2008年05月11日

【ウィーン】地下鉄旅客数は欧州で5番目

ウィーンでは,5/10に地下鉄(U-bahn)2号線(U2)が3.9キロ延長されて,
この6月下旬にサッカーのUEFA欧州選手権2008(通称Euro 2008)の決勝戦が
行われるスタジアム(Ernst-Happel-Stadion)まで,地下鉄の足が確保され
ました.総工費は8億9千万ユーロで,5年の歳月がかかっています.

一方で,並走する路面電車21番系統(Straßenbahnlinie 21)は廃止です.
廃止反対運動には,8千人の署名が集まったそうですが,決定は覆らなか
った模様です.
廃止反対派は,路面電車の運行が代替バスより経費が余計に掛かることが
証明されていないとか,地下鉄だけで5万人以上収容可能なスタジアムで
大型イベントが開催される時に輸送力不足ではないかと指摘し,諦めて
いないようです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
10. Mai 2008 U2-Verlängerung in Betrieb gegangen
APAの記事 (derStandard.at ニュースへのリンク)
09. Mai 2008 Grüne Wien: Brauner entscheidet über 21er
(derStandard.at ニュースへのリンク)
10.05.2008"Gemma U-Bahn-Schauen" in Wien: U2 fährt bis zum Stadion
APAの記事 (DiePresse.comニュースへのリンク)

【ウィーン】関連過去ログ: 2008/4/10 21番廃止反対運動持ち上がる

5/10を最後に廃止された21番トラム:
Creative Commonsの条件に基づき貼り付けておきます
the last days.... by rotkraut.c.r (flickr)
the last days....
Taken on May 5, 2008

ところで,ウィーンの地下鉄は2007年には一日131万人を輸送し,今回の
U2の路線延長により,同137万人に増えるだろうと見られています.
これに対する自動車の移動回数は一日160万回とされていて,1980年の
120万回からは増えているものの,1990年代終盤からは横ばいだとか.

また,都市の規模が異なる中での比較は無意味なのかもしれませんが,
このウィーンの輸送人員は,EUにある44都市の地下鉄の中で五番目に多い
ことも,オーストリア交通クラブ(VCÖ)の調査で明らかにされました.
2008-05-09 VCÖ: Wien hat bereits die fünftmeisten U-Bahn-Fahrgäste
in der EU
(VCÖ へのリンク)
VCÖ: Verkehrsclub Österreich

この報告によれば,ウィーンより多いのは断トツでトップのパリ,それに
次ぐものの意外に少ないロンドン,このところ急成長著しいマドリッド,
そしてプラハとなっています.
ウィーンはベルリン,ローマ,ミュンヘンといった大都市を抑えての五位
でした.以下,ベスト20都市まで上記サイトに載っています.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
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2008年04月10日

【ウィーン】21番廃止反対運動持ち上がる

ウィーンの地下鉄(U-bahn)2号線(U2)が,5/10に待望の路線延長を迎える
ことになっています.メッセ会場やスタジアムがあるウィーン2区レオ
ポルトシュタット(Leopoldstadt)への乗入れです.今月初めには,関連
施設として,古い映画に出てくる大観覧車で知られるプラーター(Prater)
の駅も新調されました.

その延長開業まで1か月をきり,開通祝賀ムードばかりかと思いきや,
並行する路面電車が廃止されるため,その反対運動が起きていました.

既にプラーター(Prater)からメッセ会場を経てスタジアムまで,不定期で
プラーター止まりの系統がいくつか乗り入れていましたが,これは3/27を
もって終了となっています.
このスタジアムとは,UEFA欧州選手権2008(通称Euro 2008)の決勝戦が
行われるエルンスト・ハッペル・シュタディオン(Ernst-Happel-Stadion)
のことで,その最寄停留所がStadionです.

そして,リンク(オペラ座の前の環状通り)沿いのSchwedenplatzから,
プラーターとシュタディオン(Stadion)を経てPraterkaiに至る,定期路線
の路面電車21番系統も,5/10に地下鉄U2開業と引換えに廃止となって,
プラーターからシュタディオン(Stadion)方面は,事実上路線全廃という
ことになっています.

廃止反対理由としては,路面電車の停留所間隔が250mから350m程度なのに
対して,地下鉄では900m近くに広がってしまうことなどが挙げられている
模様です.しかし,実際にはウィーン地下鉄の平均駅間距離は割と短く,
ドイツ語版ウィキペディアのU-Bahn Wienの項目によれば,最長でもU4の
平均820m,プリメトロとして誕生したU2の既存区間は更に短く,600mと
なっています.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
路線再編の詳細は,先月出ていました.
10.03.2008 Neuorganisation von Straßenbahn und Bus entlang der
neuen U2
(Wiener Linien 公式サイトへのリンク)
Leopoldstadt: Neuorganisation von Straßenbahn und Bus entlang der
neuen U2
(Magistrat der Stadt Wien 公式サイトへのリンク)
いずれのページからも,PDFファイル版の地図を見ることができます.

廃止反対のことが書かれた記事:
06. April 2008 Das Straßenbahnsterben in Wien geht weiter
(be24.at ニュースへのリンク)
02.04.2008 U-Bahn ist kein Ersatz für Straßenbahn
(Wien-Heute Chron ニュースへのリンク)

ウィーンの路線検索に便利なサイト:
Wiener Linienplaene Online - Haltestellenplaene Demo
現時点では5/10廃止前の路線図を見ることができます.

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2008年03月27日

【インスブルック】低床車第一号営業運行へ

インスブルックに導入される初の100%低床車,Flexity Outlookモデル
(旧名Cityrunner)22本のうちの第一号が,本日3/27より旅客営業を開始
するとの報道が昨日ありました.
新車導入の話は聞いていても,すでに走っているのかどうかが,よく判ら
ないケースが多い海外で,こういった記事が出ることは助かります.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
26.03.2008 Ab Donnerstag fährt die neue Tram
(ORF ニュースへのリンク)

2本目も待機中とあります.この記事の中にはEuroまでに5本体制になると
読める部分がありますが,これはUEFA欧州選手権2008(Euro 2008)のこと
かもしれません.今年6/07から6/29にかけて,スイスとオーストリアが
共催する,サッカーの欧州王者を決める大会です.インスブルックでも
試合が行われるようです.

年末までに240万ユーロを投じて購入した22本が揃うとのことで,在来
車両と入替えられます.また,2008年1月に既報の通り,さらに10本の
導入が決まっています.

今回の低床車営業開始は,ルートや運営方法などが定まらない,同地域で
考えられているRegionalbahnの第一歩になるという記事もありました.
27.03.2008 Offene Fragen zur Regionalbahn
(ORF ニュースへのリンク)

関連過去ログ: 2007/10/19 初の低床車が引渡される

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2008年01月15日

【オーストリア】越境トラム報道その後 ほか

昨年末の,ウィーン市内から国境を越えてスロバキアの首都ブラチスラバ
(Bratislava / ドイツ語名Pressburg)まで,トラムで直通運転?という
話題で,ルートにあたるブラチスラヴァ鉄道(Pressburger Bahn)に関する
情報をコメントの形でいただいていました.ありがとうございます.
関連過去ログ: 2007/12/29 【ウィーン】発ブラチスラバ行きトラム?!

なお,その実現性について最近も記事が出ていましたが,それによれば
スロバキア側では冷ややかに見ているようで,ブラチスラヴァ市では,
何も話を聞いていないとか.
オーストリア側でも,ウィーンからのSバーン(S7)の終点で,その先の
線路が今は途切れている街のWolfsthalでも,同様の反応だそうです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
14.01.2008 Badner Bahn nach Bratislava? Slowaken ratlos
(Die Presse ニュースへのリンク)
10. Jänner 2008 Bim nach Pressburg unsicher
(Wiener Zeitung ニュースへのリンク)

次は,インスブルックからです.
導入される100%低床車Flexity Outlookモデル(旧名Cityrunner)22本の
うちの第一号が,昨年10月現地入りしたとお伝えしていましたが,その後
さらに10本追加発注したことが,ボンバルディアより発表されています.
14.01.2008 10 weitere BOMBARDIER FLEXITY Outlook Trams für
Innsbruck
(newstix へのリンク)

インスブルックの低床車は,この3月にも営業運行を開始する模様で,
今回の追加発注により2009年秋には低床車は合計32本体制になります.
このインスブルック向け車両は,ボンバルディア(Bombardier)のウィーン
工場で製造されているそうです.
関連過去ログ: 2007/10/19 【インスブルック】初の低床車が引渡される

最後はオーストリアではありませんが,ルーマニアのオラデア(Oradea
ドイツ語名Großwardein)が,シーメンスの100%低床車ULFを導入すると
いう話です.ULFは,言わずと知れたウィーン市電の主力になりつつある
低床車で,製造元のシーメンスは,コンビーノ問題以降にULFを他の街
にも売り込んできましたが,オラデアが初めての導入例になりそうです.
ULF: Ultra Low Floor

オラデアは,ルーマニア北西部にある人口20万余の都市で,Wikipediaに
よればトラムが3路線ほどあるそうです.現在はTatra T4,KT4Dなどが
活躍中ですが,そこに今春にも最初のULFが納入されるのだとか.
下の記事はルーマニア語で詳細は不明ですし,ULFという言葉は使われて
いませんが,掲載されている画像は紛れもなくULFです.
10. ianuarie 2008 Tramvaie de 27 milioane de euro
(CONTRAST ONLINE ニュースへのリンク)

車両長24mのULF10本の購入は総額2700万ユーロで,1本あたりの価格は
約274万ユーロになるようです.
ちなみに,両数が異なる上に単純な比較はできないのかもしれませんが,
シーメンスがULFを売り込めなかったグラーツ向け24m車は,1本が202万
ユーロ強だったとか.ウィーン向け二次車の24m車(Aタイプ)は,同210万
ユーロだそうです.
追記 : 2008/1/16
ドイツ語の記事がありました.それによれば,総額2700万ユーロは保守
などを含むパッケージになっているそうです.
15. Jänner 2008 Wiener Ulf auch in Oradea
(Wiener Zeitung ニュースへのリンク)
オラデアの話題は最初のほうだけです.


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2007年12月29日

【ウィーン】発ブラチスラバ行きトラム?!

ウィーンはオーストリア国内でも東端にあり,隣接するスロバキアでは
首都ブラチスラヴァ(Bratislava)が同国内の西端にあって,ドナウ川も
流れる両市の間は意外に近いものです.鉄道や都市間バスが1時間前後で
結んでいる他,ブラチスラバの空港(BTS / LZIB)を,括弧つきながらも
ウィーンと記している格安運賃が売り物の航空会社もあるほどです.

スロバキア(Slovakia)も,2007年12月からはシェンゲン協定(Schengen
Agreement)により,協定加盟国との間の国境通過の手続きが簡素化され
ました.空港は2008年3月まで待たなければなりませんが,陸上と水上の
国境では,すでに旅券の提示なしでオーストリアとの間を出入できること
になっているはずで,従来にも増して人の往来が多くなることでしょう.

そのウィーンとブラチスラヴァの鉄道輸送に,ウィーン近郊のバーデン
(Baden)への鉄道を早くから走らせていた,Badner BahnことWLBが興味を
示しているという話題が出てきました.市電(Wiener Linien)の軌道を
使って,オペラ座の前まで電車を乗り入れている会社です.
WLB: Wiener Lokalbahnen
WLBは株式会社で,大半の株はウィーン市が所有しています.

WLBでは現在Wolfsthalまで走っているSバーン(S7)と同じルートを使い,
Wolfsthal(S7の終点)から,ブラチスラヴァ近郊Petržalkaまでの7キロを
整備することを考えています.これはÖBBが走らせている両都市間の経路
とは異なります.大戦後にWolfsthal - Petržalkaの軌道は撤去されて,
以降はそのままなのだそうで,その部分だけで,7千万ユーロは掛かると
見積もられています.

ブラチスラヴァ側は,空港へ乗り入れを考えているようですが,注目は
ウィーン側のターミナルです.今のバーデンへの路線のように,オペラ座
前のような中心部から発着させたいと,WLBでは考えているそうです.
この構想を取り上げた記事は,ウィーンとブラチスラバ間をトラムが走る
というように紹介し,ライトレール(原文もLight Rail)プロジェクトと
呼んでいます.

2012年末か2013年の実現を目指しますが,それには新たに60本の車両が
必要とされ,ウィーン市内のトラム路線網に乗り入れるには,交直両用で
なければなりません.1本あたり300万ユーロとみられます.

空港連絡はウィーン側でも検討されていています.S7がウィーン国際空港
(Flughafen Wien-Schwechat / VIE / LOWW)の地下にある駅も通っている
からです.ブラチスラバからのトラムが,ウィーン空港を経由して同市
市内で市電路線網に乗り入れできれば,中心部と直結してトラムトレイン
のようで便利になるでしょう.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
26.12.2007 Badner Bahn wird Bratislava anfahren
(Wirtschafts Blatt ニュースへのリンク)
27.12.2007 Badner Bahn will nach Bratislava
(Kurier ニュースへのリンク)
Reise Österreich Mit Straßenbahn nach Bratislava: Wiener
Lokalbahnen prüfen Verlängerung der S7

(News Networld ニュースへのリンク)

Kurier紙の記事にあるInfografikをクリックすると,ウィーン側の起点が
オペラ座前(=Karlsplatz)になっている地図を見ることができます.

ウィーンの街中でULFとすれ違うWLBの電車:
Wien8_WLB.jpg

ただしこの話,必ずしも全てのメディアが取り上げているわけではなく,
鉄道関係の情報や意見が交わされる現地の掲示板では,クリスマスで酒を
飲み過ぎたのではないかというタイトルのスレッドがありました.この
数日間に既に10ページ目まで進んでいます.
Was zu viel Alkohol über Weihnachten anrichten kann: Badner Bahn
nach Bratislava
(Eisenbahnforum Österreich へのリンク)

その他,今月はオーストリアのシーメンスが,ウクライナのキエフ(Kiev
/ Кив)向けの路面電車車両を,2011年までの納入で100両受注する
だろうという話がありました.正式契約はまだですが,2008年秋には2本
から5本程度の車両を製作する模様で,詳しいことは不明です.
13. Dezember 2007 Straßenbahn-Großauftrag in Kiew
(APA)の記事 (derStandard.at ニュースへのリンク)

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2007年11月30日

【ウィーン】ULF二次車が58番と62番に登場

すでにドイツ語の路面電車関連の掲示板などで,その勇姿をご覧のかたも
おいでと思われますが,ウィーンご自慢の超低床車ULFの第二次車が,
ようやく今週から営業運行に就いた模様です.投入路線は,西部に向かう
58番と62番で,5車体の短いほうの車両がデビューしています.
ULF: Ultra Low Floor

週の半分が過ぎていますが,ウィーン市からの公式発表があり,それを
受けて各メディアが記事を出していました.
2007年1月に第一号車両が公開された際に,第二次車の特徴を紹介して
いますので,ご参照いただくとして,外観では先頭部の屋根にあるヘッド
ライトの形状が多少異なるだけで,ほとんど見分けがつきません.見た目
での違いは車内にあります.その他にもエアコン付きであることなどが,
各紙の記事では強調されていました.

今年は19本が投入され,今後は年間15本から20本程度で2014年まで増備が
続きます.最終的には第一次車両とあわせてULFは300本の大所帯になる
予定です.第二次車152本は2004年にシーメンス社と契約が交わされ,
総額は3億5700万ユーロで,1本あたりでは車両長さが24m(5車体)と短い
Aタイプが210万ユーロ,同35m(7車体)の長いBタイプは270万ユーロとの
ことです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
29.11.2007 Brauner: Grünes Licht für neue ULF-Garnituren
(Stadt Wien 公式サイトへのリンク)

29.11.2007 Klima-Straßenbahnen nehmen Betrieb auf
(Kurier ニュースへのリンク)
29 November 2007 Klimatisierte ULF-Straßenbahnen erstmals unterwegs
APAの記事 (derStandard.at ニュースへのリンク)

関連過去ログ:
2007/10/26 ULF二次車とU6向けT1の話題ほか
2007/1/19 エアコンつきULF2次車を公開

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2007年10月26日

【ウィーン】ULF二次車とU6向けT1の話題ほか

ウィーンご自慢の100%低床車ULFの第二次車両が,少々もたついている
ようです.今年1月に一般公開されていますが,営業運転にはまだ入って
いない模様です.タイプA1の10本が何ヶ月も車庫に留まったままという
記事が最近ありました.どうやら安全基準を満たしていないため,許可が
出ていないようです.ULFは一次車でも同様のことが一時期ありました.
ULF: Ultra Low Floor

加えて,シーメンスがグラーツ(Graz)に売り込んだULFの価格と比べて,
同じULFでもウィーン二次車の契約額が高いことが指摘されています.
ウィーンの二次車150本が総額3億5700万ユーロで,1本あたり238万ユーロ
であるのに対して,成約にはならなかったものの,グラーツ向け45本分の
提示価格は9100万ユーロだったとかで,1本あたり202万ユーロ強です.

グラーツは車両長24mの車両だけで,ウィーンにはより長い35mの車両も
含まれているからとの説明がされています.35m車は1本270万ユーロで,
価格を平均すると239万ユーロになってしまうということのようです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
ULF(二次車)が車庫に留まっていることを伝える記事:
24.10.2007 Ulf bleibt in der Garage
(Die Presse ニュースへのリンク)
ウィーン市電は高い買い物をしたという記事:
24. Oktober 2007 Zu hoher Preis für niedrigere Bim
(derStandard ニュースへのリンク)

非公式ですが,ULF投入路線のリストがあります.
Derzeit kommen die Wiener Ulfe auf folgenden Linien zum Einsatz
(public-transport.net へのリンク)
車庫の改修が終わるとULFが配備され,2008年9月以降に投入される予定の
路線名とその時期: Die ULF kommt nach Währing
(Magistrat der Stadt Wien 公式サイトへのリンク)

今月ウィーン市電は災難続きで,4日間ぐらい連続して衝突事故に遭って
いたこともありました.
その他,ウィーンにはU6向けの新車が最近になって新たに8本追加発注
されたという話題もあります.ボンバルディア(Bombardier)からの発表
ですが,同社のサイトには今のところ見当たらず,プレスリリース専門
サイトに掲載されています.
25.10.2007 Österreich: Wien bestellt acht weitere Fahrzeuge für
die U6
(newstix へのリンク)

2004年の時点ですでに38本が発注されていて,その際は42本がオプション
ということになっていましたが,その中から8本ということのようです.
U6の新しいタイプT1のエアコン付き低床車は今秋にも登場のはずですが,
その情報はまだ見つかっていません.今回追加された8本分は2008年10月
から2009年4月までに納入されるとのことです.

UバーンのU6に新車が投入されることにより,捻出される旧型車両は,
マニラに売却されるはずでしたが,その話は消滅してしまったようです.
これは,ひぐらしさんより9月に情報をいただいていました.
旧型車40本の買い手を募集中と,Wiener Linienのサイトにあります.
経緯には全く触れておらず,買い手がついたかどうかも不明です.
[29.08.2007] Wer will mich?
(Wiener Linien 公式サイトへのリンク)

オーストリアでは,不正乗車を取り締まる係員は,摘発された人が逃亡を
図った時に制止できる権限を持つということを,ウィーンの最高裁判所が
判断したという報道もありました.民間の検査員でも,警官など当局の
到着が間に合わない場合に認められるということのようです.
これはリンツで切符不所持の人物が検査員によりトラムから降ろされた
あと逃亡を図り,検査官との間でもみ合いになって,その結果として負傷
したことを裁判沙汰にしていた件で,リンツの裁判所が下していた判決を
最高裁が覆した形になったそうです.

22. Oktober 2007 Kontrolleure dürfen Schwarzfahrer anhalten
APAの記事 (Die Presse ニュースへのリンク)
APA: Austria Presse Agentur
読み違えているかもしれませんので,詳細など興味をお持ちのかたは,
上記記事をご参照ください.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

関連過去ログ:
2007/1/19 エアコンつきULF2次車を公開
2006/7/24 ULF地下走行解禁近し?
2006/4/06 U6 旧型車マニラへ
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2007年10月19日

【インスブルック】初の低床車が引渡される

インスブルックでは初めての100%低床車,Flexity Outlookの第一号は,
ボンバルディアのウィーン工場からトレーラーで運ばれて,今週初めには
インスブルックに到着していましたが,10/18に正式にIVBに引渡された
との報道がありました.これから2008年末までにあと21本(合計22本)が
納入されることになっています.
今週末(10/19と20)には,この新しいトラムが一般にも公開されるとか.
ただし,営業運転開始は今のところ2008年3月ごろと見込まれています.
11月からインスブルックの軌道上で,長期の試験運転が開始されます.
IVB: Innsbrucker Verkehrsbetriebe

22本のFlexity Outlook(旧モデル名Cityrunner)の代金は,5500万ユーロ
とのことですが,22本のうち16本は市内線向け,残る6本はSTB向けで,
それぞれ資金の出所が異なっています.
STBとは,Stubaitalbahnの略で,インスブルックと隣町のFulpmesを結ぶ
18キロの狭軌鉄道です.インスブルックでは市内線に乗り入れています.

市内線向け16本は4000万ユーロで,インスブルック市が2900万ユーロを,
1100万ユーロはチロル州が負担しています.これに対してSTB向け6本は,
1500万ユーロ全額をチロル州が負担することになっています.

新車は車体幅が在来車よりも1m広い2.4mで,しかも低床車ということも
あり,市内の軌道や停留所では2年に及ぶ改修が行われてきました.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
IVB トラムのトップページ: Aktuelles Tram
データ: Zahlen und Fakten zur neuen Tram
到着時の様子: Ankunft der neuen Tram
製造工程中の様子: Produktionstagebuch
(IVB 公式サイトへのリンク)

多くの画像付き記事をインターネット上で読むことができます.
18. Oktober 2007 Straßenbahn offiziell in Empfang genommen
16. Oktober 2007 Neue Tram-Garnituren im Anrollen
(ORF ニュースへのリンク)
18. Oktober 2007 Neue Straßenbahn in Innsbruck
(Südtirol Online ニュースへのリンク)
18.10.2007 Innsbrucks neue Tram soll doch zur Regionalbahn
mutieren
(Tirol Online ニュースへのリンク)

非公式の中では最も充実しているこのサイトに,豊富な画像があります.
Cityrunner wurde präsentiert - erste Innenaufnahmen
(www .strassenbahn .tk へのリンク)

IVBに導入されるFlexity Outlookは,独特の赤,トラムレッド(Tram-rot)
色を全身にまとうはずですが,今回お目見えの車両は,中間車体が黄色と
灰色に塗りわけられています.車体横にIVB-Testtramという文字も見える
ことから,これは試運転の時期だけの注意を促す臨時の塗装のようです.
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2007年10月16日

【グラーツ】シュタットラーが受注を正式発表

シュタイアーマル州(オーストリア)のグラーツ(Graz)が低床車45本を増強
するに際し,グラーツ市内をデモンストレーション走行した実績があり,
本命と目されていた100%低床車両のULFを売り込むシーメンスではなく,
GVBはスイスのシュタットラーを選ぶとの報道が,今年8月にありました.
GVB : Grazer Verkehrsbetriebe (Grazer Stadtwerkeの交通局)

それに対してシーメンスは公式に抗議していましたが,内容を審議して
いた独立行政審判院(UVS)が申立てを先週退けたため,シュタットラーの
正式受注が決まった模様です.それを受けて公式発表も出されました.
UVS: Unabhängigen Verwaltungssenat

GVBに導入されるのは,100%低床車のバリオバーン(Variobahn)45本で,
シュタットラーレール(Stadler Pankow GmbH)との契約は,9700万ユーロ
になるそうです.第一号がお目見えするのは2009年で,2015年までに全車
納入が予定されています.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
晴れて受注を発表できたシュタットラーレールの公式発表:
15.10.2007 Größter Straßenbahn-Auftrag für Stadler Pankow
(Stadler Rail 公式サイトのニュースへのリンク)
一般の報道(Deutsche Presse-Agenturが記事を配信):
15.10.2007 Größter Straßenbahn-Auftrag für Stadler Pankow
dpaの記事 (Berliner Morgenpost ニュースへのリンク)

UVSの決定で,シュタットラーの受注が確定したと伝える記事:
11.10.2007 Freie Fahrt für Variobahn
12.10.2007 Tram-Auftrag: Aufregung bei Siemens
(Kleine Zeitung ニュースへのリンク)
12. Oktober 2007 Jubel in Berlin über Grazer Millionenauftrag
Stadler Rail: "Variobahn kein Außenseiter"

(derStandard ニュースへのリンク)

抗議は,主にバリオバーンが実績に乏しいからということのようです.
Siemens AG Österreichの発表がありました.詳細はこちらを.
24.08.2007 Siemens Österreich erhebt Einspruch im Vergabeverfahren
"Niederflurstraßenbahnfahrzeuge für Graz"

(PR-Inside.com へのリンク)

確かにシュタットラーが手掛けたバリオバーンは,漸くニュルンベルクが
発注した分がシュタットラーの工場内の試験線で走りはじめた段階です.
しかし,Adtranz時代にはドイツのケムニッツ,ヘルシンキ,シドニー
などに販売されて活躍しています.
Adtranz : ABB Daimler Benz Transportation

シュタットラーとして第一号となる,ニュルンベルク向けバリオバーンに
関する記事が先日ありました.画像も掲載されています.
ベルリンPankow区Heinersdorfにある同社工場は,元Adtranzの工場です.
ニュルンベルクのVAGは,車齢30年になるN8タイプの置換え用として,
100%低床のバリオバーン(GTV6)を来年から8本導入します.
VAG: Verkehrs-Aktiengesellschaft Nürnberg

13.10.2007 Viel Licht, Platz und modernste Technik
Nürnberg bekommt acht neue Straßenbahnen
(Nürnberger Zeitung ニュースへのリンク)
この記事はバリオバーンの紹介記事と言っても過言ではないほど詳細が
記されています.それによれば,バリオバーンのコンセプトは1990年代の
Wagon Union GmbHに遡るとか.同社はその後,ABBを経てAdtranzの傘下
となりますが,ボンバルディアのAdtranz吸収に際しては,この分野で
独占的立場にならないように?,バリオバーンの技術はシュタットラーに
2001年6月移管されるに至ったそうです.

すでにボンバルディア(Adtranz)の低床車を多数所有するニュルンベルク
VAGがシュタットラーを選んだのも,シーメンスやボンバルディアより
価格が安かったからだったとか.また,100%低床化の実現にギア不要の
車輪一体型の非同期電動機を採用しているため,保守費も軽減できると
考えられています.このハブモータ(Radnaben-Motor)もPankowの開発と
記事にあり,1995年に特許が取られていました.
5448953 Running gear unit for low-floor rail vehicles
Assignee: ABB Henschel Waggon Union GmbH (Berlin, DE)
(PatentGenius へのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

グラーツ関連 過去ログ :
2007/8/11 低床車45本の発注先が決定か
2007/3/24 ウィーンの中古で急場をしのぐ
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2007年08月11日

【グラーツ】低床車45本の発注先が決定か

オーストリアでウィーンに次ぐ第二の都市,とは言っても160万人都市の
首都から比べると,人口29万弱のグラーツ(Graz)は小さく見えるかもしれ
ません.しかし,以前もご紹介しているように,この街にも路面電車が
走っています.車両は60本以上を数えますが,義務付けられている低床化
促進と路線延長に備え,45本で公示額1億1250万ユーロという,世紀の
大発注を行います.グラーツ市の公共事業を司るGrazer Stadtwerkeが,
その次期低床車45本の発注先を決めたという報道が,先日ありました.

3社による競合でした.GVBにCityrunnerというブランド名の全低床車を
2001年に18本納入している実績があるボンバルディア(Bombardier)と,
有名なウィーンの超低床車で,グラーツで試験走行した経験もあるULFを
擁するシーメンス(Siemens-Konzern)に,ヴァリオバーン(Variobahn)を
提示したシュタットラー・レール(Stadler-Rail)です.
GVB : Grazer Verkehrsbetriebe (Grazer Stadtwerkeの交通局)

受注したのは,シュタットラーのバリオバーン(Variobahn)でした.
同社は低床車市場で最近じわじわシェアを拡大してきています.車種は
異なりますが,スイスのバーゼルで2社から60本の大量発注を獲得し,
ドイツの3都市分とあわせて,ここ数年で100本以上の低床車を受注して
います.

しかし,今回この発注先を報じた記事では,サプライズ(Überraschung)
という表現が使われました.ボンバルディアかシーメンスと思われていた
ようです.決め手は,約1億ユーロと提示された価格の安さだけでなく,
技術的なこともあったとされています.

バリオバーンにはいくつか種類がありますが,100%低床を実現するのは,
ドイツのケムニッツ,フィンランドのヘルシンキに,オーストラリアの
シドニーで導入された実績を持つハブモータ,車輪一体型電動機を使用
するタイプです.元々はボンバルディアに吸収されたAdtranzが開発した
ものですが,バリオバーン(Variobahn)の販売権は,Stadler Rail AGに
引き継がれていました.
Adtranz : ABB Daimler Benz Transportation
同車種は,ドイツのボーフム,ミュンヘン,ニュルンベルクなどに今後も
納入予定で,最近ミュンヘン向け車両デザインが公開されています.

実は,ボンバルディアがグラーツでは初めての低床車を納入していると
書きましたが.グラーツで走っているCityrunnerは,ハブモーターを採用
したタイプです.同じFLEXITY Outlookの仲間でオーストリアのリンツが
導入したCityrunnerは,直径の小さい車輪を使い,左右の車輪を車軸で
結びつけた普通の台車で低床化を実現していますが,グラーツのは車輪と
モータを一体化して車軸を省いたことにより,低床化を図った台車です.

ハブモータは価格が高くなりがちで,ばね下重量も大きく軌道次第では
好ましくないため,リンツのCityrunnerでは採用されませんでしたが,
今となってはそちらの方が,Cityrunner改めFLEXITY Outlookシリーズの
中では主流となりました.
お馴染みのマルセイユ,バレンシア,アリカンテなどの新車も同タイプ
ですし,リンツ以降は,ポーランドのウッチを皮切りに,ブリュッセルや
ジュネーブなどでも採用されています.また,10月にはインスブルック
にも到着して,2008年2月まで試運転が行われる予定と聞きます.
グラーツもリンツも,ボンバルディア傘下のBWS Wienが開発しましたが,
ハブモータ式Cityrunnerは,グラーツ以降あとが続かなかったようです.
BWS : Bombardier Wien Schienenfahrzeuge

意図的か偶然かわかりませんが,100%低床のバリオバーン導入決定で,
グラーツはハブモータ式で100%低床車を揃えることになります.新車は
2009年デビュー予定で,2018年までに45本が揃う計画だそうです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
10.08.2007 Neue "Bims" für Graz: Der Überraschungssieger
(Kleine Zeitung ニュースへのリンク)

現在の低床車両案内 : Unsere Dienstleistungen Straßenbahn
路線延伸計画 : "Graz tramt"Ausbau Linien 4+ 5+ 6+
(GVB 公式サイトへのリンク)

ミュンヘン向けバリオバーンの予想図 :
25.7.07 Erste Ansichten der neuen Tram für München
(Muenchen24.info ニュースへのリンク)

先ほどの記事の最後に,シーメンスが選ばれなかった理由として,同社の
グラーツ工場との関連が記されています.台車を主に製造する工場のはず
ですが,グラーツの政策上で歓迎されないというように読め,よく判りま
せん.それに,シーメンスが静観していないような雰囲気です.こんな
記事も出てきました.
11.08.2007 Zuschlag an Schweizer sorgt für Tram-Eklat
(Kleine Zeitung ニュースへのリンク)

Stadlerはスイスを本拠地にしていることから,記事は同社のことを,
スイスの(Schweizer)と記していますが,それに,スキャンダル?(Eklat)
という言葉がタイトルに加えられています.
この記事によれば,価格はシーメンスの方が安かったものの,Stadlerは
保守の面で好条件だったことと,定員160名が支持されたようです.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

グラーツ市電 過去ログ :
2007/3/24 ウィーンの中古で急場をしのぐ
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2007年07月21日

【ウィーン】空転防止用の砂が問題に

環境にやさしい交通機関であるはずの鉄道が,ある分野では汚染の元凶に
加わっていたという話です.
ウィーンの街中を縦横に走る市電が使っているブレーキ砂(Sandbremse)
は,大気中の浮遊微粒子(Feinstaub),粉塵の原因になっていて,大気
汚染をもたらしているという調査結果が発表されました.

ドイツ語でQuarzsand,直訳すると石英砂ですがセラミックなどを原料と
する乾燥した微粒の砂は,一般には冬場の滑り止め散布剤としての使用は
禁じられているものの,路面電車や地下鉄では空転を防止してブレーキを
補助する砂として使用が続けられていました.

鉄道車両ではブレーキ性能を確実に維持するために,砂を散布する装置の
装着が例外なく法で義務付けられているそうです.砂にはQuarzsandと
呼ばれるキメの細かいものが用いられますが,踏面の乾燥状態を保ち,
高い粘着力を発揮するものが他にないからで,これを他の素材に変える
ことは,ブレーキ特性が変わることから現状では困難と言われています.
このため,従来は鉄道のブレーキ砂でのQuarzsand使用が認められてきま
したが,自動車と同じ程度に公害の原因となっているという結果が出た
以上,そうも言っていられなくなりました.運行事業者のWiener Linien
では,ブレーキ製造メーカに協力を仰ぎ,既に別の方法を模索していると
説明しています.

もっとも,ウィーン自慢の100%低床車ULFは,電動で砂を散布する装置を
備えていて,砂を効率よく撒く仕掛けになっています.これで従来の装置
と比べると砂の消費量を40%から50%にまで減らせることや,2014年までに
ULFはウィーン市電用車両全体の三分の二を占めることになることから,
この装置の効果も期待されているようです.
ULF : Ultra Low Floor

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
19. Juli 2007 Wiener Straßenbahn als Feinstaub-Verursacher:
Kritik von ÖVP
(derStandard.at ニュースへのリンク)
19.07.2007 Bim und U-Bahn als Feinstaub-Sünder
(wienweb.at ニュースへのリンク)
19.07.2007 Feinstaub: Wiener Linien schnüren Paket gegen Feinstaub
(Die Presse ニュースへのリンク)

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2007年06月24日

【リンツ】登山鉄道低床化の製造会社変わる

3か月ほど前に,オーストリアのリンツ(Linz)にある粘着式では世界で
最も急勾配と言われるペストリングベルク鉄道(Pöstlingbergbahn)が,
利用者増を狙いリンツ市電と直通運転を行うべく,改軌工事を行うととも
に,100%低床の新車を購入するだけでなく,在来の車両も改造を行うと
いう話がありました.

その話自体は継続していますが,新車製造と旧型車の改造を手がけるメー
カーが変更されるようです.
価格の問題でFTDとの契約は取り消され,代わりに新車製造は最大手の
ボンバルディア(Bombardier)となり,4本の予定が3本に減ります.1本は
オプションに格下げとなりました.一方,改造のほうはVossloh Kiepeが
請け負うとのことです.
FTD : Fahrzeugtechnik Dessau AG

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
23.06.2007 Pöstlingberbahn: neuer Hersteller für die Wagen
(OÖNachrichten ニュースへのリンク)
23.06.2007 Neuer Produzent für Pöstlingbergbahn
(ORF.at ニュースへのリンク)
Neue Hersteller für Alt- und Neufahrzeuge der Pöstlingbergbahn
(newstix へのリンク)

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ペストリングベルク鉄道関連 過去ログ :
2007/3/20 登山鉄道の低床化と市電乗入れへ
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2007年03月24日

【グラーツ】ウィーンの中古で急場をしのぐ

オーストリアのシュタイアーマルク州にあるグラーツ(Graz)には,人口
こそ30万人に満たない程ですが,30キロ以上に及ぶ路線に,8つの系統を
もつ路面電車が走っています.現有車両は60本以上を数え,すでに半数
近くが低床化されており,そのうちの18本が100%低床車です.近いうちに
低床区画を持つ在来車を含めて,全車の低床化を目指しているそうです.

ところが,ここにきて低床化率を下げる現象が生じることになります.
ウィーンで使われてきた1960年代の車両を,5本購入するというのです.
もちろん,低床区画などありません.

グラーツでは,3つの系統で路線延長が計画されています.それに伴う
車両不足を補うため,本来であれば,新しい低床車を購入するところなの
ですが,今すぐには資金が出せない状況下で,低床の新車と比べものに
ならないほどの低価格で購入できる,ウィーンの旧型車は魅力的でした.
低床式の新車なら,1編成に約300万ユーロは掛かります.これに対して,
中古なら,改造込みで50万ユーロで済むのでした.1本あたり30万ユーロ
という記事もあります.
ドイツあたりの旧型車が,東欧などで余生を送ることは珍しくありません
が,一時的にしても,低床車が既に導入されている街へ行くのは,あまり
例がないかもしれません.

グラーツでは,新車を今後も導入しないというわけではありません.45本
もの購入を予定しており,既に公示もしているそうです.
しかし,これらがグラーツの街を走るのは,最初の15本で2009年になる
見込みです.今回の中古購入は,それまでのつなぎになるようです.
暫定的とはいえ,低床区画がなく空調もないお古の投入を,利用者らは
好意的に受取っていないようです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
買い取るグラーツ側と売り出すウィーン側の双方で記事が出ています.
22.03.2007 GVB kontern Kritik mit "Bim-Qualitätsoffensive"
(Kleine Zeitung ニュースへのリンク)
23.03.2007 "Neue" Straßenbahnen aus den 60er-Jahren
(ORF Steiermark ニュースへのリンク)
23.03.2007 Wien verkauft der Stadt Graz alte Trams
(wienweb.at ニュースへのリンク)
24.03.2007 Wien verscherbelt alte Bims
(ORF Wien ニュースへのリンク)

ボンバルディア(Bombardier)の100%低床車,FLEXITY Outlook Cシリーズ
(旧名称 Cityrunner)や,低床区画を持つ車体を組み込んだ在来車などの
低床車両の案内 : Unsere Dienstleistungen Straßenbahn
路線延伸計画 : "Graz tramt"Ausbau Linien 4+ 5+ 6+
(GVB 公式サイトへのリンク)
GVB : Grazer Verkehrsbetriebe

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2007年03月20日

【リンツ】登山鉄道の低床化と市電乗入れへ

オーストリアのリンツ(Linz)に,2.9キロ区間で標高差255mを上り下り
する,粘着式では世界で最も急勾配と言われる鉄道(Pöstlingbergbahn)が
あります.
Pöstlingbergbahnは,リンツ郊外のペストリングベルク(Pöstlingberg)
地区を走る鉄道で,2008年で110年目を迎えることになりますが,2008年
初めから1年余りの間は,暫定的に運休することになります.それは,
利用者増を狙い,リンツ市電と直通運転を行うべく,改軌工事が施される
からです.

ペストリングベルク鉄道(Pöstlingbergbahn)は軌間1000mmで,リンツ市電
(Linzer Straßenbahn)は同900mmです.市電が先に建設されていました
ので,ペストリングベルク鉄道が900mmで建設していれば,もっと早くに
直通運転が果たせたのかもしれませんが,ドイツ語版ウィキペディアに
よれば,急坂を上るモータを収容するために,当時の技術では900mm用の
車体では幅が足りず,1000mmが採用されたそうです.この軌間の差で,
リンツ市電の3系統がUrfahr駅まで来ているにもかかわらず,レールが
つながっていないのが現状でした.

2006年7月に改軌計画が決定されて,あわせて市電乗入れに必要な新型
車両も4本も発注されます.先週末,その新車の外観と,製造メーカーが
FTDに決まったと,発表されていました.
FTD : Fahrzeugtechnik Dessau AG

新車は,オーストリアの法令に基づき,100%低床が求められます.市電を
走る低床車Cityrunner(現在のFlexity Outlook)と同じく,ドアの高さは
320mmになりました.
外観については,レトロ調にするかどうか,二案が出ていたようですが,
オーストリア連邦の文化財担当の省庁(Bundesdenkmalamt)の意見もあり,
レトロ調が採用されることになりました.

4本の新車導入に加えて,1950年代製造の在来車3本も,改軌にあわせて
改造されます.車体や座席などはそのままに,台車と電動機が交換され
ますが,将来の需要増に応えられるように,2本連結運転ができるように
総括制御化も施されます.

新車は4本で955万ユーロ,在来車改造は535万ユーロで,改軌工事などを
含めた,計画全体では3200万ユーロと見積もられています.
全て順調に進めば,2009年3月末には,ペストリングベルク鉄道が僅かな
距離ですが市電の線路上を走り,ドナウ川を渡って中央広場(Hauptplatz)
までやってくることになります.運転時間も,これまでの20時すぎの終電
ではなく,22時まで延長されます.

市電直通により,多くの観光客が,車やバスではなく鉄道で訪れるように
なることが,期待されているのです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
市電やPöstlingbergbahnを運営する,LINZ AGの公式発表 :
16.03.2007 Die neuen Fahrzeuge für die Pöstlingbergbahn
上記リンク先に,車両の仕様から工事の概要までの情報が,網羅されて
います.一方,下のリンク先は,昨年7月の改軌決定時の発表です.
06.07.2006 Start zur Revitalisierung der Pöstlingbergbahn
(LINZ AG ニュースリリースへのリンク)

リンツ市内 系統図 : Linz Linien Linienplan
(LINZ AG LINIEN 公式サイトへのリンク)
Pöstlingbergbahnは,中央駅からみて北西の方角にあり,リンク先の図
では,左上のほうにあります.

新車のイラストでは,下記記事が他紙より大きめの画像を使っています.
車体は在来車と同じくクリーム色ですが,赤と緑?の帯が入ります.
16.03.2007 Pöstlingbergbahn im neuen Gewand
(ORF ニュースへのリンク)
この他にも,かなりの数の記事が出ていました.
17.03.2007 Neue Pöstlingbergbahn kommt aus der ehemaligen DDR
(OÖNachrichten ニュースへのリンク)

Pöstlingbergの案内(英語版) : The Pöstlingberg Railway
(LINZ AG LINIEN 公式サイトへのリンク)

ペストリングベルク鉄道の麓側の駅(Talbahnhof)と,ÖBBの線路をはさ
んで,市電3系統のループ(Bergbahnhof Urfahr)が,辛うじて確認でき
そうな衛星画像 :
Bergbahnhof Talstation - Mühlkreisbahn(ÖBB) - Bergbahnhof Urfahr
(Kommunalfinder - Der Linzer Stadtplan - へのリンク)
画面右下のほうに移動させていくと,ドナウ川を渡る橋のすぐ先(画面下)
に,中央広場も見えてきます.

Pöstlingbergbahn departs
by currybet (flickr)
Pöstlingbergbahn departs
(Taken on November 3, 2006)

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2007年02月28日

【ウィーン】SchwarzkapplerがSバーンにも

切符の検査員の話が続いてしまいますが,ウィーンでは強化の話です.
来る3/01から,ウィーン(Wien)で地下鉄や市電,バスの車内で切符の所持
検査を行う検査員(Schwarzkappler)が,Sバーン(S-Bahn)に進出します.

ウィーンでは,切符の検査員をSchwarzkapplerと呼んでいます.不正乗車
する人のことを,Schwarzfahrerと呼ぶところからきているのだと思われ
ますが,Kappeは帽子の意味があり,以前ご紹介している,その日の検査
路線を通知するSchwarzkappler-Infoでも,いわゆる鉄道帽がシンボルに
使われています.

Sバーンでも,車内改札が行われていた記憶があるのですが,今回のこの
SchwarzkapplerのSバーンへの進出は,ÖBB(オーストリア連邦鉄道)でも,
年間4万人もの不正乗車人数に頭を抱えているからで,ウィーンで市電や
地下鉄,バスを運行するWiener Linienと,協調を図っていくようです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
27. Februar 2007 (derStandard.at ニュースへのリンク)

Kontrollore der Wiener Linien ab März auch in der S-Bahn

27.02.2007 "Schwarzkappler" in Schnellbahn
(ORF ニュースへのリンク)

その日の検査対象路線名を通知するページ :
Schwarzkappler-Info (derStandard.at ニュースへのリンク)
数字だけが路面電車で,Aが付くのは路線バス,Uが付くのは地下鉄です.
向こう3日間の情報が掲載されていますが,3/01以降でもSバーンの路線は
まだありませんでした.

derStandard.atには,この他にも2月だけで次のような話題もあります.
21. Februar 2007 Gefälschte Fahrscheine in Wiener U-Bahn angeboten
06. Februar 2007 Schwarzfahrer im Nachtbus meist ungestraft
(derStandard.at ニュースへのリンク)
ニセ切符が売られているという話と,深夜バスの車内では,切符検査の
代わりに,2ユーロの切符を販売している?というような話です.

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ウィーンの検査員関連 過去ログ :
2006/4/03 抜打ちではない切符検査ほか
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2007年01月19日

【ウィーン】エアコンつきULF2次車を公開

ドアのところの床面の高さが19センチしかない,ウィーンの超低床車両
ULFは,1997年秋から市内の路面電車路線に投入されて,すでに第一次
発注分の150編成すべてが活躍中ですが,このたび,その第二次車両の
第一号が,製造元のシーメンス(Siemens)から運行するWiener Linienに
引渡されました. (ULF : Ultra Low Floor)

第一世代が1990年代の技術に基づいて設計されていたのに対し,第二世代
では低床化を実現する構造などの基本的な部分や,ポルシェデザインの
外観などはそのままに,2000年代の製造ということで,随所に改良点が
みられます.
その中でも.利用者にとって最大のセールスポイントは,空調の導入で
しょう.ウィーン市の広報ばかりではなく,現地の報道各紙ともエアコン
(Klimaanlage)というキーワードを見出しに掲げています.

ウィーン(Wien / Vienna)も,最近の気候変動の影響があるのか,日本で
言うところの真夏日(最高気温摂氏30度以上の日)が多くなっています.
たとえば,昨年7月には真夏日が17日もありました.さすがに日本で今年
から新設される猛暑日(同35度以上の日)はありませんが,最高33度を2日
記録しています.また,日本で言う夏日(同25度以上の日)も9日間ありま
したので,昨年7月はクーラーなしでは厳しかったことでしょう.

その他にも,第一世代と比べた第二世代ULFの特徴としては,軽量化が
挙げられています.空調搭載にもかかわらず重量を抑えられたのは,駆動
モータを水冷式から空冷式に改めたことで簡素化できたからだそうです.
軽量化だけではなく,保守費も安くなり,車両購入価格も先代を現在の
価格に換算すると,安くなっているそうです.ちなみに,第二次車両も
150編成が発注されていて,契約は約3億5700万ユーロとのことです.

内装も違いがあります.
一次車では座席の腰掛け部分はモケット張りでしたが,二次車では全て
プラスチックに変わっています.これは清掃を容易にするだけでなく,
破壊行為(バンダリズム)対策でもあり,防火仕様でもあります.
また,車内の色の組合せが変わりました.座席は赤,手すりは黄,床は
黒(グレー?)となっています.黄色の手すりは視覚に障害を持つ人にも
認識しやすくするためで,床の色は清潔感を高めるためだそうです.

今年は,その後19編成が納入される予定で,2014年までに年間15から20
編成ずつ引渡されていきます.2014年末には第一世代とあわせてULFは
300編成の大所帯となり,ウィーン市電の車両の三分の二を占めることに
なっています.
現在ULFが投入されている路線数は半分以下の15に留まりますが,増強に
より,2008年中ごろには,ほぼ全ての路線に投入できるようです.

ただし,Die Presseのオンライン記事によれば,ULFが投入されない例外
として,37系統と38系統が記されています.これは両系統の車両を管理
する車庫がULF対応になっていないからとしていますが,記されている
Betriebsbahnhof Nussdorfer Straßeは,その所在地からGTL車庫のこと
だと思われますが,GTLでは既にULFが投入されているD系統なども担当
していますので,よくわかりません.
GTL : Betriebsbahnhof Währinger Gürtel

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
ウィーン市のウェブサービスでは,若干の画像へのリンクもあります.
(Rk-Fotoservice: www.wien.gv.at/ma53/rkfoto/ )
Rieder: Neue ULF-Serie mit Klimaanlage kommt
(Magistrat der Stadt Wien ウィーン市役所 公式サイトへのリンク)

各紙の報道 :
18.01.2007 Straßenbahn mit Klimaanlage
(Die Presse.com ニュースへのリンク)
18.01.2007 Klimatisierte ULFs ab Sommer unterwegs
(ORF.at ニュースへのリンク)
18. Jänner 2007 ULF: Klimatisierte Generation fährt ab Sommer
(derStandard ニュースへのリンク)

お披露目された52号車(5車体のAタイプで車番は連番)の画像 :
Rollout des ULF der zweiten Generation (m.B.)
(Bahnnews-Austria 掲示板へのリンク)

Die Presseで,ULF導入が見送られるとされる2路線と車庫の情報 :
* Linie 37 (Wien)
* Linie 38 (Wien)
* Betriebsbahnhof Währinger Gürtel (GTL)
(Stadtverkehr-Austria-Wiki へのリンク)

オンライン路線図検索 : Wiener Linienplaene Online
一番左の電停サインについている点滅する丸をクリック,現れる番号を
クリックすることで,その系統の路線図がフラッシュで表示されます.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

Foto: Christian Fürthner

新しい車内の様子

これらの画像は,Magistrat der Stadt Wien / rk-Fotodienstより

こちらは1次車の車内(2004年1月時点)
Wien7-ULF_inside.jpg

ウィーン トラム ULF関連 過去ログ :
2006/11/18 ULF専用の駅時刻表を試行
2006/7/24 ULF地下走行解禁近し?
2005/9/24 低床車ULFが2007年には全線に
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2006年12月17日

【Schwarzfahrer】リンツの検査員は災難

オーストリアのリンツ(Linz)の路面電車や路線バスなど公共交通機関で,
無賃乗車を摘発する係員の負傷が相次いでいます.
年間150万人とされるリンツの公共交通利用者のうち,切符を持たずに
乗ったり,不正乗車をはたらくSchwarzfahrerは,全体の3%と言われて
います.そして月に2件の割合で,それを摘発する検査員が殴打される
など病院送りになっていて,飲酒機会の増える12月は,既に6件を数える
そうです.

これはリンツに限った話ではないと思われますが,オーストリアではここ
までの例はないらしく,年間利用者数が7億5千万人で,そのうち5%から
6%が不正乗車(Schwarzfahrer)とみられるウィーン(Wien)や,リンツの
ように路面電車が走っているグラーツ(Graz)では,暴力無縁とまで言わ
なくても,件数はリンツより少ないようです.
ちなみに,関係はないと思いますが,リンツでは違反が見つかった時の
罰金は40ユーロ,ウィーンやグラーツでは60ユーロです.

リンツでは,4年前の2002年から切符の所持検査を民間の警備会社に委託
しています.検査員には警官のような拘束権限がありません.
切符の検査にかける時間は月間で3千時間で,年間にして50万から百万の
乗客が,検査を受けていることになるそうです.

先日もドイツのボンで,不正乗車を減らすために,バス乗車を前扉からに
限り,運転手に切符を提示させる方法に,一部の路線で変更する試みを
開始するという話がありました.しかし,ボンの場合でも乗客数が多く,
前からの乗車限定は遅延につながると懸念されているようで,時間を限り
夜間だけ実施するような形になるかもしれません.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
リンツの記事 :
16.12.2006 Faustrecht in Straßenbahn: Schwarzfahrer schlagen
Kontrollore krankenhausreif

(OÖNachrichten ニュースへのリンク)
15. Dezember 2006 Ticket in die Notaufnahme
15. Dezember 2006 Das harte Leben der Schwarzkappler
(derStandard ニュースへのリンク)

ボンの記事 :
07.12.06 Kontrollen in Bussen und Bahnen
(Kölner Stadt-Anzeiger ニュースへのリンク)
06.12.2006 Busfahrgäste müssen demnächst vorne einsteigen
(General-Anzeiger (Bonn) ニュースへのリンク)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

不正乗車にまつわる 関連過去ログ一覧 :
2006/4/03 【ウィーン】抜打ちではない切符検査ほか
2006/3/01 【Muni】過半数が無賃乗車?!
2006/2/26 【ロサンゼルス】地下鉄に改札設置か?
2006/2/06 【Schwarzfahrer】ドイツのテューリンゲン州では少数
2006/1/13 【ブラウンシュヴァイク】不正乗車への対応
2005/12/19 【ベルリン】不正乗車と運賃体系と検査員
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2006年12月11日

【ウィーン】ULFで荷物預りと配送受付

ウィーンでは,クリスマスのショッピングにあわせた無料の小荷物配送と
一時預かりのサービスが,超低床車両で知られるULFを使って先週土曜
(12/09)に行われました.受付けた小荷物は週明けに配送され,そこでは
カーゴトラムのウィーン版GüterBimが,一役買っています.

Packerl Bimと呼ばれるこのサービスは,2本のULFを専用に仕立てて,
都心部と21区のフロリスドルフ(Floridsdorf)のそれぞれで,1時間ごとに
ULFを走らせながら,主要電停や途中の側線のある電停で少し停車し,
その間に宛先を記した小荷物を持ち込むと,無料で配送してくれるという
ものです.また,一時預かりとして荷物をULFの中に置いておくことも
できたようで,どちらにしても,買い物帰りに重い荷物を持ち歩く必要を
なくすことに貢献しました.

都心のほうは,オペラ座の前(Kärntner Ring Oper),ウィーン国立劇場前
(Burgtheater / ブルク劇場),リンクの北東で地下鉄U1とU4が交差して
いるSchwedenplatzの3か所で,Floridsdorfのほうは,SバーンやU6号線の
乗入れるFloridsdorf駅前のFranz-Jonas-Platzをはじめ,トラム26番や
31番の走る4か所に停車して受付しました.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
一日だけのサービスで予定が終了したため,サイト上から削除されました
が,今のところGoogleのキャッシュに公式案内が残っていました.
[07.12.2006] Die Güter Bim wird zur Packerl Bim
(Google キャッシュに残る,Wiener Linien 公式サイトへのリンク)
停車する電停と,その時間はPDFファイルで配布されていました.
Fahrplan PackerlBim (PDFファイル)
(Wiener Linien 公式サイトへのリンク)

配送を担当する Die GüterBim (トップページ)
Die GüterBim wird zur PackerlBim (ニュースのページ)
(GüterBim 公式サイトへのリンク)

運転される週の初めに各紙が報道しています.
04. Dezember 2006
Straßenbahn als Gratis-Depot für Weihnachtseinkäufe
(derStandard.at ニュースへのリンク)
04.12.2006 Straßenbahn als Packerldepot
(Google キャッシュに残る,ORF ニュースへのリンク)

ファンサイトには早くも画像がアップロードされました.
Weihnachts- und Packerl-Bim
(Das Straßenbahnjournal へのリンク)
全部で5ページあります.Weiderボタンをクリックして進んでください.
最初の2ページは,クリスマス装飾の電車(Weihnachtsbim)で,3ページ目
からが今回話題のPackerl-Bimです.
Wiener Spezialität: "Packerl-Bim" Von Leopold Roswald
(fotocommunity へのリンク)
こちらでは,上のファンサイトではわからなかった,車内や側面の様子が
少し伺えます.

無料で実施されましたが,実は今年8月末から本格的な運行を開始して
いる貨物輸送専用の路面電車(GüterBim)が,70万ユーロを費やしながら,
全く利益を出して儲かっていないということで,批判する政治家もいた
ようです.

今回のサービスは,運行したWiener Linienや,Wiener Einkaufsstraßen
(ウィーナーショッピングストリートとでも訳すでしょうか)などが,参画
しています.

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
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2006年11月18日

【ウィーン】ULF専用の駅時刻表を試行

出入口の床面の低さで世界一とされる,ウィーン(Wien / Vienna)市電の
ULF専用の時刻表が,電停に掲示されているようです.十日前に記事が
ありました.日本でも低床車両の走っている街で見かけることですから,
そう珍しいことではありませんが,桁違いにトラム路線網の規模が大きい
ウィーンでは,当面一路線で試されることになります.
ULF : Ultra Low Floor

ウィーンで路線バスや路面電車を運行するWiener Linienは,ULFを現在
150本所有し,32ある市電路線のうち15の路線に投入しています.単純に
計算しても1路線10本の割合ですが,これまで電停でいつULFが来るかは
わからず,ホットラインなどに電話して確認する必要がありました.記事
では50分も待ったという話も紹介されています.

10/30から試行されているのは,リンク(Ring)のDr.-Karl-Renner-Ringと
ウィーン14区のHütteldorfを結ぶ49系統です.平日は早朝から3分から6分
間隔で電車が走るうち,ULFは1時間におおむね3本から5本の割合で投入
されていて,机上ではULFの待ち時間は最大でも20分です.
ULFが専用時刻表の通りに運転されるかどうかなど,49系統で少なくとも
1ヶ月様子をみて,他の路線に広げていくかどうか判断されるようです.

なお,2007年から2014年の間に,ULFは150本追加されて合計300本になる
予定です.また,2007年6月には路線バスの低床化も完了する予定です.
2016年には身体障害者平等法(Behindertengleichstellungsgesetz)が,
公共の乗り物や建物で施行されることになっているそうです.

(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
各路線の各駅ごとの時刻表は,PDFファイルで見ることも可能です.
Linie 49 (nur Niederflurfahrzeuge - ULF) (ULF専用の駅時刻表)
Linie 49 (49系統の通常の駅時刻表)
リンク先はいずれもPDFファイル.(Wiener Linien へのリンク)

記事 : (derStandard.at ニュースへのリンク)
08. November 2006 "Ulf" wird pünktlich und verlässlich

オンライン路線図検索 : Wiener Linienplaene Online
一番左の電停サインについている点滅する丸をクリック,現れる番号を
クリックすることで,その系統の路線図がフラッシュで表示されます.

量産先行車を含めて152本のULFが投入されているウィーンでの一コマ :
Wien6(ULF) Wien2(ULF)

誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.

ウィーン ULF関連 過去ログ :
2006/7/24 ULF地下走行解禁近し?
2005/9/24 低床車ULFが2007年には全線に
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2006年08月28日

【リンツ】トラム地下駅で今度は追抜き

リンツ(Linz)の路面電車は,2004年夏,リンツ中央駅(Hauptbahnhof)の
前後1.9キロ区間を地下化しました.それまで中央駅駅前に入る線路は,
北側からしかありませんでしたし,そこで折返すしかなかったのですが,
地下化で南側からもすんなりと進入できるようになった上に,そのまま
北方面へ直通できるようになります.

もちろん,その地下部分は専用軌道で自動車の進入は許されていません.
しかし,この3月にもご紹介したように,時々迷い込んでしまう車があり
ます.今月も,自動車が地下区間を全線走破してしまいました.しかも
今度は,途中駅で路面電車を追い抜いたそうです.

下記報道によれば,幸い乗客が危険にさらされるようなことはありません
でした.今度の進入は前回とは逆の北からで,夜10時ごろの話です.
ちょうど祭りの関係で電車の運行は中央駅以南になっていました.
(見てきたわけではありませんが,双方向折返し可能なように,中央駅の
両端には,地下に折返しのループ線があるようです)

誤進入した自家用車は,途中で引き返すこともなくそのまま走り続け,
遂には先行する電車に追いついてしまいます.そして,最後の駅で電車が
停まった時にとうとう追い越しました.そのHerz-Jesu-Kirche駅は,相対
式ホームで,地下というよりは,そこはもう出口の寸前で青天井になって
いて,天井を支える支柱も線路の間にはありません.

今度の報道でわかったことですが,不審な車両がトンネルに進入した時
には,トンネルの照明が一斉に全部点灯するそうで,それを合図に電車は
徐行して備えることにしています.地下の照明全点灯は,トンネル内を
明るくして視界を確保するとともに,運転手に何かが起きていると伝える
警告にもなっているのでした.
今回も,照明が全部ついたことにより電車が徐行していたため,車が追い
付いてしまったようです.

前回の進入で,南側の地下への出入口には,警告標識が設置されました.
それ以降は誤進入がなくなったとのことです.他に2回ほど途中まで進入
したケースがあったものの,すぐにUターンして事なきを得ました.

(以下,リンク先は新しいウィンドウで開きます)
先週の報道から :
22.08.2006 Wieder Geisterfahrer in Linzer U-Bahn
(OÖNachrichten ニュースへのリンク)

出てくる駅名などは,下記で場所を確認できます.
Linz Linien Linienplan (路線図)
(LINZ AG LINIEN 公式サイトへのリンク)
英語版の簡単な解説と,地下区間周辺の路線図 :
Linz Tram - Straßenbahn (UrbanRail.Net へのリンク)

地下区間の設計図や,工事中の時からの画像がまとめられているページ :
(Goethekreuzung側(北側)の進入口の画像もあります)
Austria, Linz, Tramwaytunnel Hauptbahnhof
(Viennaslide へのリンク)

flickr で見る Herz-Jesu-Kirche

Fotoberichte (LINZ MOBIL へのリンク)
膨大な数の画像が出てきますが,そのうちのVorbeugung 17.08.2006に,
Herz-Jesu-Kirche=Bulgariplatz間の(南側の),最近のものと思われる
警告標識を付けた後の出入口の画像が掲載されています.

自動車が間違えて入ってしまうのは,現場を知っているわけではありま
せんが,進入口も舗装されていて,特に夜間はうっかりしてしまうのかも
しれません.

路面電車の一部地下化は今に始まったことではなく,オーストリアでも
ウィーンにありますし,ドイツでも幾つかの都市でみられますが,これら
初期の進入口では,いずれもバラスト軌道などで,意図的にそうしたのか
どうかは不明ですが,車が物理的に進入しづらい構造です.

これに対して最近建設された地下化の例では,路面を走っているのと同じ
構造で地下を走るケースが多いようです.
写真などを見る限り,リンツと同じ年に地下区間が誕生したドイツの
ロストックでは,出入口はバラスト軌道で駅だけ舗装されています.

舗装のほうが軌道保守の面で有利なのでしょうか,それとも緊急車両など
も走れるようにしたのか,あるいは将来路線バスも乗り入れできるように
したか,そのあたりの理由もよくわかりません.

前回 : 2006/3/31 トラム地下駅に迷い込む自動車
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2006年07月24日

【ウィーン】ULF地下走行解禁近し?

ウィーン地下鉄の新車量産車が,なかなか当局からの営業運転の認可を
得られないという話がありましたが,市電の低床車ULFにも,似たような
話がありました.
防火対策の水準が低いため,地下区間を運行できないという問題です.
ウィーン市電には,3.3kmほどのトンネル区間があります.1950年代に
着工されて,1960年代終盤には予定区間全てが開通していますが,この
地下化は,言うまでもなく道路の混雑を回避するためです.ドイツ語で
ベルトを意味するギュルテルと呼ばれる,Gürtel Straßeの下に建設され
ました.同じように地下化された区間もありましたが,そちらは地下鉄
(U-Bahn)に転用されています.

超低床車とも言われるULFは,この3.3km(Eichenstraße - Südtiroler
Platz間)の走行が認められていないのです.現在ULFは全路線での運用を
目指していますが,これまでこの地下区間を走る18系統と62系統に投入
されなかったのは,このためだそうです.
もっとも,地下区間を走る距離にも依存しているのか,初期の段階から
ULFが投入されてきた,6系統と65系統は,同じ地下区間の一部を走って
います.ですから,丸っきり地上のみというわけでもないようです.
該当区間の電停名と系統番号は,下記サイトがわかりやすいでしょう.
Premetro lines (Horst Prillinger氏のサイト-英語版-へのリンク)

下記報道によれば,運行するWiener Linienは,車内に追加の消火器を
設置するなど地下区間の走行認可を得られるように措置を施していて,
あとは時間の問題で禁止を解かれ地下も走れるようになりそうです.

しかし,その問題とも絡んで,斬新な構造が災いするのかシーメンスの
Simmering工場に居ることの多いULFは,動かない時間が長くなるので,
それによりブレーキや車軸に不具合が生じてしまうこともあるそうです.

21. Juli 2006 Auch die Tram "Ulf" hat Tunnelprobleme
(derStandard.at ニュースへのリンク)

そのほか先週は,地下鉄の新車量産車の投入が,安全ではないとの理由
により当局の認可が下りず,またまた先延ばしになるかもしれないという
話もありました.
9/02に地下鉄U1路線の北側の終点が,現在のKagranからLeopoldauまで
延長開業されるのに伴い,必要な車両数を確保するため同時にUバーンの
新車量産車(Vタイプ)運転開始が予定されていました.
すでにご紹介している通り,Vタイプの量産車は,納入も遅れが繰り返さ
れていて,2000年11月オーストリアのKaprunで発生した,ケーブルカー
火災事故を教訓に,安全基準が厳しくなったことも,遅れた理由の一つに
挙げられていて,春からの投入予定が遅れていたのです.

今度の問題の一つには,地下区間での非常時の避難手順がありました.
これは,最大1300名の乗客を,緊急避難時には70cmしかないトンネル壁と
車体の隙間をつたわって誘導する必要があったのですが,実は,定員が
878名だったので,その人数なら問題なしと解消されたようです.
予定通り9/02には営業運転できるようになりそうですが,最初の1300名と
いうのは,設計上可能な重量から割り出した人数だったとのことです.
なんだか狐につままれたような話でした.

21. Juli 2006
Klimatisierte Garnituren sollen bis 2. September rollen
20. Juli 2006
Noch mehr Verspätung für neue U-Bahn
(derStandard.at ニュースへのリンク)

関連話題 過去ログリスト :
2005/9/24 低床車ULFが2007年には全線に
2006/3/14 地下鉄新車の量産車登場ほか
2006/5/31 Uバーン新車は9月に延期
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2006年07月07日

【インスブルック】中心街改修で軌道撤去

インスブルック(Innsbruck)で,長らく議論が重ねられていた話に決着が
つきそうです.
インスブルック中央駅の西にあり,中心街を南北に走るマリアテレジア
通り(Maria-Theresien-Straße)は,インスブルック随一のショッピング
街で,現在自動車の通行が禁じられる歩行者天国になっています.
同時にインスブルック交通会社(IVB)が運行する路面電車が一部を通行
する,トランジットモールでもあります.
このマリアテレジア通りを改修するにあたり,市電をこれまで通りに走ら
せるか,それとも軌道を撤去してしまうか,という問題がありました.

最終的な市議会による決定は来週ですが,マリアテレジア通りの北半分
から路面電車を追放することが,ほぼ確実になったようです.
一般の自動車も引続き通行できませんが,旧市街で摘要されているのと
同様に,納品や配送の車両は,午前中限定で走れるようになります.
また,観光用の路線バス(ts)が走っていますが,これも引続き継続され,
締め出されるのは市電だけです.

現在マリアテレジア通りの北半分(北はMarkt-/Burggrabenから,南は
Anichstraßeまで)は,単線の軌道が走っています.下に系統図のリンクを
紹介しますが,2つの系統で市内を循環するループ線の一部として使わ
れているようです.200m前後の区間には,電停が1か所あるだけで,周囲
には代替になる路線も用意できそうなことから,この通りの区間が廃止に
なっても,それほど大きな影響はないかもしれません.トラムがなくても
人は集まってくるのでしょう.報道によれば,市民と商店オーナーらへの
アンケート結果でも,軌道撤去に賛成が優勢だったようなことが記されて
いました.

理由は,費用の問題もさることながら,景観上の問題です.

軌道を外すのと同時に架線も取り外されますが,どうもこれが目的のよう
です.通りの中ほどにアンナ記念柱(Annasäule)という塔がありますが,
架線がなくなれば,ゴールデンルーフ(Goldenen Dachl)まで見通しが利く
ようになる(原文ではfreie Sichtachse)というのです.
(今でもマリアテレジア通りから,ゴールデンルーフを見ることができ
ますが,確かに視界に架線が入ってしまいます.下記にリンクを紹介した
flickr にある画像でも確認できます)


インスブルック市からの公式発表 :
Aus dem Stadtsenat am 11. Jänner
Aus dem Stadtsenat am 5. Juli 2006
(Stadt Innsbruck 公式サイトへのリンク)
上段は今年1月の問題提議で,下段がほぼ決定を伝えるものです.

報道 :
5. Juli 2006 Lostag für Innsbrucks Maria-Theresien-Straße
6. Juli 2006 Ibk: Senat kickt Straßenbahn aus der Prachtstraße
(Tirol Online ニュースへのリンク)

報道に出てくる建造物 : (どちらもドイツ語版 Wikipediaへのリンク)
マリアテレジア通りにある Annasäule (ドイツ語版のみ)
Goldenes Dachl (英語版へのリンクあり)

ファンサイトでもこの件を伝えています :
Tram muss aus der nördlichen Maria-Theresien-Strasse weichen
(www. strassenbahn. tk へのリンク)

現在の路面電車 路線 :
IVB fahrplan // liniennetzplan (PDFファイルの公式系統図と路線図)
(IVB 公式サイトへのリンク) IVB : Innsbrucker Verkehrsbetriebe
非公式サイト Innsbruck: System Map (Tramwaycafe へのリンク)

周辺地図 :
ワンクリックで見ることができるのが,他に見つけられませんでした.
Maria-Theresien-Straße (Google Maps) サテライトモード不可

多少操作が必要ですが,軌道敷らしきものまで確認できる地図 :
Online-Stadtplan (Stadt Innsbruck へのリンク)
Viewの中から「Stadtplan」を選択,その下の「Adressen」はそのまま,
Straßeのリストから「Maria-Theresien-Straße」を選び,Hausnr.は何も
選択せずにStart Searchボタンをクリックすると,通りに面して住所が
Maria-Theresien-Straßeの建物全てが色づけされます.

flickr で見る Maria-Theresien-Strasse (Most relevant)

インスブルック 過去ログ : 2006/5/04 低床車受入れ準備工事
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2006年06月26日

【ウィーン】今年108歳の駅が修繕で夏季閉鎖

ウィーンの元シュタットバーン(Wiener Stadtbahn,ウィーン環状鉄道
と紹介されることもある鉄道)で,現在はUバーン6号線(U6)の一部となっ
ている19世紀の世紀末に開業した高架鉄道では,オーストリアを当時も
今も代表する建築家,オットー・ワーグナー(Otto Wagner)が駅舎を設計
しましたが,100年以上前の姿そのままで,今でも現役で使っている駅が
いくつかあります.

そのうちの一つ,Gumpendorfer Straße駅が,修繕工事のため7/03から
9/01までの夏休み期間,一時閉鎖されることになりました.この駅は旅行
客に馴染みの深い西駅(Westbahnhof)の一つ南に位置し,駅舎もホームも
記念物に指定されていますので,共に修繕は入念に行われるようです.
U6-Station Gumpendorfer Straße in den Sommerferien gesperrt
(ウィーン市 公式サイトへのリンク)

短信ながら,報道もされています.
Station Gumpendorfer Straße wird gesperrt
(ORF.at ニュースへのリンク)
U6: Gumpendorfer Straße über Sommer zu
(wienweb.at ニュースへのリンク)

非公式サイトながら,わかりやすい路線図 :
U-Bahn Wien | Netzplan Wien S-Bahn und U-Bahn
City only (PNG, 51K) (Horst Prillinger氏のサイトへのリンク)

オットー・ワーグナー (オットー・ヴァーグナー)
(日本語版 ウィキペディアへのリン