2008年04月28日

【ドルトムント】東西の路線も地下に潜る

ノルトラインヴェストファーレン州の人口58万7千人余の街ドルトムント
(Dortmund)で,東西に横断する路面電車(Straßenbahn)路線が,このほど
中心部が地下化され,英語でライトレールとも訳されるシュタットバーン
(Stadtbahn)に昇格しました.同時に新しい低床車も投入されています.

ドルトムントでは,中心部を地下路線で南北に縦貫するシュタットバーン
(Stadtbahn)が既にあります.今回の東西路線の地下化で,Kampstraßeを
交点に,東西南北を軸とする路線が中心街では全て地下にもぐったことに
なり,地下区間の総延長は20キロを超えた模様です.しかし,地下化には
着工から40年を要したとか.

これまでの路面電車403系統と404系統が,それぞれシュタットバーンの
U43系統とU44系統として再スタートしています.ドイツで地下鉄を意味
するウーバーン(U-bahn)という呼び名は,ドルトムントでは使われては
いないようですが,頭文字のUが使われた形です.
投入された低床車は,タイプNGT8と呼ばれるボンバルディア(Bombardier)
製の部分低床車,Flexity Classicモデルです.1億ユーロを投じて全部で
47本が発注されていますが,現在は6本のみでU43系統だけに使われます.
今年11月にはU44系統にも投入される予定ですが,2010年までは在来車も
併用されるそうです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
Eröffnung der Ost-West-Strecke am 27. April
詳細: Neue Strecke, neue Bahnen
PDFファイル版 路線図: Schienennetzplan DSW21
(DSW21 公式サイトへのリンク)

日曜(4/27)に開業式が行われ,その前日(4/26)には地上区間で最後の路面
電車が走ったことを含めて,紹介する記事も出ていました.
27. April 2008 Großer Ansturm auf neue Stadtbahn
(Ruhr Nachrichten ニュースへのリンク)

記事によれば,127年間続いた路面走行にも終止符が打たれました.関連
リンク先には画像なども豊富にありますし,これまでの経緯をたどった
記事もあります.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
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2008年04月26日

【ニュルンベルク】U3自動運転で6/14開業へ

全く新しく建設された地下鉄が自動運転を行うのは珍しくありませんが,
ニュルンベルク(Nürnberg)で計画中のものは,既存路線の一部を走行する
というもので,その区間では自動運転と従来からの運転手による地下鉄が
交互に走るという状況が,この6月から旅客営業として展開されます.
もっとも,既存路線も2009年末までに,自動運転化される予定ですので,
両者が共存する期間は1年半ぐらいになりそうです.

自動運転で今年6/14に開業するU3(地下鉄3系統)にあわせ,VAGでは6/15に
ダイヤ改正を行います.
VAG: Verkehrs-Aktiengesellschaft Nürnberg

本来なら2006年には営業開始となっていたU3の第一期区間は,市の南西に
位置するGustav-Adolf-Straßeと,中心部をはさみ北部にあるMaxfeld間の
6.1キロの区間です.このうちRothenburger StraßeとRathenauplatz間は
現在営業中のU2と路線が重なります.その3.5キロ6駅間が,自動と手動が
共存する世界です.
自動運転は車庫や営業線の末端区間での試験走行を終え,実際の営業線
での試運転も3か月目を迎え,無事にその初期目標を達成したとの報告も
されています.あとは旅客営業の開始を待つばかりとなりました.

来週4/28からは,平日だけ週に3日程度,非営業でU3を走らせるとのこと
です.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
地下鉄の自動運転計画の概要: 22.04.2008 Basisinformation zum
Projekt RUBIN

6/15からのダイヤ改正: 22.04.2008 Neuer VAG-Fahrplan zum Start der
automatischen U-Bahn-Linie U3

試験走行成功の報告: 22.04.2008 U3-Erprobungsbetrieb ist beendet -
Warten auf die Freigabe für den Fahrgastbetrieb

(VAG 公式サイト Presseinfosへのリンク)

英語版プレスリリース: Press releases
路線図など: Technical data of the U2 and U3 lines
(RUBIN Nürnberg 公式サイトへのリンク)
このサイトでは,自動運転の仕組みなども英語で解説されています.

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2008年04月08日

【アウグスブルク】ほぼ全車が2010年には低床化

バイエルン州の人口26万4千の街,アウグスブルク(Augsburg)市を走る
路面電車(Straßenbahnen)は,二年後には76本が低床車になる模様です.
市(Stadtwerke)は営業車を現在84本所有し,日々の運行には64本が必要と
されています.

2010年には76本体制となる低床車の内訳は,コンビーノ(Combino)41本,
第一世代の低床車とも言えるGT6タイプの11本からなる今の52本に加え,
2007年2月にボンバルディア(Bombardier)と契約したFLEXITY Outlookの
Cタイプ,アククスブルクでの通称CityFlexの10本と,残りの14本はその
オプションです.その14本が今回発注されたとの記事がありました.

1本あたり350万ユーロだったCityFlex第一回発注から,オプションでは
同280万ユーロになりました.(規格についての記載はありません)
アウグスブルク市は,国から25%の補助金が出ることを期待しています.

しかし,2009年まではコンビーノのうち四分の一(10本前後)を,絶えず
クレフェルト(Krefeld)かウィーン(Wien)のシーメンス工場に送り出して
いなければなりません.設計問題で改修が必要なのです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
07.04.08 14 neue Straßenbahnen
(Augsburger Allgemeine ニュースへのリンク)

関連過去ログ: 2007/5/23 CityFlexの価格を巡る論議

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2008年02月28日

【ミュンヘン】欧州の近代トラム展はじまる

地下鉄やバスと共存するトラム10路線71キロの路線網が張り巡らされた
ミュンヘンで,ヨーロッパのモダンなトラム(Die moderne Tram in Europa)
と題する展覧会が,市のカルチャーセンターにあたるガスタイク(Gasteig)
にて,2/27から3/12まで開催されます.欧州各地の路面電車の写真や,
解説文などが展示されているそうです.
(上記ミュンヘン市電の数字はドイツ語のWikipediaに拠ります)

展示会は,路線拡張計画がありながら,反対意見も残るミュンヘン市電の
次なる飛躍の始まりをにらんで,開催された模様です.ミュンヘン市長と
MVGのトップが,開会式に出席しました.
MVG: Münchner Verkehrsgesellschaft mbH

開催を告げるMVGのサイトには,欧州各地でも街の中心部の再活性化に
大きな役割を果たしているトラムの利点が盛んに強調されています.
例えば,路面電車は自動車より6から7.5デシベルうるさいものの,輸送
一人当たりの騒音でみれば小さいといった考え方や,路線バスから路面
電車に転換されると,利用者が増える話がここでも紹介されています.
通常は25%増とされますが,1997年のミュンヘンではバス時代に比べて
50%の増加がみられたとか.また,1995年と2005年でトラム利用者数を
比較すると,平均20%の増加がみられ,中には45%増えた路線もあるの
だそうです.
その他にも路面電車は小回りがきくとか,利用者にやさしいといった点が
挙げられています.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
Tramausstellung Die moderne Tram in Europa
(MVG 公式サイトへのリンク)
このページの後半には,主にフランスを走る最新の低床車の画像が載って
います.その中に一つだけミュンヘン市電がまぎれていますが,新たに
導入されるヴァリオバーン(Variobahn)のようです.

MVGの親会社にあたるSWMのプレスリリースには,展示内容が伺える文章も
載っていました.
下記ページの2/27の欄に,MVG-Ausstellung im Gasteig: Die moderne
Tram in Europa“のタイトルで,PDFファイルによるプレスリリースへの
リンクがあります. Startseite » Aktuelles » Presse
(SWM 公式サイトへのリンク)
SWM: Stadtwerke München GmbH

関連過去ログ: 2007/3/21 十年越しの市電新線くわ入れ式

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2008年01月27日

【Vamos】Leolinerに続く低価格な低床車

ライプチヒで大手メーカと比べて廉価の部分低床車を製造している会社
が,二つ目となる低床車モデルの発表会が行われました.実物が登場する
のは,一部には2008年内にもという情報があったものの,2009年9月か
同年年末になりそうです.

ライプツィヒ(Leipzig)とハルバーシュタット(Halberstadt)で活躍中の
部分低床車,LEOLINERの後継となるモデルは,最近Vamos(バモス)という
名が付きました.スペイン語でレッツゴーという意味になる言葉です.

Vamosは,Leolinerでは60%未満だった低床化率が最大95%になるほか,
車両長も30mクラスになり,比較対象が不明ですが消費エネルギーを40%
減らせるとしています.
しかし,空調は搭載しないのはLeolinerと同様で,LED式の旅客向け案内
装置も設けないなど,贅沢な装備は避けて必要最小限に留めることで,
低価格に抑えるようです.2015年までに旧型の高床車(タトラ)を一掃する
お膝元のLVBなどが納入先として考えられている模様です.
LVB: Leipziger Verkehrsbetriebe

発表当日の報道:
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
25 Januar 2008 Auf geht's: HeiterBlick Gmbh präsentiert die
Vision ihrer neuen Tram-Baureihe

(Leipziger Internet-Zeitung ニュースへのリンク)
25. Januar 2008 "Das wird ein Quantensprung"
Fotos vom Super-Leoliner "Vamos" Straßenbahn "Vamos" vorgestellt
(LVZ-Online ニュースへのリンク)

Leolinerの後継として?,CityRiderという名前もあったようで,メーカの
公式サイトには,現在そのモデルの詳細が掲載されています.
CityRider (HeiterBlick GmbH 公式サイトへのリンク)


関連過去ログ:
2006/1/26 【Leoliner】LVBがFBLの持ち株を売却
2005/12/07 【ライプチヒ】Leoliner 量産車がお披露目

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2008年01月05日

【ベルリン】トラム新設区間が利用好調

2006年と2007年に延長された路線が,それぞれ3割以上の利用増と好調な
ものの,混雑が激しくベルリンの鉄道旅客協会?(IGEB)が苦情を訴えて
いるそうです. IGEB: Interessengemeinschaft Eisenbahn, Nahverkehr
und Fahrgastbelange Berlin e.V.

2006年に延長されたMetroTramのM10系統では,37%増の一日49200人が
利用し,2007年に発着地が変更された同M2系統は,35%増の同28300人が
利用しているとのことです.
新設区間,距離,投資額
M10: Eberswalder Straße - Nordbahnhof 間 1.7キロ 1650万ユーロ
M2: Mollstraße/Prenzlauer Allee - Alexanderplatz/Dircksenstraße 間
0.9キロ 1800万ユーロ

記事では東京の電車並みに混雑していると表現されているほどで,運転
本数を増やせないものかと運行するBVGに確認すると,新しい運行契約
(原語: Verkehrsvertrag)により,改善案にはベルリン州が資金を出す
ことになるので,それは州上院議員(Senat)の仕事であり,BVGの独力では
無理というような返事だったそうです.
BVG: Berliner Verkehrsbetriebe
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
04.01.2008 Neue Alex-Tram immer überfüllt
(Bild.de ニュースへのリンク)
記事にはこの他に,今後の延長予定が記載されていました.
2010年には60系統と61系統のアードラースホーフ(Wissenschaftsstadt
Adlershof)への延長で約2キロが,
2011年はM10系統の中央駅前(Hauptbahnhof)への乗入れで約2.2キロが,
それぞれ予定されているそうです.

BVGの新しい交通契約(BVG-Verkehrsvertrag)が2008年と同時に発効され,
州上院(Senat)がトラムだけでなく,地下鉄やバスなどを含むBVGの全権を
担う?ようになったことや,路面電車への対応が急務であることなどが,
IGEBのサイトに記されています.
02. Januar 2008 2008: Neuer BVG-Verkehrsvertrag in Kraft getreten
(IGEB ニュースリリースへのリンク)

トラム全体では一日平均60万人以上が利用しているそうで,2005年には
54万人弱でした.BVGのサイトは56万人と記載しています.
Das Unternehmen Die Flotte der Straßenbahn
系統図へのリンクのあるページ: BVG Liniennetz
表示される画面右側にPDFファイル版の系統図へのリンクがあります.
(Liniennetz mit Straßenbahnlinien im Vordergrund)
(BVG 公式サイトへのリンク)

関連過去ログ:
2007/8/09 トラム2キロ延長再開決定ほか
2007/5/31 M2アレクサンダー広場乗入れ開始

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2007年12月20日

【クレフェルト】ボンバルディア低床車導入へ

ノルトライン=ヴェストファーレン州で,デュッセルドルフにもほど近い
人口約24万人のクレーフェルト(Krefeld)には,路線延長で47キロになる
路面電車が走っていますが,車齢が30年を超えている車両もあり,この度
4500万ユーロを投じて19本の100%低床車を導入することになりました.
クレフェルトと言えばシーメンスの工場があり,営業車両は全てDÜWAG製
ですが,ボンバルディア社のFlexity Outlookが選ばれています.

2007年だけでFlexity Outlookは,スペインのバレンシアとアリカンテで
路線網拡大用に購入した車両が運行に就き,フランスのマルセイユでは,
生まれ変わったトラムが全面的に同車種を採用して夏に開業しています.
そして,オーストリアのインスブルックでの営業運用開始が,Flexity
Outlookにおける2008年の始まりになりそうです.
ドイツでは,アウグスブルクの決定に次ぐ2例目となりました.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
18. Dezember 2007 Krefeld ordert Straßenbahnen bei Bombardier
(Der Mobilitätsmanager ニュースへのリンク)
(18.12.2007) Krefeld bestellt Bombardier-Straßenbahnen
( Eurailpress ニュースへのリンク)
これら第一報が出たあと,次の記事では詳細が掲載されました.
19.12.2007 Bombardier baut die Bahn
(RP Online ニュースへのリンク)

2009年9月から導入が始まり,041系統と044系統に投入される予定とか.
Linien 041 (Tönisvorst - Krefeld Fischeln)
Linien 044 (Krefeld Linn Rheinhafen - Krefeld Hüls)
車両長30m,車体幅2.30mの両運転台仕様になるようで,座席定員52名に
立ち席定員は106名です.

製造は主にザクセン州バウツェン(Bautzen)や,オーストリアのウィーン
にあるボンバルディアの工場で行われますが,電製品はデュッセルドルフ
(Düsseldorf)に本拠を構えるVossloh Kiepe GmbHが担い,車体はジーゲン
(Siegen)で製作されるため,地元ノルトライン=ヴェストファーレン州で
三分の一が製造される計算になるそうです.ボンバルディアは,発表で
そのことを強調していました.州からは,全体の30%を補う補助金が出る
模様です.

PDFファイル版の系統図へのリンクがあるページ: Liniennetzplan
(SWK Bus & Bahn 公式サイトへのリンク)
SWK Mobil GmbH (SWK: Stadtwerke Krefeld)

路線ごとの使用車種なども記されているファンサイトのページ:
Straßen- und Stadtbahnlinien in Krefeld
(www. Tram-Krefeld.de へのリンク)
ここには,GIFファイル版の系統図や配線図へのリンクもあります.

クレーフェルトは現時点では掲載されていませんが,これまでに導入を
決めたり,すでに走り始めている街ごとの詳細も確認できる,メーカの
英語版のページ:
FLEXITY Outlook (Bombardier 公式サイトへのリンク)

この発注には,シーメンスやアルストムも競合していました.
SWKは,今月初めにボンバルディアが受注したことを両社に告げますが,
2週間たっても異議が出なかったので,発表の運びとなったそうです.

普段は,ボンバルディアと書いているBombardier Transportationは,
本社をベルリンに構えますが,同社が属するボンバルディア・グループは
カナダのケベック州モントリオールを拠点としています.このため社内の
公用語としてフランス語も使われます.先日も,ボンバルディアは地元
モントリオールで,通勤輸送用二階建て客車を受注しました.

カナダでは,トロントで路面電車車両の大量発注が予定されています.
204本の旧型車両置換えを皮切りに,オプションとして路線拡大に向けた
480本も計画され,総数684本という数の低床車発注です.これは,一つの
市が発注する規模としてはカナダ史上最大とも言われています.

先日,トロントで公共交通機関を運行するTTCは,2011年にはお目見え
することが期待される204本の低床車は,カナダで製造される(労働力と
部品)割合は,25%が求められると発表していました.
TTC: Toronto Transit Commission
これは米国の連邦政府が定めるバイ・アメリカ(Buy America)ポリシーの
米国内生産割合条件60%から比べるとかなり低率で,カナダに生産拠点を
持たない企業にも門戸を開く形となりました.
2007/12/18 TTC puts the call out for new streetcars
(Toronto Community News (insidetoronto.com) ニュースへのリンク)
この他にも多数の記事があります.


TTCは,2006年に公開入札を行わず大量の地下鉄車両をボンバルディアに
発注していて,それが厳しい非難を招きました.今回それを避ける狙いも
あるようです.米国並みの国内生産率にしなかったのは,カナダで60%は
非現実的で,たとえボンバルディアでも製造工程の多くは欧州内で行う
だろうからとしています.
ボンバルディア以外にトロントの低床車納入に名乗りを挙げているのは,
コンビーノを売り込むシーメンス,チェコのシュコダ(Skoda)と,最近に
なってドイツからVossloh Kiepeも加わっています.

ここで今日二度目の登場となるVossloh Kiepeですが,カナダの企業と
連携して,TTCに部分低床車を売り込もうとしているのでした.
TTCの技術者らは,部分低床より100%低床のほうが,車内の乗客の流れも
良くなり,段差に足をとられつまづく心配もなく,部分低床車より揺れが
ひどいとか,脱線しやすいこともないと考えています.

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2007年10月31日

【ポツダム】改修コンビーノが工場から戻る

ポツダムにコンビーノ(Combino)が走り始めて9年,2004年3月の衝撃的な
運行停止からは3年半,シーメンス(Siemens)のKrefeld工場で全面改修を
受けたViPのコンビーノの中では第一号となる409号車(Melbourne号)が,
ようやくポツダムに戻ってきました.早ければ来週にも営業運行に復帰
できる見通しだそうです.
ViP: Verkehrsbetriebe in Potsdam GmbH

ViPが所有する16本のコンビーノのうち,5本が現在シーメンスの工場で
改修を受けていて,残る10本は順番待ちで未改修のまま営業運行を行って
います.全車両の改修終了は,2008年11月予定だそうです.

車体改修を受けたコンビーノ(Basic)は,30年とされる耐用年数を維持
できることになりますが,車体に掛かる力が想定外だったために車体を
補強する必要があり,車両重量が0.8トンから1トンほど増えています.
ViPにとっては電力消費量が増えることになりました.

改修費用はシーメンス持ちで,1本につき百万ユーロ近くかかるらしく,
広島の車両も運び込まれているように,世界各地に納めた475本が対象と
なるため,総額は400万ユーロ以上になるそうです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
29.10.2007 Combino Melbourne“ ist zurück
(Potsdamer Neueste Nachrichten ニュースへのリンク)
30.10.2007 Erste Siemens-Tram aufwendig saniert / Konzern bewirbt
sich um neuen Vip-Lieferauftrag

(Märkische Allgemeine ニュースへのリンク)

ポツダム関連の過去ログ:
2007/7/13 次の低床車導入は8編成のみに
2007/3/14 【Combino】バーゼル全面改修車の営業復帰ほか

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2007年10月03日

【ドイツ】2007/10/02 路面電車の車両関連3題

10月2日は,ドイツで路面電車車両に関する話題が3つありました.

一つ目は,マンハイム(Mannheim)やハイデルベルク(Heidelberg)などを
含むラインネッカー地域のRNVから,ボンバルディアが部分低床車19本を
追加受注したと発表したことです.
RNV: Rhein-Neckar-Verkehr

追加というのは,Bombardier DWAと当時のAdtranzが,共同で1998年に
OEGなどのRNVを構成する4社から受注した,部分低床車36本のオプション
扱いになるからのようです.
OEG: Oberrheinische Eisenbahn Gesellschaft
2004年にも16本が追加されていて,同じタイプの部分低床車Variobahnが
現在RNVには52本在籍しているそうです.同じバリオバーンでも,100%
低床タイプはAdtranzからStadler Railに引き継がれましたが,部分低床
タイプはボンバルディア(Bombardier)が受け継ぎました.

2007年発注分19本の契約額は5200万ユーロで,2009年7月から納入開始,
2010年5月までに全車完納させることになっています.
ちなみに2004年発注分は16本で3400万ユーロ,2006年9月から2007年5月
までに納入されることになっていました.

車両はザクセン州バウツェン(Bautzen)の同社工場で製造されますが,
電製品はマンハイム工場で,台車はノルトライン=ヴェストファーレン州
ジーゲン(Siegen)の工場で製作されます.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
公式発表: October 02, 2007 Additional Low-Floor Trams For Rhine-
Neckar Region

(Bombardier プレスリリース英語版へのリンク)
ドイツでの報道: 02.10.2007 HUGIN NEWS/ZUSÄTZLICHE NIEDERFLUR-
STRASSENBAHNEN FÜR RHEIN-NECKAR-REGION

(Frankfurter Allgemeine Zeitung ニュースへのリンク)

二つ目の話題は,ベルリンのBVGがポーランドのシュチェチンにタトラを
再び売却した話です.
BVG: Berliner Verkehrsbetriebe

バルト海にほど近いシュチェチン(Szczecin / Stettin)の交通事業者が,
BVGから東独時代の旧型車両TatraのT6A2modタイプを,30本350万ユーロで
購入したという記事がありました.BVGからの買い物は初めてではなく,
KT4D-t modタイプ20本も昨年購入していたそうです.
2. Oktober 2007 BVG verkauft gebrauchte Straßenbahnen nach Stettin
(Berliner Morgenpost ニュースへのリンク)
T6A2タイプはベルリンには1988年から導入され,modは近代化改装済みの
意味ですが,全車に施されていました.

最後は,直接は車両に関係ない話ですが,バイエルン州北部のフランケン
地方にある人口約13万強の街,ヴュルツブルク(Würzburg)からです.

ヴュルツブルクで5系統42キロの路面電車網と路線バスを運行するWSBを
子会社に持つWVVは,地球温暖化防止に貢献するため,10/01からWSBの
運行する市電を,再生可能エネルギーで走らせると発表しました.
WSB: Würzburger Straßenbahn GmbH
WVV: Würzburger Versorgungs- und Verkehrsgesellschaft mbH

電力は,Heizkraftwerkから受けることになります.これは,熱と電気の
両方(CHP)を供給する発電所のことで,熱併給発電所とも呼ばれます.
CHP: combined heat and power
ヴュルツブルクでは,2009年から電気供給の80%を,このHeizkraftwerk,
熱電併給(コ・ジェネレーション)型の発電所で賄うことにしています.
また,電車ならではの回生ブレーキも貢献です.これで年間に節約できる
210万キロワットは,636世帯の年間消費電力に匹敵するそうです.
02.10.2007 Klimaneutrale Straßenbahn fährt in Würzburg
(life PR へのリンク)
車体横に,Ein feiner Zug: Würzburg's erste CO2-freie Straßenbahn
WVVとペイントされた低床車257号車の画像へのリンクが,このページから
張られています.

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2007年09月26日

【ドイツ】2007年 9/19-9/25の話題

先週から今週にかけて,いくつかドイツの話題があります.
まず,ミュンヘン中央駅とミュンヘン国際空港(ミュンヘン フランツ・
ヨーゼフ・シュトラウス空港 MUC / EDDM / Flughafen München Franz
Josef Strauß)の間を,トランスラピッド(Transrapid)で結ぶ計画の実現
を,バイエルン州政府(Freistaat Bayern)が発表したことは,日本語でも
報道されているように,各地に伝えられています.

州政府の発表は,連邦政府,バイエルン州,ドイツ鉄道,シーメンスや
ティッセン・クルップ(ThyssenKrup)などといった製造メーカとの間で,
費用負担割合の合意を得られたことを受けてのもので,報道されている
内容をまとめてみると,次の通りになります.
* 約37キロの建設費は18億5千万ユーロ(現実には22億ユーロ以上とも),
* 着工は2008年夏で,開業は2014年の見通し,
* 現在のSバーンで40分掛かるところを,開通後は10分程度で到着,
* 運賃は現行運賃に5ユーロ程度の特別料金が加算されて,片道15ユーロ
前後になる?

州知事引退の花道を飾るとも言える,華々しい発表ではありましたが,
州議会の中にも反対派議員がいますし,地元ミュンヘン市の市長は反対の
立場をとっています.また,建設費の見積額が少々古いものであること
からくる不足分の穴埋めや,EUからは補助金が出ないかもしれないという
ような,資金調達面の難問も残るようです.

ドイツ語では膨大な数の記事がありますので,英語で比較的詳細が記され
ている記事を中心に取り上げておきます.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
September 25, 2007 Germany to Build High-Speed Transrapid Train
(Spiegel Online 英語版ニュースへのリンク)
Sept. 25 Munich Airport Transrapid Link Wins Funding Agreement
(Update3)
(Bloomberg ニュースへのリンク)
計画図: Geplante Transrapid-Trasse von München
(Frankfurter Allgemeine Zeitung ニュースへのリンク)

次は少々地味な話題ですが,ベルリンの次期トラム車両には折り畳み式の
スロープが付くという話です.
従来も150本の低床車のドアに,計195台の巻き上げ式昇降機(リフト)が
備え付けられていて,身障者の乗降に役立てていましたが,初期投資や
保守にも経費がかさむだけでなく,問題を起こしやすい傾向にあるため,
2008年にプロトタイプが走り始める予定の新車FLEXITY Berlinからは,
軽量で安価な折りたたみ式傾斜路に変更すると,BVGが発表しました.
24.09.2007 Weltneuheit für Berliner Straßenbahn
(BVG 公式サイト ニュースリリースへのリンク)

最後はデュッセルドルフからで,Rheinbahnとシーメンスとの契約交渉が
漸くまとまり,Rheinbahnの所有するコンビーノ型車両51本が,改修を
受けることになった模様です.問題が明るみになってから3年以上が経過
していました.対象は,銀の矢という意味のSilberpfeileとも呼ばれる
100%低床車のNF10形式36本と,最も新しい形式のNF8Uの15本です.
20.09.2007 Rheinbahn zufrieden: Siemens muss 51 Silberpfeile
sanieren
(Rheinische Post Online ニュースへのリンク)

ドイツから離れますが,シーメンスは車体をアルミからステンレス製に
代えたコンビーノを,今カナダに売り込もうとしています.既に欧州では
ブダペストやリスボン近郊(テージョ川南岸のアルマダ)などに投入され,
テルアビブでも導入が予定されている,Combino Plusと呼ぶ形式です.
Combino Plusは商標登録されている正式名で,シーメンス社内ではこの
名称を使っているようですが,Wikipediaにも項目があるCombino Supra
という別称もあります.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
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2007年09月18日

【カッセル】ウィスコンシンからの訪問客

ヘッセン州カッセル(Kassel)では,この日曜日(9/16)からレギオトラム
(Regiotram)の市内線への乗り入れ,トラムトレインの第二弾が営業を
開始しています.今度は交直両用電車が,ドイツ鉄道線とカッセル市内の
路面電車線(KVG)の相互を行き交います.
KVG: Kasseler Verkehrs-Gesellschaft AG

郊外と市内の直通運転を開始したのはRT3系統とRT5系統で,系統により
市内KVG線の走行経路が異なり,RT5と先に乗り入れを開始したRT4だけが
トランジットモールの区間を通ります.また,日に数本のみですが,今年
2007年6月新設のRT9系統も,中央駅から先の市内区間はRT5と同じ経路で
途中の車庫最寄り停留所(Hallenbad Ost)まで乗入れます.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
Start der RT3, RT5 und RT9 am 16. September 2007
(NVV RegioTram 公式サイトへのリンク)
NVV: Nordhessischen Verkehrsverbund

8月にトラムトレインの第一弾(電車とディーゼルカーのハイブリッド車を
使うRT4系統)が直通運転を既に開始しているからか,メディアがこぞって
紹介するようなことにはなっていませんが,米国ウィスコンシン州から
視察団が訪れたらしく,そのことが記事になっています.
17.09.2007 Per Regiotram nach Kassel-City und Wisconsin
(HNA Online ニュースへのリンク)

ウィスコンシン州の代表団は,RT3に乗ってHofgeismarまで往復して視察
したとのことです.それは,レギオトラムと同様のシステムを,州都の
マディソン(Madison)とその周辺への導入することを検討しているからだ
そうで,実は,カッセル周辺とマディソン地域は,地形的な? 構造が似て
いるとのことでした.

マディソン市と言えば,市長が勧める路面電車計画があることを紹介して
いたことがあります.そちらは周囲の反対で市長が計画を断念するという
結末に終わりましたが,それ以前からのライトレール計画があります.
州運輸省のサイトからたどると,カッセルのレギオシタディス(Regio
Citadis)と思われる画像を表紙に配したサイトが見つかりました.
Transportation alternatives analysis for the Dane County/Greater
Madison Metropolitan Area: Transport 2020
(Transport 2020 Project Site へのリンク)
Meetingsのページにある,November 02, 2006付けのTransit Operations
Subcommittee(PDFファイル)などに,アルストム製のディーゼルと電気の
ハイブリッド版レギオシタディスの導入を検討している様子が伺えます.

HNA Onlineの記事の中には,乗用車が重視される北米でも,徐々に環境
保護の観点から見直しが始まっているというような一節もありました.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

前回のカッセル レギオトラム関連:
2007/8/17 レギオトラム8/19市内直通へ(2)
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2007年08月17日

【カッセル】レギオトラム8/19市内直通へ(2)

カッセル(Kassel)のトラムトレイン,レギオトラム(Regiotram)が,漸く
デュアルモードの車両性能を本格的に発揮することになります.
今度の日曜(8/19),13時からカッセル中央駅(Kassel Hauptbahnhof)で
式典が行われ,その後WolfhagenからのRT4系統のレギオシタディスが,
直流電化の市内線に向けてパンタグラフを上げて,中央駅を15:20に発車
する予定と報道されています.
NVVのウェブサイトで調べてみると,Wolfhagen Bahnhof14:36発のRT4が
あり,Kassel Hauptbahnhof到着が15:20で,15:22出発となっています.
NVV : Nordhessischen Verkehrsverbund
この列車から,行き止まり式だったカッセル中央駅の一部を改良,170mの
トンネルでスルー運転を可能にした新線区間を通り,1時間ごとに郊外の
非電化区間と市内電車線内との間で直通運転が開始されます.

かれこれ十年越しとなるカッセルのレギオトラム計画は,既存設備だけ
では実現できなかったため,カールスルーエやザールブリュッケンから
比べると,高額の1億8千万ユーロが投下されています.
今回の記事によれば,このうち中央駅の改造に2千8百万ユーロかかり,
28本のレギオシタディス(RegioCitadis)購入に8千万ユーロが費やされ
ました.予算総額1億8千万ユーロのうち,半分以上を占める1億ユーロは
ヘッセン州が,約5千万ユーロはドイツ連邦政府が補助し,残る約15%を
沿線の地方自治体が負担しています.これにより,利用客の5割増が期待
されているところです.

なお,直通運転は8/19からは電車とディーゼルカーのハイブリッド車両が
導入されているRT4系統だけで当面行われ,ドイツ鉄道線内の交流電化
区間と,カッセル市内電車線内の直流電化の双方を走れる交直両用機能を
備えたレギオシタディスが導入されているRT3系統とRT5系統の直通運転
開始は,9/16からと予定されているほか,NVV全体のダイヤ改正は12月に
実施されることになっています.
RT3とRT5が直通運転開始をRT4と同時に果たせないのは,信号取扱い所の
再構築が必要だからと説明されています.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
16.08.2007 Start ins Regiotram-Zeitalter
(HNA Online ニュースへのリンク)
15.08.2007 Durchbruch für ÖPNV-Vorzeigeprojekt
(Live-PR.com (Pressemitteilung) ニュースへのリンク)

直通運転開始の案内 : Der Durchbruch ist geschafft:
新たにレギオトラムが乗入れる先の市内線での路線図など :
Das neue RegioTram-Netz: Nordhessen rückt näher zusammen
(NVV RegioTram 公式サイトへのリンク)

系統図をまとめてみました.
資料を基に構成しましたが,正確ではないかもしれません.

RegioTram0819.png
8/19からは,RT4はカッセル方面への行き先がKassel Hauptbahnhofから
Kassel Am Sternになる模様です.
半地下の中央駅を発車して駅前広場を地下で潜り抜け,KVGの路面電車
市内線に合流するScheidemannplatzから,時計回りにループ運転を行い
ます.時刻表では終点となるAm Sternに2分停車,その後はトランジット
モールのKönigsstraßeを通って,Rathausを経由しながらぐるりと回って
くる形です.
KVG : Kasseler Verkehrs-Gesellschaft

9/16に予定されているRT3とRT5の直通運転が始まると,このようになる
と思われます.
RegioTram0916.png
RT5はRT4とは逆にScheidemannplatzから反時計回りを半周して,Am Stern
から中央駅には戻らず,Leipziger Straßeまで行きます.トランジット
モールには,RT5系統の双方向と,RT4のWolfhagen行きのレギオトラムが
走ることになります.

このトランジットモールの南西側出口では,レギオトラムの車両がKVGの
一般の路面電車より車体幅が広く,従来のカーブでは不十分だったため,
25万ユーロを投じて改修したそうです.更に,レギオトラムが2本連結で
運転される場合,曲がりきった後のRathaus/Fünffensterstraße停留所に
ある横断歩道との間隔が狭くなりすぎるため,横断歩道を3万5千ユーロ
掛けて6m移設したという話もあります.
それ以外にも,先日ご紹介した,30万ユーロを掛けて線路を整備したのに
僅か1年半で定期列車が走らなくなったRT2廃止の話など,レギオトラム
絡みの無駄遣いを,まとめた記事が先日出ていました.
10.08.2007 Regiotram? Pannen-Bahn!
(HNA Online ニュースへのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

カッセル レギオトラム関連 過去ログ 2007年分 :
2007/7/26 レギオトラムRT2が廃止に
2007/6/29 レギオトラム8/19から市内直通へ
2007/2/20 中央駅の工事順調に進む
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2007年08月09日

【ベルリン】トラム2キロ延長再開決定ほか

ドイツ鉄道のストライキが話題をさらっていますが,すでに国内で最大
規模を誇るベルリンの路面電車網で,2キロの路線延長が決定したという
報道も流れています.これにより,新線の工事が完了する2011年には,
路線距離(Streckennetz)は191.4キロになるとのことです.中央駅への
延長計画もありますので,更に2キロ前後がこれに加わる予定です.

延長の建設が決定したのは,ベルリンの南東部に位置する,トレプトウ・
ケーペニック区(Bezirk Treptow-Köpenick)にあるアードラースホーフ
(Adlershof)への路線で,系統番号では60と61です.
アードラースホフは,ドイツ最大の科学技術とメディアの街と言われて
います.区画の入口にはSバーンの駅があり,BVGの路面電車もそこまでは
来ているのですが,今回の延伸は,研究所などが建ち並ぶ区画内に乗入れ
ようとするものです.英語版ウィキペディアのAdlershofのページにも,
その予定路線図も掲載されています.
建設費は990万ユーロ,現在は約2万人が働いているとみられる科学技術
都市内への延伸後の利用予測は,一日9千人とのことです.
BVG : Berliner Verkehrsbetriebe

実はこの路線延長は,目新しいものではありませんでした.数年前にも
完成していたはずでしたが,ベルリンの市政府(Senat)が,赤字になると
して計画を止めていた模様です.当時は一日5千人という予測でした.
しかし,それが9千人になったこと,今年2007年は五年間の建設許可が
期限切れになることもあり,市政府は建設再開を決めました.

アードラースホフの技術研究員の間では,電車がもたらす振動を恐れて
いるとの報道も先日ありました.振動に敏感な機器に悪影響を与えるの
ではないかというのです.しかし,今も道路上を自動車が走っているわけ
ですし,路面電車の建設に際して,50センチのコンクリート製の板や,
弾性に富む道床が使われるのだそうです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
08.08.2007 Weil die Straßenbahn kommt, müssen Forscher umräumen
08.08.2007 2011 auch zum Hauptbahnhof
(Berliner Zeitung ニュースへのリンク)
08.08.2007 Straßenbahn in der Wissenschaftsstadt kommt
(Eurailpress ニュースへのリンク)

ベルリン中心部からアードラースホーフまでの現在の道のり(公共交通) :
Berlin Adlershof: by public transport (英語版)
(Adlershof 公式サイトへのリンク)

ベルリンでは,5月末からアレクサンダー広場(Alexanderplatz)に2本目の
メトロトラム(M2系統)が発着するようになりました.これが利用好調の
様子で,時間帯によっては増発が予定されているそうです.
28.07.2007 Erfolgslinie M 2: BVG lässt mehr Züge fahren
(Berliner Zeitung ニュース Archivへのリンク)

交通の要衝で一日30万人が行き交うと言われるアレクサンダー広場には,
今ホテルチェーン各社が注目しています.近い将来,さまざまな価格帯の
ホテルが,周辺に2千床以上を数えるほど建つことになるようです.
8. August 2007 Neue Hotels für den Alexanderplatz
(Die Welt ニュースへのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

ベルリンの話題 前回 : 2007/5/31 M2アレクサンダー広場乗入れ開始
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2007年07月27日

【HandyTicket】非接触入力アシストタグ実験

ドイツでも,ケータイ(Handy)を車内外のリーダーにかざして公共交通の
運賃を支払うシステムを構築中で,この10月にも一部地域で実験が開始
されるそうです.
しかし,ドイツなどでは地下鉄を含めて鉄道は改札口を設けておらず,
入場出場という習慣がありませんし,路面電車やバスも,乗降時に運賃を
支払ったり,乗車券を提示することがありません.長年その方法に慣れ
親しんできた利用者が,携帯電話をリーダーにかざして乗車することは
できても,降車時に携帯をかざすことに馴染むかどうか,忘れるのでは
ないかという懸念が残ります.均一運賃なら問題ありませんが,ゾーン
ごとに運賃を決めている運賃連合が多いのが現状で,乗車時だけでなく
降車時の記録も必要になってきます.

それとは別に,携帯電話で専用サイトにアクセスし,そこで乗車券を購入
して携帯電話内に保存するという,いわゆるチケットレスの方式もあり
ます.停留所の券売機から買う代わりに自分の携帯電話で乗車券を買う
形です.現状は把握していませんが,すでに昨年から実験を行ったり,
導入した都市がドイツでも幾つかあるそうです.前もって乗車券を購入
する仕組みですので,出場時の記録は必要ありません.

このケータイ乗車券(HandyTicket)では,小さい画面上での購入手続きが
やや面倒という欠点がありました.乗車場所と降車ゾーン,券種などを
選択して購入完了までたどり着くのに,十回ほどのクリックが必要だった
のです.
それを解消しようというのが,フランクフルトやマインツ,ダルムシュ
タット,ヴィースバーデンなどを含むラインマイン地域の運賃連合である
RMVが,今月から実験を開始しており,計画通りならこの年末か来年早々
にも本格導入しようとしている,携帯アプリへの入力を非接触でアシスト
するタグです.
RMV : Rhein-Main-Verkehrsverbund

これは,バス停や電停などにチップ内蔵のタグを貼り付けておき,NFC,
近距離無線通信技術を備えた携帯電話をそのタグに近づけると,自動的に
アプリが立ち上がり,しかも,アプリはその後の操作がしやすいように,
タグの貼ってある停留所や駅名が既に入力された状態で表示されるという
ものです.アプリの起動にNFCが利用されています.
あとは,行き先(ゾーン名)と券種を選択し,最後に購入ボタンをクリック
するだけで切符を入手できますので,従来の10クリックから3クリックに
まで手順を減らせるというのが売り物です.
NFC : Near Field Communication (ISO 18092)
非接触型ICカードのための通信技術として開発され,国内各地でICカード
乗車券に搭載されているFeliCaも,このNFC(ISO 18092)に準拠している
規格です.


RMVでは,このチップ内蔵のタグをConTagと呼んでいます.その価格は,
停留所名の入力も含めて1枚3.5ユーロと廉価で,非接触式リーダーより
安く設置できることも魅力です.タグが安上がりなのは,アプリを予め
駅名を入力した状態で起動させたり時刻表を表示させるだけに留まり,
有効性をサーバに確認したり,タグ自体には表示機能がないからです.
URLを記録したQRコードを少し進化させたようなものなのでしょう.
今回は,約600個のConTagをフランクフルト市内59か所の駅や停留所の
券売機やポールに貼り付けて,300人が数ヶ月間実験を行います.

改札口のないドイツでは,この方式がしっくりくるのかもしれません.
しかし,RMVの実験は,先週RMVや関連企業などの公式サイトで発表されて
いるものの,関心を引かなかったのか,ニュース検索には何も引っかかり
ませんでした.その代わり,カード技術関連のサイトが紹介しています.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
2007-07-24 German Transit Group Expands Mobile-Ticketing Trial
(Card Technology ニュースへのリンク)

NFC機能搭載のNokia 6131を,携帯電話乗車券購入の入力アシスト機能を
備えたConTagに近づけると,購入が簡単になると案内するRMVのページ :
(ConTagの画像も掲載されています)
* Wie funktioniert das RMV-HandyTicket für NFC-Handys?
* Mit der Zukunft in Berührung
(RMV 公式サイトへのリンク)

話は前後しますが,冒頭に記し,またCard Technologyの記事にも紹介
されている,乗降時にそれぞれ携帯電話をリーダーにかざし,自動的に
運賃が計算されて支払できる方法は,10月からベルリンSバーンの一部と
ポツダムの都市交通(ViP)や,ドイツ鉄道のベルリンとハノーバー間の
ICEで,実験が行われるそうです.

こちらはTouch&Travelと名付けられ,乗車前と降車後に,Touchpointと
呼ばれるリーダーに携帯電話をかざします.Touch&Travel
(ドイツ鉄道 Deutsche Bahn AG 公式サイトへのリンク)
左側のメニューにあるDie Ideeを開き,その下位メニューのEin Handy
für allesをクリックして表示されるページから,Touch&Travelの流れを
1分半ほどの映像で見ることができます.

降車後のタッチし忘れ対策としては,Touchpointを数多く設置して忘れ
にくくしているほか,乗車から数時間経過しても降車のタッチがない携帯
電話には,SMSでメッセージが送られます.タッチを忘れた場合には,
ホットラインに電話するよう案内しています.
乗車用と降車用のリーダーが林立する,香港の新界地区のライトレールの
プラットホームのような感じになるのかもしれませんが,Touchpointを
たくさん設置するのは,故障やヴァンダリズム対策でもあるようです.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
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2007年07月26日

【カッセル】レギオトラムRT2が廃止に

カッセル(Kassel)のレギオトラム(RegioTram)のうち,当地で最初に電気
運転とディーゼル運転の両方が可能なハイブリッド式トラムを使用した
系統のRT2が,やはり廃止される模様です.運行開始から1年半という短さ
ですが,既に2006年12月のダイヤ改正で,当初の朝夕の3往復から朝の
6:27にカッセルの南東の郊外にあるヘシッシュ・リヒテナウ(Hessisch
Lichtenau)地区の始発駅を発車する,通勤通学用の片道1本だけに減便
されていました.
この系統は,実質的にカッセル市内線トラム4系統と重複していて,途中
カウフンゲン(Kaufungen)で貨物線にバイパスすることによる快速運転
だけが車両以外のトラム4系統との違いで,この貨物線が非電化のため,
ハイブリッド式レギオシタディス(RegioCitadis)の出番だったのでした.

なお,RT2は元々平日朝のみの運転ですが,現在は7/07から夏季運休に
入っていますので,既に平日でも運転されていません.実質的にもう運転
されることがないようで,地元紙が休み明けにRT2の再開はないだろうと
報じていたとのことです.

休み明けの8/20からは,RT2に代わる快速運転のトラム4系統(Tram 4)が
運転されるようで,カッセル市内到着はRT2とほぼ同じ時間を保ちます.
これは非電化の貨物線を走らない代わりに,幾つかの停留所を通過する
ことにより得られる時間短縮ですが,RT2時代と同様に通常のトラム4との
所要時間差は4分です.

レギオトラムRT2を走らせるために,Kassel-Waldkappel線上のニーダー
カウフンゲン駅(Niederkaufungen Bahnhof)とオーバーハウフンゲン駅
(Oberkaufungen Bahnhof)間の約2キロには,整備として30万ユーロが投じ
られました.そして,そのRT2は1年半走っただけで廃止となりますが,
NVVではイベント開催時などの臨時運行で,これからも使うことがある
かもしれないとして,無駄な投資ではなかったと主張しています.
NVV : Nordhessische Verkehrs-Verbund (北ヘッセン運輸連合)

廃止理由は利用低迷によるものらしく,全部で10本しかないハイブリッド
レギオシタディスの使用は,8月から市内線への乗り入れが予定される
RT4を優先するということのようです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
25.07.2007 Regiotram gestrichen
25.07.2007 Nur noch normale Trams
(HNA Online ニュースへのリンク)

公式サイトにFlashで表示される路線網がありますが,すでにRT2は載って
いません.下記ページのFreizeittippsをクリックすると表示されます.
NVV Regiotram 公式サイト : Regiotram

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

この話に関連した日本語で読める資料として,鉄道ファン 2007年5月号
(第47巻第5号/通算553号)(雑誌06459-05)の160ページから,「第2世代に
入ったドイツのトラムトレイン,カッセルのレギオトラム」と題した記事
があります.既に読まれているかたも多いかもしれませんが,今冬ごろ
までの経緯を含めて大変詳しく解説されていて,参考になります.

ハイブリッド レギオトラム関連 過去ログ :
2007/6/28 レギオトラム8/19から市内直通へ
2006/12/31 RegioTram新系統と本数削減
2006/7/09 予算削減でRegioTramに打撃
2006/1/31 ハイブリッド レギオトラム早くもダウン?
2006/1/07 ハイブリッド トラム運転開始ほか
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2007年07月13日

【ポツダム】次の低床車導入は8編成のみに

ポツダム(Potsdam)で路面電車と路線バスを運行するViPは,新たに購入
する低床式路面電車の本数を,8本とする方針を固めました.この秋にも
購入資金の半分の1千万ユーロを負担するポツダム市と,融資契約を結ぶ
予定です.
ViP : Potsdamer Verkehrsbetrieb

本来であれば,東独時代から使っているTatra製の旧型車の刷新を完了
するために19本の導入が必要でしたが,それには4750万ユーロもの資金が
必要となることから,2千万ユーロで8本だけに落ち着いたようです.

低床車の車種は,これから決まるようですが,コンビーノ問題で懲りて
いることから,車体は軽量鋼鉄製に限定され,低床化率も100%ではなく
65%から70%に留めます.車体幅は現有のコンビーノにあわせた2.3mか,
それより幅広の2.4mも検討されますが,以前話の出ていたベルリンとの
共同購入は見送られたようで,欧州内のメーカから公募します.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
10.07.2007 Acht Bahnen als Minimum
(Märkische Allgemeine ニュースへのリンク)
12.07.2007 20 Millionen für neue Trams?
(Potsdam ABC ニュースへのリンク)

上段の記事によれば,旧型車との入替えのために必要な残り11本に関して
は,購入やその時期は現時点で未定で,コンビーノの修繕は,16本全てが
やはり2008年内に完了する予定とも記されています.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

ポツダム関連 過去ログ :
2007/3/14 【Combino】バーゼル全面改修車の営業復帰ほか
2006/6/15 ベルリン新車購入を契機に
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2007年06月28日

【カッセル】レギオトラム8/19から市内直通へ

すでにドイツの鉄道情報サイトなどでも紹介されているように,カッセル
(Kassel)のトラムトレイン,レギオトラム(RegioTram)がカッセル中央駅
から駅舎をくぐり抜けて市内中心部に乗入れる時期が,当局の許認可が
下りることを条件に,8/19の予定であることが明らかにされました.
頭端式の駅で駅舎の下を抜けるために新たに必要となっていた,カッセル
中央駅のレギオトラム専用のホームは,7/06完成が予定されています.

8/19に最初に鉄道とトラムの直通運転を果たすのは,WolfhagenへのRT4
系統とのことで,この路線は非電化区間ですので,直流とディーゼルの
ハイブリッド式レギオシタディス(RegioCitadis)が用いられています.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
26.06.2007 Regiotram rollt in die City
(HNA Online ニュースへのリンク)

同じアルストム製の交直両用のレギオシタディスが使われる路線は,その
四週間後の9月から市内への乗入れ開始が予定されているようです.
非公式ながら非常に詳しい情報を提供しているサイトのニュース欄から.
27.06.2007 RegioTram-Start am 19. August 2007
(www. Tram-Kassel. de へのリンク)

新しいものではありませんが,PDFファイル版の路線図へのリンクのある
公式サイトのページ : Liniennetz
(NVV 公式サイトへのリンク)
NVV : Nordhessischer VerkehrsVerbund

バードアイ画像で工事中の時の様子を上から見ることが出来ます.
Kasseler Hauptbahnhof (Kulturbahnhof) (南向き)
(Windows Live Local bird's eye へのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

カッセル中央駅と直通運転の関連過去ログ :
2007/2/20 中央駅の工事順調に進む
2006/12/31 RegioTram新系統と本数削減
2005/9/06 トラム-トレインの中央駅を着工
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2007年05月31日

【ベルリン】M2アレクサンダー広場乗入れ開始

7年遅れですが,ベルリンのアレクサンダー広場(Alexanderplatz)に,
2本目のトラム路線がやってきました.
路線長1.2キロ(距離にして900m?)の区間ながら,当初の計画では2000年の
完成が,BVGの資金不足などから着工が2003年となり,ワールドカップ
2006開催の影響も受けて,この5/30に開通の運びとなっていたものです.
BVG : Berliner Verkehrsbetriebe
建設には1880万ユーロがかかりましたが,これには路面電車通行に伴う
一部の交差点の改良や,歩行者用の地下横断通路を閉鎖し,地上で横断
できるようにしたことなどの費用も含まれるようです.

Alexanderplatzへ乗入れた路線は,これまではHackesche Marktで発着
していたBVGメトロトラム(MetroTram)のM2号線です.
交通の要所で一日に15万人の利用があるとされるアレクサンダー広場駅
には,Sバーンをはじめとして近郊列車,Uバーン(地下鉄)に加え,路面
電車も1998年に乗入れています.
これまでの都心側ターミナルHackesche Markt駅も,多くのトラム路線が
発着しているほかSバーンも通りますが,Uバーンが走っておらず,また,
近郊列車は通過してしまう駅でした.
BVGでは,今回のAlexanderplatzへ乗入れにより,M2の一日平均利用者が
2万人に達すると見込んでいます.

M2の停留所は,正式にはS+U Alexanderplatz/ Dircksenstraßeとなり,
他のトラム路線と同じ場所ではありません.Sバーンなどの駅本屋北側に
あります.位置関係は下の画像でもつかめます.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)

公式案内 : Mit der M2 ab jetzt rund um die Uhr zum Alexanderplatz
新しい路線案内 : MetroTramlinie M2
(PDFファイル版路線図へのリンクもあります)
(BVG 公式サイトへのリンク)

数多くの記事が出ていますが,開業前と後で,それぞれ地図や画像のある
ものを選んでみました.
30.05.2007 900 Meter für 20 000 weitere Fahrgäste
(Berliner Zeitung ニュースへのリンク)
31.05.07 Mit der Tram schneller zum Alex
(Neues Deutschland ニュースへのリンク)

下の掲示板では,開通式などの模様が画像でも紹介されています.
Alex II eröffnet (BahnInfo フォーラムへのリンク)

こちらの掲示板では,開通前の画像がアップロードされ,新線の様子が
よくわかります. Neubaustrecke ALEX II mit 22B
(Straßenbahn-Forum へのリンク)

トラムを写したものではありませんが,Sバーンと鉄道線の南北を軌道が
走る様子が伺えるクリエイティブコモンズの画像がありましたので,貼り
付けておきます.
Shadow by Clav (flickr)
Shadow
(Taken on May 21, 2007)

下の記事ではトラム開通のことだけでなく,環境保護の観点においては
今や路面電車は選択肢ではなく,ハイブリッドバスのほうが有効という
ようなことが記されています.
30.05.2007 Tram rollt wieder von Pankow zum Alex
(Tagesspiegel ニュースへのリンク)
路面電車の場合には電気の供給源が問題で,たとえクリーンエネルギー
(Ökostrom)を購入しても,他の電気と分離して給電することが出来ない?
としています.ただし,ハイブリッドバスは車両購入費が高くつくため,
ここでは採用されなかったというように読めます.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

直近のベルリン市電関連 過去ログ :
2007/4/14 Flexity Berlin 詳細明らかに
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2007年05月23日

【アウグスブルク】CityFlexの価格を巡る論議

アウグスブルク(Augsburg)が導入しようとしている次期低床車が,その
購入価格が高すぎるのではないかと批判されています.

今年2月の時点で,アウグスブルク(Stadtwerke Augsburg)はコンビーノに
代わり導入する次の低床車として,ボンバルディア(Bombardier)の100%
低床車モデル,FLEXITY Outlookを選んでいました.基本契約で10編成の
総額約3600万ユーロで,このほかにオプション20編成があります.

1編成あたり3百万ユーロを大きく超える価格に対して,ANAという,直訳
するとアウグスブルク近距離交通ワーキングチームとなる登録団体が,
導入するStadtwerke Augsburgを批判しているという記事がありました.
契約の取消まで求めています.
ANA : Arbeitsgemeinschaft Nahverkehr Augsburg e.V.

この団体は,オーストリアのリンツ(Linz)が導入した同じ形式の低床車
FLEXITY Outlook Cタイプが,ほぼ同じ条件にもかかわらず1編成242万
ユーロ(2008年換算額?)であることを引き合いに出し,アウグスブルクの
契約は高すぎると主張しています.
* アウグスブルク
車両長 40.6m / 車両幅 2.3m / 定員(座席数) 228(85)
* リンツ
車両長 40.0m / 車両幅 2.3m / 定員(座席数) 217(61)
ボンバルディアのサイトでは立席153+座席71になっています.

Stadtwerke Augsburg側では妥当な額と反論しているようで,他のメーカ
ではもっと高い金額だったと明らかにしています.下記の記事ではこの
契約額論争が新しい局面を迎えたというように書いてあります.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
22.05.07 Der teure Tramkauf
(Augsburger Allgemeine ニュースへのリンク)

それぞれの公式サイト上でも発表がありました.
22.05.2007 Tramkauf: Linz zahlt nur 2,4 Millionen. ANA fordert
Stornierung der CityFlex-Bestellung
(PDFファイル)
(ANA e.V. プレスリリースへのリンク)
City-Flex am günstigsten: (PDFファイル)
(Stadtwerke Augsburg 公式サイトへのリンク)

ところでFLEXITY Outlookは,元々Cityrunnerと呼ばれていたものが,
ボンバルディアになって名前が変えられたものですが,アウグスブルク
ではタイトルにあるように,CityFlexと呼ばれるようになるかもしれま
せん.ただし,デンマークの清掃車が同じ名前を付けているため,その
問題が片付いてからになる模様です.

CityFlexは,数ある候補の中から投票で一番得票数が多かった名前だった
そうです.
そのあたりの経緯まで含めて,非公式ながらアウグスブルクの路面電車に
詳しいサイトがありました.
車両解説ページ Wagenpark Straßenbahn
フォーラム Neue Strassenbahnen von Bombardier
(Nahverkehr in Augsburg へのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
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2007年04月15日

【ブレーメン】今度はトラムに郵便ポスト

ブレーメンBSAGが,この1月から行なっているカフェバーン(Kaffeebahn)
は,車内でサービススタッフがコーヒーマシンで本格的なカプチーノ等を
淹れて販売するものでした.試用期間の3か月が経過しているはずです
が,その後の情報はありません.
BSAG : Bremer Straßenbahn AG
そのBSAGでは,コーヒーの次は全てのトラム車内に郵便ポストを設置した
という話題があります.

郵便ポストとは言っても,ドイツポスト(Deutsche Post)でお馴染みの
黄色いポストではありません.ドイツは一足先に郵便事業は民営化されて
いて,民間からの参入もあります.トラム車内に設けられたポストは,
CITIPOSTという,ハノーファー(Hannover)などニーダーザクセン州などを
拠地にする民間郵便事業者で,同州に囲まれた形のブレーメン州では,
Nordwest-Mail Logistik GmbHという会社が業務を担っているようです.
そのCITIPOSTの青いポストが設置されました.

CITIPOSTは昨年PIN Groupに入り,小規模な地域郵便会社とは一線を画す
ようですが,新規参入のCITIPOSTにとり,毎日18万人が利用するトラムの
車内は,格好の顧客獲得の場になるのでしょう.
車内のポストに投函された郵便物は,18時から20時半の間に収集されて,
CITIPOSTの集配所に運ばれます.そこから配達先へと発送されますが,
これらは全てCITIPOSTのネットワークで賄われます.
料金はドイチェポストよりも安く,切手も別に用意されますが,車内の
ポストに投函された郵便物に,CITIPOSTの切手ではなくドイツポストの
切手が貼ってあったとしても,郵便物はドイツポストに引渡すそうです.
20グラムまでの普通郵便は,ドイツポストは0.55ユーロ(税別?)になる
のに対して,CITIPOSTでは0.45ユーロ(税込0.535ユーロ)です.

CITIPOSTの切手は,4/16からトラムや路線バスを運行するBSAGの案内所
(Kundencenter)でも販売することも発表されていました.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
CITIPOSTとの提携により,車内にポストを設置したという案内と,切手の
販売を開始するという案内.
2. April 2007 CITIPOST Nächster Halt: CITIPOST
14. April 2007 BSAG-Kundencenter werden zur CITIPOST-Agentur
(BSAG 公式サイトへのリンク)

公式発表からかなり遅れましたが,記事にもなりました.上段の記事には
トラム車内に設けられた青いポストの大きな画像も掲載されています.
11. April 2007 Brief-Logistik mit der Straßenbahn
(Verkehrs-Rundschau ニュースへのリンク)
12.04.2007 Citipost-Briefkästen in der Bremer Tram
(PostTip へのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

ブレーメン トラム関連 過去ログ :
2007/1/14 路面電車内でカプチーノ販売
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2007年04月14日

【ベルリン】Flexity Berlin 詳細明らかに

既にドイツ語のその方面の掲示板などで話題沸騰中?ですが,ベルリンの
BVGが導入予定の,次期低床車両の詳細が発表されました.
BVG : Berliner Verkehrsbetriebe

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
13.04.2007 Neues Design bei der Berliner Straßenbahn
(BVG 公式サイト プレスリリースへのリンク)
イラストの段階ではありますが,車内外の様子を画像で見ることもでき
ますし,右のメニューからPDFファイルで資料をダウンロードすることも
可能です.

報道機関も簡潔ですが,さっそく紹介しています.
14.04.2007 Die neue Tram Runde Schnauze und viiiiel Platz
(Berliner Kurier ニュースへのリンク)
14.4.2007 DIE NEUE TRAM HEISST FLEXITY BERLIN
(taz Berlin ニュースへのリンク)

プロトタイムが4本先行導入され,2008年からメトロトラム(MetroTram)の
M2,M4,M5,M10の各路線に投入されるとのことです.以下は,各路線が
どこを走っているかの詳細で,各ページから,全体路線図のPDFファイル
へのリンクも設けられています.
* MetroTramlinie M2
* MetroTramlinie M4
* MetroTramlinie M5
* MetroTramlinie M10
(BVG 公式サイトへのリンク)

4本は,それぞれタイプが異なります.車両の長さが30.8m(5車体)と40m
(7車体)の2種類があり,おのおの両運転台付き(ZRL)と,片運転台のみ
(ERL)の2タイプがあります.終点にループ線のないM10系統などでは,
ZRLのほうが走るのでしょう.車体幅は,現在の車両より10cm幅広になる
2.4mで,これは各タイプ共通です.
報道によれば,4本のお値段は1千万ユーロ.2年間にわたり試験導入を
行なって初期故障を解消した上で,2011年からの量産導入に備えます.
予定通りなら2015年には,タトラ(Tatra)製車両はベルリン市内から一掃
されてしまうのかもしれません.

現在BVGのプレスリリースからダウンロードできるPDFファイルの資料の
うち,Datenblatt Flexity Straßenbahnのほうは,車両諸元が掲載されて
いますが,ほぼ同じ条件での両運転台と片運転台の重量差や,5車体と
7車体の加速度の差などが数値になっていて,興味深いものがあります.

なお,今月初めには,メトロトラムM2系統のAlexanderplatzへの延長計画
(Alex II)が遂に完成し,5/30から営業開始になる記事もありました.
1.2キロの区間に1800万ユーロが掛かったそうですが,一日2万人の利用が
見込まれているとのことです.
04.04.07 Alex II wird eröffnet - als Umleitung
(Neues Deutschland ニュースへのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

BVG 低床車増強計画 関連 過去ログ :
2006/6/13 市電の新型車両導入決定

ベルリン関連 直近過去ログ :
2007/3/22 市の介入でBVGトラム一部存続?
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2007年03月22日

【ベルリン】市の介入でBVGトラム一部存続?

ベルリン(Berlin)のBVGに,不採算を理由に他の一部区間と共に末端部の
路線廃止を示唆されていた,ベルリン北部のPankow地区で東西にわかれて
いるメトロトラム(MetroTram)M1号線のうち,Pankowから北西に向かう
路線のほうは,どうやら区間廃止を免れそうな気配です.
BVG : Berliner Verkehrsbetriebe

停留所名で言えば,M1系統のGrabbeallee/ Pastor-Niemöller-Platzと,
Rosenthal Nordの間で,ここは主に単線ですが,経費に見合う利用者が
望めるからというのが理由で,600万ユーロとされる改修費用を投じる
価値があると,ベルリン市政府が判断しました.さらに北西部への路線
延長も,視野に入れている模様です.
同じM1系統でも,Pankowからわかれて北東に向かう路線(Schillerstraße
へ向かう路線)や,その他の市電廃止検討区間の去就は判りません.

これは,ベルリン市政府で交通関係も司る,開発大臣が明らかにしたもの
です.Senator für Stadtentwicklungは,現在は環境,住宅,交通関係も
管轄しています.下記で紹介する記事には,Verkehrssenatorinとして
登場していました.


ベルリン市政府(Senat)は,2007年末で今の契約が切れるBVGと,契約の
更新に際して内容の見直し交渉を,この4月から開始しますが,これまで
よりも強い影響力を持とうとしています.
よくわかりませんが,ベルリンを走るSバーン(S-Bahn)と同様に,市はBVG
に対しても,ダイヤ改正から設備の開発や保守に至るまで,強力な発言
力?を持つことになるようです.予算配分さえBVGが勝手に決めることが
出来なくなるのかもしれません.しかし同時に,市政府は,これらに対し
責任を負うことにもなります.
新契約は,2008年から発効し,2020年8月までの長期間に及びます.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
M1が救済されると伝えている記事 :
22.03.2007 Tram M1 gerettet
(Berliner Kurier ニュースへのリンク)
22.3.2007 DIE TRAM M 1 DARF WEITERFAHREN
(taz Berlin ニュースへのリンク)

M1の一部存続に先立ち,市政府がBVGへの影響力を増すつもりであると
伝える記事 :
22.3.2007 http://www.taz.de/pt/2007/03/22/a0231.1/text.ges,1BVG sollen besser spuren
(taz Berlin ニュースへのリンク)
21.03.2007 Senat erhöht seinen Einfluss auf die BVG
(PR-Inside.com (Pressemitteilung) へのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

ベルリン トラム 一部区間存廃問題 過去ログ :
2006/8/04 トラム68系統 5年間は存続へ
2006/6/30 トラム一部路線廃止を検討中
2006/4/28 BVG 3つの先送り
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2007年03月21日

【ミュンヘン】十年越しの市電新線くわ入れ式

ミュンヘン(München / Munich)で3/20に,市電の新設路線の鍬入れ式が
行なわれました.1997年の市議会による決議からここまで10年を要して
います.今後,軌道建設のための作業と目に見えるような形の工事は,
今年7月から行なわれ,その後も順調に運んで,開通までにはまだあと2年
掛かる見込みですが,ミュンヘンでは39年振りの市電新線になります.

ここまで10年も要したのは,路面電車建設反対派との論争や,市民集会,
沿線住民との交渉などに加えて,騒音防止の問題や,交通流動,景観設計
などに,時間が掛かったからのようです.昨年になってようやく正式な
ゴーサインが出ていました.建設されるのは,ミュンヘン中心部からみて
北にある,公園都市(Parkstadt)と名づけられて,5万人の住民と大量の
雇用が見込まれる,シュヴァービング(Schwabing)地区への公共の足と
して,これ以上自動車の交通量を増やさない為にも,活躍が期待されて
いるトラム23系統です.

23系統は,UバーンのMünchner Freiheit駅(U3, U6)から約3km北に伸び,
途中7か所に電停が設けられ,2009年秋の開通後には10分間隔で,環状
道路のFrankfurter Ringまで約8分で結ばれ,一日1万8千人の利用が予想
されています.
この路線の計画と建設には,SWMなどが,バイエルン州のGVFG法に基き,
4820万ユーロを投じることになっているそうです.
SWM : Stadtwerke München GmbH (ミュンヘン市の公共サービスなどを
管轄する会社)
GVFG : Gemeindeverkehrsfinanzierungsgesetzes (地域交通融資法?)

この路線の3キロのうち,半分以上に相当する約1.7キロが,芝生軌道に
なります.また,途中に道路を跨ぐ84mのアルミスチール製ロープによる
斜長橋?(Tragseil-Brücke)が設けられ,その橋は市電と歩行者,自転車
専用になります.これは,ハイライトとして紹介されていました.
なお,一部ではかつて貨物線として使われていた敷地跡を利用しますが,
ここには第二次世界大戦中の不発弾が埋もれている可能性もあるようで,
調査の結果次第では,一時退避を伴う作業が必要かもしれないそうです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
今後の詳細な予定まで記された,公式発表 :
20.03.2007 Spatenstich: Neue Tram in die Parkstadt Schwabing
Tramlinie 23 geht im Herbst 2009 in Betrieb

(SWM ニュースリリースへのリンク)

23番トラムの概要 : (中に路線図へのリンクもあります)
Die neue Tram 23 (MVG 公式サイトへのリンク)
MVG : Münchner Verkehrsgesellschaft
ミュンヘン市の市電をはじめとする,地下鉄Uバーン,バスなどの公共
交通機関を運営する組織

いくつかの記事でも紹介されました.
20.03.2007 Schwabing · Anschluss für die Parkstadt
(Münchner Wochenanzeiger ニュースへのリンク)
20.3.07 Baubeginn für die neue Tram 23 in München-Schwabing
(Muenchen24.info ニュースへのリンク)
21.03.2007 Tram 23 stößt Tor zum Norden auf
(Garmisch-Partenkirchener Tagblatt ニュースへのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

ミュンヘン市電 23系統新設関連 過去ログ :
2006/7/03 市電の新路線が認可される
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2007年02月20日

【カッセル】中央駅の工事順調に進む

ドイツのカッセル(Kassel)を中心としたヘッセン州北部(Nordhessischen)
で,トラムトレイン(Tram-Train)のレギオトラム(RegioTram)を,郊外線
から市内線へ直通運転させるための工事が,大詰めを迎えています.

これまでも,専用車両のレギオシタディス(RegioCitadis)を使った列車
が,ドイツ鉄道などの列車に混じり郊外線を走ったりしていましたが,
鉄道と軌道間の直通運転は,カッセル中央駅(Kassel Hauptbahnhof)の
地下スルー化工事が終わるまで,お預けとなっていました.予定では,
2007年夏からとなっていましたので,間もなくです.

工事の状況は,膨大な情報を発信している個人サイトに,刻々と状況が
画像でアップロードされていますので,視覚的には捉えることができます
が,果たしてこれで6月の夏ダイヤ改正時に間に合うのだろうか,という
一抹の不安は残っていました.
しかし,その不安を払拭するかのように,先週,現場責任者が工事は予定
通りに進んでいると述べている記事がありました.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
記事の内容そのものは,Kulturbahnhofとも呼ばれる中央駅の駅舎が,
地下工事のために,仮受け状態になることを記しているのが主です.
その終わりの方の段落に,プロジェクトマネージャの言葉があります.
14.02.2007 Es hat sich nichts bewegt
(HNA Online ニュースへのリンク)

画像情報満載の非公式ページ :
Umbaumaßnahme Kassel Hbf. für die RegioTram
03.02.2007 Bauzustand 03. Februar 2007
12.01.2007 Bauzustand 12. Januar 2007
(www. Tram-Kassel. de へのリンク)
1/12付けでは3ページに,2/03付けは2ページにわたり画像が掲載され,
工事の進捗状況が手に取るように判るでしょう.

2面3線となる半地下の完成予想図など : Der neue Hauptbahnhof
下記画像ファイルは,工事期間中の各種配置図ですが,ホームから駅前
広場までのつながりが,つかみやすいかもしれません.
Übersichtsplan Hauptbahnhof (JPGファイル)
(NVV 公式サイトへのリンク)
NVV : Nordhessischen Verkehrsverbund (北部ヘッセン交通連合)

電源の交直切替えはどこか,配線はどうなるなどの話題も尽きません.
[KS] Baustelle Hbf (Straßenbahn-Forum 掲示板へのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

カッセル RegioTram(レギオトラム)の,直近の過去ログ :
2006/12/31 RegioTram新系統と本数削減
カッセル中央駅の過去ログ :
2005/9/06 トラム-トレインの中央駅を着工
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2007年01月14日

【ブレーメン】路面電車内でカプチーノ販売

ブレーメン(Bremen)で路面電車とバスを運行するBSAGでは,原則として
飲食が禁止されている路面電車内で,コーヒーを車内で販売するという
"Coffee on Tour"を先週から開始しました.民間企業とのタイアップで
実現したもので,とりあえずは3か月間の実験的な試みです.

ブレーメンの東から中心部を通って,南へ抜けていくトラム1系統で,
"Coffee on Tour"のカフェバーン(Kaffeebahn)は,平日の2時間おきに
走ります.時刻表にも表示されますし,覚えやすいよう,2時間おきの
同分に来るように運転されます.
BSAG : Bremer Straßenbahn AG

本格的なコーヒーマシンが連接車の後部車両の高床部分?に搭載されて,
市場価格より安く?,1ユーロのコーヒーや紅茶から,2ユーロのココアや
カプチーノなど,全部で6種類の飲み物が,大小サイズあわせた合計10の
メニューの中から選ぶことができます.
さすがに使い捨て容器での提供となりますが,自販機ではなくサービス
スタッフによる対面販売で,車内にはテーブルも用意されるようですし,
カップ