バーゼルでトラムを走らせているBVBは,現在シーメンスの工場に順次
送って改修を受けさせているコンビーノ(Combino)28本のうち,半分の
14本が終了し,改修後の走行距離が30万キロに達するものの,問題はない
と発表しています.
BVB: Basler Verkehrs-Betriebe
また,コンビーノ問題で車両不足に陥った際に,ベルンから借用していた
5本(うち1本は車庫火災で焼失し,現在は4本)の旧型車を返却,その車は
今度はルーマニア北東部のヤシ(Iaşi)で活躍することになるそうです.
それを伝える報道は,いずれもスイスの通信社SDAの記事で文面こそ同じ
ですが,見出しや挿入画像を変えて,それぞれ特徴を出しています.
SDA: Schweizerische Depeschenagentur
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
15.04.08 Berner Trams kommen 4 Jahre zu spät in Rumänien an
(espace.ch ニュースへのリンク)
15.04.08 Sanierung der Basler Combino-Trams kommt
(20minuten ニュースへのリンク)
15.04.08 Halbzeit in Combino-Sanierung - Abschied von Berner Tram
(Basler Zeitung ニュースへのリンク)
1973年製造の旧型車Be8/8は,5本が2004年にベルンからバーゼルに移って
きていました.その年の夏1本を火災で失いますが,バーゼルでの4年間に
52万キロ走りました.車両限界か何かの理由で,運用できるのは1系統と
14系統だけだったのですが,一台あたりの年間走行距離は,コンビーノの
それの半分だったそうです.
4/15,4本のうち3本はトラム14系統の終点Prattelnに近い敷地に,貨車で
運ばれたとあります.そこは,1997年までSchindlerとして,その後は
Adtranzとして路面電車車両が製造されていた工場です.しかし,今は
工場も閉鎖され,跡地への渡り線だけ残っていましたが,それもその日が
最後の使用になる模様です.
Tramforum Baselの情報によれば,サッカー欧州選手権2008(EURO 08)の
間は,工場に送り出すコンビーノの本数を2本に絞りますが,それ以外は
常時5本程度がシーメンスの工場に入場しており,最終的には今年12月
(22日?)に328号車が戻ってくるのを最後に,改修完了の予定になっている
ようです.
越境トラム
バーゼルでは,国境を越えるトラム路線の復活計画が進展中です.同市の
属するバーゼル市州(準州)は18万7千人以上が暮らし,スイス国内だけで
毎日3万人が通勤しています.しかし,それだけでなく隣接するドイツと
フランスからも,ほぼ同数の3万人が国境を越えてバーゼルに通勤して
いるそうです.
それによりもたらされる混雑,駐車場不足,環境問題などに対処すべく,
スイスとEU間のトラムの越境運転は,重要な課題です.
このうちドイツ側へは,2.8キロの路線延長が3年越しで議論され続けて
きました.バーゼル側は1月に計画を承認,2月下旬にはドイツ側の街,
Weil am Rheinでもトラム8系統の延長計画を承認するに至っています.
総工費は1億4百万スイスフラン(6300万ユーロ)とされ,このうちスイス
政府とバーゼル市州が77%を負担,ドイツ側の路線1.8キロ分も,半分を
負担することになるようで,ドイツの負担は2200万スイスフランです.
2012年の開通が予定されています.
29.02.2008 Weiler Gemeinderat stimmt für Tramverlängerung
SDAの記事 (Basler Zeitung ニュースへのリンク)
一方,フランス側では,トラム3系統をフランス領内のSaint-Louis駅まで
乗り入れさせる計画の検討を開始します.2014年開通が目標とか.
14.04.2008 3er-Tramverlängerung wird konkret
(Basler Zeitung ニュースへのリンク) 詳細記事は有料購読エリア内
【バーゼル】コンビーノ関連 過去ログ リスト:
2007/3/14 【Combino】バーゼル全面改修車の営業復帰ほか
2007/3/01 【ベルン】コンビーノの改修全車で終了
2006/12/22 改修コンビーノの第一号戻る
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
2008年04月16日
2008年04月04日
【ベルン】東部へのバス路線をトラム化へ
西部へのトラム(Tram Bern-West)延長工事が進むベルン(Bern / Berne)
では,今度は東部Ostermundigen方面へのバス路線を,トラムに転換する
計画が明らかにされました.
BERNMOBILが運行する路線バスの10番系統は,現在3分間隔で連接バスが
走っているものの,すでに混雑が激しく,今後2030年までには利用者が
五割増しになることが予想され,日に3万人に達するその需要にこたえる
には,トラム化しかないと判断されたものです.
しかし,終点になるOstermundigenは丘陵地帯らしく,トラムが走れない
ほどの急坂になることから,その部分だけはトンネルにするか,最後の
一区間だけはシャトルバスにするかの選択肢があり,これから決めていく
ことになるそうです.
最後の区間をトンネルにするかどうかで予算が異なりますが,トンネル化
の場合には,1億3千万スイスフランと見積もられ,トンネルなしの場合は
1億スイスフランに減ります.
関係者らは,遅くとも2013年までには着工したいと考えています.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
04.04.08 Tram Ostermundigen rollt an
03.04.08 Tram nach Ostermundigen geplant
(espace.ch ニュースへのリンク)
03.04.08 Ein Tram für Ostermundigen
(20minuten ニュースへのリンク)
4/03付けespace.chの記事に,地図と計画路線を収めたPDFファイルへの
リンクがあります.
各種路線図: Netzplan (BERNMOBIL 公式サイトへのリンク)
路線図では東端の終点が北に折れているように見えますが,実際には南に
向かっています.
シャトルバスかトンネルか未定の場所の衛星画像: Ostermundigen
(Google Maps へのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
こちらは,先日の後日談: 01.04.08 1.-Klasse-Tram kommt nicht
(20minuten ニュースへのリンク)
では,今度は東部Ostermundigen方面へのバス路線を,トラムに転換する
計画が明らかにされました.
BERNMOBILが運行する路線バスの10番系統は,現在3分間隔で連接バスが
走っているものの,すでに混雑が激しく,今後2030年までには利用者が
五割増しになることが予想され,日に3万人に達するその需要にこたえる
には,トラム化しかないと判断されたものです.
しかし,終点になるOstermundigenは丘陵地帯らしく,トラムが走れない
ほどの急坂になることから,その部分だけはトンネルにするか,最後の
一区間だけはシャトルバスにするかの選択肢があり,これから決めていく
ことになるそうです.
最後の区間をトンネルにするかどうかで予算が異なりますが,トンネル化
の場合には,1億3千万スイスフランと見積もられ,トンネルなしの場合は
1億スイスフランに減ります.
関係者らは,遅くとも2013年までには着工したいと考えています.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
04.04.08 Tram Ostermundigen rollt an
03.04.08 Tram nach Ostermundigen geplant
(espace.ch ニュースへのリンク)
03.04.08 Ein Tram für Ostermundigen
(20minuten ニュースへのリンク)
4/03付けespace.chの記事に,地図と計画路線を収めたPDFファイルへの
リンクがあります.
各種路線図: Netzplan (BERNMOBIL 公式サイトへのリンク)
路線図では東端の終点が北に折れているように見えますが,実際には南に
向かっています.
シャトルバスかトンネルか未定の場所の衛星画像: Ostermundigen
(Google Maps へのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
こちらは,先日の後日談: 01.04.08 1.-Klasse-Tram kommt nicht
(20minuten ニュースへのリンク)
2008年04月01日
【ベルン】トラムにファーストクラス導入?!
スイスでは,チューリヒで車内に旅客機の座席を置いたトラムが走って
いるそうですが,それはEuro 08に向けたスポンサーの意図によるもの.
それに対してベルン(Bern)では,トラムも一等二等の二階級制になり,
車内に一等席が導入されるかもしれません.スイスでも,国鉄の列車には
一等車が連結されています.ベルンのトラムでは,既に試験的に2路線に
特別な座席を設置しているそうです.
紹介した記事にある映像では,コンビーノ(Combino)車内に設けられた
一等座席も出てきました.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
31.03.08 Zwei Klassen in Trams
(20minuten ニュースへのリンク)
ベルン市内の交通を担うBernmobilは,一等の切符も販売しています.
Billette Einzelbillette (Bernmobil 公式サイトへのリンク)
ですが,今日の日付(4/01)を思い出してください.
現在20minutenのトップページにリンクが掲載されている映像つきのこの
記事は,日付が変わったら消滅してしまうかもしれません.
しかし,そうは言っても20minuten紙は半分真剣に考えているようで,
トラムの一等車導入をどう思うか,アンケートをとっています.もっとも
日本時間同日夕方の時点では,否定的な答えが6割を超えていました.
Bernmobilで一等切符を売っているのは本当です.これは,Tarifverbund
Bern-Solothurnという運賃連合に属しているからで,スイス国鉄の列車に
連結された一等車用の切符なのでした.
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
いるそうですが,それはEuro 08に向けたスポンサーの意図によるもの.
それに対してベルン(Bern)では,トラムも一等二等の二階級制になり,
車内に一等席が導入されるかもしれません.スイスでも,国鉄の列車には
一等車が連結されています.ベルンのトラムでは,既に試験的に2路線に
特別な座席を設置しているそうです.
紹介した記事にある映像では,コンビーノ(Combino)車内に設けられた
一等座席も出てきました.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
31.03.08 Zwei Klassen in Trams
(20minuten ニュースへのリンク)
ベルン市内の交通を担うBernmobilは,一等の切符も販売しています.
Billette Einzelbillette (Bernmobil 公式サイトへのリンク)
ですが,今日の日付(4/01)を思い出してください.
現在20minutenのトップページにリンクが掲載されている映像つきのこの
記事は,日付が変わったら消滅してしまうかもしれません.
しかし,そうは言っても20minuten紙は半分真剣に考えているようで,
トラムの一等車導入をどう思うか,アンケートをとっています.もっとも
日本時間同日夕方の時点では,否定的な答えが6割を超えていました.
Bernmobilで一等切符を売っているのは本当です.これは,Tarifverbund
Bern-Solothurnという運賃連合に属しているからで,スイス国鉄の列車に
連結された一等車用の切符なのでした.
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
2008年01月18日
【ローザンヌ】トラム建設計画が明らかに
スイスのフランス語圏では,トラム(tramway)は現在ジュネーブに残る
のみですが,市内だけで人口13万弱,広域圏まで含めると32万人近くが
暮らしているローザンヌ(Lausanne)でも,トラムが復活することになり
そうです.先日,関係者が計画を明らかにしました.
ローザンヌでは,メトロ(Métro de Lausanne)と称して,ライトレール
規格のローザンヌから西に向かう鉄道線が1991年に開業しています.
また,今年9月には19世紀から走っていた路線を,今度はラック式鉄道
からゴムタイヤ式の地下鉄に転換し,区間も延長してメトロ2号線(m2)
として運転再開を計画しています.
レマン湖畔のウシー(Ouchy)に向かう路線は,急勾配のためケーブルカー
として建設されましたが,1959年にラック式鉄道に転換されていました.
そして二度目の転換工事により,今度はパリのメトロ14号線のように,
自動運転のゴムタイヤ地下鉄として生まれ変わり,新しく南北の軸となる
輸送機関へと変貌を遂げることになっています.工事の関係で,ラック式
鉄道は2006年1月に運転を終了し,現在はバス代行になっています.
新しく導入される予定の路面電車は,ローザンヌからみて北西に位置する
Bussigny-près-Lausanneから,ローザンヌ中心部に至る路線になります.
スイス国鉄のジュネーブ-ローザンヌ間の線路に近い場所を走るようで,
現在のメトロやバスの路線網を補完する形です.着工は2011年の予定で,
2015年の完成を目指します.
ローザンヌ中心部では,トラムはPlace de l'Europeから発着しますが,
Lausanne-Flon駅との連絡には,エスカレータ付き地下歩道が設置される
そうです.これはメトロ2号線のFlon駅前後の短距離利用が増えすぎない
ようにという目的もあるようです.
このトラムは2020年に向けた計画の一環です.この地域の居住者が増え
通勤需要も増加し,2020年までに今より7万人多くの人が移動することに
なると予測されているため,それに対応するべく計画は立てられました.
トラムの他にも,ローザンヌを中心に湖畔沿いの東西を結ぶ専用レーンを
走るトロリーバス路線計画も含まれます.
自動車から公共交通利用への変換を促すこの計画全体の費用は,7億2千万
スイスフランと見積られ,連邦政府からの助成も期待されますが,競争が
激しく費用対効果の高い計画しか採用されないため,ヴォー(Vaud)州で
賄わなければならないかもしれません.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
ローザンヌ市の発表:
17.01.2008 Le nouveau réseau d’axes forts aura des répercussions
sur la mobilité à Lausanne
(La ville de Lausanne 公式サイトへのリンク)
PALMの発表内容:
Etude sur les axes forts de transports publics urbains
このページでは,PDFファイルへのリンクが並んでいますが,1/17に発表
された計画は上から三つです.PALM-dossier-axes-forts-170108.pdfが
全体を網羅し,地図だけならCarte_Reseau_Axes..をダウンロードして
みてください.
(PALM 公式サイトへのリンク)
PALM: Projet d'agglomération Lausanne - Morges
これまでに多くの記事が出ています.
18 janvier 2008 Lausanne et sa couronne dessinent les transports
de leur futur (Le Temps ニュースへのリンク)
18 Janvier 2008 L'agglomération veut un tram entre Bussigny et le
nord de Lausanne (24 heures ニュースへのリンク)
17 janvier 2008 Une nouvelle ligne de tram pour Lausanne
ATSの記事 (Radio Suisse Romande ニュースへのリンク)
ATS: Agénce Télegraphique Suisse
17.01.08 Une nouvelle ligne de tram pour Lausanne
(20 minutes ニュースへのリンク)
今年9月に運転開始予定のメトロ2号線に関する公式情報:
メトロ2号線の概念: La nouvelle ligne du métro m2
メトロ2号線 路線図: tracé m2
TL路線図へのリンクがあるページ: Plan de réseau tl
(TL 公式サイトへのリンク)
TL: Transports publics de la région lausannoise
これとは別に,同じスイスでもドイツ語圏のバーゼルでは,国境を越えて
ドイツ領ヴァイル・アムマイン(Weil am Rhein)までトラム路線を延長
させる計画が,一歩前進した模様です.
スイス側のバーゼル大議会は計画を承認,ドイツ側のヴァイル市は2/19に
決定を下すとのことです.
16.01.2008 Basler Grosser Rat stellt Weiche für Tram nach Weil
(Basler Nachrichten ニュースへのリンク)
関連過去ログ: 2006/7/10 【バーゼル】ドイツへ越境するトラム延伸
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
のみですが,市内だけで人口13万弱,広域圏まで含めると32万人近くが
暮らしているローザンヌ(Lausanne)でも,トラムが復活することになり
そうです.先日,関係者が計画を明らかにしました.
ローザンヌでは,メトロ(Métro de Lausanne)と称して,ライトレール
規格のローザンヌから西に向かう鉄道線が1991年に開業しています.
また,今年9月には19世紀から走っていた路線を,今度はラック式鉄道
からゴムタイヤ式の地下鉄に転換し,区間も延長してメトロ2号線(m2)
として運転再開を計画しています.
レマン湖畔のウシー(Ouchy)に向かう路線は,急勾配のためケーブルカー
として建設されましたが,1959年にラック式鉄道に転換されていました.
そして二度目の転換工事により,今度はパリのメトロ14号線のように,
自動運転のゴムタイヤ地下鉄として生まれ変わり,新しく南北の軸となる
輸送機関へと変貌を遂げることになっています.工事の関係で,ラック式
鉄道は2006年1月に運転を終了し,現在はバス代行になっています.
新しく導入される予定の路面電車は,ローザンヌからみて北西に位置する
Bussigny-près-Lausanneから,ローザンヌ中心部に至る路線になります.
スイス国鉄のジュネーブ-ローザンヌ間の線路に近い場所を走るようで,
現在のメトロやバスの路線網を補完する形です.着工は2011年の予定で,
2015年の完成を目指します.
ローザンヌ中心部では,トラムはPlace de l'Europeから発着しますが,
Lausanne-Flon駅との連絡には,エスカレータ付き地下歩道が設置される
そうです.これはメトロ2号線のFlon駅前後の短距離利用が増えすぎない
ようにという目的もあるようです.
このトラムは2020年に向けた計画の一環です.この地域の居住者が増え
通勤需要も増加し,2020年までに今より7万人多くの人が移動することに
なると予測されているため,それに対応するべく計画は立てられました.
トラムの他にも,ローザンヌを中心に湖畔沿いの東西を結ぶ専用レーンを
走るトロリーバス路線計画も含まれます.
自動車から公共交通利用への変換を促すこの計画全体の費用は,7億2千万
スイスフランと見積られ,連邦政府からの助成も期待されますが,競争が
激しく費用対効果の高い計画しか採用されないため,ヴォー(Vaud)州で
賄わなければならないかもしれません.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
ローザンヌ市の発表:
17.01.2008 Le nouveau réseau d’axes forts aura des répercussions
sur la mobilité à Lausanne
(La ville de Lausanne 公式サイトへのリンク)
PALMの発表内容:
Etude sur les axes forts de transports publics urbains
このページでは,PDFファイルへのリンクが並んでいますが,1/17に発表
された計画は上から三つです.PALM-dossier-axes-forts-170108.pdfが
全体を網羅し,地図だけならCarte_Reseau_Axes..をダウンロードして
みてください.
(PALM 公式サイトへのリンク)
PALM: Projet d'agglomération Lausanne - Morges
これまでに多くの記事が出ています.
18 janvier 2008 Lausanne et sa couronne dessinent les transports
de leur futur (Le Temps ニュースへのリンク)
18 Janvier 2008 L'agglomération veut un tram entre Bussigny et le
nord de Lausanne (24 heures ニュースへのリンク)
17 janvier 2008 Une nouvelle ligne de tram pour Lausanne
ATSの記事 (Radio Suisse Romande ニュースへのリンク)
ATS: Agénce Télegraphique Suisse
17.01.08 Une nouvelle ligne de tram pour Lausanne
(20 minutes ニュースへのリンク)
今年9月に運転開始予定のメトロ2号線に関する公式情報:
メトロ2号線の概念: La nouvelle ligne du métro m2
メトロ2号線 路線図: tracé m2
TL路線図へのリンクがあるページ: Plan de réseau tl
(TL 公式サイトへのリンク)
TL: Transports publics de la région lausannoise
これとは別に,同じスイスでもドイツ語圏のバーゼルでは,国境を越えて
ドイツ領ヴァイル・アムマイン(Weil am Rhein)までトラム路線を延長
させる計画が,一歩前進した模様です.
スイス側のバーゼル大議会は計画を承認,ドイツ側のヴァイル市は2/19に
決定を下すとのことです.
16.01.2008 Basler Grosser Rat stellt Weiche für Tram nach Weil
(Basler Nachrichten ニュースへのリンク)
関連過去ログ: 2006/7/10 【バーゼル】ドイツへ越境するトラム延伸
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
2008年01月17日
【チューリッヒ】飛行機の座席がトラム車内に
街の顔とも言えるトラムを,丸ごと特別塗装にしたり,内装までテーマを
統一して広報などに役立てているケースは,洋の東西を問わずあります.
チューリッヒでも,2008年6月にスイスとオーストリアで共催するUEFA
(欧州サッカー連盟)サッカー欧州選手権(2008 UEFA European Football
Championship),通称Euro 2008に向けた,スポンサーのロゴなどを全面に
あしらう特別塗装の路面電車を,VBZが昨年より走らせています.
VBZ: Verkehrsbetriebe Zürich
今回は,航空会社スイスインターナショナルエアラインズ,通称SWISS
(Swiss International Air Lines)のトラムが登場したのですが,単なる
特別塗装だけでなく,車内の一部に実物の旅客機で使われる座席が設置
されているとのことで,関心を惹きました.
SWISSは,自社の航空機(機種A320)にも特別塗装を施し,欧州内の路線に
昨年より就航させていますが,今度は地上交通に進出となりました.
チューリッヒだけではなく,バーゼルとジュネーブでも同様の塗装を施す
SWISS-Tramを走らせます.しかし,本物の旅客機の座席が車内に置かれる
のはチューリヒだけのようです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
航空会社SWISSの発表(英語版):
15.01.08 SWISS Soccer Trams in Zurich, Basel and Geneva put the
public in the mood for summer’s European championships
(Swiss International Air Lines Ltd. 公式サイトへのリンク)
チューリヒで見られるUEFA EURO 2008特別塗装車両は,次の通りです.
(スポンサー社名,運行路線,車両番号の順番に並びます)
Credit Suisse: トラム2号線(Linie 2),1668+1709
Coca-Cola: トラム2号線(Linie 2),1687+1712
Carlsberg: トラム3号線(Linie 3),2087+2428
AMAG: トロリーバス31系統(Linie 31)
SWISS: トラム3号線(Linie 3),2051+2425
EURO 08は,6/07から6/29まで開催され,運行は大会終了までです.
(トラムの車両番号は,Trams of Zürichより)
AMAG: Automobil- und Motoren AG
チューリヒの競技場Letzigrund Stadionは,トラム2号線のLetzigrundが
最寄の停留所です.トラム3号線はLetzigrundを通らないものの,中央駅
からLetzigrundに向かうには便利な路線なのです.
SWISS-Tramは,チューリッヒでは1/15から走り始めているそうです.
もっと早くお伝えしたかったのですが,VBZの案内では当初画像が用意
されておらず,ようやく掲載されたので今日の話題となった次第です.
公式案内: Zürcher Trams und Busse im Zeichen der Euro 08
(VBZ 公式サイトへのリンク) この案内はドイツ語のみ
一番下の画像に,トラムに設置された航空機の座席が見えています.
片運転台のため,全ての座席が進行方向を向く車内で,恐らくこれだけ
横向きで,しかもドアの目の前に設置された革張りの座席です.
記事も数多く出ていました.この中でHeute Onlineの記事では,サッカー
フィールド(ピッチ)を模したトラムの車内天井の画像を載せています.
15.01.2008 Swiss-Tram mit Flugzeugsitzen an Board
SDAの記事 (Schweiz - News - Heute Online ニュースへのリンク)
SDA: Schweizerische Depeschenagentur (=ATS)
15.01.2008 Fan-Trams der Swiss in Basel, Zürich und Genf unterwegs
SDAの記事 (Basler Zeitung ニュースへのリンク)
内容は上のBasler Zeitungと同じですが,トラムで飛行機気分と題して,
Tram 2000と思われるSWISS-Tramの側面の画像を掲載した記事:
15.01.08 Flugzeug-Feeling im Tram
(20minuten ニュースへのリンク)
旅行サイトでもサッカートラムと称して紹介しています.(英語の記事)
15 January 2008 Swiss installs 'soccer trams' in major cities
(Opodo 英語版へのリンク)
ジュネーブ向けとして,フランス語でも報じられていました.
15 janvier 2008 EURO 2008: des "fans-trams" SWISS à Bâle, Genève
et Zurich
ATSの記事 (Le Nouvelliste ニュースへのリンク)
ATS: Agénce Télegraphique Suisse (=SDA)
おまけ,SWISSのEURO 08特別塗装機:
Picture of the Airbus A320-214 aircraft (Airliners.net へのリンク)
関連過去ログ: 2007/6/01 【Euro 2008】入場券が公共交通の乗車券に
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
統一して広報などに役立てているケースは,洋の東西を問わずあります.
チューリッヒでも,2008年6月にスイスとオーストリアで共催するUEFA
(欧州サッカー連盟)サッカー欧州選手権(2008 UEFA European Football
Championship),通称Euro 2008に向けた,スポンサーのロゴなどを全面に
あしらう特別塗装の路面電車を,VBZが昨年より走らせています.
VBZ: Verkehrsbetriebe Zürich
今回は,航空会社スイスインターナショナルエアラインズ,通称SWISS
(Swiss International Air Lines)のトラムが登場したのですが,単なる
特別塗装だけでなく,車内の一部に実物の旅客機で使われる座席が設置
されているとのことで,関心を惹きました.
SWISSは,自社の航空機(機種A320)にも特別塗装を施し,欧州内の路線に
昨年より就航させていますが,今度は地上交通に進出となりました.
チューリッヒだけではなく,バーゼルとジュネーブでも同様の塗装を施す
SWISS-Tramを走らせます.しかし,本物の旅客機の座席が車内に置かれる
のはチューリヒだけのようです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
航空会社SWISSの発表(英語版):
15.01.08 SWISS Soccer Trams in Zurich, Basel and Geneva put the
public in the mood for summer’s European championships
(Swiss International Air Lines Ltd. 公式サイトへのリンク)
チューリヒで見られるUEFA EURO 2008特別塗装車両は,次の通りです.
(スポンサー社名,運行路線,車両番号の順番に並びます)
Credit Suisse: トラム2号線(Linie 2),1668+1709
Coca-Cola: トラム2号線(Linie 2),1687+1712
Carlsberg: トラム3号線(Linie 3),2087+2428
AMAG: トロリーバス31系統(Linie 31)
SWISS: トラム3号線(Linie 3),2051+2425
EURO 08は,6/07から6/29まで開催され,運行は大会終了までです.
(トラムの車両番号は,Trams of Zürichより)
AMAG: Automobil- und Motoren AG
チューリヒの競技場Letzigrund Stadionは,トラム2号線のLetzigrundが
最寄の停留所です.トラム3号線はLetzigrundを通らないものの,中央駅
からLetzigrundに向かうには便利な路線なのです.
SWISS-Tramは,チューリッヒでは1/15から走り始めているそうです.
もっと早くお伝えしたかったのですが,VBZの案内では当初画像が用意
されておらず,ようやく掲載されたので今日の話題となった次第です.
公式案内: Zürcher Trams und Busse im Zeichen der Euro 08
(VBZ 公式サイトへのリンク) この案内はドイツ語のみ
一番下の画像に,トラムに設置された航空機の座席が見えています.
片運転台のため,全ての座席が進行方向を向く車内で,恐らくこれだけ
横向きで,しかもドアの目の前に設置された革張りの座席です.
記事も数多く出ていました.この中でHeute Onlineの記事では,サッカー
フィールド(ピッチ)を模したトラムの車内天井の画像を載せています.
15.01.2008 Swiss-Tram mit Flugzeugsitzen an Board
SDAの記事 (Schweiz - News - Heute Online ニュースへのリンク)
SDA: Schweizerische Depeschenagentur (=ATS)
15.01.2008 Fan-Trams der Swiss in Basel, Zürich und Genf unterwegs
SDAの記事 (Basler Zeitung ニュースへのリンク)
内容は上のBasler Zeitungと同じですが,トラムで飛行機気分と題して,
Tram 2000と思われるSWISS-Tramの側面の画像を掲載した記事:
15.01.08 Flugzeug-Feeling im Tram
(20minuten ニュースへのリンク)
旅行サイトでもサッカートラムと称して紹介しています.(英語の記事)
15 January 2008 Swiss installs 'soccer trams' in major cities
(Opodo 英語版へのリンク)
ジュネーブ向けとして,フランス語でも報じられていました.
15 janvier 2008 EURO 2008: des "fans-trams" SWISS à Bâle, Genève
et Zurich
ATSの記事 (Le Nouvelliste ニュースへのリンク)
ATS: Agénce Télegraphique Suisse (=SDA)
おまけ,SWISSのEURO 08特別塗装機:
Picture of the Airbus A320-214 aircraft (Airliners.net へのリンク)
関連過去ログ: 2007/6/01 【Euro 2008】入場券が公共交通の乗車券に
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
2007年12月28日
【ジュネーブ】トラム新線一部開通後の不便
スイスのフランス語圏にあるジュネーブ(Genève)では,12/08にトラムの
新しい区間が開通していました.TCMCと呼ばれる新路線の一部です.
TCMC: Tramway Cornavin-Meyrin-CERN
今回は,スイス国鉄(SBB-CFF-FFS)のコルナヴァン駅(Gare Cornavin)から
Avanchetsまでの3.6キロの区間に,トラム14系統(新設)と16系統が乗り
入れて,Avanchetsが新しい発着地です.ジュネーブでは,ドイツ語圏の
街で多くみられるように,同じ路線を複数の系統が共用しています.
TCMCは,その名の通りメイラン(Meyrin)地区やCERN(欧州素粒子物理学
研究所,欧州合同原子核研究機構)を目指す路線で,メイラン(Meyrin)
までが二年後の2009年12月に,三年後の2010年12月にCERNまで延長される
予定で,その後も国境を越えてフランス領内まで延長の話が出ています.
Gare Cornavin - Avanchets間の3.6キロは,二年の工期と1億5千万スイス
フランが費やされました.両端を含めて8つの停留所を持ち,同区間を
電車は約11分で結びます.路線バスでは輸送量不足に陥っていました.
軌道は通りの中央分離帯の中に敷かれ,百本を超える植樹や,自転車道も
同時に整備されているそうです.
その新しい区間で,苦情を取り上げた記事が最近ありました.
苦情は,トラムがAvanchetsまでのため,コルナバン駅などから同地区を
越えてMeyrinなどに向かう時には,平行路線で唯一残った路線バス29番を
利用するか,巨大ショッピングセンターからも少し離れたAvanchetsで,
トラムとバスを乗り継ぐ必要がある不便を訴えています.
また,バス2本がトラム1本になった(運転本数のこと?)で,ラッシュ時の
混雑は解消されていないといったものです.
一方,工事中には大変な思いをしたServette地区の商店は,工事前ほど
顧客が戻ってきているわけではないものの,ひとまず歓迎ムードとか.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
TPGダイヤ改正の公式発表:
Le 9 Décembre 2007 : Les Grands Changements du Réseau
PDFファイル版路線図などは,右のページからリンクあり: Plans
(Transports Publics Genevois 公式サイトへのリンク)
ジュネーブ州からの発表:
11.12.2007 Inauguration du tram Cornavin-Meyrin-CERN (TCMC)
(Canton de Genève ニュースへのリンク)
TCMC計画全体像など: way-tram.ch tram meyrin
このページのle projectに,TCMCの路線図があります.
(Etat de Genève ジュネーブ州のサイトへのリンク)
苦難は続くと題した記事が最近出ていました.
26 Décembre 2007 Tram: le calvaire continue pour les Meyrinois
(Tribune de Genève ニュースへのリンク)
TCMCが目指すCERNのサイトには,英語で簡単な情報が載っています.
上は,CERNへの公共交通での行き方が変わったことを案内するもので,
下は,延長工事で道路工事が2008年2月からMeyrin地区で開始されると
案内するもの.
07-12-2007 Change of public transport services for CERN
17 December 2007 Trams and roadworks on the route de Meyrin
(CERN Publications ニュースへのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
新しい区間が開通していました.TCMCと呼ばれる新路線の一部です.
TCMC: Tramway Cornavin-Meyrin-CERN
今回は,スイス国鉄(SBB-CFF-FFS)のコルナヴァン駅(Gare Cornavin)から
Avanchetsまでの3.6キロの区間に,トラム14系統(新設)と16系統が乗り
入れて,Avanchetsが新しい発着地です.ジュネーブでは,ドイツ語圏の
街で多くみられるように,同じ路線を複数の系統が共用しています.
TCMCは,その名の通りメイラン(Meyrin)地区やCERN(欧州素粒子物理学
研究所,欧州合同原子核研究機構)を目指す路線で,メイラン(Meyrin)
までが二年後の2009年12月に,三年後の2010年12月にCERNまで延長される
予定で,その後も国境を越えてフランス領内まで延長の話が出ています.
Gare Cornavin - Avanchets間の3.6キロは,二年の工期と1億5千万スイス
フランが費やされました.両端を含めて8つの停留所を持ち,同区間を
電車は約11分で結びます.路線バスでは輸送量不足に陥っていました.
軌道は通りの中央分離帯の中に敷かれ,百本を超える植樹や,自転車道も
同時に整備されているそうです.
その新しい区間で,苦情を取り上げた記事が最近ありました.
苦情は,トラムがAvanchetsまでのため,コルナバン駅などから同地区を
越えてMeyrinなどに向かう時には,平行路線で唯一残った路線バス29番を
利用するか,巨大ショッピングセンターからも少し離れたAvanchetsで,
トラムとバスを乗り継ぐ必要がある不便を訴えています.
また,バス2本がトラム1本になった(運転本数のこと?)で,ラッシュ時の
混雑は解消されていないといったものです.
一方,工事中には大変な思いをしたServette地区の商店は,工事前ほど
顧客が戻ってきているわけではないものの,ひとまず歓迎ムードとか.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
TPGダイヤ改正の公式発表:
Le 9 Décembre 2007 : Les Grands Changements du Réseau
PDFファイル版路線図などは,右のページからリンクあり: Plans
(Transports Publics Genevois 公式サイトへのリンク)
ジュネーブ州からの発表:
11.12.2007 Inauguration du tram Cornavin-Meyrin-CERN (TCMC)
(Canton de Genève ニュースへのリンク)
TCMC計画全体像など: way-tram.ch tram meyrin
このページのle projectに,TCMCの路線図があります.
(Etat de Genève ジュネーブ州のサイトへのリンク)
苦難は続くと題した記事が最近出ていました.
26 Décembre 2007 Tram: le calvaire continue pour les Meyrinois
(Tribune de Genève ニュースへのリンク)
TCMCが目指すCERNのサイトには,英語で簡単な情報が載っています.
上は,CERNへの公共交通での行き方が変わったことを案内するもので,
下は,延長工事で道路工事が2008年2月からMeyrin地区で開始されると
案内するもの.
07-12-2007 Change of public transport services for CERN
17 December 2007 Trams and roadworks on the route de Meyrin
(CERN Publications ニュースへのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
2007年12月21日
【チューリッヒ】市電関連2007年12月の話題
Microsoft Virtual Earthで,チューリッヒもバードアイ(Bird's Eye)で
観覧できるようになったことにちなみ,12月に入ってからのチューリッヒ
市電や,その他の関連記事を拾い上げてみました.
まず今月初めに,VBZが運行する市電に現在導入が進められている,100%
低床車コブラ(Cobra-Tram)ことBe 5/6形式が,14本追加発注されました.
VBZ: Verkehrsbetriebe Zürich
オリジナル設計で,チューリッヒにしか走っていないコブラ(Cobra-Tram)
は,量産先行車を含む74本がこれまで発注されていて,12月上旬の時点で
44本が営業運行に投入され,45本目が車庫に居ます.これに新たに14本が
加わる形で,建設が進むGlattalbahnや,これから着手するTram Zürich-
Westへの投入が予定され,2009年6月から2010年3月の間に納入されること
になっています.
車両メーカの統廃合で,今は台車はアルストム製,残りはボンバルディア
製ということになり,記事により金額が少し異なるのですが,その価格は
14本で6千万スイスフランとのことです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
04.12.2007 VBZ ordert 14 weitere Cobra-Trams
(Limmattalonline ニュースへのリンク)
04.12.07 Zürich kriegt 14 weitere Cobras
(20minuten ニュースへのリンク)
100%低床車と言えば,アルストムのCitadisやボンバルディアのFlexity,
シーメンスのCombinoなどで市場はほぼ占められているのが現状ですが,
これら既製品をチューリッヒが導入しなかったのは,早くからスイスの
国内メーカが研究開発を進めていた技術があったり,「VBZ Be 5/6」の
項目で日本語版のウィキペディアも説明しているように,既存インフラに
適合する規格がレディメイドの低床車になかったからとされています.
複雑に入り組む路線の中,各方面からの路線が発着するハブ的な存在の
停留所は三角形の島式ホームのようになり,多方向からの線路が交差する
関係で乗り場は長さを変えられず,かと言って車両を短くしたのでは,
地下鉄がなくトラムが市内移動の主役と言えるチューリッヒでは,輸送に
不安が残るため,ちょうどよい長さに収まるように設計する必要があった
というのが,後者のことだと思われます.
Bellevue (Windows Live Local bird's eye へのリンク)
うまく表示されない時は,ブラウザ上で2D modeのBird's eyeに切替えて
みてください.
例えば,ここではコブラが三辺いずれにも停車します.
バードアイ画像からでは判りませんが,丸みを帯びた三角形の屋根の下
には,右下の画像でも少し見えるように,カフェもあります.

そのコブラが重点的に投入される路線の一つに,11系統があります.
2006年12月に第一期区間が開通した,いずれはチューリッヒのクローテン
国際空港(Flughafen Zürich-Kloten)まで延長される,グラッタル鉄道
(Glattalbahn)に乗り入れる路線です.グラッタルとは,グラット川の
谷あいという意味になります.
そのGlattalbahnの区間では,他の路線から比べると,利用数の伸びが
振るわないという記事がありました.
7. Dezember 2007 Die Glattalbahn fährt der Entwicklung in Auzelg
voraus (Tages-Anzeiger ニュースへのリンク)
簡単な地図も掲載されている,Glattalbahn紹介ページ
Glattalbahn: Das Projekt in Kürze
路線図へのリンクのあるページ: Liniennetz
(VBG 公式サイトへのリンク)
VBG: Verkehrsbetriebe Glattal
もう一つのコブラ投入が予定されている計画線,Tram Zürich-West関連の
記事も出ています.新路線が既存路線から分岐するEscher-Wyss-Platzの
話で,Nagelhaus(Nail house / 子)のことですが,これは今春も中国の
重慶で話題になっていた,権利を主張して開発にも立ち退かない人たちの
ことで,記事の内容をよく読みこなせていませんが,似たようなことが,
Escher-Wyss-Platzでも起きているということかもしれません.
10. Dezember 2007 «Nagelhaus» für Zürcher Escher-Wyss-Platz
(Neue Zürcher Zeitung ニュースへのリンク)
10. Dezember 2007 Zürich: Escher-Wyss-Platz wird zum Nagelhaus
(Kantone Online ニュースへのリンク)
Escher-Wyss-Platz (Windows Live Local bird's eye へのリンク)
うまく表示されない時は,ブラウザ上で2D modeのBird's eyeに切替えて
みてください.
橋から続く連続立体交差の高架橋があるため,問題の?建物そのものは
見えません.高架橋に見える屋根は,トロリーバスなどが発着するバス停
で,そばにはトラムの車庫も見えますが,肝心のトラム停留所は高架橋の
下にあるため,これも見えません.
着工はまだ先ですが,新路線Tram Zürich-Westは,ここから分岐します.
最近の話題としては,動物園へ行く路線(6系統など)を,現在の終点から
更に動物園入口近くまで寄せようとする試みが,失敗に終わった話が出て
います.延長に7千人の署名が集まっていたそうですが,現在のZoo電停
から入口まで,300m歩くことは受け入れられているので,建設費2700万
スイスフラン(当初見積りは1400万スイスフラン)を投じる価値がないと,
チューリヒ州は判断しました.
20. Dezember 2007 Regierung gegen Tram zum Zoo
(Tages-Anzeiger Online ニュースへのリンク)
20.12.2007 Tramlinienverlängerung zum Zoo abgelehnt
(Limmattalonline.ch ニュースへのリンク)
現在の終点を俯瞰するバードアイ画像: Zürich, Zoo
(Windows Live Local bird's eye へのリンク)
うまく表示されない時は,ブラウザ上で2D modeのBird's eyeに切替えて
みてください.
車両関係では,サッカーの欧州選手権(UEFA Euro 2008)が,2008年6月に
スイスとオーストリアで共催されるのにあわせ,スポンサー関連の全面
塗装電車が,市内にお目見えしてきています.
最後は,人手不足に悩むVBZが,2008年採用予定の四十数名のバス運転手
のうち,何名かをドイツに求めるという話です.ドイツの中でも失業率の
高い東部や北部が対象となるようです.トラムの運転手も同数程度採用
予定ですが,こちらは,ドイツ対象地域にトラムが走る街が少ないため,
考えられていない模様です.
20. Dezember 2007 VBZ suchen deutsche Buschauffeure
(Tages-Anzeiger Online ニュースへのリンク)
最近の過去ログ: 2007/11/13 着工延期の要請退けられる
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
観覧できるようになったことにちなみ,12月に入ってからのチューリッヒ
市電や,その他の関連記事を拾い上げてみました.
まず今月初めに,VBZが運行する市電に現在導入が進められている,100%
低床車コブラ(Cobra-Tram)ことBe 5/6形式が,14本追加発注されました.
VBZ: Verkehrsbetriebe Zürich
オリジナル設計で,チューリッヒにしか走っていないコブラ(Cobra-Tram)
は,量産先行車を含む74本がこれまで発注されていて,12月上旬の時点で
44本が営業運行に投入され,45本目が車庫に居ます.これに新たに14本が
加わる形で,建設が進むGlattalbahnや,これから着手するTram Zürich-
Westへの投入が予定され,2009年6月から2010年3月の間に納入されること
になっています.
車両メーカの統廃合で,今は台車はアルストム製,残りはボンバルディア
製ということになり,記事により金額が少し異なるのですが,その価格は
14本で6千万スイスフランとのことです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
04.12.2007 VBZ ordert 14 weitere Cobra-Trams
(Limmattalonline ニュースへのリンク)
04.12.07 Zürich kriegt 14 weitere Cobras
(20minuten ニュースへのリンク)
100%低床車と言えば,アルストムのCitadisやボンバルディアのFlexity,
シーメンスのCombinoなどで市場はほぼ占められているのが現状ですが,
これら既製品をチューリッヒが導入しなかったのは,早くからスイスの
国内メーカが研究開発を進めていた技術があったり,「VBZ Be 5/6」の
項目で日本語版のウィキペディアも説明しているように,既存インフラに
適合する規格がレディメイドの低床車になかったからとされています.
複雑に入り組む路線の中,各方面からの路線が発着するハブ的な存在の
停留所は三角形の島式ホームのようになり,多方向からの線路が交差する
関係で乗り場は長さを変えられず,かと言って車両を短くしたのでは,
地下鉄がなくトラムが市内移動の主役と言えるチューリッヒでは,輸送に
不安が残るため,ちょうどよい長さに収まるように設計する必要があった
というのが,後者のことだと思われます.
Bellevue (Windows Live Local bird's eye へのリンク)
うまく表示されない時は,ブラウザ上で2D modeのBird's eyeに切替えて
みてください.
例えば,ここではコブラが三辺いずれにも停車します.
バードアイ画像からでは判りませんが,丸みを帯びた三角形の屋根の下
には,右下の画像でも少し見えるように,カフェもあります.
そのコブラが重点的に投入される路線の一つに,11系統があります.
2006年12月に第一期区間が開通した,いずれはチューリッヒのクローテン
国際空港(Flughafen Zürich-Kloten)まで延長される,グラッタル鉄道
(Glattalbahn)に乗り入れる路線です.グラッタルとは,グラット川の
谷あいという意味になります.
そのGlattalbahnの区間では,他の路線から比べると,利用数の伸びが
振るわないという記事がありました.
7. Dezember 2007 Die Glattalbahn fährt der Entwicklung in Auzelg
voraus (Tages-Anzeiger ニュースへのリンク)
簡単な地図も掲載されている,Glattalbahn紹介ページ
Glattalbahn: Das Projekt in Kürze
路線図へのリンクのあるページ: Liniennetz
(VBG 公式サイトへのリンク)
VBG: Verkehrsbetriebe Glattal
もう一つのコブラ投入が予定されている計画線,Tram Zürich-West関連の
記事も出ています.新路線が既存路線から分岐するEscher-Wyss-Platzの
話で,Nagelhaus(Nail house / 子)のことですが,これは今春も中国の
重慶で話題になっていた,権利を主張して開発にも立ち退かない人たちの
ことで,記事の内容をよく読みこなせていませんが,似たようなことが,
Escher-Wyss-Platzでも起きているということかもしれません.
10. Dezember 2007 «Nagelhaus» für Zürcher Escher-Wyss-Platz
(Neue Zürcher Zeitung ニュースへのリンク)
10. Dezember 2007 Zürich: Escher-Wyss-Platz wird zum Nagelhaus
(Kantone Online ニュースへのリンク)
Escher-Wyss-Platz (Windows Live Local bird's eye へのリンク)
うまく表示されない時は,ブラウザ上で2D modeのBird's eyeに切替えて
みてください.
橋から続く連続立体交差の高架橋があるため,問題の?建物そのものは
見えません.高架橋に見える屋根は,トロリーバスなどが発着するバス停
で,そばにはトラムの車庫も見えますが,肝心のトラム停留所は高架橋の
下にあるため,これも見えません.
着工はまだ先ですが,新路線Tram Zürich-Westは,ここから分岐します.
最近の話題としては,動物園へ行く路線(6系統など)を,現在の終点から
更に動物園入口近くまで寄せようとする試みが,失敗に終わった話が出て
います.延長に7千人の署名が集まっていたそうですが,現在のZoo電停
から入口まで,300m歩くことは受け入れられているので,建設費2700万
スイスフラン(当初見積りは1400万スイスフラン)を投じる価値がないと,
チューリヒ州は判断しました.
20. Dezember 2007 Regierung gegen Tram zum Zoo
(Tages-Anzeiger Online ニュースへのリンク)
20.12.2007 Tramlinienverlängerung zum Zoo abgelehnt
(Limmattalonline.ch ニュースへのリンク)
現在の終点を俯瞰するバードアイ画像: Zürich, Zoo
(Windows Live Local bird's eye へのリンク)
うまく表示されない時は,ブラウザ上で2D modeのBird's eyeに切替えて
みてください.
車両関係では,サッカーの欧州選手権(UEFA Euro 2008)が,2008年6月に
スイスとオーストリアで共催されるのにあわせ,スポンサー関連の全面
塗装電車が,市内にお目見えしてきています.
最後は,人手不足に悩むVBZが,2008年採用予定の四十数名のバス運転手
のうち,何名かをドイツに求めるという話です.ドイツの中でも失業率の
高い東部や北部が対象となるようです.トラムの運転手も同数程度採用
予定ですが,こちらは,ドイツ対象地域にトラムが走る街が少ないため,
考えられていない模様です.
20. Dezember 2007 VBZ suchen deutsche Buschauffeure
(Tages-Anzeiger Online ニュースへのリンク)
最近の過去ログ: 2007/11/13 着工延期の要請退けられる
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
2007年11月17日
【ルガーノ】トラム復活へ向け再始動か
スイス南部のイタリア語圏にあるルガーノ(Lugano)で,路面電車を再導入
しようとする市の構想が発表されました.実は二年前にも,復活を提案
した組織があったそうですが,その計画では予算が1億4千万スイスフラン
(約8500万ユーロ)にも達したため,実現不可能とみなされていたとか.
しかし,今度は沿線3つの地区が提案し,複数の政党から支持されている
模様です.
スイスとイタリアの間を行き来する鉄道の車窓からは,ここをトラムが
走れるのだろうかとも思えてしまいますが,現在人口5万人余(広域圏では
13万人)のルガーノにも,1959年12月までトラムが走っていたそうです.
(Ferrovia Lugano-Cadro-Dinoは1970年まで)
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
イタリア語での報道:
16/11/2007 Il progetto di tram in città si presenta
(TicinOnline.ch ニュースへのリンク)
16.11.07 Lugano: tram, il progetto si presenta
(Ticino News ニュースへのリンク)
ドイツ語の記事:
14. November 2007 Lugano wünscht sich das Tram zurück
(NZZ Online ニュースへのリンク)
TicinOnline.chにあるイタリア語の記事には,2005年の提案に関する記事
へのリンクもあります.それには,必要経費は1億6千万スイスフランから
2億スイスフラン(ユーロ換算で1億弱から1億3千万弱)となっていました.
また,1993年にも同じような話があったとか.
ルガーノでも道路混雑が激しさを増してきており,その影響は郊外にも
波及しています.トラム導入は,地方が連邦補助金を得るのにも有利と
されているようです.再導入を目指すトラムは,スイス国鉄のルガーノ駅
近くから発着している路線長12キロほどの狭軌鉄道FLPとは競合せず,
むしろ補完することになると考えられています.
FLP: Ferrovia Lugano-Ponte Tresa
そのルートは,ルガーノの北にあるティチーノ州Porzaから,ルガーノ
中心部を通って南のParadisoに至り,再びルガーノ市の南部に達します.
Porzaの起点はCornaredoで,ここにはACルガーノの本拠地にもなる多目的
スタジアムがあります.そこからCassarate川に沿って南下し,ルガーノ
湖畔に達する手前で中心部に向かい,その後は湖畔に沿ってParadisoを
経由して,最終的にはショッピングセンターなどのあるルガーノ南部の
Scairoloに到達します.
地名の位置を確認するため,経路を示してみました.これは提案された
ルートとは異なります.
Cornaredo - Lugano - Paradiso - Scairolo
(Google Maps Get directions へのリンク)
南端はPian Scairoloとされていますが,これがどこかよく判りません.
上記リンク先では,ルガーノ市南部のScairoloを南端としました.
Wikipediaで引くと,Scairoloは人口4千人のCollina d'Oro地区として
出てきます.Paradisoの人口も同じ程度で,Porzaは同1400人余です.
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
しようとする市の構想が発表されました.実は二年前にも,復活を提案
した組織があったそうですが,その計画では予算が1億4千万スイスフラン
(約8500万ユーロ)にも達したため,実現不可能とみなされていたとか.
しかし,今度は沿線3つの地区が提案し,複数の政党から支持されている
模様です.
スイスとイタリアの間を行き来する鉄道の車窓からは,ここをトラムが
走れるのだろうかとも思えてしまいますが,現在人口5万人余(広域圏では
13万人)のルガーノにも,1959年12月までトラムが走っていたそうです.
(Ferrovia Lugano-Cadro-Dinoは1970年まで)
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
イタリア語での報道:
16/11/2007 Il progetto di tram in città si presenta
(TicinOnline.ch ニュースへのリンク)
16.11.07 Lugano: tram, il progetto si presenta
(Ticino News ニュースへのリンク)
ドイツ語の記事:
14. November 2007 Lugano wünscht sich das Tram zurück
(NZZ Online ニュースへのリンク)
TicinOnline.chにあるイタリア語の記事には,2005年の提案に関する記事
へのリンクもあります.それには,必要経費は1億6千万スイスフランから
2億スイスフラン(ユーロ換算で1億弱から1億3千万弱)となっていました.
また,1993年にも同じような話があったとか.
ルガーノでも道路混雑が激しさを増してきており,その影響は郊外にも
波及しています.トラム導入は,地方が連邦補助金を得るのにも有利と
されているようです.再導入を目指すトラムは,スイス国鉄のルガーノ駅
近くから発着している路線長12キロほどの狭軌鉄道FLPとは競合せず,
むしろ補完することになると考えられています.
FLP: Ferrovia Lugano-Ponte Tresa
そのルートは,ルガーノの北にあるティチーノ州Porzaから,ルガーノ
中心部を通って南のParadisoに至り,再びルガーノ市の南部に達します.
Porzaの起点はCornaredoで,ここにはACルガーノの本拠地にもなる多目的
スタジアムがあります.そこからCassarate川に沿って南下し,ルガーノ
湖畔に達する手前で中心部に向かい,その後は湖畔に沿ってParadisoを
経由して,最終的にはショッピングセンターなどのあるルガーノ南部の
Scairoloに到達します.
地名の位置を確認するため,経路を示してみました.これは提案された
ルートとは異なります.
Cornaredo - Lugano - Paradiso - Scairolo
(Google Maps Get directions へのリンク)
南端はPian Scairoloとされていますが,これがどこかよく判りません.
上記リンク先では,ルガーノ市南部のScairoloを南端としました.
Wikipediaで引くと,Scairoloは人口4千人のCollina d'Oro地区として
出てきます.Paradisoの人口も同じ程度で,Porzaは同1400人余です.
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
2007年11月13日
【チューリッヒ】着工延期の要請退けられる
11/25に,チューリッヒ(Zürich)市を含むチューリヒ州(Kanton Zürich)
では,トラム新線計画へ州からの資金投入の是非を問う,州民投票が行わ
れることになっています.
すでに今年6月にはチューリッヒ市で市民投票が行われ,市からは建設
資金として5900万スイスフランが供出されることが決まっていますが,
トラム新線(Tram Zürich-West)の建設には1億5千万スイスフランが必要と
されていて,州は9千万スイスフランが求められていました.
Tram Zürich-Westは,その名の通り市内西部へ伸びていく路線で,第一期
区間は3kmとなります.本来なら市からの資金提供が決まった時点で着工
できた予定でした.今頃は工事が始まっていたかもしれないのですが,
反対運動で州レベルでも住民投票を行うこととなったため,11/25に可決
されても,着工は2008年にずれ込むことになっています.
この着工時期には,実は重要な意味がありました.スイス連邦政府からの
補助金が,2008年末までに着工すれば7500万スイスフラン出るのです.
これは,市や州の負担をそれぞれ上記金額の約半分に軽減できることを
意味し,着工遅れは是が非でも避けたいところでした.しかし,計画に
反対する組織が裁判所に,着工の延期命令を求めていたのです.
このたびベルンにある連邦裁判所は,この反対派からの工事延期要請を
全面的にではないものの,一部区間で却下したとの報道がありました.
これで,11/25の州民投票でJA(賛成)票が多数を占めれば,2008年夏には
一部区間(Pfingstweidstrasse)を除いて着工できるようになり,着工には
違いないため,連邦政府からの7500万スイスフランを,受け取ることが
できる見込みになりました.
沿線にはUEFA欧州選手権2008(Fußball-Europameisterschaft 2008)で
試合が行われるスタジアムがあり,その関係で選手権終了後の着工となり
ますが,当初はこのサッカーの観客輸送も担うはずだったのでした.
既存のトラム路線(4系統)がすぐ北を走り,南は中央駅に向かう線路群に
阻まれた東西に細長い場所に新線を通すのは,Zürich Westと呼ばれる
この地区が,北部Oerlikonなどとともに新興開発地だからのようです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
13. November 2007 Bundesbeitrag an das Tram Zürich-West rückt in
greifbare Nähe
12. November 2007 Tram Zürich-West verzögert sich nicht
(NZZ Online ニュースへのリンク)
12. November 2007 Niederlage für Gegner der neuen Tramlinie
(Tages-Anzeiger Online ニュースへのリンク)
12 November 2007 Gericht urteilte in Sachen Zürich - West
(Kantone Online ニュースへのリンク)
Tram Zürich-Westの概要は,チューリッヒ圏の交通事業者VBZのサイト
だけでなく,市のサイトにも掲載されています.
VBZ: Verkehrsbetriebe Zürich Tram Zürich-West
(VBZ 公式サイトへのリンク)
Website Stadt Zürich - Projekt Zürich-West Tram Zürich-West
(チューリヒ市 公式サイトへのリンク)
市のページの下のほうにあるInfobroschüreのリンク先に,PDFファイルの
ブローシャが収容されていて,それに路線図も掲載されています.
Tram Zürich-Westに反対するグループのサイト:
Deshalb am 25.11.2007 Nein zur Zürcher Tramvorlage
(pro zürich west のサイトへのリンク)
関連過去ログ: 2006/7/19 2025年の市電路線網
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
では,トラム新線計画へ州からの資金投入の是非を問う,州民投票が行わ
れることになっています.
すでに今年6月にはチューリッヒ市で市民投票が行われ,市からは建設
資金として5900万スイスフランが供出されることが決まっていますが,
トラム新線(Tram Zürich-West)の建設には1億5千万スイスフランが必要と
されていて,州は9千万スイスフランが求められていました.
Tram Zürich-Westは,その名の通り市内西部へ伸びていく路線で,第一期
区間は3kmとなります.本来なら市からの資金提供が決まった時点で着工
できた予定でした.今頃は工事が始まっていたかもしれないのですが,
反対運動で州レベルでも住民投票を行うこととなったため,11/25に可決
されても,着工は2008年にずれ込むことになっています.
この着工時期には,実は重要な意味がありました.スイス連邦政府からの
補助金が,2008年末までに着工すれば7500万スイスフラン出るのです.
これは,市や州の負担をそれぞれ上記金額の約半分に軽減できることを
意味し,着工遅れは是が非でも避けたいところでした.しかし,計画に
反対する組織が裁判所に,着工の延期命令を求めていたのです.
このたびベルンにある連邦裁判所は,この反対派からの工事延期要請を
全面的にではないものの,一部区間で却下したとの報道がありました.
これで,11/25の州民投票でJA(賛成)票が多数を占めれば,2008年夏には
一部区間(Pfingstweidstrasse)を除いて着工できるようになり,着工には
違いないため,連邦政府からの7500万スイスフランを,受け取ることが
できる見込みになりました.
沿線にはUEFA欧州選手権2008(Fußball-Europameisterschaft 2008)で
試合が行われるスタジアムがあり,その関係で選手権終了後の着工となり
ますが,当初はこのサッカーの観客輸送も担うはずだったのでした.
既存のトラム路線(4系統)がすぐ北を走り,南は中央駅に向かう線路群に
阻まれた東西に細長い場所に新線を通すのは,Zürich Westと呼ばれる
この地区が,北部Oerlikonなどとともに新興開発地だからのようです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
13. November 2007 Bundesbeitrag an das Tram Zürich-West rückt in
greifbare Nähe
12. November 2007 Tram Zürich-West verzögert sich nicht
(NZZ Online ニュースへのリンク)
12. November 2007 Niederlage für Gegner der neuen Tramlinie
(Tages-Anzeiger Online ニュースへのリンク)
12 November 2007 Gericht urteilte in Sachen Zürich - West
(Kantone Online ニュースへのリンク)
Tram Zürich-Westの概要は,チューリッヒ圏の交通事業者VBZのサイト
だけでなく,市のサイトにも掲載されています.
VBZ: Verkehrsbetriebe Zürich Tram Zürich-West
(VBZ 公式サイトへのリンク)
Website Stadt Zürich - Projekt Zürich-West Tram Zürich-West
(チューリヒ市 公式サイトへのリンク)
市のページの下のほうにあるInfobroschüreのリンク先に,PDFファイルの
ブローシャが収容されていて,それに路線図も掲載されています.
Tram Zürich-Westに反対するグループのサイト:
Deshalb am 25.11.2007 Nein zur Zürcher Tramvorlage
(pro zürich west のサイトへのリンク)
関連過去ログ: 2006/7/19 2025年の市電路線網
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
2007年11月08日
【ベルン】コンビーノ・クラシックを選ぶ
ベルン市で路面電車や路線バスなどを運営するBernmobilは,新設路線や
1970年代からの旧型高床車(Be 8/8)の置き換え用として,車両長40m級の
新車21本を今年7月入札にかけていましたが,応じてきた4社の中から,
シーメンスを選ぶと発表しました.
Bernmobil: Städtische Verkehrsbetriebe Bern
シーメンスがBernmobilに提示していた車両は,コンビーノ・クラシック
(Combino Classic)と呼ばれるタイプで,車両長は42m,車体幅は2.3m,
重量49.7トン(空車)となっています.
価格は21本で約1億スイスフラン(約6500万ユーロ)とのことで,これが
他より経済的だったのが選ばれた理由の一つだったようです.競争相手
には,Flexity Outlook(Bombardier Transportation GmbH),Leoliner
(Raility AG),Tango(Stadler Bussnang AG)がありました.
Bernmobilは,2002年から車長31mのコンビーノ15本を購入しています.
もちろん,これも選択を後押ししたのでしょう.
これらはCombino Advancedと呼ばれるモデルで,2004年に発覚した問題の
影響を受けますが,Basicモデルよりも改修に手の掛からないAdvanced
モデルだったことが幸いし,すでにシーメンスの工場で施される改修を
全ての車両が受けていました.
新しいコンビーノは7車体42m長で,従来のコンビーノより11m長いため,
3割以上も輸送力向上を図れるそうです.
コンビーノクラシック(Combino Classic)は,車体を鋼鉄製に切替えた
コンビーノ・プラス(Combino Plus)(通称Combino Supra)とは異なり,
アルミ車体のまま補強を施し,Wankkopplungと呼ばれる連結方法でカーブ
での衝撃を緩和するなど,乗り心地の向上も図られているようです.
100%低床であることには他のモデルと変わりありませんが,空調導入や
車内の座席配置を変え,前面形状も優雅な装いにすると同時に衝突時の
歩行者や電車運転士への衝撃を少しでも和らげられるようにと,傾斜が
わずかに緩やかな仕上げになっています.
コンビーノ・クラシックは,最初の2本が2009年8月にベルンに引渡され,
残り19本は同年12月から2010年末までに収められる予定です.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
07.11.2007 Beschaffung von Trams: Vergabeentscheid neue Combino-
Generation (Bernmobil 公式サイトへのリンク)
PPTファイルによる画像へのリンクがあり,内装はうかがえませんが,
外観予想図を見ることができます.
シーメンス社の発表には英語版もあります.
Nov 07, 2007 Siemens to supply 21 Combino trams to Bern
(Siemens Press Center 英語版へのリンク)
スイスで同じくコンビーノを導入していながら,増強はTangoに決めた
バーゼルの地元紙が伝える,ベルンのコンビーノ追加発注記事:
07.11.07 Bern beschafft 21 Combino-Trams für 100 Millionen Franken
(Basler Zeitung ニュースへのリンク)
ベルンのコンビーノ関連 過去ログ:
2007/3/01 コンビーノの改修全車で終了
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
1970年代からの旧型高床車(Be 8/8)の置き換え用として,車両長40m級の
新車21本を今年7月入札にかけていましたが,応じてきた4社の中から,
シーメンスを選ぶと発表しました.
Bernmobil: Städtische Verkehrsbetriebe Bern
シーメンスがBernmobilに提示していた車両は,コンビーノ・クラシック
(Combino Classic)と呼ばれるタイプで,車両長は42m,車体幅は2.3m,
重量49.7トン(空車)となっています.
価格は21本で約1億スイスフラン(約6500万ユーロ)とのことで,これが
他より経済的だったのが選ばれた理由の一つだったようです.競争相手
には,Flexity Outlook(Bombardier Transportation GmbH),Leoliner
(Raility AG),Tango(Stadler Bussnang AG)がありました.
Bernmobilは,2002年から車長31mのコンビーノ15本を購入しています.
もちろん,これも選択を後押ししたのでしょう.
これらはCombino Advancedと呼ばれるモデルで,2004年に発覚した問題の
影響を受けますが,Basicモデルよりも改修に手の掛からないAdvanced
モデルだったことが幸いし,すでにシーメンスの工場で施される改修を
全ての車両が受けていました.
新しいコンビーノは7車体42m長で,従来のコンビーノより11m長いため,
3割以上も輸送力向上を図れるそうです.
コンビーノクラシック(Combino Classic)は,車体を鋼鉄製に切替えた
コンビーノ・プラス(Combino Plus)(通称Combino Supra)とは異なり,
アルミ車体のまま補強を施し,Wankkopplungと呼ばれる連結方法でカーブ
での衝撃を緩和するなど,乗り心地の向上も図られているようです.
100%低床であることには他のモデルと変わりありませんが,空調導入や
車内の座席配置を変え,前面形状も優雅な装いにすると同時に衝突時の
歩行者や電車運転士への衝撃を少しでも和らげられるようにと,傾斜が
わずかに緩やかな仕上げになっています.
コンビーノ・クラシックは,最初の2本が2009年8月にベルンに引渡され,
残り19本は同年12月から2010年末までに収められる予定です.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
07.11.2007 Beschaffung von Trams: Vergabeentscheid neue Combino-
Generation (Bernmobil 公式サイトへのリンク)
PPTファイルによる画像へのリンクがあり,内装はうかがえませんが,
外観予想図を見ることができます.
シーメンス社の発表には英語版もあります.
Nov 07, 2007 Siemens to supply 21 Combino trams to Bern
(Siemens Press Center 英語版へのリンク)
スイスで同じくコンビーノを導入していながら,増強はTangoに決めた
バーゼルの地元紙が伝える,ベルンのコンビーノ追加発注記事:
07.11.07 Bern beschafft 21 Combino-Trams für 100 Millionen Franken
(Basler Zeitung ニュースへのリンク)
ベルンのコンビーノ関連 過去ログ:
2007/3/01 コンビーノの改修全車で終了
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
2007年08月22日
【チューリッヒ】潤滑剤で騒音と磨耗を低減
路面電車の騒音は頭痛の種ですが,チューリッヒのVBZは,地上設置型の
潤滑剤吹き付け装置(Schmierstellen)で,曲線できーきーときしむ音を
減らすことに成功しているという報道がありました.
VBZ : Verkehrsbetriebe Zürich
装置は,一台が約4万スイスフランするドイツ製で,電車接近をセンサで
感知してから作動するタイプです.製造元のMoklansaのサイトによれば,
トラム用の溝付きレールでもピンポイントで正確にグリースを吹き付ける
ことができるようです.また,グリースは粘着性が高いため,ブレーキに
悪影響を与えることもありません.チューリヒのような気象条件下でも,
この特性を維持できることが,Moklansa社製品が選ばれた理由でした.
2003年より導入を開始したこのシステムは,キシリ音の発生しやすいと
される場所のうち,現在は三分の二を網羅していて,94か所を数えます.
将来は150か所に増やす予定ですが,高価な装置でもあるため,導入は
レール交換などとあわせて行われるようです.
この装置により効率よくレールに潤滑剤を吹き付けできるようになり,
騒音への苦情も減ってきていることから,従来の途油に必要だった2両の
オレンジ色の専用車両(Schmierfahrzeuge)は,昨年末お役ご免となった
そうです.この装置はベルンやバーゼルなどでも導入されそうです.
潤滑剤は,レールと車輪の接触からくる不快な騒音を減らすだけでなく,
レールの磨耗軽減にも効果があります.従来方式と比べて10%から20%も
磨耗度が減っているとのことです.
以前,導入が進む低床車のコブラ(Cobra)ことBe 5/6が,一輪あたりに
掛かる重量の大きさと車輪径が小さいことから,車輪の磨耗が在来車両に
比べて高いという問題が指摘されていました.線路の磨耗も促進していま
したが,潤滑剤による磨耗軽減効果により,これが相殺できる模様です.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
21. August 2007 Auf dem Tramnetz ist es leiser geworden
(Neue Zürcher Zeitung ニュースへのリンク)
レール潤滑システム概要 : Schienenschmiersystem moklansa E3S
この先に英語版情報のPDFファイルへのリンクあり : Download
(moklansa GmbH 公式サイトへのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
チューリッヒ市電 関連過去ログ :
2007/3/15 コブラ量産車で車輪問題
この時には,コブラ(Cobra)の量産車も操舵リンクが採用されているかの
ように書いていますが,今回のNZZの記事によれば,独立回転車輪である
ことに変わりないものの,電子制御で車輪の向きを適正化しているように
読めました.先行試作車と量産車では,操舵方式にも変更があったのかも
しれません.
潤滑剤吹き付け装置(Schmierstellen)で,曲線できーきーときしむ音を
減らすことに成功しているという報道がありました.
VBZ : Verkehrsbetriebe Zürich
装置は,一台が約4万スイスフランするドイツ製で,電車接近をセンサで
感知してから作動するタイプです.製造元のMoklansaのサイトによれば,
トラム用の溝付きレールでもピンポイントで正確にグリースを吹き付ける
ことができるようです.また,グリースは粘着性が高いため,ブレーキに
悪影響を与えることもありません.チューリヒのような気象条件下でも,
この特性を維持できることが,Moklansa社製品が選ばれた理由でした.
2003年より導入を開始したこのシステムは,キシリ音の発生しやすいと
される場所のうち,現在は三分の二を網羅していて,94か所を数えます.
将来は150か所に増やす予定ですが,高価な装置でもあるため,導入は
レール交換などとあわせて行われるようです.
この装置により効率よくレールに潤滑剤を吹き付けできるようになり,
騒音への苦情も減ってきていることから,従来の途油に必要だった2両の
オレンジ色の専用車両(Schmierfahrzeuge)は,昨年末お役ご免となった
そうです.この装置はベルンやバーゼルなどでも導入されそうです.
潤滑剤は,レールと車輪の接触からくる不快な騒音を減らすだけでなく,
レールの磨耗軽減にも効果があります.従来方式と比べて10%から20%も
磨耗度が減っているとのことです.
以前,導入が進む低床車のコブラ(Cobra)ことBe 5/6が,一輪あたりに
掛かる重量の大きさと車輪径が小さいことから,車輪の磨耗が在来車両に
比べて高いという問題が指摘されていました.線路の磨耗も促進していま
したが,潤滑剤による磨耗軽減効果により,これが相殺できる模様です.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
21. August 2007 Auf dem Tramnetz ist es leiser geworden
(Neue Zürcher Zeitung ニュースへのリンク)
レール潤滑システム概要 : Schienenschmiersystem moklansa E3S
この先に英語版情報のPDFファイルへのリンクあり : Download
(moklansa GmbH 公式サイトへのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
チューリッヒ市電 関連過去ログ :
2007/3/15 コブラ量産車で車輪問題
この時には,コブラ(Cobra)の量産車も操舵リンクが採用されているかの
ように書いていますが,今回のNZZの記事によれば,独立回転車輪である
ことに変わりないものの,電子制御で車輪の向きを適正化しているように
読めました.先行試作車と量産車では,操舵方式にも変更があったのかも
しれません.
2007年06月01日
【Euro 2008】入場券が公共交通の乗車券に
UEFA(欧州サッカー連盟)は,2008年6月に開催の2008 UEFA European
Football Championship(サッカー欧州選手権2008),通称Euro 2008に
おいて,入場券が公共交通の乗車券代わりになることを発表しました.
UEFA : Union of European Football Associations
Euro 2008は,スイスとオーストリアが共催します.試合の入場券は,
試合当日の丸一日と翌日の正午まで,開催地の公共交通機関の乗車券と
して通用します.加えてスイスで開催される試合の入場券で,SBB-CFF-
FFS(スイス連邦鉄道)全線のみならずフェリーなどにも乗車可能ですし,
オーストリアで開催される試合の入場券は,ÖBB(オーストリア連邦鉄道)
全線に乗車できるようになります.
SBB : Schweizerische Bundesbahnen
ÖBB : Österreichische Bundesbahnen
試合開催都市 (試合数31のうち,スイス15回,オーストリア16回)
スイス : バーゼル(開幕戦ほか),チューリヒ,ジュネーブ,ベルン
オーストリア : ウィーン(決勝戦ほか),インスブルック,クラーゲン
フルト,ザルツブルク
サッカー欧州選手権では初の試みとなりますが,2006年のFIFAサッカー
ワールドカップ・ドイツ大会の際も,試合入場券で開催都市の公共交通に
試合当日に限って乗車できる扱いとなっていました.UEFA Euro 2008に
おいては,試合当日から翌日の午前中までの36時間有効になります.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
31 May 2007 Hosts reveal transport plans
日本語版 UEFA EURO 2008 試合日程など
(uefa.com ニュースへのリンク)
スイス連邦鉄道(SBB)の公式案内 :
UEFA EURO 2008 (SBB プレスリリースへのリンク)
試合入場券を持たない人のために,割引パスの販売もあります.2006年の
ドイツ鉄道でもありました.
オーストリアの公式発表 :
Verkehrskonzept für die Fußball-Europameisterschaft 2008
Minister Faymann präsentiert Verkehrskonzept zur EURO2008
(Bundesministerium für Verkehr, Innovation und Technologie)
多言語で報道されていますが,英語版(上段)とドイツ語版(下段)を.
May 31, 2007 Euro 2008 gives private transport a yellow card
31. Mai 2007 Euro 2008 setzt auf den öffentlichen Verkehr
(Swissinfo ニュースへのリンク)
SBBのプレスリリースと上記報道などによれば,入場券をコンビチケット
(Kombi-Ticket)として公共交通に乗れるようにするために,UEFAは共同
開催する両国の連邦鉄道SBBとÖBBに,各400万スイスフラン,合計800万
スイスフラン(650万米国ドル相当)を支払います.
スイスでは,このコンビチケットなどにより,3週間の開催中の観客や
関係者らの都市内移動のうちの8割を,長距離輸送では6割を,それぞれ
公共交通が担うことを目指しているようです.
31.05.07 Euro 08: ÖV soll rund um die Uhr verkehren
(20minuten ニュースへのリンク)
この記事によれば,チューリッヒでは一部の路線では期間中24時間運行を
行うとのことです.
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
Football Championship(サッカー欧州選手権2008),通称Euro 2008に
おいて,入場券が公共交通の乗車券代わりになることを発表しました.
UEFA : Union of European Football Associations
Euro 2008は,スイスとオーストリアが共催します.試合の入場券は,
試合当日の丸一日と翌日の正午まで,開催地の公共交通機関の乗車券と
して通用します.加えてスイスで開催される試合の入場券で,SBB-CFF-
FFS(スイス連邦鉄道)全線のみならずフェリーなどにも乗車可能ですし,
オーストリアで開催される試合の入場券は,ÖBB(オーストリア連邦鉄道)
全線に乗車できるようになります.
SBB : Schweizerische Bundesbahnen
ÖBB : Österreichische Bundesbahnen
試合開催都市 (試合数31のうち,スイス15回,オーストリア16回)
スイス : バーゼル(開幕戦ほか),チューリヒ,ジュネーブ,ベルン
オーストリア : ウィーン(決勝戦ほか),インスブルック,クラーゲン
フルト,ザルツブルク
サッカー欧州選手権では初の試みとなりますが,2006年のFIFAサッカー
ワールドカップ・ドイツ大会の際も,試合入場券で開催都市の公共交通に
試合当日に限って乗車できる扱いとなっていました.UEFA Euro 2008に
おいては,試合当日から翌日の午前中までの36時間有効になります.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
31 May 2007 Hosts reveal transport plans
日本語版 UEFA EURO 2008 試合日程など
(uefa.com ニュースへのリンク)
スイス連邦鉄道(SBB)の公式案内 :
UEFA EURO 2008 (SBB プレスリリースへのリンク)
試合入場券を持たない人のために,割引パスの販売もあります.2006年の
ドイツ鉄道でもありました.
オーストリアの公式発表 :
Verkehrskonzept für die Fußball-Europameisterschaft 2008
Minister Faymann präsentiert Verkehrskonzept zur EURO2008
(Bundesministerium für Verkehr, Innovation und Technologie)
多言語で報道されていますが,英語版(上段)とドイツ語版(下段)を.
May 31, 2007 Euro 2008 gives private transport a yellow card
31. Mai 2007 Euro 2008 setzt auf den öffentlichen Verkehr
(Swissinfo ニュースへのリンク)
SBBのプレスリリースと上記報道などによれば,入場券をコンビチケット
(Kombi-Ticket)として公共交通に乗れるようにするために,UEFAは共同
開催する両国の連邦鉄道SBBとÖBBに,各400万スイスフラン,合計800万
スイスフラン(650万米国ドル相当)を支払います.
スイスでは,このコンビチケットなどにより,3週間の開催中の観客や
関係者らの都市内移動のうちの8割を,長距離輸送では6割を,それぞれ
公共交通が担うことを目指しているようです.
31.05.07 Euro 08: ÖV soll rund um die Uhr verkehren
(20minuten ニュースへのリンク)
この記事によれば,チューリッヒでは一部の路線では期間中24時間運行を
行うとのことです.
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
2007年04月24日
【チューリッヒ】バスより市電の利用者が多い
チューリッヒは市内の人口が約37万,周辺地域を含めて109万とされて
いますが,その市内を走る路面電車とトロリーバスを含む路線バスは,
単純計算でも一日あたり81万回以上利用されています.
先週,軌道交通運行開始125周年を迎えたチューリッヒは,現在市電と
バスを運行するVBZが,2006年における同路線利用回数を2億9670万と発表
しました.VBZの管轄外となる郊外へのSバーンは含まない数字です.
2005年と比べても230万回の増加でした.
VBZ : Verkehrsbetriebe Zürich
このうち13路線,延長100キロ以上を市内に張り巡らせているトラムの
利用は,年間1億8680万回に及び,前年比でも150万回の増加です.
その中でもトップの路線は,TriemliとSeebachを結ぶ14番系統でした.
一日7万3千人の利用があり,平日は朝6時台から19時台まで,7分間隔で
運行されています.
トロリーバスは6路線あり,年間5170万人の利用があります.普通の路線
バスは,同3640万人でした.路線バスの伸びは鈍いのですが,深夜バスに
限っては前年比15%の増加をみせているそうです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
23. April 2007 Die VBZ befördern mehr Passagiere
(NZZ Online ニュースへのリンク)
23.04.2007 VBZ haben zugelegt
(Tages-Anzeiger Online ニュースへのリンク)
市内路線図 : Liniennetzplan der Stadt Zürich
(ZVV 公式サイトへのリンク)
ZVV : Zürcher Verkehrsverbund
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
最近のチューリッヒ市電関連 過去ログ :
2007/3/15 コブラ量産車で車輪問題
2006/12/03 Glattalbahn第一期開業
いますが,その市内を走る路面電車とトロリーバスを含む路線バスは,
単純計算でも一日あたり81万回以上利用されています.
先週,軌道交通運行開始125周年を迎えたチューリッヒは,現在市電と
バスを運行するVBZが,2006年における同路線利用回数を2億9670万と発表
しました.VBZの管轄外となる郊外へのSバーンは含まない数字です.
2005年と比べても230万回の増加でした.
VBZ : Verkehrsbetriebe Zürich
このうち13路線,延長100キロ以上を市内に張り巡らせているトラムの
利用は,年間1億8680万回に及び,前年比でも150万回の増加です.
その中でもトップの路線は,TriemliとSeebachを結ぶ14番系統でした.
一日7万3千人の利用があり,平日は朝6時台から19時台まで,7分間隔で
運行されています.
トロリーバスは6路線あり,年間5170万人の利用があります.普通の路線
バスは,同3640万人でした.路線バスの伸びは鈍いのですが,深夜バスに
限っては前年比15%の増加をみせているそうです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
23. April 2007 Die VBZ befördern mehr Passagiere
(NZZ Online ニュースへのリンク)
23.04.2007 VBZ haben zugelegt
(Tages-Anzeiger Online ニュースへのリンク)
市内路線図 : Liniennetzplan der Stadt Zürich
(ZVV 公式サイトへのリンク)
ZVV : Zürcher Verkehrsverbund
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
最近のチューリッヒ市電関連 過去ログ :
2007/3/15 コブラ量産車で車輪問題
2006/12/03 Glattalbahn第一期開業
2007年03月15日
【チューリッヒ】コブラ量産車で車輪問題
チューリッヒ(Zürich)のVBZが運行する路面電車網に,続々と投入されて
いる,Be 5/6形式の通称コブラ(Cobra-Tram)の量産車に,問題が浮上して
いるようです.
VBZ : Verkehrsbetriebe Zürich
スイスのメーカが主体となって,早々にコンセプトを開発したものの,
その後に登場したモジュールデザインのシステム低床車に市場を奪われ,
結果的に採用したのはチューリッヒだけに留まっている,悲運の100%低床
車両のコブラ(Cobra).
2001年に量産先行車6本がVBZ路線でデビューしますが,ギアボックスに
亀裂が発見されたり,ドアの不具合などの初期故障に見舞われます.
正式に導入が決定されたのは2003年で,先行車で培ったものを反映した
量産車は2005年末に完成,その後は,2006年春から月2~3両のペースで,
2010年までに68両が納入されることになっています.
今回,問題となっているのは,車輪寿命の短さです.量産車が走り始めて
から一年近くが経過していますが,車輪の磨耗が早いため,10万キロから
15万キロで交換しなければならないことが,判明しました.交換には,
車輪の費用だけで2700スイスフランを要するそうです.
同じコブラでも,先行車では交換は20万キロ以上でしたし,Tram 2000
などの在来車両は,およそ36万キロごとの交換で済んでいるそうです.
元々,コブラ(Cobra)では,低床化を実現するために,車輪径(直径)を,
新品で560mmまで小さくしています.これが500mmに減ると交換です.
(100%低床車のシティランナー(Cityrunner)も,車輪径が560mmか580mm)
また,これに加えて,コブラは長さが約36mで,重量が40トン近くあり
ますが,これを,6対の車輪ペアで支えています.一方,部分低床を実現
させたSänfteを含む,在来車(長さ約29m,重量約33トン)は,8軸で支えて
いるのと比べると,コブラの車輪には,6割近く重い輪重が掛かっている
ことになるそうです.
量産先行車との差,バンデージ(Bandage)の位置が異なる?,は釈然としま
せんが,VBZでは,車輪径の小ささと輪重の大きさが,磨耗を早める原因
ではないかとみています.
コブラは,他の100%低床車と同じように,左右が独立して回転する車輪を
採用しています.左右の車輪を結ぶ車軸がないことにより,車内の床面を
低くとることが可能になる反面,踏面勾配による操舵(ガイド)機能が期待
できなくなるため,何らかの方法で車輪をガイドしなくてはなりません.
コブラでは,隣接する車体との角度を利用して,連接部からリンクを伸ば
して機械的に操舵させる方法で,これを解消しています.このリンクに
よるガイドが不十分だと,特にフランジの磨耗が,激しくなるようです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
コブラ(Cobra)の紹介 : Das Cobra-Tram :: Cobra in Kürze
(VBZ 公式サイトへのリンク) Cobra in Kürzeに諸元があります.
あいにく,オンラインで読める記事は有料です.購読制のTages-Anzeiger
(スイスの全国紙)に,下記の見出しで記事が出ています.
05.03.2007
Die Räder der Cobra-Trams altern zu schnell
06.03.2007
«Die Cobra läuft hervorragend»
英語による情報提供もありますが,こちらでは10万キロがギアボックスの
話になっており車輪は5万キロごとの交換となっています.
こちらの情報は,スイスの有力紙,NZZ(Neue Zürcher Zeitung)の日曜版
(NZZ am Sonntag)からだそうです.
05.03.2007 - Wear and tear on the Cobras
(Trams of Zürich ニュースへのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
チューリッヒのコブラ関連 過去ログ :
2005/12/23 コブラ量産車が落成
いる,Be 5/6形式の通称コブラ(Cobra-Tram)の量産車に,問題が浮上して
いるようです.
VBZ : Verkehrsbetriebe Zürich
スイスのメーカが主体となって,早々にコンセプトを開発したものの,
その後に登場したモジュールデザインのシステム低床車に市場を奪われ,
結果的に採用したのはチューリッヒだけに留まっている,悲運の100%低床
車両のコブラ(Cobra).
2001年に量産先行車6本がVBZ路線でデビューしますが,ギアボックスに
亀裂が発見されたり,ドアの不具合などの初期故障に見舞われます.
正式に導入が決定されたのは2003年で,先行車で培ったものを反映した
量産車は2005年末に完成,その後は,2006年春から月2~3両のペースで,
2010年までに68両が納入されることになっています.
今回,問題となっているのは,車輪寿命の短さです.量産車が走り始めて
から一年近くが経過していますが,車輪の磨耗が早いため,10万キロから
15万キロで交換しなければならないことが,判明しました.交換には,
車輪の費用だけで2700スイスフランを要するそうです.
同じコブラでも,先行車では交換は20万キロ以上でしたし,Tram 2000
などの在来車両は,およそ36万キロごとの交換で済んでいるそうです.
元々,コブラ(Cobra)では,低床化を実現するために,車輪径(直径)を,
新品で560mmまで小さくしています.これが500mmに減ると交換です.
(100%低床車のシティランナー(Cityrunner)も,車輪径が560mmか580mm)
また,これに加えて,コブラは長さが約36mで,重量が40トン近くあり
ますが,これを,6対の車輪ペアで支えています.一方,部分低床を実現
させたSänfteを含む,在来車(長さ約29m,重量約33トン)は,8軸で支えて
いるのと比べると,コブラの車輪には,6割近く重い輪重が掛かっている
ことになるそうです.
量産先行車との差,バンデージ(Bandage)の位置が異なる?,は釈然としま
せんが,VBZでは,車輪径の小ささと輪重の大きさが,磨耗を早める原因
ではないかとみています.
コブラは,他の100%低床車と同じように,左右が独立して回転する車輪を
採用しています.左右の車輪を結ぶ車軸がないことにより,車内の床面を
低くとることが可能になる反面,踏面勾配による操舵(ガイド)機能が期待
できなくなるため,何らかの方法で車輪をガイドしなくてはなりません.
コブラでは,隣接する車体との角度を利用して,連接部からリンクを伸ば
して機械的に操舵させる方法で,これを解消しています.このリンクに
よるガイドが不十分だと,特にフランジの磨耗が,激しくなるようです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
コブラ(Cobra)の紹介 : Das Cobra-Tram :: Cobra in Kürze
(VBZ 公式サイトへのリンク) Cobra in Kürzeに諸元があります.
あいにく,オンラインで読める記事は有料です.購読制のTages-Anzeiger
(スイスの全国紙)に,下記の見出しで記事が出ています.
05.03.2007
Die Räder der Cobra-Trams altern zu schnell
06.03.2007
«Die Cobra läuft hervorragend»
英語による情報提供もありますが,こちらでは10万キロがギアボックスの
話になっており車輪は5万キロごとの交換となっています.
こちらの情報は,スイスの有力紙,NZZ(Neue Zürcher Zeitung)の日曜版
(NZZ am Sonntag)からだそうです.
05.03.2007 - Wear and tear on the Cobras
(Trams of Zürich ニュースへのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
チューリッヒのコブラ関連 過去ログ :
2005/12/23 コブラ量産車が落成
2007年03月14日
【Combino】バーゼル全面改修車の営業復帰ほか
シーメンス工場で改修(Sanierung)を受け,2006年12月にバーゼル(Basel)
へ戻っていたBVBのコンビーノ(Combino)310号車が,3/13にトラム6系統で
営業運転に復帰したそうです.全車が一斉に運用から外された,悪夢の
ような日から,実に三年が経過していました.
BVB : Basler Verkehrs-Betriebe (バーゼル交通会社)
営業運転復帰に先立ち,前日にはマスコミ向けの試乗会が開催されたよう
で,その体験を記した記事もありましたが,綿の上を走っているみたい
だと,乗り心地に関して賛辞ともとれる言葉が,使われていました.
改修後の乗り心地が良くなることは,改修作業の一環で,車体の揺れを
制御する装置を設置したことで予想されていましたが,この装置と車体
強度を補強したこともあり,車両重量が嵩むことになります.これを軽減
するために,座席を軽量の新型のものに交換していました.車両の重量増
は,270キロまでに留めることが出来たそうです.
改修作業は大幅に遅れましたが,このあとは順次工場に送るだけとなり,
現在の予定では,欧州サッカー連盟(UEFA)主催のEURO2008大会の輸送が
開始される2008年6月までに,28本中26本の改修を終えて,輸送に支障が
出ないようにして,2008年11月に,全車の改修が終了する見込みです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
12.03.2007 Der erste sanierte Combino fährt wieder
(BVB 公式サイトへのリンク)
12. März 2007 Drei Jahre nach Grounding: Reparierter Combino
wieder auf den Schienen (Die OnlineReports ニュースへのリンク)
12.03.07 Der erste sanierte Combino fährt wieder
(20min.ch ニュースへのリンク)
この他にも記事はありましたが,一部は登録制で読めませんでした.
一方で,コンビーノを世界で初めて導入したドイツのポツダム(Potsdam)
では,最近まで遅々として改修が進まないコンビーノを,シーメンスに
返却することも検討されていたようですが,バーゼルBVB車の改修作業が
軌道に乗る見通しとなったため,16本全てをそのまま所有して,2008年末
までに,シーメンスの工場で改修作業を受けることになったようです.
13.03.2007 Combinos bis Ende 2008 saniert
(PNN (Der Tagesspiegel) ニュースへのリンク)
14.03.2007 ViP hält an Combinos fest
(Potsdam ABC ニュースへのリンク)
コンビーノ問題が起きる前は,ポツダムのViPは旧型車の置換えとして,
新車を48本導入する予定でした.2004年春の時点で,営業運行に入らない
プロトタイプの1本を除き,16本のコンビーノが納入されていましたが,
そこでコンビーノは打ち切りとなりました.その後は,19本を購入する
ことに計画が変更されましたが,車種はコンビーノ(Combino)以外で,
ということになっていました.
ViP : Verkehrsbetrieb Potsdam GmbH
19本の新車導入は,今年5月末に決定が下されます.車体幅が2.3mに広く
なるそうで,費用は3800万から5700万ユーロと見積もられています.
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
コンビーノ改修遅れの問題 過去ログ リスト :
2007/3/01 【ベルン】コンビーノの改修全車で終了
2006/12/22 【バーゼル】改修コンビーノの第一号戻る
2006/9/13 【バーゼル】2008年秋に全コンビーノ復帰か
2006/4/05バーゼル車の改修に遅れが
2005/11/25 【バーゼル】車体改良でコンビーノ旅立つ
へ戻っていたBVBのコンビーノ(Combino)310号車が,3/13にトラム6系統で
営業運転に復帰したそうです.全車が一斉に運用から外された,悪夢の
ような日から,実に三年が経過していました.
BVB : Basler Verkehrs-Betriebe (バーゼル交通会社)
営業運転復帰に先立ち,前日にはマスコミ向けの試乗会が開催されたよう
で,その体験を記した記事もありましたが,綿の上を走っているみたい
だと,乗り心地に関して賛辞ともとれる言葉が,使われていました.
改修後の乗り心地が良くなることは,改修作業の一環で,車体の揺れを
制御する装置を設置したことで予想されていましたが,この装置と車体
強度を補強したこともあり,車両重量が嵩むことになります.これを軽減
するために,座席を軽量の新型のものに交換していました.車両の重量増
は,270キロまでに留めることが出来たそうです.
改修作業は大幅に遅れましたが,このあとは順次工場に送るだけとなり,
現在の予定では,欧州サッカー連盟(UEFA)主催のEURO2008大会の輸送が
開始される2008年6月までに,28本中26本の改修を終えて,輸送に支障が
出ないようにして,2008年11月に,全車の改修が終了する見込みです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
12.03.2007 Der erste sanierte Combino fährt wieder
(BVB 公式サイトへのリンク)
12. März 2007 Drei Jahre nach Grounding: Reparierter Combino
wieder auf den Schienen (Die OnlineReports ニュースへのリンク)
12.03.07 Der erste sanierte Combino fährt wieder
(20min.ch ニュースへのリンク)
この他にも記事はありましたが,一部は登録制で読めませんでした.
一方で,コンビーノを世界で初めて導入したドイツのポツダム(Potsdam)
では,最近まで遅々として改修が進まないコンビーノを,シーメンスに
返却することも検討されていたようですが,バーゼルBVB車の改修作業が
軌道に乗る見通しとなったため,16本全てをそのまま所有して,2008年末
までに,シーメンスの工場で改修作業を受けることになったようです.
13.03.2007 Combinos bis Ende 2008 saniert
(PNN (Der Tagesspiegel) ニュースへのリンク)
14.03.2007 ViP hält an Combinos fest
(Potsdam ABC ニュースへのリンク)
コンビーノ問題が起きる前は,ポツダムのViPは旧型車の置換えとして,
新車を48本導入する予定でした.2004年春の時点で,営業運行に入らない
プロトタイプの1本を除き,16本のコンビーノが納入されていましたが,
そこでコンビーノは打ち切りとなりました.その後は,19本を購入する
ことに計画が変更されましたが,車種はコンビーノ(Combino)以外で,
ということになっていました.
ViP : Verkehrsbetrieb Potsdam GmbH
19本の新車導入は,今年5月末に決定が下されます.車体幅が2.3mに広く
なるそうで,費用は3800万から5700万ユーロと見積もられています.
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
コンビーノ改修遅れの問題 過去ログ リスト :
2007/3/01 【ベルン】コンビーノの改修全車で終了
2006/12/22 【バーゼル】改修コンビーノの第一号戻る
2006/9/13 【バーゼル】2008年秋に全コンビーノ復帰か
2006/4/05バーゼル車の改修に遅れが
2005/11/25 【バーゼル】車体改良でコンビーノ旅立つ
2007年03月01日
【ベルン】コンビーノの改修全車で終了
ドイツのクレフェルト(Krefeld)にあるシーメンス(Siemens)の工場で,
改修(sanieren)を受けていた,ベルン(Bern)のBernmobilが所有している
Be 4/6形式,コンビーノ(Combino)の754号車が,2/26にベルンに戻って
きたとの報道がありました.Bernmobilは,これでコンビーノ15本全ての
改修作業を終えたことになります.
最初の編成が,2005年1月にシーメンスの工場に搬送されてから,2年以上
の歳月を要しましたが,2本目が同年秋にドイツに運ばれて以来,平均で
1本あたり15週間で,作業が済んだそうです.また,15本全てに亀裂など
問題は見つかりませんでした.
それでも,Sanierungsstufe 2(改修作業の第二ステージ)と呼ばれる,
長期的な対策に基づき,車体構造の強化や,台車からの衝撃を吸収する
ためのFahrwerksanlenkung(シャーシとのリンク)の追加などが,施されて
います.これによって車体の負担が軽減されるばかりでなく,乗り心地も
向上するとのことです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
28.02.07 Combino-Trams sind saniert
(espace.ch ニュースへのリンク)
01.03.2007 BERNMOBIL: Alle Combinos wieder zurück!
(newstix へのリンク)
改修のことが,メーカーのサイトに紹介されていました.
Combino Bern Die Sanierungsstufen 1 + 2
(Siemens Schweiz AG へのリンク)
同サイトには,同じスイスのバーゼルのことも掲載しています.
Combino Basel Die Sanierungsstufen 1 + 2
同じモジュールの組合せでも,5車体と7車体では,走行時の車体の挙動が
異なり,7車体のほうが車体への負担が大きいそうです.ベルンは5車体
で,亀裂も発見されなかったため,バーゼルと比べて早々と全車の改修を
終えることが出来たようです.
ベルンではその他にも,新たに導入したCNGを燃料とする連接バス(Volvo
7700A CNG)32台が,メーカーで修繕を受けなければならないという話も,
最近ありました.
20.02.07 Die Gasbusse machen Zicken
(espace.ch ニュースへのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
コンビーノ改修問題 過去ログ :
2006/12/22 【バーゼル】改修コンビーノの第一号戻る
2006/9/13 【バーゼル】2008年秋に全コンビーノ復帰か
2006/4/05【Combino】バーゼル車の改修に遅れが
2005/11/25 【バーゼル】車体改良でコンビーノ旅立つ
改修(sanieren)を受けていた,ベルン(Bern)のBernmobilが所有している
Be 4/6形式,コンビーノ(Combino)の754号車が,2/26にベルンに戻って
きたとの報道がありました.Bernmobilは,これでコンビーノ15本全ての
改修作業を終えたことになります.
最初の編成が,2005年1月にシーメンスの工場に搬送されてから,2年以上
の歳月を要しましたが,2本目が同年秋にドイツに運ばれて以来,平均で
1本あたり15週間で,作業が済んだそうです.また,15本全てに亀裂など
問題は見つかりませんでした.
それでも,Sanierungsstufe 2(改修作業の第二ステージ)と呼ばれる,
長期的な対策に基づき,車体構造の強化や,台車からの衝撃を吸収する
ためのFahrwerksanlenkung(シャーシとのリンク)の追加などが,施されて
います.これによって車体の負担が軽減されるばかりでなく,乗り心地も
向上するとのことです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
28.02.07 Combino-Trams sind saniert
(espace.ch ニュースへのリンク)
01.03.2007 BERNMOBIL: Alle Combinos wieder zurück!
(newstix へのリンク)
改修のことが,メーカーのサイトに紹介されていました.
Combino Bern Die Sanierungsstufen 1 + 2
(Siemens Schweiz AG へのリンク)
同サイトには,同じスイスのバーゼルのことも掲載しています.
Combino Basel Die Sanierungsstufen 1 + 2
同じモジュールの組合せでも,5車体と7車体では,走行時の車体の挙動が
異なり,7車体のほうが車体への負担が大きいそうです.ベルンは5車体
で,亀裂も発見されなかったため,バーゼルと比べて早々と全車の改修を
終えることが出来たようです.
ベルンではその他にも,新たに導入したCNGを燃料とする連接バス(Volvo
7700A CNG)32台が,メーカーで修繕を受けなければならないという話も,
最近ありました.
20.02.07 Die Gasbusse machen Zicken
(espace.ch ニュースへのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
コンビーノ改修問題 過去ログ :
2006/12/22 【バーゼル】改修コンビーノの第一号戻る
2006/9/13 【バーゼル】2008年秋に全コンビーノ復帰か
2006/4/05【Combino】バーゼル車の改修に遅れが
2005/11/25 【バーゼル】車体改良でコンビーノ旅立つ
2006年12月22日
【バーゼル】改修コンビーノの第一号戻る
設計上の問題から,ドイツで改修作業が施されていた,バーゼル(Basel)
交通公社(BVB)のコンビーノ(Combino)が,13ヶ月ぶりに戻ってきます.
ドイツのクレフェルト(Krefeld)にあるシーメンスの工場から,12/22に
BVBのWiesenplatz車庫に到着する見込みです.
BVB : Basler Verkehrs-Betriebe (バーゼル交通会社)
改修を受けるために選ばれた最初の車両310号は,昨年11月からドイツ
入りしていましたが,改修方法がなかなか定まらず,1年以上の時間を
費やしてしまったのでした.
コンビーノは,ドイツへ向かったときと同じようにセミトレーラーで運搬
されますが,そのトレーラーがドイツに迎えに行った12/18には,輸送費
節約もかね,次に改修を受ける317号を積んで行きました.
到着する改修第一号(310)は,いわばプロトタイプと同じため,当面の
間は試験走行が重ねられます.1月にはスイス連邦運輸庁(Bundesamt für
Verkehr)の審査を受け,営業運転に戻るのは3月中旬とみられます.
シーメンスでは2008年秋に予定される,欧州サッカー連盟(UEFA)主催の
EURO2008大会の輸送までに,28本の作業を間に合わせるとしていました
が,実際には作業が完了するのはその後になりそうで,期間中は調整が
図られることになるようです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
BVBの発表があったのは,戻ってくる前日でした.その時点での記事 :
21.12.06 Erster sanierter Combino zurück in Basel
(Basler Zeitung ニュースへのリンク)
同じ内容 : Basel: Tram kommt mit zwei Tagen Verspätung
(20minuten ニュースへのリンク)
11月上旬の時点で12/20着と発表がありましたが,2日遅れが生じたため,
そのことが20minutenの記事タイトルに載せられてしまいました.
Combino-Sanierungをテーマにしたスレッド :
Startseite (Tramforum Basel 掲示板へのリンク)
BVB und BLT-Foren » Spezialthemen » Combino » ...この順でたどる
と,目的のスレッドCombino-Sanierungに到達できます.
コンビーノの到着は現地時間12/22朝9時とのことですので,日本時間の
同日17時以降には,その時の模様などが投稿されるかもしれません.
昨年11月に運び出される時の様子は,下記ページで画像入りのドキュメン
タリータッチで紹介されています.この時点で戻りは3月予定でした.
23.11.2005: Abtransport Be 6/8 310 zur Sanierung
(www .trambilder-basel .ch へのリンク)
もしかしたら,このサイトでまた特集が組まれるかもしれません.左上の
Aktuellをクリックして,トップページを確認してみてください.
BVBで活躍しているコンビーノのデータ :
BVB: Be6/8 301'''-328'' (Combino)
(Tramclub Basel ファンサイトへのリンク)
バーゼルのBVBでは,2001年からコンビーノを導入していましたが,他の
都市と同様に,2004年3月から一ヶ月以上にわたり,コンビーノの運行を
見合わせました.その後は差し迫った危険性がないことがわかり,運転を
再開していますが,シーメンスが謳っていた車両寿命までもたないことが
判明したため,延命工事をシーメンスの工場で受ける必要がありました.
なお,バーゼルではBVBもBLTも,低床車両の増備はコンビーノではなく,
Stadler Rail AG(シュタットラー)の部分低床車,Tango(タンゴ)で進め
られることになっています.
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
バーゼル コンビーノ関連 過去ログ リスト :
2006/9/13 2008年秋に全コンビーノ復帰か
2006/4/05【Combino】バーゼル車の改修に遅れが
2005/11/25 車体改良でコンビーノ旅立つ
交通公社(BVB)のコンビーノ(Combino)が,13ヶ月ぶりに戻ってきます.
ドイツのクレフェルト(Krefeld)にあるシーメンスの工場から,12/22に
BVBのWiesenplatz車庫に到着する見込みです.
BVB : Basler Verkehrs-Betriebe (バーゼル交通会社)
改修を受けるために選ばれた最初の車両310号は,昨年11月からドイツ
入りしていましたが,改修方法がなかなか定まらず,1年以上の時間を
費やしてしまったのでした.
コンビーノは,ドイツへ向かったときと同じようにセミトレーラーで運搬
されますが,そのトレーラーがドイツに迎えに行った12/18には,輸送費
節約もかね,次に改修を受ける317号を積んで行きました.
到着する改修第一号(310)は,いわばプロトタイプと同じため,当面の
間は試験走行が重ねられます.1月にはスイス連邦運輸庁(Bundesamt für
Verkehr)の審査を受け,営業運転に戻るのは3月中旬とみられます.
シーメンスでは2008年秋に予定される,欧州サッカー連盟(UEFA)主催の
EURO2008大会の輸送までに,28本の作業を間に合わせるとしていました
が,実際には作業が完了するのはその後になりそうで,期間中は調整が
図られることになるようです.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
BVBの発表があったのは,戻ってくる前日でした.その時点での記事 :
21.12.06 Erster sanierter Combino zurück in Basel
(Basler Zeitung ニュースへのリンク)
同じ内容 : Basel: Tram kommt mit zwei Tagen Verspätung
(20minuten ニュースへのリンク)
11月上旬の時点で12/20着と発表がありましたが,2日遅れが生じたため,
そのことが20minutenの記事タイトルに載せられてしまいました.
Combino-Sanierungをテーマにしたスレッド :
Startseite (Tramforum Basel 掲示板へのリンク)
BVB und BLT-Foren » Spezialthemen » Combino » ...この順でたどる
と,目的のスレッドCombino-Sanierungに到達できます.
コンビーノの到着は現地時間12/22朝9時とのことですので,日本時間の
同日17時以降には,その時の模様などが投稿されるかもしれません.
昨年11月に運び出される時の様子は,下記ページで画像入りのドキュメン
タリータッチで紹介されています.この時点で戻りは3月予定でした.
23.11.2005: Abtransport Be 6/8 310 zur Sanierung
(www .trambilder-basel .ch へのリンク)
もしかしたら,このサイトでまた特集が組まれるかもしれません.左上の
Aktuellをクリックして,トップページを確認してみてください.
BVBで活躍しているコンビーノのデータ :
BVB: Be6/8 301'''-328'' (Combino)
(Tramclub Basel ファンサイトへのリンク)
バーゼルのBVBでは,2001年からコンビーノを導入していましたが,他の
都市と同様に,2004年3月から一ヶ月以上にわたり,コンビーノの運行を
見合わせました.その後は差し迫った危険性がないことがわかり,運転を
再開していますが,シーメンスが謳っていた車両寿命までもたないことが
判明したため,延命工事をシーメンスの工場で受ける必要がありました.
なお,バーゼルではBVBもBLTも,低床車両の増備はコンビーノではなく,
Stadler Rail AG(シュタットラー)の部分低床車,Tango(タンゴ)で進め
られることになっています.
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
バーゼル コンビーノ関連 過去ログ リスト :
2006/9/13 2008年秋に全コンビーノ復帰か
2006/4/05【Combino】バーゼル車の改修に遅れが
2005/11/25 車体改良でコンビーノ旅立つ
2006年12月03日
【チューリヒ】Glattalbahn第一期開業
以前にもご紹介していた,Glatttalbahn(Stadtbahn Glatttal)が開業した
という報道がありました.例によって営業開始は12/10からなのですが,
VBGによる公式開業は,一足早い12/01だったのです.
このあとチューリッヒ市電(VBZ)がダイヤ改正を行なう12/10から,旅客
営業が開始される予定です.今回開通する区間は,わずかにチューリヒ
市外を走りますが,同じ州内ということで,今後もZVVの共通運賃制度が
摘要されます.車両も11番系統が通し運転ですし,運賃も加算されない
ため,旅客にとってはVBZの新線に見えてしまうことでしょう.
VBG : Verkehrsbetriebe Glattal
VBZ : Verkehrsbetriebe der Stadt Zürch
ZVV : Zürcher Verkehrsverbundes
また,これに先立つ11/30に,BAVがGlattalbahnの開業区間の営業認可を
出しています.
BAV : Bundesamt für Verkehr (スイスの連邦運輸省)
Glattalbahnは,グラットタール(Glattal)と呼ばれる地域を走ります.
ライン川に注ぐグラット川(Glatt)を抱える谷という意味になりますが,
チューリッヒ市と,国際空港(チューリッヒ・クローテン空港 / ZRH)に
はさまれた位置にあり,国家的な事業として開発が急ピッチで進められて
います.すでに新しいビルが立ち並び,雇用も創出されています.
新グラットタール鉄道(Glattalbahn)は,自動車を使わなくてもここへ
移動できるよう,この地域の交通を担う重要な役割を持っており,開発の
成否を握る鍵とも言われています.
Glattalは,Tを2つだけの表記と,3つ表記するものが混在しています.
正式にはGlatttalとTが3つ並ぶそうですが,VBG公式サイトなどではTが
2つだけになっています.
計画は3つのフェーズに分かれていて,今回開業する区間は第一期分の
3キロ足らずですが,第二期は今年9月に着工し,一部トンネルや高架を
走る5.2キロの路線で,2008年開業を目指しています.これが完成すると
開発中のグラットタール地区とチューリヒ国際空港が直結します.
更に,今回開通するチューリッヒ12区の終点Auzelgから,Wallisellenを
経由してDübendorfに至る第三期分も,第三期区間ではほとんど通らない
チューリヒ市が12/01の開業式典の場で資金貸与を表明,2008年に着工
して2010年末の開業を見込むスタートを切りました.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
開業式典が行なわれたことを伝える公式サイトのニュース :
Eröffnung der ersten Etappe der Glattalbahn - Bundespräsident
Leuenberger als prominenter Gast an der Jungfernfahrt
(VBG ニュースへのリンク)
Wo fährt die Glattalbahn? (路線図)
Wieviel kostet die Glattalbahn? (各フェーズごとの予算)
Warum eine Bahn im Glattal (なぜ鉄道を) (概念図)
Baustellen Information (フェーズごとの情報と地図)
(VBG 公式サイトへのリンク)
すでに11系統の延長分まで入ったチューリヒ市内交通の系統図 :
Liniennetzplan der Stadt Zürich (GIFファイル)
(ZVV 公式サイトへのリンク)
報道機関の記事も画像を紹介していますし,Tages-Anzeiger Onlineの
記事には,わかりやすい地図へのリンクもあります.
01.12.2006 Glattalbahn: Erster Teil eingeweiht
(Tages-Anzeiger Online ニュースへのリンク)
01.12.06 Glattalbahn feierlich eingeweiht
30.11.06 Ab 10. Dezember fährt das Tram zum Leutschenbach
(20minuten ニュースへのリンク)
11月中旬時点の画像集 : Glattalbahn Etappe 1
左側のメニューで場所を選んでクリックすると,そこの画像が出ます.
(Glattalbahn Uebersicht へのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
新グラットタール鉄道 関連 過去ログ :
2006/10/25 市電が北隣の街へ乗入れへ
という報道がありました.例によって営業開始は12/10からなのですが,
VBGによる公式開業は,一足早い12/01だったのです.
このあとチューリッヒ市電(VBZ)がダイヤ改正を行なう12/10から,旅客
営業が開始される予定です.今回開通する区間は,わずかにチューリヒ
市外を走りますが,同じ州内ということで,今後もZVVの共通運賃制度が
摘要されます.車両も11番系統が通し運転ですし,運賃も加算されない
ため,旅客にとってはVBZの新線に見えてしまうことでしょう.
VBG : Verkehrsbetriebe Glattal
VBZ : Verkehrsbetriebe der Stadt Zürch
ZVV : Zürcher Verkehrsverbundes
また,これに先立つ11/30に,BAVがGlattalbahnの開業区間の営業認可を
出しています.
BAV : Bundesamt für Verkehr (スイスの連邦運輸省)
Glattalbahnは,グラットタール(Glattal)と呼ばれる地域を走ります.
ライン川に注ぐグラット川(Glatt)を抱える谷という意味になりますが,
チューリッヒ市と,国際空港(チューリッヒ・クローテン空港 / ZRH)に
はさまれた位置にあり,国家的な事業として開発が急ピッチで進められて
います.すでに新しいビルが立ち並び,雇用も創出されています.
新グラットタール鉄道(Glattalbahn)は,自動車を使わなくてもここへ
移動できるよう,この地域の交通を担う重要な役割を持っており,開発の
成否を握る鍵とも言われています.
Glattalは,Tを2つだけの表記と,3つ表記するものが混在しています.
正式にはGlatttalとTが3つ並ぶそうですが,VBG公式サイトなどではTが
2つだけになっています.
計画は3つのフェーズに分かれていて,今回開業する区間は第一期分の
3キロ足らずですが,第二期は今年9月に着工し,一部トンネルや高架を
走る5.2キロの路線で,2008年開業を目指しています.これが完成すると
開発中のグラットタール地区とチューリヒ国際空港が直結します.
更に,今回開通するチューリッヒ12区の終点Auzelgから,Wallisellenを
経由してDübendorfに至る第三期分も,第三期区間ではほとんど通らない
チューリヒ市が12/01の開業式典の場で資金貸与を表明,2008年に着工
して2010年末の開業を見込むスタートを切りました.
(外部リンクは新しいウィンドウで開きます)
開業式典が行なわれたことを伝える公式サイトのニュース :
Eröffnung der ersten Etappe der Glattalbahn - Bundespräsident
Leuenberger als prominenter Gast an der Jungfernfahrt
(VBG ニュースへのリンク)
Wo fährt die Glattalbahn? (路線図)
Wieviel kostet die Glattalbahn? (各フェーズごとの予算)
Warum eine Bahn im Glattal (なぜ鉄道を) (概念図)
Baustellen Information (フェーズごとの情報と地図)
(VBG 公式サイトへのリンク)
すでに11系統の延長分まで入ったチューリヒ市内交通の系統図 :
Liniennetzplan der Stadt Zürich (GIFファイル)
(ZVV 公式サイトへのリンク)
報道機関の記事も画像を紹介していますし,Tages-Anzeiger Onlineの
記事には,わかりやすい地図へのリンクもあります.
01.12.2006 Glattalbahn: Erster Teil eingeweiht
(Tages-Anzeiger Online ニュースへのリンク)
01.12.06 Glattalbahn feierlich eingeweiht
30.11.06 Ab 10. Dezember fährt das Tram zum Leutschenbach
(20minuten ニュースへのリンク)
11月中旬時点の画像集 : Glattalbahn Etappe 1
左側のメニューで場所を選んでクリックすると,そこの画像が出ます.
(Glattalbahn Uebersicht へのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
新グラットタール鉄道 関連 過去ログ :
2006/10/25 市電が北隣の街へ乗入れへ
2006年10月25日
【チューリヒ】市電が北隣の街へ乗入れへ
チューリヒ市(Zürich)の北側に位置するGlattalに,路面電車が先週より
通り始めました.12月開業予定のGlatttalbahn(Stadtbahn Glatttal)の
試運転です.VBGは,先週よりチューリヒ市電(VBZ)の11系統を延長させる
形で,Tram 2000や全低床車のCobraを走らせています.
VBG : Verkehrsbetriebe Glattal
VBZ : Verkehrsbetriebe Zürich
VBZのダイヤ改正にあわせた日程の12/10開業の際も,VBZの市電11番が
乗り入れて直通運転することになっています.
Glattalはチューリヒ市ではないため,チューリッヒ市電(VBZ)としてでは
なく,VBGが運営することになりますが,経営体が異なっていても,同じ
チューリヒ州ということで,運賃はZVVの統一料金体系が適用されます.
ZVV : Zürcher Verkehrsverbund
Glatttalbahn(Stadtbahn Glatttal)の開通は,3段階に分かれます.
今回第一期分が開通しますが,2008年末に予定される第二期では,さらに
北に路線を伸ばし,最終的にはチューリヒ空港(ZRH / クローテン空港)
まで行くことになっています.その際は,チューリヒ市電の10系統が,
チューリヒ中央駅から空港まで乗り入れることになりそうですので,空港
へSバーン以外の鉄道の選択肢ができることになります.
今回開通の路線は,VBZ11系統の現在の終点Messe/Hallenstadionから,
北に2電停走ったあと,Glattparkで東に進路を変えて終点はAuzelgです.
距離にして3キロ足らず(約2.5キロ)の建設には,25ヶ月の歳月と予算1億
スイスフラン(95億円超)が投じられました.
なお,Glattparkから更に北に伸びる路線が,第二期区間となります.
(以下,リンク先は新しいウィンドウで開きます)
現時点で開業まであと6週間と表示されている,Glattalbahnのページ
Noch sechs Wochen bis zur Eröffnung der Glattalbahn
11系統を延長させて試運転が行なわれていることを伝えるページ
News - Inbetriebnahme der ersten Etappe der Glattalbahn -
Probefahrten auf der verlängerten Tramlinie 11
第一期から第三期の路線計画を示す地図 : Wann fährt die Glattalbahn?
第三期まで開業した際の路線図 : Wo fährt die Glattalbahn?
(VBG 公式サイトへのリンク)
数多くの報道がされています.
23.10.2006 Verlängerte Tramlinie 11 im Test
(Tages-Anzeiger Online ニュースへのリンク)
23.10.06 Tramlinie 11: Fünf neue Haltestellen
23.10.06 Glattalbahn: Erste Etappe beendet
(20minuten ニュースへのリンク)
24. Oktober 2006 Die Glatttalbahn fährt
(Neue Zürcher Zeitung ニュースへのリンク)
第二期や第三期が開業する暁には,全低床車両のコブラ(Cobra)が限定
運用されるようです.しかし,現時点では増備しているCobraがまだ16本
しかなく,足りない分は"Tram 2000"シリーズも使われます.
VBZ-Fahrzeuge im Einsatz Tram 2000 諸元
(VBZ 公式サイトへのリンク)
第一期区間の場所 :
上段には衛星写真に路線が描かれています.同じ場所のGoogle Mapsを
下段にリンクしましたので,比較しながら操作すれば,チューリヒとの
位置関係がはっきりします.そのままでは現れませんが,画面下の方で
緑色の矢印が指している場所が,チューリヒ中央駅の位置です.
Glattpark (Ambassador) (VBG 公式サイトへのリンク)
Zürich - Oerlikon / Opfikon (Google Maps へのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
通り始めました.12月開業予定のGlatttalbahn(Stadtbahn Glatttal)の
試運転です.VBGは,先週よりチューリヒ市電(VBZ)の11系統を延長させる
形で,Tram 2000や全低床車のCobraを走らせています.
VBG : Verkehrsbetriebe Glattal
VBZ : Verkehrsbetriebe Zürich
VBZのダイヤ改正にあわせた日程の12/10開業の際も,VBZの市電11番が
乗り入れて直通運転することになっています.
Glattalはチューリヒ市ではないため,チューリッヒ市電(VBZ)としてでは
なく,VBGが運営することになりますが,経営体が異なっていても,同じ
チューリヒ州ということで,運賃はZVVの統一料金体系が適用されます.
ZVV : Zürcher Verkehrsverbund
Glatttalbahn(Stadtbahn Glatttal)の開通は,3段階に分かれます.
今回第一期分が開通しますが,2008年末に予定される第二期では,さらに
北に路線を伸ばし,最終的にはチューリヒ空港(ZRH / クローテン空港)
まで行くことになっています.その際は,チューリヒ市電の10系統が,
チューリヒ中央駅から空港まで乗り入れることになりそうですので,空港
へSバーン以外の鉄道の選択肢ができることになります.
今回開通の路線は,VBZ11系統の現在の終点Messe/Hallenstadionから,
北に2電停走ったあと,Glattparkで東に進路を変えて終点はAuzelgです.
距離にして3キロ足らず(約2.5キロ)の建設には,25ヶ月の歳月と予算1億
スイスフラン(95億円超)が投じられました.
なお,Glattparkから更に北に伸びる路線が,第二期区間となります.
(以下,リンク先は新しいウィンドウで開きます)
現時点で開業まであと6週間と表示されている,Glattalbahnのページ
Noch sechs Wochen bis zur Eröffnung der Glattalbahn
11系統を延長させて試運転が行なわれていることを伝えるページ
News - Inbetriebnahme der ersten Etappe der Glattalbahn -
Probefahrten auf der verlängerten Tramlinie 11
第一期から第三期の路線計画を示す地図 : Wann fährt die Glattalbahn?
第三期まで開業した際の路線図 : Wo fährt die Glattalbahn?
(VBG 公式サイトへのリンク)
数多くの報道がされています.
23.10.2006 Verlängerte Tramlinie 11 im Test
(Tages-Anzeiger Online ニュースへのリンク)
23.10.06 Tramlinie 11: Fünf neue Haltestellen
23.10.06 Glattalbahn: Erste Etappe beendet
(20minuten ニュースへのリンク)
24. Oktober 2006 Die Glatttalbahn fährt
(Neue Zürcher Zeitung ニュースへのリンク)
第二期や第三期が開業する暁には,全低床車両のコブラ(Cobra)が限定
運用されるようです.しかし,現時点では増備しているCobraがまだ16本
しかなく,足りない分は"Tram 2000"シリーズも使われます.
VBZ-Fahrzeuge im Einsatz Tram 2000 諸元
(VBZ 公式サイトへのリンク)
第一期区間の場所 :
上段には衛星写真に路線が描かれています.同じ場所のGoogle Mapsを
下段にリンクしましたので,比較しながら操作すれば,チューリヒとの
位置関係がはっきりします.そのままでは現れませんが,画面下の方で
緑色の矢印が指している場所が,チューリヒ中央駅の位置です.
Glattpark (Ambassador) (VBG 公式サイトへのリンク)
Zürich - Oerlikon / Opfikon (Google Maps へのリンク)
誤訳や誤解で内容が間違っていましたら,ご容赦ください.
2006年09月13日
【バーゼル】2008年秋に全コンビーノ復帰か
コンビーノ(Combino)の修繕問題で,バーゼル(Basel)BVBから昨年11月に
修理のため工場入りしていた1編成は,完了予定を過ぎても満足な結果を
得られず帰還が遅れていましたが,ある装置を加えることでシーメンスの
コンピュータシュミレーション上で35年間の車両設計寿命を満たすことが
確認できたとして,12月にも戻ってくることが明らかにされました.
残りの27本についても,一度に6本までを限度にドイツのクレフェルト
(Krefeld)工場に運ばれて,2008年秋までには全車の改修を終えられる
とのことです.それにより,2008年6月から開催される,欧州サッカー
連盟(UEFA)主催のEURO 2008大会の輸送は,何とかしのげそうです.
BVB : Basler Verkehrs-Betriebe (バーゼル交通会社)
BVBは,コンピュータによる理論的な車両構体の強度解析だけではなく,
実地測定による裏付けを欲していますが,スイス連邦の当局が資料を受け
取って,認可が下りるものとみています.
追加される装置とは,車体間の相互の動きを圧力で制御する,一種の揺れ
制御装置(原文ではhydraulische Wanksteuerung)で,これで車体の位置を
適正に保つことにより,アルミ車体の接合部への負担が軽減されて車両
寿命が延びるとともに,乗り心地も向上するとしています.なお,費用は
明らかにされていません.
修理のための工場入場が本格化することにより,トラム2系統では低床
車両が全く走らない状態が2年続きます.2系統に低床車を一切入れない
代わりに,他の系統への低床車の割合を高めるものですが,2系統が選ば
れたのは,他のトラム路線や,低床バスが導入されている路線と重複して
いる区間が多いからだそうです.
(以下,リンク先は新しいウィンドウで開きます)
路線図 Liniennetz (BVB 公式サイトへのリンク)
バーゼルは次に導入する低床車を,Stadler Rail AG(シュタットラー)の
Tangoに決定していますが,最初の車両が到着するのが2008年の予定で,
それから少なくとも2年間は試運転が行なわれることになっています.
バーゼルの地元紙による今回の報道 :
12.09.2006 Basler Combino-Trams sollen zur EURO 08 saniert sein
(Basler Zeitung ニュースへのリンク)
今年7月初めの時点でも,入場しているBVBのコンビーノが戻ってくるのは
12月の見通しと言われていました.その場合は営業運行への復帰は2007年
になることから,残りの27本も同じくらい時間が掛かるなら,その半分が
修理を終えるだけでも6-7年は必要だと,同紙は書いていたものです.
コンビーノのような車両では,間に連接部分を挟む(同一車体内ではない)
台車中心間の距離が従来の車両に比べて長くなり,車体間の連結部分に
大きな力が加わることになります.しかし,他の車種には設けられている
車体間ダンパがコンビーノにはなく,動きを吸収にづらい連結方式だった
ことから,走るたびに車体にストレスが溜まっていきました.
このため,設計どおりの車両寿命まで走らせるには,連接上部に生じる
車体間のねじり力から構体を保護すること,台車と車体の結合からくる力
から構体を保護すること,その他の力からも耐えられるように,構体を
強化することの3つが必要とされてきました.その方法として,以前から
今回の措置のような対策は,5車体コンビーノではアムステルダムの車両
などで実験されて提案されていたはずです.
今回は,計算によって7車体のバーゼル車にも有効な方法が提示された
というのが,ニュースになったのかもしれません.
他の都市のコンビーノに関しては,先月次のような報道がありました.
16.08.2006 Combino noch nicht repariert
(Märkische Allgemeine ニュースへのリンク)
ポツダムの記事ですが,タイトルからして良い話ではないようです.
30.08.2006 Sanft und fest dank der Combino-Kur
(Badische Zeitung ニュースへのリンク)
こちらはバーゼルと同じ7車体のコンビーノを所有する,フライブルク
(Freiburg)の記事です.タイトルでは良さそうな話ですが,残念ながら
記事を読むことが出来ません.
下記画像のような,S字カーブで生じる車体間の捻れによる力が,過小
評価されたのが間違いの元でした.おまけに,詳細な実験の結果,即座に
安全性を損なうことにはならないことが後で判明しますが,それこそ後の
祭りだったのです.
走行距離が同じなら,車体構成によって亀裂を生じさせる影響の強弱が
異なりますが,フライブルクが採用した7車体の両運転台が,一番影響を
受けやすいとのことです.
バーゼル(Basel) 片運転台方式7車体 :
左は,建物の横線と比べると判るように,下り坂の入口です.
右のようなS字カーブを通るたびに,車体は悪影響を受けます.

フライブルク(Freiburg) 両運転台方式7車体 :

誤訳や誤解で内容が間違っている可能性もあります.ご容赦ください.
バーゼル コンビーノ関連 過去ログ リスト :
2006/5/09 新車はTangoに決定
2006/4/05【Combino】バーゼル車の改修に遅れが
2005/11/25 車体改良でコンビーノ旅立つ
修理のため工場入りしていた1編成は,完了予定を過ぎても満足な結果を
得られず帰還が遅れていましたが,ある装置を加えることでシーメンスの
コンピュータシュミレーション上で35年間の車両設計寿命を満たすことが
確認できたとして,12月にも戻ってくることが明らかにされました.
残りの27本についても,一度に6本までを限度にドイツのクレフェルト
(Krefeld)工場に運ばれて,2008年秋までには全車の改修を終えられる
とのことです.それにより,2008年6月から開催される,欧州サッカー
連盟(UEFA)主催のEURO 2008大会の輸送は,何とかしのげそうです.
BVB : Basler Verkehrs-Betriebe (バーゼル交通会社)
BVBは,コンピュータによる理論的な車両構体の強度解析だけではなく,
実地測定による裏付けを欲していますが,スイス連邦の当局が資料を受け
取って,認可が下りるものとみています.
追加される装置とは,車体間の相互の動きを圧力で制御する,一種の揺れ
制御装置(原文ではhydraulische Wanksteuerung)で,これで車体の位置を
適正に保つことにより,アルミ車体の接合部への負担が軽減されて車両
寿命が延びるとともに,乗り心地も向上するとしています.なお,費用は
明らかにされていません.
修理のための工場入場が本格化することにより,トラム2系統では低床
車両が全く走らない状態が2年続きます.2系統に低床車を一切入れない
代わりに,他の系統への低床車の割合を高めるものですが,2系統が選ば
れたのは,他のトラム路線や,低床バスが導入されている路線と重複して
いる区間が多いからだそうです.
(以下,リンク先は新しいウィンドウで開きます)
路線図 Liniennetz (BVB 公式サイトへのリンク)
バーゼルは次に導入する低床車を,Stadler Rail AG(シュタットラー)の
Tangoに決定していますが,最初の車両が到着するのが2008年の予定で,
それから少なくとも2年間は試運転が行なわれることになっています.
バーゼルの地元紙による今回の報道 :
12.09.2006 Basler Combino-Trams sollen zur EURO 08 saniert sein
(Basler Zeitung ニュースへのリンク)
今年7月初めの時点でも,入場しているBVBのコンビーノが戻ってくるのは
12月の見通しと言われていました.その場合は営業運行への復帰は2007年
になることから,残りの27本も同じくらい時間が掛かるなら,その半分が
修理を終えるだけでも6-7年は必要だと,同紙は書いていたものです.
コンビーノのような車両では,間に連接部分を挟む(同一車体内ではない)
台車中心間の距離が従来の車両に比べて長くなり,車体間の連結部分に
大きな力が加わることになります.しかし,他の車種には設けられている
車体間ダンパがコンビーノにはなく,動きを吸収にづらい連結方式だった
ことから,走るたびに車体にストレスが溜まっていきました.
このため,設計どおりの車両寿命まで走らせるには,連接上部に生じる
車体間のねじり力から構体を保護すること,台車と車体の結合からくる力
から構体を保護すること,その他の力からも耐えられるように,構体を
強化することの3つが必要とされてきました.その方法として,以前から
今回の措置のような対策は,5車体コンビーノではアムステルダムの車両
などで実験されて提案されていたはずです.
今回は,計算によって7車体のバーゼル車にも有効な方法が提示された
というのが,ニュースになったのかもしれません.
他の都市のコンビーノに関しては,先月次のような報道がありました.
16.08.2006 Combino noch nicht repariert
(Märkische Allgemeine ニュースへのリンク)
ポツダムの記事ですが,タイトルからして良い話ではないようです.
30.08.2006 Sanft und fest dank der Combino-Kur
(Badische Zeitung ニュースへのリンク)
こちらはバーゼルと同じ7車体のコンビーノを所有する,フライブルク
(Freiburg)の記事です.タイトルでは良さそうな話ですが,残念ながら
記事を読むことが出来ません.
下記画像のような,S字カーブで生じる車体間の捻れによる力が,過小
評価されたのが間違いの元でした.おまけに,詳細な実験の結果,即座に
安全性を損なうことにはならないことが後で判明しますが,それこそ後の
祭りだったのです.
走行距離が同じなら,車体構成によって亀裂を生じさせる影響の強弱が
異なりますが,フライブルクが採用した7車体の両運転台が,一番影響を
受けやすいとのことです.
バーゼル(Basel) 片運転台方式7車体 :
左は,建物の横線と比べると判るように,下り坂の入口です.
右のようなS字カーブを通るたびに,車体は悪影響を受けます.
フライブルク(Freiburg) 両運転台方式7車体 :
誤訳や誤解で内容が間違っている可能性もあります.ご容赦ください.
バーゼル コンビーノ関連 過去ログ リスト :
2006/5/09 新車はTangoに決定
2006/4/05【Combino】バーゼル車の改修に遅れが
2005/11/25 車体改良でコンビーノ旅立つ
2006年08月15日
【バーゼル】5cm浮いた軌道をトラムが走る
最大十路線が通り,一日1340本の市電が行き交う場所を,夏休み期間中
とはいえ,六週間も工事で電車運行を止めていたバーゼル(Basel)で,
昨日(8/14)からようやく路面電車(Drämmli)が戻ってきました.
工事が行われたのは,沿道の市営カジノ内にある,音楽ホールへの騒音と
振動を緩和するためのもので,基礎から全て作り変えなければならず,
六週間の電車の運休は止むを得ないものでした.その工事は,180名が
6千時間に及ぶ作業を行い,軌道部分はこのたび終了しましたが,まだ
周辺の工事が年内いっぱい続けられるそうです.
路面電車に乗っていたり,沿線を歩くだけでは,電車の騒音は他の音とも
紛れててしまい,そうそう実感できるものではありませんが,ひとたび
静かな部屋に落ち着いてみると,電車が走るだけで結構な音を感じると
ともに,場合によっては振動を感じるものです.これがコンサートホール
ならなおさらで,よくこれまで辛抱してきたものだと思います.
ホールはカジノと同じ建物にあるようで,そこからの騒音は問題ないのか
という突っ込みがあるかもしれませんが,それについては不明です.
工事は,基礎の上にコンクリートのスラブを敷き,その上にレールが敷設
されるものですが,スラブは750個ものコイルばねにより,5cmほど基礎
から浮き上がるようにします.これが防振防音に功を奏するのでした.
(下のほうで少し詳しく解説します)
運転再開そのものは予定通りですので,取り立てて報道はありませんで
したが,運転再開に先立つ試運転の際には,工事がうまくいったことを
伝えるものがありました.
上から順に,試運転が8/12に行われることを予告,次がその試運転が首尾
よく実施されたこと,最後は試運転の際の運転士のコメントと,今日から
営業運転が再開されるという内容になります.
残念ながらBasler Zeitung紙のサイトは登録制で,読むことが無理かも
しれません.
10.08.06 «Drämmli» rollen bald wieder durch Basler Innerstadt
(Basler Zeitung ニュースへのリンク)
12. Aug. 2006 Basler Tram mit Schalldämpfer
(20minuten ニュースへのリンク)
14.08.2006 Tramführer im Schwimmkurs
(Basler Zeitung ニュースへのリンク)
工事運休に伴うBVBからのお知らせ : 01.06.2006 Sperrung Steinenberg
(BVB 公式サイトへのリンク)
BVB : Basler Verkehrs-Betriebe
工事関係の資料(PDFファイル)
概要 : Informationsveranstaltung vom 26. Juni 2006 (2,5MB)
5センチ浮上が確認できる軌道の断面図 :
Beilage Mass-Feder-System schwer Querschnitt
工事現場の詳細地図 :
Planbeilage Masse-Feder-System schwer [287.5 kB]
(ここまでバーゼル・シュタット州 公式サイトへのリンク)
音楽ホール側からの工事に関するより詳細な資料 :
Elastische Gleislagerung Steinenberg / Theaterstrasse
(Basler Stiftung Bau & Kultur へのリンク)
工事の様子は,15分間隔に撮影されるウェブカメラで逐一公開されていま
した.15分間隔x50枚分の画像を保存しているサイトがあります.
Sammlung der letzten 50 Bilder (mobotix.ch へのリンク)
工事が終わった今では,電車が走っているのが見てとれます.ただし,
これがいつまで公開されているかは判りません.
工事の様子は伺えませんが,現場の位置関係などを把握できるサイト :
Virtuelle Stadt Barfüsserplatz (バーゼル市 公式サイトへのリンク)
ウェブカメラによる画像は,50枚分までしか遡れませんが,工事開始前
から工事の経過を膨大な画像で詳細に紹介しているサイト :
Spezial: Sanierung Steinenberg
(www .trambilder-basel .ch へのリンク)
現時点で800枚近い画像があります.工事の様子ばかりでなく,レールが
のるコンクリートプレートを支えるコイルばねや,それを収容するシリン
ダーのクローズアップから,試運転前夜に行われた作業員のパーティーで
供されたご馳走まであります.
時々ウェブカムからの画像がキャプチャーされながら,話題が展開した
バーゼルの路面電車フォーラム :
Tramforum Basel (ドイツ語のトラムフォーラムへのリンク)
スレッドのタイトルは,Totalsperrung Steinenberg Juli/August 2006
今回の軌道はドイツ語ではMFSSと呼ばれるシステムを採用しています.
英語ではMass-Spring-Systemと呼ばれ,インターネットで検索する限り
でも,かなりの場所で採用されています.
MFSS : Masse-Federsystem schwer
MFSL : Masse-Federsystem leicht
MFSSとMFSLはヘビーに対してライトです.MFSSの方が防音効果が高いの
ですが,同時に費用もかさみます.
今回のケースではMFSSが1180万ユーロに対して,MFSLなら690万ユーロと
見積もられていました.しかし,MFSLでは期待できる防音効果が小さい
ため,差額490万ユーロを支払っても,MFSSでということになりました.
差額のうち300万ユーロはBasler Stiftung Bau & Kultur(財団)が,残り
190万ユーロはバーゼル・シュタット州が負担します.
この分野では,オーストリアのゲッツナー社(GETZNER)によるマス・スプ
リング・システム(MFSSまたはMFSL)が有名ですが,バーゼルでは,防振
素材として鋼鉄製コイルばねを用いたGERB社のMFSSが採用されました.
鉄道車両台車の枕ばねに使われるコイルばねよりも一回り大きなバネが,
円筒形の容器に入れられてレールの両側に無数に置かれ,それで道床を
持ち上げるようなスタイルから,ジャッキ・アップという表現も使われて
います.上でリンクを紹介した,工事現場の詳細地図で,軌道両側に赤い
小さな点が無数に描かれていますが.これがバネの入ったシリンダーの
位置でしょう.今回は750個とも760個とも言われています.
Basler Stiftung Bau & Kultur の下記サイトでは,フラッシュでホール
前の線路を電車が走るアニメーションが展開されますが,最後は下から
バネで支えるようになります.少々大げさな描写に見えますが,あながち
ウソではないのです. Tramgleissanierung Steinenberg
GERB社のサイトによれば,同様の軌道は1995年から主にドイツを中心と
とはいえ,六週間も工事で電車運行を止めていたバーゼル(Basel)で,
昨日(8/14)からようやく路面電車(Drämmli)が戻ってきました.
工事が行われたのは,沿道の市営カジノ内にある,音楽ホールへの騒音と
振動を緩和するためのもので,基礎から全て作り変えなければならず,
六週間の電車の運休は止むを得ないものでした.その工事は,180名が
6千時間に及ぶ作業を行い,軌道部分はこのたび終了しましたが,まだ
周辺の工事が年内いっぱい続けられるそうです.
路面電車に乗っていたり,沿線を歩くだけでは,電車の騒音は他の音とも
紛れててしまい,そうそう実感できるものではありませんが,ひとたび
静かな部屋に落ち着いてみると,電車が走るだけで結構な音を感じると
ともに,場合によっては振動を感じるものです.これがコンサートホール
ならなおさらで,よくこれまで辛抱してきたものだと思います.
ホールはカジノと同じ建物にあるようで,そこからの騒音は問題ないのか
という突っ込みがあるかもしれませんが,それについては不明です.
工事は,基礎の上にコンクリートのスラブを敷き,その上にレールが敷設
されるものですが,スラブは750個ものコイルばねにより,5cmほど基礎
から浮き上がるようにします.これが防振防音に功を奏するのでした.
(下のほうで少し詳しく解説します)
運転再開そのものは予定通りですので,取り立てて報道はありませんで
したが,運転再開に先立つ試運転の際には,工事がうまくいったことを
伝えるものがありました.
上から順に,試運転が8/12に行われることを予告,次がその試運転が首尾
よく実施されたこと,最後は試運転の際の運転士のコメントと,今日から
営業運転が再開されるという内容になります.
残念ながらBasler Zeitung紙のサイトは登録制で,読むことが無理かも
しれません.
10.08.06 «Drämmli» rollen bald wieder durch Basler Innerstadt
(Basler Zeitung ニュースへのリンク)
12. Aug. 2006 Basler Tram mit Schalldämpfer
(20minuten ニュースへのリンク)
14.08.2006 Tramführer im Schwimmkurs
(Basler Zeitung ニュースへのリンク)
工事運休に伴うBVBからのお知らせ : 01.06.2006 Sperrung Steinenberg
(BVB 公式サイトへのリンク)
BVB : Basler Verkehrs-Betriebe
工事関係の資料(PDFファイル)
概要 : Informationsveranstaltung vom 26. Juni 2006 (2,5MB)
5センチ浮上が確認できる軌道の断面図 :
Beilage Mass-Feder-System schwer Querschnitt
工事現場の詳細地図 :
Planbeilage Masse-Feder-System schwer [287.5 kB]
(ここまでバーゼル・シュタット州 公式サイトへのリンク)
音楽ホール側からの工事に関するより詳細な資料 :
Elastische Gleislagerung Steinenberg / Theaterstrasse
(Basler Stiftung Bau & Kultur へのリンク)
工事の様子は,15分間隔に撮影されるウェブカメラで逐一公開されていま
した.15分間隔x50枚分の画像を保存しているサイトがあります.
Sammlung der letzten 50 Bilder (mobotix.ch へのリンク)
工事が終わった今では,電車が走っているのが見てとれます.ただし,
これがいつまで公開されているかは判りません.
工事の様子は伺えませんが,現場の位置関係などを把握できるサイト :
Virtuelle Stadt Barfüsserplatz (バーゼル市 公式サイトへのリンク)
ウェブカメラによる画像は,50枚分までしか遡れませんが,工事開始前
から工事の経過を膨大な画像で詳細に紹介しているサイト :
Spezial: Sanierung Steinenberg
(www .trambilder-basel .ch へのリンク)
現時点で800枚近い画像があります.工事の様子ばかりでなく,レールが
のるコンクリートプレートを支えるコイルばねや,それを収容するシリン
ダーのクローズアップから,試運転前夜に行われた作業員のパーティーで
供されたご馳走まであります.
時々ウェブカムからの画像がキャプチャーされながら,話題が展開した
バーゼルの路面電車フォーラム :
Tramforum Basel (ドイツ語のトラムフォーラムへのリンク)
スレッドのタイトルは,Totalsperrung Steinenberg Juli/August 2006
今回の軌道はドイツ語ではMFSSと呼ばれるシステムを採用しています.
英語ではMass-Spring-Systemと呼ばれ,インターネットで検索する限り
でも,かなりの場所で採用されています.
MFSS : Masse-Federsystem schwer
MFSL : Masse-Federsystem leicht
MFSSとMFSLはヘビーに対してライトです.MFSSの方が防音効果が高いの
ですが,同時に費用もかさみます.
今回のケースではMFSSが1180万ユーロに対して,MFSLなら690万ユーロと
見積もられていました.しかし,MFSLでは期待できる防音効果が小さい
ため,差額490万ユーロを支払っても,MFSSでということになりました.
差額のうち300万ユーロはBasler Stiftung Bau & Kultur(財団)が,残り
190万ユーロはバーゼル・シュタット州が負担します.
この分野では,オーストリアのゲッツナー社(GETZNER)によるマス・スプ
リング・システム(MFSSまたはMFSL)が有名ですが,バーゼルでは,防振
素材として鋼鉄製コイルばねを用いたGERB社のMFSSが採用されました.
鉄道車両台車の枕ばねに使われるコイルばねよりも一回り大きなバネが,
円筒形の容器に入れられてレールの両側に無数に置かれ,それで道床を
持ち上げるようなスタイルから,ジャッキ・アップという表現も使われて
います.上でリンクを紹介した,工事現場の詳細地図で,軌道両側に赤い
小さな点が無数に描かれていますが.これがバネの入ったシリンダーの
位置でしょう.今回は750個とも760個とも言われています.
Basler Stiftung Bau & Kultur の下記サイトでは,フラッシュでホール
前の線路を電車が走るアニメーションが展開されますが,最後は下から
バネで支えるようになります.少々大げさな描写に見えますが,あながち
ウソではないのです. Tramgleissanierung Steinenberg
GERB社のサイトによれば,同様の軌道は1995年から主にドイツを中心と