性があります.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
メトロトラムが,リトマス試験にかけられると題する記事 :
29 Ottobre 2006 Metrotram, "prova del nove" a Strasburgo
(Il Gazzettino Online ニュースへのリンク)

ストラスブールでの試験で,改造されればOKという文字がタイトルに載る
記事 : 31/10/2006 Strasburgo, è ok il tram con le modifiche
(Associazione Commercianti Turismo e Servizi Padova にアップロード
されている, il mattino di padova 記事PDFファイルへのリンク)


しかし,この記事の最後によれば,パドヴァ市長はクリスマス(Natale)
までにトラム(Metrotram)が(営業運行として)走ることはないと考えて
いるようです.
31/10/2006 Tram, nuove prove "Non partirà a Natale"
(Associazione Commercianti Turismo e Servizi Padova にアップロード
されている,Corriere del Veneto 記事PDFファイルへのリンク)


昨日,改造後のテストが本日行なわれると伝える記事 : 2 Novembre 2006
Oggi i test del dispositivo che tiene "pulita" la rotaia
(Il Gazzettino Online ニュースへのリンク)

今日(11/03)は,その記事があるかと思いましたが,最近では珍しく,
パドヴァ関連の紙面にTramの文字が全くありませんでした.

おまけ,雪の上を走るトランスロールのビデオ :
August 28, 2006 Translohr sous la neige From Jfox63
(Youtube へのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

最近のトランスロール 関連過去ログ :
2006/11/03 【クレルモン=フェラン】11/13営業再開へ
2006/10/21 【パドヴァ】トランスロールを改良?
2006/10/15 【トランスロール】案内輪逸脱はパドヴァでも
2006/10/14 【クレルモン=フェラン】本格開業はお預け?
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2006年10月21日

【パドヴァ】トランスロールを改良?

クレルモン=フェラン(Clermont-Ferrand)とパドヴァ(パドバ)(Padova /
Padua)で,旅客を乗せない状態の実質的な運行を開始していたトランス
ロール(Translohr)が,相次いで案内輪の脱線を起こしていました.
パドヴァでは,地元新聞のパドヴァ版トップページにtram(metrotram)の
文字がない日は,このところありません.先日までは連日のように写真も
掲載されていたほどです.

その中に,脱輪を防止するため,パドヴァでは改造を加えることになった
という記事がありました.
改良点は2つあります.一つは中央のガイドレール上の障害物を察知し,
それを物理的に排除する装置を先頭の案内輪の前に設置することで,二つ
目は,電気的に軌道の異常を発見する?装置です.2つ目は非常ブレーキ
とも連動します.
(以下,リンク先は新しいウィンドウで開きます)
パドヴァでの改造内容を伝える記事 :
19 Ottobre 2006 Tram, tutti i carrelli vanno modificati
上段の記事の続編 Il tram ci riprova martedì, dopo le modifiche

行なわれた案内軌条の点検と改修は,多くの時間と労力が割かれただけ
でなく,その影響で道路交通を混乱に陥れました.
20 Ottobre 2006 Rotaie da controllare al millimetro
レール敷設に高い精度が求められるのは,鉄軌道と鉄車輪の場合でも同様
ですが,トランスロールの場合,案内軌条の高さ?(幅?)は最大4.8cmで,
これを超えてはならず,2ミリでもレール面が高く?なると,問題が生じる
ようです.
正式な発表があったのかどうか未確認ですが,パドヴァの脱輪は,軌条
敷設時に生じた,軌道面のわずかな不整が原因とみられています.

disastro(災難)とまで記事で書かれるようになったトラム.
20 Ottobre 2006 Metrotram che disastro. Davanti ...

日付は前後しますが,イタリアで同じトランスロールを導入するメストレ
(Venezia Mestre)とラクイア(L’Aquila)の担当者とともに,走行試験が
行なわれました.そのことを伝える記事 :
18 Ottobre 2006 Tram: oggi qualche giro, da lunedì le corse

これ以外にもありますが,とても読み切れませんでした.
(ここまでは,Il Gazzettino On Line ニュースへのリンク)

ゴムタイヤ式トラムなどの歴史を振り返るフランス語の記事もあります.
20 octobre 2006 Les tramways sur pneus à guidage par monorail
(AgoraVox へのリンク)
中央のガイドレールと鉄車輪のガイドロールを採用した,ナンシーのTVR
でも当初問題があったこと,その後にTVRを開業させたカンでは,ガイド
レールを強化するなどの対策が講じられたこと,両市では現在は問題ない
ものの,ゴムタイヤトラムの売りであった,建設費の安さは幻だったこと
なども取り上げられ,今回のトランスロールの一連の脱輪で,どちらも
中央ガイドレールと鉄車輪ガイドロールの組合せが弱点であると記して
います.それに対して,光学式ガイドウェイバスは問題なく走っている
とありました.しかし,米国ラスベガスで導入されたCivisのBRTでは,
光学式ガイドウェイの使用を,問題があって中止したはずです.


不明な点や,誤訳や誤解はご容赦ください.

直近のトランスロール 関連過去ログ :
2006/10/15 【トランスロール】案内輪逸脱はパドヴァでも
2006/10/14 【クレルモン=フェラン】本格開業はお預け?
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2006年10月15日

【トランスロール】案内輪逸脱はパドヴァでも

トランスロール(Translohr)関係者にとり,今月は始まる前まで期待の月
だったはずです.イタリアではパドヴァ(パドバ)(Padova / Padua)で,
非営業でありながらも遅ればせながら運転が開始され,フランスでは,
クレルモン=フェラン(Clermont-Ferrand)で旅客営業開始が予定されて
いたからです.しかし,いざ10月を迎えてみると,月初めにクレルモン
フェランで脱輪事故が起きて,事態は一転していくことになります.
クレルモン・フェランでは,この事故で一週間試運転が中止されますが,
それが再開した翌日,今度は700キロ近く離れたパドヴァで,同じような
脱輪が起きていたのです.

事故は脱線と言ってもいいのかもしれませんが,ご存知の通り,トランス
ロールはゴムタイヤ式トラムですので,走行輪が脱線したわけではなく,
中央の案内軌条(ガイドレール)から,案内車輪(ガイドロール)が逸脱した
ということです.両市とも,一般の乗客を乗せていませんでしたので,
けが人などはいない模様です.

同じゴムタイヤトラムのTVR,フランスのナンシーやカーンで走っている
ほうは,案内輪1つでフランジを頼りに案内軌条上に留まっているのに
対して,トランスロールでは2個の案内輪を直角に組み合わせて,特殊な
形状の案内軌条を挟み込むような構造になっています.
案内軌条(緑)と案内輪(赤)の関係 : 左がTVR,右がトランスロール
TVRGeleiding.png TranslohrGeleiding.png
このように,トランスロールはTVRと比べて,明らかに案内輪が脱輪の
起きにくい仕組みになっているはずでした.
(画像はいずれもウィキメディア・コモンズより)

パドヴァの状況 :
10/07から旅客を乗せずにダイヤ通りの運転を開始していたパドヴァで,
10/10午後metrotramが脱輪事故を起こしました.現場は,先日架線レス
区間としてご紹介した,教会をバックにして走る場所のようです.原因
不明のまま,翌日には旅客を乗せない運行を再開しましたが,その後に
少なくとも10/17まで,運行を停止することにしたようです.それまでに
中央案内軌条を細かく点検するのでしょう.原因推測の一つには,案内
軌条敷設時の溶接不良が疑われていました.

(以下,リンク先は新しいウィンドウで開きます)
パドヴァやヴェネチアなど,ヴェネト州の地元新聞,Il Gazzettino紙の
11/18に旅客営業を開始するかもしれないという報道 :
9 Ottobre 2006 Passeggeri sul tram dal 18 novembre
別の情報筋では12/02説もありましたが,どちらも脱輪事故前の話です.

同紙10/11(事故の翌日)の見出し一覧ページ :
Mercoledì, 11 Ottobre 2006 Padova, Le principali notizie di oggi.
2段目がメトロトラム(トランスロール)の事故に関する記事で,3段目は
クレルモン=フェランで同タイプのトラムが開業することを伝える記事.

詳細は読み切れませんが,トランスロールを導入するヴェネツィアの本土
側に位置するメストレ(Mestre)でも,パドヴァの脱輪が気になります.
Giovedì, 12 Ottobre 2006 Mestre "studia" il tram deragliato
続編 «Tram, a Mestre il rischio deragliamento è inferiore»
上段のリンク先は10/12の1面の記事です.その続きにあたる7面の記事が
下段のリンク先ですが,タイトルも示しているように,パドヴァと同じ
トランスロールを導入するものの,メストレ(Mestre)では問題ないという
関係者の言葉が,記されているようです.

Il Gazzettino紙10/14(土)の紙面5ページ目の記事一覧 :
Sabato, 14 Ottobre 2006 Padova, Pagina 5.
最初に案内軌条点検のため?火曜日まで運行を停止するとの記事があり,
3段目にはクレルモン=フェランでトランスロールがその日開業することを
伝える記事があります.
両市では同じトランスロールのゴムタイヤトラムでも,色の違いのほか,
車体の長さが異なります.クレルモン=フェランは客室の車体が4つのSTE4
タイプ,パドヴァはそれより短い3車体のSTE3です.客室モジュールの間
には,ゴムタイヤの台車が収容されている駆動モジュールがあります.
最下段の記事は,LOHR社からの説明のようです.
(ここまでは,Il Gazzettino On Line ニュースへのリンク)

新聞記事のコピーをPDFファイルで収容しているサイトから,IL MATTINO
DI PADOVA紙の該当記事部分 : (PDFファイル)
11/10/2006 IL TRAM DI PADOVA È GIÀ DERAGLIATO
13/10/2006 DERAGLIA IL TRAM GEMELLO
画像はモノクロで不鮮明ですが,脱輪現場と車両の様子が伺えます.
(Associazione Commercianti Turismo e Servizi Padova へのリンク)

脱輪現場周辺の地図 : (Mappa TuttoPadova へのリンク)
l'angolo tra via Luca Belludi e riviera Businello
場所は,BusinelloとBelludiの角,交差点内のカーブでしょう.

脱線現場などの画像を交えて情報がイタリア語で飛び交う掲示板 :
I NUOVI TRAM DI PADOVA (p8)
(Mondo Tram Forum へのリンク)

トランスロール 車体関係のリンク集 :
Images techniques du TRANSLOHR
(LOHR 公式サイトへのリンク)
Design et Caractéristiques techniques
Plus de fiabilté ! (車輪部分の拡大図)
(SMTC - Le tram 公式サイトへのリンク)
Caratteristiche tecniche del tram
(Comune Padova パドヴァ市 公式サイトへのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

最近のトランスロール 関連過去ログ :
2006/10/14 【クレルモン=フェラン】本格開業はお預け?
2006/10/09 【パドヴァ】架線レス区間も試運転開始
2006/9/12 【パドヴァ】トランスロール11月に延期
2006/7/27 【クレルモン=フェラン】Translohr 10/14デビュー
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2006年10月09日

【パドヴァ】架線レス区間も試運転開始

イタリアのパドヴァ(パドバ)(Padova / Padua)で,先週土曜(10/07)から
トランスロール(Translohr)の運行が開始されたようです.
とは言っても,旅客を乗せない運行で営業運転ではありませんし,初日は
10:30から13:30までの3時間と,その後1時間の昼休み?をとって,14:30
から18:30までの4時間の,合計7時間だけでした.
この日はトランスロールのmetrotram2本が運転され,初回の運転は関係者
らが乗り込み,FS駅前から中心部を通りGuizzaまで35分かかりました.
初回だけ特別にゆっくり走ったわけではなく,本来なら20分から22分で
運転されるところを,徐行を余儀なくされていて,当面はこの所要時間に
なるようです.
FS : Ferrovie dello Stato Spa (イタリアの鉄道会社,元国鉄)

なお,相前後して画像などの新情報も出てきており,架線レスの区間を
バッテリーで走行している場面も見られるようになりました.

(以下,リンク先は新しいウィンドウで開きます)
土曜から旅客なしの運転開始を告げる記事 : (車と自転車に注意喚起?)
Giovedì, 5 Ottobre 2006 Sabato iniziano le corse regolari:
basta bici e soste in doppia fila

土曜日の試運転を伝える記事 : Domenica, 8 Ottobre 2006
Iniziato il "pre-esercizio" tra scorte, code e curiosità
PDF版では,10/08付け紙面のトップページが表示され,トランスロールの
画像も,モノクロではありますが,しっかり載っています.
Domenica, 8 Ottobre 2006 Padova, la prima pagina di oggi (PDF版)
(いずれも,Il Gazzettino On Line ニュースへのリンク)

これまで公式資料はウェブサイト上であまり見つかりませんでしたが,
ようやくパドヴァ市のサイトに掲載されていました.
Tram (公式の各種情報が掲載されたページへのリンク)
電停の名前と順番は,下のページに記載があります.Stazione F.S.から
南へCapolinea Sudまでの区間が,開業区間です.
Linea tram: tratta Stazione-Guizza
これから先の予定としては,下記ページによれば,11月から営業運転が
開始されますが,トラム2編成だけでの運行が1月まで続きます.
2007年2月からはトラムが6編成に増えて,同年9月以降は,全14編成が
揃って4-5分間隔での運行が可能になるようです.
Come cambia il trasporto pubblico in città

Il progetto del tram (トラム路線網 計画)
パドヴァが路面電車導入を決め,トランスロールが走り出すまでの歩み
Le tappe che hanno portato al tram su gomma
(Comune Padova - 市の公式サイト? - へのリンク)

架線レスと思われる区間を含む路線バスの地図(現在トラムは記載なし)
Mappa sensibile delle linee (市中心部の南側部分)
LINEA 8 (バス8系統の時刻表と路線概略図)
(APS-Holding 公式サイトへのリンク)
APS : Azienda Padova Servizi

架線のない区間をバッテリーで走るトランスロールなどの画像 :
I NUOVI TRAM DI PADOVA (p7)
(Mondo Tram Forum - イタリア語掲示板 - へのリンク)
Una cavia umana...で始まる,06/10/2006 22.50投稿の画像に注目です.
撮影日は不明ですが,パンタグラフを下げて走っている場所があります.

上記掲示板の画像から推測すると,架線レス区間は,Prato della Valle
の東側を走る場所と,バックに教会(chiesa del Santo)のあるところも
あることから,下記区間ではないかと思われます.電停ではSantoから,
Prato della Valleを通り,その先のCavalletto DXまででしょう.
Basilica di Sant'Antonio - Prato della Valle
(Mappa TuttoPadova へのリンク)
このリンク先で表示される地図のうち,Prato della Valleは,欧州で
2番目の広さがあると言われる広場で,画面左下に見えています.
トラムは南からその広場に入り,バスのルートとは反対に東側と北側の
縁を走って北東の角に達し,そこからBasilica di Sant'Antonioを目指し
一旦は北東の通りを進みますが,川を渡ってすぐに北西に曲がり,あとは
8番の路線バスと同じルートをたどるのではないでしょうか.
Basilica di Sant'Antonioは,公式サイトの画像をみるとわかるように,
ドーム上の屋根がいくつかあるようで,真ん中やや右側に見えている建物
でしょう.この建物をバックに走る区間も架線がないのは,上記掲示板の
画像から判ります.

La Basilica di sant'Antonio - Padova (公式サイトへのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

パドヴァ 関連過去ログ :
2006/9/12 トランスロール11月に延期
2006/8/09 トランスロール9月運行開始
2005/12/08 【トランスロール】イタリアでもバッテリー搭載
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2006年09月12日

【パドヴァ】トランスロール11月に延期

イタリアのパドヴァ(パドバ)(Padova)に導入される予定のゴムタイヤ式
トラム,トランスロール(Translohr)は,9/11に実施の路線バスのダイヤ
改正と同時に,ひとまず旅客なしでの運転が開始されるとお伝えしていま
したが,その前日の報道によれば,11月に延期になった模様です.何日
からという具体的な日付はありません.

元々は,2003年3月に工事が始まり,2004年9月には運転開始となるはず
でした.ところがその予定から丸二年が経過しても,いまだに営業でき
ない状況に陥り,その間に費用が5900万ユーロから8600万ユーロに膨れ
上がっています.

遅れている理由が記事に書かれています.イタリア語の記事のため解読が
難しいのですが,こんなことが書かれているのではないかと思います.


トランスロールを走らせるには,まず特有のガイド用のセンターレールを
敷くことになりますが,道路を掘り返して完全に作り直さなければなり
ませんでした.それに加えて,ガイド用のレール自体も敷き直すという
ことがあったようです.道理で,レール(案内軌条)を剥がした跡と思わ
れる画像があったわけです.
もう一つは,世界に先駆けて早々にトランスロール(Translohr)の車両が
パドヴァ(Padua)にやってきますが,それはプロトタイプで外界を走った
ことがなく,さまざまな問題の試験に供されました.どうも,Lohr社とは
そういう契約になっていた?ようです.

以下は,パドヴァ在住者?が投稿した掲示板からになりますが,建設の際
には,業者の誰もがトラムが何であるかを理解していなかったということ
もあるとか.
前回もご紹介しているように,旅客なしの運行を30日間行なわなければ
なりませんが,その掲示板の投稿によれば,これがどうも10月半ばごろ
から開始されるようです.その上で11月から営業運行開始というのが,
現時点でのスケジュールなのでしょう.車庫が仮設のため来春まで当面は
3本のみが使用されることになります.運行後も万が一に備えて,路線
バスがバックアップできるようにするそうです.

(以下,リンク先は新しいウィンドウで開きます)
Domenica, 10 Settembre 2006 «Entro novembre saliremo sul tram»
(Il Gazzettino Online ニュースへのリンク)

Aggiornamenti Metrobus Padova スレッド12ページ目
今回参考にした,#224 の投稿 (by Sonic from Padova)
(SkyscraperCity の掲示板へのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っている可能性がかなりあります.

関連過去ログ リスト:
【パドヴァ】
2006/8/09 トランスロール9月運行開始
【クレルモン=フェラン】
2006/9/10 80パーミル走行試験
2006/7/27 Translohr 10/14デビュー
posted by NeiTech at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(5) | イタリア このエントリーを含むはてなブックマーク

2006年08月09日

【パドヴァ】トランスロール9月運行開始

先日,フランスのクレルモン=フェランでトランスロール使用のトラムの
開業日が正式に決まったことをお伝えしたばかりですが,今度は9月か
10月に開業と伝えられていた,パドヴァ(Padova)で動きがありました.
イタリア北部のパドヴァは,中世から栄える人口約21万人の都市です.

先月末の地元紙の報道によれば,La commissione interministeriale
"1042"なる中央政府の監督当局?が,認可を出してようやく9月から運行
できるようになりました.ただし,30日間は旅客扱いが行えず,実質的な
開業は,30日間の毎日終日非営業運転が無事に終わった後,つまり10月
以降になるようです.
また,当初はイタリア国鉄のCentrale駅を通る南北の約10.5キロの路線
でしたが,Centrale(FS)駅から南方のGuizzaまで,約6キロの区間だけの
運行になります.バッテリー走行になる架線レス区間(675m)が,今回の
区間にあるかどうか確認できていませんが,市の中心部はFS駅の南側に
ありますので,おそらく含まれているでしょう.
FS : Ferrovie dello Stato Spa (イタリアの鉄道会社,元国鉄)

パドヴァのトランスロール(Translohr)は,当初Metrobusと呼ばれていま
したが,2004年ごろからMetrotramに改称されました.しかし,この記事
ではMetrobusのままです.トラムとは認めたくないのかも.
少なくとも2004年にはトランスロールの実車が配属されていて,2005年
には開業と伝えられていたのが,この時期まで延びてしまいました.

30 Luglio 2006 Il metrobus comincia in settembre la sua corsa
Arriva da Roma l'autorizzazione: il tram in corsa per trenta
giorni senza passeggeri

(Il Gazzettino Online ニュースへのリンク)

なお,上段の記事の最後の段落にありますが,速度は路線バスの半分の
時速20キロに抑えられます.また,Guizzaの車庫が完成する2007年2月
までは,全部で14本用意されるはずのトランスロールが,4本だけで担う
ことになり,保守や予備を除いた2本だけで通常は運転されるようです.

Metrotramを運行するのは,地元のバス会社APSだと思われますが,未確認
です.今回先行開業する区間には,現在路線バス8番が走っています.
しかし,Metrotram先行開業後も当面は運転される模様です.
LINEA 8 (バス8系統の時刻表と路線概略図)
Mappa sensibile delle linee (バス路線システムマップ)
(APS-Holding 公式サイトへのリンク)
APS : Azienda Padova Servizi

掲示板には画像や情報がたくさんあります.開業が遅れたのは,何らかの
問題があったからと思われ,その情報も含まれているはずですが,原文が
イタリア語なので残念ながら不明な部分も多い状態です.
上段の掲示板3ページ目に,2005年7月の軌道の状態がアップロードされて
いますが,案内軌条をはがしたような跡が見られます.これは何らかの
不具合があって,付け替える前だったのかもしれません.
I NUOVI TRAM DI PADOVA
(Mondo Tram Forum トピックへのリンク)
Aggiornamenti Metrobus Padova
(SkyscraperCity 掲示板トピックへのリンク)

イタリアを含む各都市のデータが,よくまとまっている参考サイト :
MetroTram (Padova) (パドヴァの英語版)
(Ing. Michele Tarozzi氏のサイトへのリンク)

日本語サイトでは,「検証 ゴムタイヤトラム」がお勧めです.
(Le Tramのサイトへのリンク)

ちなみに,パドバ(Padova)と先日モータを落としたTVRが走るフランスの
ナンシー(Nancy)は,ゴムタイヤトラムが縁というわけではないでしょう
けど,姉妹都市になっているそうです.

ボンバルディアのTVRと,ロールのTranslohrは,中央のレールを案内軌条
として,両側を駆動タイヤが走るという,走りと舵取りに関しては,全く
同じ構造をとっています.ただし,よく言われるように両者には決定的な
違いもあり,TVRがバスやトロリーバスからの派生なのに対し,トランス
ロールは路面電車の派生です.細かい案内輪の構造の違いは別としても
一目瞭然なのは,TVRが片運転台でバスのように運転台にはハンドルが
残っているのに対して,トランスロールでは流行のモジュール方式を採用
したことにより両運転台が可能になり,運転台には少なくとも大きな円形
ハンドルはありません.ガイドウェイ(案内軌条)のない場所での運転は,
基本的に行わないからでしょう.

TVRは,ガイドウェイバスの流れを汲みます.ガイドウェイが脇にあるか
中央にあるだけの違いだけで,この案内軌条がレールではなく,特別な
塗装になり,それを光学センサで追跡することにより舵取りを行うガイド
ウェイバスも存在し,すでに実用化されています.しかし,これはもはや
トラムとは呼べないかもしれません.
この分野ではこれまであまり目立たなかったドイツも,最近では新たに
双方向運転可能な光学式ガイドウェイバスを開発していて,9月下旬に
ハノーバーで開催される展示会でお目見えするようです.
トランスロールは,電車の車輪をタイヤに置き換えることで,レールを
2本とも不要にすることはできましたが,それでは車輪の踏面形状を利用
した操舵ができなくなるため,軌道中央に別にレールを敷き,案内輪で
それを追従する操舵方法をとりました.

奇しくもバスと電車の双方からのアプローチが同じ形態をとったことに
なりますが,ゴムタイヤで走り,案内輪で中央のレールにより操舵する
という構造は,実は日本で30年以上も前から実用化され,現在も現役で
公共交通として活躍していたりします.もっとも,そこでは軌道中央の
案内軌条は鉄製ですが,案内輪はゴムタイヤになり,踏切を一切排除した
専用軌道を走ります.集電は第三軌条と架線の2タイプがあります.

誤訳や誤解で内容が間違っている可能性もあります.ご容赦ください.

関連過去ログ :
2005/12/08 【トランスロール】イタリアでもバッテリー搭載
2006/7/27 【クレルモン=フェラン】Translohr 10/14デビュー
posted by NeiTech at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(3) | イタリア このエントリーを含むはてなブックマーク
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